JP3308175B2 - 固形化粧料 - Google Patents
固形化粧料Info
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Description
たつきがなく、しっとり感に優れた固形化粧料に関す
る。
主成分として構成されるものであり、ファンデーショ
ン、アイシャドー、ほほ紅等の多くのメイクアップ化粧
料などとして適用されている。このような従来の固形状
のメイクアップ化粧料の場合、粉体が皮脂を吸収するこ
とにより、肌がかさついてしまうという問題があった。
使用感を得るために、油分の配合量を増やした場合に
は、べたつきが生じてしまう。このため、油分の配合量
は制限されてしまい、同様に保湿剤等の配合量も制限さ
れ、しっとりとした感触の固形化粧料を得るのは困難で
あった。
は、肌のかさつきやべたつきがなく、しっとりとした感
触の固形化粧料を提供することにある。
発明者らは鋭意研究を行った結果、多孔質粉体を含む粉
体と油分を特定の配合量で含有し、加熱しても流動性を
帯びない固形化粧料が、かさつきやべたつきがなく、肌
にしっとりとした感触を与えることを見出し、本発明を
完成した。
μm、比表面積が200m2/g以上の多孔質粉体を全組
成中5〜50重量%になる量において含む粉体30〜6
0重量%、及び油分40〜70重量%を含有し、プレス
成型して得た、100℃で5分間加熱しても流動性を帯
びない固形化粧料。
質粉体を含むものである。ここで用いられる多孔質粉体
としては、例えばケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、ケイ酸ストロンチウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸バリウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等のケ
イ酸金属塩;炭酸カルシウム、炭酸コバルト等の炭酸金
属塩;タングステン酸カルシウム等のタングステン酸金
属塩;酸化コバルト、α−酸化鉄等の金属酸化物;水和
酸化鉄等の金属水酸化物;ナイロンパウダー、セルロー
スパウダー、コーンスターチ、ポリスチレンビーズ等の
有機粉体;その他シリカ、シリカゲル、ハイドロキシア
パタイトなどが挙げられる。
以上であるが、特に200〜1000m2/g、更に20
0〜900m2/gであると、油のべたつきが感じられな
くなるので好ましい。なお、本発明において比表面積
は、BET法により測定して求めた値である。また、多
孔質粉体の平均粒径は3〜30μmであるが、特に5〜
20μm、更に10〜20μmであると、使用感にも優
れるので好ましい。
密着性に優れることから、球状多孔質粉体が好ましく、
特にシリカが好ましい。多孔質粉体は全組成中に5〜5
0重量%含まれ、特に10〜30重量%、更に15〜2
5重量%配合するのが好ましい。この範囲内であると、
べたつきがないとともに、粉っぽくならず仕上がりが良
好で、密着感にも優れ好ましい。
常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、
例えばタルク、マイカ、セリサイト、カオリン、ベント
ナイト、アルミナ、硫酸バリウム、コバルトブルー、群
青、紺青、マンガンバイオレット、チタン被覆雲母、オ
キシ塩化ビスマス、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、黒色酸化
鉄、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化ジルコニウ
ム、アルミニウム粉末等の無機顔料;アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、赤色202号、赤色204号、赤色2
26号、黄色401号、青色404号等の有機顔料;ケ
ラチン粉末、コラーゲン粉末、シルク粉末、セルロース
粉末、キトサン粉末等の生体高分子などが挙げられる。
わせて用いることができ、多孔質粉体との合計で、全組
成中に30〜60重量%、好ましくは40〜60重量
%、特に好ましくは45〜55重量%配合される。30
重量%未満ではべたつき感があり、60重量%を超える
と粉っぽさが感じられる。
その他の粉体ともに、通常の方法により、シリコーン処
理、フッ素化合物処理、レシチン処理、アミノ酸処理、
ポリエチレン処理、金属石けん処理等の疎水化処理又は
撥水・撥油処理したものを用いることができる。
油により母粉体の表面を処理することをいい、用いられ
るシリコーン油としては、通常の化粧料等に用いられる
ものであれば特に制限されず、例えばメチルハイドロジ
ェンポリシロキサン等のSi−H基を含むシリコーンオ
イル、Si−OH基を含むシリコーンオイル、環状ジメ
チルポリシロキサン、ジメチルシリコーン等が挙げられ
る。具体的には、ジメチルポリシロキサン、環状ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン、環状メチルハイド
ロジェンポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチル
(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチル
シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサ
ン共重合体、ミリスチルシリコーン、ジメチルシロキサ
ン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、ジメチル
シロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、
メチルポリシロキサンエマルジョン、シリコーン樹脂、
シリコーングリース、ポリエーテル変性シリコーン、メ
