JP3320073B2 - 誘導電動機の制御装置及び誘導電動機の制御方法 - Google Patents
誘導電動機の制御装置及び誘導電動機の制御方法Info
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Description
抵抗値の変化を推定し、指定した巻線抵抗値を基に誘導
電動機を制御する誘導電動機の制御装置及び誘導電動機
の制御方法に関する。
制御方式や、速度の推定演算を行って制御するセンサレ
スベクトル制御が行われている。これらの制御は、誘導
電動機の等価回路定数である1次巻線、2次巻線の1
次、2次抵抗、相互インダクタンス、1次、2次漏れイ
ンダクタンス等を制御定数として正確に設定する必要が
あり、運転する前に予め測定して設定されている。
よって変化するため、予め正確に設定していても誘導電
動機の温度変化によりその真値に対して誤差を持ち、ベ
クトル制御ではトルク指令に対する実トルクの制御精度
が悪化し、また、センサレスベクトル制御では速度の制
御精度が悪化する。
値がその実際値に対して誤差をもっている場合には、制
御精度の悪化のみならず制御自体が不安定となり、過電
流トリップ等を生じる場合もある。
は、センサレスインバータ装置において、冷温時の誘導
電動機の2次抵抗を計測してインバータに初期値として
設定し、さらに運転中は電流と運転時間より温度上昇に
よる2次抵抗変動を推定し、速度演算に用いる2次抵抗
を修正する抵抗変動補償付きセンサレスインバータ装置
が開示されている。
抗変動補償付きセンサレスインバータ装置のブロック図
であり、本発明の制御装置と対比し易くすべく書き改め
てある。
電流検出器、4は速度指令発生器、6はセンサレスベク
トル制御器、9bは抵抗変動推定器、10はスイッチ、20は
電圧検出器、21は初期値計測器、22は初期計測設定器で
ある。
あるスイッチング信号を入力し、そのスイッチング信号
に応じた電圧を電流検出器3及び電圧検出器20を介して
誘導電動機1に出力する。
にのみ初期値計測器21側に閉路し、初期値計測器21の出
力であるスイッチング信号をインバータ2に出力する。
この初期値計測器21のスイッチング信号により、インバ
ータ2から誘導電動機1に平均的に直流電圧を印加す
る。そして、一定時間後に誘導電動機1の電流Ixを電流
検出器3により計測し、(1)式より誘導電動機1の温
度上昇の初期値θ0を求めて抵抗変動推定器9bに出力す
る。但し、Ix0は誘導電動機1の温度が周囲温度と同じ
時の2次抵抗R2nに対する同様な方法による電流計測値
であり、K1は温度と電流との換算係数である。
を入力して(2)式により誘導電動機1の温度上昇θを
推定し、さらに初期計測設定器22から入力されたR2nを
用いて(3)式により2次抵抗変動を推定し、修正した
2次抵抗R2xをセンサレスベクトル制御器6に出力す
る。但し、Kは換算ゲイン、Tは時定数である。
出力である速度指令値ωm*、電流検出器3の出力であ
る電流I、電圧検出器20の出力である電圧V及び抵抗変
動推定器9bの出力である修正された2次抵抗R2xを入力
し、また、内部に設定された誘導電動機1の2次抵抗以
外の設定値や制御ゲインを用いて誘導電動機1の速度が
その指令値ωm*に追従するように制御される。
ていたため、誘導電動機の熱抵抗、熱時定数等を予め設
定しておく必要があった。特に、これらの熱に関する定
数は、駆動される電動機によって変化し、さらに設置条
件等によっても変化するため、実使用状態において予め
測定及び設定をする必要があり、インバータを異なる種
類の電動機に汎用的に適用することが困難であり、さら
に、誘導電動機の過熱保護を行うためには、誘導電動機
の温度測定のために電動機内部に熱電対等を装着する必
要があり、電動機が特殊仕様となるという問題点があっ
た。
たもので、実使用状態で誘導電動機の抵抗変化特性を演
算しながら抵抗変動を推定し、その結果を基に速度の推
