JP3307582B2 - ブラシレスモータ駆動回路 - Google Patents
ブラシレスモータ駆動回路Info
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Landscapes
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- Control Of Multiple Motors (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、永久磁石界磁形
のブラシレスモータ駆動回路に関し、特に、界磁の磁極
位置センサを用いることなく、複数のブラシレスモータ
をセンサレスで駆動することができるブラシレスモータ
駆動回路に関するものである。
のブラシレスモータ駆動回路に関し、特に、界磁の磁極
位置センサを用いることなく、複数のブラシレスモータ
をセンサレスで駆動することができるブラシレスモータ
駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、ブラシレスモータのセンサレス
駆動回路は、回転駆動中のブラシレスモータの電機子巻
線に生じる速度起電力と界磁の位置との相関に着目し
て、その速度起電力によりブラシレスモータの転流タイ
ミングを決定し、かかる転流タイミングに合わせてブラ
シレスモータを転流させることにより、ブラシレスモー
タをセンサレスで回転駆動させている。
駆動回路は、回転駆動中のブラシレスモータの電機子巻
線に生じる速度起電力と界磁の位置との相関に着目し
て、その速度起電力によりブラシレスモータの転流タイ
ミングを決定し、かかる転流タイミングに合わせてブラ
シレスモータを転流させることにより、ブラシレスモー
タをセンサレスで回転駆動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 この速度起電力は、
ブラシレスモータの電機子巻線電圧を利用して検出せざ
るを得ない。よって、1つのブラシレスモータ駆動回路
に複数のブラシレスモータを接続した場合、各ブラシレ
スモータの電機子巻線電圧を個別に検出することができ
ないので、各ブラシレスモータの速度起電力を検出し得
ず、その結果、ブラシレスモータの転流タイミングを決
定することができない。従って、かかる速度起電力に基
づいたブラシレスモータのセンサレス駆動回路では、1
つの回路に複数のブラシレスモータを接続して、これら
をセンサレスで回転駆動することができないという問題
点があった。
ブラシレスモータの電機子巻線電圧を利用して検出せざ
るを得ない。よって、1つのブラシレスモータ駆動回路
に複数のブラシレスモータを接続した場合、各ブラシレ
スモータの電機子巻線電圧を個別に検出することができ
ないので、各ブラシレスモータの速度起電力を検出し得
ず、その結果、ブラシレスモータの転流タイミングを決
定することができない。従って、かかる速度起電力に基
づいたブラシレスモータのセンサレス駆動回路では、1
つの回路に複数のブラシレスモータを接続して、これら
をセンサレスで回転駆動することができないという問題
点があった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、複数のブラシレスモータをセンサ
レスで回転駆動することができるブラシレスモータ駆動
回路を提供することを目的としている。
なされたものであり、複数のブラシレスモータをセンサ
レスで回転駆動することができるブラシレスモータ駆動
回路を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路は、ブラ
シレスモータの複数相の電機子巻線に直流電圧を順次通
電するための複数のスイッチング素子を有するインバー
タ回路と、そのインバータ回路の複数のスイッチング素
子をオンまたはオフさせて転流を行い、前記ブラシレス
モータを回転させる通電制御回路とを備え、更に、複数
のブラシレスモータを前記インバータ回路に接続する接
続回路と、その接続回路によって前記インバータ回路に
接続される前記複数のブラシレスモータの電機子巻線に
流れる電流を、少なくとも各通電相毎に1つにまとめて
電圧に変換して検出する電流検出回路と、その電流検出
回路の検出電圧に基づいて、前記複数のブラシレスモー
タの電機子巻線に流れる電流の合計値について1の転流
周期における第2の電流増加領域を検出して、その検出
したタイミングで前記通電制御回路へ転流指令を出力し
前記複数のブラシレスモータを転流させる転流指令回路
とを備えている。
めに請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路は、ブラ
シレスモータの複数相の電機子巻線に直流電圧を順次通
電するための複数のスイッチング素子を有するインバー
タ回路と、そのインバータ回路の複数のスイッチング素
子をオンまたはオフさせて転流を行い、前記ブラシレス
モータを回転させる通電制御回路とを備え、更に、複数
のブラシレスモータを前記インバータ回路に接続する接
続回路と、その接続回路によって前記インバータ回路に
接続される前記複数のブラシレスモータの電機子巻線に
流れる電流を、少なくとも各通電相毎に1つにまとめて
電圧に変換して検出する電流検出回路と、その電流検出
回路の検出電圧に基づいて、前記複数のブラシレスモー
タの電機子巻線に流れる電流の合計値について1の転流
周期における第2の電流増加領域を検出して、その検出
したタイミングで前記通電制御回路へ転流指令を出力し
前記複数のブラシレスモータを転流させる転流指令回路
とを備えている。
【0006】ブラシレスモータが回転すると、モータの
界磁と通電中の電機子巻線との位置関係が変化する。こ
の変化にともなって、電機子巻線に流れる電流値も変化
する。請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路は、か
かる電機子電流の変化に着目して転流タイミングを決定
することにより、ブラシレスモータのセンサレス駆動を
可能にしている。具体的には、図1に示すように、ブラ
シレスモータの駆動中に電機子巻線に通電を行うと、そ
の電機子巻線に流れる電流値は2度にわたって顕著な増
加を見せる(41,42)。よって、この2度目の顕著
な電流増加領域42(第2の電流増加領域)を検出して
転流タイミングを決定するのである。
界磁と通電中の電機子巻線との位置関係が変化する。こ
の変化にともなって、電機子巻線に流れる電流値も変化
する。請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路は、か
かる電機子電流の変化に着目して転流タイミングを決定
することにより、ブラシレスモータのセンサレス駆動を
可能にしている。具体的には、図1に示すように、ブラ
シレスモータの駆動中に電機子巻線に通電を行うと、そ
の電機子巻線に流れる電流値は2度にわたって顕著な増
加を見せる(41,42)。よって、この2度目の顕著
な電流増加領域42(第2の電流増加領域)を検出して
転流タイミングを決定するのである。
【0007】即ち、この請求項1記載のブラシレスモー
タ駆動回路によれば、接続回路によってインバータ回路
に接続された複数のブラシレスモータの電機子巻線に
は、通電制御回路によりインバータ回路のスイッチング
素子がオンされている間、電機子電流が流れる。全ブラ
シレスモータの電機子電流は、電流検出回路によって、
少なくとも各通電相毎に1つにまとめて電圧変換されて
検出され、その検出電圧に基づいて、転流指令回路によ
り、複数のブラシレスモータの電機子巻線に流れる電流
の合計値について1の転流周期における第2の電流増加
領域の到来が検出される。この第2の電流増加領域の到
来するタイミングで、転流指令回路から転流指令が通電
制御回路へ出力され、その転流指令に基づいて、通電制
御回路によりインバータ回路のスイッチング素子がオン
又はオフされる。これによりブラシレスモータへの転流
が行われ、複数のブラシレスモータがセンサレスで駆動
される。
タ駆動回路によれば、接続回路によってインバータ回路
に接続された複数のブラシレスモータの電機子巻線に
は、通電制御回路によりインバータ回路のスイッチング
素子がオンされている間、電機子電流が流れる。全ブラ
シレスモータの電機子電流は、電流検出回路によって、
少なくとも各通電相毎に1つにまとめて電圧変換されて
検出され、その検出電圧に基づいて、転流指令回路によ
り、複数のブラシレスモータの電機子巻線に流れる電流
の合計値について1の転流周期における第2の電流増加
領域の到来が検出される。この第2の電流増加領域の到
来するタイミングで、転流指令回路から転流指令が通電
制御回路へ出力され、その転流指令に基づいて、通電制
御回路によりインバータ回路のスイッチング素子がオン
又はオフされる。これによりブラシレスモータへの転流
が行われ、複数のブラシレスモータがセンサレスで駆動
される。
【0008】請求項2記載のブラシレスモータ駆動回路
は、請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路におい
て、前記転流指令回路は、前記電流検出回路の出力を平
均化する平均化回路と、前記電流検出回路の出力が前記
平均化回路の出力の所定倍となった場合に、前記通電制
御回路へ転流指令を出力する転流指令出力回路とを備え
ている。
は、請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路におい
て、前記転流指令回路は、前記電流検出回路の出力を平
均化する平均化回路と、前記電流検出回路の出力が前記
平均化回路の出力の所定倍となった場合に、前記通電制
御回路へ転流指令を出力する転流指令出力回路とを備え
ている。
【0009】請求項3記載のブラシレスモータ駆動回路
は、請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路におい
て、前記転流指令回路は、前記電流検出回路の瞬時出力
を抽出するサンプリング回路と、前記電流検出回路の出
力が前記サンプリング回路の抽出値の所定倍となった場
合に、前記通電制御回路へ転流指令を出力する転流指令
出力回路とを備えている。
は、請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路におい
て、前記転流指令回路は、前記電流検出回路の瞬時出力
を抽出するサンプリング回路と、前記電流検出回路の出
力が前記サンプリング回路の抽出値の所定倍となった場
合に、前記通電制御回路へ転流指令を出力する転流指令
出力回路とを備えている。
【0010】請求項4記載のブラシレスモータ駆動回路
は、請求項3記載のブラシレスモータ駆動回路におい
て、前記サンプリング回路による前記電流検出回路の瞬
時出力の抽出は、前記通電制御回路による転流動作毎に
行われるものである。
は、請求項3記載のブラシレスモータ駆動回路におい
て、前記サンプリング回路による前記電流検出回路の瞬
時出力の抽出は、前記通電制御回路による転流動作毎に
行われるものである。
【0011】請求項5記載のブラシレスモータ駆動回路
は、請求項3または4に記載のブラシレスモータ駆動回
路において、前記サンプリング回路による前記電流検出
回路の瞬時出力の抽出は、第1の電機子電流増加領域後
であって第2の電機子電流増加領域前に行われるもので
ある。
は、請求項3または4に記載のブラシレスモータ駆動回
路において、前記サンプリング回路による前記電流検出
回路の瞬時出力の抽出は、第1の電機子電流増加領域後
であって第2の電機子電流増加領域前に行われるもので
ある。
【0012】請求項6記載のブラシレスモータ駆動回路
は、請求項1から5のいずれかに記載のブラシレスモー
タ駆動回路において、前記通電制御回路によりオンされ
ている前記インバータ回路のスイッチング素子をチョッ
パ制御によってオンまたはオフさせるチョッパ制御回路
と、そのチョッパ制御回路による前記インバータ回路の
スイッチング素子のオン動作に同期して前記電流検出回
路の出力電圧を記憶すると共に、その記憶した電圧を前
記電流検出回路に代わって前記転流指令回路へ出力する
高調波除去回路と、前記チョッパ制御回路によるオンオ
フのデューティ比を変化させ前記複数のブラシレスモー
タの回転速度を変更する速度変更回路とを備えている。
は、請求項1から5のいずれかに記載のブラシレスモー
タ駆動回路において、前記通電制御回路によりオンされ
ている前記インバータ回路のスイッチング素子をチョッ
パ制御によってオンまたはオフさせるチョッパ制御回路
と、そのチョッパ制御回路による前記インバータ回路の
スイッチング素子のオン動作に同期して前記電流検出回
路の出力電圧を記憶すると共に、その記憶した電圧を前
記電流検出回路に代わって前記転流指令回路へ出力する
高調波除去回路と、前記チョッパ制御回路によるオンオ
フのデューティ比を変化させ前記複数のブラシレスモー
タの回転速度を変更する速度変更回路とを備えている。
【0013】請求項7記載のブラシレスモータ駆動回路
は、請求項6記載のブラシレスモータ駆動回路におい
て、前記速度変更回路は、前記複数のブラシレスモータ
の目標速度を設定するためのものであり、前記転流指令
回路から出力される転流指令に基づいて前記ブラシレス
モータの実速度を検出する速度検出回路と、その速度検
出回路により検出された実速度と前記速度変更回路によ
り設定された目標速度とに基づいて、前記チョッパ制御
回路によるオンオフのデューティ比を変化させ、前記複
数のブラシレスモータの実速度を目標速度に補正する速
度補正回路とを備えている。
は、請求項6記載のブラシレスモータ駆動回路におい
て、前記速度変更回路は、前記複数のブラシレスモータ
の目標速度を設定するためのものであり、前記転流指令
回路から出力される転流指令に基づいて前記ブラシレス
モータの実速度を検出する速度検出回路と、その速度検
出回路により検出された実速度と前記速度変更回路によ
り設定された目標速度とに基づいて、前記チョッパ制御
回路によるオンオフのデューティ比を変化させ、前記複
数のブラシレスモータの実速度を目標速度に補正する速
度補正回路とを備えている。
【0014】この請求項7記載のブラシレスモータ駆動
回路によれば、請求項6記載のブラシレスモータ駆動回
路と同様に作用する上、ブラシレスモータの実速度は、
速度検出回路によって転流指令に基づいて検出される。
一方、ブラシレスモータの目標速度は、速度変更回路に
よって設定されている。これらの実速度及び目標速度は
速度補正回路へフィードバックされ、速度補正回路によ
り、両速度に基づいてチョッパ制御回路によるオンオフ
のデューティ比が変更されて、ブラシレスモータの実速
度が目標速度に補正される。
回路によれば、請求項6記載のブラシレスモータ駆動回
路と同様に作用する上、ブラシレスモータの実速度は、
速度検出回路によって転流指令に基づいて検出される。
一方、ブラシレスモータの目標速度は、速度変更回路に
よって設定されている。これらの実速度及び目標速度は
速度補正回路へフィードバックされ、速度補正回路によ
り、両速度に基づいてチョッパ制御回路によるオンオフ
のデューティ比が変更されて、ブラシレスモータの実速
度が目標速度に補正される。
【0015】請求項8記載のブラシレスモータ駆動回路
は、請求項2から7のいずれかに記載のブラシレスモー
タ駆動回路において、前記複数のブラシレスモータの始
動時に、その複数のブラシレスモータが始動トルクを発
生させるために充分な電圧を、前記平均化回路またはサ
ンプリング回路に代わって、前記転流指令出力回路へ出
力する始動補償回路を備えており、前記転流指令出力回
路は、前記電流検出回路または高調波除去回路の出力電
圧が前記始動補償回路の出力電圧の所定倍となった場合
に、前記通電制御回路へ転流指令を出力するものであ
る。
は、請求項2から7のいずれかに記載のブラシレスモー
タ駆動回路において、前記複数のブラシレスモータの始
動時に、その複数のブラシレスモータが始動トルクを発
生させるために充分な電圧を、前記平均化回路またはサ
ンプリング回路に代わって、前記転流指令出力回路へ出
力する始動補償回路を備えており、前記転流指令出力回
路は、前記電流検出回路または高調波除去回路の出力電
圧が前記始動補償回路の出力電圧の所定倍となった場合
に、前記通電制御回路へ転流指令を出力するものであ
る。
【0016】請求項9記載のブラシレスモータ駆動回路
は、請求項6または7に記載のブラシレスモータ駆動回
路において、前記チョッパ制御回路による前記インバー
タ回路のスイッチング素子のオンのデューティ比が所定
値未満から所定値以上になる毎に、前記複数のブラシレ
スモータが始動トルクを発生させるために充分な電圧
を、前記平均化回路またはサンプリング回路に代わっ
て、前記転流指令出力回路へ出力する始動補償回路を備
えており、前記転流指令出力回路は、前記高調波除去回
路の出力電圧が前記始動補償回路の出力電圧の所定倍と
なった場合に、前記通電制御回路へ転流指令を出力する
ものである。
は、請求項6または7に記載のブラシレスモータ駆動回
路において、前記チョッパ制御回路による前記インバー
タ回路のスイッチング素子のオンのデューティ比が所定
値未満から所定値以上になる毎に、前記複数のブラシレ
スモータが始動トルクを発生させるために充分な電圧
を、前記平均化回路またはサンプリング回路に代わっ
て、前記転流指令出力回路へ出力する始動補償回路を備
えており、前記転流指令出力回路は、前記高調波除去回
路の出力電圧が前記始動補償回路の出力電圧の所定倍と
なった場合に、前記通電制御回路へ転流指令を出力する
ものである。
【0017】この請求項9記載のブラシレスモータ駆動
回路によれば、請求項6または7に記載のブラシレスモ
ータ駆動回路と同様に作用する上、チョッパ制御回路に
よるオンのデューティ比が所定値未満に下げられて、複
数のブラシレスモータが停止または低速回転となったと
しても、その後、かかるオンのデューティ比が所定値以
上に上げられると、始動補償回路から転流指令出力回路
へ、複数のブラシレスモータが始動トルクを発生させる
ために充分な電圧が出力される。よって、一旦、停止ま
たは低速回転にされた複数のブラシレスモータが的確に
再始動される。
回路によれば、請求項6または7に記載のブラシレスモ
ータ駆動回路と同様に作用する上、チョッパ制御回路に
よるオンのデューティ比が所定値未満に下げられて、複
数のブラシレスモータが停止または低速回転となったと
しても、その後、かかるオンのデューティ比が所定値以
上に上げられると、始動補償回路から転流指令出力回路
へ、複数のブラシレスモータが始動トルクを発生させる
ために充分な電圧が出力される。よって、一旦、停止ま
たは低速回転にされた複数のブラシレスモータが的確に
再始動される。
【0018】請求項10記載のブラシレスモータ駆動回
路は、請求項1から9のいずれかに記載のブラシレスモ
ータ駆動回路において、前記転流指令回路から前記通電
制御回路へ転流指令が出力される度に、その転流指令回
路へ出力される前記電流検出回路または高調波除去回路
の出力電圧を略ゼロボルトに擬制リセットするゼロリセ
ット回路を備えている。
路は、請求項1から9のいずれかに記載のブラシレスモ
ータ駆動回路において、前記転流指令回路から前記通電
制御回路へ転流指令が出力される度に、その転流指令回
路へ出力される前記電流検出回路または高調波除去回路
の出力電圧を略ゼロボルトに擬制リセットするゼロリセ
ット回路を備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施
例におけるブラシレスモータ駆動回路の動作原理につい
ては、特願平7−207665号に記載されているの
で、その説明は省略する。
について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施
例におけるブラシレスモータ駆動回路の動作原理につい
ては、特願平7−207665号に記載されているの
で、その説明は省略する。
【0020】図2は、本実施例におけるセンサレスDC
ブラシレスモータ駆動回路1の回路図である。このモー
タ駆動回路1は、室内ファン用の小型PMブラシレスモ
ータの他、負荷トルクの急変し得る搬送装置や、突風な
どによる外乱を受け易いエアコンの室外ファン用のブラ
シレスモータなどを可変速運転するためのセンサレス駆
動回路として使用される。本実施例における駆動対象の
ブラシレスモータ51は、永久磁石の界磁を回転子と
し、3相の電機子巻線を固定子とした、表面磁石形のブ
ラシレスモータである。なお、界磁を固定子に電機子巻
線を回転子にしたスリップリング付きモータや、埋め込
み磁石形のブラシレスモータ、更には、固定子を内側に
回転子を外側に配設したアウタロータモータにも、この
モータ駆動回路1を用いることができる。
ブラシレスモータ駆動回路1の回路図である。このモー
タ駆動回路1は、室内ファン用の小型PMブラシレスモ
ータの他、負荷トルクの急変し得る搬送装置や、突風な
どによる外乱を受け易いエアコンの室外ファン用のブラ
シレスモータなどを可変速運転するためのセンサレス駆
動回路として使用される。本実施例における駆動対象の
ブラシレスモータ51は、永久磁石の界磁を回転子と
し、3相の電機子巻線を固定子とした、表面磁石形のブ
ラシレスモータである。なお、界磁を固定子に電機子巻
線を回転子にしたスリップリング付きモータや、埋め込
み磁石形のブラシレスモータ、更には、固定子を内側に
回転子を外側に配設したアウタロータモータにも、この
モータ駆動回路1を用いることができる。
【0021】このモータ駆動回路1には、インバータ回
路3に接続される接続回路52を介して、同一機種のブ
ラシレスモータ51が並列に5個接続されている。同一
機種のモータとは、速度起電力定数、トルク定数および
イナーシャが等しいモータをいう。1つのモータ駆動回
路1に接続されるブラシレスモータ51は、かかる同一
機種のブラシレスモータ51でなければならないが、同
一機種のブラシレスモータ51であれば、1つのモータ
駆動回路1に、2個以上のブラシレスモータ51を接続
することができる。なお、接続できるブラシレスモータ
51の数は、(インバータ回路3の最大出力電流)/
(ブラシレスモータ51の最大電流)で定められる。
路3に接続される接続回路52を介して、同一機種のブ
ラシレスモータ51が並列に5個接続されている。同一
機種のモータとは、速度起電力定数、トルク定数および
イナーシャが等しいモータをいう。1つのモータ駆動回
路1に接続されるブラシレスモータ51は、かかる同一
機種のブラシレスモータ51でなければならないが、同
一機種のブラシレスモータ51であれば、1つのモータ
駆動回路1に、2個以上のブラシレスモータ51を接続
することができる。なお、接続できるブラシレスモータ
51の数は、(インバータ回路3の最大出力電流)/
(ブラシレスモータ51の最大電流)で定められる。
【0022】モータ駆動回路1の補助電源回路2は、3
0ボルトの直流電源50から安定した10ボルトの電圧
を生成し出力する回路である。補助電源回路2で生成さ
れた10ボルトの電圧は、始動補償回路7や転流指令回
路9などの各回路へ、駆動電圧として供給される。
0ボルトの直流電源50から安定した10ボルトの電圧
を生成し出力する回路である。補助電源回路2で生成さ
れた10ボルトの電圧は、始動補償回路7や転流指令回
路9などの各回路へ、駆動電圧として供給される。
【0023】インバータ回路3は、複数(5個)のブラ
シレスモータ51の3相(U相、V相、W相)の電機子
巻線に、30ボルトの直流電圧を順次通電切替するため
の回路である。インバータ回路3の直流電源50のプラ
ス側入力端Pには、上アームトランジスタとしての3つ
のP−MOS電界効果トランジスタQu,Qv,Qwの
ソース端子が接続され、直流電源50のグランド側入力
端Nには、下アームトランジスタとしての3つのN−M
OS電界効果トランジスタQx,Qy,Qzのソース端
子が接続されて、これらにより3相の電機子巻線に対応
した3つのアームが形成されている。
シレスモータ51の3相(U相、V相、W相)の電機子
巻線に、30ボルトの直流電圧を順次通電切替するため
の回路である。インバータ回路3の直流電源50のプラ
ス側入力端Pには、上アームトランジスタとしての3つ
のP−MOS電界効果トランジスタQu,Qv,Qwの
ソース端子が接続され、直流電源50のグランド側入力
端Nには、下アームトランジスタとしての3つのN−M
OS電界効果トランジスタQx,Qy,Qzのソース端
子が接続されて、これらにより3相の電機子巻線に対応
した3つのアームが形成されている。
【0024】上アームトランジスタQu〜Qwは、ゲー
ト端子が10kΩの抵抗Ru1〜Rw1を介して分配回
路12の各出力u〜wとそれぞれ接続されており、分配
回路12の出力u〜wに応じてオンオフされるように構
成されている(図3(b)参照)。また、上アームトラ
ンジスタQu〜Qwのゲート・ソース間には、保護及び
ゲート電圧のフローティング防止用の47kΩの抵抗R
u2〜Rw2と、下アームトランジスタQx〜Qzのチ
ョッパ制御によるオン時に、その下アームトランジスタ
Qx〜Qzに対応する上アームトランジスタQu〜Qw
が、下アームトランジスタQx〜Qzと同時にオンする
ことを防止するための短絡防止用のコンデンサ(100
0pF)Cu〜Cwとが、それぞれ接続されている。
ト端子が10kΩの抵抗Ru1〜Rw1を介して分配回
路12の各出力u〜wとそれぞれ接続されており、分配
回路12の出力u〜wに応じてオンオフされるように構
