JP3314566B2 - 地熱発電プラント用のジェット式復水器およびその運転方法 - Google Patents
地熱発電プラント用のジェット式復水器およびその運転方法Info
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Description
水タービンと組合わせて使用するジェット式復水器に関
する。
て、蒸気井から採取した蒸気で復水タービンを駆動した
後、タービンからの排蒸気を復水器に導いて十分低圧ま
で膨張させるようにした復水タービン方式が周知であ
る。また、地熱発電プラントでは復水を回収する必要が
ないので、直接接触式復水器としてジェット式復水器が
多く採用されている。
電プラントを示すものであり、1は蒸気井、2は復水タ
ービン、3は発電機、4はジェット式復水器、5は冷却
塔、6は循環水ポンプ、7はガス抽出器(蒸気エゼクタ
など)である。次に、前記ジェット式復水器4の従来構
造を図3(ジェット式復水器の横断面図)に示す。図に
おいて、8は復水器胴(シェル)であり、仕切壁9を介
して胴内の中央に復水部10,左右両側にガス冷却部1
1を画成するとともに、復水部10,ガス冷却部11の
双方にまたがって胴内には冷却水撒布用のスプレーノズ
ル付き散水管12が入口弁13を介して引込み配管され
ており、さらにガス冷却部11にはガス抽出弁14を介
してガス抽出器7が接続されている。ここで、前記散水
管12は次記のように構成して配管されている。すなわ
ち、胴内の底部側には入口弁13から二手に分岐した2
系列の散水母管12A,12Bが振り分けて配管されて
おり、かつ各散水母管12A,12Bから分岐して上方
に立ち上がる枝管12aの長手に沿ってその周面には多
数のスプレーノズル12bを備えている。
にはホットウェル(低置型復水器では復水器胴に連ねて
その底部側に設け、バロメトリック型復水器では復水器
胴から下方に延在したテールパイプの下側に設置されて
いる)を備えており、このホットウェルに図2に示した
循環水ポンプ6が接続されている。また、発電出力が3
0MWクラス以上の地熱発電プラントに採用する復水器
では、標準的に2台の循環水ポンプ6(1台のポンプで
前送水量の50%を分担する)を使って復水を循環送水
するようにしている。
り、復水タービンからの排蒸気は、復水器胴8の復水部
10で散水管12のスプレーノズル12bから周囲に向
けて噴霧される冷却水の微粒子との直接接触により飽和
温度以下に過冷却されて凝縮し、復水として胴内底部に
溜った後、ホットウェルから循環水ポンプ6により冷却
塔5に送水され、ここで常温まで冷却した上で再び散水
管12に戻って加圧供給される。また、蒸気井から採取
した天然蒸気に含まれている硫化ガス,CO2などの不
凝縮性ガス,冷却水に混入した空気,およびこれらガス
に随伴する蒸気はガス冷却部11で同じく冷却水の噴霧
により冷却してガスボリュームを低め、かつ随伴蒸気を
凝縮して分離した上でガス抽出弁14,ガス抽出器7を
経て系外に排気される。
来構造の復水器では、運転上で次記のような支障を来す
ことがある。すなわち、復水器で凝縮した排蒸気の復水
を2台の循環水ポンプで分担して送水している運転状態
で、片方のポンプが故障して片肺運転となった場合には
復水の送水能力が半減するために、散水管12のスプレ
ーノズル12bの噴射圧力が不足して冷却水の噴霧状態
が悪化し、このために復水器としての機能が極端に低下
して運転不能を来すようになる。
台の循環水ポンプを設備しておき、ポンプ故障の際に予
備のポンプを使用して運転を継続させるような対策をと
っているが、このように予備ポンプを備えることはイニ
シャルコストが高くなるために必ずしも得策ではない。
本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、その
目的は前記課題を解決し、2台のうちの1台の循環水ポ
ンプが故障した場合でも、それに見合った復水能力を維
持して支障なく運転継続できるようにしたジェット式復
水器,およびその運転方法を提供することにある。
に、本発明のジェット式復水器においては、復水部、ガ
ス冷却部の双方にまたがり2系列に振り分けて配管した
スプレーノズル付き散水管に対して、各系統ごとに冷却
水入口弁を設けるものとする。また、前記の構成に加え
て、復水器胴内に画成したガス冷却部を2区分に仕切
り、各区分ごとに、散水管を1系統ずつ収容するととも
に、ガス抽出弁を介してガス抽出器を接続するのが良
い。
ンプの一方が故障した場合には、2系列ある散水管の一
方の冷却水入口弁,およびこれに対応するガス冷却部区
分のガス抽出弁を閉じ、蒸気タービンの出力を半減した
状態で残りの、1台の循環水ポンプ、1系統の散水管お
よびガス冷却部区分のガス抽出器を継続運転するものと
する。
中に、2台ある循環水ポンプの1台が万一故障した場合
にはポンプ送水量が定常運転時と比べて半減となるが、
この場合に2系列ある散水管の一方の入口弁を閉じるこ
とにより、散水管より胴内に撒布される冷却水量も定常
時と比べて半分に減量するが、スプレーノズルの噴射圧
力が維持でき、これにより復水器胴内では良好な冷却水
の噴霧状態が確保される。
して2区分に仕切った上で、各区分ごとにガス抽出弁を
介してガス抽出器を接続しておき、前記した循環水ポン
プの片肺運転の際に噴霧停止側の区分のガス抽出弁を閉
じておけば、不凝縮性ガス、随伴蒸気は冷却水の噴霧さ
れている側の区分にのみ集中して流れるので、ガス冷却
の機能が低下することがない。
た場合でも、蒸気タービンからの排蒸気量を半減,つま
り発電出力を半分に抑えることで、復水器を含めて地熱
発電プラントを支障なく継続運転することができる。
本発明の実施例を図1(a),(b)について説明する。
なお、実施例の図中で図3に対応する同一部材には同じ
符号が付してある。すなわち、図示実施例のジェット式
復水器においては、復水器胴8の胴内に2系列に分けて
配管した散水母管12Aと12Bに対し、各散水母管ご
とに入口弁13A,13Bが個別に接続されており、該
入口弁を通じて各散水母管12A、12Bに給水した冷
却水をスプレーノズル12bより胴内に向けて噴霧する
ようにしている。また、前記した散水母管12A,12
Bの配列に合わせてガス冷却部11が中央の中仕切隔壁
9aを介して二つの区分11a、11bに仕切られてお
り、かつ各区分11a,11bごとにガス抽出弁14を
