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JP3316264B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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JP3316264B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JP3316264B2
JP3316264B2 JP17441793A JP17441793A JP3316264B2 JP 3316264 B2 JP3316264 B2 JP 3316264B2 JP 17441793 A JP17441793 A JP 17441793A JP 17441793 A JP17441793 A JP 17441793A JP 3316264 B2 JP3316264 B2 JP 3316264B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置に係り、特に、プリサチュレーション機能を備える
磁気共鳴イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置によって、被
検体の任意個所における断層像を表示する場合に、その
断層像の表示領域にて、動きのある部分、たとえば血流
の部分あるいは呼吸によって移動する腹部の部分にアー
チファクトが生じるのが通常である。
【0003】このため、近年では、このアーチファクト
を除いて表示させるいわゆるプリサチュレーション機能
をもたせた磁気共鳴イメージング装置が知られるに到っ
た。
【0004】そして、表示される断面像のうち所定の領
域のみに該プレサチュレーション機能を作用させるため
の設定ができ、この設定は前記断層像の所定の領域を明
示する表示が、その範囲の拡大あるいは縮小ができる状
態で、該断層像とともになされるようになっている。
【0005】これにより、ブリサチュレーションがなさ
れる領域とそうでない領域を該表示によって充分認識し
た状態で、所定の領域にプリサチュレーションを行うよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成による磁気共鳴イメージンク装置による表示装
置は、プリサチュレーションがなされる領域とそうでな
い領域を画する表示が、その機能の達成できる有無にお
いて該表示の境界によって明確になっている場合には特
に問題はないが、通常、プリサチュレーションがなされ
る領域内でも、該プリサチュレーションがなされない領
域との境界からその効果を徐々に高めていく領域が存在
している。
【0007】このため、プリサチュレーションがなされ
る(この場合、その効果が充分になされるという意味)
領域を該表示によってそのまま認識してしまう可能性が
あり、上述のように充分なプリサチュレーションがなさ
れない領域をも該プリサチュレーションが完全になされ
ているとして認識してしまう場合がある。
【0008】したがって、動きのある部分においてプリ
サチュレーション機能を充分に作用させることができな
くなり、アーチファクトを完全に除去できないという問
題が指摘されるに到った。
【0009】それ故、本発明は、このような事情に基づ
いてなされたものであり、その目的は、アーチファクト
を完全に除去し得る磁気共鳴イメージング装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、被検体の動きのある部分を含む領
域のアーチファクトを除去するためのプリサチュレーシ
ョンを実行するための制御手段と、前記プリサチュレー
ション機能により得られた断層像を表示する表示手段と
を有する磁気共鳴イメージング装置において、前記表示
装置は、プリサチュレーション領域を前記断層像に重畳
して表示すると共に、該プリサチュレーション領域はプ
リサチュレーションの効果に基づいて少なくとも2つの
領域から形成され、該少なくとも2つの領域の境界を表
示することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】このように構成された磁気共鳴イメージング装
置によれば、その表示装置に表示された断層像に重畳し
てプリサチュレーション領域を表示するものであり、こ
のプリサチュレーション領域をプリサチュレーションの
効果に基づいて少なくとも2つの領域から形成し、この
領域の境界線を表示することにより、プリサチュレーシ
ョンの領域をその効果によって分けることができる。
【0012】この少なくとも2つの領域は、例えばプリ
サチュレーションの効果の高い部分と低い部分とを示し
ており、このようなプリサチュレーション効果の識別を
容易にした状態で、プリサチュレーション領域を自由に
設定できるようになる。
【0013】それ故、プリサチュレーション機能の効果
の低い部分を、従来のように高いものとして認識してし
まうことなく、プリサチュレーション効果をもたせる範
囲を的確に設定することができるようになる。
【0014】したがって、表示される断層像からアーチ
ファクトを完全に除去し得ることができる。
【0015】
【実施例】図3は、本発明による磁気共鳴イメージング
装置の一実施例を示す全体ブロック構成図である。
【0016】同図に示す磁気共鳴イメージング装置は、
大別すると、中央処理装置(CPU)8と、シーケンサ
7と、送信系4と、静磁場発生磁気回路2と、受信系5
と、信号処理系6とから構成されている。
【0017】中央処理装置(CPU)8は、予め定めら
れたプログラムに従ってシーケンサ7、送信系4、受信
系5、信号処理系6のそれぞれを制御するようになって
いる。シーケンサ7は、中央処理装置8からの制御指令
に基づいて動作し、被検体1の断層画像のデータ収集に
必要な種々の命令を送信系4、静磁場発生磁気回路2の
傾斜磁場発生系3、受信系5に送出するようになってい
る。
【0018】送信系4は、高周波発信器11と変調器1
