JP3312468B2 - 車体載置姿勢計測装置およびこれを用いた車体隙間段差測定装置 - Google Patents
車体載置姿勢計測装置およびこれを用いた車体隙間段差測定装置Info
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- JP3312468B2 JP3312468B2 JP03994794A JP3994794A JP3312468B2 JP 3312468 B2 JP3312468 B2 JP 3312468B2 JP 03994794 A JP03994794 A JP 03994794A JP 3994794 A JP3994794 A JP 3994794A JP 3312468 B2 JP3312468 B2 JP 3312468B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベアにてワークを
搬送し、製品を組み立てる生産ラインの製品の検査をす
る検査装置に関し、特に、予め製品のコンベア上の載置
姿勢を算出して、これに基づき組み立て精度を測定する
装置に関する。
搬送し、製品を組み立てる生産ラインの製品の検査をす
る検査装置に関し、特に、予め製品のコンベア上の載置
姿勢を算出して、これに基づき組み立て精度を測定する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流れ作業により製品を組み立てる生産ラ
インにおいて、各工程の自動化が進められており、検査
工程においてもしかりである。自動車などの車両を組み
立てる生産ラインの検査工程のひとつに、車体の外板ど
うしの隙間や段差が所定の許容範囲内で作成されている
かを検査する工程がある。車体は通常複数の外板によっ
て構成されるが、これらの外板どうしの隙間や段差が大
きいと外観上の品質を悪化させる。フロントフェンダと
フロントドアやボンネットフードとフロントフェンダな
どの外板どうしの隙間や段差は目立ちやすく、十分な品
質管理を要する。また、ドアなどの開閉部に関してはこ
の開閉によって他の外板と干渉しないように、隙間の幅
を設定しなければならず、この面からも十分な管理が要
求される。このような、二つの部材の隙間や段差を測定
する装置が特開平4−84707号公報に記載されてい
る。この公報に記載された装置は据置き型の装置である
が、生産ラインのコンベアの側方に設けたロボットハン
ドの先端にスリット光照射手段および撮像手段を配置す
ることによって、コンベア上の車両の各所の隙間段差を
測る装置を作成することができる。
インにおいて、各工程の自動化が進められており、検査
工程においてもしかりである。自動車などの車両を組み
立てる生産ラインの検査工程のひとつに、車体の外板ど
うしの隙間や段差が所定の許容範囲内で作成されている
かを検査する工程がある。車体は通常複数の外板によっ
て構成されるが、これらの外板どうしの隙間や段差が大
きいと外観上の品質を悪化させる。フロントフェンダと
フロントドアやボンネットフードとフロントフェンダな
どの外板どうしの隙間や段差は目立ちやすく、十分な品
質管理を要する。また、ドアなどの開閉部に関してはこ
の開閉によって他の外板と干渉しないように、隙間の幅
を設定しなければならず、この面からも十分な管理が要
求される。このような、二つの部材の隙間や段差を測定
する装置が特開平4−84707号公報に記載されてい
る。この公報に記載された装置は据置き型の装置である
が、生産ラインのコンベアの側方に設けたロボットハン
ドの先端にスリット光照射手段および撮像手段を配置す
ることによって、コンベア上の車両の各所の隙間段差を
測る装置を作成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置のセンサをロボットハンドの先端に取り付けた場合、
このロボットハンドを操作してセンサを計測部位に移動
させる必要があるが、コンベアに載置された車両の載置
姿勢によって、この計測部位の位置が変化してしまい正
確な測定ができないという問題があった。また、測定部
位が正確に定まっていない場合、測定時間が長くなり検
査に要する時間が長くなる。すなわち、このような場合
には、計測すべき隙間の付近の比較的広い範囲にわたっ
て測定をする必要があり、それだけより多くの時間がか
かる。そして、一つの車両において多数の測定部位があ
る場合には、さらに測定に要する時間が長くなるという
問題があった。
置のセンサをロボットハンドの先端に取り付けた場合、
このロボットハンドを操作してセンサを計測部位に移動
させる必要があるが、コンベアに載置された車両の載置
姿勢によって、この計測部位の位置が変化してしまい正
確な測定ができないという問題があった。また、測定部
位が正確に定まっていない場合、測定時間が長くなり検
査に要する時間が長くなる。すなわち、このような場合
には、計測すべき隙間の付近の比較的広い範囲にわたっ
て測定をする必要があり、それだけより多くの時間がか
かる。そして、一つの車両において多数の測定部位があ
る場合には、さらに測定に要する時間が長くなるという
問題があった。
【0004】このような問題を解決するためにはコンベ
アに対する車体の載置姿勢を正確に測定し、この姿勢に
基づき測定部位の位置を算出し、ここにロボットハンド
を操作してセンサを位置させることが考えられる。車体
の載置姿勢を検出するには、車体の所定位置に設けられ
た基準穴を検出することによって可能となる。しかし、
この基準穴は、生産ラインの下流になると、組み付けら
れた他の部品の影になって検出できない場合、またすで
に基準穴を塞ぐ工程を経てしまった場合などがあり、確
実に検出することがでない場合があるという問題があっ
た。
アに対する車体の載置姿勢を正確に測定し、この姿勢に
基づき測定部位の位置を算出し、ここにロボットハンド
を操作してセンサを位置させることが考えられる。車体
の載置姿勢を検出するには、車体の所定位置に設けられ
た基準穴を検出することによって可能となる。しかし、
この基準穴は、生産ラインの下流になると、組み付けら
れた他の部品の影になって検出できない場合、またすで
に基準穴を塞ぐ工程を経てしまった場合などがあり、確
実に検出することがでない場合があるという問題があっ
た。
【0005】さらに、従来の装置においては、車体の場
合の隙間や段差の被検出部について考慮されておらず、
たとえば車体外板の隙間部のすぐ奥にフレームが存在
し、これが隙間・段差の検出に影響するという問題も生
じていた。
合の隙間や段差の被検出部について考慮されておらず、
たとえば車体外板の隙間部のすぐ奥にフレームが存在
し、これが隙間・段差の検出に影響するという問題も生
じていた。
【0006】さらに、従来の装置においては、外板上に
付着したごみなどによりノイズを除去することができな
いという問題もあった。
付着したごみなどによりノイズを除去することができな
いという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる車体載置姿勢計測装置は、搬送コ
ンベアに載置された車体の載置姿勢を計測する車体載置
姿勢計測装置であって、車体底部のロッカー部の軸線の
方向を検出するロッカー部軸線検出手段と、搬送軸およ
