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JP3306239B2 - 多階調画像データ変換装置 - Google Patents
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JP3306239B2 - 多階調画像データ変換装置 - Google Patents

多階調画像データ変換装置

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JP3306239B2
JP3306239B2 JP32586594A JP32586594A JP3306239B2 JP 3306239 B2 JP3306239 B2 JP 3306239B2 JP 32586594 A JP32586594 A JP 32586594A JP 32586594 A JP32586594 A JP 32586594A JP 3306239 B2 JP3306239 B2 JP 3306239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多階調画像データ変換
装置に関し、特に多階調画像を低階調画像へ量子化処理
する多階調画像データ変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、凝似中間調処理としてディザ法や
誤差拡散法などが提案されているが、ディザ法は一定面
積(ディザマトリクスサイズ)内で濃淡表現を行なって
いるため、ディザマトリクスを大きくすると階調性は良
いが解像度が低下し、小さくすると解像度は良いが階調
性が低下するという性質を持つ。また誤差拡散法は量子
化の際の誤差を周辺画素に拡散することにより、良い階
調性と解像度が実現できる性質がある。この誤差拡散法
は、R.W.Floyd and L.Steinbe
rg”An Adaptive Algorithm
for Special Gray Scale’SI
G 75 Digestに開示されている。
【0003】しかし、従来の誤差拡散法では、文字画像
のように濃淡のレべルが大きい領域では、そのエッジ付
近で誤差伝搬による画質劣化が生じる。さらに、誤差拡
散法はプリンタやファックスなどといった静的な表示手
段に応用される場合が多い。ここで言う静的な表示手段
とは、紙に印刷することで、時間によって表示画像を変
化させることができないことを意味する。この誤差拡散
法をCRTやLCDなどの動的な表示手段に応用した場
合、表示手段の垂直同期信号に関係なく時間方向に一定
の階調変換がおこなわれるため、同一画像および変化の
少ない動画像を連続的に入力した場合、フレーム間で誤
差蓄積量の分布が一定となり、文字領域での大きな誤差
の蓄積が時間方向に変化せずノッチノイズの発生が画質
劣化を引き起こすという問題点がある。
【0004】そこで、この問題点を解消するものとし
て、CRTやLCDなどを対象とした誤差拡散法におい
て、表示手段の垂直同期を用いたフレーム間誤差拡散法
を用いてエッジのボケを少なくし、階調性も保存する方
法が特開平6−118920号公報、特開平6−138
858号公報に開示されている。また従来の誤差拡散手
段による階調変換手段は、主に階調変換後の表示手段が
複写機やファクシミリといった静止画像に利用されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−11892
0号公報、特開平6−138858号公報に開示されて
いる画像情報処理装置では、注目画素で発生した量子誤
差を処理対象フレーム画像において誤差拡散法にて拡散
する方法と、処理対象フレームに隣接するフレームに対
して誤差拡散法を用いて拡散する方法を合わせ、エッジ
領域及び写真領域で良好な階調変換を行なう方法が提案
されているが、動画像データにおいてこの方法を用いる
場合、フレーム内で誤差拡散法を適用するための1ライ
ン、バッファメモリと、フレーム間で誤差拡散法を適用
するための1画面分の誤差蓄積バッファメモリが必要と
なり、コストの増加およびシステムの大型化が問題とな
る。
【0006】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、小容量のラインメモリを使用し、
