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JP3311069B2 - 多条配管の推進工法 - Google Patents
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JP3311069B2 - 多条配管の推進工法 - Google Patents

多条配管の推進工法

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JP3311069B2 JP07360493A JP7360493A JP3311069B2 JP 3311069 B2 JP3311069 B2 JP 3311069B2 JP 07360493 A JP07360493 A JP 07360493A JP 7360493 A JP7360493 A JP 7360493A JP 3311069 B2 JP3311069 B2 JP 3311069B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中の横坑内に挿入さ
れた多数本の管に後続の管を連結して推進させることに
より敷設する多条配管の推進工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設される電力供給用の送電線路
は、通常、地中に形成された横坑内に多条のケーブル保
護管路を敷設して、各ケーブル保護管路内に多数のケー
ブルを挿通した後に、横坑と各ケーブル保護管との間の
空隙にモルタル等の充填剤を充填して構成されている。
横坑内に多条のケーブル保護管路を配管する方法として
は推進工法が知られている。
【0003】従来の推進工法では、カッターによって地
中に横坑を形成しつつ、大径の推進管を、その横坑内に
ジャッキ等の管押圧装置によって押し込んで推進させ
て、横坑内に推進された推進管内に多数本のケーブル保
護管を挿入するようになっている。
【0004】このような推進工法では、推進管内にケー
ブル保護管を挿入させる際に、横坑に通じる立坑内に
て、ケーブル保護管の位置決めのために台車を設置した
り、各ケーブル保護管同士の間隙を規定する管枕を組み
立てなければならない。また、ケーブル保護管同士の連
結作業、各ケーブル保護管を推進管内に挿通させる作業
等もこの立坑内にて行う必要がある。しかし、立坑内は
狭小であって作業性が悪く、作業に長時間を有するとい
う問題がある。
【0005】これに対して、横坑を予め形成し、地上に
て、多数のケーブル保護管を、横坑内における配管状態
と同様の配列状態で台車上に搭載して、横坑に連通する
立坑内にて、先行する台車に搭載された各ケーブル保護
管に、後続の台車の各ケーブル保護管を連結して、連結
された台車をウインチ等によって横坑内に牽引する工法
も開発されている(「電気現場技術」1992・7、第
31巻、362号、59頁〜62頁)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような推進工法で
も、狭小な立坑内にて各台車に積載された多数本のケー
ブル保護管同士をそれぞれ連結しなければならず、作業
性が悪いという問題がある。
【0007】さらに、各台車を横坑内に挿入して、横坑
内にて各台車のそれぞれのケーブル保護管同士を連結す
る工法も提案されている。この場合には、先行の台車の
各ケーブル保護管と後続の台車のケーブル保護管とを、
立坑よりも狭小な横坑内にて連結する必要があり、連結
されるケーブル保護管同士を精緻に位置合わせする必要
がある。さらに、横坑内での各ケーブル保護管同士を連
結するために、横坑内にて管押圧装置により後続のケー
ブル保護管を押し込まなければならず、やはり、作業性
が悪いという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、管同士を確実に連結することがで
き、しかも、作業性に優れた多条配管の推進工法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の多条配管の推進
工法は、先行する多数本の管それぞれに後続の多数本の
管を嵌合させて連結しつつ横坑内に推進させる多条配管
の推進工法であって、複数の台車それぞれに、多数本の
管を、横坑内での配管状態と同様の状態で、かつ軸方向
へのスライド可能に搭載する工程と、台車に搭載された
各管の一方の端面を押圧して軸方向へと移動させる管押
圧装置を立坑内に配置する工程と、前記した台車の一つ
を、横坑に連通する立坑内に搬入する工程と、搭載され
た各管の一方の端面に当接してそれらのスライドを阻止