2と高周波コイル14aとしての照射コイルを有し、シ
ーケンサ7の指令により高周波発振器11からの高周波
パルスを変調器12で振幅変調し、この振幅変調された
高周波パルスを高周波増幅器13を介し増幅して高周波
コイル14aに供給することにより、所定のパルス状の
電磁波を被検体1に照射するようにしている。
【0019】静磁場発生磁気回路2は、被検体1の回り
に任意の方向に均一な静磁場を発生させるようになって
いる。この静磁場発生磁気回路2の内部には、高周波コ
イル14aのほか、傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイ
ル群9a、9bと、受信系5の受信コイルである高周波
コイル14bが配置されている。静磁場発生磁気回路2
は、互いに直行するデカルト座標軸方向にそれぞれ独立
に傾斜磁場を印加できる構成を有する傾斜磁場コイル群
9a、9bと、この傾斜磁場コイル群9a、9bに電流
を供給する傾斜磁場電源10と、この傾斜磁場電源10
を制御するシーケンサ7から構成されている。
【0020】受信系5は、受信コイルとしての高周波コ
イル14bと、この高周波コイル14bに接続された増
幅器15と、直交位相検波器16と、A/D変換器17
とから構成されている。被検体1からのNMR信号を高
周波コイル14bが検出すると、その信号を増幅器1
5、直交位相検波器16、A/D変換器17を介しデジ
タル量に変換するとともに、シーケンサ7からの指令に
よるタイミングで直交位相検波器16によってサンプリ
ングされた二系列の収集データに変換して中央処理装置
8に送出するようになっている。
【0021】信号処理系6は、磁気ディスク18、磁気
テープ装置19等の外部記憶装置と、CRT等からなる
ディスプレィ装置20とを有し、受信系5からのデータ
が中央処理装置8に入力されると、該中央処理装置8が
信号処理、画像再構成等の処理を実行し、その結果の被
検体1の所望の断面像をディスプレィ装置20に表示す
るとともに、外部記憶装置の磁気ディスク装置18等に
記録されるようになっている。
【0022】図4は、前記シーケンサ2に組み込まれて
いるパルスシーケンスの一実施例を示す説明図である。
【0023】同図において、区間I、IIは、プリサチュ
レーションを行う区間であり、また、区間IIIないしVI
は断層像情報を得るための区間となっている。
【0024】ここで、最初は区間IIIないしVIのシーケ
ンスを駆動させることにより、所定の断層像情報を得、
それをディスプレィ装置20に映像させた段階で、後に
詳述するようにプリサチュレーション機能を持たせる領
域を該ディスプレィ装置20を通して指定する。そし
て、その指定に基づいて区間IないしVIのシーケンスを
駆動させるようになっている。
【0025】すなわち、区間I、IIにおけるシーケンス
駆動は、指定された被検体の動きのある部位からのNM
R信号の無効化を行うことにある。
【0026】区間IIIないしVIにおけるシーケンスは、
いわゆる2次元フーリエイメージング法のうちの代表的
なスピンエコー法を示したパルスシーケンスである。こ
のパルスシーケンスでは、まず、90°パルス30を印
加した後、エコー時間をTeとしたときTe/2の時間
後に180°パルス31を加える。90°パルス30を
加えた後、各スピンはそれぞれに固有の速度でX−Y面
内で回転を始めるため、時間の経過とともに各スピン間
に位相差が生じる。ここで、180°パルス31が加わ
ると、各スピンは図5(d)に示すようにX軸に対称に
反転し、その後も同じ速度で回転を続けるために時間T
eでスピンは再び集束し、エコー信号34を形成するよ
うになる。
【0027】ここで、上述のようにしてエコー信号34
は計測されるが、断層画像を構成するためには信号の空
間的な分布を求めねばならない。このために線形な傾斜
磁場を用いる。均一な静磁場に傾斜磁場を重畳すること
で空間的な磁場勾配ができる。スピンの回転周波数は磁
気強度に比例していることから傾斜磁場が加わった状態
においては、各スピンの回転周波数は空間的に異なる。
したがって、この周波数を調べることによって各スピン
の位置を知ることができる。この目的のために、位相エ
ンコード傾斜磁場35、周波数エンコード傾斜磁場3
6、37が用いられている。
【0028】ここで、図4における各区間IIIないしVI
におけるそれぞれのスピンの挙動を、図5の(b)ない
し(e)にそれぞれ対応づけて示している。なお、同図
(a)は90°パルスを印加する直前の熱平衡状態を示
している。
【0029】次に、区間IおよびIIについて説明する。
【0030】区間Iにおいて、プリサチュレーションパ
ルス29と傾斜磁場32を印加させるようになってい
る。このようにして前記プリサチュレーションパルス2
9と傾斜磁場32によって選択的に励起されたプリサチ
ュレーション領域43のスピンは、図16の(b)に示
すように、断層像情報を得るための最初の90°パルス
30の印加の直前において、全く縦方向の成分が発生し
ないようになる。
【0031】したがって、その後、断層像情報を得るた
めの90°パルス30、および180°パルス31を印
加した後に発生するNMR信号34にはプリサチュレー
ション領域43からの信号が全く含まれないことにな
る。
【0032】なお、区間IIにおいて、各軸に印加される
傾斜磁場はいわゆるスポイル傾斜磁場と称され、スピン
のスポイルを行うものである。
【0033】このようにした場合、図7(a)に示すよ
うに、プリサチュレーション機能をもたせないで得られ
た断層像1Aは、その腹部の動き40によって、その位
相エンコード方向41にアーチファクト42が生じてし
まう。しかし、図7(b)に示すように、該腹部を囲む
領域をプリサチュレーション領域43として指定し、こ
の指定された領域にプリサチュレーション機能をもたせ
ることによって、アーチファクトの生じない断層像1A
が得られるようになる。
【0034】次に、図1を用いて、該プリサチュレーシ
ョン領域43の指定について説明する。同図において、
ディスプレィ装置20の表示面20Aに断層像1Aが表