定演算やすべり補正を行うために、予め誘導電動機の熱
抵抗、熱時定数等設定することなく良好に誘導電動機を
制御できる誘導電動機の制御装置及び誘導電動機の制御
方法を提供することを目的とする。
導電動機の巻線抵抗値を測定、抵抗変化係数演算手段が
第1の運転サイクルの前後に測定された巻線抵抗値の差
と第1の運転サイクル中に発生した誘導電動機の発熱量
に係わる値とを基に、この値の単位量当たりの巻線抵抗
の抵抗変化係数を演算し、抵抗変動推定手段が抵抗測定
手段により第1の運転サイクルに続く第2の運転サイク
ルの起動時に測定した起動時巻線抵抗値と第2の運転サ
イクル中の誘導電動機の発熱量に加わる値と抵抗変化係
数とを基に推定した推定巻線抵抗値を出力し、制御手段
が推定巻線抵抗値を用いて誘導電動機を駆動するインバ
ータを制御するので、誘導電動機の発熱量が変化して
も、設置条件が異なったり、熱時定数が異なる誘導電動
機に対しても運転サイクルによって変化する抵抗変動を
推定できるようになり、推定した抵抗値を用いて精度良
く誘導電動機の速度の制御できる。
数演算手段が、第1の運転サイクル中に発生した誘導電
動機の発熱量に係わる値を誘導電動機に供給した電流値
を基に演算し、抵抗変動推定手段が、第2の運転サイク
ル中に発生する誘導電動機の発熱量に係わる値を誘導電
動機に供給した電流値を基に演算するので、運転サイク
ルの電流値の変化による誘導電動機の発熱量が変化して
も抵抗変動を推定できるようになり、推定した抵抗値を
用いて精度良く誘導電動機の速度を制御できる。
数演算手段が、第1の運転サイクル中に発生した誘導電
動機の発熱量に係わる値を誘導電動機に指令したトルク
指令値を基に演算し、抵抗変動推定手段が、第2の運転
サイクル中に発生する誘導電動機の発熱量に係わる値を
誘導電動機に指令したトルク指令値を基に演算するの
で、運転サイクルの指令トルクの変化による誘導電動機
の発熱量が変化しても抵抗変動を推定できるようにな
り、推定した抵抗値を用いて精度良く誘導電動機の速度
を制御できる。
定手段が、第1の運転サイクルの停止時に抵抗測定手段
が測定した停止時巻線抵抗値を第2の運転サイクルの起
動時に測定した起動時巻線抵抗として第2の運転サイク
ル中の推定巻線抵抗値を出力するので、抵抗測定手段は
第2の運転サイクルで起動時巻線抵抗を測定しなくても
よくなり、起動に要する時間が短くなる。
段が誘導電動機の巻線抵抗値を測定し、抵抗変化係数演
算手段が第1の運転サイクルの前後に測定された巻線抵
抗値の差と第1の運転サイクル中に発生した誘導電動機
の発熱量に係わる値とを基に、この値から単位量当たり
の巻線抵抗の抵抗変化係数を演算し、抵抗特性記憶手段
が抵抗変化係数と巻線抵抗値との関係を記憶し、抵抗測
定手段が第1の運転サイクルに続く第2の運転サイクル
の起動時に測定した起動時巻線抵抗値を基に記憶した前
記関係を参照して抵抗変化係数を出力し、抵抗変動推定
手段が起動時巻線抵抗値を基に抵抗特性記憶手段が出力
した抵抗変化係数と第2の運転サイクル中の誘導電動機
の発熱量に係わる値とから推定巻線抵抗値を推定して出
力し、制御手段が推定巻線抵抗値を用いて誘導電動機を
駆動するインバータを制御するので、抵抗変動推定手段
は抵抗特性記憶手段が出力する抵抗変化係数と当該運転
サイクルの起動時に測定した起動時巻線抵抗とを基に抵
抗変動を推定できるようになり、予め熱抵抗、熱時定数
等を設定することなく、さらに、起動時の抵抗がその前
の運転サイクルの起動時の抵抗と大きく差を生じている
場合でも良好に巻線抵抗を推定できる。
憶手段が、第1の運転サイクル中の電流値をパラメータ
として抵抗変化係数と巻線抵抗値との関係を記憶し、抵
抗測定手段が第2の運転サイクルの起動時に測定した起
動時巻線抵抗値に対応する抵抗変化係数を第2の運転サ
イクルの電流値を参照して出力するので、抵抗特性記憶
手段は記憶している巻線抵抗値と抵抗変化係数のうち、
当該運転サイクルの電流値に最も近い電流値に対応して