LCD及びCRTなどの動的表示手段に対し、誤差拡散
手段によって階調が変換される際に問題となるエッジ領
域でのノッチノイズを軽減でき、さらに写真領域でも自
然な階調が得られ、結果的に文字領域でも特に像域分離
手段を設けなくても良好な量子化画像を得る多階調画像
データ変換装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、撮像された画像を入力する画像入力手段と、前
記画像入力手段にて入力された画像を量子化することで
多階調画像データを低階調画像データに変換する階調変
換手段と、量子化前のデータと量子化後のデータから注
目画素での量子化誤差を計算する誤差計算手段と、前記
計算結果を量子化誤差として蓄積する誤差蓄積手段と、
前記注目画素にて発生する量子化誤差を予め定められた
オフセット値を加算することで吸収する誤差拡散手段
と、前記量子化されて多階調画像データから低階調画像
データに変換された画像データを表示する表示手段と、
を備え、前記誤差計算手段にて量子化前後のデータから
求められ前記誤差蓄積手段に蓄積された量子化誤差のデ
ータを前記画像入力手段にて入力された画像データに加
算し、前記階調変換手段によって変換された低階調画像
データにより画像を前記表示手段に表示する際に発生す
る前記表示手段の垂直同期信号に同期して、前記誤差拡
散手段によって前記量子化誤差のデータが加算された画
像データに対して予め定められたオフセット値を周期的
に切り換えて加算することで精細な量子化画像を生成
ることを特徴とする多階調画像データ変換装置によって
達成される。
【0008】
【0009】本発明によれば、前述の目的は、撮像され
た画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段に
て入力された画像を量子化することで多階調画像データ
を低階調画像データに変換する階調変換手段と、量子化
前のデータと量子化後のデータから注目画素での量子化
誤差を計算する誤差計算手段と、前記計算結果を量子化
誤差として蓄積する誤差蓄積手段と、前記注目画素にて
発生する量子化誤差を予め定められたオフセット値を加
算することで吸収する誤差拡散手段と、前記量子化され
て多階調画像データから低階調画像データに変換された
画像データを表示する表示手段と、を備え、前記誤差蓄
積手段は、前記誤差計算手段によって計算された誤差量
が所定範囲外の場合にはその範囲外の誤差を切り捨てる
リミッタと、所定のオフセット量を加算するオフセット
加算手段と、を有し、前記誤差計算手段によって量子化
前後のデータから量子化誤差が計算されると前記階調変
換手段によって変換された低階調画像データにより画像
を前記表示手段に表示する際に発生する前記表示手段の
垂直同期信号に同期して、予め決めておいた特定のフレ
ームではリミッタ処理が行なわれず、それ以外のフレー
ムではリミッタ処理が行なわれ、前記リミッタ処理が行
なわれない特定のフレームではそれ以外のフレームで前
記リミッタによって切り捨てられた誤差が前記オフセッ
ト加算手段によってオフセットとして足す処理が施され
ることで精細な量子化画像を生成することを特徴とす
階調画像データ変換装置によって達成される。
【0010】
【作用】多階調画像データ変換装置においては、撮像
された画像を入力する画像入力手段によって撮像された
画像を入力し、この入力された画像を階調変換手段によ
って量子化することで多階調画像データを低階調画像デ
ータに変換し、量子化前のデータと量子化後のデータか
ら注目画素での量子化誤差を誤差計算手段によって計算
し、この計算結果を量子化誤差として誤差蓄積手段に蓄
積し、この注目画素にて発生する量子化誤差を誤差拡散
手段によって予め定められたオフセット値を加算するこ
とで吸収し、量子化されて多階調画像データから低階調
画像データに変換された画像データを表示手段に表示す
る場合、誤差計算手段にて量子化前後のデータから求め
られ前記誤差蓄積手段に蓄積された量子化誤差のデータ
を画像入力手段にて入力された画像データに加算し、階
調変換手段によって変換された低階調画像データにより
画像を表示手段に表示する際に発生する表示手段の垂直
同期信号に同期して、誤差拡散手段によって量子化誤差
のデータが加算された画像データに対して予め定められ