示されている。そして、この表示面20Aにはプリサチ
ュレーション領域を画する表示50がなされるようにな
っている。この表示50は、たとえば腹部の方向に延在
する線分(実線)表示50Bとこの線分(実線)表示5
0Bの両端にそれぞれ交差して延在する線分(実線)表
示50Aとからなっている。
【0035】そして、この表示50は、表示面20の所
定の位置に移動させることができるとともに、線分(実
線)表示50Aの長さを任意に可変できるようになって
いる。このような操作は、たとえば図示しない操作卓上
のキーボードで行うことができるようになっている。
【0036】これによって、それぞれの線分(実線)表
示50Bの間の領域をプリサチュレーション領域として
指定できるようになる。
【0037】また、この実施例では、特に、プリサチュ
レーション領域内において、各線分(実線)表示50B
と平行に線分(点線)表示50Cがともになされるよう
になっている。
【0038】この線分(点線)表示50Cは、図2
(a)に示すように、線分(実線)表示50B内である
プリサチュレーション領域を、その効果の高い領域Aと
低い領域aとに区分けする表示であり、その程度は図2
(b)に示すようになっている。
【0039】すなわち、図2(b)において、横軸はプ
リサチュレーション機能がなされる幅を、また、縦軸は
プリサチュレーション機能の程度を示している。
【0040】同図では、プリサチュレーション効果の高
い領域Aは、低い領域に比べてほぼ100%の効果を期
待できる領域となっている。
【0041】そして、線分(実線)表示50Bと、この
線分(実線)表示50Bと隣接する線分(点線)表示5
0Cのと距離は磁気共鳴イメージング装置の特性によっ
て決定され、このことから、線分(実線)表示50Aの
長さが変化した場合には、それに応じて該距離が変化す
るようになっている。
【0042】このような実施例によれば、そのディスプ
レイ装置20の表示面20Aに断層像1Aとともにその
断層像1Aにおけるプリサチュレーション領域を画する
表示50内において、新たな表示50Cがさらに付加さ
れたものとなっており、この新たな表示50Cはプリサ
チュレーション機能の効果の高い部分と低い部分とを画
するものとなっている。
【0043】このことは、新たな該表示50Cを目安と
して、プリサュチレーション効果の高い部分と低い部分
とを識別できることになり、この識別を容易に認識した
状態でプリサチュレーションを行うべき領域を自由に設
定することができるようになる。
【0044】それ故、プリサチュレーション機能の効果
の低い部分を、従来のように高いものとして認識してし
まうことなく、プリサチュレーション効果をもたせる範
囲を的確に設定することができるようになる。
【0045】したがって、表示される断層像1Aからア
ーチファクトを完全に除去し得ることができる。
【0046】上述した実施例では、いわゆる呼吸動アー
チファクトの除去のためのプリサチュレーションについ
て説明したものであるが、これに限定されることはな
く、たとえば血流アーチファクトの除去のためのプリサ
チュレーションの場合にも適用できることはいうまでも
ない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による磁気共鳴イメージング装置によれば、表示
される断層像からアーチファクトを完全に除去し得るこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気共鳴イメージング装置の一実
施例についての要部説明図である。
【図2】本発明による磁気共鳴イメージング装置の一実
施例についての要部説明図である。
【図3】本発明による磁気共鳴イメージング装置の一実
施例についての概略構成図である。
【図4】本発明による磁気共鳴イメージング装置に用い
られるシーケンスの一実施例を示す説明図である。
【図5】本発明による磁気共鳴イメージング装置におい
て断層像が得られる原理を示す説明図である。
【図6】本発明による磁気共鳴イメージング装置におい
てプリサチュレーションがなされる原理的説明図であ
る。
【図7】本発明による磁気共鳴イメージング装置のプリ
サチュレーションを説明するための説明図である。
【符号の説明】
1A 断層像 20 ディスプレィ装置 20A 表示面 50 線分表示(プリサチュレーション領域を示す表
示) 60C 線分表示(本発明で新たに付加された)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055 G01R 33/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の動きのある部分を含む領域のア
    ーチファクトを除去するためのプリサチュレーションを
    実行するための制御手段と、前記プリサチュレーション
    機能により得られた断層像を表示する表示手段とを有す
    磁気共鳴イメージング装置において、前記表示装置は、プリサチュレーション領域を前記断層
    像に重畳して表示すると共に、該プリサチュレーション
    領域はプリサチュレーションの効果に基づいて少なくと
    も2つの領域から形成され、該少なくとも2つの領域の
    境界を表示することを 特徴とする磁気共鳴イメージング
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167977A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Toshiba Corp Mri装置

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JP2008167977A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Toshiba Corp Mri装置

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