成されている(図3(b)参照)。また、上アームトラ
ンジスタQu〜Qwのゲート・ソース間には、保護及び
ゲート電圧のフローティング防止用の47kΩの抵抗R
u2〜Rw2と、下アームトランジスタQx〜Qzのチ
ョッパ制御によるオン時に、その下アームトランジスタ
Qx〜Qzに対応する上アームトランジスタQu〜Qw
が、下アームトランジスタQx〜Qzと同時にオンする
ことを防止するための短絡防止用のコンデンサ(100
0pF)Cu〜Cwとが、それぞれ接続されている。
【0025】一方、下アームトランジスタQx〜Qzの
ゲート端子は、1kΩの抵抗Rx1〜Rz1を介して分
配回路12の各出力x〜zとそれぞれ接続されるととも
に、チョッパドライバとしてのインバータIx〜Izを
介してチョッパ制御回路18の出力端に接続されてい
る。インバータIx〜Izは、エミッタ端子を直流電源
50のグランド側入力端Nに接続した(即ち、回路接地
した)オープンコレクタ形のNPN形デジタルトランジ
スタで構成されている。このため各下アームトランジス
タQx〜Qzは、分配回路12の出力x〜zとチョッパ
制御回路18の出力とに応じてオンオフされる。具体的
には、チョッパ制御回路18からロウ信号が出力されて
インバータIx〜Izのコレクタ・エミッタ間がオフ
し、かつ、分配回路12の出力x〜zからハイ信号が出
力された場合に、下アームトランジスタQx〜Qzはオ
ンされる。即ち、図3(a)(b)に図示するように、
下アームトランジスタQx〜Qzは、チョッパ制御回路
18の出力に応じて、チョッパ制御されるのである。
ゲート端子は、1kΩの抵抗Rx1〜Rz1を介して分
配回路12の各出力x〜zとそれぞれ接続されるととも
に、チョッパドライバとしてのインバータIx〜Izを
介してチョッパ制御回路18の出力端に接続されてい
る。インバータIx〜Izは、エミッタ端子を直流電源
50のグランド側入力端Nに接続した(即ち、回路接地
した)オープンコレクタ形のNPN形デジタルトランジ
スタで構成されている。このため各下アームトランジス
タQx〜Qzは、分配回路12の出力x〜zとチョッパ
制御回路18の出力とに応じてオンオフされる。具体的
には、チョッパ制御回路18からロウ信号が出力されて
インバータIx〜Izのコレクタ・エミッタ間がオフ
し、かつ、分配回路12の出力x〜zからハイ信号が出
力された場合に、下アームトランジスタQx〜Qzはオ
ンされる。即ち、図3(a)(b)に図示するように、
下アームトランジスタQx〜Qzは、チョッパ制御回路
18の出力に応じて、チョッパ制御されるのである。
【0026】なお、下アームトランジスタQx〜Qzの
ゲート・ソース間には、保護及びゲート電圧のフローテ
ィング防止用の5.6kΩの抵抗Rx2〜Rz2がそれ
ぞれ接続されている。また、各アームトランジスタQu
〜Qzのソース・ドレイン間には、各アームトランジス
タQu〜Qzのオンオフ時に、ブラシレスモータ51の
電機子巻線に生じる逆起電力作用に起因する電流を還流
させるためのフリーホイールダイオードDu〜Dzが、
それぞれ逆並列に接続されている。
ゲート・ソース間には、保護及びゲート電圧のフローテ
ィング防止用の5.6kΩの抵抗Rx2〜Rz2がそれ
ぞれ接続されている。また、各アームトランジスタQu
〜Qzのソース・ドレイン間には、各アームトランジス
タQu〜Qzのオンオフ時に、ブラシレスモータ51の
電機子巻線に生じる逆起電力作用に起因する電流を還流
させるためのフリーホイールダイオードDu〜Dzが、
それぞれ逆並列に接続されている。
【0027】電流検出回路4は、複数(5個)のブラシ
レスモータ51の電機子巻線に流れる電流をまとめて、
これを電圧に変換し、高調波除去回路13へ出力するた
めの回路である。この電流検出回路4は、直流電源50
のグランド側入力端Nとインバータ回路2との間に挿入
された0.1Ω(2W)のシャント抵抗Rsから構成さ
れている。5個のブラシレスモータ51の3相の電機子
電流は、フリーホイールダイオードDu〜Dzへの還流
電流を除いて、全てこのシャント抵抗Rsにより電圧変
換される。なお、図3(c)には、ブラシレスモータ5
1の通常運転時における電流検出回路4の出力電圧波形
が図示されている。
レスモータ51の電機子巻線に流れる電流をまとめて、
これを電圧に変換し、高調波除去回路13へ出力するた
めの回路である。この電流検出回路4は、直流電源50
のグランド側入力端Nとインバータ回路2との間に挿入
された0.1Ω(2W)のシャント抵抗Rsから構成さ
れている。5個のブラシレスモータ51の3相の電機子
電流は、フリーホイールダイオードDu〜Dzへの還流
電流を除いて、全てこのシャント抵抗Rsにより電圧変
換される。なお、図3(c)には、ブラシレスモータ5
1の通常運転時における電流検出回路4の出力電圧波形
が図示されている。
【0028】高調波除去回路13は、チョッパ制御回路
18によるチョッパ制御に同期して、インバータ回路3
の下アームトランジスタQx〜Qzがオンされている間
の電流検出回路4の出力電圧を記憶し、サンプリング回
路5および転流指令回路9へ出力するための回路であ
る。即ち、チョッパ制御による高調波成分を除去して、
電流検出回路4の出力電圧をサンプリング回路5及び転
流指令回路9へ出力するのである。高調波除去回路13
は、アナログスイッチAS1と、コンデンサC1と、そ
のコンデンサC1と共にRCローパスフィルタとして機
能する抵抗R3と、抵抗R4,R5及びオペアンプOP
1で構成された非反転増幅器とを備えている。
18によるチョッパ制御に同期して、インバータ回路3
の下アームトランジスタQx〜Qzがオンされている間
の電流検出回路4の出力電圧を記憶し、サンプリング回
路5および転流指令回路9へ出力するための回路であ
る。即ち、チョッパ制御による高調波成分を除去して、
電流検出回路4の出力電圧をサンプリング回路5及び転
流指令回路9へ出力するのである。高調波除去回路13
は、アナログスイッチAS1と、コンデンサC1と、そ
のコンデンサC1と共にRCローパスフィルタとして機
能する抵抗R3と、抵抗R4,R5及びオペアンプOP
1で構成された非反転増幅器とを備えている。
【0029】アナログスイッチAS1の一方のチャネル
端子は、550Ωの抵抗R3を介して電流検出回路4の
出力端に接続され、他方のチャネル端子は、一端が回路
接地された0.1μFのコンデンサC1に接続されてい
る。また、アナログスイッチAS1のゲートは、インバ
ータIaを介してチョッパ制御回路18の出力端に接続
されており、チョッパ制御回路18からロウ信号が出力
されている間(チョッパ制御によりインバータ回路3の
下アームトランジスタQx〜Qzがオンされている
間)、アナログスイッチAS1がオンされるように構成
されている。よって、電流検出回路4の出力電圧は、チ
ョッパ制御回路18による下アームトランジスタQx〜
Qzのオン動作に同期して、コンデンサC1に記憶され
る。従って、抵抗R3及びコンデンサC1により構成さ
れるRCローパスフィルタと相まって、チョッパ制御に
よる高調波成分の除去された電流検出回路4の出力電圧
をコンデンサC1に記憶することができるのである。
端子は、550Ωの抵抗R3を介して電流検出回路4の
出力端に接続され、他方のチャネル端子は、一端が回路
接地された0.1μFのコンデンサC1に接続されてい
る。また、アナログスイッチAS1のゲートは、インバ
ータIaを介してチョッパ制御回路18の出力端に接続
されており、チョッパ制御回路18からロウ信号が出力
されている間(チョッパ制御によりインバータ回路3の
下アームトランジスタQx〜Qzがオンされている
間)、アナログスイッチAS1がオンされるように構成
されている。よって、電流検出回路4の出力電圧は、チ
ョッパ制御回路18による下アームトランジスタQx〜
Qzのオン動作に同期して、コンデンサC1に記憶され
る。従って、抵抗R3及びコンデンサC1により構成さ
れるRCローパスフィルタと相まって、チョッパ制御に
よる高調波成分の除去された電流検出回路4の出力電圧
をコンデンサC1に記憶することができるのである。
【0030】なお、インバータIaは、エミッタ接地さ
れたオープンコレクタ形のNPN形デジタルトランジス
タで構成されており、1kΩのプルアップ抵抗R6を介
して、補助電源回路2の10ボルト出力に接続されてい
る。
れたオープンコレクタ形のNPN形デジタルトランジス
タで構成されており、1kΩのプルアップ抵抗R6を介
して、補助電源回路2の10ボルト出力に接続されてい
る。
【0031】コンデンサC1の非接地端は、オペアンプ
OP1の非反転入力端に接続されている。このオペアン
プOP1は、抵抗R4,R5と共に、非反転増幅器を構
成している。抵抗R4の抵抗値は47kΩであり、抵抗
R5の抵抗値は10kΩであるので、コンデンサC1の
出力は、非反転増幅器OP1,R4,R5により、略
5.7倍に増幅されて、その出力端に接続されたサンプ
リング回路5及び転流指令回路9へ出力される。即ち、
電流検出回路4の出力電圧は、高調波除去回路13によ
り、高調波成分を除去された後、略5.7倍に増幅され
て、サンプリング回路5及び転流指令回路9へ出力され
る。図3(d)に、この高調波除去回路13の出力電圧
が図示されている。
OP1の非反転入力端に接続されている。このオペアン
プOP1は、抵抗R4,R5と共に、非反転増幅器を構
成している。抵抗R4の抵抗値は47kΩであり、抵抗
R5の抵抗値は10kΩであるので、コンデンサC1の
出力は、非反転増幅器OP1,R4,R5により、略
5.7倍に増幅されて、その出力端に接続されたサンプ
リング回路5及び転流指令回路9へ出力される。即ち、
電流検出回路4の出力電圧は、高調波除去回路13によ
り、高調波成分を除去された後、略5.7倍に増幅され
て、サンプリング回路5及び転流指令回路9へ出力され
る。図3(d)に、この高調波除去回路13の出力電圧
が図示されている。
【0032】なお、非反転増幅器OP1,R4,R5
は、電流検出回路4のシャント抵抗Rsの抵抗値を大き
くすることにより、削除することができる。例えば、シ
ャント抵抗Rsの抵抗値を現状の0.1Ωからその10
倍の1Ωにすると、電流検出回路4の出力電圧も10倍
にされる。よって、かかる場合には、非反転増幅器OP
1,R4,R5を介すことなく、コンデンサC1の出力
をサンプリング回路5及び転流指令回路9へ出力しても
良い。本実施例では、シャント抵抗Rsの温度上昇を抑
えるために、抵抗値の小さい抵抗Rsを使用している。
は、電流検出回路4のシャント抵抗Rsの抵抗値を大き
くすることにより、削除することができる。例えば、シ
ャント抵抗Rsの抵抗値を現状の0.1Ωからその10
倍の1Ωにすると、電流検出回路4の出力電圧も10倍
にされる。よって、かかる場合には、非反転増幅器OP
1,R4,R5を介すことなく、コンデンサC1の出力
をサンプリング回路5及び転流指令回路9へ出力しても
良い。本実施例では、シャント抵抗Rsの温度上昇を抑
えるために、抵抗値の小さい抵抗Rsを使用している。
【0033】サンプリング回路5は、高調波除去回路1
3の出力電圧の瞬時値を記憶して、その瞬時値を増幅回
路6へ出力するための回路である。サンプリング回路5
は、アナログスイッチAS2と、コンデンサC2と、抵
抗R7,R8とを備えている。アナログスイッチAS2
の一方のチャネル端子は、高調波除去回路13の出力端
に接続され、他方のチャネル端子は、1kΩの抵抗R7
を介して、共に一端が回路接地された0.1μFのコン
デンサC2及び1MΩの抵抗R8に接続されている。ア
ナログスイッチAS2のゲートは、転流指令回路9の出
力端に接続されており、転流指令回路9からハイの転流
指令56が出力されている間(図3(g)参照)、アナ
ログスイッチAS2がオンされる。
3の出力電圧の瞬時値を記憶して、その瞬時値を増幅回
路6へ出力するための回路である。サンプリング回路5
は、アナログスイッチAS2と、コンデンサC2と、抵
抗R7,R8とを備えている。アナログスイッチAS2
の一方のチャネル端子は、高調波除去回路13の出力端
に接続され、他方のチャネル端子は、1kΩの抵抗R7
を介して、共に一端が回路接地された0.1μFのコン
デンサC2及び1MΩの抵抗R8に接続されている。ア
ナログスイッチAS2のゲートは、転流指令回路9の出
力端に接続されており、転流指令回路9からハイの転流
指令56が出力されている間(図3(g)参照)、アナ
ログスイッチAS2がオンされる。
【0034】コンデンサC2は、アナログスイッチAS
2のオン中に、抵抗R7を介して高調波除去回路13の
出力端と接続される。このコンデンサC2は、抵抗R7
と共にRCローパスフィルタを構成して、高調波除去回
路13で除去しきれない高調波成分を除去すると共に、
高調波除去回路13の出力電圧を記憶する。このコンデ
ンサC2の非接地端子には、抵抗R7を介したアナログ
スイッチAS2、抵抗R8、及び、増幅回路6のオペア
ンプOP2の非反転入力端が接続されるだけであり、し
かも、抵抗R8の抵抗値は1MΩと非常に大きいので、
コンデンサC2の電圧値はアナログスイッチAS2のオ
フ後も所定時間保持される。よって、コンデンサC2に
は、アナログスイッチAS2のオフ直前における高調波
除去回路13の電圧値(瞬時出力)が記憶されるのであ
る。
2のオン中に、抵抗R7を介して高調波除去回路13の
出力端と接続される。このコンデンサC2は、抵抗R7
と共にRCローパスフィルタを構成して、高調波除去回
路13で除去しきれない高調波成分を除去すると共に、
高調波除去回路13の出力電圧を記憶する。このコンデ
ンサC2の非接地端子には、抵抗R7を介したアナログ
スイッチAS2、抵抗R8、及び、増幅回路6のオペア
ンプOP2の非反転入力端が接続されるだけであり、し
かも、抵抗R8の抵抗値は1MΩと非常に大きいので、
コンデンサC2の電圧値はアナログスイッチAS2のオ
フ後も所定時間保持される。よって、コンデンサC2に
は、アナログスイッチAS2のオフ直前における高調波
除去回路13の電圧値(瞬時出力)が記憶されるのであ
る。
【0035】なお、転流指令56は、後述するように、
高調波除去回路13の出力電圧が、増幅回路6により増
幅されたサンプリング回路5の出力電圧よりも大きくな
った場合に、転流指令回路9から出力される。このため
何らかの原因によって、サンプリング回路5のコンデン
サC2に大きな電圧値が保持されると、高調波除去回路
13の出力電圧が、増幅されたサンプリング回路5の出
力電圧より大きくなり得ず、転流指令56が発生不能と
なって、ブラシレスモータ51が停止してしまう。
高調波除去回路13の出力電圧が、増幅回路6により増
幅されたサンプリング回路5の出力電圧よりも大きくな
った場合に、転流指令回路9から出力される。このため
何らかの原因によって、サンプリング回路5のコンデン
サC2に大きな電圧値が保持されると、高調波除去回路
13の出力電圧が、増幅されたサンプリング回路5の出
力電圧より大きくなり得ず、転流指令56が発生不能と
なって、ブラシレスモータ51が停止してしまう。
【0036】しかし、サンプリング回路5のコンデンサ
C2には、抵抗R8が並列接続されているので、コンデ
ンサC2に蓄積された電荷は、わずかずつではあるが抵
抗R8によって徐々に放電され、その結果、コンデンサ
C2の電圧値も徐々に低下していく。よって、抵抗R8
をコンデンサC2に並列接続することにより、コンデン
サC2に大きな電圧値が保持されてしまった場合にも、
必ず転流指令56を再発生させることができ、ブラシレ
スモータ51を停止させてしまうことがない。
C2には、抵抗R8が並列接続されているので、コンデ
ンサC2に蓄積された電荷は、わずかずつではあるが抵
抗R8によって徐々に放電され、その結果、コンデンサ
C2の電圧値も徐々に低下していく。よって、抵抗R8
をコンデンサC2に並列接続することにより、コンデン
サC2に大きな電圧値が保持されてしまった場合にも、
必ず転流指令56を再発生させることができ、ブラシレ
スモータ51を停止させてしまうことがない。
【0037】この抵抗R8の抵抗値は、コンデンサC2
の容量と、始動時におけるインバータ回路3の転流周波
数の下限値との関係で決定される。即ち、始動時におけ
る転流周波数の下限値を2Hz前後とする場合は、その
6倍の12Hzの周期より若干大きめの時定数を設定
し、略0.1秒前後の範囲となるように、抵抗R8の抵
抗値とコンデンサC2の容量とが決定される。本実施例
では、コンデンサC2の容量は0.1μFであるので、
抵抗R8の抵抗値は1MΩとされている。
の容量と、始動時におけるインバータ回路3の転流周波
数の下限値との関係で決定される。即ち、始動時におけ
る転流周波数の下限値を2Hz前後とする場合は、その
6倍の12Hzの周期より若干大きめの時定数を設定
し、略0.1秒前後の範囲となるように、抵抗R8の抵
抗値とコンデンサC2の容量とが決定される。本実施例
では、コンデンサC2の容量は0.1μFであるので、
抵抗R8の抵抗値は1MΩとされている。
【0038】なお、増幅回路6のオペアンプOP2の品
種によっては、非反転入力端からグランドへ漏れ電流
(入力バイアス電流)が流れ出ることがある。かかる場
合には、その漏れ電流により、コンデンサC2の電圧値
が上昇してしまうので、即ち、記憶された高調波除去回
路13の電圧値である転流目標電圧が上昇方向に変化し
てしまうので、正常な転流動作を行わせることができな
くなってしまう。しかし、抵抗R8をコンデンサC2に
並列接続することにより、かかる漏れ電流を抵抗R8に
流すことができるので、コンデンサC2の電圧値の上昇
を防ぐことができ、かつ、コンデンサC2の電圧値は必
ず低下する方向に作用するので、コンデンサC2に高調
波除去回路13の出力電圧を維持させることができるの
である。
種によっては、非反転入力端からグランドへ漏れ電流
(入力バイアス電流)が流れ出ることがある。かかる場
合には、その漏れ電流により、コンデンサC2の電圧値
が上昇してしまうので、即ち、記憶された高調波除去回
路13の電圧値である転流目標電圧が上昇方向に変化し
てしまうので、正常な転流動作を行わせることができな
くなってしまう。しかし、抵抗R8をコンデンサC2に
並列接続することにより、かかる漏れ電流を抵抗R8に
流すことができるので、コンデンサC2の電圧値の上昇
を防ぐことができ、かつ、コンデンサC2の電圧値は必
ず低下する方向に作用するので、コンデンサC2に高調
波除去回路13の出力電圧を維持させることができるの
である。
【0039】増幅回路6は、サンプリング回路5によっ
て記憶された電圧値を増幅して、優先回路8へ出力する
回路である。増幅回路6は、オペアンプOP2と10k
Ωの2つの抵抗R9,R10とにより構成された非反転
増幅器と、その非反転増幅器の出力を1倍以下に低減す
る100kΩの可変抵抗VR1とを備えており、この可
変抵抗VR1の摺動子端から定常運転時の転流目標電圧
が出力される。
て記憶された電圧値を増幅して、優先回路8へ出力する
回路である。増幅回路6は、オペアンプOP2と10k
Ωの2つの抵抗R9,R10とにより構成された非反転
増幅器と、その非反転増幅器の出力を1倍以下に低減す
る100kΩの可変抵抗VR1とを備えており、この可
変抵抗VR1の摺動子端から定常運転時の転流目標電圧
が出力される。
【0040】非反転増幅器のオペアンプOP2は、その
非反転入力端にサンプリング回路5の出力端であるコン
デンサC2が接続され、オペアンプOP2の出力端に
は、抵抗R9及び一端が回路接地された可変抵抗VR1
が接続されている。抵抗R9の他端は、オペアンプOP
2の反転入力端と抵抗R10の一端とに接続され、抵抗
R10の他端は回路接地されている。
非反転入力端にサンプリング回路5の出力端であるコン
デンサC2が接続され、オペアンプOP2の出力端に
は、抵抗R9及び一端が回路接地された可変抵抗VR1
が接続されている。抵抗R9の他端は、オペアンプOP
2の反転入力端と抵抗R10の一端とに接続され、抵抗
R10の他端は回路接地されている。
【0041】非反転増幅器の2つの抵抗R9,R10の
抵抗値は、いずれも同一の10kΩである。よって、サ
ンプリング回路5の出力は、この非反転増幅器OP2,
R9,R10により略2倍に増幅される。2倍に増幅さ
れたサンプリング回路5の出力は、可変抵抗VR1へ出
力され、可変抵抗VR1により1倍以下に低減されて、
優先回路8へ出力される。本実施例では、非反転増幅器
OP2,R9,R10により2倍に増幅されたサンプリ
ング回路5の出力は、可変抵抗VR1によって0.7倍
に低減される。よって、増幅回路6全体としてサンプリ
ング回路5の出力は、1.4倍に増幅されるのである。
図3(e)には、増幅回路6の出力電圧波形が図示され
ている。
抵抗値は、いずれも同一の10kΩである。よって、サ
ンプリング回路5の出力は、この非反転増幅器OP2,
R9,R10により略2倍に増幅される。2倍に増幅さ
れたサンプリング回路5の出力は、可変抵抗VR1へ出
力され、可変抵抗VR1により1倍以下に低減されて、
優先回路8へ出力される。本実施例では、非反転増幅器
OP2,R9,R10により2倍に増幅されたサンプリ
ング回路5の出力は、可変抵抗VR1によって0.7倍
に低減される。よって、増幅回路6全体としてサンプリ
ング回路5の出力は、1.4倍に増幅されるのである。
図3(e)には、増幅回路6の出力電圧波形が図示され
ている。
【0042】なお、当然のことながら、可変抵抗VR1
の摺動子位置を調整することにより、増幅回路6全体の
増幅率も変更できるので、使用状況に合わせて、その増
幅率を変化させることができる。即ち、ブラシレスモー
タ51の常用運転領域で最もモータ効率が向上するよう
にチューニングすることができるのである。
の摺動子位置を調整することにより、増幅回路6全体の
増幅率も変更できるので、使用状況に合わせて、その増
幅率を変化させることができる。即ち、ブラシレスモー
タ51の常用運転領域で最もモータ効率が向上するよう
にチューニングすることができるのである。
【0043】始動補償回路7は、ブラシレスモータ51
の始動時に、ブラシレスモータ51が充分な始動トルク
を発生できるようにするため、増幅されたサンプリング
回路5の出力に代わって、転流目標電圧を転流指令回路
9へ出力するための回路である。この始動補償回路7
は、チョッパ制御回路18の出力と連動して動作する。
即ち、チョッパ制御回路18から出力されるチョッパ制
御のデューティ比が、所定値未満の小さい値から所定値
以上に上げられた場合に、例えば、本実施例ではロウ出
力のデューティ比が約3.8%未満から約3.8%以上
にされた場合に、始動補償回路7から始動時の転流目標
電圧を優先回路8を介して転流指令回路9へ出力するの
である。なお、上記の約3.8%のデューティ比は、抵
抗R32(390Ω)及びR33(10kΩ)の分圧比
により定められる。
の始動時に、ブラシレスモータ51が充分な始動トルク
を発生できるようにするため、増幅されたサンプリング
回路5の出力に代わって、転流目標電圧を転流指令回路
9へ出力するための回路である。この始動補償回路7
は、チョッパ制御回路18の出力と連動して動作する。
即ち、チョッパ制御回路18から出力されるチョッパ制
御のデューティ比が、所定値未満の小さい値から所定値
以上に上げられた場合に、例えば、本実施例ではロウ出
力のデューティ比が約3.8%未満から約3.8%以上
にされた場合に、始動補償回路7から始動時の転流目標
電圧を優先回路8を介して転流指令回路9へ出力するの
である。なお、上記の約3.8%のデューティ比は、抵
抗R32(390Ω)及びR33(10kΩ)の分圧比
により定められる。
【0044】始動補償回路7は、チョッパ制御回路18
の出力端に接続された100kΩの抵抗R31を備えて
おり、その抵抗R31の他端は、0.1μFのコンデン
サC11の一端とオペアンプOP11の反転入力端に接
続されている。コンデンサC11の他端は補助電源回路
2の10ボルト出力に接続されている。オペアンプOP
11の非反転入力端には、一端が補助電源回路2の10
ボルト出力に接続された390Ωの抵抗R32と、一端
が回路接地された10kΩの抵抗R33とが接続されて
いる。また、オペアンプOP11の出力端は、ダイオー
ドD11のアノードと、10μFの電解コンデンサC1
2のプラス側端子に接続されている。ダイオードD11
のカソードは補助電源回路2の10ボルト出力に接続さ
れ、一方、電解コンデンサC12のマイナス側端子は、
回路接地された100kΩの抵抗R34と、アノード接
地されたダイオードD12のカソード、及び、500k
Ωの可変抵抗VR2の一端に接続されている。可変抵抗
VR2の他端は100kΩの抵抗R35の一端に接続さ
れ、その抵抗R35の他端は、始動補償回路7の出力端
として、優先回路8の入力端であるダイオードD3のア
ノードに接続されている。
の出力端に接続された100kΩの抵抗R31を備えて
おり、その抵抗R31の他端は、0.1μFのコンデン
サC11の一端とオペアンプOP11の反転入力端に接
続されている。コンデンサC11の他端は補助電源回路
2の10ボルト出力に接続されている。オペアンプOP
11の非反転入力端には、一端が補助電源回路2の10
ボルト出力に接続された390Ωの抵抗R32と、一端
が回路接地された10kΩの抵抗R33とが接続されて
いる。また、オペアンプOP11の出力端は、ダイオー
ドD11のアノードと、10μFの電解コンデンサC1
2のプラス側端子に接続されている。ダイオードD11
のカソードは補助電源回路2の10ボルト出力に接続さ
