JP3308407B2 - 地下構造体の作成方法 - Google Patents
地下構造体の作成方法Info
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Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既存地下構造体をそれ
よりも深度が大なる新地下構造体に建て替える場合に採
用される地下構造体の作成方法に関する。
よりも深度が大なる新地下構造体に建て替える場合に採
用される地下構造体の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】既存地下構造体の新地下構造体への建て
替えは、土地の有効利用、建物のリフレッシュ、建物の
老朽化などの起因した内外装・設備の改修とともに要求
される建屋自体の建て替え及び大深度化に対処すること
を目的として行われる。
替えは、土地の有効利用、建物のリフレッシュ、建物の
老朽化などの起因した内外装・設備の改修とともに要求
される建屋自体の建て替え及び大深度化に対処すること
を目的として行われる。
【0003】そのような既存地下構造体の新地下構造体
への建て替えを行うに、従来では、図19の(イ)
(ロ)、図20の(ハ)(ニ)、図21の(ホ)(ヘ)
に示すような工法が採用されていた。先ず、この従来工
法を図に基づいて工程順に説明する。なお、説明を簡素
化するために、既存地下構造体1は、地下2階のものと
し、新設予定の新地下構造体は、地下5階のものとす
る。 〈1〉図19の(イ)に示すように、新設予定の新地下
構造体の深度(地下5階)に対応する深さの山留め壁3
を既存地下構造体1の周囲に作成するとともに、構真台
柱4及びそれに支持される構真柱5を作成する。 〈2〉図19の(ロ)に示すように、既存地下構造体1
の最上の構造体部分1B1(地下1階の柱とそれに支持
される梁及びその梁に支持される床からなる。)を解体
撤去し、新地下構造体における最上の床躯体F1を構真
柱5に支持させる状態で作成する。 〈3〉図20の(ハ)に示すように、既存地下構造体1
の地下1階の床を形成する構造体部分1B2(地下2階
の柱とそれに支持される梁及びその梁に支持される床か
らなる。)を解体撤去し、新地下構造体における地下1
階の床躯体F2を構真柱5に支持させる状態で作成す
る。 〈4〉図20の(ニ)に示すように、既存地下構造体1
の地下2階の床を形成する構造体部分1B3(地下2階
の床を形成する基礎躯体)を解体撤去し、場合によって
は、掘削し、新地下構造体における地下2階の床躯体F
3を構真柱5に支持させる状態で作成する。 〈5〉図21の(ホ)に示すように、掘削、新地下構造
体の地下3階の床躯体F4の作成、掘削、地下4階の床
躯体F5の作成、掘削、地下5階の床を形成する基礎躯
体2Fの作成をその記載順に行う。つまり、地下3階の
床躯体F4、地下4階の床躯体F5、基礎躯体2Fを逆
打ち工法で作成する。もちろん、各床躯体F4,F5
は、構真柱5に支持させる。 〈6〉図21の(ヘ)に示すように、各地下階の柱及び
壁を作成する。
への建て替えを行うに、従来では、図19の(イ)
(ロ)、図20の(ハ)(ニ)、図21の(ホ)(ヘ)
に示すような工法が採用されていた。先ず、この従来工
法を図に基づいて工程順に説明する。なお、説明を簡素
化するために、既存地下構造体1は、地下2階のものと
し、新設予定の新地下構造体は、地下5階のものとす
る。 〈1〉図19の(イ)に示すように、新設予定の新地下
構造体の深度(地下5階)に対応する深さの山留め壁3
を既存地下構造体1の周囲に作成するとともに、構真台
柱4及びそれに支持される構真柱5を作成する。 〈2〉図19の(ロ)に示すように、既存地下構造体1
の最上の構造体部分1B1(地下1階の柱とそれに支持
される梁及びその梁に支持される床からなる。)を解体
撤去し、新地下構造体における最上の床躯体F1を構真
柱5に支持させる状態で作成する。 〈3〉図20の(ハ)に示すように、既存地下構造体1
の地下1階の床を形成する構造体部分1B2(地下2階
の柱とそれに支持される梁及びその梁に支持される床か
らなる。)を解体撤去し、新地下構造体における地下1
階の床躯体F2を構真柱5に支持させる状態で作成す
る。 〈4〉図20の(ニ)に示すように、既存地下構造体1
の地下2階の床を形成する構造体部分1B3(地下2階
の床を形成する基礎躯体)を解体撤去し、場合によって
は、掘削し、新地下構造体における地下2階の床躯体F
3を構真柱5に支持させる状態で作成する。 〈5〉図21の(ホ)に示すように、掘削、新地下構造
体の地下3階の床躯体F4の作成、掘削、地下4階の床
躯体F5の作成、掘削、地下5階の床を形成する基礎躯
体2Fの作成をその記載順に行う。つまり、地下3階の
床躯体F4、地下4階の床躯体F5、基礎躯体2Fを逆
打ち工法で作成する。もちろん、各床躯体F4,F5
は、構真柱5に支持させる。 〈6〉図21の(ヘ)に示すように、各地下階の柱及び
壁を作成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、既存地下構造体下側に対する新地下構
造体作成用の掘削を、既存地下構造体をそれに対応する
新構造体部分に建て替えた後に行うから、最終掘削が完
了するまでに要する時間が長い。従って、掘削土の排出
を地上構造体に邪魔されずに作業性良く行う上で、最終
掘削完了後に地上構造体の作成工事を着手する場合、そ