する反力板を、立坑内に搬入された台車に、各管の端面
に対向させて連結する工程と、その台車を反力板を先頭
として横坑内へと挿入する工程と、所定の状態に多数本
の管が搭載された他の台車を立坑内に搬入する工程と、
新たに立坑内に搬入された台車を、横坑内に挿入された
台車と、立坑内に配置された前記管押圧装置とに連結し
て一体化する工程と、その管押圧装置によって後続の台
車の各管を軸方向に押圧して、先行の台車上の各管に嵌
合させて反力板に押圧することにより連結する工程と、
を包含するものであり、そのことにより上記目的が達成
される。
【0010】また、本発明の多条配管の推進工法は、先
行する多数本の管それぞれに後続の多数本の管を嵌合さ
せて連結しつつ横坑内に推進させる多条配管の推進工法
であって、複数の台車それぞれに、多数本の管を、横坑
内での配管状態と同様の状態で、かつ軸方向のスライド
によって各管が台車に対してさらにスライドしない状態
に搭載する工程と、台車に搭載された各管の一方の端面
を押圧して軸方向へと移動させる管押圧装置を立坑内に
配置する工程と、前記した台車の一つを、横坑に連通す
る立坑内に搬入する工程と、立坑内に搬入された台車
を、搭載された各管が横坑の軸方向に沿うように挿入す
る工程と、横坑の開口端部周辺部にストッパーを係合さ
せて、このストッパーに横坑内に挿入された台車を係合
させてこの台車がさらに横坑内へ挿入されない状態にす
る工程と、所定の状態に管が搭載された他の台車を新た
に立坑内に搬入する工程と、新たに立坑内に搬入された
台車を、この台車に搭載された各管が、横坑内に挿入さ
れた台車の各管と整合状態になるように位置させる工程
と、前記管押圧装置によって後続の台車の各管を押圧し
て、横坑内へ挿入されない状態の先行の台車上のスライ
ドしない各管に嵌合させて連結する工程と、を包含する
ものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0011】
【作用】本発明の多条配管の推進工法では、先行の台車
が横坑内に挿入された状態で、立坑内にて、後続の台車
が先行の台車に連結される。そして、先行の台車に搭載
された各管が、管押圧装置に各台車を介して一体連結さ
れた反力板に当接された状態で、管押圧装置により後続
の台車に搭載された各管が押圧されて、先行の台車上の
各管に嵌合されて強固に連結される。
【0012】また、本発明の多条配管の推進工法では、
横坑内に挿入された先行の台車が、ストッパーによって
横坑内への挿入を禁じられた状態で、立坑内に搬入され
た台車上の各管が管押圧装置によって先行の台車に向か
って押圧され、先行の台車上にスライドしない状態にな
った各管に嵌合される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】本発明の推進工法は、例えば、電力供給用
送電線路における多条のケーブル保護管路を、地中に形
成された横坑内に敷設するために実施される。本発明の
推進工法では、予め、多条のケーブル保護管路が敷設さ
れる横坑が形成されており、この横坑の各端部にそれぞ
れ連通する立坑も形成されている。そして、立坑におけ
る開口部近傍にて、多数のケーブル保護管が横坑内にて
敷設された際の状態と同様の状態で台車上に搭載され
る。
【0015】図1は、多数のケーブル保護管を地上にて
台車に搭載した状態を示している。本実施例では、例え
ば9本のケーブル保護管10が、水平方向および鉛直方
向に各3本ずつ並んだ状態で台車20に搭載されてい
る。台車20は、一対の管端支持部材21および21
と、各管端支持部材21同士を適当な間隔をあけて連結
する4本の連結ロッド23とを有している。
【0016】図2は一方の管端支持部材21の正面図で
ある。この管端支持部材21は、各ケーブル保護管10
の端部をそれぞれ支持する支持板21aと、各支持板2
1aの下部を鉛直状態で支持する台車部21bとを有し
ている。台車部21bは、ケーブル保護管10が敷設さ
れる横坑51の幅方向に長く延びており、各端部には、
その横坑51内周面を転接する一対の車輪21cが設け
られている。支持板21aは、各隅部が切り取られた正
方形状をしており、水平状態になった縦3列および横3
列の9本のケーブル保護管10の各端部が嵌合される縦
3列および横3列の9個の支持孔21dを有している。
【0017】各管端支持部材21同士を連結する4本の
連結ロッド23は、支持板21aの隅部近傍をそれぞれ
貫通して、この支持板21aに例えばナットによって固
定されている。各連結ロッド23における支持板21a
から延出した一方の端部外周面には、ネジ溝23aが設