れ、一方、電解コンデンサC12のマイナス側端子は、
回路接地された100kΩの抵抗R34と、アノード接
地されたダイオードD12のカソード、及び、500k
Ωの可変抵抗VR2の一端に接続されている。可変抵抗
VR2の他端は100kΩの抵抗R35の一端に接続さ
れ、その抵抗R35の他端は、始動補償回路7の出力端
として、優先回路8の入力端であるダイオードD3のア
ノードに接続されている。
【0045】ここで、図4及び図5を参照して、始動補
償回路7の動作を説明する。速度設定回路16の可変抵
抗VR4の分圧比が低く設定されており(図4(a)
A)、チョッパ制御回路18のロウ出力のデューティ比
が約3.8%未満になっている場合には(図4(b)
A)、チョッパ制御回路18から出力されるチョッパパ
ルスは、始動補償回路7のローパスフィルタを構成する
コンデンサC11により吸収(抑圧)されるので、オペ
アンプOP11の反転入力端への入力電圧は、抵抗R3
2及びR33により非反転入力端へ入力される約9.6
2ボルト以上となっている(図4(c)A)。かかる場
合には、オペアンプOP11の出力電圧は0ボルトであ
る(図4(d)A)。よって、チョッパ制御回路18の
ロウ出力のデューティ比が約3.8%未満の状態では、
始動補償回路7からの出力電圧は0ボルトとなっている
(図4(e)A)。この状態では、ブラシレスモータ5
1は停止状態にある。
償回路7の動作を説明する。速度設定回路16の可変抵
抗VR4の分圧比が低く設定されており(図4(a)
A)、チョッパ制御回路18のロウ出力のデューティ比
が約3.8%未満になっている場合には(図4(b)
A)、チョッパ制御回路18から出力されるチョッパパ
ルスは、始動補償回路7のローパスフィルタを構成する
コンデンサC11により吸収(抑圧)されるので、オペ
アンプOP11の反転入力端への入力電圧は、抵抗R3
2及びR33により非反転入力端へ入力される約9.6
2ボルト以上となっている(図4(c)A)。かかる場
合には、オペアンプOP11の出力電圧は0ボルトであ
る(図4(d)A)。よって、チョッパ制御回路18の
ロウ出力のデューティ比が約3.8%未満の状態では、
始動補償回路7からの出力電圧は0ボルトとなっている
(図4(e)A)。この状態では、ブラシレスモータ5
1は停止状態にある。
【0046】かかる状態から速度設定回路16の可変抵
抗VR4の分圧比を大きくして(図4(a)B)、チョ
ッパ制御回路18のロウ出力のデューティ比を約3.8
%以上に上げると(図4(b)B)、始動補償回路7の
コンデンサC11の放電が充電に追従できなくなり、オ
ペアンプOP11の反転入力端への入力電圧が約9.6
2ボルト以下に下がる(図4(c)B)。その結果、オ
ペアンプOP11の非反転入力端への入力電圧の方が反
転入力端への入力電圧より高くなり、オペアンプOP1
1の出力電圧が0ボルトから約8.5ボルトへ上昇する
(図4(d)B)。ここで約8.5ボルトとは、オペア
ンプの特性上定まる出力電圧の限界値である(オペアン
プは特性により電源電圧の1.5ボルト以下までしか出
力できず、本実施例ではオペアンプOP11の電源電圧
は10ボルトであるので、10ボルト−1.5ボルト=
8.5ボルトだからである。なお、上記1.5ボルトの
値は、オペアンプの種類によって当然に異なるものであ
る)。
抗VR4の分圧比を大きくして(図4(a)B)、チョ
ッパ制御回路18のロウ出力のデューティ比を約3.8
%以上に上げると(図4(b)B)、始動補償回路7の
コンデンサC11の放電が充電に追従できなくなり、オ
ペアンプOP11の反転入力端への入力電圧が約9.6
2ボルト以下に下がる(図4(c)B)。その結果、オ
ペアンプOP11の非反転入力端への入力電圧の方が反
転入力端への入力電圧より高くなり、オペアンプOP1
1の出力電圧が0ボルトから約8.5ボルトへ上昇する
(図4(d)B)。ここで約8.5ボルトとは、オペア
ンプの特性上定まる出力電圧の限界値である(オペアン
プは特性により電源電圧の1.5ボルト以下までしか出
力できず、本実施例ではオペアンプOP11の電源電圧
は10ボルトであるので、10ボルト−1.5ボルト=
8.5ボルトだからである。なお、上記1.5ボルトの
値は、オペアンプの種類によって当然に異なるものであ
る)。
【0047】オペアンプOP11の出力電圧が約8.5
ボルトとなると、コンデンサC12及び抵抗R34で構
成される微分回路に約8.5ボルトの電圧が印加され
る。このため始動補償回路7からは、可変抵抗VR2及
び抵抗R35を介して、その電圧降下分を差し引いた
8.5ボルト弱の電圧値から時間の経過とともに徐々に
逓減する微分パルス状の電圧波が優先回路8へ出力され
る(図4(e)B)。なお、コンデンサC12の容量が
10μF、抵抗R34の抵抗値が100kΩであるの
で、この電圧波は1秒後(10μF×100kΩ=1
s)には、その尖頭値の約37%にまで低減する。
ボルトとなると、コンデンサC12及び抵抗R34で構
成される微分回路に約8.5ボルトの電圧が印加され
る。このため始動補償回路7からは、可変抵抗VR2及
び抵抗R35を介して、その電圧降下分を差し引いた
8.5ボルト弱の電圧値から時間の経過とともに徐々に
逓減する微分パルス状の電圧波が優先回路8へ出力され
る(図4(e)B)。なお、コンデンサC12の容量が
10μF、抵抗R34の抵抗値が100kΩであるの
で、この電圧波は1秒後(10μF×100kΩ=1
s)には、その尖頭値の約37%にまで低減する。
【0048】優先回路8へ出力された始動補償回路7の
出力電圧は、転流目標電圧として転流指令回路9へ出力
される。よって、ブラシレスモータ51の始動時の転流
目標電圧が高く設定されるので、複数のブラシレスモー
タ51の始動時に、始動トルクを発生させるために充分
な電機子電流が流れ(図4(f)B)、複数のブラシレ
スモータ51が的確に始動される。
出力電圧は、転流目標電圧として転流指令回路9へ出力
される。よって、ブラシレスモータ51の始動時の転流
目標電圧が高く設定されるので、複数のブラシレスモー
タ51の始動時に、始動トルクを発生させるために充分
な電機子電流が流れ(図4(f)B)、複数のブラシレ
スモータ51が的確に始動される。
【0049】一方、ブラシレスモータ51の回転中に速
度設定回路16の可変抵抗VR4の分圧比が下げられる
と(図5(a))、チョッパ制御回路18のロウ出力の
デューティ比の下降とともに、ブラシレスモータ51へ
印加される電圧の実効の値も下降して、ブラシレスモー
タ51が減速されていく。そして、チョッパ制御回路1
8のロウ出力のデューティ比が約3.8%未満に下がる
と(図5(b))、始動補償回路7のコンデンサC3の
充電が放電に追従できなくなって、オペアンプOP11
の反転入力端への入力電圧が非反転入力端への入力電圧
である9.62ボルト以上に上昇し(図5(c))、オ
ペアンプOP11の出力電圧が約8.5ボルトから0ボ
ルトへ下降する(図5(d))。オペアンプOP11の
出力電圧が0ボルトとなると、コンデンサC12に充電
されていた電荷は、ダイオードD12及びオペアンプO
P11を介して急速に放電され、初期状態に復帰する。
度設定回路16の可変抵抗VR4の分圧比が下げられる
と(図5(a))、チョッパ制御回路18のロウ出力の
デューティ比の下降とともに、ブラシレスモータ51へ
印加される電圧の実効の値も下降して、ブラシレスモー
タ51が減速されていく。そして、チョッパ制御回路1
8のロウ出力のデューティ比が約3.8%未満に下がる
と(図5(b))、始動補償回路7のコンデンサC3の
充電が放電に追従できなくなって、オペアンプOP11
の反転入力端への入力電圧が非反転入力端への入力電圧
である9.62ボルト以上に上昇し(図5(c))、オ
ペアンプOP11の出力電圧が約8.5ボルトから0ボ
ルトへ下降する(図5(d))。オペアンプOP11の
出力電圧が0ボルトとなると、コンデンサC12に充電
されていた電荷は、ダイオードD12及びオペアンプO
P11を介して急速に放電され、初期状態に復帰する。
【0050】この状態から、再度、速度設定回路16の
可変抵抗VR4の分圧比が上げられ(図5(a))、チ
ョッパ制御回路18のロウ出力のデューティ比が約3.
8%以上になると(図5(b))、オペアンプOP11
の反転入力端への入力電圧が9.62ボルト以下に下が
り(図5(c))、オペアンプOP11の出力電圧が約
8.5ボルトに上昇する(図5(d))。この結果、放
電されたコンデンサC12が再充電されるまで、始動補
償回路7から微分パルス状の電圧波が再び出力される
(図5(e))。
可変抵抗VR4の分圧比が上げられ(図5(a))、チ
ョッパ制御回路18のロウ出力のデューティ比が約3.
8%以上になると(図5(b))、オペアンプOP11
の反転入力端への入力電圧が9.62ボルト以下に下が
り(図5(c))、オペアンプOP11の出力電圧が約
8.5ボルトに上昇する(図5(d))。この結果、放
電されたコンデンサC12が再充電されるまで、始動補
償回路7から微分パルス状の電圧波が再び出力される
(図5(e))。
【0051】なお、ブラシレスモータ51の駆動中に直
流電源50がオフされた場合、コンデンサC12に充電
されていた電荷は、ダイオードD11及びD12を介し
て急速に放電され、初期状態に復帰する。よって、直流
電源50を、そのオフ直後に再度オンした場合にも、始
動補償回路7を正常に動作させて、ブラシレスモータ5
1を円滑に始動することができるのである。
流電源50がオフされた場合、コンデンサC12に充電
されていた電荷は、ダイオードD11及びD12を介し
て急速に放電され、初期状態に復帰する。よって、直流
電源50を、そのオフ直後に再度オンした場合にも、始
動補償回路7を正常に動作させて、ブラシレスモータ5
1を円滑に始動することができるのである。
【0052】このように本実施例の始動補償回路7で
は、速度設定回路16の可変抵抗VR4の分圧比が下げ
られて、駆動中の複数のブラシレスモータ51が停止若
しくは低速回転になったとしても、その後、可変抵抗V
R4の分圧比を上げることにより、始動補償回路7から
複数のブラシレスモータ51の始動に充分な転流目標電
圧を出力することができる。よって、かかる場合にも複
数のブラシレスモータ51を的確に始動することができ
るのである。このように始動補償回路7は、速度設定回
路16の可変抵抗VR4による速度設定に連動して動作
するように構成されている。
は、速度設定回路16の可変抵抗VR4の分圧比が下げ
られて、駆動中の複数のブラシレスモータ51が停止若
しくは低速回転になったとしても、その後、可変抵抗V
R4の分圧比を上げることにより、始動補償回路7から
複数のブラシレスモータ51の始動に充分な転流目標電
圧を出力することができる。よって、かかる場合にも複
数のブラシレスモータ51を的確に始動することができ
るのである。このように始動補償回路7は、速度設定回
路16の可変抵抗VR4による速度設定に連動して動作
するように構成されている。
【0053】優先回路8は、増幅回路6によって増幅さ
れたサンプリング回路5の出力、即ち、定常運転時にお
ける転流目標電圧と、始動補償回路7の出力、即ち、始
動時における転流目標電圧とのうち、大きい方の出力電
圧を転流指令回路9へ出力するための回路であり、ダイ
オードD3により構成されている。このダイオードD3
は、そのアノードが始動補償回路7の出力端と接続さ
れ、カソードが増幅回路6の出力端、及び、転流指令回
路9の1つの入力端であるコンパレータCP1の反転入
力端に接続されている。よって、優先回路8により、増
幅回路6と始動補償回路7とのうち大きい方の出力電圧
が、転流目標電圧として転流指令回路9へ出力されるの
である。
れたサンプリング回路5の出力、即ち、定常運転時にお
ける転流目標電圧と、始動補償回路7の出力、即ち、始
動時における転流目標電圧とのうち、大きい方の出力電
圧を転流指令回路9へ出力するための回路であり、ダイ
オードD3により構成されている。このダイオードD3
は、そのアノードが始動補償回路7の出力端と接続さ
れ、カソードが増幅回路6の出力端、及び、転流指令回
路9の1つの入力端であるコンパレータCP1の反転入
力端に接続されている。よって、優先回路8により、増
幅回路6と始動補償回路7とのうち大きい方の出力電圧
が、転流目標電圧として転流指令回路9へ出力されるの
である。
【0054】転流指令回路9は、ブラシレスモータ51
の転流指令56を計数回路11、サンプリング回路5、
及び、ゼロリセット回路10へ出力するための回路であ
り、主に、コンパレータCP1と、単安定マルチバイブ
レータMM1とから構成されている。コンパレータCP
1の反転入力端は優先回路8の出力端と接続され、一
方、非反転入力端は抵抗R16を介して高調波除去回路
13の出力端と接続されている。また、コンパレータC
P1の出力端は、単安定マルチバイブレータMM1の入
力端Aに接続され、転流指令を発する単安定マルチバイ
ブレータMM1の出力端Qは、計数回路11の入力端C
K、サンプリング回路5及びゼロリセット回路10の両
アナログスイッチAS2,AS3のゲートに接続されて
いる。
の転流指令56を計数回路11、サンプリング回路5、
及び、ゼロリセット回路10へ出力するための回路であ
り、主に、コンパレータCP1と、単安定マルチバイブ
レータMM1とから構成されている。コンパレータCP
1の反転入力端は優先回路8の出力端と接続され、一
方、非反転入力端は抵抗R16を介して高調波除去回路
13の出力端と接続されている。また、コンパレータC
P1の出力端は、単安定マルチバイブレータMM1の入
力端Aに接続され、転流指令を発する単安定マルチバイ
ブレータMM1の出力端Qは、計数回路11の入力端C
K、サンプリング回路5及びゼロリセット回路10の両
アナログスイッチAS2,AS3のゲートに接続されて
いる。
【0055】また、転流指令回路9はダイオードD4を
備えており、そのダイオードD4のアノードはサンプル
時期補正回路19の出力端に接続され、そのカソードは
100kΩの可変抵抗VR3の一端に接続されている。
可変抵抗VR3の他端は、10kΩの抵抗R15の一端
に接続され、抵抗R15の他端は、0.1μFのコンデ
ンサC5の一端と単安定マルチバイブレータMM1とに
接続されている。また、コンデンサC5の他端も単安定
マルチバイブレータMM1に接続されている。
備えており、そのダイオードD4のアノードはサンプル
時期補正回路19の出力端に接続され、そのカソードは
100kΩの可変抵抗VR3の一端に接続されている。
可変抵抗VR3の他端は、10kΩの抵抗R15の一端
に接続され、抵抗R15の他端は、0.1μFのコンデ
ンサC5の一端と単安定マルチバイブレータMM1とに
接続されている。また、コンデンサC5の他端も単安定
マルチバイブレータMM1に接続されている。
【0056】転流指令回路9では、コンパレータCP1
によって、高調波除去回路13の出力電圧と優先回路8
の出力電圧との大小が比較される。比較の結果、高調波
除去回路13の出力電圧が優先回路8の出力電圧より大
きくなると、図3(f)に図示するように、コンパレー
タCP1の出力端からハイ信号55が単安定マルチバイ
ブレータMM1の入力端Aへ出力される。この結果、図
3(g)に図示するように、単安定マルチバイブレータ
MM1の出力端Qから計数回路11へ、ワンショットの
ハイ信号(転流指令56)が出力される。なお、この転
流指令56は、サンプリング回路5及びゼロリセット回
路10のアナログスイッチAS2,AS3のゲートへも
同時に出力され、ハイの間、両スイッチAS2,AS3
をオン状態にする。
によって、高調波除去回路13の出力電圧と優先回路8
の出力電圧との大小が比較される。比較の結果、高調波
除去回路13の出力電圧が優先回路8の出力電圧より大
きくなると、図3(f)に図示するように、コンパレー
タCP1の出力端からハイ信号55が単安定マルチバイ
ブレータMM1の入力端Aへ出力される。この結果、図
3(g)に図示するように、単安定マルチバイブレータ
MM1の出力端Qから計数回路11へ、ワンショットの
ハイ信号(転流指令56)が出力される。なお、この転
流指令56は、サンプリング回路5及びゼロリセット回
路10のアナログスイッチAS2,AS3のゲートへも
同時に出力され、ハイの間、両スイッチAS2,AS3
をオン状態にする。
【0057】サンプリング回路5には、アナログスイッ
チAS2のオフ直前における高調波除去回路13の瞬時
出力が保持される。このアナログスイッチAS2は、ハ
イの転流指令56が出力されている間オンされるので、
サンプリング回路5には、転流指令56の立ち下がり時
のタイミングで高調波除去回路13の瞬時出力が保持さ
れることになる。よって、サンプリング回路5による瞬
時出力の抽出タイミングは、転流指令56のパルス幅に
よって決定されるのである。
チAS2のオフ直前における高調波除去回路13の瞬時
出力が保持される。このアナログスイッチAS2は、ハ
イの転流指令56が出力されている間オンされるので、
サンプリング回路5には、転流指令56の立ち下がり時
のタイミングで高調波除去回路13の瞬時出力が保持さ
れることになる。よって、サンプリング回路5による瞬
時出力の抽出タイミングは、転流指令56のパルス幅に
よって決定されるのである。
【0058】このため転流指令56のパルス幅は、その
パルスの終了位置が、図1(b)に図示される第1の電
流増加領域41と第2の電流増加領域42との中間に位
置するように設定される。即ち、第1及び第2の電流増
加領域41,42以外の領域で、サンプリング回路5に
よる抽出が行われるように転流指令56のパルス幅が設
定されるのである。
パルスの終了位置が、図1(b)に図示される第1の電
流増加領域41と第2の電流増加領域42との中間に位
置するように設定される。即ち、第1及び第2の電流増
加領域41,42以外の領域で、サンプリング回路5に
よる抽出が行われるように転流指令56のパルス幅が設
定されるのである。
【0059】この理由は、第1の電流増加領域41の電
流値は、ブラシレスモータ51の電機子巻線への印加電
圧とモータの回転による速度起電力との差、及び、電機
子インピーダンスとにより定まり、特に、電流上昇率は
電機子インピーダンスの時定数により一義的に定まるも
のであって、モータの発生トルクにより定まる電流値及
び上昇率ではないからである。また、第2の電流増加領
域42の電流値は、ブラシレスモータ51の電機子巻線
への印加電圧とモータの回転による速度起電力との差、
及び、電機子インピーダンス中の抵抗成分とによりおお
むね定まり、モータの発生トルクに殆ど寄与しない電流
値だからである。
流値は、ブラシレスモータ51の電機子巻線への印加電
圧とモータの回転による速度起電力との差、及び、電機
子インピーダンスとにより定まり、特に、電流上昇率は
電機子インピーダンスの時定数により一義的に定まるも
のであって、モータの発生トルクにより定まる電流値及
び上昇率ではないからである。また、第2の電流増加領
域42の電流値は、ブラシレスモータ51の電機子巻線
への印加電圧とモータの回転による速度起電力との差、
及び、電機子インピーダンス中の抵抗成分とによりおお
むね定まり、モータの発生トルクに殆ど寄与しない電流
値だからである。
【0060】よって、第1及び第2の電流増加領域4
1,42の電流値を基準にしては、負荷に応じた発生ト
ルクを維持するための適切な転流タイミングを決定する
ことはできない。言い換えれば、第1及び第2の電流増
加領域41,42以外の領域における電流値を基準にす
れば、適切な転流タイミングを決定することができるの
である。従って、かかる第1及び第2の電流増加領域4
1,42以外の領域で、サンプリング回路5による抽出
が行われるように転流指令56のパルス幅が設定され
る。
1,42の電流値を基準にしては、負荷に応じた発生ト
ルクを維持するための適切な転流タイミングを決定する
ことはできない。言い換えれば、第1及び第2の電流増
加領域41,42以外の領域における電流値を基準にす
れば、適切な転流タイミングを決定することができるの
である。従って、かかる第1及び第2の電流増加領域4
1,42以外の領域で、サンプリング回路5による抽出
が行われるように転流指令56のパルス幅が設定され
る。
【0061】具体的には、転流指令56のパルスが第1
及び第2の電流増加領域41,42以外の領域で終了す
るように、転流指令56の最短パルス幅は、ブラシレス
モータ51の電機子インピーダンスにより定まるLR時
定数(τ)の3乃至10倍以上の時間(3τ〜10τ
秒)とされる。サンプリング回路5のサンプル保持動作
時において、高調波除去回路13の瞬時出力が大略飽和
傾向を示し、終値の95%以上となる時間的余裕を考慮
したものである。また、転流指令56の最長パルス幅
は、ブラシレスモータ51の最速回転時における転流周
期(T)の2/3倍の時間(2/3×T秒)とされる。
これは、実験により、最速回転時における第2の電流増
加領域42の幅を1/3×Tと設定したからである
((1−1/3)×T=2/3×T)。
及び第2の電流増加領域41,42以外の領域で終了す
るように、転流指令56の最短パルス幅は、ブラシレス
モータ51の電機子インピーダンスにより定まるLR時
定数(τ)の3乃至10倍以上の時間(3τ〜10τ
秒)とされる。サンプリング回路5のサンプル保持動作
時において、高調波除去回路13の瞬時出力が大略飽和
傾向を示し、終値の95%以上となる時間的余裕を考慮
したものである。また、転流指令56の最長パルス幅
は、ブラシレスモータ51の最速回転時における転流周
期(T)の2/3倍の時間(2/3×T秒)とされる。
これは、実験により、最速回転時における第2の電流増
加領域42の幅を1/3×Tと設定したからである
((1−1/3)×T=2/3×T)。
【0062】ところで、前記したように、可変抵抗VR
3及び抵抗R15には、ダイオードD4を介して、サン
プル時期補正回路19の出力電圧が印加される。
3及び抵抗R15には、ダイオードD4を介して、サン
プル時期補正回路19の出力電圧が印加される。
【0063】このサンプル時期補正回路19は、ブラシ
レスモータ51の回転速度に応じて、転流指令回路9か
ら出力される転流指令56のパルス幅を変化させ、サン
プリング回路5によるサンプル時期(瞬時出力の抽出時
期)を適切なタイミングに補正するためのものである。
サンプル時期補正回路19は、コンパレータCP4と、
そのコンパレータCP4の出力端に接続された1kΩの
プルアップ抵抗R43とから構成されている。コンパレ
ータCP4の非反転入力端は速度検出回路15の出力端
に接続され、反転入力端はノコギリ波生成回路14の出
力端に接続されている。また、コンパレータCP4の出
力端は転流指令回路9のダイオードD4のアノードに接
続されている。よって、図6に示すように、サンプル時
期補正回路19からは、速度検出回路15の出力電圧6
1がノコギリ波生成回路14の出力電圧62より高い場
合に10ボルトの電圧が出力され、逆に、速度検出回路
15の出力電圧61がノコギリ波生成回路14の出力電
圧62より低い場合に0ボルトの電圧が出力される。
レスモータ51の回転速度に応じて、転流指令回路9か
ら出力される転流指令56のパルス幅を変化させ、サン
プリング回路5によるサンプル時期(瞬時出力の抽出時
期)を適切なタイミングに補正するためのものである。
サンプル時期補正回路19は、コンパレータCP4と、
そのコンパレータCP4の出力端に接続された1kΩの
プルアップ抵抗R43とから構成されている。コンパレ
ータCP4の非反転入力端は速度検出回路15の出力端
に接続され、反転入力端はノコギリ波生成回路14の出
力端に接続されている。また、コンパレータCP4の出
力端は転流指令回路9のダイオードD4のアノードに接
続されている。よって、図6に示すように、サンプル時
期補正回路19からは、速度検出回路15の出力電圧6
1がノコギリ波生成回路14の出力電圧62より高い場
合に10ボルトの電圧が出力され、逆に、速度検出回路
15の出力電圧61がノコギリ波生成回路14の出力電
圧62より低い場合に0ボルトの電圧が出力される。
【0064】後述するが、速度検出回路15はブラシレ
スモータ51の回転速度に応じた電圧61を出力する。
即ち、ブラシレスモータ51が高速で回転している場合
には高い電圧を出力し、低速で回転している場合には低
い電圧を出力する。一方、ノコギリ波生成回路14は、
約20kHzの一定周期で変化するノコギリ波状の電圧
62を出力する。従って、サンプル時期補正回路19の
出力電圧は、速度検出回路15の出力電圧に応じて、そ
のデューティ比が変化する矩形波となる。図6に示すよ
うに、かかる矩形波のデューティ比はブラシレスモータ
51の回転速度が速いほど大きくなり、ブラシレスモー
タ51の回転速度が遅いほど小さくなる。このためサン
プル時期補正回路19より出力され、ダイオードD4を
介して可変抵抗VR3及び抵抗R15に印加される電圧
の実効の値は、かかる矩形波のデューティ比に応じて変
化する。
スモータ51の回転速度に応じた電圧61を出力する。
即ち、ブラシレスモータ51が高速で回転している場合
には高い電圧を出力し、低速で回転している場合には低
い電圧を出力する。一方、ノコギリ波生成回路14は、
約20kHzの一定周期で変化するノコギリ波状の電圧
62を出力する。従って、サンプル時期補正回路19の
出力電圧は、速度検出回路15の出力電圧に応じて、そ
のデューティ比が変化する矩形波となる。図6に示すよ
うに、かかる矩形波のデューティ比はブラシレスモータ