の最終掘削完了までの工期が長いことにより、その分、
建物全体の工期が延びる。
術によるときは、既存地下構造体下側に対する新地下構
造体作成用の掘削を、既存地下構造体をそれに対応する
新構造体部分に建て替えた後に行うから、最終掘削が完
了するまでに要する時間が長い。従って、掘削土の排出
を地上構造体に邪魔されずに作業性良く行う上で、最終
掘削完了後に地上構造体の作成工事を着手する場合、そ
の最終掘削完了までの工期が長いことにより、その分、
建物全体の工期が延びる。
【0005】本発明の目的は、最終掘削完了までの工期
の短縮化を図る点にある。
の短縮化を図る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明第1発明による地下構造体の作成方法の特徴は、既存
地下構造体の周囲に、その既存地下構造体よりも深度が
大なる新設予定の新地下構造体の深度に対応する深さの
山留め壁を作成し、その後、既存地下構造体の解体撤去
を完了する前に、既存地下構造体の下側に対する新地下
構造体作成用の掘削を完了する点にある。
明第1発明による地下構造体の作成方法の特徴は、既存
地下構造体の周囲に、その既存地下構造体よりも深度が
大なる新設予定の新地下構造体の深度に対応する深さの
山留め壁を作成し、その後、既存地下構造体の解体撤去
を完了する前に、既存地下構造体の下側に対する新地下
構造体作成用の掘削を完了する点にある。
【0007】請求項2に記載した本発明第2発明による
地下構造体の作成方法の特徴は、上記第1発明におい
て、前記既存地下構造体のうち残存する構造体部分を山
留め壁に対する切梁とした状態で前記既存地下構造体の
下側に対する新地下構造体作成用の掘削を行う点にあ
る。
地下構造体の作成方法の特徴は、上記第1発明におい
て、前記既存地下構造体のうち残存する構造体部分を山
留め壁に対する切梁とした状態で前記既存地下構造体の
下側に対する新地下構造体作成用の掘削を行う点にあ
る。
【0008】請求項3に記載した本発明第3発明による
地下構造体の作成方法の特徴は、上記第1発明又は第2
発明において、前記既存地下構造体の下側に対する新地
下構造体作成用の掘削を行う前に、既存地下構造体の最
上の構造体部分を解体撤去して新地下構造体における最
上の床躯体を作成する工事を完了する点にある。
地下構造体の作成方法の特徴は、上記第1発明又は第2
発明において、前記既存地下構造体の下側に対する新地
下構造体作成用の掘削を行う前に、既存地下構造体の最
上の構造体部分を解体撤去して新地下構造体における最
上の床躯体を作成する工事を完了する点にある。
【0009】請求項4に記載した本発明第4発明による
地下構造体の作成方法の特徴は、上記第1発明又は第2
発明、第3発明において、前記新地下構造体の各階の床
躯体のうち既存地下構造体よりも下方に配置させる床躯
体を逆打ち工法により上階のものから順に作成する点に
ある。
地下構造体の作成方法の特徴は、上記第1発明又は第2
発明、第3発明において、前記新地下構造体の各階の床
躯体のうち既存地下構造体よりも下方に配置させる床躯
体を逆打ち工法により上階のものから順に作成する点に
ある。
【0010】請求項5に記載した本発明第5発明による
地下構造体の作成方法の特徴は、上記第1発明又は第2
発明、第3発明、第4発明において、前記既存地下構造
体を上階の構造体部分から順次的に解体撤去し、その既
存地下構造体の順次的な解体撤去に伴って新地下構造体
の各階の床躯体のうち既存地下構造体の深度よりも上方
に配置させる床躯体を逆打ち工法により上階のものから
順に作成する点にある。
地下構造体の作成方法の特徴は、上記第1発明又は第2
発明、第3発明、第4発明において、前記既存地下構造
体を上階の構造体部分から順次的に解体撤去し、その既
存地下構造体の順次的な解体撤去に伴って新地下構造体
の各階の床躯体のうち既存地下構造体の深度よりも上方
に配置させる床躯体を逆打ち工法により上階のものから
順に作成する点にある。
【0011】
【作用】上記本発明第1発明によれば、既存地下構造体
の解体撤去を完了する前に、既存地下構造体の下側に対
する新地下構造体作成用の掘削を完了するから、つま
り、既存地下構造体の解体撤去に先立って、或いは、並
行して新地下構造体作成用の掘削を行うから、既存地下
構造体をそれに対応する新構造体部分に建て替えた後に
新地下構造体作成用の掘削を行う従来の作成方法に比較
して、先立って行う分、或いは、並行して行う分、新地
下構造体作成用の最終掘削を早く完了することができ
る。
の解体撤去を完了する前に、既存地下構造体の下側に対
する新地下構造体作成用の掘削を完了するから、つま
り、既存地下構造体の解体撤去に先立って、或いは、並
行して新地下構造体作成用の掘削を行うから、既存地下
構造体をそれに対応する新構造体部分に建て替えた後に
新地下構造体作成用の掘削を行う従来の作成方法に比較
して、先立って行う分、或いは、並行して行う分、新地
下構造体作成用の最終掘削を早く完了することができ
る。
【0012】上記本発明第2発明によれば、既存地下構
造体のうち強度・剛性が十分な基礎躯体を備えた構造体
部分を切梁に利用して、新地下構造体作成用の掘削に必
要な山留め壁の支保を行うから、山留め壁の支保に要す
る資材が少なくて済み、その結果、山留め壁の支保に要
する資材コストを低減できるとともに、資材の搬入に要
する作業量を軽減できる。
造体のうち強度・剛性が十分な基礎躯体を備えた構造体
部分を切梁に利用して、新地下構造体作成用の掘削に必
