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JP3317065B2 - 原稿読み取り装置用ランプユニット - Google Patents
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JP3317065B2 - 原稿読み取り装置用ランプユニット - Google Patents

原稿読み取り装置用ランプユニット

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JP3317065B2
JP3317065B2 JP33438194A JP33438194A JP3317065B2 JP 3317065 B2 JP3317065 B2 JP 3317065B2 JP 33438194 A JP33438194 A JP 33438194A JP 33438194 A JP33438194 A JP 33438194A JP 3317065 B2 JP3317065 B2 JP 3317065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿のイメージ情報を読
み取るための原稿読み取り装置に用いられる原稿照射用
のランプユニットに関する。特に、その円柱状ランプの
端部を保持する構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に、一般的な原稿読み取り装置の一
例を示す。
【0003】同図において、1は本体、2は本体1に対
して軸2aで開閉可能に取り付けられた蓋である。
【0004】本体1は、ケース3と、このケース3内に
収容された読み取りユニット4とを有している。
【0005】ケース3の上面には開口3aが形成されて
おり、この開口3aを内側から塞ぐようにして取り付け
られたガラス板5の上面5aが、原稿Sをセットするた
めの原稿セット面を構成している。
【0006】読み取りユニット4は、フレーム4aと、
このフレーム4aに搭載された、原稿照射用のランプユ
ニット6と、反射鏡7と、光学レンズ8と、イメージセ
ンサ(CCD)9とを有している。
【0007】ランプユニット6は、円柱状のランプ10
R,10G,10Bを有している。ランプ10Rは原稿
Sに向けて赤色光を照射し、10Gは緑色光を照射し、
10Bは青色光を照射する。
【0008】読み取りユニット4は、そのフレーム4a
が図示しないガイド軸やガイドレール等のガイド手段に
よって支持されており、図示しない駆動手段によって矢
印X方向に走行されるようになっている。
【0009】原稿Sを読み取る際には、蓋体2を開き、
本体1の原稿セット面5a上に原稿Sをセットし、蓋体
2を閉じる。
【0010】その後、図示しない原稿読み取りスイッチ
をONすると、読み取りユニット4のランプ10R,1
0G,10Bが原稿Sへの照射を開始すると同時に、読
み取りユニット4が矢印X方向に走行を開始する。
【0011】このように、読み取りユニット4が走行し
た状態で、ランプ10R,10G,10Bから照射され
原稿Sによって反射された光は、反射鏡7、光学レンズ
8を経て、イメージセンサ9によって読み取られる。
【0012】例えば、以上のような原稿読み取り装置に
おけるランプユニット6のランプの取付構造は、従来、
図9に示すような構造となっていた。
【0013】同図において、6aはランプ10R,10
G,10Bの端部を保持するためのホルダであり、ラン
プの端部が挿入されるセット溝6bと、ランプのリード
線11に接続された電線12をホルダ外に引き出すため
の引き出し溝6cが形成されている。
【0014】ホルダ6aにランプを固定するには、予め
ランプのリード線11に電線12を半田付け12a等に
より接続してあるものを用意しておく。そして、先ず、
ランプ10R,10G,10Bの端部をそれぞれセット
溝6bに入れ、次いでランプ10R,10G,10Bの
軸線回りの位置を調整した後、電線12を引き出し溝6
cに沿わせてホルダ6aの側方に引き出す。その後、シ
リコン樹脂等の樹脂を、セット溝6bとランプとの隙
間、および引き出し溝6cと電線12との隙間に充填
し、図示しないカバーを上方から装着した後、所定時間
放置して樹脂の固化を待つことにより固定していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ランプ10R,10