51の回転速度が速いほど大きくなり、ブラシレスモー
タ51の回転速度が遅いほど小さくなる。このためサン
プル時期補正回路19より出力され、ダイオードD4を
介して可変抵抗VR3及び抵抗R15に印加される電圧
の実効の値は、かかる矩形波のデューティ比に応じて変
化する。
【0065】単安定マルチバイブレータMM1から出力
される転流指令56のパルス幅は、可変抵抗VR3及び
抵抗R15に印加される電圧値が大きくなると短くな
り、逆に、印加される電圧値が小さくなると長くなる。
このためブラシレスモータ51の回転速度が速くなる
と、サンプル時期補正回路19から出力される矩形波の
デューティ比が大きくなって、可変抵抗VR3に印加さ
れる電圧の実効の値が大きくなり、転流指令56のパル
ス幅が短くなる。逆に、ブラシレスモータ51の回転速
度が遅くなると、サンプル時期補正回路19から出力さ
れる矩形波のデューティ比が小さくなって、可変抵抗V
R3に印加される電圧の実効の値が小さくなり、転流指
令56のパルス幅も長くなる。このように、サンプル時
期補正回路19により、ブラシレスモータ51の回転速
度に追従して、転流指令56のパルス幅が大小し、サン
プリング回路5による瞬時出力の抽出タイミングが適切
な位置に自動修正されるのである。よって、転流指令5
6のパルス幅の設定範囲の自由度が増し、その設定を容
易に行うことができる。なお、転流指令56のパルス幅
は、ブラシレスモータ51の最速回転時において、その
転流周期(T)の1/2倍(1/2T)となるように設
定することが最も好ましい。
される転流指令56のパルス幅は、可変抵抗VR3及び
抵抗R15に印加される電圧値が大きくなると短くな
り、逆に、印加される電圧値が小さくなると長くなる。
このためブラシレスモータ51の回転速度が速くなる
と、サンプル時期補正回路19から出力される矩形波の
デューティ比が大きくなって、可変抵抗VR3に印加さ
れる電圧の実効の値が大きくなり、転流指令56のパル
ス幅が短くなる。逆に、ブラシレスモータ51の回転速
度が遅くなると、サンプル時期補正回路19から出力さ
れる矩形波のデューティ比が小さくなって、可変抵抗V
R3に印加される電圧の実効の値が小さくなり、転流指
令56のパルス幅も長くなる。このように、サンプル時
期補正回路19により、ブラシレスモータ51の回転速
度に追従して、転流指令56のパルス幅が大小し、サン
プリング回路5による瞬時出力の抽出タイミングが適切
な位置に自動修正されるのである。よって、転流指令5
6のパルス幅の設定範囲の自由度が増し、その設定を容
易に行うことができる。なお、転流指令56のパルス幅
は、ブラシレスモータ51の最速回転時において、その
転流周期(T)の1/2倍(1/2T)となるように設
定することが最も好ましい。
【0066】ゼロリセット回路10は、転流指令回路9
から出力される転流指令56毎に、高調波除去回路13
の出力電圧を0ボルトに擬制リセットするための回路で
あり、10kΩの抵抗R16と、180pFのコンデン
サC6と、アナログスイッチAS3とから構成されてい
る。抵抗R16の一端は高調波除去回路13の出力端に
接続され、その抵抗R16の他端は、回路接地されたコ
ンデンサC6の一端に接続されて、RCローパスフィル
タを構成している。このRCローパスフィルタにより、
チョッパ制御に伴って発生する静電移行(誘導)ノイズ
や電磁ノイズの他、高調波除去回路13で除去しきれな
かった高調波成分がさらに除去される。
から出力される転流指令56毎に、高調波除去回路13
の出力電圧を0ボルトに擬制リセットするための回路で
あり、10kΩの抵抗R16と、180pFのコンデン
サC6と、アナログスイッチAS3とから構成されてい
る。抵抗R16の一端は高調波除去回路13の出力端に
接続され、その抵抗R16の他端は、回路接地されたコ
ンデンサC6の一端に接続されて、RCローパスフィル
タを構成している。このRCローパスフィルタにより、
チョッパ制御に伴って発生する静電移行(誘導)ノイズ
や電磁ノイズの他、高調波除去回路13で除去しきれな
かった高調波成分がさらに除去される。
【0067】また、抵抗R16の他端、即ち、前記した
RCローパスフィルタの出力端は、アナログスイッチA
S3の一方のチャネル端子と、転流指令回路9の1つの
入力端であるコンパレータCP1の非反転入力端とに接
続されている。アナログスイッチAS3の他方のチャネ
ル端子は回路接地されており、また、アナログスイッチ
AS3のゲートは転流指令回路9の出力端と接続されて
いる。このため転流指令回路9からハイの転流指令56
が出力されると、その転流指令56によって、アナログ
スイッチAS3がオンされて、転流指令回路9のコンパ
レータCP1の非反転入力端が回路接地され、0ボルト
に擬制リセットされるのである。
RCローパスフィルタの出力端は、アナログスイッチA
S3の一方のチャネル端子と、転流指令回路9の1つの
入力端であるコンパレータCP1の非反転入力端とに接
続されている。アナログスイッチAS3の他方のチャネ
ル端子は回路接地されており、また、アナログスイッチ
AS3のゲートは転流指令回路9の出力端と接続されて
いる。このため転流指令回路9からハイの転流指令56
が出力されると、その転流指令56によって、アナログ
スイッチAS3がオンされて、転流指令回路9のコンパ
レータCP1の非反転入力端が回路接地され、0ボルト
に擬制リセットされるのである。
【0068】計数回路11は、転流指令回路9から出力
される転流指令56の立ち上がり毎にカウントされる6
進カウンタCT(TC4017とクリア回路)により構
成されている。カウンタCTの入力端CKには、転流指
令回路9の出力端が接続されており、カウンタCTの出
力端0〜5は、分配回路12の各オアゲートORu〜O
Rzに、カウンタCTの出力端6〜9は、ダイオードD
5〜D8を介してクリア端子CLRに、それぞれ接続さ
れている。なお、クリア端子CLRには、他端が回路接
地されたノイズ防止用のコンデンサC7およびプルダウ
ン抵抗R17が接続されている。転流指令回路9からカ
ウンタCTの入力端CKへ立ち上がり信号が入力される
と、かかる信号の入力毎に、出力端0、出力端1、・・
・、出力端5、出力端0の順に、カウンタCTからハイ
信号が出力される。
される転流指令56の立ち上がり毎にカウントされる6
進カウンタCT(TC4017とクリア回路)により構
成されている。カウンタCTの入力端CKには、転流指
令回路9の出力端が接続されており、カウンタCTの出
力端0〜5は、分配回路12の各オアゲートORu〜O
Rzに、カウンタCTの出力端6〜9は、ダイオードD
5〜D8を介してクリア端子CLRに、それぞれ接続さ
れている。なお、クリア端子CLRには、他端が回路接
地されたノイズ防止用のコンデンサC7およびプルダウ
ン抵抗R17が接続されている。転流指令回路9からカ
ウンタCTの入力端CKへ立ち上がり信号が入力される
と、かかる信号の入力毎に、出力端0、出力端1、・・
・、出力端5、出力端0の順に、カウンタCTからハイ
信号が出力される。
【0069】分配回路12は、計数回路11からの出力
をインバータ回路3へ分配して出力するための回路であ
り、6個のオアゲートORu〜ORzと、3個のインバ
ータIu〜Iwとを備えている。各インバータIu〜I
wは、エミッタ端子を回路接地したオープンコレクタ形
のNPN形デジタルトランジスタで構成され、高耐圧と
されている。なお、各インバータIu〜Iwを、デジタ
ルトランジスタに代えて、ソース端子を回路接地したN
−MOS電界効果トランジスタで構成するようにしても
良い。また、必要に応じてフォトカプラなどを用いて構
成しても良い。
をインバータ回路3へ分配して出力するための回路であ
り、6個のオアゲートORu〜ORzと、3個のインバ
ータIu〜Iwとを備えている。各インバータIu〜I
wは、エミッタ端子を回路接地したオープンコレクタ形
のNPN形デジタルトランジスタで構成され、高耐圧と
されている。なお、各インバータIu〜Iwを、デジタ
ルトランジスタに代えて、ソース端子を回路接地したN
−MOS電界効果トランジスタで構成するようにしても
良い。また、必要に応じてフォトカプラなどを用いて構
成しても良い。
【0070】分配回路12のオアゲートORuの入力端
は、カウンタCTの出力端0,1と接続され、その出力
端はインバータIuの入力端に接続されている。オアゲ
ートORvの入力端は、カウンタCTの出力端2,3と
接続され、その出力端はインバータIvの入力端に接続
されている。オアゲートORwの入力端は、カウンタC
Tの出力端4,5と接続され、その出力端はインバータ
Iwの入力端に接続されている。オアゲートORxの入
力端はカウンタCTの出力端3,4と接続され、オアゲ
ートORyの入力端はカウンタCTの出力端5,0と接
続され、更に、オアゲートORzの入力端はカウンタC
Tの出力端1,2と接続されている。インバータIu〜
IwおよびオアゲートORx〜ORzの出力端は、イン
バータ回路3の各電界効果トランジスタQu〜Qzのゲ
ート端子に接続された抵抗R1u〜R1zに接続されて
いる。図7は、かかる分配回路12の入出力の関係と、
その関係に対応したブラシレスモータ51の3相(U
相、V相、Z相)の電機子巻線に流れる電流方向を示し
ている。
は、カウンタCTの出力端0,1と接続され、その出力
端はインバータIuの入力端に接続されている。オアゲ
ートORvの入力端は、カウンタCTの出力端2,3と
接続され、その出力端はインバータIvの入力端に接続
されている。オアゲートORwの入力端は、カウンタC
Tの出力端4,5と接続され、その出力端はインバータ
Iwの入力端に接続されている。オアゲートORxの入
力端はカウンタCTの出力端3,4と接続され、オアゲ
ートORyの入力端はカウンタCTの出力端5,0と接
続され、更に、オアゲートORzの入力端はカウンタC
Tの出力端1,2と接続されている。インバータIu〜
IwおよびオアゲートORx〜ORzの出力端は、イン
バータ回路3の各電界効果トランジスタQu〜Qzのゲ
ート端子に接続された抵抗R1u〜R1zに接続されて
いる。図7は、かかる分配回路12の入出力の関係と、
その関係に対応したブラシレスモータ51の3相(U
相、V相、Z相)の電機子巻線に流れる電流方向を示し
ている。
【0071】速度検出回路15は、転流指令回路9から
出力される転流指令56に基づいてブラシレスモータ5
1の転流周期を検出し、その転流周期からブラシレスモ
ータ51の回転速度を検出する回路である。検出された
速度は電圧値に換算され、速度補正回路17及びサンプ
ル時期補正回路19へ出力される。なお、回路上、速度
検出回路15へは転流指令56の反転出力(Qバー)が
入力される。これは転流指令回路9の単安定マルチバイ
ブレータMM1のドライブ能力を考慮したものである。
よって、かかるドライブ能力に支障がない場合には、単
安定マルチバイブレータMM1の出力端Qを速度検出回
路15へ入力しても良い。即ち、単安定マルチバイブレ
ータMM1の単パルス出力動作毎に、後述の単安定マル
チバイブレータMM2が単パルスを出力するように構成
しても良い。
出力される転流指令56に基づいてブラシレスモータ5
1の転流周期を検出し、その転流周期からブラシレスモ
ータ51の回転速度を検出する回路である。検出された
速度は電圧値に換算され、速度補正回路17及びサンプ
ル時期補正回路19へ出力される。なお、回路上、速度
検出回路15へは転流指令56の反転出力(Qバー)が
入力される。これは転流指令回路9の単安定マルチバイ
ブレータMM1のドライブ能力を考慮したものである。
よって、かかるドライブ能力に支障がない場合には、単
安定マルチバイブレータMM1の出力端Qを速度検出回
路15へ入力しても良い。即ち、単安定マルチバイブレ
ータMM1の単パルス出力動作毎に、後述の単安定マル
チバイブレータMM2が単パルスを出力するように構成
しても良い。
【0072】速度検出回路15は、単安定マルチバイブ
レータMM2を備えており、その単安定マルチバイブレ
ータMM2の入力端Aは、転流指令回路9の単安定マル
チバイブレータMM1の出力端Qバーに接続されてい
る。また、単安定マルチバイブレータMM2には、一端
が補助電源回路2の10ボルト出力に接続された50k
Ωの抵抗R36と、その抵抗R36の他端と単安定マル
チバイブレータMM2とに接続された0.1μFのコン
デンサC13とが接続されている。更に、単安定マルチ
バイブレータMM2の出力端Qは、100kΩの抵抗R
37の一端に接続され、その抵抗R37の他端は、マイ
ナス側端子が回路接地された10μFの電解コンデンサ
C14のプラス側端子と、バッファを形成するオペアン
プOP12の入力端に接続されている。オペアンプOP
12の出力端は、速度検出回路15の出力端として、速
度補正回路17及びサンプル時期補正回路19と接続さ
れている。
レータMM2を備えており、その単安定マルチバイブレ
ータMM2の入力端Aは、転流指令回路9の単安定マル
チバイブレータMM1の出力端Qバーに接続されてい
る。また、単安定マルチバイブレータMM2には、一端
が補助電源回路2の10ボルト出力に接続された50k
Ωの抵抗R36と、その抵抗R36の他端と単安定マル
チバイブレータMM2とに接続された0.1μFのコン
デンサC13とが接続されている。更に、単安定マルチ
バイブレータMM2の出力端Qは、100kΩの抵抗R
37の一端に接続され、その抵抗R37の他端は、マイ
ナス側端子が回路接地された10μFの電解コンデンサ
C14のプラス側端子と、バッファを形成するオペアン
プOP12の入力端に接続されている。オペアンプOP
12の出力端は、速度検出回路15の出力端として、速
度補正回路17及びサンプル時期補正回路19と接続さ
れている。
【0073】転流指令56の立ち下がり毎に、転流指令
回路9の単安定マルチバイブレータMM1の出力端Qバ
ーからハイパルスが出力され(図8(b))、その立ち
上がりのタイミングで、速度検出回路15の単安定マル
チバイブレータMM2の出力端Qからワンショットのハ
イパルス58が出力される(図8(c))。かかるハイ
パルス58は、抵抗R37及びコンデンサC14とで構
成されるRC平均化回路によって平均化され、その平均
化された電圧値が抵抗R37とコンデンサC14との接
続端に現れる。
回路9の単安定マルチバイブレータMM1の出力端Qバ
ーからハイパルスが出力され(図8(b))、その立ち
上がりのタイミングで、速度検出回路15の単安定マル
チバイブレータMM2の出力端Qからワンショットのハ
イパルス58が出力される(図8(c))。かかるハイ
パルス58は、抵抗R37及びコンデンサC14とで構
成されるRC平均化回路によって平均化され、その平均
化された電圧値が抵抗R37とコンデンサC14との接
続端に現れる。
【0074】ところで、単安定マルチバイブレータMM
2に接続される抵抗R36及びコンデンサC13は固定
であるので、かかるハイパルス58の幅は一定である。
また、ハイパルス58は転流指令56毎に出力される。
よって、転流指令56の発生周期が短いほど、即ちブラ
シレスモータ51の回転速度が速いほど、コンデンサC
14の端子間電圧は高くなり(図8(c)B)、逆に、
転流指令56の発生周期が長いほど、即ちブラシレスモ
ータ51の回転速度が遅いほど、コンデンサC14の端
子間電圧は低くなる(図8(c)A)。このようにブラ
シレスモータ51の回転速度は、コンデンサC14の端
子間電圧として検出されるのである。
2に接続される抵抗R36及びコンデンサC13は固定
であるので、かかるハイパルス58の幅は一定である。
また、ハイパルス58は転流指令56毎に出力される。
よって、転流指令56の発生周期が短いほど、即ちブラ
シレスモータ51の回転速度が速いほど、コンデンサC
14の端子間電圧は高くなり(図8(c)B)、逆に、
転流指令56の発生周期が長いほど、即ちブラシレスモ
ータ51の回転速度が遅いほど、コンデンサC14の端
子間電圧は低くなる(図8(c)A)。このようにブラ
シレスモータ51の回転速度は、コンデンサC14の端
子間電圧として検出されるのである。
【0075】なお、RC平均化回路の出力インピーダン
ス(R37)は100kΩと比較的大きいので、オペア
ンプOP12により構成されるバッファを介して、低出
力インピーダンス化し、速度補正回路17及びサンプル
時期補正回路19へ出力している。このため速度検出回
路15におけるRC平均化演算誤差を生ずることなく、
平均化結果を複数の回路(速度補正回路17及びサンプ
ル時期補正回路19)へ伝送することができるのであ
る。
ス(R37)は100kΩと比較的大きいので、オペア
ンプOP12により構成されるバッファを介して、低出
力インピーダンス化し、速度補正回路17及びサンプル
時期補正回路19へ出力している。このため速度検出回
路15におけるRC平均化演算誤差を生ずることなく、
平均化結果を複数の回路(速度補正回路17及びサンプ
ル時期補正回路19)へ伝送することができるのであ
る。
【0076】速度設定回路16は、ブラシレスモータ5
1の始動及び停止、更には回転速度を設定するための回
路である。速度設定回路16は、補助電源回路2の10
ボルト出力に接続された2.2kΩの抵抗R41と、回
路接地された560Ωの抵抗R42と、両抵抗R41,
R42間に接続された5kΩの可変抵抗VR4とを備え
ている。この可変抵抗VR4の摺動子端から回転速度の
目標電圧が出力される。即ち、可変抵抗VR4の摺動子
位置を変更することにより、ブラシレスモータ51を始
動あるいは停止し、更にはその回転速度を変更すること
ができるのである。
1の始動及び停止、更には回転速度を設定するための回
路である。速度設定回路16は、補助電源回路2の10
ボルト出力に接続された2.2kΩの抵抗R41と、回
路接地された560Ωの抵抗R42と、両抵抗R41,
R42間に接続された5kΩの可変抵抗VR4とを備え
ている。この可変抵抗VR4の摺動子端から回転速度の
目標電圧が出力される。即ち、可変抵抗VR4の摺動子
位置を変更することにより、ブラシレスモータ51を始
動あるいは停止し、更にはその回転速度を変更すること
ができるのである。
【0077】可変抵抗VR4の摺動子端には、10kΩ
の抵抗R40および10μFの電解コンデンサC16で
構成される一次遅れ回路が接続されている。このコンデ
ンサC16のマイナス側端子は回路接地されており、プ
ラス側端子は抵抗R40と共に、速度補正回路17に接
続されている。
の抵抗R40および10μFの電解コンデンサC16で
構成される一次遅れ回路が接続されている。このコンデ
ンサC16のマイナス側端子は回路接地されており、プ
ラス側端子は抵抗R40と共に、速度補正回路17に接
続されている。
【0078】回転速度の目標電圧を設定する可変抵抗V
R4の摺動子位置がユーザーにより急激に変更される
と、ブラシレスモータ51に流れる電流が急変し、転流
タイミングが不安定になったり、ブラシレスモータ51
に過電流が流れる等の問題が生じてしまう。しかし、こ
の速度設定回路16では、目標電圧は抵抗R40及びコ
ンデンサC16で構成される一次遅れ回路を介して出力
されるので、かかる場合にも、目標電圧を緩やかに変更
することができ、上記問題点の発生を回避することがで
きる。従って、可変抵抗VR4の摺動子位置の急変時に
おいても、ブラシレスモータ51の回転速度を徐々に変
更して、円滑に駆動することができる。
R4の摺動子位置がユーザーにより急激に変更される
と、ブラシレスモータ51に流れる電流が急変し、転流
タイミングが不安定になったり、ブラシレスモータ51
に過電流が流れる等の問題が生じてしまう。しかし、こ
の速度設定回路16では、目標電圧は抵抗R40及びコ
ンデンサC16で構成される一次遅れ回路を介して出力
されるので、かかる場合にも、目標電圧を緩やかに変更
することができ、上記問題点の発生を回避することがで
きる。従って、可変抵抗VR4の摺動子位置の急変時に
おいても、ブラシレスモータ51の回転速度を徐々に変
更して、円滑に駆動することができる。
【0079】速度補正回路17は、速度設定回路16で
設定された目標速度の電圧値と、速度検出回路15によ
り検出された実速度の電圧値とを比較して、補正すべき
操作量をチョッパ制御回路18へ出力するためのもので
ある。この速度補正回路17により、速度設定回路16
で設定された目標速度でブラシレスモータ51を回転す
ることができるのである。
設定された目標速度の電圧値と、速度検出回路15によ
り検出された実速度の電圧値とを比較して、補正すべき
操作量をチョッパ制御回路18へ出力するためのもので
ある。この速度補正回路17により、速度設定回路16
で設定された目標速度でブラシレスモータ51を回転す
ることができるのである。
【0080】速度補正回路17はオペアンプOP13を
備えており、そのオペアンプOP13の非反転入力端は
速度設定回路16の出力端に、反転入力端は5kΩの抵
抗R38を介して速度検出回路15の出力端に、それぞ
れ接続されている。また、オペアンプOP13の反転入
力端は50kΩの抵抗R39及び0.1μFの積分コン
デンサC15の一端に接続され、これらの抵抗R39及
びコンデンサC15の他端はオペアンプOP13の出力
端に接続されている。更に、オペアンプOP13の出力
端は、速度補正回路17の出力端として、チョッパ制御
回路18のコンパレータCP3の反転入力端に接続され
ている。
備えており、そのオペアンプOP13の非反転入力端は
速度設定回路16の出力端に、反転入力端は5kΩの抵
抗R38を介して速度検出回路15の出力端に、それぞ
れ接続されている。また、オペアンプOP13の反転入
力端は50kΩの抵抗R39及び0.1μFの積分コン
デンサC15の一端に接続され、これらの抵抗R39及
びコンデンサC15の他端はオペアンプOP13の出力
端に接続されている。更に、オペアンプOP13の出力
端は、速度補正回路17の出力端として、チョッパ制御
回路18のコンパレータCP3の反転入力端に接続され
ている。
【0081】速度補正回路17のオペアンプOP13
は、抵抗R38,R39と共に、速度設定回路16の出
力に対し、非反転増幅器を構成している。オペアンプO
P13の非反転入力端への入力電圧、即ち、速度設定回
路16の出力電圧をV1とし、一方、オペアンプOP1
3の反転入力端に接続された抵抗R38の他端の電圧、
即ち、速度検出回路15の出力電圧をV2とすると、2
つの抵抗R38,R39の抵抗値はそれぞれ5kΩおよ
び50kΩであるので、オペアンプOP13の出力電圧
Voは、Vo=V1+50/5×(V1−V2)=V1+10
(V1−V2)となる。
は、抵抗R38,R39と共に、速度設定回路16の出
力に対し、非反転増幅器を構成している。オペアンプO
P13の非反転入力端への入力電圧、即ち、速度設定回
路16の出力電圧をV1とし、一方、オペアンプOP1
3の反転入力端に接続された抵抗R38の他端の電圧、
即ち、速度検出回路15の出力電圧をV2とすると、2
つの抵抗R38,R39の抵抗値はそれぞれ5kΩおよ
び50kΩであるので、オペアンプOP13の出力電圧
Voは、Vo=V1+50/5×(V1−V2)=V1+10
(V1−V2)となる。
【0082】この速度補正回路17の出力電圧は、チョ
ッパ制御回路18のコンパレータCP3の反転入力端へ
出力される。一方、後述するように、コンパレータCP
3の非反転入力端へは、ノコギリ波生成回路14から一
定周期で発振するノコギリ波が出力される。よって、速
度設定回路16の目標電圧V1の方が速度検出回路15
の検出電圧V2より高い場合には、チョッパ制御回路1
8から出力される矩形波のロウ出力のデューティ比が大
きくなって、ブラシレスモータ51へ印加される電圧の
実効の値が増加し、ブラシレスモータ51の回転速度が
上昇方向へ修正される。逆に、速度設定回路16の目標
電圧V1の方が速度検出回路15の検出電圧V2より低い
場合には、チョッパ制御回路18から出力される矩形波
のロウ出力のデューティ比が小さくなって、ブラシレス
モータ51へ印加される電圧の実効の値が減少し、ブラ
シレスモータ51の回転速度が下降方向へ修正されるの
である。なお、積分コンデンサC15によって、制御系
の安定性が図られている。
ッパ制御回路18のコンパレータCP3の反転入力端へ
出力される。一方、後述するように、コンパレータCP
3の非反転入力端へは、ノコギリ波生成回路14から一
定周期で発振するノコギリ波が出力される。よって、速
度設定回路16の目標電圧V1の方が速度検出回路15
の検出電圧V2より高い場合には、チョッパ制御回路1
8から出力される矩形波のロウ出力のデューティ比が大
きくなって、ブラシレスモータ51へ印加される電圧の
実効の値が増加し、ブラシレスモータ51の回転速度が
上昇方向へ修正される。逆に、速度設定回路16の目標
電圧V1の方が速度検出回路15の検出電圧V2より低い
場合には、チョッパ制御回路18から出力される矩形波
のロウ出力のデューティ比が小さくなって、ブラシレス
モータ51へ印加される電圧の実効の値が減少し、ブラ
シレスモータ51の回転速度が下降方向へ修正されるの
である。なお、積分コンデンサC15によって、制御系
の安定性が図られている。
【0083】ノコギリ波生成回路14は、一定周波数
(本回路では約20kHz)のノコギリ波62を生成す
るための回路である(図6参照)。生成されたノコギリ
波はチョッパ制御回路18およびサンプル時期補正回路
19へ出力される。
(本回路では約20kHz)のノコギリ波62を生成す
るための回路である(図6参照)。生成されたノコギリ
