JP3306232B2 - 熱転写用受像体及びラベル印字用カセット - Google Patents
熱転写用受像体及びラベル印字用カセットInfo
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Description
適に用いられる熱転写用受像体、及びその熱転写用受像
体を使用したラベル印字用カセットに関するものであ
る。
プロセッサ機能、プリンタ機能を内蔵している。そし
て、テーププリンタに着脱可能に取り付けられる印字用
カセット内には、パンケーキ状に巻回されたテープ状受
像体が収容されており、このテープ状受像体をパンケー
キ状態から徐々に引き出しながら、前記ワードプロセッ
サ機能により入力された文字列等を、プリンタ機能によ
り前記テープ状受像体上に印像を形成し、印像を形成し
た部分を裁断し、裁断片を対象物に貼着するように構成
されている。これによって、見出し用テープ、ネーム入
りテープ等を簡易に作成することができる。
常小型化が容易な点から熱転写プリンタが採用されてお
り、従って、使用いるインクリボンも熱転写インクリボ
ンである。
プ状受像体としては、ポリエステルフィルム等の基材フ
ィルムの片面に、熱転写インクの定着性が良好なポリエ
ステル樹脂等からなる受像層を設け、他面に着色層を設
け、さらに必要に応じて粘着層を設け、その粘着層に剥
離紙を貼付けたものが知られている。このテープ状受像
体は前記受像層上に印像を形成し、剥離紙を剥離した
後、粘着層側を対象物に向けて対象物に貼着するもので
ある。
テープ状受像体のように、着色層を有するものにおいて
は、光(紫外線)が照射されることによる退色が起こ
り、外観上、長期間鮮やかな色のまま保存することが困
難であった。特に、テーププリンタ等により作成される
ラベルにおいて、外観上の美しさを保つことは、大切な
要素である。
になされたものであり、長期間にわたって紫外線が照射
された場合でも、退色しない熱転写用受像体及びその熱
転写用受像体を使用したラベル印字用カセットを提供す
ることを目的としている。
本発明の熱転写用受像体は、基材フィルムの一方の面側
に熱転写インクが転写される受像層を形成し、他面に前
記受像層に転写された 熱転写インクの背景色を構成する
着色層を形成した熱転写用受像体であって、基材フィル
ムと着色層との間に紫外線吸収剤を含有した紫外線吸収
層を設け前記着色層の退色を防止した。
対側の面に粘着剤層を設け、その粘着剤層の粘着面に剥
離体を貼付けることが望ましい。
明のラベル印字用カセットは、基材フィルムの一方の面
側に熱転写インクが転写される受像層を形成し、他面に
前記受像層に転写された熱転写インクの背景色を構成す
る着色層を形成すると共に、基材フィルムと着色層との
間に紫外線吸収剤を含有した紫外線吸収層を設け、さら
に着色層の基材フィルム側とは反対側の面に粘着剤層を
設け、その粘着剤層の粘着面に剥離体を貼付けてなり、
前記着色層の退色を防止した熱転写用受像体を長尺状に
形成し、熱転写インクリボンと共にカセット中に組み込
んでいる。
おいて、紫外線吸収層に含まれる紫外線吸収剤は紫外領
域の光(波長200〜400nm)に対して吸収性が高
い。この紫外線吸収層よりも下層に位置し、受像層に転
写された熱転写インクの背景色を構成する着色層は、紫
外線の影響を受けにくくなる。即ち、紫外線吸収剤が紫
外線を吸収するため、着色層が紫外線の影響を受けず、
背景色が退色することがない。
着色層の基材フィルムとは反対側の面に粘着剤層を設
け、その粘着剤層に剥離体を貼付ければ、剥離体を剥す
ことにより所望の場所に貼付けることができる。
印字用カセットを使用してテーププリンタ等によりラベ
ルを作成すると、紫外線吸収剤がその紫外線を吸収する
ため、背景色の退色が起こらない。
る。
ート10(以下、受像シート10と略す)について、図
1に基づいて説明する。尚、上記受像シート10は本発
明の熱転写用受像体を構成する。
材シート12と、その基材シート12の片面に形成され
た受像層11と、基材シート12の他面に形成された紫
外線吸収層13と、この紫外線吸収層13の基材シート
12側とは反対側の面に形成された着色層14と、着色
層14の基材シート14側とは反対側の面に形成された
粘着剤層15及びその粘着剤層15の粘着面を覆うセパ
レータ16によって構成されている。即ち、受像シート
10は、上から受像層11、基材シート12、紫外線吸
収層13、着色層14、粘着剤層15、セパレータ16
の各層が順次積層されている。尚、上記した基材シート
12が本発明の基材フィルムを、セパレータ16が本発
明の剥離体をそれぞれ構成している。
ムを用い、特に、ポリエチレンテレフタレートフィルム
等のポリエステルフィルムが、強度の面、及び受像層1
1との密着性がよい点等から好ましく用いられる。その
他、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、トリアセチルセルロースフィルム、ポリアミドフィ
ルム、ポリイミドフィルム、アラミドフィルム等が使用
可能である。基材シート15の厚さは、対象物の貼り合
わせ時等における取り扱い性の点から、25〜150μ
m程度が好ましい。
ており、用いるポリエステル樹脂としては、ジカルボン
酸成分(通常脂肪族ジカルボン酸を主体として、芳香族
ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸等を含有してもよ
い)とジオール成分(通常アルキレングリコールを主体