G,10Bは、構造的には同一であり、図10(a)
(b)、および図11に示すように、両端が密封された
透明なガラスチューブ13と、このガラスチューブ13
の内面ほぼ全長にわたって形成された蛍光体層14と、
両端部分に配置された電極15,15とを有しており、
この電極15に接続された前記リード線11がガラスチ
ューブ13の端部から軸線方向に向かって引き出されて
いる。ガラスチューブ13内にはキセノンガスが充填さ
れている。なお、ガラスチューブ13の外径は4.8m
m程度である。
【0016】蛍光体層14は、図10(b)に明示され
るように断面C字状に形成されており、結果として、ラ
ンプには図10(a)にも示すように、軸線方向に伸び
るスリット状の照射窓16が形成されている。図10
(b)に示すように、ガラスチューブ13の中心から見
た照射窓16の開口角度θは、ほぼ60゜程度に設定さ
れている。
【0017】ガラスチューブ13の外周面には、その軸
線を挟んで照射窓16と対向する位置に直線状の補助電
極17が形成されており、この補助電極17の一端部に
は図11に示すように前記リード線11と同様のリード
線18が半田付け18aによって接続されている。な
お、赤色光を照射するランプ10Rには、この補助電極
17は設けられていない。
【0018】以上のようなランプは、図11に示すよう
に、電極15,15に電圧が印加されると、電極15,
15間に陽光柱Aが形成され、これがキセノンガスの作
用で紫外線を生成し、紫外線が蛍光体層14の作用で可
視光となって照射窓16から照射される。なお、補助電
極17を有するランプについては、図10(b)および
図11に示すように、補助電極17側に偏った位置に陽
光柱Aが形成される。
【0019】照射窓16の開口角度θは、前述したよう
にほぼ60゜程度に設定されているから、照射光の指向
性は、ほぼ図12に示すように鋭いものとなる。
【0020】したがって、このような鋭い指向性の照射
光を発するランプの軸線回りの位置精度は高いものであ
ることが望まれる。
【0021】ランプの位置精度が低くなると、照射光の
指向性が鋭いことから原稿Sの読み取るべき位置に照射
される光量が低下し、したがって原稿Sからの反射光の
光量も低下し、イメージセンサ9によって受光される単
位時間当たりの光量も低下する。このため、画像品質を
確保すべくイメージセンサからの出力値を所定値以上に
しようとすると、イメージセンサにおける受光の蓄積時
間(光量を溜め込む周期)を長く設定せざるを得ず、結
果として原稿の読み取り速度が遅くなってしまうからで
ある。
【0022】図13は、このような事情を分かりやすく
するためのグラフであり、縦軸にイメージセンサからの
出力を、横軸にイメージセンサにおける受光の蓄積時間
をとってある。
【0023】イメージセンサによって得られる画像品質
は、S/N比で決まるから、イメージセンサからの出力
値は、できるだけ大きくかつ一定の値S1となるように
したい。このような状況において、上述した理由により
受光される単位時間当たりの光量が低下したとするなら
ば、蓄積時間を長く設定せざるを得ない、すなわち読み
取りユニット4の走行速度を遅くせざるを得ない。
【0024】以上のような事情から、従来のランプユニ
ット6においても、ランプの軸線回りの位置精度を向上
させるべく、前述したように、ホルダ6aのセット溝6
bとランプとの隙間、および引き出し溝6cと電線12
との隙間に樹脂を充填し、これを固化させることによっ
てランプとホルダとをしっかり固定するという工夫がな
されていた。
【0025】しかしながら、従来のランプユニット6
は、図9に示したように、リード線11と接続された電
線12を引き出し溝6cに沿わせてホルダ6aの側方に
引き出す構造であるから、樹脂が充填されてこれが固化
するまでの間に、リード線11および電線12の弾性に
基づく復原力によってランプが動いてしまうことがあ
り、ランプの軸線回りの位置精度が確保されないことが
あった。
【0026】また、電線12を引き出す際には、リード
線11および電線12が曲げられたり捻られたりするこ
ととなるから復原力が働き、このような復原力が作用す
る状況下でランプの位置合わせを行なうこと自体、困難
な作業であった。
【0027】さらに、補助電極17を有するランプにつ