波はチョッパ制御回路18およびサンプル時期補正回路
19へ出力される。
【0084】ノコギリ波生成回路14は、コンパレータ
CP2を備えており、そのコンパレータCP2の非反転
入力端には、100kΩの抵抗R19と、220kΩの
抵抗R20と、ダイオードD9のアノードとが接続され
ている。抵抗R20の他端は回路接地され、抵抗R19
の他端は、補助電源回路2の10ボルト出力に接続され
ている。また、ダイオードD9のカソードは、他端が補
助電源回路2の10ボルト出力に接続された1kΩの抵
抗R18と、コンパレータCP2の出力端と、82kΩ
の抵抗R21と、ダイオードD10のカソードとに接続
されている。抵抗R21の他端及びダイオードD10の
アノードは、他の一端が回路接地された180pFのコ
ンデンサC8、及び、コンパレータCP2の反転入力端
に接続されている。コンパレータCP2の反転入力端
は、ノコギリ波生成回路14の出力端として、チョッパ
制御回路18およびサンプル時期補正回路19と接続さ
れている。即ち、コンパレータCP2の反転入力端に印
加される約20kHzのノコギリ波62が、チョッパ制
御回路18およびサンプル時期補正回路19へ出力され
るのである。
CP2を備えており、そのコンパレータCP2の非反転
入力端には、100kΩの抵抗R19と、220kΩの
抵抗R20と、ダイオードD9のアノードとが接続され
ている。抵抗R20の他端は回路接地され、抵抗R19
の他端は、補助電源回路2の10ボルト出力に接続され
ている。また、ダイオードD9のカソードは、他端が補
助電源回路2の10ボルト出力に接続された1kΩの抵
抗R18と、コンパレータCP2の出力端と、82kΩ
の抵抗R21と、ダイオードD10のカソードとに接続
されている。抵抗R21の他端及びダイオードD10の
アノードは、他の一端が回路接地された180pFのコ
ンデンサC8、及び、コンパレータCP2の反転入力端
に接続されている。コンパレータCP2の反転入力端
は、ノコギリ波生成回路14の出力端として、チョッパ
制御回路18およびサンプル時期補正回路19と接続さ
れている。即ち、コンパレータCP2の反転入力端に印
加される約20kHzのノコギリ波62が、チョッパ制
御回路18およびサンプル時期補正回路19へ出力され
るのである。
【0085】チョッパ制御回路18は、チョッパ状の矩
形波をインバータ回路3の下アームトランジスタQx〜
Qzへ出力して、ブラシレスモータ51をチョッパ制御
するための回路である。チョッパ制御回路18から出力
される矩形波のデューティ比を制御することにより、即
ち、パルス幅変調することにより、ブラシレスモータ5
1に印加される実効の電圧が制御され、ブラシレスモー
タ51の可変速運転が行われるのである。
形波をインバータ回路3の下アームトランジスタQx〜
Qzへ出力して、ブラシレスモータ51をチョッパ制御
するための回路である。チョッパ制御回路18から出力
される矩形波のデューティ比を制御することにより、即
ち、パルス幅変調することにより、ブラシレスモータ5
1に印加される実効の電圧が制御され、ブラシレスモー
タ51の可変速運転が行われるのである。
【0086】このチョッパ制御回路18はコンパレータ
CP3を備えており、その非反転入力端はノコギリ波生
成回路14の出力端に、また、反転入力端は速度補正回
路17の出力端に、それぞれ接続されている。コンパレ
ータCP3の出力端は、1kΩのプルアップ抵抗R25
を介して補助電源回路2の10ボルト出力に接続される
とともに、チョッパ制御回路18の出力端として、イン
バータIa,Ix〜Izの入力端と、始動補償回路7の
入力端とに接続されている。
CP3を備えており、その非反転入力端はノコギリ波生
成回路14の出力端に、また、反転入力端は速度補正回
路17の出力端に、それぞれ接続されている。コンパレ
ータCP3の出力端は、1kΩのプルアップ抵抗R25
を介して補助電源回路2の10ボルト出力に接続される
とともに、チョッパ制御回路18の出力端として、イン
バータIa,Ix〜Izの入力端と、始動補償回路7の
入力端とに接続されている。
【0087】チョッパ制御回路18からは、ノコギリ波
生成回路14から出力されるノコギリ波の周波数と同
じ、約20kHzの矩形波が出力される。この矩形波の
デューティ比は、速度設定回路16の可変抵抗VR4の
摺動子位置と、速度検出回路15により検出されたブラ
シレスモータ51の回転速度とにより決定される。矩形
波のロウ出力のデューティ比が大きくなるほど、ブラシ
レスモータ51が高速で回転されるのである。
生成回路14から出力されるノコギリ波の周波数と同
じ、約20kHzの矩形波が出力される。この矩形波の
デューティ比は、速度設定回路16の可変抵抗VR4の
摺動子位置と、速度検出回路15により検出されたブラ
シレスモータ51の回転速度とにより決定される。矩形
波のロウ出力のデューティ比が大きくなるほど、ブラシ
レスモータ51が高速で回転されるのである。
【0088】次に、上記のように構成されたブラシレス
モータ駆動回路1の動作を説明する。直流電源50から
30ボルトの直流電圧が印加されると、補助電源回路2
から各回路へ10ボルトの安定化した電圧が供給され
る。補助電源回路2から10ボルトの駆動電圧をうけた
計数回路11は、出力端0〜5から例えば「10000
0」の信号を、分配回路12に対して出力する。これを
うけた分配回路12は、「uvwxyz」の出力として
「011010」をインバータ回路3へ出力する(図7
参照)。インバータ回路3では、かかる信号により、上
アームトランジスタQuがオンされるとともに、下アー
ムトランジスタQyがチョッパ制御回路18から出力さ
れるチョッパ状の矩形波に基づいてオンオフされる。こ
の結果、ブラシレスモータ51の電機子巻線のU相から
V相へ電機子電流が流れ、複数のブラシレスモータ51
の駆動が開始される。なお、この電機子電流は、下アー
ムトランジスタQyがオンの時に増加し、オフの時に減
少する略三角波状の脈動(高調波成分)を伴ったものと
なる。
モータ駆動回路1の動作を説明する。直流電源50から
30ボルトの直流電圧が印加されると、補助電源回路2
から各回路へ10ボルトの安定化した電圧が供給され
る。補助電源回路2から10ボルトの駆動電圧をうけた
計数回路11は、出力端0〜5から例えば「10000
0」の信号を、分配回路12に対して出力する。これを
うけた分配回路12は、「uvwxyz」の出力として
「011010」をインバータ回路3へ出力する(図7
参照)。インバータ回路3では、かかる信号により、上
アームトランジスタQuがオンされるとともに、下アー
ムトランジスタQyがチョッパ制御回路18から出力さ
れるチョッパ状の矩形波に基づいてオンオフされる。こ
の結果、ブラシレスモータ51の電機子巻線のU相から
V相へ電機子電流が流れ、複数のブラシレスモータ51
の駆動が開始される。なお、この電機子電流は、下アー
ムトランジスタQyがオンの時に増加し、オフの時に減
少する略三角波状の脈動(高調波成分)を伴ったものと
なる。
【0089】複数のブラシレスモータ51に流された電
機子電流は、電流検出回路4のシャント抵抗Rsによっ
てまとめて検出され、電圧変換されて、高調波除去回路
13へ出力される。この電流検出回路4の出力電圧は、
高調波除去回路13によって、チョッパ制御回路18の
出力に同期して、インバータ回路3の下アームトランジ
スタQyがオンされている間にコンデンサC1に記憶さ
れる。このようにチョッパ制御に同期して電流検出回路
4の出力電圧を記憶することにより、チョッパ制御によ
る高調波成分が除去される。コンデンサC1に記憶され
た電流検出回路4の出力電圧は、略5.7倍に増幅され
て、抵抗R16及びコンデンサC6で構成されるRCロ
ーパスフィルタを更に介して、転流指令回路9のコンパ
レータCP1の非反転入力端へ出力される。
機子電流は、電流検出回路4のシャント抵抗Rsによっ
てまとめて検出され、電圧変換されて、高調波除去回路
13へ出力される。この電流検出回路4の出力電圧は、
高調波除去回路13によって、チョッパ制御回路18の
出力に同期して、インバータ回路3の下アームトランジ
スタQyがオンされている間にコンデンサC1に記憶さ
れる。このようにチョッパ制御に同期して電流検出回路
4の出力電圧を記憶することにより、チョッパ制御によ
る高調波成分が除去される。コンデンサC1に記憶され
た電流検出回路4の出力電圧は、略5.7倍に増幅され
て、抵抗R16及びコンデンサC6で構成されるRCロ
ーパスフィルタを更に介して、転流指令回路9のコンパ
レータCP1の非反転入力端へ出力される。
【0090】一方、始動補償回路7では、チョッパ制御
回路18から出力される矩形波のロウ出力のデューティ
比が所定値以上(例えば約3.8%以上)に達すると
(図4(b)B)、オペアンプOP11の出力電圧が0
ボルトから約8.5ボルトへ急上昇する(図4(d)
B)。このオペアンプOP11の出力電圧の上昇によ
り、コンデンサC12及び抵抗R34により構成される
微分回路が作動し、8.5ボルト弱の電圧値から徐々に
下降する微分パルス状の電圧が優先回路8へ出力される
(図4(e)B)。
回路18から出力される矩形波のロウ出力のデューティ
比が所定値以上(例えば約3.8%以上)に達すると
(図4(b)B)、オペアンプOP11の出力電圧が0
ボルトから約8.5ボルトへ急上昇する(図4(d)
B)。このオペアンプOP11の出力電圧の上昇によ
り、コンデンサC12及び抵抗R34により構成される
微分回路が作動し、8.5ボルト弱の電圧値から徐々に
下降する微分パルス状の電圧が優先回路8へ出力される
(図4(e)B)。
【0091】優先回路8へは、始動補償回路7の出力の
他に、増幅回路6により増幅されたサンプリング回路5
の電圧も出力される。しかし、転流指令が未だ1度も発
せられていない状態では、サンプリング回路5のサンプ
ル動作は行われておらず、出力電圧は0ボルトである。
よって、優先回路8により、始動補償回路7の出力がサ
ンプリング回路5の出力より優先され、転流指令回路9
のコンパレータCP1の反転入力端へ出力される。
他に、増幅回路6により増幅されたサンプリング回路5
の電圧も出力される。しかし、転流指令が未だ1度も発
せられていない状態では、サンプリング回路5のサンプ
ル動作は行われておらず、出力電圧は0ボルトである。
よって、優先回路8により、始動補償回路7の出力がサ
ンプリング回路5の出力より優先され、転流指令回路9
のコンパレータCP1の反転入力端へ出力される。
【0092】転流指令回路9では、コンパレータCP1
により、高調波除去回路13の出力電圧と、優先回路8
を介して出力された始動補償回路7の出力電圧とが比較
される。比較の結果、高調波除去回路13の出力電圧が
始動補償回路7の出力電圧より大きくなるまで、転流指
令56の出力が待機される。この転流指令56の出力が
待機される間、電機子巻線の同じ相(例えばU相からV
相)への通電が継続されるので、複数のブラシレスモー
タ51へ始動トルクを発生させるために充分な電機子電
流が供給され、複数のブラシレスモータ51の界磁回転
子が徐々に回転を開始する。
により、高調波除去回路13の出力電圧と、優先回路8
を介して出力された始動補償回路7の出力電圧とが比較
される。比較の結果、高調波除去回路13の出力電圧が
始動補償回路7の出力電圧より大きくなるまで、転流指
令56の出力が待機される。この転流指令56の出力が
待機される間、電機子巻線の同じ相(例えばU相からV
相)への通電が継続されるので、複数のブラシレスモー
タ51へ始動トルクを発生させるために充分な電機子電
流が供給され、複数のブラシレスモータ51の界磁回転
子が徐々に回転を開始する。
【0093】界磁の回転にともなって、ブラシレスモー
タ51の電機子電流の値は変化する。電機子電流値の変
化は、電流検出回路4のシャント抵抗Rsによって検出
され、チョッパ制御回路18の出力に同期して、高調波
除去回路13に記憶される。記憶された電流検出回路4
の出力電圧は、高調波除去回路13内にて略5.7倍に
増幅され、ゼロリセット回路10を介して転流指令回路
9のコンパレータCP1の非反転入力端へ出力される。
この結果、高調波除去回路13の出力電圧が始動補償回
路7の出力電圧より大となると、転流指令回路9のコン
パレータCP1からハイ信号55が出力され、単安定マ
ルチバイブレータMM1からワンショットの転流指令5
6が計数回路11へ出力される。
タ51の電機子電流の値は変化する。電機子電流値の変
化は、電流検出回路4のシャント抵抗Rsによって検出
され、チョッパ制御回路18の出力に同期して、高調波
除去回路13に記憶される。記憶された電流検出回路4
の出力電圧は、高調波除去回路13内にて略5.7倍に
増幅され、ゼロリセット回路10を介して転流指令回路
9のコンパレータCP1の非反転入力端へ出力される。
この結果、高調波除去回路13の出力電圧が始動補償回
路7の出力電圧より大となると、転流指令回路9のコン
パレータCP1からハイ信号55が出力され、単安定マ
ルチバイブレータMM1からワンショットの転流指令5
6が計数回路11へ出力される。
【0094】転流指令56を入力した計数回路11のカ
ウンタCTは、転流指令56のパルスの立ち上がりに応
動して出力端0〜5の出力状態を更新し、分配回路12
へ出力する。例えば、転流指令前の出力端0〜5の出力
状態が「100000」であれば、転流指令56によっ
て、「010000」に更新される(図7参照)。この
結果、分配回路12の「uvwxyz」の各出力は「0
11001」となり、インバータ回路3のオンされてい
た電界効果トランジスタQu,Qyに代わって、電界効
果トランジスタQu,Qzがオンされ、U相からV相へ
流されていたブラシレスモータ51の電機子電流がU相
からW相へ転流される。
ウンタCTは、転流指令56のパルスの立ち上がりに応
動して出力端0〜5の出力状態を更新し、分配回路12
へ出力する。例えば、転流指令前の出力端0〜5の出力
状態が「100000」であれば、転流指令56によっ
て、「010000」に更新される(図7参照)。この
結果、分配回路12の「uvwxyz」の各出力は「0
11001」となり、インバータ回路3のオンされてい
た電界効果トランジスタQu,Qyに代わって、電界効
果トランジスタQu,Qzがオンされ、U相からV相へ
流されていたブラシレスモータ51の電機子電流がU相
からW相へ転流される。
【0095】一方、転流指令回路9から出力される転流
指令56は、計数回路11のみならず、サンプリング回
路5及びゼロリセット回路10へも出力され、両回路
5,10のアナログスイッチAS2,AS3をオンさせ
る。
指令56は、計数回路11のみならず、サンプリング回
路5及びゼロリセット回路10へも出力され、両回路
5,10のアナログスイッチAS2,AS3をオンさせ
る。
【0096】ゼロリセット回路10のアナログスイッチ
AS3がオンされると、高調波除去回路13の出力電圧
が0ボルトに擬制リセットされる。これによりコンパレ
ータCP1の非反転入力端への出力電圧が、その反転入
力端への出力電圧より確実に低くされるので、転流指令
回路9のコンパレータCP1の出力がハイからロウに切
り替えられ、単一パルス55を生じる(図3(f))。
よって、前記単一パルス55に応動した転流指令回路9
の単安定マルチバイブレータMM1は、サンプル時期補
正回路15のハイ出力のデューティ比と、可変抵抗VR
3、抵抗R15及びコンデンサC5で定まる所定時間が
経過すると、その出力をハイからロウへ切り替えて、次
の転流指令56の発生待機状態へ移行する。
AS3がオンされると、高調波除去回路13の出力電圧
が0ボルトに擬制リセットされる。これによりコンパレ
ータCP1の非反転入力端への出力電圧が、その反転入
力端への出力電圧より確実に低くされるので、転流指令
回路9のコンパレータCP1の出力がハイからロウに切
り替えられ、単一パルス55を生じる(図3(f))。
よって、前記単一パルス55に応動した転流指令回路9
の単安定マルチバイブレータMM1は、サンプル時期補
正回路15のハイ出力のデューティ比と、可変抵抗VR
3、抵抗R15及びコンデンサC5で定まる所定時間が
経過すると、その出力をハイからロウへ切り替えて、次
の転流指令56の発生待機状態へ移行する。
【0097】一方、サンプリング回路5は、転流指令5
6によりアナログスイッチAS2がオンされると、高調
波除去回路13の出力端と接続され、その高調波除去回
路13の出力電圧が、抵抗R7及びコンデンサC2で構
成されるRCローパスフィルタのコンデンサC2に入力
される。この状態から転流指令56がハイからロウへ切
り替わると、アナログスイッチAS2がオフされるが、
このオフ直前における高調波除去回路13の電圧値(瞬
時出力)が、コンデンサC2に記憶される。記憶された
電圧値(瞬時出力)は、増幅回路6により略1.4倍に
増幅され、優先回路8へ出力される。なお、前記したよ
うに、転流指令56は、第1及び第2の電流増加領域4
1,42の中間領域でハイからロウへ切り替わるので、
その中間領域における電流検出回路4の瞬時出力が、高
調波除去回路13を介して、サンプリング回路5により
抽出されるのである。
6によりアナログスイッチAS2がオンされると、高調
波除去回路13の出力端と接続され、その高調波除去回
路13の出力電圧が、抵抗R7及びコンデンサC2で構
成されるRCローパスフィルタのコンデンサC2に入力
される。この状態から転流指令56がハイからロウへ切
り替わると、アナログスイッチAS2がオフされるが、
このオフ直前における高調波除去回路13の電圧値(瞬
時出力)が、コンデンサC2に記憶される。記憶された
電圧値(瞬時出力)は、増幅回路6により略1.4倍に
増幅され、優先回路8へ出力される。なお、前記したよ
うに、転流指令56は、第1及び第2の電流増加領域4
1,42の中間領域でハイからロウへ切り替わるので、
その中間領域における電流検出回路4の瞬時出力が、高
調波除去回路13を介して、サンプリング回路5により
抽出されるのである。
【0098】ところで、図4(e)Bに図示するよう
に、始動補償回路7の出力電圧は、8.5ボルト弱の電
圧値から時間の経過とともに負の勾配を有して徐々に逓
減する。一方、サンプリング回路5の出力電圧は、電流
検出回路4によって検出された電機子電流の瞬時値であ
るので、ブラシレスモータ51の始動後徐々に(段階的
に)上昇していく。即ち、増幅されたサンプリング回路
5の出力電圧は、電機子電流の通電開始後、時間の経過
とともに徐々に離散的に上昇する。
に、始動補償回路7の出力電圧は、8.5ボルト弱の電
圧値から時間の経過とともに負の勾配を有して徐々に逓
減する。一方、サンプリング回路5の出力電圧は、電流
検出回路4によって検出された電機子電流の瞬時値であ
るので、ブラシレスモータ51の始動後徐々に(段階的
に)上昇していく。即ち、増幅されたサンプリング回路
5の出力電圧は、電機子電流の通電開始後、時間の経過
とともに徐々に離散的に上昇する。
【0099】優先回路8は、この増幅されたサンプリン
グ回路5の出力電圧と始動補償回路7の出力電圧とのう
ち、大きい方の出力電圧を転流指令回路9へ出力する。
よって、優先回路8の出力は、ある時点を境にして、始
動補償回路7の出力電圧から、増幅されたサンプリング
回路5の出力電圧へと切り替わる。そして、この切替以
降は、増幅されたサンプリング回路5の出力電圧が、優
先回路8の出力電圧(即ち、転流目標電圧)として、継
続して転流指令回路9へ出力されるのである。
グ回路5の出力電圧と始動補償回路7の出力電圧とのう
ち、大きい方の出力電圧を転流指令回路9へ出力する。
よって、優先回路8の出力は、ある時点を境にして、始
動補償回路7の出力電圧から、増幅されたサンプリング
回路5の出力電圧へと切り替わる。そして、この切替以
降は、増幅されたサンプリング回路5の出力電圧が、優
先回路8の出力電圧(即ち、転流目標電圧)として、継
続して転流指令回路9へ出力されるのである。
【0100】転流指令回路9のコンパレータCP1は、
高調波除去回路13の出力電圧がサンプリング回路5の
出力電圧の1.4倍以上となると、単安定マルチバイブ
レータMM1へハイ信号55を出力する(図3
(f))。その結果、転流指令回路9からワンショット
の転流指令56が計数回路11(及び、サンプリング回
路5、ゼロリセット回路10)へ出力され(図3
(g))、計数回路11、分配回路12及びインバータ
回路3によって、複数のブラシレスモータ51の転流が
行われる。そして、この転流が継続されることにより、
複数のブラシレスモータ51が回転されるのである。
高調波除去回路13の出力電圧がサンプリング回路5の
出力電圧の1.4倍以上となると、単安定マルチバイブ
レータMM1へハイ信号55を出力する(図3
(f))。その結果、転流指令回路9からワンショット
の転流指令56が計数回路11(及び、サンプリング回
路5、ゼロリセット回路10)へ出力され(図3
(g))、計数回路11、分配回路12及びインバータ
回路3によって、複数のブラシレスモータ51の転流が
行われる。そして、この転流が継続されることにより、
複数のブラシレスモータ51が回転されるのである。
【0101】また、転流指令回路9からは転流指令56
の反転出力(Qバー出力)が速度検出回路15へ出力さ
れる(図8)。速度検出回路15では、この反転出力の
立ち上がり毎に単安定マルチバイブレータMM2から一
定時間幅のワンショットのハイパルス58が出力され、
このハイパルス58が抵抗R37及びコンデンサC14
のRC平均化回路によって平均化される(図8
(c))。ハイパルス58は転流指令毎に出力されるの
で、転流周期が短いほど、即ち、ブラシレスモータ51
の回転速度が速いほど、平均化された電圧値(コンデン
サC14の端子間電圧値)は高くなる。よって、この平
均化されたコンデンサC14の端子間電圧がブラシレス
モータ51の実速度情報として、バッファOP12を介
して、速度補正回路17及びサンプル時期補正回路19
へ出力される(フィードバックされる)。
の反転出力(Qバー出力)が速度検出回路15へ出力さ
れる(図8)。速度検出回路15では、この反転出力の
立ち上がり毎に単安定マルチバイブレータMM2から一
定時間幅のワンショットのハイパルス58が出力され、
このハイパルス58が抵抗R37及びコンデンサC14
のRC平均化回路によって平均化される(図8
(c))。ハイパルス58は転流指令毎に出力されるの
で、転流周期が短いほど、即ち、ブラシレスモータ51
の回転速度が速いほど、平均化された電圧値(コンデン
サC14の端子間電圧値)は高くなる。よって、この平
均化されたコンデンサC14の端子間電圧がブラシレス
モータ51の実速度情報として、バッファOP12を介
して、速度補正回路17及びサンプル時期補正回路19
へ出力される(フィードバックされる)。
【0102】速度補正回路17へは、この速度検出回路
15から出力された実速度情報としての電圧値の他に、
速度設定回路16で設定された目標速度情報としての電
圧値が出力される。速度補正回路17では両電圧値が比
較増幅され、その増幅結果が操作量としてチョッパ制御
回路18へ出力される。前述したように、目標速度の電
圧値をV1、実速度の電圧値をV2とすると、速度補正回
路17からは、Vo=V1+10(V1−V2)の電圧Vo
が、チョッパ制御回路18のコンパレータCP3の反転
入力端へ出力される。
15から出力された実速度情報としての電圧値の他に、
速度設定回路16で設定された目標速度情報としての電
圧値が出力される。速度補正回路17では両電圧値が比
較増幅され、その増幅結果が操作量としてチョッパ制御
回路18へ出力される。前述したように、目標速度の電
圧値をV1、実速度の電圧値をV2とすると、速度補正回
路17からは、Vo=V1+10(V1−V2)の電圧Vo
が、チョッパ制御回路18のコンパレータCP3の反転
入力端へ出力される。
【0103】チョッパ制御回路18のコンパレータCP
3の非反転入力端へは、ノコギリ波生成回路14から一
定周期で発振するノコギリ波が出力されている。よっ
て、速度設定回路16の目標電圧V1が速度検出回路1
5の検出電圧V2より高い場合には(V1>V2)、チョ
ッパ制御回路18から出力される矩形波のロウ出力のデ
ューティ比が大きくなって、ブラシレスモータ51へ印
加される電圧の実効の値が増加し、その回転速度が上昇
方向へ修正される。逆に、速度設定回路16の目標電圧
V1が速度検出回路15の検出電圧V2より低い場合には
(V1<V2)、チョッパ制御回路18から出力される矩
形波のロウ出力のデューティ比が小さくなって、ブラシ
レスモータ51へ印加される電圧の実効の値が減少し、
その回転速度が下降方向へ修正される。このように複数
のブラシレスモータ51の実回転速度は、フィードバッ
クされ、目標速度に一致するように修正されていくので
ある。
3の非反転入力端へは、ノコギリ波生成回路14から一
定周期で発振するノコギリ波が出力されている。よっ
て、速度設定回路16の目標電圧V1が速度検出回路1
5の検出電圧V2より高い場合には(V1>V2)、チョ
ッパ制御回路18から出力される矩形波のロウ出力のデ
ューティ比が大きくなって、ブラシレスモータ51へ印
加される電圧の実効の値が増加し、その回転速度が上昇
方向へ修正される。逆に、速度設定回路16の目標電圧
V1が速度検出回路15の検出電圧V2より低い場合には
(V1<V2)、チョッパ制御回路18から出力される矩
形波のロウ出力のデューティ比が小さくなって、ブラシ
レスモータ51へ印加される電圧の実効の値が減少し、
その回転速度が下降方向へ修正される。このように複数