要な山留め壁の支保を行うから、山留め壁の支保に要す
る資材が少なくて済み、その結果、山留め壁の支保に要
する資材コストを低減できるとともに、資材の搬入に要
する作業量を軽減できる。
【0013】上記本発明第3発明によれば、最初に、既
存地下構造体の最上の構造体部分を解体撤去して新地下
構造体における最上の床躯体を作成することになるか
ら、その作成された新地下構造体の最上の床躯体を、そ
れ以後の地下工事(既存地下構造体の解体撤去や新地下
構造体の作成)のための作業用のステージに利用して、
それ以後の地下工事の作業性を良好なものにできること
はもちろん、最終掘削が完了した時点から直ちに、その
新地下構造体の最上の床躯体を作業用のステージとし
て、地上構造体の作成を行うことができる。
存地下構造体の最上の構造体部分を解体撤去して新地下
構造体における最上の床躯体を作成することになるか
ら、その作成された新地下構造体の最上の床躯体を、そ
れ以後の地下工事(既存地下構造体の解体撤去や新地下
構造体の作成)のための作業用のステージに利用して、
それ以後の地下工事の作業性を良好なものにできること
はもちろん、最終掘削が完了した時点から直ちに、その
新地下構造体の最上の床躯体を作業用のステージとし
て、地上構造体の作成を行うことができる。
【0014】上記本発明第4発明によれば、既存地下構
造体よりも深い新地下構造体の各階の床躯体のうち既存
地下構造体の直下に位置することになる深度の最も小さ
い床躯体を最初に作成することになるから、その直下の
床躯体の作成後に、既存地下構造体の解体撤去及びその
既存地下構造体に対応する新地下構造体部分の作成とい
った既存地下構造体の深度レベルまでの地下工事を行う
ことにより、その直下の床躯体を作業用のステージに利
用してその地下工事を作業性良く行うことができるとと
もに、その地下工事を直下の床躯体よりも下階に配置さ
せる床躯体の作成と並行して行うことができ、その結
果、前記の地下工事の完了時期を早くできる。
造体よりも深い新地下構造体の各階の床躯体のうち既存
地下構造体の直下に位置することになる深度の最も小さ
い床躯体を最初に作成することになるから、その直下の
床躯体の作成後に、既存地下構造体の解体撤去及びその
既存地下構造体に対応する新地下構造体部分の作成とい
った既存地下構造体の深度レベルまでの地下工事を行う
ことにより、その直下の床躯体を作業用のステージに利
用してその地下工事を作業性良く行うことができるとと
もに、その地下工事を直下の床躯体よりも下階に配置さ
せる床躯体の作成と並行して行うことができ、その結
果、前記の地下工事の完了時期を早くできる。
【0015】上記本発明第5発明によれば、既存地下構
造体の解体撤去を上階の構造体部分から順に行うから、
各階の構造体部分を解体撤去する際、その下階に位置す
る構造体部分の床を作業用のステージに利用して、各階
の構造体部分の解体撤去工事を安全面及び能率面の両面
で作業性良く行うことができる一方、既存構造体におけ
る上階の構造体部分からの順次的な解体撤去に伴って新
地下構造体の各階の床躯体のうち既存地下構造体の深度
よりも上方に配置させる床躯体を逆打ち工法により上階
のものから順に作成するから、その床躯体の作成時、既
存地下構造体のうち下階に位置する構造体部分を前記既
存構造体の解体撤去時と同様に作業用のステージに利用
して、各階の床躯体の作成工事を安全面及び能率面の両
面で作業性良く行うことができる。
造体の解体撤去を上階の構造体部分から順に行うから、
各階の構造体部分を解体撤去する際、その下階に位置す
る構造体部分の床を作業用のステージに利用して、各階
の構造体部分の解体撤去工事を安全面及び能率面の両面
で作業性良く行うことができる一方、既存構造体におけ
る上階の構造体部分からの順次的な解体撤去に伴って新
地下構造体の各階の床躯体のうち既存地下構造体の深度
よりも上方に配置させる床躯体を逆打ち工法により上階
のものから順に作成するから、その床躯体の作成時、既
存地下構造体のうち下階に位置する構造体部分を前記既
存構造体の解体撤去時と同様に作業用のステージに利用
して、各階の床躯体の作成工事を安全面及び能率面の両
面で作業性良く行うことができる。
【0016】
【発明の効果】従って、請求項1に記載の本発明第1発
明によれば、既存地下構造体をそれよりも深度が大きい
新地下構造体に建て替える際、その新地下構造体の作成
に必要な最終掘削を完了するまでに要する工期を短縮で
き、これによって、地上構造体の作成をも含め建物全体
の工期を短縮できるようになった。
明によれば、既存地下構造体をそれよりも深度が大きい
新地下構造体に建て替える際、その新地下構造体の作成
に必要な最終掘削を完了するまでに要する工期を短縮で
き、これによって、地上構造体の作成をも含め建物全体
の工期を短縮できるようになった。
【0017】請求項2に記載の本発明第2発明によれ
ば、既存地下構造体の下側に対する新地下構造体作成用
の掘削を行う際に必要となる山留め壁支保用の切梁工事
を作業性良く、かつ、ローコストで行える。
ば、既存地下構造体の下側に対する新地下構造体作成用
の掘削を行う際に必要となる山留め壁支保用の切梁工事
を作業性良く、かつ、ローコストで行える。
【0018】請求項3に記載の本発明第3発明によれ
ば、地下工事を作業性良く行え、しかも、地下工事の最
終掘削完了後、地上構造体の作成を遅滞なく行えて、よ
り一層、建物全体の工期を短くすることができる。
ば、地下工事を作業性良く行え、しかも、地下工事の最