たオフセット値を周期的に切り換えて加算する。これに
より、静止画像データおよび変化量の少ない動画像デー
タが階調変換手段に連続に入力した場合でもフレーム間
において誤差伝搬分布が一定とならず、目視評価におい
て階調再現性と解像度が両立した良好な階調変換が行な
える。
【0011】
【0012】多階調画像データ変換装置においては、
画像入力手段によって撮像された画像を入力し、この入
力された画像を階調変換手段によって量子化することで
多階調画像データを低階調画像データに変換し、量子化
前のデータと量子化後のデータから注目画素での量子化
誤差を誤差計算手段によって計算し、この計算結果を量
子化誤差として誤差蓄積手段に蓄積し、この注目画素に
て発生する量子化誤差を誤差拡散手段によって予め定め
られたオフセット値を加算することで吸収し、量子化さ
れて多階調画像データから低階調画像データに変換され
た画像データを表示手段に表示する場合、誤差蓄積手段
が、誤差計算手段によって計算された誤差量が所定範囲
外の場合にはその範囲外の誤差を切り捨てるリミッタ
と、所定のオフセット量を加算するオフセット加算手段
と、を有することで、誤差計算手段によって量子化前後
のデータから量子化誤差が計算されると階調変換手段に
よって変換された低階調画像データにより画像を表示手
段に表示する際に発生する表示手段の垂直同期信号に同
期して、予め決めておいた特定のフレームではリミッタ
処理が行なわれず、それ以外のフレームではリミッタ処
理が行なわれ、このリミッタ処理が行なわれない特定の
フレームではそれ以外のフレームでリミッタによって切
り捨てられた誤差がオフセット加算手段によってオフセ
ットとして足す処理が施される。これにより、大きな蓄
積誤差による文字領域のノッチノイズの軽減が実現で
き、また写真領域でも目視において良好な階調変換が行
なえる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の多階調画像データ変換装置の
第1の実施例を図を参照しながら説明する。
【0014】まず、本発明が適用される画像録画・表示
装置について説明する。
【0015】画像録画・表示装置は、図1に示すよう
に、画像を撮影するCCDカメラ100を備え、CCD
カメラ100には、画像データを格納するビデオRAM
101が接続されている。ビデオRAM101には、画
像データを量子化する誤差拡散部102が接続されてお
り、誤差拡散部102には、画像を表示する表示手段と
してのLCD部103が接続されている。なお、誤差拡
散部102には、LCD部103で作られた垂直同期信
号が入力されるように構成されている。
【0016】従って、CCDカメラ100から入力され
た画像はビデオRAM部101に一旦蓄積される。その
後、誤差拡散部102に送られ量子化された後にLCD
部103に表示される。
【0017】次に、第1の実施例について説明する。な
お、本実施例では原理を特に明解に説明するために原画
像を2値に量子化する場合について説明する。
【0018】本実施例の多階調画像データ変換装置は、
図2に示すように、CCDカメラ等から構成される画像
を入力する画像入力部200を有しており、画像入力部
200には、画像入力部200の出力と後述する誤差計
算部206の出力とを加算する加算器207が接続され
ている。加算器207の出力には、予め定められたオフ
セット値を加算する誤差拡散手段としてのオフセット加
算部201が接続されており、オフセット加算部201
には、オフセット加算部201の出力を量子化する階調
変換手段としての量子化部202が接続されている。量
子化部202には、画像を表示する表示手段203が接
続されており、表示手段203の垂直同期信号がオフセ
ット加算部201に入力されるように構成されている。
また、量子化部202には、量子化前のデータと量子化
後のデータから注目画素での量子化誤差を計算する誤差
計算部206が接続されており、誤差計算部206は、
量子化前後のデータから求められた量子化誤差を蓄積す
る誤差蓄積部204及び量子化誤差を1ライン遅延する
1ライン遅延部205を具備している。
【0019】次に、本実施例の動作について説明する。
【0020】まず画像入力部200から8ビットのデジ
タルデータ(輝度値0〜255)が入力されると、加算