のブラシレスモータ51の実回転速度は、フィードバッ
クされ、目標速度に一致するように修正されていくので
ある。
【0104】以上説明したように、ブラシレスモータ5
1の電機子電流が、サンプリング回路5により保持され
た瞬時値の1.4倍以上となると、転流指令56が出力
される。サンプリング回路5による抽出は、第1及び第
2の電流増加領域41,42の中間の領域で行われるの
で、転流指令56は第2の電流増加領域42において出
力され、この領域42でブラシレスモータ51の転流が
行われる。よって、このブラシレスモータ駆動回路1に
より、ホール素子やシャフトエンコーダなどの回転子磁
極位置センサを用いることなく、複数のブラシレスモー
タ51を円滑に駆動することができる。
1の電機子電流が、サンプリング回路5により保持され
た瞬時値の1.4倍以上となると、転流指令56が出力
される。サンプリング回路5による抽出は、第1及び第
2の電流増加領域41,42の中間の領域で行われるの
で、転流指令56は第2の電流増加領域42において出
力され、この領域42でブラシレスモータ51の転流が
行われる。よって、このブラシレスモータ駆動回路1に
より、ホール素子やシャフトエンコーダなどの回転子磁
極位置センサを用いることなく、複数のブラシレスモー
タ51を円滑に駆動することができる。
【0105】特に、本実施例のモータ駆動回路1では、
ブラシレスモータ51の実速度情報をフィードバックし
て、ユーザーにより設定された目標速度と比較し、その
差に応じて、ブラシレスモータ51に印加される実効の
電圧を変化させている。このため複数のブラシレスモー
タ51を絶えず目標と一致する速度で回転させることが
できるのである。
ブラシレスモータ51の実速度情報をフィードバックし
て、ユーザーにより設定された目標速度と比較し、その
差に応じて、ブラシレスモータ51に印加される実効の
電圧を変化させている。このため複数のブラシレスモー
タ51を絶えず目標と一致する速度で回転させることが
できるのである。
【0106】このブラシレスモータ51へ印加される実
効の電圧はパルス幅変調(PWM)制御によって変更さ
れ、このパルス幅変調制御を行うためにチョッパ制御が
用いられる。チョッパ制御には高調波成分が伴うが、か
かる高調波成分は、ローパスフィルタにより平均化して
除去するのではなく、高調波除去回路13をチョッパ制
御に同期して動作させ除去している。よって、チョッパ
制御のデューティ比が小さい場合にも、電機子電流を正
しい値に保ったまま検出することができるので、デュー
ティ比の小さい低速運転時においても、適切なタイミン
グで転流動作を行わせることができる。従って、デュー
ティ比が約3.8%〜100%の全域において、複数の
ブラシレスモータ51を可変速運転させることができ
る。
効の電圧はパルス幅変調(PWM)制御によって変更さ
れ、このパルス幅変調制御を行うためにチョッパ制御が
用いられる。チョッパ制御には高調波成分が伴うが、か
かる高調波成分は、ローパスフィルタにより平均化して
除去するのではなく、高調波除去回路13をチョッパ制
御に同期して動作させ除去している。よって、チョッパ
制御のデューティ比が小さい場合にも、電機子電流を正
しい値に保ったまま検出することができるので、デュー
ティ比の小さい低速運転時においても、適切なタイミン
グで転流動作を行わせることができる。従って、デュー
ティ比が約3.8%〜100%の全域において、複数の
ブラシレスモータ51を可変速運転させることができ
る。
【0107】また、転流動作毎に電流検出回路4の瞬時
出力をサンプリング回路5により抽出し、その瞬時値に
基づいて転流動作を行うようにしているので、負荷トル
クの急変時においても、転流タイミングが迅速に調節さ
れ、適切な転流動作を行うことができる。
出力をサンプリング回路5により抽出し、その瞬時値に
基づいて転流動作を行うようにしているので、負荷トル
クの急変時においても、転流タイミングが迅速に調節さ
れ、適切な転流動作を行うことができる。
【0108】次に、図面を参照して、前記した第1実施
例の変形例を説明する。図9は、第2実施例におけるブ
ラシレスモータ駆動回路100である。この第2実施例
のブラシレスモータ駆動回路100は、前記した第1実
施例のブラシレスモータ駆動回路1から、速度情報をフ
ィードバックして実速度を目標速度に補正するための速
度検出回路15、速度補正回路17およびサンプル時期
補正回路19を削除し、若干の変更を加えたものであ
る。特に、始動補償回路107、転流指令回路109、
PWMチョッパ制御回路114に変更が加えられてい
る。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の
番号を付し、その説明は省略する。
例の変形例を説明する。図9は、第2実施例におけるブ
ラシレスモータ駆動回路100である。この第2実施例
のブラシレスモータ駆動回路100は、前記した第1実
施例のブラシレスモータ駆動回路1から、速度情報をフ
ィードバックして実速度を目標速度に補正するための速
度検出回路15、速度補正回路17およびサンプル時期
補正回路19を削除し、若干の変更を加えたものであ
る。特に、始動補償回路107、転流指令回路109、
PWMチョッパ制御回路114に変更が加えられてい
る。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の
番号を付し、その説明は省略する。
【0109】始動補償回路107は、複数のブラシレス
モータ51の始動時に、ブラシレスモータ51が充分な
始動トルクを発生できるようにするため、増幅されたサ
ンプリング回路5の出力に代わって、転流目標電圧を転
流指令回路109へ出力するための回路である。この始
動補償回路107は、PWMチョッパ制御回路114と
連動して動作する。即ち、PWMチョッパ制御回路11
4によるチョッパ制御のデューティ比が、所定値未満の
小さい値から所定値以上に上げられた場合に、例えば、
デューティ比が3%未満から3%以上にされた場合に、
転流目標電圧を優先回路8を介して転流指令回路109
へ出力するのである。
モータ51の始動時に、ブラシレスモータ51が充分な
始動トルクを発生できるようにするため、増幅されたサ
ンプリング回路5の出力に代わって、転流目標電圧を転
流指令回路109へ出力するための回路である。この始
動補償回路107は、PWMチョッパ制御回路114と
連動して動作する。即ち、PWMチョッパ制御回路11
4によるチョッパ制御のデューティ比が、所定値未満の
小さい値から所定値以上に上げられた場合に、例えば、
デューティ比が3%未満から3%以上にされた場合に、
転流目標電圧を優先回路8を介して転流指令回路109
へ出力するのである。
【0110】始動補償回路107は、PWMチョッパ制
御回路114の出力端にカソード接続されたダイオード
D101を備えており、そのダイオードD101のアノ
ードは、9ボルトのツェナーダイオードZD100のア
ノードに接続されている。ツェナーダイオードZD10
0のカソードは、0.1μFのコンデンサC103、及
び、56kΩの抵抗R111の一端と、トランジスタQ
101のベース端子とに接続されている。トランジスタ
Q101のエミッタ端子は、コンデンサC103及び抵
抗R111の他端と、補助電源回路2の10ボルト出力
とに接続されている。また、トランジスタQ101のコ
レクタ端子は、回路接地された1kΩの抵抗R112
と、10μFの電解コンデンサC104のプラス側端子
に接続されており、その電解コンデンサC104のマイ
ナス側端子は、回路接地された100kΩの抵抗R11
3と、アノード接地されたダイオードD102のカソー
ド、及び、500kΩの可変抵抗VR102の一端に接
続されている。可変抵抗VR102の他端は150kΩ
の抵抗R114の一端に接続され、その抵抗R114の
他端は、始動補償回路107の出力端として、優先回路
8の入力端であるダイオードD3のアノードに接続され
ている。
御回路114の出力端にカソード接続されたダイオード
D101を備えており、そのダイオードD101のアノ
ードは、9ボルトのツェナーダイオードZD100のア
ノードに接続されている。ツェナーダイオードZD10
0のカソードは、0.1μFのコンデンサC103、及
び、56kΩの抵抗R111の一端と、トランジスタQ
101のベース端子とに接続されている。トランジスタ
Q101のエミッタ端子は、コンデンサC103及び抵
抗R111の他端と、補助電源回路2の10ボルト出力
とに接続されている。また、トランジスタQ101のコ
レクタ端子は、回路接地された1kΩの抵抗R112
と、10μFの電解コンデンサC104のプラス側端子
に接続されており、その電解コンデンサC104のマイ
ナス側端子は、回路接地された100kΩの抵抗R11
3と、アノード接地されたダイオードD102のカソー
ド、及び、500kΩの可変抵抗VR102の一端に接
続されている。可変抵抗VR102の他端は150kΩ
の抵抗R114の一端に接続され、その抵抗R114の
他端は、始動補償回路107の出力端として、優先回路
8の入力端であるダイオードD3のアノードに接続され
ている。
【0111】この始動補償回路107によれば、PWM
チョッパ制御回路114の可変抵抗VR104の分圧比
が所定値未満(例えば、3%未満)に下げられて、駆動
されていた複数のブラシレスモータ51が、一旦停止し
たり、若しくは、低速回転になったとしても、その後、
再度、可変抵抗VR104の分圧比が所定値以上(例え
ば、3%以上)に上げられると、始動補償回路107か
らブラシレスモータ51の始動に充分な転流目標電圧が
出力されるので、複数のブラシレスモータ51が的確に
始動されるのである。このように始動補償回路107
は、PWMチョッパ制御回路114に連動して動作す
る。
チョッパ制御回路114の可変抵抗VR104の分圧比
が所定値未満(例えば、3%未満)に下げられて、駆動
されていた複数のブラシレスモータ51が、一旦停止し
たり、若しくは、低速回転になったとしても、その後、
再度、可変抵抗VR104の分圧比が所定値以上(例え
ば、3%以上)に上げられると、始動補償回路107か
らブラシレスモータ51の始動に充分な転流目標電圧が
出力されるので、複数のブラシレスモータ51が的確に
始動されるのである。このように始動補償回路107
は、PWMチョッパ制御回路114に連動して動作す
る。
【0112】転流指令回路109は、ブラシレスモータ
51の転流指令を計数回路11のみならず、サンプリン
グ回路5及びゼロリセット回路10へ出力するための回
路であり、主に、コンパレータCP101と、単安定マ
ルチバイブレータMM100とから構成されている。コ
ンパレータCP101の反転入力端は優先回路8の出力
端と接続され、一方、非反転入力端は抵抗R16を介し
て高調波除去回路13の出力端と接続されている。ま
た、コンパレータCP101の出力端は、単安定マルチ
バイブレータMM100の入力端Aに接続され、転流指
令を発する単安定マルチバイブレータMM100の出力
端Qは、計数回路11の入力端CK、サンプリング回路
5及びゼロリセット回路10の両アナログスイッチAS
2,AS3のゲートに接続されている。
51の転流指令を計数回路11のみならず、サンプリン
グ回路5及びゼロリセット回路10へ出力するための回
路であり、主に、コンパレータCP101と、単安定マ
ルチバイブレータMM100とから構成されている。コ
ンパレータCP101の反転入力端は優先回路8の出力
端と接続され、一方、非反転入力端は抵抗R16を介し
て高調波除去回路13の出力端と接続されている。ま
た、コンパレータCP101の出力端は、単安定マルチ
バイブレータMM100の入力端Aに接続され、転流指
令を発する単安定マルチバイブレータMM100の出力
端Qは、計数回路11の入力端CK、サンプリング回路
5及びゼロリセット回路10の両アナログスイッチAS
2,AS3のゲートに接続されている。
【0113】また、転流指令回路109はダイオードD
104を備えており、そのダイオードD104のアノー
ドはインバータIaの出力端に接続され、そのカソード
は100kΩの可変抵抗VR103の一端に接続されて
いる。可変抵抗VR103の他端は、10kΩの抵抗R
115の一端に接続され、抵抗R115の他端は、0.
1μFのコンデンサC105の一端と単安定マルチバイ
ブレータMM100とに接続されている。また、コンデ
ンサC105の他端も、単安定マルチバイブレータMM
100に接続されている。
104を備えており、そのダイオードD104のアノー
ドはインバータIaの出力端に接続され、そのカソード
は100kΩの可変抵抗VR103の一端に接続されて
いる。可変抵抗VR103の他端は、10kΩの抵抗R
115の一端に接続され、抵抗R115の他端は、0.
1μFのコンデンサC105の一端と単安定マルチバイ
ブレータMM100とに接続されている。また、コンデ
ンサC105の他端も、単安定マルチバイブレータMM
100に接続されている。
【0114】転流指令回路109では、コンパレータC
P101によって、高調波除去回路13の出力電圧と優
先回路8の出力電圧との大小が比較される。比較の結
果、高調波除去回路13の出力電圧が優先回路8の出力
電圧より大きくなると、コンパレータCP101の出力
端からハイ信号が単安定マルチバイブレータMM100
の入力端Aへ出力される。この結果、単安定マルチバイ
ブレータMM100の出力端Qから計数回路11へ、ワ
ンショットのハイ信号(転流指令)が出力される。な
お、この転流指令は、サンプリング回路5及びゼロリセ
ット回路10のアナログスイッチAS2,AS3のゲー
トへも同時に出力され、ハイの間、両スイッチAS2,
AS3をオン状態にする。
P101によって、高調波除去回路13の出力電圧と優
先回路8の出力電圧との大小が比較される。比較の結
果、高調波除去回路13の出力電圧が優先回路8の出力
電圧より大きくなると、コンパレータCP101の出力
端からハイ信号が単安定マルチバイブレータMM100
の入力端Aへ出力される。この結果、単安定マルチバイ
ブレータMM100の出力端Qから計数回路11へ、ワ
ンショットのハイ信号(転流指令)が出力される。な
お、この転流指令は、サンプリング回路5及びゼロリセ
ット回路10のアナログスイッチAS2,AS3のゲー
トへも同時に出力され、ハイの間、両スイッチAS2,
AS3をオン状態にする。
【0115】第1実施例の場合と同様に、サンプリング
回路5には、アナログスイッチAS2のオフ直前におけ
る高調波除去回路13の瞬時出力が保持される。このア
ナログスイッチAS2は、ハイの転流指令が出力されて
いる間オンされるので、サンプリング回路5には、転流
指令の立ち下がり時のタイミングで高調波除去回路13
の瞬時出力が保持されることになる。よって、サンプリ
ング回路5による瞬時出力の抽出タイミングは、転流指
令のパルス幅によって決定されるのである。
回路5には、アナログスイッチAS2のオフ直前におけ
る高調波除去回路13の瞬時出力が保持される。このア
ナログスイッチAS2は、ハイの転流指令が出力されて
いる間オンされるので、サンプリング回路5には、転流
指令の立ち下がり時のタイミングで高調波除去回路13
の瞬時出力が保持されることになる。よって、サンプリ
ング回路5による瞬時出力の抽出タイミングは、転流指
令のパルス幅によって決定されるのである。
【0116】このため転流指令のパルス幅は、そのパル
スの終了位置が、図1(b)に図示される第1の電流増
加領域41と第2の電流増加領域42との中間に位置す
るように設定される。即ち、第1及び第2の電流増加領
域41,42以外の領域で、サンプリング回路5による
抽出が行われるように転流指令のパルス幅が設定される
のである。
スの終了位置が、図1(b)に図示される第1の電流増
加領域41と第2の電流増加領域42との中間に位置す
るように設定される。即ち、第1及び第2の電流増加領
域41,42以外の領域で、サンプリング回路5による
抽出が行われるように転流指令のパルス幅が設定される
のである。
【0117】前記したように、可変抵抗VR103及び
抵抗R115には、ダイオードD104を介して、PW
Mチョッパ制御回路114の出力電圧がインバータIa
により反転されて印加される。よって、チョッパ制御の
デューティ比の変化に応じて、その印加電圧の実効値も
変化する。従って、単安定マルチバイブレータMM10
0から出力される転流指令のパルス幅は、可変抵抗VR
103及び抵抗R115に印加される電圧値が大きくな
ると短くなり、逆に、印加される電圧値が小さくなると
長くなる。
抵抗R115には、ダイオードD104を介して、PW
Mチョッパ制御回路114の出力電圧がインバータIa
により反転されて印加される。よって、チョッパ制御の
デューティ比の変化に応じて、その印加電圧の実効値も
変化する。従って、単安定マルチバイブレータMM10
0から出力される転流指令のパルス幅は、可変抵抗VR
103及び抵抗R115に印加される電圧値が大きくな
ると短くなり、逆に、印加される電圧値が小さくなると
長くなる。
【0118】このためPWMチョッパ制御回路114か
ら出力されるパルスのデューティ比が大きくなって、複
数のブラシレスモータ51及び可変抵抗VR103に印
加される電圧の実効の値が大きくなると、ブラシレスモ
ータ51の回転速度が速くなるとともに、転流指令のパ
ルス幅も短くなる。逆に、PWMチョッパ制御回路11
4から出力されるパルスのデューティ比が小さくなっ
て、複数のブラシレスモータ51及び可変抵抗VR10
3に印加される電圧の実効の値が小さくなると、ブラシ
レスモータ51の回転速度が遅くなるとともに、転流指
令のパルス幅も長くなる。このように、この転流指令回
路109によれば、チョッパ制御による可変速運転に追
従して、転流指令のパルス幅が(サンプリング回路5に
よる瞬時出力の抽出タイミングが)、適切な位置に自動
修正されるのである。
ら出力されるパルスのデューティ比が大きくなって、複
数のブラシレスモータ51及び可変抵抗VR103に印
加される電圧の実効の値が大きくなると、ブラシレスモ
ータ51の回転速度が速くなるとともに、転流指令のパ
ルス幅も短くなる。逆に、PWMチョッパ制御回路11
4から出力されるパルスのデューティ比が小さくなっ
て、複数のブラシレスモータ51及び可変抵抗VR10
3に印加される電圧の実効の値が小さくなると、ブラシ
レスモータ51の回転速度が遅くなるとともに、転流指
令のパルス幅も長くなる。このように、この転流指令回
路109によれば、チョッパ制御による可変速運転に追
従して、転流指令のパルス幅が(サンプリング回路5に
よる瞬時出力の抽出タイミングが)、適切な位置に自動
修正されるのである。
【0119】PWMチョッパ制御回路114は、チョッ
パ状の矩形波をインバータ回路3の下アームトランジス
タQx〜Qzへ出力して、複数のブラシレスモータ51
をチョッパ制御するための回路である。このPWMチョ
ッパ制御回路114から出力される矩形波のデューティ
比を制御することにより、ブラシレスモータ51に印加
される実効の電圧が制御され、ブラシレスモータ51の
可変速運転が行われるのである。
パ状の矩形波をインバータ回路3の下アームトランジス
タQx〜Qzへ出力して、複数のブラシレスモータ51
をチョッパ制御するための回路である。このPWMチョ
ッパ制御回路114から出力される矩形波のデューティ
比を制御することにより、ブラシレスモータ51に印加
される実効の電圧が制御され、ブラシレスモータ51の
可変速運転が行われるのである。
【0120】PWMチョッパ制御回路114は、コンパ
レータCP102を備えており、そのコンパレータCP
102の非反転入力端には、100kΩの抵抗R119
と、220kΩの抵抗R120と、ダイオードD109
のアノードとが接続されている。抵抗R120の他端は
回路接地され、抵抗R119の他端は、補助電源回路2
の10ボルト出力に接続されている。また、ダイオード
D109のカソードは、他端が補助電源回路2の10ボ
ルト出力に接続された1kΩの抵抗R118と、コンパ
レータCP102の出力端と、82kΩの抵抗R121
と、ダイオードD110のカソードとに接続されてい
る。抵抗R121の他端及びダイオードD110のアノ
ードは、回路接地された180pFのコンデンサC10
8、及び、コンパレータCP102の反転入力端に接続
されている。
レータCP102を備えており、そのコンパレータCP
102の非反転入力端には、100kΩの抵抗R119
と、220kΩの抵抗R120と、ダイオードD109
のアノードとが接続されている。抵抗R120の他端は
回路接地され、抵抗R119の他端は、補助電源回路2
の10ボルト出力に接続されている。また、ダイオード
D109のカソードは、他端が補助電源回路2の10ボ
ルト出力に接続された1kΩの抵抗R118と、コンパ
レータCP102の出力端と、82kΩの抵抗R121
と、ダイオードD110のカソードとに接続されてい
る。抵抗R121の他端及びダイオードD110のアノ
ードは、回路接地された180pFのコンデンサC10
8、及び、コンパレータCP102の反転入力端に接続
されている。
【0121】コンパレータCP102の反転入力端は、
この他に、コンパレータCP103の非反転入力端に接
続されている。一方、コンパレータCP103の反転入
力端は、マイナス側端子が回路接地された10μFの電
解コンデンサC109のプラス側端子と、10kΩの抵
抗R122に接続されている。抵抗R122の他端は、
5kΩの可変抵抗VR104の摺動子に接続され、可変
抵抗VR104の一端は、他端が補助電源回路2の10
ボルト出力に接続された2.2kΩの抵抗R123に接
続され、その他端は、回路接地された560Ωの抵抗R
124に接続されている。更に、コンパレータCP10
3の出力端は、1kΩのプルアップ抵抗R125を介し
て補助電源回路2の10ボルト出力に接続されるととも
に、PWMチョッパ制御回路114の出力端として、イ
ンバータIa,Ix〜Izの入力端と、始動補償回路1
07の入力端とに接続されている。
この他に、コンパレータCP103の非反転入力端に接
続されている。一方、コンパレータCP103の反転入
力端は、マイナス側端子が回路接地された10μFの電
解コンデンサC109のプラス側端子と、10kΩの抵
抗R122に接続されている。抵抗R122の他端は、
5kΩの可変抵抗VR104の摺動子に接続され、可変
抵抗VR104の一端は、他端が補助電源回路2の10
ボルト出力に接続された2.2kΩの抵抗R123に接
続され、その他端は、回路接地された560Ωの抵抗R
124に接続されている。更に、コンパレータCP10
3の出力端は、1kΩのプルアップ抵抗R125を介し
て補助電源回路2の10ボルト出力に接続されるととも
に、PWMチョッパ制御回路114の出力端として、イ
ンバータIa,Ix〜Izの入力端と、始動補償回路1
07の入力端とに接続されている。
【0122】このPWMチョッパ制御回路114から
は、約20kHzの矩形波が出力される。その矩形波の
デューティ比は、可変抵抗VR104の摺動子位置を変
更することにより変更される。なお、可変抵抗VR10
4の摺動子位置が急変された場合にも、コンデンサC1
09の作用によって、PWMチョッパ制御回路114か
ら出力される矩形波のデューティ比は、急変することな
く、徐々に変更されていく。従って、かかる摺動子位置
の急変時においても、ブラシレスモータ51の回転速度
は徐々に変更され、円滑に駆動される。
は、約20kHzの矩形波が出力される。その矩形波の
デューティ比は、可変抵抗VR104の摺動子位置を変
更することにより変更される。なお、可変抵抗VR10
4の摺動子位置が急変された場合にも、コンデンサC1
09の作用によって、PWMチョッパ制御回路114か
ら出力される矩形波のデューティ比は、急変することな
く、徐々に変更されていく。従って、かかる摺動子位置
の急変時においても、ブラシレスモータ51の回転速度
は徐々に変更され、円滑に駆動される。
【0123】図10は、第3実施例におけるブラシレス
モータ駆動回路200である。第1及び第2実施例のブ
ラシレスモータ駆動回路1,100では、高調波除去回
路13の出力電圧の瞬時値をサンプリング回路5により
抽出し、高調波除去回路13の出力電圧がその抽出値の
略1.4倍になった場合に、転流指令回路9,109か
ら転流指令を出力するようにしていた。これに対し、第
3実施例のブラシレスモータ駆動回路200は、高調波
除去回路13の出力電圧を平均化し、高調波除去回路1
3の出力電圧がその平均化された電圧の略1.4倍とな
った場合に、転流指令回路209から転流指令を出力す
るようにしたものである。このように回路を構成するこ
とにより、回路コストを低減して、複数のブラシレスモ
ータ51を駆動することができるのである。以下、第2
実施例のブラシレスモータ駆動回路100と同一の部分
には同一の符号を付して、その説明を省略し、異なる部
分のみ説明する。
モータ駆動回路200である。第1及び第2実施例のブ
ラシレスモータ駆動回路1,100では、高調波除去回
路13の出力電圧の瞬時値をサンプリング回路5により
抽出し、高調波除去回路13の出力電圧がその抽出値の
略1.4倍になった場合に、転流指令回路9,109か
ら転流指令を出力するようにしていた。これに対し、第
3実施例のブラシレスモータ駆動回路200は、高調波
除去回路13の出力電圧を平均化し、高調波除去回路1
3の出力電圧がその平均化された電圧の略1.4倍とな