けられており、他方の端部にはナット部材23bが回転
可能に取り付けられている。各連結ロッド23は、支持
すべきケーブル保護管10よりも若干長くなっている。
【0018】このような構成の台車20は、各管端支持
部材21と全ての連結ロッド23とを分離した状態で、
ケーブル保護管10の敷設現場に搬入して、その現場に
て組み立てるようにしてもよい。
【0019】本発明の推進工法では、各ケーブル保護管
10の一方の端部に、他のケーブル保護管10が容易に
連結されるように、ソケット31が装着されている。こ
のソケット31は、図3(a)に示すように、円筒状を
しており、他のケーブル保護管10が挿入されて確実に
連結されるように、軸方向に十分に長くなっている。ケ
ーブル保護管10の一方の端部外周面には、シール部材
32が嵌合されている。このシール部材32は、接着剤
により、ケーブル保護管10外周面に接着されており、
ソケット31の一方の端部がこのシール部材32に嵌合
されて、接着剤によって接着されている。そして、ソケ
ット31の開口部から、連結される他のケーブル保護管
10の端部が挿入される。
【0020】他のケーブル保護管10が挿入されるソケ
ット31の開口端部内周面には、円筒状のシール部材3
3が装着されている。このシール部材33は、ソケット
31の開口端面に当接するフランジ部33aが設けられ
ており、また、内周面には、内方および他のケーブル保
護管10の挿入方向へと傾斜状態で突出した環状の4条
のリブ部33bが全周にわたって設けられている。
【0021】ソケット31の開口端部には、図3(b)
に示すように、このソケット31内に挿入される他のケ
ーブル保護管10を案内するガイド部材34が、必要に
応じて装着される。このガイド部材34は、ソケット3
1の開口端部に外嵌された薄肉の基端部から円筒状の先
端部がソケット31の開口端部を越えて延出している。
ソケット31の開口端部から延出する先端部は、ソケッ
ト31の開口端面を覆うシール部材33の内周面とは面
一になった状態から、先端側になるにつれて順次薄肉に
なった先鋭状態になっている。
【0022】ソケット31が装着された9本のケーブル
保護管10は、台車20に搭載される。各ケーブル保護
管10は、台車20における各支持板21aの支持孔2
1d内にそれぞれの端部が嵌合されて水平状態で支持さ
れる。このとき、それぞれのケーブル保護管10は、ソ
ケット31装着側が連結ロッド23のナット部材23b
側となるようにして台車20に搭載される。各ケーブル
保護管10は、台車20における各支持板21aの支持
孔21d内にスライド可能に支持されているが、ソケッ
ト31は、各支持板21aの支持孔21dを挿通せず、
各ソケット31が支持板21aに当接することにより、
各ケーブル保護管10のスライドが阻止される。
【0023】9本のケーブル保護管10が搭載された台
車20は、図4に示すように、クレーン60によって、
ケーブル保護管10が敷設される横坑に連通した立坑5
2内に搬入される。このとき、各ケーブル保護管10
は、それぞれの端部が支持された各支持板21aに対し
てスライドし得る状態になっているために、各ケーブル
保護管10がスライドしないように、ほぼ水平状態で立
坑52内を降下させられる。そして、ソケット31が装
着されていない各ケーブル保護管10の端面が、ケーブ
ル保護管10が敷設される横坑に対向するように、立坑
52内に位置される。
【0024】図5は、横坑51内へのケーブル保護管1
0の推進工程を示す横坑51および立坑52の断面図で
ある。立坑52内には、ケーブル保護管10が敷設され
る横坑51の遠方側には、この横坑51に対向するよう
に管押圧装置40が配置されている。この管押圧装置4
0は、例えば油圧によって複数の水平ロッド41aを水
平方向へと移動させる装置本体部41と、この装置本体
部41の各水平ロッド41aの先端部に鉛直状態で取り
付けられた連結板42と、この連結板42の横坑51に
対向する面に取り付けられた押圧板43と、を有してい
る。押圧板43は、横坑51の対向面に、台車20に搭
載された各ケーブル保護管10のソケット31が嵌入し
得るように、縦3列および横3列の9個の位置決め凹部
43aが設けられている。連結板42および押圧板43
は、各隅部が切欠された正方形状をしている。
【0025】管押圧装置40の装置本体部41には、連
結板42および押圧板43の切欠された隅部近傍を水平
状態で通過する4本の連結ロッド44が設けられてい
る。各連結ロッド44は、台車20における各連結ロッ
ド23に対応して設けられており、それぞれの連結ロッ
ド44の先端部には、台車20の各連結ロッド23に設
けられた各ナット部材23bにネジ結合するネジ溝44