器207によりそのデータに誤差蓄積部204からの出
力が加算される。256階調画像を0及び1の出力に2
値化する場合、量子化誤差は−255から255の範囲
となる。量子化誤差とは多ビットから低ビットのデジタ
ル値に閾値化する際に発生する元の値と閾値化後の値の
差分のことである。この量子化差が大きい場合、文字領
域でのノッチノイズ及び白領域での黒点ノイズ、及び黒
領域での白点ノイズなどといった変換後の画質劣化が著
じるしくなる。誤差拡散法では注目画素にて発生し量子
化誤差をあらかじめ決められた重み係数が掛けられて周
辺画素の輝度値に足し込むことにより量子化誤差が吸収
される。図4に示すように、注目画素の1ライン上の1
ドット左の画素位置から順に1/8、1/4、1/8を
乗じる係数が用意されており、かつ注目画素の左隣の画
素位置の誤差データに1/2を乗じる係数が用意されて
いる。
【0021】実際には上記の係数を乗じる演算は、ビッ
トシフトにより簡略化されている。つまり、データを1
/8する場合はビット列が左に3ビットシフトされ、右
の空いたビットには0が埋められる。
【0022】量子化誤差が足し込まれた画素値はオフセ
ット加算部201においてあらかじめ定められたオフセ
ット値が加算される。本実施例ではオフセット値として
あらかじ0、16、−16という3つの値が用意されて
おり、表示手段203の垂直同期信号を利用してフレー
ムごとに0、16、−16、0、16、−16…という
ように値が周期的に変化される。ただし、同一フレーム
内では値は一定である。これにより、フレームごとに誤
差伝搬分析が一定とならず、連続表示手段においては固
定パターンやモアレの少ない良好な階調変換画像を得る
ことが出来る。
【0023】この結果が量子化部202に入力される。
量子化部202では入力データが128以上ならば1、
未満ならば0を出力する量子化処理が施される。本実施
例では、量子化部202の前段にオフセット加算部20
1が配置されることで128に固定された闘値を変化さ
せることと等価な動作が実現されている。
【0024】本実施例のような量子化部の処理は、ハー
ドウェアで簡単に実現できるが、閾値を変化させるハー
ドを構成するには比較器が必要となり回路の規模が大き
くなってしまう。前段でオフセットを足し込むことによ
り同等の機能が小規模な加算器で実現できる。
【0025】誤差計算部206では量子化前のデータと
量子化後のデータから注目画素での量子化誤差量が計算
される。本実施例では、量子化後のデータは0あるいは
1の1ビットデータであるので、これを8ビット全てに
同じデータを埋めてから、量子化前のデータから減算す
る。この誤差は主走査方向に伝搬させるために誤差蓄積
部204に入力され、更に副走査方向に伝搬させるため
に1ライン遅延部205に入力されて1ライン遅延さ
れ、誤差蓄積部204へ送られる。誤差蓄積部204で
は蓄積された誤差に図4(a)のような係数が乗じら
れ、画像入力部200の出力に足し込まれる。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0027】本実施例の多階調画像データ変換装置は、
図3に示すように、CCDカメラ等から構成される画像
を入力する画像入力部300を有しており、画像入力部
300には、画像入力部300の出力と後述する誤差蓄
積部301の出力とを加算する加算器308が接続され
ている。加算器308には、該加算器の出力を量子化す
る階調変換手段としての量子化部302が接続されてお
り、量子化部302には、画像を表示する表示手段30
5が接続されている。また、量子化部302には、元の
輝度値と量子化後の輝度値の差を計算する誤差計算部3
03が接続されており、誤差計算部303には、誤差を
蓄積する誤差蓄積部301及び量子化誤差を1ライン遅
延する1ライン遅延部304が接続されている。誤差蓄
積部301は、誤差計算部303の出力に図4(a)に
示すような係数セット1/8、1/4、1/8、1/2
を乗じる係数1乗算器307と、図4(b)に示すよう
な係数セット1/8、1/2、1/8、1/4を乗じる
係数2乗算器306と、係数1乗算器307の出力と係
数2乗算器306の出力とを加算する加算器309とを
具備している。なお、表示手段305の垂直同期信号が