びこれと直交する左右軸と上下軸のうち少なくともいず
れかひとつの軸に対する前記検出されたロッカー部軸線
の傾きを算出する傾きを算出する傾き算出手段と、車体
外板の所定の隙間部の位置を検出する隙間部検出手段
と、前記検出された隙間部の位置よりコンベア上の車体
載置位置を算出する載置位置算出手段とを有している。
めに、本発明にかかる車体載置姿勢計測装置は、搬送コ
ンベアに載置された車体の載置姿勢を計測する車体載置
姿勢計測装置であって、車体底部のロッカー部の軸線の
方向を検出するロッカー部軸線検出手段と、搬送軸およ
びこれと直交する左右軸と上下軸のうち少なくともいず
れかひとつの軸に対する前記検出されたロッカー部軸線
の傾きを算出する傾きを算出する傾き算出手段と、車体
外板の所定の隙間部の位置を検出する隙間部検出手段
と、前記検出された隙間部の位置よりコンベア上の車体
載置位置を算出する載置位置算出手段とを有している。
【0008】また、本発明のさらなる態様によれば、前
記ロッカー部検出手段は、左ロッカー部を検出する左ヘ
ッドと右ロッカー部を検出する右ヘッドとを有し、これ
ら左右のヘッドのうち一方はロッカー部の複数箇所の位
置を測定し、他方は1箇所のみ位置を測定する。
記ロッカー部検出手段は、左ロッカー部を検出する左ヘ
ッドと右ロッカー部を検出する右ヘッドとを有し、これ
ら左右のヘッドのうち一方はロッカー部の複数箇所の位
置を測定し、他方は1箇所のみ位置を測定する。
【0009】また、本発明のさらなる態様によれば、前
記隙間部はフロントフェンダとフロントドアの間の隙間
部分である。
記隙間部はフロントフェンダとフロントドアの間の隙間
部分である。
【0010】また、本発明にかかる車体隙間段差測定装
置は、車体外板の所定の計測線に沿った複数の測定点に
おいて、距離センサによりこのセンサから車体外板まで
の距離測定を行い、隙間および段差を測定する装置であ
って、前述の車体載置姿勢計測装置のいずれか一つによ
り検出された車体載置姿勢に基づき隙間および段差測定
を行う計測線を算出する計測線算出手段と、前記算出さ
れた計測線に沿って前記距離センサを移動させるセンサ
移動手段とを有している。
置は、車体外板の所定の計測線に沿った複数の測定点に
おいて、距離センサによりこのセンサから車体外板まで
の距離測定を行い、隙間および段差を測定する装置であ
って、前述の車体載置姿勢計測装置のいずれか一つによ
り検出された車体載置姿勢に基づき隙間および段差測定
を行う計測線を算出する計測線算出手段と、前記算出さ
れた計測線に沿って前記距離センサを移動させるセンサ
移動手段とを有している。
【0011】さらに、前述の車体隙間段差測定装置は、
好適には前記距離センサによる測定データを処理する処
理部を有し、当該処理部において前回測定点からの変化
量が所定値以上変化した2つの測定点を抽出し、1番目
に変化した測定点から2番目の変化した測定点の一つ手
前の測定点までの測定値を除外してデータ処理を行って
いる。
好適には前記距離センサによる測定データを処理する処
理部を有し、当該処理部において前回測定点からの変化
量が所定値以上変化した2つの測定点を抽出し、1番目
に変化した測定点から2番目の変化した測定点の一つ手
前の測定点までの測定値を除外してデータ処理を行って
いる。
【0012】また、前述の車体隙間段差測定装置は、好
適には前記距離センサによる測定データを処理する処理
部を有し、当該処理部において前回測定点からの変化量
が所定値以上変化した測定点から変化量を累積し、この
累積が0となる測定点までの各測定点の測定値を除外し
てデータ処理を行っている。
適には前記距離センサによる測定データを処理する処理
部を有し、当該処理部において前回測定点からの変化量
が所定値以上変化した測定点から変化量を累積し、この
累積が0となる測定点までの各測定点の測定値を除外し
てデータ処理を行っている。
【0013】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、ロッ
カー部の軸線を算出することにより、搬送軸およびこれ
に直交する左右軸・上下軸の少なくともひとつの軸に対
して車体がどの程度傾けて載置されているかが算出で
き、また車体の隙間部を検出することにより搬送方向の
位置を算出することができる。そして、搬送軸、左右軸
および上下軸に対する車両の傾きと搬送方向の位置とに
よりコンベアに対する車体の載置姿勢を算出することが
できる。
カー部の軸線を算出することにより、搬送軸およびこれ
に直交する左右軸・上下軸の少なくともひとつの軸に対
して車体がどの程度傾けて載置されているかが算出で
き、また車体の隙間部を検出することにより搬送方向の
位置を算出することができる。そして、搬送軸、左右軸
および上下軸に対する車両の傾きと搬送方向の位置とに
よりコンベアに対する車体の載置姿勢を算出することが
できる。
【0014】また、左右ロッカー部のうち一方の軸線を
算出し、他方は1点のみ算出することによって、搬送
軸、左右軸および上下軸のそれぞれに対する車体の傾き
を算出することができる。
算出し、他方は1点のみ算出することによって、搬送
軸、左右軸および上下軸のそれぞれに対する車体の傾き
を算出することができる。
【0015】また、前述の隙間部をほぼ車体の上下方向
に延びるフロントフェンダとフロントドアの隙間部とす
ることにより、安定した位置検出ができる。
に延びるフロントフェンダとフロントドアの隙間部とす
ることにより、安定した位置検出ができる。
【0016】以上の車体載置姿勢計測装置により、計測
された載置姿勢に基づき車体の隙間および段差の測定部
位の位置を正確に特定し、この部分に距離センサを正確
に位置させることができる。
された載置姿勢に基づき車体の隙間および段差の測定部
位の位置を正確に特定し、この部分に距離センサを正確
に位置させることができる。
【0017】さらに、距離センサによる計測結果の処理
において、削除すべき計測データを抽出することがで
き、正確な計測が可能となる。
において、削除すべき計測データを抽出することがで
き、正確な計測が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明にかかる好適な実施例を図面に
したがって説明する。
したがって説明する。
【0019】図1には車両の組み立てラインの、特に車
体外板の隙間や段差を測定し、この測定値が所定の許容
精度となっているかを検査する工程の全体図が示されて
いる。車体1はコンベア2により、図中矢印Yの方向に
搬送されている。この検査工程は、ふたつの工程に分か
れており、上流にコンベア上に載置された車両の姿勢を
測定する姿勢測定工程3と、下流に実際に車両外板の所
定部位の隙間および段差を測定する隙間段差測定工程4
が配置されている。
体外板の隙間や段差を測定し、この測定値が所定の許容
精度となっているかを検査する工程の全体図が示されて
いる。車体1はコンベア2により、図中矢印Yの方向に
搬送されている。この検査工程は、ふたつの工程に分か
れており、上流にコンベア上に載置された車両の姿勢を
測定する姿勢測定工程3と、下流に実際に車両外板の所
定部位の隙間および段差を測定する隙間段差測定工程4
が配置されている。
【0020】車体1がコンベア上に載置される場合、大