とし、ポリアルキレングリコールなどを含有してもよ
い)とを反応させて得られる線状飽和ポリエステルがよ
い。
転移点が60℃以下のものを用いる必要がある。これ
は、ガラス転移点が前記範囲より高いと、熱転写インク
を転写して印像を形成する際の印像の定着性が悪くな
り、その結果、転写された印像の耐摩擦性が悪くなるた
めである。
量(数平均分子量、以下同様)が、8×103 〜3×1
04 のものが好ましい。なぜなら、分子量が前記範囲よ
り小さいと、耐アルコール性等の印像堅牢性が悪くなる
傾向にあるからである。また、分子量が前記範囲より大
きいと印像の定着性が悪くなり、その結果、転写された
印像の堅牢性が悪くなる傾向にあるからである。
樹脂に加えて、メラミン樹脂等の樹脂を配合したものを
用いてもよい。
テル樹脂の溶剤溶液を基材シート12上に塗布し、乾燥
することによって形成される。その際、受像層11の塗
布量は0.8g/m2 以上とする必要がある。これは、
塗布量が0.8g/m2 より少ないと、受像層11に転
写された印像の堅牢性が悪くなるからである。
脂に紫外線吸収剤を含有させることで構成される。
びその誘導体、桂皮酸エステル及びその誘導体、サリチ
ル酸誘導体、ベンゾフェノン類、ベンズアルデヒド誘導
体、クマリン及びカルボスチリル類、ベンゾトリアゾー
ル類、アクリロニトリル類、ベンザラジン類、ベンズイ
ミダゾール誘導体等が使用される。
に制限なく使用できる。粘着剤層15の粘着面にはセパ
レータ16が貼付けられているが、このセパレータ16
としては片面離型処理した通常の離型紙が使用される。
尚、両面離型処理した離型紙はコアぬけの原因になるの
で、好ましくない。また、セパレータ16としては、剥
離紙以外にも、片面離型処理されたプラスチックフィル
ムが使用できる。
印像を形成するために使用する熱転写用のインクリボン
は、ワックス系より樹脂系のインクリボンのほうが耐摩
擦性に優れており、受像シート10との相性が良い。特
に、ポリエステル樹脂系のインクリボンのほうが受像シ
ート10との相性が良い。
て、比較例をあげて説明する。
る)10を、以下のように形成した。
リエチレンテレフタレートフィルム(ICI製:メリネ
ックスS)を使用する。
ル樹脂(ユニチカ製:UE−3203)をトルエン−M
EK混合溶剤(2:3重量比)に溶解して調整した10
%溶液に、紫外線吸収剤(住友化学製:SUMISOR
B 300)を0.5重量%溶解したものを、着色層1
5上に乾燥後塗布量で1g/m2 となるように塗布し、
乾燥して、紫外線吸収層13を形成した。
テル樹脂(ユニチカ製:UE−3300)をトルエン−
MEK混合溶剤(2:3重量比)に溶解して調整した1
0%溶液を乾燥後塗布量で1g/m2 となるように塗布
し、乾燥して、受像層11を形成した。
ク(DIC:CVL−PR草)を厚さ2μmとなるよう
に塗布して着色層14を形成した。
リル樹脂系粘着剤層15を形成し、その粘着剤層15を
覆うように片面離型性セパレータ(厚さ75μmのグラ
シン紙の片面にシリコーン微粒子樹脂で離型処理を施し
た離型紙)16を離型処理面が接着剤層15に接するよ
うにして積層した。
は、サンプルAにおいて、紫外線吸収層13が設けられ
ていないもの、即ち、サンプルAと同様の受像層11、
基材シート12、着色層14、粘着剤層15、セパレー
タ16とを上から順次積層したものを用いた。
例としてのサンプルBとをそれぞれ耐光性試験機にか
け、その耐光性について評価してみた結果を図2に示
す。
0nm乃至400nmの紫外線を、50ワット/平方メ
ートル(W/m2 )の放射強度になるようなキセノンラ
ンプで40時間照射し、10時間毎にサンプルA及びサ
ンプルBにおける色差△Eを測色することにより行なっ
た。
以下の条件で測色した。
ルB)に比べて、長時間にわたって紫外線が照射された
場合の退色が少ないことが分かる。
よれば、基材フィルム12と着色層14との間に紫外線
吸収層12を設けたので、紫外線吸収層13に含まれる
紫外線吸収剤が紫外線を吸収する。その結果、着色層1
4に達する紫外線の量が減少し、着色層14の退色が抑
えられる。
を使用した本実施例のラベル印字用カセットについて説
明する。
の上カセットAを取り外した状態の斜視図を示す。
の下カセットBの内底面には、円筒状の軸1、2が立設
されている。これらにはそれぞれスプール3、4が回転
可能に支持されている。このうちスプール3は、前記受
像シート10を長尺状に形成した受像テープ3aを巻回
しており、スプール4は、熱転写インクリボン4aを巻
回している。尚、前記熱転写インクリボン4aには、樹
脂系のインクリボンを用いる。樹脂系のインクリボン
は、ワックス系のインクリボンよりも耐摩擦性に優れて
おり、特に、ポリエステル樹脂系のインクリボンは、熱
転写受像シートとの相性がよい。
みの熱転写インクリボン4aを巻取るためのリボン巻取
りスプール5、及びテープ送りローラ6が回転可能に支
持されている。
ラ進入口33が設けられ、外部から印字装置の可動ロー
ラ部分(図示せず)の進入を可能としている。このロー
ラ進入口33の内側において印字がなされる。
けられており、スプール3の近傍の下カセットBの外周
壁bには押えバネ47が設けられている。また、前記ガ
イド軸45と押えバネ47との間には、セパレータ43
が位置している。
前記セパレータ43と押えバネ47との間を通り、前記
ローラ進入口33に向かって伸び、前記テープ送りロー
ラ6の外周面からスリット53を通って外部へ至る。