記憶されている抵抗変化係数特性のデータから、当該運
転サイクルの起動時に測定された起動時巻線抵抗を基に
抵抗変化係数を出力するようになり、誘導電動機の複数
の負荷状態による抵抗変動に適合した抵抗変化係数を設
定することができ、負荷の大きさにかかわらず精度の高
い巻線抵抗値の推定ができる。
憶手段が、第1の運転サイクルにより抵抗変化係数演算
手段が演算した抵抗変化係数とその時点で抵抗測定手段
が測定した巻線抵抗値との関係を関数近似して記憶する
ので、当該運転サイクルの起動時巻線抵抗から抵抗変化
係数を参照する際により実際の変化に近い抵抗変化係数
を求めることができる。
数演算手段が、第2の運転サイクルの停止時に推定した
推定巻線抵抗と抵抗測定手段が第2の運転サイクルの停
止時に測定した停止時巻線抵抗とを比較しこれらの差異
が所定値を超える場合に抵抗特性記憶手段が記憶してい
る巻線抵抗値と抵抗変化係数との関係を修正するので、
気温の変化や誘導電動機周辺の環境変化等による、誘導
電動機温度と周囲温度との温度差や周囲の空気の流量等
の変化が生じても、抵抗特性記憶手段が記憶している巻
線抵抗値と抵抗変化係数との関係を実際の状態に一致す
るように修正することができ、良好に抵抗変動を推定す
ることができる。
段が、誘導電動機の巻線の温度と巻線抵抗値との関係を
予め記憶し、抵抗変化係数演算手段が出力する推定巻線
抵抗値を基に巻線の温度と巻線抵抗値との関係から巻線
の温度を推定するので、予め誘導電動機の熱抵抗、熱時
定数を設定することなく、誘導電動機の温度を推定する
ことができる。
段が、予めインバータから誘導電動機までの配線の抵抗
値を記憶し、抵抗測定手段が出力する1次巻線抵抗値か
ら配線の抵抗値を減算した値を基に1次巻線の温度を推
定するので、インバータから誘導電動機までの配線長さ
が比較的長い場合でも、1次巻線抵抗値を配線抵抗値と
分離して誘導電動機の1次巻線の温度を推定することが
できる。
段が、巻線の温度が所定値を超えた場合に、誘導電動機
の運転を停止する停止信号を制御手段に出力し、制御手
段がインバータの運転を停止するので、電動機内部に熱
電対等を装着しなくても、誘導電動機の過熱を防止でき
る。
設定手段が、第1と第2の運転サイクルに先立って、抵
抗変化係数演算手段により、設定された回数を繰り返す
所定の運転サイクルの各々の運転サイクルの起動時と停
止時に抵抗測定手段により測定された巻線抵抗値の差と
各々の運転サイクル中に発生した誘導電動機の発熱量に
係わる値から単位量当たりの巻線抵抗の抵抗変化係数を
各々の運転サイクル毎に減算し、抵抗特性記憶手段に各
々の運転サイクル毎の抵抗変化係数と巻線抵抗値との関
係を記憶させるので、所定の運転サイクルにおいて巻線
抵抗と抵抗変化係数の関係が予め抵抗特性記憶手段に記
憶され、第2の運転サイクルでは、より適切な巻線抵抗
値と抵抗変化係数の関係が記憶され、良好に抵抗変動を
推定できるようになる。
ルの前後に測定された巻線抵抗値の差と運転サイクル中
に発生した誘導電動機の発熱量に係わる値とを基に、こ
の値の単位量当たりの巻線抵抗の抵抗変化係数を演算
し、次の運転サイクルの起動時に起動時巻線抵抗値を測
定し、起動時巻線抵抗を基に抵抗変化係数と当該運転サ
イクル中の誘導電動機の発熱量の係わる値とから推定し
た推定巻線抵抗値を出力し、推定巻線抵抗値を基に誘導
電動機を駆動するインバータを制御し、当該運転サイク
ルの停止時に停止時巻線抵抗値を測定するので、誘導電
動機の発熱量が変化しても、設置条件が異なったり、熱
時定数が異なる誘導電動機に対しても運転サイクルによ
って変化する抵抗変動を推定できるようになり、推定し
た抵抗値を用いて精度良く誘導電動機の速度を制御でき
る。
ルの前後に測定された巻線抵抗値の差と運転サイクル中
に発生した誘導電動機の発熱量に係わる値とを基に、こ
の値の単位量当たりの巻線抵抗の抵抗変化係数を演算
し、巻線抵抗と抵抗変化係数の関係を記憶し、次の運転