まかな位置合わせは行われるが、工業用ロボットにより
部品を組み付ける場合などの組み付け位置の割り出しな
どに必要な精度の位置合わせは行われていない。すなわ
ち、搬送方向の軸(搬送軸)とこれに直交し、かつ互い
に直交する左右軸・上下軸の3つの軸による座標系にお
いて、車体の搬送軸に関する位置および、各軸に対する
車体の軸線の傾きは車体ごとに異なる。検査工程におい
ても、この車体載置位置と載置の傾き、すなわち車体の
載置姿勢によって、その検査すべき位置が異なり、この
測定位置に正確にセンサを移動させて測定することが必
要となる。このために、本実施例においては測定を行う
前に測定対象となる車両の載置姿勢を測定し、この測定
された姿勢に基づき隙間および段差の測定する。
まかな位置合わせは行われるが、工業用ロボットにより
部品を組み付ける場合などの組み付け位置の割り出しな
どに必要な精度の位置合わせは行われていない。すなわ
ち、搬送方向の軸(搬送軸)とこれに直交し、かつ互い
に直交する左右軸・上下軸の3つの軸による座標系にお
いて、車体の搬送軸に関する位置および、各軸に対する
車体の軸線の傾きは車体ごとに異なる。検査工程におい
ても、この車体載置位置と載置の傾き、すなわち車体の
載置姿勢によって、その検査すべき位置が異なり、この
測定位置に正確にセンサを移動させて測定することが必
要となる。このために、本実施例においては測定を行う
前に測定対象となる車両の載置姿勢を測定し、この測定
された姿勢に基づき隙間および段差の測定する。
【0021】前記の姿勢測定工程3では、ロッカー部検
出ヘッド5a,5bにより車体底面の前後ホイールハウ
スの間に渡って設けられた凸条形状のロッカー部を検出
し、ロッカー部の軸線の方向に基づき搬送軸などの各軸
に対する車体の載置姿勢の傾きを算出する。また、搬送
軸方向の位置決めは、車体の所定の段差部を検出する見
切りセンサ6が設けられている。これらのセンサにより
車体1の載置姿勢が算出される。
出ヘッド5a,5bにより車体底面の前後ホイールハウ
スの間に渡って設けられた凸条形状のロッカー部を検出
し、ロッカー部の軸線の方向に基づき搬送軸などの各軸
に対する車体の載置姿勢の傾きを算出する。また、搬送
軸方向の位置決めは、車体の所定の段差部を検出する見
切りセンサ6が設けられている。これらのセンサにより
車体1の載置姿勢が算出される。
【0022】車体1の積載位置および姿勢が決まれば、
その車体1の車種・仕様ごとに定められている隙間・段
差の計測部分の位置が精度よく特定でき、その計測位置
にロボットハンド7a,7bによって隙間段差センサヘ
ッド8a,8b移動させ、測定を行う。車体外板は通常
プレス成形された複数の金属板により構成されており、
この金属板とどうしの隙間が大きかったり、段差があっ
たりすると、製品の外観上の品質を著しく落とす。よっ
て、この部分を検査し所定の精度内で作成されているか
を確認することが重要となる。このような隙間段差は、
車両外板の場合はフロントフェンダとボンネットフード
の間、フロントフェンダとフロントドアの間などが対象
となり、さらにこれらの対象外板の突き合わせ部分の複
数の箇所が測定対象となる。したがって、測定位置は多
数存在し、一か所あたりの測定所要時間の減少する要請
があり、この面からも測定位置を正確に特定して、計測
時間を短縮することが求められている。
その車体1の車種・仕様ごとに定められている隙間・段
差の計測部分の位置が精度よく特定でき、その計測位置
にロボットハンド7a,7bによって隙間段差センサヘ
ッド8a,8b移動させ、測定を行う。車体外板は通常
プレス成形された複数の金属板により構成されており、
この金属板とどうしの隙間が大きかったり、段差があっ
たりすると、製品の外観上の品質を著しく落とす。よっ
て、この部分を検査し所定の精度内で作成されているか
を確認することが重要となる。このような隙間段差は、
車両外板の場合はフロントフェンダとボンネットフード
の間、フロントフェンダとフロントドアの間などが対象
となり、さらにこれらの対象外板の突き合わせ部分の複
数の箇所が測定対象となる。したがって、測定位置は多
数存在し、一か所あたりの測定所要時間の減少する要請
があり、この面からも測定位置を正確に特定して、計測
時間を短縮することが求められている。
【0023】まず、姿勢測定工程3について図2ないし
図10に従って説明する。本実施例においては、車体の
姿勢を計測するために車体底部の外板と車体側面の外板
の境目部分に設けられたロッカー部10(図2参照)の
検出を行っている。ロッカー部10は車両底部のフロン
トホイールハウスとリアホイールハウスの間に1直線上
に延びる凸条であり、このロッカー部10の軸線を車体
の軸線として用い、このロッカー部軸線の方向によって
車体の搬送軸等に対する傾きを算出することができる。
図10に従って説明する。本実施例においては、車体の
姿勢を計測するために車体底部の外板と車体側面の外板
の境目部分に設けられたロッカー部10(図2参照)の
検出を行っている。ロッカー部10は車両底部のフロン
トホイールハウスとリアホイールハウスの間に1直線上
に延びる凸条であり、このロッカー部10の軸線を車体
の軸線として用い、このロッカー部軸線の方向によって
車体の搬送軸等に対する傾きを算出することができる。
【0024】このロッカー部10の軸線10aの検出を
行うのがロッカー部検出ヘッド5a,5bである。本実
施例においてはロッカー部軸線10aはロッカー部の下
端が形成する直線を用いている。
行うのがロッカー部検出ヘッド5a,5bである。本実
施例においてはロッカー部軸線10aはロッカー部の下
端が形成する直線を用いている。
【0025】図2には、搬送方向Yに対して左側に配置
されたロッカー部検出ヘッド5aのみが示されている
が、右側のロッカー部検出ヘッド5bもこれと同様の構
成を有するものであり、その説明は省略する。また、図
中のxyz座標系は、コンベア上に固定され、前述の搬
送軸、左右軸および上下軸よりなる座標系と同一の座標
系であり、搬送軸がy軸、左右軸がx軸、上下軸がz軸
に対応する。以後の説明はこの座標系に基づき行う。ま
た、コンベア上に固定された座標系であるために、コン
ベアの移動とともに移動する。
されたロッカー部検出ヘッド5aのみが示されている
が、右側のロッカー部検出ヘッド5bもこれと同様の構
成を有するものであり、その説明は省略する。また、図
中のxyz座標系は、コンベア上に固定され、前述の搬
送軸、左右軸および上下軸よりなる座標系と同一の座標
系であり、搬送軸がy軸、左右軸がx軸、上下軸がz軸
に対応する。以後の説明はこの座標系に基づき行う。ま
た、コンベア上に固定された座標系であるために、コン
ベアの移動とともに移動する。
【0026】ロッカー部検出ヘッド5aには、図に示す
とおり、スリット光12を発生するレーザ光源14と、
このスリット光12がロッカー部に投射された像18を
検出するCCD(電荷結合素子)カメラ16が備えられ
ている。このレーザ光源14の照射するスリット光12
の照射方向は所定の方向に固定されており、特に本実施
例の場合はx軸方向に固定されている。また、レーザ光
源14とCCDカメラ16の配置についてもy軸方向に
平行に位置し、その間隔が所定の値に定められている。