係数1乗算器307及び係数2乗算器306に入力され
るように構成されている。
【0028】次に、本第2の実施例の動作について説明
する。
【0029】画像入力部300から8ビットのディジタ
ルデータ(輝度値0〜255)が入力されると、そのデ
ータに誤差蓄積部301からの出力が足し込まれ、注目
画素周辺の量子化誤差が収収される。その結果が量子化
部302により閾値128で2値に量子化され、誤差計
算部303で元の輝度値と量子化後の輝度値の差が求め
られる。量子化後の輝度値は0あるいは1なので、元の
輝度値から引く場合、第7ビット目から第0ビットまで
が同じ量子化後のデータで埋められる。こうして演算さ
れた差分が量子化誤差と呼ばれる。次に、量子化誤差に
主走査方向には係数1乗算器305により所定係数が乗
じられ、副走査方向には1ライン遅延部304で1ライ
ン遅延させてから係数2乗算器306により所定係数が
乗じられ、周辺画素が量子化される際にその輝度値に足
し込まれることにより誤差が周辺画素に反映される。
【0030】主走査方向を係数1、副走査方向を係数2
としてあらかじめ数セット用意される。本第2の実施例
では、図4(a)に示すような係数セット1/8、1/
4、1/8、1/2、図4(b)に示すような係数セッ
ト1/8、1/2、1/8、1/4が用意される。この
係数1乗算器307、係数2乗算器306に表示手段3
05の垂直同期信号が入力され、垂直同期信号を利用し
て係数セットが切替えられる。なお、同一フレーム内で
は係数セットは同一とする。
【0031】誤差計算部303と1ライン遅延部304
から入力されたデータに係数が乗じられる演算では、上
述した第1の実施例の場合と同様に左へのビットシフト
により簡略化されている。係数セットが垂直同期信号に
より切り替えられるため、誤差伝搬分布がフレーム間で
一定とならず、視覚的に良好な階調変換が得られる。
【0032】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0033】本実施例の多階調画像データ変換装置は、
図5に示すように、CCDカメラ等から構成される画像
を入力する画像入力部500を有しており、画像入力部
500には、画像入力部500の出力と後述する誤差蓄
積部501の出力とを加算する加算器509が接続され
ている。加算器509には、出力を量子化する階調変換
手段としての量子化部502が接続されており、量子化
部502には、画像を表示する表示手段508が接続さ
れている。また、量子化部502には、量子化後のデー
タと量子化前のデータとから量子化誤差を計算する誤差
計算部503が接続されており、誤差計算部503に
は、誤差を蓄積する誤差蓄積部501が接続されてい
る。誤差蓄積部501は、量子化誤差を1ライン遅延す
る1ライン遅延部504と、誤差計算部503の出力に
所定の係数を乗じる係数乗算器505と、誤差量が所定
範囲、例えば−32から+32以外の誤差蓄積があった
場合は、それ以外の誤差を切り捨てるリミッタ506
と、所定のオフセット量を加算するオフセット加算器5
07を具備している。
【0034】次に、本第3の実施例の動作について説明
する。
【0035】画像入力部500から8ビットのデジタル
データ(輝度値0〜255)が入力されると、そのデー
タに誤差蓄積部501からの出力が足し込まれ、注目画
素周辺の量子化誤差が吸収される。その結果は量子化部
502で閾値128で2値に量子化される。誤差計算部
503では量子化後のデータと量子化前のデータから量
子化誤差が計算され、主走査方向と副走査方向に誤差が
拡散される。副走査方向に誤差を拡散するために、1ラ
イン遅延部504で誤差が1ライン遅延させる。そし
て、リミッタ506により誤差範囲−32から+31以
外の誤差蓄積があった場合は、それ以外の誤差が切り捨
てられる。つまり、誤差蓄積量が+50と計算された場
合、誤差量は+31とされ、残りの+19は切り捨てら
れる。このことにより、エッジ領域を誤差拡散した場合
に起こるノッチノイズなどの画質劣化を防ぐことができ
る。一方、誤差をリミッタ506により切り捨てると、
一画像内での輝度値平均が量子化前と量子化後で変わっ
てしまいモアレの発生及び解像度の低下を引き起こす。
そこで、表示手段508の垂直同期信号に同期してあら
かじめ決めておいたフレームではリミッタ処理が行なわ