aが設けられている。
【0026】クレーン60によって立坑52内に降下さ
れた台車20には、搭載された各ケーブル保護管10に
おけるソケット31が装着されていない端部に対向する
ように反力装置70が取り付けられる。この反力装置7
0は、台車20における台車部21bと同様に、各側部
に一対の車輪71aが設けられた台車部71を有してい
る。そして、この台車部71上に正方形状の反力板72
が鉛直状態で支持されている。この反力板72の各隅部
には、連結ロッド73がそれぞれ水平状態で取り付けら
れている。各連結ロッド73は、台車20の各連結ロッ
ド23に対応して配置されている。反力板72に取り付
けられた各連結ロッド73の先端部には、台車20の連
結ロッド23の端部に設けられたネジ溝23aにネジ結
合するナット部材74が回転可能に取り付けられてい
る。
【0027】ケーブル保護管10が搭載された台車20
が立坑52内に搬入されると、この台車20における各
連結ロッド23のネジ溝23aに、反力装置70におけ
る各連結ロッド73に取り付けられたナット部材74が
ネジ結合されて、台車20に反力装置70が連結され
る。反力装置70の各連結ロッド73は、台車20の各
連結ロッド23に対して十分に短くなっており、台車2
0に反力装置70が連結された状態では、台車20に搭
載された各ケーブル保護管10の端面が当接しても、各
ケーブル保護管10のソケット31は支持板21に当接
しない。
【0028】反力装置70が台車20に連結されると、
反力装置70を先頭にして、台車20が横坑51内に挿
入される。反力装置70および台車20の横坑51内へ
の挿入は、反力装置70の台車71に取り付けられた牽
引ワイヤーを、反力装置70等が搬入される横坑51の
端部とは反対側の端部を通して牽引することにより行わ
れる。台車20のほぼ全体が横坑51内に搬入される
と、反力装置70および台車20の横坑51内への挿入
が停止される。
【0029】このような状態になると、地上にて9本の
ケーブル保護管10が搭載された台車20が、新たに立
坑52内に搬入される。そして、新たに立坑52内に搬
入された台車20は、搭載された各ケーブル保護管10
のソケット31が管押圧装置40側になるように配置さ
れる。そして、横坑51内に搬入された先行の台車20
における各連結ロッド23のナット部材23bに、立坑
52内に搬入された後続の台車20における各連結ロッ
ド23のネジ溝23aがそれぞれネジ結合される。続い
て、立坑52内の後続の台車20における各連結ロッド
23のナット部材23bに、管押圧装置40における各
連結ロッド44のネジ溝44aをそれぞれネジ結合され
る。これにより、管押圧装置40の各連結ロッド44、
後続の台車20の各連結ロッド23、先行の台車20の
各連結ロッド23、および、反力装置70における各連
結ロッド73が一体に連結された状態になる。
【0030】このような状態で、管押圧装置40が動作
されて、連結板42および押圧板43が、後続の台車2
0に接近するように水平方向へと移動する。そして、押
圧板43における各位置決め凹部43a内に、後続の台
車20に支持されたケーブル保護管10のソケット31
が嵌入する。押圧板43がさらに同方向へと移動される
と、押圧板43は、各ケーブル保護管10のソケット3
1をこの台車20に対して押圧する。この台車20は、
装置本体41に対して各連結ロッド44および23によ
って固定された状態になっているために、各ケーブル保
護管10は、この台車20に対してスライドし、先行の
台車20に搭載された各ケーブル保護管10のソケット
31内に嵌入する。
【0031】このような状態で、さらに管押圧装置40
を駆動して、押圧板43を同方向へと移動させると、先
行の台車20も、後続の台車20を通して管押圧装置4
0に連結された状態になっているために、先行の台車2
0に搭載された各ケーブル保護管10は、この台車20
に対してスライドする。そして、各ケーブル保護管10
におけるソケット31装着側とは反対側の端面が、反力
装置70の反力板72に当接される。その後、さらに、
押圧板43が同方向へと移動されると、各台車20を通
して管押圧装置40に固定された状態の反力装置70の
反力板72に対して、先行の台車20に搭載された各ケ
ーブル保護管10が押し付けられ、これらの各ケーブル
保護管10のソケット31内に、後続の台車20に搭載
された各ケーブル保護管10の端部が圧入される。これ
により、先行の台車20における各ケーブル保護管10
と、後続の台車20における対応する各ケーブル保護管
10とが連結される。
【0032】このような状態になると、管押圧装置40