とおり、スリット光12を発生するレーザ光源14と、
このスリット光12がロッカー部に投射された像18を
検出するCCD(電荷結合素子)カメラ16が備えられ
ている。このレーザ光源14の照射するスリット光12
の照射方向は所定の方向に固定されており、特に本実施
例の場合はx軸方向に固定されている。また、レーザ光
源14とCCDカメラ16の配置についてもy軸方向に
平行に位置し、その間隔が所定の値に定められている。
【0027】図3にはCCDカメラ16の撮影画像の一
例が示されている。スリット光12のロッカー部10の
投影像18が撮影され、これが撮影画像上に図のように
現れる。この像18はロッカー部10とレーザ光源14
の距離(x軸方向の距離)が大きいほど(x軸方向の距
離)画面上で右に移動し、たとえば点線で示した像18
´のような位置となる。逆にロッカー部10とレーザ光
源14の距離が短ければ像18は左側にずれる。また、
ロッカー部10のz軸方向の位置は画像上でも上下方向
の移動となって現れる。これを利用すれば、CCD画像
上での像18の位置によりスリット光12が照射された
ロッカー部10とレーザ光源14の距離およびロッカー
部10の上下位置を測定することができる。そして、こ
の像18の下端点A1 をロッカー部10の位置を表す点
としてこの座標を記憶部20に記憶する。さらに、コン
ベア2が所定距離移動した時に同様にロッカー部10の
下端点の座標を測定し、下端点A2 として記憶部20に
記憶する。この測定にあたっては、コンベアの移動量を
検出することにより、y座標も検出される。軸線算出部
21はこれらのロッカー部下端点の座標を基にロッカー
部10の軸線10aをxyz座標上において算出し、特
定する。
例が示されている。スリット光12のロッカー部10の
投影像18が撮影され、これが撮影画像上に図のように
現れる。この像18はロッカー部10とレーザ光源14
の距離(x軸方向の距離)が大きいほど(x軸方向の距
離)画面上で右に移動し、たとえば点線で示した像18
´のような位置となる。逆にロッカー部10とレーザ光
源14の距離が短ければ像18は左側にずれる。また、
ロッカー部10のz軸方向の位置は画像上でも上下方向
の移動となって現れる。これを利用すれば、CCD画像
上での像18の位置によりスリット光12が照射された
ロッカー部10とレーザ光源14の距離およびロッカー
部10の上下位置を測定することができる。そして、こ
の像18の下端点A1 をロッカー部10の位置を表す点
としてこの座標を記憶部20に記憶する。さらに、コン
ベア2が所定距離移動した時に同様にロッカー部10の
下端点の座標を測定し、下端点A2 として記憶部20に
記憶する。この測定にあたっては、コンベアの移動量を
検出することにより、y座標も検出される。軸線算出部
21はこれらのロッカー部下端点の座標を基にロッカー
部10の軸線10aをxyz座標上において算出し、特
定する。
【0028】したがって、ロッカー部軸線10aがx,
y,z軸の各々に対してどの程度傾いているかを算出す
ることが可能となる。もちろん、2点が定まれば3次元
空間内の直線の方程式が決定できるので、ロッカー部下
端点の測定は最小2個でよいが、本実施例においては、
各測定点の座標は計測上の誤差、ロッカー部10の製作
上の誤差を含むことを考慮し、3個以上の点において測
定を行い、これらの測定点データの1次近似を求めるこ
とによりロッカー部軸線10aの算出をしている。
y,z軸の各々に対してどの程度傾いているかを算出す
ることが可能となる。もちろん、2点が定まれば3次元
空間内の直線の方程式が決定できるので、ロッカー部下
端点の測定は最小2個でよいが、本実施例においては、
各測定点の座標は計測上の誤差、ロッカー部10の製作
上の誤差を含むことを考慮し、3個以上の点において測
定を行い、これらの測定点データの1次近似を求めるこ
とによりロッカー部軸線10aの算出をしている。
【0029】また、右側の検出ヘッドにおいては、少な
くとも1点のロッカー部の下端点Bの測定が行われ、こ
の測定と、左側のロッカー部軸線10aとにより、xy
z座標上の車両底面の平面が特定される。この平面が決
定することにより車両がx,y,z軸の各座標軸に対し
てどの程度傾いて載置されているかを算出することが可
能となる。
くとも1点のロッカー部の下端点Bの測定が行われ、こ
の測定と、左側のロッカー部軸線10aとにより、xy
z座標上の車両底面の平面が特定される。この平面が決
定することにより車両がx,y,z軸の各座標軸に対し
てどの程度傾いて載置されているかを算出することが可
能となる。
【0030】以上のように、車体の傾きを検出すること
はできるが、搬送方向の座標、すなわちy座標がまだ特
定されていない。すなわち、レーザ光源14により照射
した位置はロッカー部10の任意の位置であり、測定さ
れたロッカー部下端点A1 ,A2 ,…、An は軸線10
a上にはあるが車体1のどの位置であるかは特定されて
おらず、したがって、車体の載置位置がy軸方向のどの
位置であるかを特定することができない。車体の各点の
座標を特定するためには、車体上の特定点の座標を求め
る必要がある。
はできるが、搬送方向の座標、すなわちy座標がまだ特
定されていない。すなわち、レーザ光源14により照射
した位置はロッカー部10の任意の位置であり、測定さ
れたロッカー部下端点A1 ,A2 ,…、An は軸線10
a上にはあるが車体1のどの位置であるかは特定されて
おらず、したがって、車体の載置位置がy軸方向のどの
位置であるかを特定することができない。車体の各点の
座標を特定するためには、車体上の特定点の座標を求め
る必要がある。
【0031】この車体上の特定点の座標を検出するため
のセンサが見切りセンサ6である。見切りセンサ6は車
体外板の一点を照射するレーザ光源とこの反射波を検出
する受光部を有している。この構成はロッカー部検出ヘ
ッド5と同様であり、レーザ光が照射された位置までの
距離を算出することができる。本実施例においては、レ
ーザ光はまずフロントフェンダに照射され、その後車体
1が搬送されるに伴ってフロントフェンダとフロントド
アの隙間に照射される。この隙間に照射されたときに計
測される距離が急激に大きくなり、この部分の座標を特
定することができる。
のセンサが見切りセンサ6である。見切りセンサ6は車
体外板の一点を照射するレーザ光源とこの反射波を検出
する受光部を有している。この構成はロッカー部検出ヘ
ッド5と同様であり、レーザ光が照射された位置までの
距離を算出することができる。本実施例においては、レ
ーザ光はまずフロントフェンダに照射され、その後車体
1が搬送されるに伴ってフロントフェンダとフロントド
アの隙間に照射される。この隙間に照射されたときに計
測される距離が急激に大きくなり、この部分の座標を特
定することができる。
【0032】たとえば、図5(a)に示すような距離の
計測が行われたとき、計測距離が所定のしきい値sに達
したときに、レーザ光照射位置がフロントフェンダの端
点に達したことを検出することができる。センサの出力
信号としては、図5(b)に示されるようにしきい値s
に達した時刻t0 を境にしてオン/オフする構成とすれ
ば、この見切り点C(フロントフェンダ端点)の検出が
行える。