いては、その補助電極17にも半田付け18aによって
リード線18が接続されており、このリード線18にも
電線12が半田付け等によって接続されていて、この電
線も同様にして引き出される構造であったから、一層上
記位置合わせ作業が大変であることに加えて、位置合わ
せのためにランプを回動させた際に、ランプの外周面に
位置する半田付け18a部分において、リード線18が
外れてしまい易く、導通が得られなくなってしまうとい
う難点もあった。
【0028】本発明は、以上のような問題を解決しよう
とするもので、その第1の目的は、ランプの軸線回りの
位置精度を確保することができ、位置合わせ作業も容易
に行なうことができる原稿読み取り装置用ランプユニッ
トを提供することにある。
【0029】第2の目的は、補助電極を有するランプに
おける補助電極への導通を確保することのできる原稿読
み取り装置用ランプユニットを提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の原稿読み取り装置用ランプユニ
ットは、軸線方向に伸びるスリット状の照射窓と、端部
から軸線方向に伸びるリード線とを有する円柱状のラン
プと、このランプの端部の外径よりも若干小さな内径を
有しランプの端部と当接してランプをその軸線回りに回
動可能に軽く保持する仮止め部と、この仮止め部によっ
て保持されたランプの軸線方向延長部に位置して前記リ
ード線と接続されるリード線接続部およびユニット外部
と導通される外部接続部を具備する接続金具とを有し、
軸線回りの位置調整がなされた後のランプの端部が接着
剤で固定されるホルダと、を備えたことを特徴とする。
【0031】請求項2記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットは、請求項1記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットにおいて、前記仮止め部には前記照射窓が所定
の方向に向くようにランプの位置を合わせるためのマー
クが形成されていることを特徴とする。
【0032】上記第2の目的を達成するために、請求項
3記載の原稿読み取り装置用ランプユニットは、請求項
1または2記載の原稿読み取り装置用ランプユニットに
おいて、前記ランプは、その軸線を挟んで前記照射窓と
対向する外周面に補助電極を有しており、この補助電極
と圧接される圧接部およびユニット外部と導通される外
部接続部を具備する補助電極用接続金具が前記ホルダに
設けられていることを特徴とする。
【0033】請求項4記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットは、請求項3記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットにおいて、前記補助電極は、前記補助電極用接
続金具と圧接する部位が他の部位よりも肉厚に形成され
ていることを特徴とする。
【0034】請求項5記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットは、上記第1の目的を達成するためのもので、
端部から軸線方向に伸びるリード線を有し、軸線回りに
おける照射光の指向性が鋭い円柱状のランプと、このラ
ンプの端部の外径よりも若干小さな内径を有しランプの
端部と当接してランプをその軸線回りに回動可能に軽く
保持する仮止め部と、この仮止め部によって保持された
ランプの軸線方向延長部に位置して前記リード線と接続
されるリード線接続部およびユニット外部と導通される
外部接続部を具備する接続金具とを有し、軸線回りの位
置調整がなされた後のランプの端部が接着剤で固定され
ホルダと、を備えたことを特徴とする。
【0035】
【作用】請求項1記載の原稿読み取り装置用ランプユニ
ットによれば、ホルダの仮止め部にランプの端部をセッ
トすると、ランプの端部が仮止め部と接触して軽く保持
される。ランプの端部は、その外径よりも若干小さな内
径を有する仮止め部によって軸線回りに回動可能に軽く
保持されているだけであるから、ランプを指等でつまむ
ことにより、その軸線回りに容易に回動させることがで
きる。したがって、軸線回りの位置調整を容易に行なう
ことができる。
【0036】ホルダは接続金具を有しており、この接続
金具は、仮止め部によって保持されたランプの軸線方向
延長部に位置して前記リード線と接続されるリード線接