れず、それ以外のフレームで切り捨てられた誤差が反映
されるため、オフセット加算部507においてオフセッ
トを足す処理が施される。本実施例では4フレームに1
フレームの割合で、リミッタ処理が行なわれず、さらに
誤差量に+32を足し込む処理を行なっている。
【0036】
【発明の効果】本発明の多階調画像データ変換装置によ
れば、撮像された画像を入力する画像入力手段によって
撮像された画像を入力し、この入力された画像を階調変
換手段によって量子化することで多階調画像データを低
階調画像データに変換し、量子化前のデータと量子化後
のデータから注目画素での量子化誤差を誤差計算手段に
よって計算し、この計算結果を量子化誤差として誤差蓄
積手段に蓄積し、この注目画素にて発生する量子化誤差
を誤差拡散手段によって予め定められたオフセット値を
加算することで吸収し、量子化されて多階調画像データ
から低階調画像データに変換された画像データを表示手
段に表示する場合、誤差計算手段にて量子化前後のデー
タから求められ前記誤差蓄積手段に蓄積された量子化誤
差のデータを画像入力手段にて入力された画像データに
加算し、階調変換手段によって変換された低階調画像デ
ータにより画像を表示手段に表示する際に発生する表示
手段の垂直同期信号に同期して、誤差拡散手段によって
量子化誤差のデータが加算された画像データに対して予
め定められたオフセット値を周期的に切り換えて加算
るように構成したので、静止画像データおよび変化量の
少ない動画像データが階調変換手段に連続に入力した場
合でもフレーム間において誤差伝搬分布が一定となら
ず、目視評価において階調再現性と解像度が両立した良
好な階調変換を行なうことができる。
【0037】
【0038】本発明の多階調画像データ変換装置によれ
ば、画像入力手段によって撮像された画像を入力し、こ
の入力された画像を階調変換手段によって量子化するこ
とで多階調画像データを低階調画像データに変換し、量
子化前のデータと量子化後のデータから注目画素での量
子化誤差を誤差計算手段によって計算し、この計算結果
を量子化誤差として誤差蓄積手段に蓄積し、この注目画
素にて発生する量子化誤差を誤差拡散手段によって予め
定められたオフセット値を加算することで吸収し、量子
化されて多階調画像データから低階調画像データに変換
された画像データを表示手段に表示する場合、誤差蓄積
手段が、誤差計算手段によって計算された誤差量が所定
範囲外の場合にはその範囲外の誤差を切り捨てるリミッ
タと、所定のオフセット量を加算するオフセット加算手
段と、を有することで、誤差計算手段によって量子化前
後のデータから量子化誤差が計算されると階調変換手段
によって変換された低階調画像データにより画像を表示
手段に表示する際に発生する表示手段の垂直同期信号に
同期して、予め決めておいた特定のフレームではリミッ
タ処理が行なわれず、それ以外のフレームではリミッタ
処理が行なわれ、このリミッタ処理が行なわれない特定
のフレームではそれ以外のフレームでリミッタによって
切り捨てられた誤差がオフセット加算手段によってオフ
セットとして足す処理が施されるように構成したので、
大きな蓄積誤差による文字領域のノッチノイズの軽減が
実現でき、また写真領域でも目視において良好な階調変
換が行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される像録画・表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の多階調画像データ変換装置の第1の実
施例の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の多階調画像データ変換装置の第2の実
施例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の多階調画像データ変換装置の第3 実