計測が行われたとき、計測距離が所定のしきい値sに達
したときに、レーザ光照射位置がフロントフェンダの端
点に達したことを検出することができる。センサの出力
信号としては、図5(b)に示されるようにしきい値s
に達した時刻t0 を境にしてオン/オフする構成とすれ
ば、この見切り点C(フロントフェンダ端点)の検出が
行える。
【0033】しかし、以上のような見切り点Cの検出
は、車体1のコンベア上の載置位置によって、誤差を含
む場合がある。すなわち、図6に示すように、車両の載
置された位置が見切りセンサ6から遠い位置であった場
合、近い位置載置された場合よりも時間Δtだけ早く見
切り点Cの検出が行われてしまうという問題がある。さ
らには、図7に示すように最初からしきい値以上の距離
が計測されてしまい見切り点Cを検出できない場合もあ
る。
は、車体1のコンベア上の載置位置によって、誤差を含
む場合がある。すなわち、図6に示すように、車両の載
置された位置が見切りセンサ6から遠い位置であった場
合、近い位置載置された場合よりも時間Δtだけ早く見
切り点Cの検出が行われてしまうという問題がある。さ
らには、図7に示すように最初からしきい値以上の距離
が計測されてしまい見切り点Cを検出できない場合もあ
る。
【0034】本実施例の見切りセンサの場合、初期に検
出された距離を全て初期値pに設定して、車両載置位置
による誤差を排除している。すなわち、図8に示すよう
に車両載置位置が遠い場合は、計測された距離を初期値
pまでシフトさせ、見切り点Cの検出を行う。また載置
位置が近い場合も図9に示すように、初期値pにシフト
させ、その後見切り点Cの検出を行う。
出された距離を全て初期値pに設定して、車両載置位置
による誤差を排除している。すなわち、図8に示すよう
に車両載置位置が遠い場合は、計測された距離を初期値
pまでシフトさせ、見切り点Cの検出を行う。また載置
位置が近い場合も図9に示すように、初期値pにシフト
させ、その後見切り点Cの検出を行う。
【0035】この見切り点Cが検出されれば、車体の原
点Oが算出できる。図10には、車体原点Oの算出方法
を説明する図である。また、本図はxy平面内について
のみ示されているが、他の平面内でも同様の算出が可能
である。
点Oが算出できる。図10には、車体原点Oの算出方法
を説明する図である。また、本図はxy平面内について
のみ示されているが、他の平面内でも同様の算出が可能
である。
【0036】左ロッカー部の測定された下端点A1 ,A
2 ,…,An によって、ロッカー部軸線10aは算出さ
れ、右ロッカー部下端点Bも測定されているので、これ
らにより車体底面26が特定される。そして、xy平面
内のy軸方向のロッカー部軸線10aの傾きθが算出で
きる。前述のように、ロッカー部検出ヘッド5aにより
点A1 の座標が、また見切りセンサ6により点C座標は
算出されている。また見切り点Cと車両原点の相対位置
はその車種・仕様によって定まっており、図においては
車体の軸線方向(ロッカー部軸線10a方向と一致す
る)の距離cとこれに直交する方向の距離bとにより示
される。図中の距離eは、最初に検出されたロッカー部
下端点A1 と車両原点Oとの距離であり、次式によりこ
れを算出することができる。
2 ,…,An によって、ロッカー部軸線10aは算出さ
れ、右ロッカー部下端点Bも測定されているので、これ
らにより車体底面26が特定される。そして、xy平面
内のy軸方向のロッカー部軸線10aの傾きθが算出で
きる。前述のように、ロッカー部検出ヘッド5aにより
点A1 の座標が、また見切りセンサ6により点C座標は
算出されている。また見切り点Cと車両原点の相対位置
はその車種・仕様によって定まっており、図においては
車体の軸線方向(ロッカー部軸線10a方向と一致す
る)の距離cとこれに直交する方向の距離bとにより示
される。図中の距離eは、最初に検出されたロッカー部
下端点A1 と車両原点Oとの距離であり、次式によりこ
れを算出することができる。
【0037】
【数1】e=a/ cosθ−c−b*tanθ 以上により車体原点が算出され、また車体の載置姿勢が
算出されたので、車体上の各点を前述のコンベアに固定
された座標系(xyz座標)上の点として算出すること
ができる。
算出されたので、車体上の各点を前述のコンベアに固定
された座標系(xyz座標)上の点として算出すること
ができる。
【0038】なお、以上の説明において、車体軸方向を
ロッカー部の下端が形成する直線として説明したが、ロ
ッカー部下端が直線形状でない場合などはロッカー部の
凹部10bを検出するよう構成されてもまた好適であ
る。
ロッカー部の下端が形成する直線として説明したが、ロ
ッカー部下端が直線形状でない場合などはロッカー部の
凹部10bを検出するよう構成されてもまた好適であ
る。
【0039】次の隙間段差測定工程4において前述のよ
うに算出された車体姿勢に基づき隙間および段差を計測
すべき部位のxyz座標を特定して、ここに隙間段差セ
ンサヘッド8a,8bを位置させる。
うに算出された車体姿勢に基づき隙間および段差を計測
すべき部位のxyz座標を特定して、ここに隙間段差セ
ンサヘッド8a,8bを位置させる。
【0040】隙間段差測定装置はこのセンサヘッド8
a,8bから測定対象までの距離を測定するセンサによ
り構成されればどのようなものでもよいが、本実施例お
いては前述のロッカー部検出ヘッド5a,5bと同様の
原理により距離を測定するセンサを用いている。すなわ
ち、レーザ光源よりスリット光を測定対象部位に照射
し、測定対象部位に映ったスリット光の像をCCDカメ
ラなどの撮像手段により捕らえ、スリット光の撮影画像
上の位置より距離を求めるものである。
a,8bから測定対象までの距離を測定するセンサによ
り構成されればどのようなものでもよいが、本実施例お
いては前述のロッカー部検出ヘッド5a,5bと同様の
原理により距離を測定するセンサを用いている。すなわ
ち、レーザ光源よりスリット光を測定対象部位に照射
し、測定対象部位に映ったスリット光の像をCCDカメ
ラなどの撮像手段により捕らえ、スリット光の撮影画像
上の位置より距離を求めるものである。
【0041】図11は、測定対象部位と測定データの関
係を示す図である。車体外板の測定対象部位は前述のよ
うにフロントフェンダとフロントドア、フロントフェン
ダとボンネットフードなどの隙間がある。ここでは、フ
ロントフェンダとフロントドアの隙間の計測について説
明する。図11(a)においてフロントフェンダ外板3
0とフロントドア外板32は、所定の隙間βをもって組
み立てられている。この隙間は、フロントドアの開閉に
伴って、各々の外板30,32が干渉しないように設定
されている。また、二つの外板30,32の法線方向の
ずれが段差αである。また車体の場合は、外板の奥にフ
レームなどの他の部材があることが多く、フロントドア
とフロントフェンダの隙間の奥にもフレームやドアヒン
ジなどの部材もしくは部品が配置されている。図11
(a)にはフレームの一部34が示されている。
係を示す図である。車体外板の測定対象部位は前述のよ
うにフロントフェンダとフロントドア、フロントフェン
ダとボンネットフードなどの隙間がある。ここでは、フ
ロントフェンダとフロントドアの隙間の計測について説