った場合に、転流指令回路209から転流指令を出力す
るようにしたものである。このように回路を構成するこ
とにより、回路コストを低減して、複数のブラシレスモ
ータ51を駆動することができるのである。以下、第2
実施例のブラシレスモータ駆動回路100と同一の部分
には同一の符号を付して、その説明を省略し、異なる部
分のみ説明する。
【0124】第1低減回路205は、高調波除去回路1
3の出力電圧を1/2倍に低減(0.5倍に分圧)し
て、転流指令回路209へ出力するための回路であり、
10kΩの2つの抵抗R215,R216と、180p
FのコンデンサC206とから構成されている。抵抗R
216の一端は高調波除去回路13の出力端に接続さ
れ、その他端は回路接地されたコンデンサC206の一
端に接続されて、RCローパスフィルタを構成してい
る。このRCローパスフィルタにより、チョッパ制御に
伴って発生する静電移行(誘導)ノイズや電磁ノイズの
他、高調波除去回路13で除去しきれなかった高調波成
分が除去される。また、抵抗R216の他端には、転流
指令回路209のコンパレータCP201の非反転入力
端と、もう一つの抵抗R215の一端とが接続されてい
る。抵抗R215の他端は回路接地されており、2つの
抵抗R215,R216の抵抗値は共に10kΩである
ので、高調波除去回路13の出力電圧は、両抵抗R21
5,R216により、1/2倍に低減されて転流指令回
路209へ出力される。
3の出力電圧を1/2倍に低減(0.5倍に分圧)し
て、転流指令回路209へ出力するための回路であり、
10kΩの2つの抵抗R215,R216と、180p
FのコンデンサC206とから構成されている。抵抗R
216の一端は高調波除去回路13の出力端に接続さ
れ、その他端は回路接地されたコンデンサC206の一
端に接続されて、RCローパスフィルタを構成してい
る。このRCローパスフィルタにより、チョッパ制御に
伴って発生する静電移行(誘導)ノイズや電磁ノイズの
他、高調波除去回路13で除去しきれなかった高調波成
分が除去される。また、抵抗R216の他端には、転流
指令回路209のコンパレータCP201の非反転入力
端と、もう一つの抵抗R215の一端とが接続されてい
る。抵抗R215の他端は回路接地されており、2つの
抵抗R215,R216の抵抗値は共に10kΩである
ので、高調波除去回路13の出力電圧は、両抵抗R21
5,R216により、1/2倍に低減されて転流指令回
路209へ出力される。
【0125】平均化回路206は、高調波除去回路13
の出力電圧を平均化して、第2低減回路208へ出力す
るための回路である。高調波除去回路13の出力端に接
続された10kΩの抵抗R213と、その抵抗R213
の他端にマイナス側端子が接続された100μFの電解
コンデンサC204との積分回路で構成されている。ま
た、コンデンサC204のプラス側端子は、回路接地さ
れた1kΩの抵抗R212に接続されている。この平均
化回路206は、後述する始動補償回路720と一部の
構成を共有しており、この点においても回路コストの低
減が図られている。
の出力電圧を平均化して、第2低減回路208へ出力す
るための回路である。高調波除去回路13の出力端に接
続された10kΩの抵抗R213と、その抵抗R213
の他端にマイナス側端子が接続された100μFの電解
コンデンサC204との積分回路で構成されている。ま
た、コンデンサC204のプラス側端子は、回路接地さ
れた1kΩの抵抗R212に接続されている。この平均
化回路206は、後述する始動補償回路720と一部の
構成を共有しており、この点においても回路コストの低
減が図られている。
【0126】始動補償回路207は、ブラシレスモータ
51の始動時に、複数のブラシレスモータ51が充分な
始動トルクを発生できるようにするため、平均化回路2
06の出力に代わって、転流目標電圧を転流指令回路2
09へ出力するための回路である。この始動補償回路2
07は、PWMチョッパ制御回路114と連動して動作
する。即ち、PWMチョッパ制御回路114によるチョ
ッパ制御のデューティ比が、所定値未満の小さい値から
所定値以上に上げられた場合に、例えば、デューティ比
が3%未満から3%以上にされた場合に、転流目標電圧
を転流指令回路209へ出力するのである。
51の始動時に、複数のブラシレスモータ51が充分な
始動トルクを発生できるようにするため、平均化回路2
06の出力に代わって、転流目標電圧を転流指令回路2
09へ出力するための回路である。この始動補償回路2
07は、PWMチョッパ制御回路114と連動して動作
する。即ち、PWMチョッパ制御回路114によるチョ
ッパ制御のデューティ比が、所定値未満の小さい値から
所定値以上に上げられた場合に、例えば、デューティ比
が3%未満から3%以上にされた場合に、転流目標電圧
を転流指令回路209へ出力するのである。
【0127】始動補償回路207は、PWMチョッパ制
御回路114の出力端にカソード接続されたダイオード
D201を備えており、そのダイオードD201のアノ
ードは、9ボルトのツェナーダイオードZD200のア
ノードに接続されている。ツェナーダイオードZD20
0のカソードは、0.1μFのコンデンサC203、及
び、56kΩの抵抗R211の一端と、トランジスタQ
201のベース端子とに接続されている。トランジスタ
Q201のエミッタ端子は、コンデンサC203及び抵
抗R211の他端と、補助電源回路2の10ボルト出力
とに接続されている。また、トランジスタQ201のコ
レクタ端子は、回路接地された1kΩの抵抗R212
と、100μFの電解コンデンサC204のプラス側端
子に接続されており、その電解コンデンサC204のマ
イナス側端子は、他端が回路接地された100kΩの可
変抵抗VR202と、10kΩの抵抗R213の一端と
に接続されている。
御回路114の出力端にカソード接続されたダイオード
D201を備えており、そのダイオードD201のアノ
ードは、9ボルトのツェナーダイオードZD200のア
ノードに接続されている。ツェナーダイオードZD20
0のカソードは、0.1μFのコンデンサC203、及
び、56kΩの抵抗R211の一端と、トランジスタQ
201のベース端子とに接続されている。トランジスタ
Q201のエミッタ端子は、コンデンサC203及び抵
抗R211の他端と、補助電源回路2の10ボルト出力
とに接続されている。また、トランジスタQ201のコ
レクタ端子は、回路接地された1kΩの抵抗R212
と、100μFの電解コンデンサC204のプラス側端
子に接続されており、その電解コンデンサC204のマ
イナス側端子は、他端が回路接地された100kΩの可
変抵抗VR202と、10kΩの抵抗R213の一端と
に接続されている。
【0128】可変抵抗VR202は始動補償回路207
の一部を構成する一方、それ自体で、平均化回路206
及び始動補償回路207の出力電圧を低減する第2低減
回路208を構成している。可変抵抗VR202の摺動
子端は第2低減回路208の出力端として転流指令回路
209のコンパレータCP201の反転入力端に接続さ
れている。このように始動補償回路207は、第2低減
回路208を内包し、かつ、平均化回路206の一部
(C204,R212)を共有して構成されるので、そ
の分、回路コストを安価にすることができる。
の一部を構成する一方、それ自体で、平均化回路206
及び始動補償回路207の出力電圧を低減する第2低減
回路208を構成している。可変抵抗VR202の摺動
子端は第2低減回路208の出力端として転流指令回路
209のコンパレータCP201の反転入力端に接続さ
れている。このように始動補償回路207は、第2低減
回路208を内包し、かつ、平均化回路206の一部
(C204,R212)を共有して構成されるので、そ
の分、回路コストを安価にすることができる。
【0129】なお、可変抵抗VR202の摺動子位置を
調整することにより、平均化回路206及び始動補償回
路207の出力電圧の低減率を変更することができる。
よって、当然のことながら、かかる摺動子位置を調整す
ることにより、使用状況に合わせて、即ち、ブラシレス
モータ51の常用運転領域で最もモータ効率が向上する
ように、ブラシレスモータ駆動回路200をチューニン
グすることができるのである。本実施例では、第2低減
回路208により平均化回路206及び始動補償回路2
07の出力電圧が0.7倍に低減(分圧)されるよう
に、可変抵抗VR202の摺動子位置が調節されてい
る。
調整することにより、平均化回路206及び始動補償回
路207の出力電圧の低減率を変更することができる。
よって、当然のことながら、かかる摺動子位置を調整す
ることにより、使用状況に合わせて、即ち、ブラシレス
モータ51の常用運転領域で最もモータ効率が向上する
ように、ブラシレスモータ駆動回路200をチューニン
グすることができるのである。本実施例では、第2低減
回路208により平均化回路206及び始動補償回路2
07の出力電圧が0.7倍に低減(分圧)されるよう
に、可変抵抗VR202の摺動子位置が調節されてい
る。
【0130】転流指令回路209は、ブラシレスモータ
51の転流指令を計数回路11、及び、ゼロリセット回
路210へ出力するための回路である。この転流指令回
路209は、コンパレータCP201と、単安定マルチ
バイブレータMM200と、その単安定マルチバイブレ
ータMM200から出力されるワンショットパルス(転
流指令)のパルス幅を設定するための0.1μFのコン
デンサC205及び100kΩの可変抵抗VR203と
を備えている。コンパレータCP201の非反転入力端
は第1低減回路205の出力端と接続され、反転入力端
は第2低減回路208の出力端である可変抵抗VR20
2の摺動子端と接続されている。また、コンパレータC
P201の出力端は単安定マルチバイブレータMM20
0の入力端Aに接続され、単安定マルチバイブレータM
M200の出力端Qは、計数回路11の入力端CKと、
ゼロリセット回路210のアナログスイッチAS203
のゲートとに接続されている。
51の転流指令を計数回路11、及び、ゼロリセット回
路210へ出力するための回路である。この転流指令回
路209は、コンパレータCP201と、単安定マルチ
バイブレータMM200と、その単安定マルチバイブレ
ータMM200から出力されるワンショットパルス(転
流指令)のパルス幅を設定するための0.1μFのコン
デンサC205及び100kΩの可変抵抗VR203と
を備えている。コンパレータCP201の非反転入力端
は第1低減回路205の出力端と接続され、反転入力端
は第2低減回路208の出力端である可変抵抗VR20
2の摺動子端と接続されている。また、コンパレータC
P201の出力端は単安定マルチバイブレータMM20
0の入力端Aに接続され、単安定マルチバイブレータM
M200の出力端Qは、計数回路11の入力端CKと、
ゼロリセット回路210のアナログスイッチAS203
のゲートとに接続されている。
【0131】転流指令回路209では、コンパレータC
P201によって、第1低減回路205の出力電圧と第
2低減回路208の出力電圧との大小が比較される。比
較の結果、第1低減回路205の出力電圧が第2低減回
路208の出力電圧より大きくなると、コンパレータC
P201の出力端からハイ信号が単安定マルチバイブレ
ータMM200の入力端Aへ出力される。この結果、単
安定マルチバイブレータMM200の出力端Qから計数
回路11へ、ワンショットのハイ信号(転流指令)が出
力される。なお、この転流指令は、ゼロリセット回路2
10のアナログスイッチAS203のゲートへも出力さ
れ、ハイの間、そのアナログスイッチAS203をオン
状態にする。
P201によって、第1低減回路205の出力電圧と第
2低減回路208の出力電圧との大小が比較される。比
較の結果、第1低減回路205の出力電圧が第2低減回
路208の出力電圧より大きくなると、コンパレータC
P201の出力端からハイ信号が単安定マルチバイブレ
ータMM200の入力端Aへ出力される。この結果、単
安定マルチバイブレータMM200の出力端Qから計数
回路11へ、ワンショットのハイ信号(転流指令)が出
力される。なお、この転流指令は、ゼロリセット回路2
10のアナログスイッチAS203のゲートへも出力さ
れ、ハイの間、そのアナログスイッチAS203をオン
状態にする。
【0132】ゼロリセット回路210は、転流指令回路
209から出力される転流指令毎に、第1低減回路20
5の出力電圧を0ボルトに擬制リセットするための回路
であり、アナログスイッチAS203により構成されて
いる。アナログスイッチAS203の一方のチャネル端
子は、第1低減回路205の出力端と転流指令回路20
9のコンパレータCP201の非反転入力端とに接続さ
れている。一方、アナログスイッチAS203の他方の
チャネル端子は回路接地されており、アナログスイッチ
AS203のゲートは転流指令回路209の出力端と接
続されている。このため転流指令回路209からハイの
転流指令が出力されると、その転流指令によって、 ア
ナログスイッチAS203がオンされて、第1低減回路
205の出力電圧が0ボルトに擬制リセットされる。
209から出力される転流指令毎に、第1低減回路20
5の出力電圧を0ボルトに擬制リセットするための回路
であり、アナログスイッチAS203により構成されて
いる。アナログスイッチAS203の一方のチャネル端
子は、第1低減回路205の出力端と転流指令回路20
9のコンパレータCP201の非反転入力端とに接続さ
れている。一方、アナログスイッチAS203の他方の
チャネル端子は回路接地されており、アナログスイッチ
AS203のゲートは転流指令回路209の出力端と接
続されている。このため転流指令回路209からハイの
転流指令が出力されると、その転流指令によって、 ア
ナログスイッチAS203がオンされて、第1低減回路
205の出力電圧が0ボルトに擬制リセットされる。
【0133】図11及び図12に、分配回路の変形例を
図示する。従来技術の欄で説明したように、従来は回転
中のモータの電機子巻線に生じる速度起電力と界磁の位
置の相関に着目して、該速度起電力によりモータの転流
タイミングを決定していたので、ブラシレスモータ51
の3相の電機子巻線を180度通電することはできなか
った。しかし、本実施例のブラシレスモータ駆動回路
1,100,200は、電機子電流の変化に着目して、
複数のブラシレスモータ51をセンサレス駆動している
ので、180度通電することが可能である。120度通
電に代えて、180度通電を行うことにより、ブラシレ
スモータ51の回転速度及び出力を向上することができ
る。
図示する。従来技術の欄で説明したように、従来は回転
中のモータの電機子巻線に生じる速度起電力と界磁の位
置の相関に着目して、該速度起電力によりモータの転流
タイミングを決定していたので、ブラシレスモータ51
の3相の電機子巻線を180度通電することはできなか
った。しかし、本実施例のブラシレスモータ駆動回路
1,100,200は、電機子電流の変化に着目して、
複数のブラシレスモータ51をセンサレス駆動している
ので、180度通電することが可能である。120度通
電に代えて、180度通電を行うことにより、ブラシレ
スモータ51の回転速度及び出力を向上することができ
る。
【0134】そこで、図11に、180度通電を行う場
合の分配回路30の回路図を示すとともに、図12に、
その分配回路30の各出力時におけるブラシレスモータ
51の電機子巻線に流れる電流方向の関係を示す。な
お、図11の分配回路30における各抵抗の抵抗値は、
いずれも10kΩであり、各コンデンサの容量は、いず
れも1000pFである。また、分配回路は、120度
通電、若しくは、180度通電に固定されるのではな
く、ブラシレスモータ51の駆動状況に合わせて、分配
回路の出力を120度通電と180度通電とで切り替え
られるように構成しても良い。このような構成はマイク
ロコンピュータにより極めて容易に実現することができ
る。
合の分配回路30の回路図を示すとともに、図12に、
その分配回路30の各出力時におけるブラシレスモータ
51の電機子巻線に流れる電流方向の関係を示す。な
お、図11の分配回路30における各抵抗の抵抗値は、
いずれも10kΩであり、各コンデンサの容量は、いず
れも1000pFである。また、分配回路は、120度
通電、若しくは、180度通電に固定されるのではな
く、ブラシレスモータ51の駆動状況に合わせて、分配
回路の出力を120度通電と180度通電とで切り替え
られるように構成しても良い。このような構成はマイク
ロコンピュータにより極めて容易に実現することができ
る。
【0135】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0136】例えば、第2第3実施例のブラシレスモー
タ駆動回路100,200では、PWMチョッパ制御回
路114によりブラシレスモータ51に印加される実効
の電圧値を変化させ、複数のブラシレスモータ51につ
いて可変速運転ができるように構成した。しかし、回路
コストを低減するために、PWMチョッパ制御回路11
4を削除して、ブラシレスモータ駆動回路を構成するよ
うにしても良い。かかる場合には、PWMチョッパ制御
回路114とともに、高調波除去回路13およびチョッ
パドライバIa,Ix〜Izを削除することができ、加
えて、PWMチョッパ制御回路114に連動させて動作
させていた始動補償回路107,207を電源投入時に
のみ動作するように簡略化することができるので、この
点においても回路コストを低減することができるのであ
る。
タ駆動回路100,200では、PWMチョッパ制御回
路114によりブラシレスモータ51に印加される実効
の電圧値を変化させ、複数のブラシレスモータ51につ
いて可変速運転ができるように構成した。しかし、回路
コストを低減するために、PWMチョッパ制御回路11
4を削除して、ブラシレスモータ駆動回路を構成するよ
うにしても良い。かかる場合には、PWMチョッパ制御
回路114とともに、高調波除去回路13およびチョッ
パドライバIa,Ix〜Izを削除することができ、加
えて、PWMチョッパ制御回路114に連動させて動作
させていた始動補償回路107,207を電源投入時に
のみ動作するように簡略化することができるので、この
点においても回路コストを低減することができるのであ
る。
【0137】また、ブラシレスモータ駆動回路1,10
0,200では、電流検出回路4を構成するシャント抵
抗Rsは、DCリンクのグランド側ラインに挿入され、
1個のシャント抵抗Rsにより3相全ての電機子電流を
検出するように構成した。しかし、電機子電流を検出で
きる電流検出回路であれば、DCリンクのグランド側ラ
イン以外の他の位置に設けるようにしても良いし、3相
の電機子電流を個別に検出できるように、3個の電流検
出回路をそれぞれ別個に設けるようにしても良い。
0,200では、電流検出回路4を構成するシャント抵
抗Rsは、DCリンクのグランド側ラインに挿入され、
1個のシャント抵抗Rsにより3相全ての電機子電流を
検出するように構成した。しかし、電機子電流を検出で
きる電流検出回路であれば、DCリンクのグランド側ラ
イン以外の他の位置に設けるようにしても良いし、3相
の電機子電流を個別に検出できるように、3個の電流検
出回路をそれぞれ別個に設けるようにしても良い。
【0138】第1第2実施例のブラシレスモータ駆動回
路1,100では、サンプリング回路5による高調波除
去回路13の瞬時出力の検出は、負荷トルクの急変に迅
速に対応するため、各転流指令毎に行われた。しかし、
必ずしもこれに限られるものではなく、複数回の転流指
令毎に1回ずつ、高調波除去回路13の瞬時出力の検出
を行うようにしても良い。本実施例のように、3相の電
機子巻線を備えたブラシレスモータ51では、3回また
は6回の転流指令毎に1回ずつ、かかる検出を行うよう
にしても良い。
路1,100では、サンプリング回路5による高調波除
去回路13の瞬時出力の検出は、負荷トルクの急変に迅
速に対応するため、各転流指令毎に行われた。しかし、
必ずしもこれに限られるものではなく、複数回の転流指
令毎に1回ずつ、高調波除去回路13の瞬時出力の検出
を行うようにしても良い。本実施例のように、3相の電
機子巻線を備えたブラシレスモータ51では、3回また
は6回の転流指令毎に1回ずつ、かかる検出を行うよう
にしても良い。
【0139】本実施例では、消費電力の低減のために、
チョッパ制御の行われる下アームトランジスタQx〜Q
zのみならず、上アームトランジスタQu〜Qwについ
ても、電界効果トランジスタが使用された。しかし、チ
ョッパ制御の行われない上アームトランジスタQu〜Q
wについては、高速動作が要求されないので、回路のコ
ストダウンと部品の入手容易性を向上させるために、電
界効果トランジスタに代えて、接合形PNPトランジス
タを使用するようにしても良い。また、下アームトラン
ジスタQx〜Qzに代えて、上アームトランジスタQu
〜Qwでチョッパ制御するように構成しても良い。更
に、上下アームトランジスタQu〜Qzの両方でチョッ
パ制御するように構成しても良い。
チョッパ制御の行われる下アームトランジスタQx〜Q
zのみならず、上アームトランジスタQu〜Qwについ
ても、電界効果トランジスタが使用された。しかし、チ
ョッパ制御の行われない上アームトランジスタQu〜Q
wについては、高速動作が要求されないので、回路のコ
ストダウンと部品の入手容易性を向上させるために、電
界効果トランジスタに代えて、接合形PNPトランジス
タを使用するようにしても良い。また、下アームトラン
ジスタQx〜Qzに代えて、上アームトランジスタQu
〜Qwでチョッパ制御するように構成しても良い。更
に、上下アームトランジスタQu〜Qzの両方でチョッ
パ制御するように構成しても良い。
【0140】本実施例と同様の原理構成を、A/Dコン
バータとマイクロコンピュータやデジタルシグナルプロ
セッサの組み合わせ、または、A/Dコンバータ内蔵の
マイクロコンピュータとソフトウエアとを用いて構成し
ても良い。
バータとマイクロコンピュータやデジタルシグナルプロ
セッサの組み合わせ、または、A/Dコンバータ内蔵の
マイクロコンピュータとソフトウエアとを用いて構成し
ても良い。
【0141】
【発明の効果】 請求項1記載のブラシレスモータ駆動
回路によれば、電流検出回路によって、複数のブラシレ
スモータの電機子電流が、少なくとも各通電相毎に1つ
にまとめて電圧に変換されて検出される。転流指令回路
により、その検出電圧に基づいて、複数のブラシレスモ
ータの電機子巻線に流れる電流の合計値について1の転
流周期における第2の電流増加領域の到来が検出され、
この第2の電流増加領域の到来するタイミングで転流指
令が出力され、複数のブラシレスモータの転流が行われ
る。よって、かかるブラシレスモータ駆動回路によれ
ば、複数のブラシレスモータをセンサレスで回転(駆
動)することができるという効果がある。
回路によれば、電流検出回路によって、複数のブラシレ
スモータの電機子電流が、少なくとも各通電相毎に1つ
にまとめて電圧に変換されて検出される。転流指令回路
により、その検出電圧に基づいて、複数のブラシレスモ
ータの電機子巻線に流れる電流の合計値について1の転
流周期における第2の電流増加領域の到来が検出され、
この第2の電流増加領域の到来するタイミングで転流指
令が出力され、複数のブラシレスモータの転流が行われ
る。よって、かかるブラシレスモータ駆動回路によれ
ば、複数のブラシレスモータをセンサレスで回転(駆
動)することができるという効果がある。
【0142】請求項2記載のブラシレスモータ駆動回路
によれば、請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路の
奏する効果に加え、電流検出回路の出力電圧は、平均化
回路によって平均化される一方、その平均化回路の出力
電圧と比較される。比較の結果、電流検出回路の出力電
圧が平均化回路の出力電圧の所定倍となると、転流指令
出力回路から転流指令が出力されて、複数のブラシレス
モータの転流が行われる。このように電流検出回路の出
力電圧を単に平均化して、転流タイミングを決定してい
るので、かかるブラシレスモータ駆動回路のコストを安
価にすることができるという効果がある。
によれば、請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路の
奏する効果に加え、電流検出回路の出力電圧は、平均化
回路によって平均化される一方、その平均化回路の出力
電圧と比較される。比較の結果、電流検出回路の出力電
圧が平均化回路の出力電圧の所定倍となると、転流指令
出力回路から転流指令が出力されて、複数のブラシレス
モータの転流が行われる。このように電流検出回路の出
力電圧を単に平均化して、転流タイミングを決定してい
るので、かかるブラシレスモータ駆動回路のコストを安
価にすることができるという効果がある。
【0143】請求項3記載のブラシレスモータ駆動回路
によれば、請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路の
奏する効果に加え、サンプリング回路により電流検出回
路の瞬時出力が抽出され、その抽出値に基づいて、転流
指令が出力される。よって、負荷トルクが急変する場合
にも、その急変はサンプリング回路により瞬時に抽出さ
れるので、転流指令の発生タイミングが迅速に調節され
る。従って、負荷トルクが急変する環境下においても、
適切なタイミングで転流動作を行うことができ、ブラシ