続部と、ユニット外部と導通される外部接続部とを具備
しているので、仮止め部によって保持されたランプのリ
ード線をリード線接続部に接続することにより接続金具
を介して外部との導通が可能となる。
【0037】このような原稿読み取り装置用ランプユニ
ットによれば、ホルダの仮止め部にランプの端部をセッ
トして軸線回りの位置調整を行ない、リード線をリード
線接続部に接続した後、ランプの端部とホルダとの間に
接着剤を付着させることによりランプとホルダとを固定
することができる。
【0038】そして、接着剤として従来と同様な樹脂を
用いた場合でも、ランプのリード線はランプの軸線方向
延長部に位置しているリード線接続部と接続された状態
となっているから、リード線には従来技術で生じていた
ような曲げ力や捻り力がほとんど作用しない。
【0039】したがって、樹脂が充填されてこれが固化
するまでの間に、リード線の弾性に基づく復原力によっ
てランプが動いてしまうことがなくなり、ランプの軸線
回りの位置精度が高精度に確保されることとなる。
【0040】すなわち、請求項1記載の原稿読み取り装
置用ランプユニットによれば、ランプの軸線回りの位置
精度を確保することができ、位置合わせ作業も容易に行
なうことができる。
【0041】請求項2記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットによれば、請求項1記載の原稿読み取り装置用
ランプユニットにおいて、前記仮止め部には前記照射窓
が所定の方向に向くようにランプの位置を合わせるため
のマークが形成されているので、位置調整を一層容易に
行なうことができる。
【0042】すなわち、仮止め部は、前述したようにラ
ンプの端部と接触する部分であるから、この部分にマー
クが形成されていることにより、一層容易に位置合わせ
を行なうことができる。
【0043】請求項3記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットによれば、請求項1または2記載の原稿読み取
り装置用ランプユニットにおいて、前記ランプは、その
軸線を挟んで前記照射窓と対向する外周面に補助電極を
有しており、この補助電極と圧接される圧接部およびユ
ニット外部と導通される外部接続部を具備する補助電極
用接続金具が前記ホルダに設けられているので、ランプ
をホルダにセットすると、補助電極と補助電極用接続金
具の圧接部とが圧接することにより電気的に接続され、
補助電極が補助電極用接続金具を介して外部と導通可能
となる。
【0044】すなわち、この原稿読み取り装置用ランプ
ユニットによれば、従来必要とされていた補助電極用の
リード線が不要となり、したがって、位置合わせのため
にランプを回動させた際に、このリード線が外れて導通
が得られなくなってしまうという事態が未然に防止され
る。
【0045】請求項4記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットによれば、請求項3記載の原稿読み取り装置用
ランプユニットにおいて、前記補助電極は、前記補助電
極用接続金具と圧接する部位が他の部位よりも肉厚に形
成されているので、補助電極と補助電極用接続金具の圧
接部との接続が一層確実になされることとなる。
【0046】請求項5記載の原稿読み取り装置用ランプ
ユニットによれば、ホルダの仮止め部にランプの端部を
セットすると、ランプの端部が仮止め部と接触して軽く
保持される。ランプの端部はその外径よりも若干小さな
内径を有する仮止め部によって軸線回りに回動可能に
く保持されているだけであるから、ランプを指等でつま
むことにより、その軸線回りに容易に回動させることが
できる。したがって、軸線回りの位置調整を容易に行な
うことができる。
【0047】ホルダは接続金具を有しており、この接続
金具は、仮止め部によって保持されたランプの軸線方向
延長部に位置して前記リード線と接続されるリード線接
続部と、ユニット外部と導通される外部接続部とを具備
しているので、仮止め部によって保持されたランプのリ
ード線をリード線接続部に接続することにより接続金具
を介して外部との導通が可能となる。
【0048】このような原稿読み取り装置用ランプユニ
ットによれば、ホルダの仮止め部にランプの端部をセッ
トして軸線回りの位置調整を行ない、リード線をリード
線接続部に接続した後、ランプの端部とホルダとの間に