サイクルの起動時に起動時巻線抵抗値を測定し、起動時
巻線抵抗に対応する抵抗変化係数を巻線抵抗と抵抗変化
係数の関係を参照して求め、起動時巻線抵抗を基にこの
起動時巻線抵抗に対応する抵抗変化係数と当該運転サイ
クル中の誘導電動機の発熱量に係わる値とから推定した
推定巻線抵抗値を出力し、推定巻線抵抗値を基に誘導電
動機を駆動するインバータを制御し、当該運転サイクル
の停止時に停止時巻線抵抗値を測定するので、当該運転
サイクルの起動時に測定した起動時巻線抵抗を基に、当
該運転サイクルの起動時巻線抵抗に対応する抵抗変化係
数を巻線抵抗と抵抗変化係数の関係を参照して求め、当
該運転サイクル中の発熱量に係わる値を用いて抵抗変動
を推定できるようになり、予め熱抵抗、熱時定数等を設
定することなく、さらに、起動時の抵抗がその前の運転
サイクルの起動時の抵抗と大きく差を生じている場合で
も良好に巻線抵抗を推定できる。
形態を示す図であり、第1図は本発明の実施の形態1に
よる誘導電動機の制御装置を示すブロック図、第2図は
第1図に示す誘導電動機の制御装置の制御方法を示すフ
ローチャート、第3図は本発明の実施の形態2による誘
導電動機の制御装置のブロック図、第4図は一般的な誘
導電動機の巻線抵抗値と抵抗変化係数を示す説明図、第
5図は第3図に示す抵抗特性記憶器11が記憶する巻線抵
抗値と抵抗変化係数の関係の説明図、第6図は第3図に
示す誘導電動機の制御装置の制御方法を示すフローチャ
ート、第7図は一般的な誘導電動機の電流値をパラメー
タとした巻線抵抗値と抵抗変化係数を示す説明図、第8
図は第9図に示す抵抗特性記憶器11aが記憶する巻線抵
抗値と抵抗変化係数の関係の説明図、第9図は本発明の
実施の形態2による他の態様の誘導電動機の制御装置の
ブロック図、第10図は本発明の実施の形態3による誘導
電動機の制御装置を示すブロック図、第11図は本発明の
実施の形態4による誘導電動機の制御装置を示すブロッ
ク図、第12図は従来の誘導電動機の制御装置を示すブロ
ック図である。
施の形態を示すブロック図である。図において、1は誘
導電動機、2は誘導電動機1に電圧を供給するインバー
タ、3は誘導電動機1の電流を検出する電流検出器、4
は速度指令を発生する速度指令発生器、5aは速度指令発
生器4からの出力である速度指令を入力してチューニン
グを制御するチューニング制御器、6は誘導電動機1を
制御するためのセンサレスベクトル制御器、7は起動時
及び停止時に誘導電動機1の1次巻線及び2次巻線の1
次及び2次抵抗を測定する抵抗測定器である。ここで、
2次巻線とは籠型巻線を含むものとする。8は電流検出
器3と抵抗測定器7の出力とに基づき誘導電動機1の抵
抗変化係数を演算するための抵抗変化係数演算器、9aは
電流検出器3と抵抗計測器7と抵抗変化係数演算器8の
出力とに基づき誘導電動機1の抵抗変動を指定する抵抗
変動推定器、10は起動時及び停止時には抵抗測定器7側
に閉路し、運転時にはセンサレスベクトル制御器6側に
閉路する制御切替器であり、チューニング制御器5aによ
り制御される。
生器4から速度指令ωm*が入力された起動時におい
て、チューニング制御器5aは制御切替器10を抵抗測定器
7側に閉路するように動作し、抵抗測定器7から出力さ
れたスイッチング信号によってインバータ2から誘導電
動機1に電圧が出力できるようになる。さらに、チュー
ニング制御器5aからの抵抗測定開始信号が抵抗測定器7
に入力され、抵抗測定器7は誘導電動機1の1次及び2
次抵抗値の測定を開始する。
は、例えば特開昭62−79380号公報に記載されているよ
うな方法を用いるとよい。つまり、インバータ2の出力
に直流電流IDをステップ状に発生させ、誘導電動機1の
1次電圧V1の最終値V1(∞)と直流電流の比V1(∞)/I
Dから1次抵抗R1を求め、直流電流IDによる1次電圧V1
の時刻t1、t2の過渡電圧V1(t1)、V1(t2)と最終値V1
(∞)から(4)式によって誘導電動機1の2次時定数