の押圧板43が台車20から離れる方向へと移動され
て、当初の状態に復帰する。その後に、後続の台車20
の各連結ロッド23と、管押圧装置40の各連結ロッド
44との連結状態が解除される。続いて、後続の台車2
0、先行の台車20、および反力装置70が、一体とな
った連結状態で、横坑51内へと挿入される。そして、
立坑52内に、9本のケーブル保護管10が搭載された
台車20が新たに搬入されて、前述の動作と同様の動作
が繰り返されることにより、台車20に支持されたケー
ブル保護管10が、横坑51内にて順次連結される。こ
のようにして、横坑51の全長にわたってケーブル保護
管10が連結された状態になると、各ケーブル保護管1
0と横坑51内周面との間隙に充填剤が充填されて、9
条のケーブル保護管路が地中に敷設される。
【0033】図6は、本発明の推進工法の他の実施例に
使用される台車29を示している。この台車29は、各
連結ロッド28が、各支持部材21同士を連結した状態
になっており、各支持板21aから若干突出した状態に
なっている。その他の構成は、前記実施例の台車20の
構成と同様であるので、同じ構成要素には同じ番号を付
けて説明を省略する。
【0034】図7は、この台車29を使用した本発明の
推進工法の他の実施例を示す横坑51および立坑52の
断面図、図8は図7のA−A線における断面図である。
本実施例では、ケーブル保護管10が搭載された台車2
9が立坑52内に搬入されると、横坑51内へと挿入さ
れる。このとき、台車29の後方側の支持板21aが横
坑51内に導入される前に、横坑51における立坑52
に連通する開口端面に、一対のストッパー80および8
0が配置される。
【0035】各ストッパー80は、横坑51内に導入さ
れる台車29に搭載された各ケーブル保護管10を挟ん
で横坑51の開口部の周辺部に各端部が当接する鉛直状
の支柱部81と、台車29の後方側の支持板21aが当
接して圧接されるように支柱部81に取り付けられた反
力部82とを有している。各反力部82は、支柱部81
に対して、横坑51の内方へと突出しており、圧接され
る支持板21に加わる力を確実に保持する。
【0036】各ストッパー80が配置されると、台車2
9は、再度、横坑51内へと挿入されて、後方側の支持
板21aがストッパー80の反力部82に当接される。
このような状態で、立坑52内には、9本のケーブル保
護管10が搭載された新たな台車29が搬入されて、そ
の台車29が、各ケーブル保護管10と、先行の台車2
9の各ケーブル保護管10とが整合するように配置され
る。
【0037】本実施例においても、前記実施例において
使用された管押圧装置40が、立坑52内に配置されて
使用される。後続の台車29が立坑52内にて所定の状
態に配置されると、管押圧装置40が駆動されて、後続
の台車29における各ケーブル保護管10のソケット3
1が、管押圧装置40の押圧板43における位置決め凹
部43a内に嵌入されて、各ケーブル保護管10が横坑
51内へと押圧される。そして、後続の台車29におけ
る各ケーブル保護管10がその台車29に対してスライ
ドされて、先行の台車29のソケット31内に嵌入され
る。
【0038】さらに、押圧板43が駆動されることによ
り、後続のケーブル保護管10の端部が先行のケーブル
保護管10のソケット31内に嵌入した状態で、先行の
各ケーブル管10のソケット31が、先行の台車29に
おける後方側の支持板21aを押圧する。このとき、こ
の支持板21aは、各ストッパー80の反力部82に当
接した状態になっており、しかも、各反力部82は横坑
51の開口部周辺に係合されているために横坑51内に
進入せず、この先行する台車29に搭載された各ケーブ
ル保護管10のスライドが阻止される。その結果、先行
のケーブル保護管10における各ソケット31内に、後
続の各ケーブル保護管10の端部が挿入されて、先行の
各ケーブル保護管10と後続の各ケーブル保護管10と
が、確実に連結される。
【0039】このようにして、先行する台車29の各ケ
ーブル保護管10に、後続の台車29の各ケーブル保護
管10が連結されると、各ストッパー80が横坑51の
開口部周辺から取り外されて、両台車29が一体となっ
て横坑51内へと牽引される。そして、後続の台車29
における後方側の支持板21aが横坑51内に進入する
前に、各ストッパー80が横坑51の開口部周辺に係合
されて、以下、前述の動作と同様の動作が繰り返される
ことにより、横坑51内にケーブル保護管路が敷設され
る。
【0040】
【発明の効果】本発明の多条配管の推進工法では、多数
本の管が地上にて配管時の状態と同様の状態に台車上に