終掘削完了後、地上構造体の作成を遅滞なく行えて、よ
り一層、建物全体の工期を短くすることができる。
【0019】請求項4に記載の本発明第4発明によれ
ば、地下工事のうち、既存地下構造体に替わる新地下構
造体の床躯体の作成といった地下工事を作業性良く安全
に行えて、より一層、工期の短縮化を図ることができ
る。
ば、地下工事のうち、既存地下構造体に替わる新地下構
造体の床躯体の作成といった地下工事を作業性良く安全
に行えて、より一層、工期の短縮化を図ることができ
る。
【0020】請求項5に記載の本発明第5発明によれ
ば、地下工事のうち新地下構造体の床作成を作業性良く
安全に行えて、より一層、工期の短縮化を図ることがで
きる。
ば、地下工事のうち新地下構造体の床作成を作業性良く
安全に行えて、より一層、工期の短縮化を図ることがで
きる。
【0021】
【実施例】図1に示すような既存地下構造体1を図2に
示すような新地下構造体2に建て替える地下構造体の作
成方法であって、既存地下構造体1に替えて新設する新
地下構造体2は、既存地下構造体1よりも深度が大なる
ものである。例えば、図示するように、既存地下構造体
1が、上面をグランドレベルGL(又はその近傍)に位
置させる床(1階の床)を形成する最上の構造体部分1
B1と、地下1階の床を形成する構造体部分1B2と、
地下2階の床を形成する基礎躯体1Fとを備えたもので
あれば、新地下構造体2は、上面をグランドレベルGL
(又はその近傍)に位置させる床(1階の床)を形成す
る最上の構造体部分2B1と、地下1階の床を形成する
構造体部分2B2と、地下2階の床を形成する構造体部
分2B3と、地下3階の床を形成する構造体部分2B4
と、地下4階の床を形成する構造体部分2B5と、地下
5階の床を形成する基礎躯体2Fとを備えたものであ
る。なお、構造体部分は、柱とそれに支持される梁とそ
れに支持される床とからなり、柱及び梁としては、鉄骨
(S)造りや鉄筋コンクリート(RC)造り、鉄骨鉄筋
コンクリート(SRC)造りのものを挙げることがで
き、床としては、鉄筋コンクリート(RC)造りのもの
を挙げることができる。1aは既存地下構造体1の地下
外壁である。
示すような新地下構造体2に建て替える地下構造体の作
成方法であって、既存地下構造体1に替えて新設する新
地下構造体2は、既存地下構造体1よりも深度が大なる
ものである。例えば、図示するように、既存地下構造体
1が、上面をグランドレベルGL(又はその近傍)に位
置させる床(1階の床)を形成する最上の構造体部分1
B1と、地下1階の床を形成する構造体部分1B2と、
地下2階の床を形成する基礎躯体1Fとを備えたもので
あれば、新地下構造体2は、上面をグランドレベルGL
(又はその近傍)に位置させる床(1階の床)を形成す
る最上の構造体部分2B1と、地下1階の床を形成する
構造体部分2B2と、地下2階の床を形成する構造体部
分2B3と、地下3階の床を形成する構造体部分2B4
と、地下4階の床を形成する構造体部分2B5と、地下
5階の床を形成する基礎躯体2Fとを備えたものであ
る。なお、構造体部分は、柱とそれに支持される梁とそ
れに支持される床とからなり、柱及び梁としては、鉄骨
(S)造りや鉄筋コンクリート(RC)造り、鉄骨鉄筋
コンクリート(SRC)造りのものを挙げることがで
き、床としては、鉄筋コンクリート(RC)造りのもの
を挙げることができる。1aは既存地下構造体1の地下
外壁である。
【0022】図3〜図9に基づいて作成方法を工程順に
説明する。なお、説明をし易くするために、既存地下構
造体1は地下2階のものとし、新地下構造体2は地下5
階のものとする。 〈1〉図3の(イ)に示すように、既存地下構造体1の
周囲に、新設予定の新地下構造体2の深度に対応する深
さの山留め壁3を作成するとともに、構真台柱4及びこ
れに支持される構真柱5を作成する。構真柱5はS造り
やRC造りものであって、この実施例の場合、S造りも
のとする。 〈2〉図3の(ロ)に示すように、既存地下構造体1に
おける最上の構造体部分1B1を解体撤去する。つま
り、1階の床及び地下1階の柱・梁を解体撤去する。 〈3〉図4の(ハ)に示すように、新設予定の新地下構
造体2の各階の床躯体Fのうち最上の構造体部分2B1
における床躯体F1を前記構真柱5に支持させる状態で
作成する。床躯体F1は、床とそれを支持する梁及び柱
部分とからなる。 〈4〉図4の(ニ)に示すように、既存地下構造体1の
うち残存する構造体部分1A(以下残存構造体部分と称
する。)を構真柱5に補強ブラケット6などを介して支
持させて、その残存構造体部分1Aを補強し、山留め壁
3に対する切梁として作用させる状態とする。 〈5〉図5〜図7に示すように、新地下構造体2の床躯
体Fのうち既存地下構造体1よりも下方に配置させる床
躯体F(基礎躯体2Fを含む)を逆打ち工法により上階
のものから順に作成する。 〈6〉図8、図9に示すように、残存構造体部分1Aを
上階の構造体部分から順次的に解体撤去し、その残存構
造体部分1Aの順次的な解体撤去に伴って新地下構造体
2の各階の床躯体Fのうち既存地下構造体1の深度より
も上方に配置させる床躯体Fを逆打ち工法により上階の
ものから順に作成する。 〈7〉新地下構造体2の各階の柱、地下壁・地下外壁を
作成する。山留め壁3は撤去してもしなくても良いが、
この実施例では撤去しない。柱のうち構真柱5の位置に
作成するものはその構真柱5を利用して構成するが、そ
うしなくても良い。
説明する。なお、説明をし易くするために、既存地下構
造体1は地下2階のものとし、新地下構造体2は地下5