τ2を求め、さらにこの時定数τ2を使って(5)式か
ら2次抵抗R2を求める。なお、τ2=L2/R2であり、L2
は温度が変化しても一定値のため、予め正確に設定して
おくことができる。
状に発生させるには、通常のベクトル制御等で一般的に
用いられている電流制御器を抵抗測定器7の内部に設
け、ステップ状の電流指令をインバータ2に与えればよ
い。
り、通常の誘導電動機1では2次時定数が数十msec〜数
百msecであることから、その数倍程度の時間である数百
msec〜数secの時点の値を1次電圧V1の最終値V1(∞)
としても殆ど誤差は生じることなく、短時間で測定が終
了できる。
完了すると、チューニング制御器5aに対して抵抗測定完
了信号が送られ、同時に抵抗変化係数演算器8及び抵抗
変動推定器9aに測定結果が出力される。チューニング制
御器5aは、この抵抗測定器7から出力された抵抗測定完
了信号を入力すると制御切替器10をセンサレスベクトル
制御器6側に閉路するように動作し、センサレスベクト
ル制御器6から出力されたスイッチング信号によって誘
導電動機1の運転を開始する。
グ制御器5aを経由してセンサレスベクトル制御器6に入
力され、誘導電動機1が減速して停止すると、センサレ
スベクトル制御器6から停止完了信号がチューニング制
御器5aに出力される。チューニング制御器5aは、この停
止完了信号の入力により抵抗測定器7に抵抗測定開始信
号を出力し、抵抗測定器7はこの抵抗測定開始信号が入
力されると再び起動時と同様の方法により誘導電動機1
の1次抵抗及び2次抵抗値の測定を開始する。
を完了すると、チューニング制御器5aに対して抵抗測定
完了信号が送られ、同時に抵抗変化係数演算器8に測定
結果が出力される。抵抗変化係数演算器8は、チューニ
ング制御器5aから出力された制御信号と、電流検出器3
から出力された誘導電動機1の電流Iと、抵抗測定器7
から入力された誘導電動機1の起動時及び停止直後の1
次抵抗及び2次抵抗の測定値を入力し、起動時と停止直
後の1次抵抗及び2次抵抗測定値の差分を誘導電動機の
運転時間中に積算したΣI2t(電流2乗値の時間積分
値)で除し、(6)式及び(7)式で得られる単位量
(I2t=1)当たりの1次抵抗及び2次抵抗の変化係数
KR1、KR2を演算して抵抗変動推定器9aに出力する。こ
れは、誘導電動機1の巻線の温度上昇は誘導電動機1の
巻線抵抗に電流が流れることにより発生する抵抗損にほ
ぼ比例し、その発熱量は電流Iの2乗に比例するためで
ある。
ニング制御器5aから出力された制御信号と、電流検出器
3から出力された誘導電動機1の電流Iと、抵抗測定器
7から入力された誘導電動機1の1次抵抗及び2次抵抗
の起動時の測定値と、抵抗変化係数演算器8から出力さ
れた単位量(I2t=1)当たりの1次抵抗及び2次抵抗
の変化係数KR1、KR2を入力し、1次抵抗及び2次抵抗
の起動時の測定値を初期値として(8)式及び(9)式
により1次抵抗及び2次抵抗推定値R1*、R2*を演算し
てセンサレスベクトル制御器6に出力する。
制御器5aを経由した速度指令発生器4の出力である速度
指令値ωm*、電流検出器3の出力である電流I、及び
抵抗変動推定器9aから出力された1次抵抗及び2次抵抗
推定値R1*及びR2*を入力し、また、内部に設定された
誘導電動機1の定数や制御ゲインを用いて誘導電動機1
の速度がその指令値ωm*に追従するように制御する。
すフローチャートにより説明する。まず、ステップS11
において、1次抵抗及び2次抵抗の変化係数KR1、KR2
を適当な値に初期設定する。最初の1回目の運転時のみ
抵抗推定の誤差を許容すれば、KR1、KR2はゼロでもよ
い。
れているかどうかをチューニング制御器5aが判別し、運
転開始信号が与えられるまで待機する。運転開始信号が
与えられれば、ステップS13において、インバータ2に
より誘導電動機1に直流電流が供給され抵抗測定器7が
1次抵抗及び2次抵抗を測定する。