付属させてガス抽出器7に接続するようにしている。な
お、復水器胴8の底部側には二箇所に分散してホットウ
ェル15が設けてあり、各ホットウェル15に循環水ポ
ンプ6を1台ずつ接続し、合計2台のポンプでホットウ
ェル15に溜まった復水を冷却塔(図3参照)に送水す
るようにしている。
A,13B、およびガス冷却部11の各区分11A,1
1Bに接続したガス抽出弁14を全て開き、各系列の散
水母管12A,12Bに冷却水を供給してスプレーノズ
ル12bより胴内に冷却水を噴霧して蒸気タービンから
流入する排蒸気を復水に変え、かつ2台の循環水ポンプ
6を運転してホットウェル15に溜まっている復水を後
段の冷却塔へ送水するようにしている。
環水ポンプ6の1台が故障した場合には、2系列の散水
母管12A,12Bのいずれか一方,例えば散水母管1
2Bに接続した入口弁13Bを閉じるとともに、ガス冷
却部11の区分11Bに接続したガス出口管14を閉
じ、同時に蒸気タービンへの蒸気供給量を半減する。こ
れにより、循環水ポンプ6の片肺運転状態でも給水側の
散水管スプレーノズルには十分な噴霧圧力が確保される
ことになり、良好な噴霧状態を維持して排蒸気を凝縮さ
せることができる。また、排蒸気中に混在している不凝
縮性ガス,空気,これらガスに随伴する蒸気などは、ガ
ス冷却部11で冷却水が噴霧されている区分に集中して
流れるので、ガス冷却機能が低下するおそれもない。こ
の結果、定常運転時と比べて発電出力は低下するもの
の、残り1台の健全な循環水ポンプを使って地熱発電プ
ラントを運転継続させることができる。
水器について述べたが、バロメトリック型の復水器につ
いても同様に実施できることは勿論である。
ェット式復水器に装備した2台の循環水ポンプのうちの
1台が故障した場合でも、残り1台のポンプを使って復
水器を支障なく運転を継続することができる。したがっ
て、ジェット式復水器の信頼性が向上するほか、循環水
ポンプの予備機を用意しておく必要がないので発電プラ
ントのイニシャルコストが節減がきるといった利点も得
られる。
図であり、(a)はその横断平面図、(b)は縦断面図
断平面図
Claims (3)
- 【請求項1】地熱発電プラント用のジェット式復水器で
あり、胴内に復水部、ガス冷却部を画成した復水器胴に
対し、復水部,ガス冷却部の双方にまたがり配管したス
プレーノズル付き散水管、底部側のホットウェルに接続
した2台の循環水ポンプ、およびガス抽出器を備えたガ
ス冷却部を装備したものにおいて、前記散水管を2系統
に区分し、その各系統ごとに冷却水入口弁を設けたこと
を特徴とする地熱発電プラント用のジェット式復水器。 - 【請求項2】請求項1記載のジェット式復水器におい
て、復水器胴内に画成したガス冷却部を2区分に仕切っ
て、その区分ごとに、散水管を1系統ずつ収容するとと
もに、ガス抽出弁を介してガス抽出器を接続したことを
特徴とする地熱発電プラント用のジェット式復水器。 - 【請求項3】2台の循環水ポンプの一方が故障した際
に、2系統に分けた散水管の一方の冷却水入口弁、およ
びこれに対応するガス冷却部区分のガス抽出弁を閉じ、
蒸気タービンの出力を半減した状態で残りの、1台の循
環水ポンプ、系統の散水管およびガス冷却部区分のガス
抽出器を継続運転することを特徴とする請求項1,2に
記載した地熱発電プラント用のジェット式復水器の運転
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31785494A JP3314566B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 地熱発電プラント用のジェット式復水器およびその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31785494A JP3314566B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 地熱発電プラント用のジェット式復水器およびその運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08178553A JPH08178553A (ja) | 1996-07-12 |
| JP3314566B2 true JP3314566B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=18092805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31785494A Expired - Lifetime JP3314566B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 地熱発電プラント用のジェット式復水器およびその運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3314566B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100726760B1 (ko) * | 2000-11-06 | 2007-06-11 | 삼성테크윈 주식회사 | 냉각수분사형 열교환기 |
| JP6289817B2 (ja) * | 2013-05-09 | 2018-03-07 | 株式会社東芝 | 直接接触式復水器 |
| CN111811289B (zh) * | 2020-06-30 | 2021-10-22 | 武汉第二船舶设计研究所(中国船舶重工集团公司第七一九研究所) | 一种对称喷嘴冷凝装置 |
| CN113739598B (zh) * | 2021-07-22 | 2023-06-23 | 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 | 一种调节型换热器 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31785494A patent/JP3314566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08178553A (ja) | 1996-07-12 |
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