施例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 CCDカメラ 101 ビデオRAM 102 誤差拡散部 103 LCD部 200 画像入力部 201 オフセット加算部 202 量子化部 203 表示手段 204 誤差蓄積部 205 1ライン遅延部 206 誤差計算部 207 加算器 300 画像入力部 301 誤差蓄積部 302 量子化部 303 誤差計算部 304 1ライン遅延部 305 表示手段 306 係数乗算器 307 係数乗算器 308 加算器 400 画像入力部 501 誤差蓄積部 502 量子化部 503 誤差計算部 504 1ライン遅延部 505 係数乗算器 506 リミッタ 507 オフセット加算部 508 表示手段 509 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲西 雅子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−165089(JP,A) 特開 平6−242754(JP,A) 特開 平4−54768(JP,A) 特開 平3−149966(JP,A) 特開 平8−44313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 G06T 5/00 G09G 3/20 G09G 3/36 G09G 5/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像された画像を入力する画像入力手段
    と、 前記画像入力手段にて入力された画像を量子化すること
    多階調画像データを低階調画像データに変換する階調
    変換手段と、量子化前のデータと量子化後のデータから注目画素での
    量子化誤差を計算する誤差計算手段と、 前記計算結果を量子化誤差として蓄積する誤差蓄積手段
    と、 前記注目画素にて発生する量子化誤差を予め定められた
    オフセット値を加算することで吸収する誤差拡散手段
    と、 前記量子化されて多階調画像データから低階調画像デー
    タに変換された 画像データを表示する表示手段と、を備
    え、 前記誤差計算手段にて量子化前後のデータから求められ
    前記誤差蓄積手段に蓄積された量子化誤差のデータを前
    記画像入力手段にて入力された画像データに加算し、 前記階調変換手段によって 変換された低階調画像データ
    により画像を前記表示手段に表示する際に発生する前記
    表示手段の垂直同期信号に同期して、前記誤差拡散手段によって前記量子化誤差のデータが加
    算された画像データに対して予め定められた オフセット
    値を周期的に切り換えて加算することで精細な量子化画
    像を生成することを特徴とする多階調画像データ変換装
    置。
  2. 【請求項2】 撮像された画像を入力する画像入力手段
    と、 前記画像入力手段にて入力された画像を量子化すること
    多階調画像データを低階調画像データに変換する階調
    変換手段と、量子化前のデータと量子化後のデータから注目画素での
    量子化誤差を計算する誤差計算手段と、 前記計算結果を量子化誤差として蓄積する誤差蓄積手段
    と、 前記注目画素にて発生する量子化誤差を予め定められた
    オフセット値を加算することで吸収する誤差拡散手段
    と、 前記量子化されて多階調画像データから低階調画像デー
    タに変換された 画像データを表示する表示手段と、を備
    え、 前記誤差蓄積手段は、前記誤差計算手段によって計算さ
    れた誤差量が所定範囲外の場合にはその範囲外の誤差を
    切り捨てるリミッタと、所定のオフセット量を加算する
    オフセット加算手段と、を有し、 前記誤差計算手段によって量子化前後のデータから量子
    化誤差が計算されると前記階調変換手段によって 変換さ
    れた低階調画像データにより画像を前記表示手段に表示
    する際に発生する前記表示手段の垂直同期信号に同期し
    て、予め決めておいた特定のフレームではリミッタ処理が行
    なわれず、それ以外のフレームではリミッタ処理が行な
    われ、 前記リミッタ処理が行なわれない特定のフレームではそ
    れ以外のフレームで前記リミッタによって切り捨てられ
    た誤差が前記オフセット加算手段によってオフセットと
    して足す処理が施されることで精細な量子化画像を生成
    することを特徴とする多階調画像データ変換装置。
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