階のものとする。 〈1〉図3の(イ)に示すように、既存地下構造体1の
周囲に、新設予定の新地下構造体2の深度に対応する深
さの山留め壁3を作成するとともに、構真台柱4及びこ
れに支持される構真柱5を作成する。構真柱5はS造り
やRC造りものであって、この実施例の場合、S造りも
のとする。 〈2〉図3の(ロ)に示すように、既存地下構造体1に
おける最上の構造体部分1B1を解体撤去する。つま
り、1階の床及び地下1階の柱・梁を解体撤去する。 〈3〉図4の(ハ)に示すように、新設予定の新地下構
造体2の各階の床躯体Fのうち最上の構造体部分2B1
における床躯体F1を前記構真柱5に支持させる状態で
作成する。床躯体F1は、床とそれを支持する梁及び柱
部分とからなる。 〈4〉図4の(ニ)に示すように、既存地下構造体1の
うち残存する構造体部分1A(以下残存構造体部分と称
する。)を構真柱5に補強ブラケット6などを介して支
持させて、その残存構造体部分1Aを補強し、山留め壁
3に対する切梁として作用させる状態とする。 〈5〉図5〜図7に示すように、新地下構造体2の床躯
体Fのうち既存地下構造体1よりも下方に配置させる床
躯体F(基礎躯体2Fを含む)を逆打ち工法により上階
のものから順に作成する。 〈6〉図8、図9に示すように、残存構造体部分1Aを
上階の構造体部分から順次的に解体撤去し、その残存構
造体部分1Aの順次的な解体撤去に伴って新地下構造体
2の各階の床躯体Fのうち既存地下構造体1の深度より
も上方に配置させる床躯体Fを逆打ち工法により上階の
ものから順に作成する。 〈7〉新地下構造体2の各階の柱、地下壁・地下外壁を
作成する。山留め壁3は撤去してもしなくても良いが、
この実施例では撤去しない。柱のうち構真柱5の位置に
作成するものはその構真柱5を利用して構成するが、そ
うしなくても良い。
【0023】上記〈5〉の工程を以下に詳述する。 〈5‐1〉図5の(ホ)に示すように、残存構造体部分
1Aの下側で地下3階の床躯体F4の作成を行えるよう
にするために、残存構造体部分1Aの下側を所定の深さ
まで掘削する。 〈5‐2〉図5の(ヘ)に示すように、地下3階の床躯
体F4を前記構真柱5に支持させる状態で作成する。 〈5‐3〉図6の(ト)に示すように、地下3階の床躯
体F4の下側で地下4階の床躯体F5の作成を行えるよ
うにするために、その地下3階の床躯体F4の下側を所
定の深さまで掘削する。 〈5‐4〉図6の(チ)に示すように、地下4階の床躯
体F5を前記構真柱5に支持させる状態で作成する。 〈5‐5〉図7の(リ)に示すように、地下4階の床躯
体F5の下側で地下5階の床を形成する基礎躯体2Fの
作成を行えるようにするために、その地下4階の床躯体
F5の下側を所定の深さまで掘削(最終掘削)する。 〈5‐6〉図7の(ヌ)に示すように、基礎躯体2Fを
支持地盤に支持させる状態で作成する。
1Aの下側で地下3階の床躯体F4の作成を行えるよう
にするために、残存構造体部分1Aの下側を所定の深さ
まで掘削する。 〈5‐2〉図5の(ヘ)に示すように、地下3階の床躯
体F4を前記構真柱5に支持させる状態で作成する。 〈5‐3〉図6の(ト)に示すように、地下3階の床躯
体F4の下側で地下4階の床躯体F5の作成を行えるよ
うにするために、その地下3階の床躯体F4の下側を所
定の深さまで掘削する。 〈5‐4〉図6の(チ)に示すように、地下4階の床躯
体F5を前記構真柱5に支持させる状態で作成する。 〈5‐5〉図7の(リ)に示すように、地下4階の床躯
体F5の下側で地下5階の床を形成する基礎躯体2Fの
作成を行えるようにするために、その地下4階の床躯体
F5の下側を所定の深さまで掘削(最終掘削)する。 〈5‐6〉図7の(ヌ)に示すように、基礎躯体2Fを
支持地盤に支持させる状態で作成する。
【0024】上記〈6〉の工程を以下に詳述する。 〈6‐1〉図8の(ル)に示すように、残存構造体部分
1Aの地下1階の床を形成する構造体部分1B2を解体
撤去する。つまり、地下1階の床及び地下2階の柱・梁
を解体撤去する。 〈6‐2〉図8の(ヲ)に示すように、新地下構造体2
の地下1階の床躯体F2を前記構真柱5に支持させる状
態で作成する。 〈6‐3〉図9の(ワ)に示すように、残存構造体部分
1Aの地下2階の床を形成する構造体部分(最下の構造
体部分)である基礎躯体1Fを解体撤去する。 〈6‐4〉図9の(カ)に示すように、新地下構造体2
の地下2階の床躯体F3を前記構真柱5に支持させる状
態で作成する。
1Aの地下1階の床を形成する構造体部分1B2を解体
撤去する。つまり、地下1階の床及び地下2階の柱・梁
を解体撤去する。 〈6‐2〉図8の(ヲ)に示すように、新地下構造体2
の地下1階の床躯体F2を前記構真柱5に支持させる状
態で作成する。 〈6‐3〉図9の(ワ)に示すように、残存構造体部分
1Aの地下2階の床を形成する構造体部分(最下の構造
体部分)である基礎躯体1Fを解体撤去する。 〈6‐4〉図9の(カ)に示すように、新地下構造体2
の地下2階の床躯体F3を前記構真柱5に支持させる状
態で作成する。
【0025】上記の説明では、判り易くするために、既
存地下構造体1を地下2階のものにし、新地下構造体2
を地下5階のものとして示したが、上記の作成方法は、
既存地下構造体1の階数及び新地下構造体2の階数が各
種の場合に適用することができる。すなわち、既存地下
構造体1の階数に応じて、〈6〉の工程での解体撤去工
程数が変わるだけであり、新地下構造体2の階数に応じ