明する。図11(a)においてフロントフェンダ外板3
0とフロントドア外板32は、所定の隙間βをもって組
み立てられている。この隙間は、フロントドアの開閉に
伴って、各々の外板30,32が干渉しないように設定
されている。また、二つの外板30,32の法線方向の
ずれが段差αである。また車体の場合は、外板の奥にフ
レームなどの他の部材があることが多く、フロントドア
とフロントフェンダの隙間の奥にもフレームやドアヒン
ジなどの部材もしくは部品が配置されている。図11
(a)にはフレームの一部34が示されている。
【0042】以上のような部位を隙間段差センサヘッド
5a,5bによって測定すると図11(b)に示すよう
な素データx´(i) が得られる。そして、この素データ
をデータ処理部にてその前後の所定個数の移動平均を採
ることにより平滑化された形状データを得ている。すな
わち、前後k個の素データにより平滑化されたi番目の
データx(i) は次式により求められる。
5a,5bによって測定すると図11(b)に示すよう
な素データx´(i) が得られる。そして、この素データ
をデータ処理部にてその前後の所定個数の移動平均を採
ることにより平滑化された形状データを得ている。すな
わち、前後k個の素データにより平滑化されたi番目の
データx(i) は次式により求められる。
【0043】
【数2】x(i) ={x´(i-k) +x´(i-k+1) +…+x
´(i+k) }/(2k+1) このように平滑化を行うことによって、計測誤差などの
影響を少なくすることができる。
´(i+k) }/(2k+1) このように平滑化を行うことによって、計測誤差などの
影響を少なくすることができる。
【0044】しかしながら、このような平滑化を行う
と、車体外板30または32の端部のデータが実際の測
定結果と大きく異なる場合が生じる。図12にて説明す
れば、外板30の端部近傍の計測点、例えば点x(a-1)
は上記の式により前後の所定個数の点の相加平均として
得られるが、外板とは関係のないフレーム34(図11
参照)のデータx´(a) ,x´(a+1) などの影響を受
け、δだけずれて算出される。したがって、外板端部の
形状が正確に算出できない場合がある。また、図13に
示すデータx´(c) のようにノイズが生じたことにより
1点のみが周囲の点に対して著しく異なる場合にも、周
囲の点にの平滑化に影響を及ぼす。また、図14のよう
に、1点のみのノイズではなく、データx´(d) からx
´(d+k) までに複数のデータが周囲の点と異なる場合に
も平滑化に影響がでる。このようなノイズが生じるとき
は外板にごみなどが付着している場合などが考えられ
る。
と、車体外板30または32の端部のデータが実際の測
定結果と大きく異なる場合が生じる。図12にて説明す
れば、外板30の端部近傍の計測点、例えば点x(a-1)
は上記の式により前後の所定個数の点の相加平均として
得られるが、外板とは関係のないフレーム34(図11
参照)のデータx´(a) ,x´(a+1) などの影響を受
け、δだけずれて算出される。したがって、外板端部の
形状が正確に算出できない場合がある。また、図13に
示すデータx´(c) のようにノイズが生じたことにより
1点のみが周囲の点に対して著しく異なる場合にも、周
囲の点にの平滑化に影響を及ぼす。また、図14のよう
に、1点のみのノイズではなく、データx´(d) からx
´(d+k) までに複数のデータが周囲の点と異なる場合に
も平滑化に影響がでる。このようなノイズが生じるとき
は外板にごみなどが付着している場合などが考えられ
る。
【0045】以上のような、不必要なデータを除外して
データ処理を行うために、本実施例においてはデータ処
理部に図15に示すノイズ処理部を設けている。センサ
ヘッド40により測定されたヘッドから車両外板までの
距離が順次形状データ取り込み部42に格納される。こ
のデータはさらにデータ処理部44内の不要データ判定
部46に送出される。不要データ判定部46では、まず
立上がり・立ち下がり検知部48が、ある計測データの
値x´(i) の前回の値x´(i-1) に対する変化量Δx´
(i) の絶対値が所定値を越えないかを常に監視してい
る。変化量Δx´(i) が所定値を越えた場合に立上がり
または立ち下がりの判定が行われる。
データ処理を行うために、本実施例においてはデータ処
理部に図15に示すノイズ処理部を設けている。センサ
ヘッド40により測定されたヘッドから車両外板までの
距離が順次形状データ取り込み部42に格納される。こ
のデータはさらにデータ処理部44内の不要データ判定
部46に送出される。不要データ判定部46では、まず
立上がり・立ち下がり検知部48が、ある計測データの
値x´(i) の前回の値x´(i-1) に対する変化量Δx´
(i) の絶対値が所定値を越えないかを常に監視してい
る。変化量Δx´(i) が所定値を越えた場合に立上がり
または立ち下がりの判定が行われる。
【0046】図12に示したように、先に立ち下がり
(データx´(a) )が検出された場合には、ノイズ判定
部50はこの立ち下がりが生じたデータx´(a) がノイ
ズであるかの判定を保留し、立上がりが検出されるのを
待つ。立上がりx´(b) が検出されれば、図11に示す
外板の隙間が検出された判断する。そして、データx´
(a) から、データx´(b) の一つ手前のデータx´(b-
1) までは、外板とは関係のないフレームなどのデータ
であるから、不要データ除去部52はこの部分のデータ
を不要データとして除去する。また、立ち下がりが検出
された後、立上がりが検出されない場合は、ノイズ判定
部50は、測定に何らかのミスがあったと判定し、これ
を操作者に報知する。
(データx´(a) )が検出された場合には、ノイズ判定
部50はこの立ち下がりが生じたデータx´(a) がノイ
ズであるかの判定を保留し、立上がりが検出されるのを
待つ。立上がりx´(b) が検出されれば、図11に示す
外板の隙間が検出された判断する。そして、データx´
(a) から、データx´(b) の一つ手前のデータx´(b-
1) までは、外板とは関係のないフレームなどのデータ
であるから、不要データ除去部52はこの部分のデータ
を不要データとして除去する。また、立ち下がりが検出
された後、立上がりが検出されない場合は、ノイズ判定
部50は、測定に何らかのミスがあったと判定し、これ
を操作者に報知する。
【0047】また、図13および図14のように、まず
立上がりが検出された場合、ノイズ判定部は立上がり検
出以後の各データの変化量Δx´の累積を算出する。そ
して、この累積値が0となる点を探す。そして、この累
積値が0となる一つ前のデータまでがノイズ判定部50
によりノイズと判定される。たとえば図13において
は、データx´(c) にて立上がりが検出された後、すぐ
にデータx´(c+1) で基の値に復帰するので、変化量の
累積値は0となる。したがって、この場合はデータx´
(c) のみがノイズと判定され、不要データ除去部52で
除去される。また図14のような場合は、立上がり(x
´(d)) が検出されて、その後データx´(d+k) で変化
量の累積値が0になる。そして、データx´(d)からx
´(d+k) までのk個のデータがノイズと判定され、不要
データとして除去される。