スプール4から前記セパレータ43とガイド軸45との
間を通り、前記受像テープ3aと重なった状態で前記ロ
ーラ進入口33に向かって伸び、テープ送りローラ6の
手前で進行方向を変え、前記リボン巻取りスプール5に
至る。従って、ガイド軸45からローラ進入口33まで
の間、受像テープ3aと熱転写インクリボン4aとが重
なった状態になっている。
ットをテーププリンタに装着し、操作者がテーププリン
タを操作して印字を実行すると、テーププリンタ側の発
熱素子が印字駆動回路(図示せず)の作動により印字パ
ターンに応じた発熱を開始する。この熱が、重なった状
態にある熱転写インクリボン4aに加えられ、熱転写イ
ンクリボン4aのインクが、印字パターンに応じて受像
テープ3aの受像層11に転写され定着する。
記スリット53を通ってカセット外に送られ、テーププ
リンタに設けられている切断装置(図示せず)によって
印字部分が切断され、テーププリンタの外に出される。
切断片は、セパレータ16を剥し、ラベルとして所望の
場所に貼着される。
に使用している受像テープ3aは、基材フィルム12と
着色層14との間に紫外線吸収層13を設けているの
で、紫外線吸収層13に含まれる紫外線吸収剤が紫外線
を吸収する。その結果、着色層14に達する紫外線の量
が減少し、長期間にわたって紫外線が照射されても、着
色層14の退色を抑えることができ、従って、形成され
たラベルは、外観上、長期間鮮やかな色を維持すること
ができる。
本発明の熱転写用受像体によれば、基材フィルムと着色
層との間に、紫外線吸収剤を含有する紫外線吸収層を設
けたので、受像層に転写された熱転写インクの背景色を
構成する着色層が長時間にわたる紫外線の照射により退
色することを抑えることができる。
反対側の面に粘着層を設け、さらに、その粘着層の表面
を覆う剥離層を設けているので、熱転写用受像を、容易
に所望の場所に貼着することができる。
受像層に転写された熱転写インクの背景色を構成する着
色層が長時間にわたる紫外線の照射により退色すること
を抑えることができ外観上、長期間鮮やかな色を維持す
ることが可能なラベルを形成することができる。
る。
た結果を示すグラフである。
斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材フィルムの一方の面側に熱転写イ
ンクが転写される受像層を形成し、他方の面側に前記受
像層に転写された熱転写インクの背景色を構成する着色
層を形成した熱転写用受像体において、 基材フィルムと着色層との間に紫外線吸収剤を含有した
紫外線吸収層を設け、前記着色層の退色を防止したこと
を特徴とする熱転写用受像体。 - 【請求項2】 前記着色層の基材フィルムとは反対側
の面に粘着剤層を設け、その粘着剤層の粘着面に剥離体
を貼付けたことを特徴とする請求項1記載の熱転写用受
像体。 - 【請求項3】 基材フィルムの一方の面側に熱転写イ
ンクが転写される受像層を形成し、他方の面側に前記受
像層に転写された熱転写インクの背景色を構成する着色
層を形成すると共に、基材フィルムと着色層との間に紫
外線吸収剤を含有した紫外線吸収層とを設け、さらに着
色層の基材フィルムとは反対側の面に粘着剤層を設け、
その粘着剤層の粘着面に剥離体を貼付けてなり、前記着
色層の退色を防止した熱転写用受像体を長尺状に形成
し、熱転写インクリボンと共にカセット中に組み込んだ
ことを特徴とするラベル印字用カセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24800194A JP3306232B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 熱転写用受像体及びラベル印字用カセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24800194A JP3306232B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 熱転写用受像体及びラベル印字用カセット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08108647A JPH08108647A (ja) | 1996-04-30 |
| JP3306232B2 true JP3306232B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=17171722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24800194A Expired - Fee Related JP3306232B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 熱転写用受像体及びラベル印字用カセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3306232B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-13 JP JP24800194A patent/JP3306232B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08108647A (ja) | 1996-04-30 |
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