チルスチリル変性シリコーン、アルキル変性シリコー
ン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、高級アルコキ
シ変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、高級脂
肪酸変性シリコーン等が挙げられる。
方法としては、例えば前記シリコーン油の1種又は2種
以上を適量のヘキサン等の溶媒に溶解したものに母粉体
を分散させ、溶剤留去後、100〜200℃で2〜10
時間処理し、その後乾燥する方法が挙げられる。
ロアルキル基を有するフッ素化合物で母粉体の表面を処
理することをいい、用いられるフッ素化合物としては、
例えば次の一般式(1)
2の整数、zは1〜3の整数を示す。)で表わされるポ
リフルオロアルキルリン酸(米国特許第3632744
号参照)、フルオロアルキルジ(オキシエチル)アミン
リン酸エステル(特開昭55−167209号公報参
照)、四フッ化エチレン樹脂、パーフルオロアルコー
ル、パーフルオロエポキシ化合物、スルホアミド型フル
オロリン酸、パーフルオロアルキル硫酸塩、パーフルオ
ロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルシラン
(特開平2−218603号公報参照)、パーフルオロ
アルキルエチルリン酸等が挙げられる。
方法としては、例えば前記フッ素化合物の1種又は2種
以上をイソプロピルエーテル等の溶媒に溶解し、加熱し
たものに母粉体を分散させ、60℃で4時間混合した
後、溶媒を減圧留去し乾燥する方法が挙げられる。
料に用いられるものであれば特に制限されず、例えば流
動パラフィン、スクワラン、ヒマシ油、オリーブ油、ホ
ホバ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、タートル油、
アーモンド油、サフラワー油、アボガド油、ステアリン
酸、オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、グリセリ
ルジイソステアレート、グリセリルトリイソステアレー
ト、トリメチロールプロパン−2−エチルイソステアレ
ート、グリセリル−トリ−2−エチルヘキサノエート、
イソプロピルミリステート、セチル−2−エチルヘキサ
ノエート、2−ヘプチルウンデシルパルミテート、メチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポ
リブテン、ジイソステアリルマレート、ラノリン、セタ
ノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、
ラウリルアルコール、固形パラフィンワックス、セレシ
ンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モクロ
ウ、ミツロウ、キャンデリラワックス、カルナウバワッ
クス、ポリエチレンワックス、アルキル変性シリコーン
ワックス、揮発性鎖状シリコーン油、揮発性環状シリコ
ーン油、揮発性炭化水素油、パーフルオロポリエーテ
ル、フッ素変性シリコーン等のフッ素系油剤等が挙げら
れ、更にはグリセリン、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビト
ール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコー
ル、油溶性植物抽出物、卵黄レシチン、大豆レシチン等
のリン脂質、スフィンゴ脂質、セラミド、セラミド類似
構造物質(特開昭62−228048号公報等)、コレ
ステロール、コレステリルエステル、コレステリルイソ
ステアレート等の細胞間脂質の他合成高分子、醗酵代謝
物、生体抽出物、ステロイド化合物、蛋白質、コラーゲ
ン、キチンなどの保湿剤が挙げられる。
は分子内にフッ素原子を有し、且つシリコーンへの溶解
量が数重量%未満の油剤であれば特に限定されるもので
はない。フッ素系油剤のうちパーフルオロポリエーテル
としては、例えばフォンブリンHC−02、フォンブリ
ンHC−03、フォンブリンHC−K、フォンブリンH
C−04、フォンブリンHC−25、フォンブリンHC
−R(以上、モンテフロス社製)、デムナムS−20、
デムナムS−65、デムナムS−200(以上、ダイキ
ン工業社製)等の市販品を使用することができる。ま
た、フッ素変性シリコーンとしては、例えば特開平5−
247214号公報、特開平6−184312号公報、
特開平6−234858号公報に記載のフッ素変性シリ
コーン誘導体、下記一般式(2)及び(3)
なっていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐
鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式若し
くは芳香族炭化水素基を示し、mは0〜10の整数を、
pは1〜200の整数を、qは0〜200の整数を示
す)で表わされる2個のポリシロキサン単位を有するフ
ッ素変性シリコーン誘導体等が挙げられる。更に、他の
フッ素系油剤としては、例えば特公平7−2837号公
報、特開平5−310910号公報に記載のトリフルオ
ロプロピレンオキシドオリゴマー、下記一般式(4)
いてもよく、水素原子、炭素数1〜22のアルキル基若
しくはアルケニル基、アルキル基で置換されていてもよ
い総炭素数6〜24のアリール基を示し、bは平均値で
2〜30の数を示す)で表わされるフッ素化ポリエーテ
ル等が挙げられる
わせて用いることができ、全組成中に40〜70重量
%、好ましくは40〜60重量%、特に好ましくは45
〜55重量%配合される。40重量%未満では粉っぽく
肌への密着感に劣り、70重量%を超えるとべたつき感
が感じられる。
リコーンとで組合わせる場合、そのうちフッ素系油剤が
30〜90容積%、好ましくは40〜80容積%、特に