て、〈5〉の工程での掘削・作成工程数が変わり、
〈6〉の工程での作成工程数が変わるだけである。ま
た、新地下構造体2のうち既存地下構造体1と入れ替わ
る構造体部分の階数と、既存地下構造体1の階数とを同
じ例を示したが、階高が相違することにより階数が異な
る場合でも適用できる。例えば、図10の(イ)に示す
ように、既存地下構造体1が地下2階のものであるのに
対して、それに替わる新地下構造体2の構造体部分が、
図10の(ロ)に示すように、階高が既存地下構造体1
の2倍で地下1階のものである場合や、反対に、図11
の(イ)に示すように、既存地下構造体1が通常の階高
の2倍の階高を有する地下1階のものであるのに対し
て、それに替わる新地下構造体2の構造体部分が、図1
1の(ロ)に示すように、通常の階高で地下2階のもの
である場合などである。
存地下構造体1を地下2階のものにし、新地下構造体2
を地下5階のものとして示したが、上記の作成方法は、
既存地下構造体1の階数及び新地下構造体2の階数が各
種の場合に適用することができる。すなわち、既存地下
構造体1の階数に応じて、〈6〉の工程での解体撤去工
程数が変わるだけであり、新地下構造体2の階数に応じ
て、〈5〉の工程での掘削・作成工程数が変わり、
〈6〉の工程での作成工程数が変わるだけである。ま
た、新地下構造体2のうち既存地下構造体1と入れ替わ
る構造体部分の階数と、既存地下構造体1の階数とを同
じ例を示したが、階高が相違することにより階数が異な
る場合でも適用できる。例えば、図10の(イ)に示す
ように、既存地下構造体1が地下2階のものであるのに
対して、それに替わる新地下構造体2の構造体部分が、
図10の(ロ)に示すように、階高が既存地下構造体1
の2倍で地下1階のものである場合や、反対に、図11
の(イ)に示すように、既存地下構造体1が通常の階高
の2倍の階高を有する地下1階のものであるのに対し
て、それに替わる新地下構造体2の構造体部分が、図1
1の(ロ)に示すように、通常の階高で地下2階のもの
である場合などである。
【0026】上記の作成方法によれば、次のようなこと
ができる。 《1》〈2〉の工程での最上の構造体部分1B1の解体
撤去時及び〈3〉の工程での床躯体Fの作成時には、そ
の下方に残存構造体部分1Aが存在するから、最上の構
造体部分1B1の解体撤去及び床躯体Fの作成を行う
際、残存構造体部分1Aの地下1階の床を作業用のステ
ージとして利用できる。 《2》新地下構造体2のうち最上の床躯体F1を最初に
作成するから、〈5‐5〉の工程での最終掘削後、直ち
に、最上の床躯体F1を作業用のステージとして地上構
造体の作成を開始できる。つまり、〈5‐6〉〈6〉の
工程と並行して地上構造体の作成を行うことができる。 《3》〈6〉の工程での基礎躯体1F以外の地下構造体
部分の解体撤去時及び、床躯体Fの作成時には、その下
方に残存構造体部分1Aが存在するから、それら解体撤
去及び作成を行う際には、残存構造体部分1Aのうち最
上の床を作業用のステージとして利用できる。 《4》〈6〉の工程での基礎躯体1Fの解体撤去時及
び、床躯体Fの作成時には、〈5〉の工程で最初に作成
した床躯体Fがその下方に存在するから、それら解体撤
去及び作成を行う際には、その最初に作成した床躯体F
を作業用のステージとして利用できる。
ができる。 《1》〈2〉の工程での最上の構造体部分1B1の解体
撤去時及び〈3〉の工程での床躯体Fの作成時には、そ
の下方に残存構造体部分1Aが存在するから、最上の構
造体部分1B1の解体撤去及び床躯体Fの作成を行う
際、残存構造体部分1Aの地下1階の床を作業用のステ
ージとして利用できる。 《2》新地下構造体2のうち最上の床躯体F1を最初に
作成するから、〈5‐5〉の工程での最終掘削後、直ち
に、最上の床躯体F1を作業用のステージとして地上構
造体の作成を開始できる。つまり、〈5‐6〉〈6〉の
工程と並行して地上構造体の作成を行うことができる。 《3》〈6〉の工程での基礎躯体1F以外の地下構造体
部分の解体撤去時及び、床躯体Fの作成時には、その下
方に残存構造体部分1Aが存在するから、それら解体撤
去及び作成を行う際には、残存構造体部分1Aのうち最
上の床を作業用のステージとして利用できる。 《4》〈6〉の工程での基礎躯体1Fの解体撤去時及
び、床躯体Fの作成時には、〈5〉の工程で最初に作成
した床躯体Fがその下方に存在するから、それら解体撤
去及び作成を行う際には、その最初に作成した床躯体F
を作業用のステージとして利用できる。
【0027】〔別実施例〕上記実施例では、〈5〉の工
程の後で〈6〉の工程を行ったが、これらは並行して行
っても良い。
程の後で〈6〉の工程を行ったが、これらは並行して行
っても良い。
【0028】上記実施例では、既存地下構造体1の深度
よりも下方に配置させる床躯体Fを逆打ち工法により作
成し、後で、壁、柱を作成することにより、新地下構造
体2のうち既存地下構造体1の深度よりも下方の構造体
部分を作成するようにしたが、図12の(イ)(ロ)に
示すように、新地下構造体2の深度まで仮設の切梁8を
施工しながら一度に掘削して、下方(基礎)から順に作
成していく通常の工法により下方の構造体部分を作成す
るようにしても良い。
よりも下方に配置させる床躯体Fを逆打ち工法により作
成し、後で、壁、柱を作成することにより、新地下構造
体2のうち既存地下構造体1の深度よりも下方の構造体
部分を作成するようにしたが、図12の(イ)(ロ)に
示すように、新地下構造体2の深度まで仮設の切梁8を