運転サイクルに移り、誘導電動機1の運転を開始する。
なお、ステップS14では、ステップS13において計測され
た抵抗値を初期値として、前回求められたKR1、KR2
(初回のみステップS11で設定された初期値)と誘導電
動機に流れている電流IよりKR1ΣI2t、KR2ΣI2tとし
て実運転サイクル運転中の1次抵抗及び2次抵抗の変動
分を推定し、この推定された1次抵抗及び2次抵抗を用
いてセンサレスベクトル制御器2は制御を行う。ステッ
プS15では停止信号が与えられて誘導電動機1が停止し
たかどうかをチューニング制御器5aが判別し、誘導電動
機1が運転中はステップS14に戻る。停止信号が与えら
れて誘導電動機1が停止すれば、ステップS16におい
て、再びインバータ2により誘導電動機1に直流電流が
供給され抵抗測定器7が1次抵抗及び2次抵抗を測定す
る。
た起動時の1次抵抗及び2次抵抗と、ステップS16で測
定した停止時の1次抵抗及び2次抵抗の差分を誘導電動
機1の実運転サイクルの運転時間中に積算したΣI2t
(電流2乗値の時間積分値)で除し、単位量(i2t=
1)当たりの1次抵抗及び2次抵抗の変化係数KR1、K
R2を求める。これで一連の動作が完了し、再びステップ
S12に戻り、次の運転開始信号が与えられるまで待機す
る。
サイクル中に時々刻々変化する1次抵抗、2次抵抗を抵
抗変動推定器9aは推定し、センサレスベクトル制御器6
は誘導電動機1の速度がその指令値ωm*に追従するよ
うに精度良く制御する。
り測定された起動時及び停止直後の抵抗値と電流検出器
3により検出された電流とに基づき抵抗変化係数を演算
する抵抗変化係数演算器8と、電流検出器3により検出
された電流と抵抗測定器7により測定された起動時の抵
抗値と抵抗変化係数演算器8により演算された抵抗変化
係数とに基づき抵抗変動を推定するための抵抗変動推定
器9aを設けたので、予め熱抵抗、熱時定数等設定するこ
となく誘導電動機1の抵抗変動を推定できる。
り測定された起動時の抵抗値と停止直後の抵抗値との差
分を、誘導電動機1の運転時間中に積算した、電流検出
器3により検出された電流の2乗値の時間積分値で除
し、単位熱量当たりの抵抗変化量として抵抗変化係数を
演算し、抵抗変動推定器9aは、抵抗測定器7により測定
された起動時の抵抗値を初期値とし、電流検出器3によ
り検出された電流の2乗値の時間積分値と抵抗変化係数
を乗算したものを抵抗変動値として抵抗値を推定演算す
るように構成したので、誘導電動機1に流れる電流値が
変化しても、それに対応した抵抗変動が推定できる。
分に小さい場合は、停止直後に測定した抵抗値と次回起
動時の抵抗値の差は小さいため、停止直後の値をそのま
ま用いても殆ど誤差を生じない。つまり、チューニング
制御器5aの内部に誘導電動機1の停止時間をカウントす
る停止時間計測器を設け、停止時間が誘導電動機1の熱
時定数に対して十分短い時は抵抗測定器7による起動時
の抵抗測定を省略し、停止直後に測定した抵抗値を次回
起動時の抵抗値とみなして用いてもよい。
制御器5aの内部にタイマーを設け、誘導電動機1の熱時
定数に対して十分短い適当な間隔で抵抗測定器7により
抵抗値の測定を行い、起動信号が入力された時には、抵
抗測定器7による起動時の抵抗測定の代りに直前に測定
した停止時の抵抗値を用いてもよい。
できるという効果がある。
8及び抵抗変動推定器9aにおいて、1次抵抗、2次抵抗
の変化係数演算及び1次抵抗、2次抵抗の推定演算に電
流検出器3により検出された誘導電動機1の電流の2乗
値を用いたが、センサレスベクトル制御器6内部で電流
指令値及びトルク指令値が作成されている場合はそれら
の2乗値を単位量として用いてもよい。また、誘導電動
機の出力トルクに概略比例した量を推定または検出する
手段がセンサレスベクトル制御器6内部または誘導電動
機の負荷側に備えられていれば、それらの出力の2乗値
を単位量として用いてもよい。
は、起動時と停止直後の1次抵抗及び2次抵抗測定値の