立上がりが検出された場合、ノイズ判定部は立上がり検
出以後の各データの変化量Δx´の累積を算出する。そ
して、この累積値が0となる点を探す。そして、この累
積値が0となる一つ前のデータまでがノイズ判定部50
によりノイズと判定される。たとえば図13において
は、データx´(c) にて立上がりが検出された後、すぐ
にデータx´(c+1) で基の値に復帰するので、変化量の
累積値は0となる。したがって、この場合はデータx´
(c) のみがノイズと判定され、不要データ除去部52で
除去される。また図14のような場合は、立上がり(x
´(d)) が検出されて、その後データx´(d+k) で変化
量の累積値が0になる。そして、データx´(d)からx
´(d+k) までのk個のデータがノイズと判定され、不要
データとして除去される。
【0048】以上のように、ノイズなどの不要データを
除去した後、フィルタ回路54により平滑化処理が行わ
れる。そして、この平滑化されたデータにより、隙間段
差算出部56は、外板形状を求め、段差α、隙間βの算
出を行う。
除去した後、フィルタ回路54により平滑化処理が行わ
れる。そして、この平滑化されたデータにより、隙間段
差算出部56は、外板形状を求め、段差α、隙間βの算
出を行う。
【0049】以上のように、本実施例は、素データの平
滑化前に明らかにノイズと判定されるもの、また明らか
に外板ではない部分のデータと判定されるものについ
て、これらを除去し外板部分の検出データのみでデータ
の平滑化を行う。したがって、検出される外板の形状が
ノイズなどの影響受けることを防止することができる。
滑化前に明らかにノイズと判定されるもの、また明らか
に外板ではない部分のデータと判定されるものについ
て、これらを除去し外板部分の検出データのみでデータ
の平滑化を行う。したがって、検出される外板の形状が
ノイズなどの影響受けることを防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上、本発明によれば、車体のロッカー
部の軸線の方向を検出し、また車体外板の所定の隙間部
を検出することによって、コンベア上に載置された車体
の載置姿勢を算出することができる。
部の軸線の方向を検出し、また車体外板の所定の隙間部
を検出することによって、コンベア上に載置された車体
の載置姿勢を算出することができる。
【0051】さらに、車体の左右のロッカー部を検出
し、一方のロッカー部についてはロッカー部上の複数の
点を検出することにより、ロッカー部軸線を算出し、他
方のロッカー部については1点のみ検出する。そして、
一方のロッカー部の軸線と他方のロッカー部の1点とか
ら車体底面を特定し、3次元座標の各々に対する傾きと
して車体の載置姿勢を算出することができる。
し、一方のロッカー部についてはロッカー部上の複数の
点を検出することにより、ロッカー部軸線を算出し、他
方のロッカー部については1点のみ検出する。そして、
一方のロッカー部の軸線と他方のロッカー部の1点とか
ら車体底面を特定し、3次元座標の各々に対する傾きと
して車体の載置姿勢を算出することができる。
【0052】さらに、前記の隙間部を、搬送方向に対し
てほぼ直交する方向に延びるフロントフェンダとフロン
トドアの隙間としたことにより、車体の載置姿勢に影響
を受けず搬送方向の位置を検知することができる。
てほぼ直交する方向に延びるフロントフェンダとフロン
トドアの隙間としたことにより、車体の載置姿勢に影響
を受けず搬送方向の位置を検知することができる。
【0053】上記の発明により求められた車体載置姿勢
に基づき車種・仕様ごとに定められた隙間および段差の
測定位置を算出して、この位置に距離センサを移動させ
ることができる。これによって、効率的にセンサの移動
を行うことができる。
に基づき車種・仕様ごとに定められた隙間および段差の
測定位置を算出して、この位置に距離センサを移動させ
ることができる。これによって、効率的にセンサの移動
を行うことができる。
【0054】さらに、各測定位置の複数の測定データの
うち、外板形状に関係のないデータ、たとえばノイズや
ごみにより影響を受けたデータ、外板以外のフレームな
どを検出したデータなどを判定し、これらを除去して以
後のデータ処理を行う。これによって、外板の形状をよ
り精度よく求めることができる。
うち、外板形状に関係のないデータ、たとえばノイズや
ごみにより影響を受けたデータ、外板以外のフレームな
どを検出したデータなどを判定し、これらを除去して以
後のデータ処理を行う。これによって、外板の形状をよ
り精度よく求めることができる。
【図1】本発明にかかる好適な実施例の装置の全体図を
示す図である。
示す図である。
【図2】本実施例の装置のロッカー部を検出する装置の
概観を示す図である。
概観を示す図である。
【図3】本実施例のロッカー部検出ヘッドのCCDカメ
ラの撮影像の一例を示す図である。
ラの撮影像の一例を示す図である。
【図4】本実施例の装置の段差を確認する見切りヘッド
の概観を示す図である。
の概観を示す図である。
【図5】本実施例の装置に見切り判定を説明するための
図である。
図である。
【図6】本実施例の装置に見切り判定を説明するための
図であり、特に車体の載置位置が距離センサからの遠近
によって、見切り検出位置が変化する様子を示した図で
ある。
図であり、特に車体の載置位置が距離センサからの遠近
によって、見切り検出位置が変化する様子を示した図で
ある。
【図7】本実施例の装置に見切り判定を説明するための
図であり、特に車体の載置位置が遠くであり、見切り検
出ができない場合を示す図である。
図であり、特に車体の載置位置が遠くであり、見切り検
出ができない場合を示す図である。
【図8】本実施例の装置に見切り判定を説明するための
図であり、特に検出された距離を補正して、見切り判断
を行う場合を説明する図である。
図であり、特に検出された距離を補正して、見切り判断
を行う場合を説明する図である。
【図9】本実施例の装置に見切り判定を説明するための
図であり、特に検出された距離を補正して、見切り判断
を行う場合を説明する図である。
図であり、特に検出された距離を補正して、見切り判断
を行う場合を説明する図である。
【図10】本実施例の装置において、車体原点の算出方
法を説明する方法である。
法を説明する方法である。
【図11】本実施例の装置において、隙間段差測定部の
外板の形状と、その検出結果の素データを示す図であ
る。
外板の形状と、その検出結果の素データを示す図であ
る。
【図12】本実施例の装置において、外板以外の構造物
が検出された場合の影響を説明する図である。
が検出された場合の影響を説明する図である。
【図13】本実施例の装置において、ノイズを検出した
場合の素データの一例を示す図である。
場合の素データの一例を示す図である。
【図14】本実施例の装置において、ノイズを検出した
場合の素データの一例を示す図である。
場合の素データの一例を示す図である。
【図15】本実施例の装置の構成の一部、特に不要デー
タ判定部の構成を示すブロック頭である。
タ判定部の構成を示すブロック頭である。
1 車体 2 コンベア 3 姿勢測定工程 4 隙間段差測定工程 5a,5b ロッカー部検出ヘッド 6 見切りセンサ 8a,8b 隙間段差センサヘッド 10 ロッカー部 10a ロッカー部軸線 12 スリット光 14 レーザ光源 16 CCDカメラ 18 投影像