施工しながら一度に掘削して、下方(基礎)から順に作
成していく通常の工法により下方の構造体部分を作成す
るようにしても良い。
【0029】上記実施例では、既存地下構造体1の順次
的な上部からの解体撤去に伴って、既存地下構造体1の
深度よりも上方に配置させる床躯体Fを逆打ち工法によ
り順に作成し、後で、壁、柱を作成することにより、新
地下構造体2のうち既存地下構造体1の深度までの上方
の構造体部分を作成するようにしたが、図13の(イ)
(ロ)に示すように、既存地下構造体1又は最上の構造
体部分1B1が解体撤去された状態の残存構造体部分1
Aを、仮設の切梁8を施工しながら一度に解体撤去し
て、下方から順に作成していく通常の工法により上方の
構造体部分を作成するようにしても良い。
的な上部からの解体撤去に伴って、既存地下構造体1の
深度よりも上方に配置させる床躯体Fを逆打ち工法によ
り順に作成し、後で、壁、柱を作成することにより、新
地下構造体2のうち既存地下構造体1の深度までの上方
の構造体部分を作成するようにしたが、図13の(イ)
(ロ)に示すように、既存地下構造体1又は最上の構造
体部分1B1が解体撤去された状態の残存構造体部分1
Aを、仮設の切梁8を施工しながら一度に解体撤去し
て、下方から順に作成していく通常の工法により上方の
構造体部分を作成するようにしても良い。
【0030】上記実施例では、残存構造体部分1Aが切
梁としての性能を有するものとして、それを構真柱5に
支持させるだけで切梁としたが、既存地下構造体1が切
梁としての性能を持たない場合には、既存地下構造体1
の床に形成されている開口(階段やエレベーターシャフ
ト、配管配線などの設備用シャフトなどを形成していた
もの)に補強用の鉄筋や鉄骨を設置してコンクリートを
打設することで開口を閉塞することなどにより、既存地
下構造体1を切梁としての使用に耐え得るものに補強す
る。
梁としての性能を有するものとして、それを構真柱5に
支持させるだけで切梁としたが、既存地下構造体1が切
梁としての性能を持たない場合には、既存地下構造体1
の床に形成されている開口(階段やエレベーターシャフ
ト、配管配線などの設備用シャフトなどを形成していた
もの)に補強用の鉄筋や鉄骨を設置してコンクリートを
打設することで開口を閉塞することなどにより、既存地
下構造体1を切梁としての使用に耐え得るものに補強す
る。
【0031】上記実施例では、山留め壁3を既存地下構
造体1に接する、或いは、近接する状態に形成した場合
を示したが、新地下構造体2が既存地下構造体1よりも
床面積が広くて、山留め壁3と既存地下構造体1とに大
きな間隔が形成される場合には、図14に示すように、
その山留め壁3と既存地下構造体1との間に切梁材やジ
ャッキ7を介装して、既存地下構造体1で山留め壁3を
支保できるようにする。
造体1に接する、或いは、近接する状態に形成した場合
を示したが、新地下構造体2が既存地下構造体1よりも
床面積が広くて、山留め壁3と既存地下構造体1とに大
きな間隔が形成される場合には、図14に示すように、
その山留め壁3と既存地下構造体1との間に切梁材やジ
ャッキ7を介装して、既存地下構造体1で山留め壁3を
支保できるようにする。
【0032】上記実施例では、既存地下構造体1の外周
に山留め壁3を作成したが、図15に示すように、既存
地下構造体1の外周に既存山留め壁9が存在する場合に
は、その既存山留め壁9の外周に山留め壁3を形成して
実施しても良い。また、図16に示すように、既存地下
構造体1の地下外壁1aの内周に山留め壁3を形成した
り、図17に示すように、既存地下構造体1の地下外壁
1aを解体撤去しつつ山留め壁3を施工してその既存地
下構造体1の地下外壁1aの位置に山留め壁3を形成し
たり、図18に示すように、既存地下構造体1の地下外
壁1aと既存山留め壁9との間に余裕がある場合には、
その地下外壁1aと既存山留め壁9との間に山留め壁3
を形成したりして実施してもよい。もちろん、既存山留
め壁9を撤去してその箇所に山留め壁3を形成しても良
い。
に山留め壁3を作成したが、図15に示すように、既存
地下構造体1の外周に既存山留め壁9が存在する場合に
は、その既存山留め壁9の外周に山留め壁3を形成して
実施しても良い。また、図16に示すように、既存地下
構造体1の地下外壁1aの内周に山留め壁3を形成した
り、図17に示すように、既存地下構造体1の地下外壁
1aを解体撤去しつつ山留め壁3を施工してその既存地
下構造体1の地下外壁1aの位置に山留め壁3を形成し
たり、図18に示すように、既存地下構造体1の地下外
壁1aと既存山留め壁9との間に余裕がある場合には、
その地下外壁1aと既存山留め壁9との間に山留め壁3
を形成したりして実施してもよい。もちろん、既存山留
め壁9を撤去してその箇所に山留め壁3を形成しても良
い。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】既存地下構造体を示す断面図
【図2】新地下構造体を示す断面図
【図3】作業工程を示す断面図
【図4】作業工程を示す断面図
【図5】作業工程を示す断面図
【図6】作業工程を示す断面図
【図7】作業工程を示す断面図
【図8】作業工程を示す断面図
【図9】作業工程を示す断面図
【図10】別の実施例を示す断面図
【図11】別の実施例を示す断面図
【図12】別の実施例の作業工程を示す断面図
【図13】別の実施例の作業工程を示す断面図
【図14】別の実施例を示す断面図
【図15】別の実施例を示す山留め壁施工状態の断面図