接着剤を付着させることによりランプとホルダとを固定
することができる。
【0049】そして、接着剤として従来と同様な樹脂を
用いた場合でも、ランプのリード線はランプの軸線方向
延長部に位置しているリード線接続部と接続された状態
となっているから、リード線には従来技術で生じていた
ような曲げ力や捻り力がほとんど作用しない。
【0050】したがって、樹脂が充填されてこれが固化
するまでの間に、リード線の弾性に基づく復原力によっ
てランプが動いてしまうことがなくなり、ランプの軸線
回りの位置精度が高精度に確保されることとなる。
【0051】すなわち、請求項5記載の原稿読み取り装
置用ランプユニットによれば、ランプの軸線回りの位置
精度を確保することができ、位置合わせ作業も容易に行
なうことができる。
【0052】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0053】図1は本発明に係る原稿読み取り装置用ラ
ンプユニットの一実施例を示す図で、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は図(a)を正面図とした場合
の右側面図である。
【0054】このランプユニットは、円柱状のランプ1
0と、ランプ10の端部を保持する合成樹脂製のホルダ
20と、ホルダのカバー30とを有している。
【0055】ランプ10は3本あり、ランプ10Rは赤
色光を照射し、10Gは緑色光を照射し、10Bは青色
光を照射する。これらランプ10R,10G,10B
は、それぞれ基本的には従来技術として説明したランプ
と同様な構成となっているので、その説明については割
愛する。本実施例におけるランプが従来のランプと異な
っている点は、補助電極の構造にあり、その点について
は後述する。
【0056】図2はカバー30を取り外した状態の図1
における右側のホルダ20およびランプ10の端部の状
態を示す図で、(a)は平面図、(b)は図(a)にお
けるb−b断面図、(c)は図(a)におけるc−c断
面図である。
【0057】また、図3は右側のホルダ20のみを示す
図で、(a)は平面図、(b)は図(a)におけるb−
b断面図、(c)は図(a)におけるc−c視図、
(d)は図(a)を正面図とした場合の左側面図であ
る。
【0058】図2、図3に示すように、ホルダ20は、
3つの仮止め部21,22,23と、3つの接続金具2
4と、補助電極用接続金具25とを有している。
【0059】図3(c)に示すように、仮止め部21,
22,23は、それぞれ多少その形状は異にしている
が、いずれも円弧状(ほぼ馬蹄形)に形成されており、
連結部21a,22a,23aを介してホルダのベース
部26と一体に形成されている。
【0060】仮止め部21,22,23の内面の半径
(あるいは曲率半径)R1,R2,R3は、それぞれが
保持すべきランプの外径よりも若干小さく設定されてい
る。また、仮止め部21,22,23の先端部分には、
仮止め部21,22,23の弾性によってランプの外周
面10a(図4参照)と当接する凸部21b,22b,
23bが形成されている。これによって仮止め部21,
22,23は、ランプの端部10bと当接してこれを軽
く保持することができるようになっている。なお、仮止
め部21,22,23の弾性力は、連結部21a,22
a,23aの幅(図3(c)において上下方向の長さ)
を適宜設定することにより、調整可能である。
【0061】仮止め部21,22,23の側面には、ラ
ンプの位置を合わせるためのマークM1,M2,M3が
形成されている。なお、仮止め部21によって保持され
るべきランプのためのマークM1は、仮止め部22に形
成されている。
【0062】接続金具24は、図2に示すように、ラン
プのリード線11と接続されるリード線接続部24a
と、ユニット外部と導通される外部接続部24bとを有
しており、ホルダ20に形成された凹所27内にそれぞ
れ設けられている。リード線接続部24aは平板状に形
成されており、仮止め部によって保持されたランプ10
の軸線方向延長部に位置している。外部接続部24b
は、リード線接続部24aと一体の針状に形成されてお
り、図2(c)に示すように屈曲され、その先端部分2
4cがホルダのベース部26を貫通してベース部下方に
突出している。この突出部分24cは、後述するワイヤ
ーハーネスのコネクタ(図7参照)との接続端子を構成