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G01B 21/22 B23P 19/00 - 21/00 B62D 65/00 - 65/18
Claims (6)
- 【請求項1】 搬送コンベアに載置された車体の載置姿
勢を計測する車体載置姿勢計測装置において、 車体底部のロッカー部の軸線の方向を検出するロッカー
部軸線検出手段と、 搬送軸およびこれと直交する左右軸と上下軸のうち少な
くともいずれかひとつの軸に対する前記検出されたロッ
カー部軸線の傾きを算出する傾きを算出する傾き算出手
段と、 車体外板の所定の隙間部の位置を検出する隙間部検出手
段と、 前記検出された隙間部の位置よりコンベア上の車体載置
位置を算出する載置位置算出手段と、を有し、前記算出
された傾きと載置位置から車体の載置姿勢を算出するこ
とを特徴とする車体載置姿勢計測装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車体載置姿勢計測装置に
おいて、前記ロッカー部検出手段は、左ロッカー部を検
出する左ヘッドと右ロッカー部を検出する右ヘッドとを
有し、これら左右のヘッドのうち一方はロッカー部の複
数箇所の位置を測定し、他方は1箇所のみ位置を測定す
ることを特徴とする車体載置姿勢計測装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の車体載置姿勢計測装置に
おいて、前記隙間部はフロントフェンダとフロントドア
の間の隙間部分であることを特徴とする車体載置姿勢計
測装置。 - 【請求項4】 車体外板の所定の計測線に沿った複数の
測定点において、距離センサによりこのセンサから車体
外板までの距離測定を行い、隙間および段差を測定する
車体隙間段差測定装置において、 前記請求項1ないし3のいずれかに記載の車体載置姿勢
計測装置により計測された車体載置姿勢に基づき隙間お
よび段差測定を行う計測線を算出する計測線算出手段
と、 前記算出された計測線に沿って前記距離センサを移動さ
せるセンサ移動手段と、を有することを特徴とする車体
隙間段差測定装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の車体隙間段差測定装置に
おいて、前記距離センサによる測定データを処理する処
理部を有し、当該処理部において前回測定点からの変化
量が所定値以上変化した2つの測定点を抽出し、1番目
に変化した測定点から2番目の変化した測定点の一つ手
前の測定点までの測定値を除外してデータ処理を行うこ
とを特徴とする車体隙間段差測定装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の車体隙間段差測定装置に
おいて、前記距離センサによる測定データを処理する処
理部を有し、当該処理部において前回測定点からの変化
量が所定値以上変化した測定点から変化量を累積し、こ
の累積が0となる測定点までの各測定点の測定値を除外
してデータ処理を行うことを特徴とする車体隙間段差測
定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03994794A JP3312468B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 車体載置姿勢計測装置およびこれを用いた車体隙間段差測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03994794A JP3312468B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 車体載置姿勢計測装置およびこれを用いた車体隙間段差測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07248215A JPH07248215A (ja) | 1995-09-26 |
| JP3312468B2 true JP3312468B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=12567160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03994794A Expired - Fee Related JP3312468B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 車体載置姿勢計測装置およびこれを用いた車体隙間段差測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3312468B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9849580B2 (en) | 2013-07-11 | 2017-12-26 | Hyundai Motor Company | Door separation device that is used for multi kinds of vehicles |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100376706B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2003-03-17 | 현대자동차주식회사 | 차량용 도어 장착 검사용 툴 장치 |
| KR100461385B1 (ko) * | 2002-06-28 | 2004-12-13 | 현대자동차주식회사 | 구멍 위치 측정장치 |
| JP4558377B2 (ja) * | 2004-05-19 | 2010-10-06 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ウインドガラスの搬送方法とその装置 |
| JP4974489B2 (ja) * | 2005-07-27 | 2012-07-11 | トヨタ自動車株式会社 | 組付け精度計測システム |
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-
1994
- 1994-03-10 JP JP03994794A patent/JP3312468B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9849580B2 (en) | 2013-07-11 | 2017-12-26 | Hyundai Motor Company | Door separation device that is used for multi kinds of vehicles |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07248215A (ja) | 1995-09-26 |
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