【図16】別の実施例を示す山留め壁施工状態の断面図
【図17】別の実施例を示す山留め壁施工状態の断面図
【図18】別の実施例を示す山留め壁施工状態の断面図
【図19】従来例の作業工程を示す断面図
【図20】従来例の作業工程を示す断面図
【図21】従来例の作業工程を示す断面図
1 既存地下構造体 2 新地下構造体 3 山留め壁 1A 残存構造体部分 F 床躯体 1B1 構造体部分 F1 床躯体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 省作 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店 大阪本店内 (56)参考文献 特開 平2−20768(JP,A) 特開 昭62−288269(JP,A) 特開 平1−192918(JP,A) 特開 平2−132228(JP,A) 特開 平6−129115(JP,A) 特公 昭50−16890(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/045 E21D 13/00
Claims (5)
- 【請求項1】 既存地下構造体(1)の周囲に、その既
存地下構造体(1)よりも深度が大なる新設予定の新地
下構造体(2)の深度に対応する深さの山留め壁(3)
を作成し、その後、既存地下構造体(1)の解体撤去を
完了する前に、既存地下構造体(1)の下側に対する新
地下構造体作成用の掘削を完了する地下構造体の作成方
法。 - 【請求項2】 前記既存地下構造体(1)のうち残存す
る構造体部分(1A)を山留め壁(3)に対する切梁と
した状態で前記既存地下構造体(1)の下側に対する新
地下構造体作成用の掘削を行う請求項1記載の地下構造
体の作成方法。 - 【請求項3】 前記既存地下構造体(1)の下側に対す
る新地下構造体作成用の掘削を行う前に、既存地下構造
体(1)の最上の構造体部分(1B1)を解体撤去して
新地下構造体(1)における最上の床躯体(F1)を作
成する工事を完了する請求項1又は2記載の地下構造体
の作成方法。 - 【請求項4】 前記新地下構造体(2)の各階の床躯体
(F)のうち既存地下構造体(1)よりも下方に配置さ
せる床躯体(F)を逆打ち工法により上階のものから順
に作成する請求項1、2又は3記載の地下構造体の作成
方法。 - 【請求項5】 前記既存地下構造体(1)を上階の構造
体部分から順次的に解体撤去し、その既存地下構造体
(1)の順次的な解体撤去に伴って新地下構造体(2)
の各階の床躯体(F)のうち既存地下構造体(1)の深
度よりも上方に配置させる床躯体(F)を逆打ち工法に
より上階のものから順に作成する請求項1、2、3又は
4記載の地下構造体の作成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28014294A JP3308407B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 地下構造体の作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28014294A JP3308407B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 地下構造体の作成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08134942A JPH08134942A (ja) | 1996-05-28 |
| JP3308407B2 true JP3308407B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=17620922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28014294A Expired - Fee Related JP3308407B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 地下構造体の作成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3308407B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4485006B2 (ja) * | 2000-03-24 | 2010-06-16 | 鹿島建設株式会社 | 地下構造物の施工法 |
| JP5811389B2 (ja) * | 2010-11-17 | 2015-11-11 | 清水建設株式会社 | 地下構造物の施工方法 |
| JP6707872B2 (ja) * | 2016-01-21 | 2020-06-10 | 株式会社大林組 | 逆打ち工法 |
| JP7009773B2 (ja) * | 2017-04-28 | 2022-01-26 | 株式会社大林組 | 建物構築方法及び建物の構造 |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP28014294A patent/JP3308407B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08134942A (ja) | 1996-05-28 |
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