している。接続金具24は、ホルダ20を成形する際
に、そのベース部26に外部接続部24bを埋め込むよ
うにして同時に組み込むことができる。
【0063】図1に示すように、接続金具24と仮止め
部21,22,23との間には、それぞれ、ランプの端
部10bがセットされるセット溝28が形成されてい
る。このセット溝28と前記凹所27との間には仕切り
壁29が形成されており、この仕切り壁29には、ラン
プのセット時にリード線11を案内するスリット29a
が形成されている。
【0064】図5(a)(b)に示すように、ランプ1
0G,10Bのガラスチューブ13の外周面には、その
軸線を挟んで照射窓16(図4参照)と対向する位置に
直線状の補助電極17が形成されている。そしてこの実
施例における補助電極17は、その端部17aが他の部
位17bよりも若干肉厚に形成されており、この肉厚部
17aが図2(a)に示すように補助電極用接続金具2
5と圧接するようになっている。なお、端部17aは必
ずしも肉厚に形成しなくてもかまわない。
【0065】補助電極用接続金具25はバネ性を有する
金属板で構成されており、補助電極17の肉厚部17a
と圧接される圧接部25aと、ユニット外部と導通され
る外部接続部25bとを有している。圧接部25aは、
セットされたランプの補助電極の肉厚部17aと対向す
る位置に形成された凹部28a内に配置されており、図
3(b)に示すようにランプがセットされる前にあって
は、そのバネ性によって浮いた状態となっている。外部
接続部25bは、圧接部25aと一体に形成されてお
り、ベース部26に形成されたガイド溝26aに案内さ
れた後、図2(c)に示すように針状部分25dが屈曲
され、その先端部分25cがホルダのベース部26を貫
通してベース部下方に突出している。この突出部分25
cは、前述した接続金具の先端部24cと同様、後述す
るワイヤーハーネスのコネクタ(図7参照)との接続端
子を構成している。補助電極用接続金具25は、ホルダ
20を成形する際に、そのベース部26に外部接続部2
5bの針状部25dを埋め込むようにして同時に組み込
むことができる。
【0066】以上、右側のホルダについて説明したが、
左側のホルダは、図6に示すように、右側のホルダと対
称的に構成されていること、および補助電極用接続金具
25が緑色光用のランプ10Gに対応させて設けてある
ことを除けば、右側のホルダと同一の構成となっている
ので、その説明は省略する。
【0067】次に、以上のようなランプユニットの組立
工程および作用効果について説明する。
【0068】(i)左右のホルダ20を所定位置に配置
しておき、仮止め部21,22,23およびセット溝2
8に対し、その上方からランプの端部10bを軽く押し
入れる。なお、仮止め部21には赤色用のランプ10R
を,仮止め部22には緑色用のランプ10Gを,仮止め
部23には青色用のランプ10Bを押し入れる。図2は
ランプが押し入れられた後の状態を示している。
【0069】この際、リード線11はスリット29aに
案内された後、接続金具24のリード線接続部24aの
上面と接触するかまたは近接した状態となる。
【0070】また、ランプの端部10bは仮止め部と接
触して軽く保持される。仮止め部21,22,23に
は、凸部21b,22b,23bが形成されているの
で、ランプの端部10bが浮いてしまうということがな
く、したがって、リード線11は、確実に接続金具24
のリード線接続部24aの上面と接触するかまたは近接
した状態となる。
【0071】さらに、補助電極17を有するランプ10
G,10Bについては、これがセット溝28にセットさ
れた時点で、補助電極の端部17aと補助電極用接続金
具25の圧接部25aとが圧接することにより電気的に
接続される。端部17aは他の部位よりも肉厚に形成さ
れているので、接続は確実になされる。
【0072】(ii)ランプ10R,10G,10Bを
指あるいは所定の工具等でつまむことにより、その軸線
回りにに回動させて位置合わせを行なう。位置合わせ
は、図4に示すように、ランプ10Rについては、その
照射窓16の縁部16aをマークM1に、ランプ10G
については、その照射窓16の縁部16aをマークM2
に、ランプ10Bについては、その照射窓16の縁部1
6aをマークM3に合わせることにより行なう。なお、
位置合わせは、照射すべき位置Pに受光素子を配置し、