好ましくは50〜80容積%配合するのが好ましい。こ
の範囲内であると、化粧持続性及び使用感により優れ好
ましい。
には、油分中に0.1〜90重量%、特に0.5〜50
重量%の範囲で配合するのが好ましい。
線吸収剤を配合することができる。かかる紫外線吸収剤
としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメ
チルアミノ安息香酸オクチル(例えばエスカロール50
7(バンディック社製))、シノキサート、パラメトキ
シ桂皮酸オクチル(例えばエスカロール557(バンデ
ィック社製)、パーソールMCX(ジボタン・ルール社
製))、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、オキシベンゾン(例えばエスカロ
ール567(バンディック社製)、スペクトラソルブU
V9(アメリカン・シアナミド社製))、ウロカニン
酸、ウロカニン酸エチル、ベンゾフェノン、テトラヒド
ロキシベンゾフェノン(例えばユビナールD50(BA
SF社製))、4−t−ブチル−4′−メトキシベンゾ
イルメタン(パーソール1789(ジボタン・ルール社
製))、特開平2−212579号公報、特開平3−1
88041号公報に記載の一般式(5)
8のアルコキシル基若しくはアルケニルオキシ基、又は
(ポリオキシアルキレン)オキシ基を示し、また2個の
Rがα−メチレンジオキシ基を形成してもよい。aは1
〜3の整数を示す)で表わされるベンゾイルピナコロン
誘導体などが挙げられる。
は、全組成中に0.01〜20重量%、特に0.1〜1
0重量%配合するのが好ましい。
か、通常の化粧料に用いられる成分、例えば尿素、メチ
ルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチ
ルパラベン、安息香酸ナトリウム等の防腐剤;アルブチ
ン、コウジ酸、アスコルビン酸及びその誘導体等の美白
剤;トリメチロールプロパントリイソステアレート、イ
ソプロピルミリステート、グリセロールトリ−2−エチ
ルヘキサノエート、ペンタエリスリトールテトラ−2−
エチルヘキサノエート等の合成エステル油;ノニオン、
カチオン、アニオン、両性の各種界面活性剤;その他血
行促進剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等の薬効成分、
香料などを、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合
することができる。
数枚の羽根を取り付けたヘンシェルミキサーや中心軸に
掻き取り羽根を取り付けていると共にサイドにディスパ
ーを取り付けたレトロミキサー、中心軸が回転しながら
惑星運動するホバートミキサー、プラネタリーミキサ
ー、波形状の2軸が回転するニーダー等により製造さ
れ、プレス成型して各種固形化粧料とする。
00℃で5分間加熱しても流動性を帯びないものであ
る。ここで、流動性を帯びないとは、厚さ0.7mm、深
さ5mm、直径5.3mmの金属製中皿、あるいは厚さ1m
m、深さ8mm、縦×横が5.3mm×4.5mmの船底のプ
ラスティック製中皿にプレス成型した固形化粧料を10
0℃で5分間加熱した後、60°の角度で1分間傾けて
も化粧料が流れ落ちず、プレス成型状態をくずさないこ
とをいう。
べたつきがなく、しっとりとした感触が得られ、肌の乾
燥を防ぐ効果に優れ、肌のみずみずしさを持続させるこ
とができる。特にファンデーション、アイシャドー、ア
イライナー、ほほ紅等のメイクアップ化粧料などとして
好適である。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
し、流動性及び使用感を評価した。結果を表3に示す。
た。これに成分(16)〜(20)を加熱溶解混合した
ものを加え、混合した後粉砕し、これを金属製中皿(厚
さ0.7mm、深さ5mm、直径5.3mm)に成型して固形
ファンデーションを得た。なお、成型方法は表3に示し
たとおりである。
0℃で5分間加熱した後、60°の角度で1分間傾け
た。このとき、ファンデーションのプレス成型状態がく
ずれないものを「○」、くずれたものを「×」とした。
り、各固形ファンデーションを使用したときののび、つ
き、べたつき、しっとり感、仕上がり、化粧持続性(化
粧してから5時間後に評価)及び総合について、1〜5
点の5段階の官能評価を行い、その平均点を求め、以下
の基準で評価した。 ◎:平均点が4.5〜5.0。 ○:平均点が3.5〜4.4。 △:平均点が2.5〜3.4。 ×:平均点が1.5〜2.4。 ××:平均点が1.0〜1.4。
Claims (5)
- 【請求項1】 平均粒径が3〜30μm、比表面積が2
00m2/g以上の多孔質粉体を全組成中5〜50重量%
になる量において含む粉体30〜60重量%、及び油分
40〜70重量%を含有し、プレス成型して得た、10
0℃で5分間加熱しても流動性を帯びない固形化粧料。 - 【請求項2】 多孔質粉体がシリカである請求項1記載
の固形化粧料。 - 【請求項3】 油分中に細胞間脂質を0.1〜90重量
%含有する請求項1又は2記載の固形化粧料。 - 【請求項4】 粉体が疎水化処理又は撥水・撥油処理さ
れたものである請求項1〜3のいずれか1項記載の固形
化粧料。 - 【請求項5】 油分中にフッ素系油剤を含有する請求項
1〜4のいずれか1項記載の固形化粧料。
Priority Applications (3)
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
1996
- 1996-11-25 JP JP31347796A patent/JP3308175B2/ja not_active Expired - Fee Related
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