レスモータを安定して駆動することができるという効果
がある。
によれば、請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路の
奏する効果に加え、サンプリング回路により電流検出回
路の瞬時出力が抽出され、その抽出値に基づいて、転流
指令が出力される。よって、負荷トルクが急変する場合
にも、その急変はサンプリング回路により瞬時に抽出さ
れるので、転流指令の発生タイミングが迅速に調節され
る。従って、負荷トルクが急変する環境下においても、
適切なタイミングで転流動作を行うことができ、ブラシ
レスモータを安定して駆動することができるという効果
がある。
【0144】請求項4記載のブラシレスモータ駆動回路
によれば、請求項3記載のブラシレスモータ駆動回路の
奏する効果に加え、サンプリング回路による瞬時出力の
抽出は転流動作毎に行われる。よって、負荷トルクの急
変時に、一層迅速に転流指令の発生タイミングを調節す
ることができるという効果がある。
によれば、請求項3記載のブラシレスモータ駆動回路の
奏する効果に加え、サンプリング回路による瞬時出力の
抽出は転流動作毎に行われる。よって、負荷トルクの急
変時に、一層迅速に転流指令の発生タイミングを調節す
ることができるという効果がある。
【0145】請求項5記載のブラシレスモータ駆動回路
によれば、請求項3または4に記載のブラシレスモータ
駆動回路の奏する効果に加え、サンプリング回路による
瞬時出力の抽出は、第1の(電機子)電流増加領域後で
あって第2の(電機子)電流増加領域前に行われるの
で、サンプリング回路によって、ブラシレスモータの発
生トルクに直接寄与する電機子電流の瞬時出力を抽出す
ることができる。よって、この瞬時出力に基づいて転流
指令を発生することにより、適切なタイミングで転流動
作を行うことができ、ブラシレスモータを安定して駆動
することができるという効果がある。
によれば、請求項3または4に記載のブラシレスモータ
駆動回路の奏する効果に加え、サンプリング回路による
瞬時出力の抽出は、第1の(電機子)電流増加領域後で
あって第2の(電機子)電流増加領域前に行われるの
で、サンプリング回路によって、ブラシレスモータの発
生トルクに直接寄与する電機子電流の瞬時出力を抽出す
ることができる。よって、この瞬時出力に基づいて転流
指令を発生することにより、適切なタイミングで転流動
作を行うことができ、ブラシレスモータを安定して駆動
することができるという効果がある。
【0146】請求項6記載のブラシレスモータ駆動回路
によれば、請求項1から5のいずれかに記載のブラシレ
スモータ駆動回路の奏する効果に加え、ブラシレスモー
タへの駆動電圧の印加は、チョッパ制御回路によるチョ
ッパ制御により行われており、そのチョッパ制御のデュ
ーティ比を変更することによりブラシレスモータに印加
される実効の電圧を可変することができる。チョッパ制
御のデューティ比は、速度変更回路により変更すること
ができるので、かかる速度変更回路を操作することによ
り、ブラシレスモータをセンサレスで可変速駆動するこ
とができるという効果がある。しかも、高調波除去回路
は、チョッパ制御回路によるインバータ回路のスイッチ
ング素子のオン動作に同期して電流検出回路の出力電圧
を記憶するので、チョッパ制御に伴う高調波成分を除去
して、電圧に変換された電機子電流を検出することがで
きる。転流指令は、この高調波除去回路の出力電圧に基
づいて出力されるので、チョッパ制御の影響を受けるこ
となく、適切なタイミングで転流動作を行うことがで
き、センサレスでブラシレスモータを駆動することがで
きるという効果がある。
によれば、請求項1から5のいずれかに記載のブラシレ
スモータ駆動回路の奏する効果に加え、ブラシレスモー
タへの駆動電圧の印加は、チョッパ制御回路によるチョ
ッパ制御により行われており、そのチョッパ制御のデュ
ーティ比を変更することによりブラシレスモータに印加
される実効の電圧を可変することができる。チョッパ制
御のデューティ比は、速度変更回路により変更すること
ができるので、かかる速度変更回路を操作することによ
り、ブラシレスモータをセンサレスで可変速駆動するこ
とができるという効果がある。しかも、高調波除去回路
は、チョッパ制御回路によるインバータ回路のスイッチ
ング素子のオン動作に同期して電流検出回路の出力電圧
を記憶するので、チョッパ制御に伴う高調波成分を除去
して、電圧に変換された電機子電流を検出することがで
きる。転流指令は、この高調波除去回路の出力電圧に基
づいて出力されるので、チョッパ制御の影響を受けるこ
となく、適切なタイミングで転流動作を行うことがで
き、センサレスでブラシレスモータを駆動することがで
きるという効果がある。
【0147】請求項7記載のブラシレスモータ駆動回路
によれば、請求項6記載のブラシレスモータ駆動回路の
奏する効果に加え、ブラシレスモータの実速度は、転流
指令に基づいて速度検出回路により検出され、速度補正
回路へフィードバックされる。ブラシレスモータの目標
速度は、速度変更回路に設定されており、この目標速度
も速度補正回路へ出力されている。速度補正回路では、
ブラシレスモータの実速度が目標速度と一致するよう
に、両速度に基づいてチョッパ制御回路によるチョッパ
制御のデューティ比が変更される。よって、ブラシレス
モータを所望の速度(目標速度)で駆動することができ
るという効果がある。
によれば、請求項6記載のブラシレスモータ駆動回路の
奏する効果に加え、ブラシレスモータの実速度は、転流
指令に基づいて速度検出回路により検出され、速度補正
回路へフィードバックされる。ブラシレスモータの目標
速度は、速度変更回路に設定されており、この目標速度
も速度補正回路へ出力されている。速度補正回路では、
ブラシレスモータの実速度が目標速度と一致するよう
に、両速度に基づいてチョッパ制御回路によるチョッパ
制御のデューティ比が変更される。よって、ブラシレス
モータを所望の速度(目標速度)で駆動することができ
るという効果がある。
【0148】請求項8記載のブラシレスモータ駆動回路
によれば、請求項2から7のいずれかに記載のブラシレ
スモータ駆動回路の奏する効果に加え、ブラシレスモー
タの始動時には、複数のブラシレスモータの始動トルク
を発生させるために充分な電圧が、始動補償回路から転
流指令出力回路へ出力される。よって、複数のブラシレ
スモータの始動時においても、始動トルクを発生させる
ために充分な電機子電流を流すことができるので、複数
のブラシレスモータを的確に始動することができるとい
う効果がある。
によれば、請求項2から7のいずれかに記載のブラシレ
スモータ駆動回路の奏する効果に加え、ブラシレスモー
タの始動時には、複数のブラシレスモータの始動トルク
を発生させるために充分な電圧が、始動補償回路から転
流指令出力回路へ出力される。よって、複数のブラシレ
スモータの始動時においても、始動トルクを発生させる
ために充分な電機子電流を流すことができるので、複数
のブラシレスモータを的確に始動することができるとい
う効果がある。
【0149】請求項9記載のブラシレスモータ駆動回路
によれば、請求項6または7に記載のブラシレスモータ
駆動回路の奏する効果に加え、チョッパ制御回路による
オンのデューティ比が所定値未満に下げられて、複数の
ブラシレスモータが停止または低速回転となったとして
も、その後、かかるオンのデューティ比が所定値以上に
上げられると、始動補償回路から転流指令出力回路へ、
始動トルクを発生させるために充分な電圧が出力され
る。よって、チョッパ制御のオンのデューティ比が所定
値未満に下げられた後の再始動時においても、始動トル
クを発生させるために充分な電機子電流を流すことがで
きるので、複数のブラシレスモータを的確に再始動する
ことができるという効果がある。
によれば、請求項6または7に記載のブラシレスモータ
駆動回路の奏する効果に加え、チョッパ制御回路による
オンのデューティ比が所定値未満に下げられて、複数の
ブラシレスモータが停止または低速回転となったとして
も、その後、かかるオンのデューティ比が所定値以上に
上げられると、始動補償回路から転流指令出力回路へ、
始動トルクを発生させるために充分な電圧が出力され
る。よって、チョッパ制御のオンのデューティ比が所定
値未満に下げられた後の再始動時においても、始動トル
クを発生させるために充分な電機子電流を流すことがで
きるので、複数のブラシレスモータを的確に再始動する
ことができるという効果がある。
【0150】請求項10記載のブラシレスモータ駆動回
路によれば、請求項1から9のいずれかに記載のブラシ
レスモータ駆動回路の奏する効果に加え、転流指令は、
電流検出回路または高調波除去回路の出力電圧が、平均
化回路またはサンプリング回路の出力電圧の所定倍とな
った場合に出力される。ゼロリセット回路により、電流
検出回路または高調波除去回路の出力電圧は、転流指令
毎に略ゼロボルトに擬制リセットされ、平均化回路また
はサンプリング回路の出力電圧より小とされる。よっ
て、電機子電流の微小な無負荷時等においても、ゼロ点
を明確にして転流指令を確実にリセットすることができ
るので、転流指令の多重発生や異常なほどの長時間の出
力を防止して、安定したセンサレス運転を実現すること
ができるという効果がある。
路によれば、請求項1から9のいずれかに記載のブラシ
レスモータ駆動回路の奏する効果に加え、転流指令は、
電流検出回路または高調波除去回路の出力電圧が、平均
化回路またはサンプリング回路の出力電圧の所定倍とな
った場合に出力される。ゼロリセット回路により、電流
検出回路または高調波除去回路の出力電圧は、転流指令
毎に略ゼロボルトに擬制リセットされ、平均化回路また
はサンプリング回路の出力電圧より小とされる。よっ
て、電機子電流の微小な無負荷時等においても、ゼロ点
を明確にして転流指令を確実にリセットすることができ
るので、転流指令の多重発生や異常なほどの長時間の出
力を防止して、安定したセンサレス運転を実現すること
ができるという効果がある。
【図1】 (a)は、ブラシレスモータの電機子巻線の
1相に流れる電流波形を示した図であり、(b)は、
(a)の電流波形の1ブロックを拡大して示した図であ
る。
1相に流れる電流波形を示した図であり、(b)は、
(a)の電流波形の1ブロックを拡大して示した図であ
る。
【図2】 本発明の一実施例であるブラシレスモータ駆
動回路の回路図である。
動回路の回路図である。
【図3】 ブラシレスモータの定常運転時における各回
路の出力電圧波形の関係を示した図である。(a)は、
PWMチョッパ制御回路の出力電圧波形を示した図であ
り、(b)は、インバータ回路の各トランジスタのオン
動作を示した図であり、(c)は、電流検出回路の出力
電圧波形を示した図であり、(d)は、高調波除去回路
の出力電圧波形を示した図であり、(e)は、増幅回路
の出力電圧波形を示した図であり、(f)は、転流指令
回路のコンパレータの出力電圧波形を示した図であり、
(g)は、転流指令回路の出力電圧波形を示した図であ
る。
路の出力電圧波形の関係を示した図である。(a)は、
PWMチョッパ制御回路の出力電圧波形を示した図であ
り、(b)は、インバータ回路の各トランジスタのオン
動作を示した図であり、(c)は、電流検出回路の出力
電圧波形を示した図であり、(d)は、高調波除去回路
の出力電圧波形を示した図であり、(e)は、増幅回路
の出力電圧波形を示した図であり、(f)は、転流指令
回路のコンパレータの出力電圧波形を示した図であり、
(g)は、転流指令回路の出力電圧波形を示した図であ
る。
【図4】 ブラシレスモータの始動時における速度設定
回路の可変抵抗の分圧比と、各回路の出力電圧波形との
関係を示した図である。(a)は、速度設定回路の可変
抵抗の分圧比の変化の様子を示した図であり、(b)
は、PWMチョッパ制御回路の出力電圧波形を部分的に
拡大して示した図であり、(c)は、始動補償回路のオ
ペアンプに入力される電圧波形を示した図であり、
(d)は、始動補償回路のオペアンプの出力電圧波形を
示した図であり、(e)は、始動補償回路の出力電圧波
形を示した図であり、(f)は、電流検出回路の出力電
圧波形を示した図である。
回路の可変抵抗の分圧比と、各回路の出力電圧波形との
関係を示した図である。(a)は、速度設定回路の可変
抵抗の分圧比の変化の様子を示した図であり、(b)
は、PWMチョッパ制御回路の出力電圧波形を部分的に
拡大して示した図であり、(c)は、始動補償回路のオ
ペアンプに入力される電圧波形を示した図であり、
(d)は、始動補償回路のオペアンプの出力電圧波形を
示した図であり、(e)は、始動補償回路の出力電圧波
形を示した図であり、(f)は、電流検出回路の出力電
圧波形を示した図である。
【図5】 ブラシレスモータの駆動時から停止時、及
び、停止時から始動時における速度設定回路の可変抵抗
の分圧比と、各回路の出力電圧波形との関係を示した図
である。(a)は、速度設定回路の可変抵抗の分圧比の
変化の様子を示した図であり、(b)は、PWMチョッ
パ制御回路の出力電圧波形を部分的に拡大して示した図
であり、(c)は、始動補償回路のオペアンプに入力さ
れる電圧波形を示した図であり、(d)は、始動補償回
路のオペアンプの出力電圧波形を示した図であり、
(e)は、始動補償回路の出力電圧波形を示した図であ
り、(f)は、電流検出回路の出力電圧波形を示した図
である。
び、停止時から始動時における速度設定回路の可変抵抗
の分圧比と、各回路の出力電圧波形との関係を示した図
である。(a)は、速度設定回路の可変抵抗の分圧比の
変化の様子を示した図であり、(b)は、PWMチョッ
パ制御回路の出力電圧波形を部分的に拡大して示した図
であり、(c)は、始動補償回路のオペアンプに入力さ
れる電圧波形を示した図であり、(d)は、始動補償回
路のオペアンプの出力電圧波形を示した図であり、
(e)は、始動補償回路の出力電圧波形を示した図であ
り、(f)は、電流検出回路の出力電圧波形を示した図
である。
【図6】 速度検出回路、ノコギリ波生成回路およびサ
ンプル時期補正回路の各出力電圧波形の関係を示した図
である。
ンプル時期補正回路の各出力電圧波形の関係を示した図
である。
【図7】 計数回路の出力と分配回路の出力との関係、
及び、そのときのブラシレスモータの電機子巻線に流れ
る電流方向の関係を表した図である。
及び、そのときのブラシレスモータの電機子巻線に流れ
る電流方向の関係を表した図である。
【図8】 (a)は、転流指令回路の単安定マルチバイ
ブレータのQ出力の電圧波形を示した図であり、(b)
は、転流指令回路の単安定マルチバイブレータのQバー
出力の電圧波形を示した図であり、(c)は、速度検出
回路の単安定マルチバイブレータのQ出力の電圧波形と
コンデンサC14の端子間電圧との関係を示した図であ
る。
ブレータのQ出力の電圧波形を示した図であり、(b)
は、転流指令回路の単安定マルチバイブレータのQバー
出力の電圧波形を示した図であり、(c)は、速度検出
回路の単安定マルチバイブレータのQ出力の電圧波形と
コンデンサC14の端子間電圧との関係を示した図であ
る。
【図9】 第2実施例のブラシレスモータ駆動回路の回
路図である。
路図である。
【図10】 第3実施例のブラシレスモータ駆動回路の
回路図である。
回路図である。
【図11】 分配回路の変形例を示した180度通電を
行う分配回路の回路図である。
行う分配回路の回路図である。
【図12】 計数回路の出力と180度通電を行う分配
回路の出力との関係、及び、そのときのブラシレスモー
タの電機子巻線に流れる電流方向の関係を表した図であ
る。
回路の出力との関係、及び、そのときのブラシレスモー
タの電機子巻線に流れる電流方向の関係を表した図であ
る。
1 ブラシレスモータ駆動回路 2 補助電源回路 3 インバータ回路 4 電流検出回路 5 サンプリング回路(転流指令回路
の一部) 6 増幅回路 7 始動補償回路 8 優先回路 9 転流指令回路(転流指令回路の一
部、転流指令出力回路) 10 ゼロリセット回路 11 計数回路(通電制御回路の一部) 12,30 分配回路(通電制御回路の一部) 13 高調波除去回路 14 ノコギリ波生成回路(チョッパ制
御回路の一部) 15 速度検出回路 16 速度設定回路(速度変更回路) 17 速度補正回路 18 チョッパ制御回路(チョッパ制御
回路の一部) 19 サンプル時期補正回路 41 電機子電流の第1の増加領域 42 電機子電流の第2の増加領域 50 直流電源 51 ブラシレスモータ 52 接続回路 56 転流指令 100 ブラシレスモータ駆動回路 107 始動補償回路 109 転流指令回路(転流指令回路の一
部、転流指令出力回路) 114 PWMチョッパ制御回路(チョッ
パ制御回路の一部) VR104 可変抵抗(速度変更回路) 200 ブラシレスモータ駆動回路 205 第1低減回路(転流指令回路の一
部) 206 平均化回路(転流指令回路の一
部) 207 始動補償回路 208 第2低減回路(転流指令回路の一
部) 209 転流指令回路(転流指令回路の一
部、転流指令出力回路) 210 ゼロリセット回路
の一部) 6 増幅回路 7 始動補償回路 8 優先回路 9 転流指令回路(転流指令回路の一
部、転流指令出力回路) 10 ゼロリセット回路 11 計数回路(通電制御回路の一部) 12,30 分配回路(通電制御回路の一部) 13 高調波除去回路 14 ノコギリ波生成回路(チョッパ制
御回路の一部) 15 速度検出回路 16 速度設定回路(速度変更回路) 17 速度補正回路 18 チョッパ制御回路(チョッパ制御
回路の一部) 19 サンプル時期補正回路 41 電機子電流の第1の増加領域 42 電機子電流の第2の増加領域 50 直流電源 51 ブラシレスモータ 52 接続回路 56 転流指令 100 ブラシレスモータ駆動回路 107 始動補償回路 109 転流指令回路(転流指令回路の一
部、転流指令出力回路) 114 PWMチョッパ制御回路(チョッ
パ制御回路の一部) VR104 可変抵抗(速度変更回路) 200 ブラシレスモータ駆動回路 205 第1低減回路(転流指令回路の一
部) 206 平均化回路(転流指令回路の一
部) 207 始動補償回路 208 第2低減回路(転流指令回路の一
部) 209 転流指令回路(転流指令回路の一
部、転流指令出力回路) 210 ゼロリセット回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/04 H02P 7/74
Claims (10)
- 【請求項1】 ブラシレスモータの複数相の電機子巻線
に直流電圧を順次通電するための複数のスイッチング素
子を有するインバータ回路と、そのインバータ回路の複
数のスイッチング素子をオンまたはオフさせて転流を行
い、前記ブラシレスモータを回転させる通電制御回路と
を備えたブラシレスモータ駆動回路において、 複数のブラシレスモータを前記インバータ回路に接続す
る接続回路と、 その接続回路によって前記インバータ回路に接続される
前記複数のブラシレスモータの電機子巻線に流れる電流
を、少なくとも各通電相毎に1つにまとめて電圧に変換
して検出する電流検出回路と、 その電流検出回路の検出電圧に基づいて、前記複数のブ
ラシレスモータの電機子巻線に流れる電流の合計値につ
いて1の転流周期における第2の電流増加領域を検出し
て、その検出したタイミングで前記通電制御回路へ転流
指令を出力し前記複数のブラシレスモータを転流させる
転流指令回路とを備えていることを特徴とするブラシレ
スモータ駆動回路。 - 【請求項2】 前記転流指令回路は、前記電流検出回路
の出力を平均化する平均化回路と、 前記電流検出回路の出力が前記平均化回路の出力の所定
倍となった場合に、前記通電制御回路へ転流指令を出力
する転流指令出力回路とを備えていることを特徴とする
請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路。 - 【請求項3】 前記転流指令回路は、前記電流検出回路
の瞬時出力を抽出するサンプリング回路と、 前記電流検出回路の出力が前記サンプリング回路の抽出
値の所定倍となった場合に、前記通電制御回路へ転流指
令を出力する転流指令出力回路とを備えていることを特
徴とする請求項1記載のブラシレスモータ駆動回路。 - 【請求項4】 前記サンプリング回路による前記電流検
出回路の瞬時出力の抽出は、前記通電制御回路による転
流動作毎に行われることを特徴とする請求項3記載のブ
ラシレスモータ駆動回路。 - 【請求項5】 前記サンプリング回路による前記電流検
出回路の瞬時出力の抽出は、第1の電機子電流増加領域
後であって第2の電機子電流増加領域前に行われること
を特徴とする請求項3または4に記載のブラシレスモー
タ駆動回路。 - 【請求項6】 前記通電制御回路によりオンされている
前記インバータ回路のスイッチング素子をチョッパ制御
によってオンまたはオフさせるチョッパ制御回路と、 そのチョッパ制御回路による前記インバータ回路のスイ
ッチング素子のオン動作に同期して前記電流検出回路の
出力電圧を記憶すると共に、その記憶した電圧を前記電
流検出回路に代わって前記転流指令回路へ出力する高調
波除去回路と、 前記チョッパ制御回路によるオンオフのデューティ比を
変化させ前記複数のブラシレスモータの回転速度を変更
する速度変更回路とを備えていることを特徴とする請求
項1から5のいずれかに記載のブラシレスモータ駆動回
路。 - 【請求項7】 前記速度変更回路は、前記複数のブラシ
レスモータの目標速度を設定するためのものであり、 前記転流指令回路から出力される転流指令に基づいて前
記ブラシレスモータの実速度を検出する速度検出回路
と、 その速度検出回路により検出された実速度と前記速度変
更回路により設定された目標速度とに基づいて、前記チ
ョッパ制御回路によるオンオフのデューティ比を変化さ
せ、前記複数のブラシレスモータの実速度を目標速度に
補正する速度補正回路とを備えていることを特徴とする
請求項6記載のブラシレスモータ駆動回路。 - 【請求項8】 前記複数のブラシレスモータの始動時
に、その複数のブラシレスモータが始動トルクを発生さ
せるために充分な電圧を、前記平均化回路またはサンプ
リング回路に代わって、前記転流指令出力回路へ出力す
る始動補償回路を備えており、 前記転流指令出力回路は、前記電流検出回路または高調
波除去回路の出力電圧が前記始動補償回路の出力電圧の
所定倍となった場合に、前記通電制御回路へ転流指令を
出力するものであることを特徴とする請求項2から7の
いずれかに記載のブラシレスモータ駆動回路。 - 【請求項9】 前記チョッパ制御回路による前記インバ
ータ回路のスイッチング素子のオンのデューティ比が所
定値未満から所定値以上になる毎に、前記複数のブラシ
レスモータが始動トルクを発生させるために充分な電圧
を、前記平均化回路またはサンプリング回路に代わっ
て、前記転流指令出力回路へ出力する始動補償回路を備
えており、 前記転流指令出力回路は、前記高調波除去回路の出力電
圧が前記始動補償回路の出力電圧の所定倍となった場合
に、前記通電制御回路へ転流指令を出力するものである
ことを特徴とする請求項6又は7に記載のブラシレスモ
ータ駆動回路。 - 【請求項10】 前記転流指令回路から前記通電制御回
路へ転流指令が出力される度に、その転流指令回路へ出
力される前記電流検出回路または高調波除去回路の出力
電圧を略ゼロボルトに擬制リセットするゼロリセット回
路を備えていることを特徴とする請求項1から9のいず
れかに記載のブラシレスモータ駆動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06089198A JP3307582B2 (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | ブラシレスモータ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06089198A JP3307582B2 (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | ブラシレスモータ駆動回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262287A JPH11262287A (ja) | 1999-09-24 |
| JP3307582B2 true JP3307582B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=13155446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06089198A Expired - Fee Related JP3307582B2 (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | ブラシレスモータ駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3307582B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-12 JP JP06089198A patent/JP3307582B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11262287A (ja) | 1999-09-24 |
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