ランプを回動させつつ受光素子における受光量を計測
し、計測値が最も大きくなった位置でランプの回動を止
めることによって行なうこともできる。このような、方
法は、スリット状の照射窓16のような位置合わせに適
する部位を有していないが軸線回りにおける照射光の指
向性が鋭い円柱状のランプの位置合わせを行なう場合に
特に有効である。
【0073】ランプの端部10bは仮止め部によって軽
く保持されているだけであるから、ランプを指等でつま
むことにより、その軸線回りに容易に回動させることが
できる。したがって、上述した軸線回りの位置調整は容
易に行なうことができる。
【0074】しかも、仮止め部は、ランプの端部10b
と接触する部分であるから、この部分にマークM1,M
2,M3が形成されていることにより、一層容易に位置
合わせを行なうことができる。
【0075】また、補助電極17を有するランプ10
G,10Bについては、従来必要とされていた補助電極
用のリード線が不要であるから、位置合わせのためにラ
ンプを回動させた際に、このリード線が外れて導通が得
られなくなってしまうという事態が未然に防止される。
なお、ランプ10G,10Bを回動させた際にも、補助
電極17の端部17aと、補助電極用接続金具25との
接触が確実に得られるようにするために、補助電極用接
続金具25の圧接部25aを、ランプ周面に沿った湾曲
形状とすることもできる。
【0076】(iii)ランプのリード線11を接続金
具24のリード線接続部24aに接続する。リード線1
1は、リード線接続部24aの上面と接触するかまたは
近接した状態となっているから、リード線11とリード
線接続部24aとの接続は、半田付けやスポット溶接等
によって容易に行なうことができる。
【0077】(iv)ランプの端部10bとホルダ20
との間に接着剤を付着させることによりランプ10とホ
ルダ20とを固定する。
【0078】この際、接着剤として絶縁性を有するシリ
コンゴム等の樹脂を用い、この樹脂をランプの端部10
bとホルダ20との間に充填することによりランプ10
とホルダ20とを固定することとした場合でも、ランプ
のリード線11はランプの軸線方向延長部に位置してい
るリード線接続部24aと接続された状態となっている
から、リード線11には従来技術で生じていたような曲
げ力や捻り力がほとんど作用しない。
【0079】したがって、樹脂が充填されてこれが固化
するまでの間に、リード線11の弾性に基づく復原力に
よってランプ10が動いてしまうことがなくなり、ラン
プ10の軸線回りの位置精度が高精度に確保されること
となる。
【0080】なお、カバー30は、ランプ10とホルダ
20とを接着剤で固定した後にホルダ20に取り付けら
れる。接着剤として絶縁性を有するシリコンゴム等の樹
脂を用いた場合には、この樹脂をランプの端部10bと
ホルダ20との間に充填した後に取り付けても良い。
【0081】以上説明したように、本実施例の原稿読み
取り装置用ランプユニットによれば、ランプ10の軸線
回りの位置精度を確保することができ、位置合わせ作業
も容易に行なうことができる。
【0082】このようなランプユニットには、そのホル
ダ20の下面に突出している接続金具および補助電極用
接続金具の先端部分24cおよび25により形成されて
いる接続端子に対して、図7に示すようにワイヤーハー
ネス40のコネクタ41が接続され、このワイヤーハー
ネス40を介してランプ10に給電されることとなる。
【0083】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0084】
【発明の効果】請求項1,2,または5記載の発明によ
れば、ランプの軸線回りの位置精度を確保することがで
き、位置合わせ作業も容易に行なうことができる。
【0085】さらに、請求項3または4記載の発明によ
れば、補助電極を有するランプにおける補助電極への導
通を確保することができる。
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿読み取り装置用ランプユニッ
トの一実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は図(a)を正面図とした場合の右側面
図。
【図2】同上実施例のカバー30を取り外した状態の図
1における右側のホルダ20およびランプ10の端部の