搭載され、搭載された台車が横坑内に挿入された状態
で、立坑内に搬入された台車の各管が嵌合されるように
なっているために、狭小な立坑内でも安全にかつ効率よ
く作業を行うことができる。また、立坑よりも狭小な横
坑内で作業する必要がないために、安全性に優れてお
り、しかも、横坑を小さくすることができるために、経
済性にも優れている。ストッパーにより台車を横坑内に
挿入されないようにすることにより、各台車同士の連結
作業が不要になって、作業性はさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の推進工法に使用される台車の一例を示
す側面図である。
【図2】その台車の正面図である。
【図3】(a)は本発明の推進工法に使用されるケーブ
ル保護管にソケットを装着した状態の一例を示す一部破
断側面図、(b)はソケットが装着されたケーブル保護
管にガイド部材を装着した例を示す一部破断側面図であ
る。
【図4】ケーブル保護管が搭載された台車を立坑内へ搬
入している状態を示す概略図である。
【図5】本発明の推進工法の一例における一工程を示す
横坑および立坑の断面図である。
【図6】本発明の推進工法に使用される台車の他の例を
示す側面図である。
【図7】本発明の推進工法の他の例における一工程を示
す横坑および立坑の断面図である。
【図8】図7のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
10 ケーブル保護管 20 台車 21 管端支持部材 21a 支持板 21b 台車部 23 連結ロッド 23a ネジ溝 23b ナット部材 28 連結ロッド 29 台車 31 ソケット 40 管押圧装置 43 押圧板 44 連結ロッド 70 反力装置 72 反力板 80 ストッパー 81 支柱部 82 反力部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行する多数本の管それぞれに後続の多
    数本の管を嵌合させて連結しつつ横坑内に推進させる多
    条配管の推進工法であって、 複数の台車それぞれに、多数本の管を、横坑内での配管
    状態と同様の状態で、かつ軸方向へのスライド可能に搭
    載する工程と、 台車に搭載された各管の一方の端面を押圧して軸方向へ
    と移動させる管押圧装置を立坑内に配置する工程と、 前記した台車の一つを、横坑に連通する立坑内に搬入す
    る工程と、 搭載された各管の一方の端面に当接してそれらのスライ
    ドを阻止する反力板を、立坑内に搬入された台車に、各
    管の端面に対向させて連結する工程と、 その台車を反力板を先頭として横坑内へと挿入する工程
    と、 所定の状態に多数本の管が搭載された他の台車を立坑内
    に搬入する工程と、 新たに立坑内に搬入された台車を、横坑内に挿入された
    台車と、立坑内に配置された前記管押圧装置とに連結し
    て一体化する工程と、 その管押圧装置によって後続の台車の各管を軸方向に押
    圧して、先行の台車上の各管に嵌合させて反力板に押圧
    することにより連結する工程と、 を包含する多条配管の推進工法。
  2. 【請求項2】 先行する多数本の管それぞれに後続の多
    数本の管を嵌合させて連結しつつ横坑内に推進させる多
    条配管の推進工法であって、 複数の台車それぞれに、多数本の管を、横坑内での配管
    状態と同様の状態で、かつ軸方向のスライドによって各
    管が台車に対してさらにスライドしない状態に搭載する
    工程と、 台車に搭載された各管の一方の端面を押圧して軸方向へ
    と移動させる管押圧装置を立坑内に配置する工程と、 前記した台車の一つを、横坑に連通する立坑内に搬入す
    る工程と、 立坑内に搬入された台車を、搭載された各管が横坑の軸
    方向に沿うように挿入する工程と、 横坑の開口端部周辺部にストッパーを係合させて、この
    ストッパーに横坑内に挿入された台車を係合させてこの
    台車がさらに横坑内へ挿入されない状態にする工程と、 所定の状態に管が搭載された他の台車を新たに立坑内に
    搬入する工程と、 新たに立坑内に搬入された台車を、この台車に搭載され
    た各管が、横坑内に挿入された台車の各管と整合状態に
    なるように位置させる工程と、 前記管押圧装置によって後続の台車の各管を押圧して、
    横坑内へ挿入されない状態の先行の台車上のスライドし
    ない各管に嵌合させて連結する工程と、 を包含する多条配管の推進工法。
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