状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は図(a)に
おけるb−b断面図、(c)は図(a)におけるc−c
断面図。
【図3】右側のホルダ20のみを示す図で、(a)は平
面図、(b)は図(a)におけるb−b断面図、(c)
は図(a)におけるc−c視図、(d)は図(a)を正
面図とした場合の左側面図。
【図4】図2(a)におけるIV−IV断面図。
【図5】(a)はランプの補助電極の説明平面図、
(b)は図(a)におけるb−b断面図。
【図6】カバー30を取り外した状態の図1における左
側のホルダ20およびランプ10の端部の状態を示す図
で、(a)は平面図、(b)は図(a)におけるb−b
断面図、(c)は図(a)におけるc−c断面図。
【図7】ワイヤーハーネスとの接続を示す部分斜視図。
【図8】一般的な原稿読み取り装置の一例を示す断面
図。
【図9】従来技術の説明図。
【図10】(a)はランプの端部の斜視図、(b)は図
(a)におけるb−b断面図。
【図11】従来ランプの構造図。
【図12】ランプの照射光の指向性を示す図。
【図13】イメージセンサの出力と受光の蓄積時間との
関係を示す図。
【符号の説明】
10 ランプ 10a ランプの外周面 10b ランプの端部 11 リード線 16 照射窓 17 補助電極 17a 肉厚部 20 ホルダ 21〜23 仮止め部 M1〜M3 マーク 24 接続金具 24a リード線接続部 24b 外部接続部 25 補助電極用接続金具 25a 圧接部 25b 外部接続部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/54 H04N 1/04 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に伸びるスリット状の照射窓
    と、端部から軸線方向に伸びるリード線とを有する円柱
    状のランプと、 このランプの端部の外径よりも若干小さな内径を有しラ
    ンプの端部と当接してランプをその軸線回りに回動可能
    軽く保持する仮止め部と、この仮止め部によって保持
    されたランプの軸線方向延長部に位置して前記リード線
    と接続されるリード線接続部およびユニット外部と導通
    される外部接続部を具備する接続金具とを有し、軸線回
    りの位置調整がなされた後のランプの端部が接着剤で固
    定されるホルダと、 を備えたことを特徴とする原稿読み取り装置用ランプユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 前記仮止め部には前記照射窓が所定の方
    向に向くようにランプの位置を合わせるためのマークが
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の原稿読
    み取り装置用ランプユニット。
  3. 【請求項3】 前記ランプは、その軸線を挟んで前記照
    射窓と対向する外周面に補助電極を有しており、この補
    助電極と圧接される圧接部およびユニット外部と導通さ
    れる外部接続部を具備する補助電極用接続金具が前記ホ
    ルダに設けられていることを特徴とする請求項1または
    2記載の原稿読み取り装置用ランプユニット。
  4. 【請求項4】 前記補助電極は、前記補助電極用接続金
    具と圧接される部位が他の部位よりも肉厚に形成されて
    いることを特徴とする請求項3記載の原稿読み取り装置
    用ランプユニット。
  5. 【請求項5】 端部から軸線方向に伸びるリード線を有
    し、軸線回りにおける照射光の指向性が鋭い円柱状のラ
    ンプと、 このランプの端部の外径よりも若干小さな内径を有しラ
    ンプの端部と当接してランプをその軸線回りに回動可能
    軽く保持する仮止め部と、この仮止め部によって保持
    されたランプの軸線方向延長部に位置して前記リード線
    と接続されるリード線接続部およびユニット外部と導通
    される外部接続部を具備する接続金具とを有し、軸線回
    りの位置調整がなされた後のランプの端部が接着剤で固
    定されるホルダと、 を備えたことを特徴とする原稿読み取り装置用ランプユ
    ニット。
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