差分を誘導電動機運転時間中に積算したΣI2t(電流2
乗値の時間積分値)で除し、(6)式及び(7)式で得
られる単位量(I2t=1)当たりの1次抵抗及び2次抵
抗の変化係数KR1、KR2を演算するように構成した。こ
れは、誘導電動機1から発生する熱は殆どが誘導電動機
1の巻線抵抗に電流が流れることにより発生し、その発
熱量は電流Iの2乗に比例するためである。しかし、誘
導電動機1の軸に装着されている自冷ファン、強制ファ
ン等の冷却装置が装備されている場合、標準的な誘導電
動機1においては概略無負荷状態では温度上昇を生じな
いことが実験により確認された。そこで、抵抗変動推定
器9aにより1次抵抗及び2次抵抗の変化係数KR1、KR2
を演算するに際し、誘導電動機1の温度上昇は電流Iの
2乗から無負荷電流I0の2乗を差し引いた量に比例する
として(10)式及び(11)式により演算してもよい。
た場合、抵抗変動推定器9aは、抵抗測定器7で測定され
た起動時の1次抵抗及び2次抵抗を初期値として、(1
2)式及び(13)式により1次抵抗及び2次抵抗推定値R
1*、R2*を演算してセンサレスベクトル制御器6に出
力すればよい。
動を推定できるという効果がある。
抗変化係数演算器8は電流の2乗値の時間積分値の計算
を省略し、抵抗測定器7から入力された誘導電動機1の
起動時及び停止直後の1次抵抗及び2次抵抗の差分を起
動から停止までの運転時間で除した単位時間当たりの抵
抗変化量として1次抵抗及び2次抵抗の変化係数KR1、
KR2を演算してもよい。この場合、抵抗変動推定器9a
は、単位時間当たりの変化量として演算された1次抵抗
及び2次抵抗の変化係数KR1、KK2に起動してからの経
過時間を乗じて抵抗変化量として演算すればよい。
という効果がある。
次抵抗及び2次抵抗を測定し、抵抗変化係数演算器8に
て1次抵抗及び2次抵抗の抵抗変化係数KR1、KR2を演
算し、抵抗変動推定器9にて1次抵抗及び2次抵抗推定
値R1*、R2*を演算するように構成したが、1次抵抗及
び2次抵抗は独立して演算できるため、片方のみ推定す
るように構成してもよい。
2次抵抗の両方使用する場合は上述のように両方とも推
定し、1次抵抗のみ使用する場合は抵抗測定器7、抵抗
変化係数演算器8及び抵抗変動推定器9にて1次抵抗の
み対象として1次抵抗のみ推定し、2次抵抗のみ使用す
る場合は2次抵抗のみ対象として推定するように構成す
ればよい。
算に必要な抵抗値のみ測定することができ、抵抗測定器
76での抵抗測定の簡素化と、抵抗変化係数演算器8及び
抵抗変動推定器9aでの演算の簡略化ができるという効果
がある。
1次抵抗値のみ抵抗測定器7にて測定し、測定された1
次抵抗値を用いて抵抗変化係数演算器8にて1次抵抗の
抵抗変化係数KR1を演算し、2次抵抗の抵抗変化係数K
R2=KR1としてもよい。さらに、その逆でもよい。
機の制御装置を示すブロック図である。第3図におい
て、1は誘導電動機、2は誘導電動機1に電圧を供給す
るインバータ、3は誘導電動機1の電流を検出する電流
検出器、4は速度指令を発生する速度指令発生器、5bは
速度指令発生器4からの出力である速度指令を入力して
チューニングを制御するチューニング制御器、6は誘導
電動機1を制御するためのセンサレスベクトル制御器、
7は起動時及び停止時に誘導電動機1の1次及び2次抵
抗を測定する抵抗測定器である。8は電流検出器3と抵
抗測定器7の出力とに基づき誘導電動機1の抵抗変化係
数を演算するための抵抗変化係数演算器、11は抵抗測定
器7と抵抗変化係数演算器8の出力とを入力して抵抗変
化係数と抵抗値の関係を記憶する抵抗特性記憶器、9aは
電流検出器3と抵抗計測器7と抵抗特性記憶器11の出力
とに基づき誘導電動機1の抵抗変動を推定するための抵
抗変動推定器、10は起動時及び停止時には抵抗測定器7
側に閉路し、運転時にはセンサレスベクトル制御器6側
に閉路する制御切替器であり、チューニング制御器5bに
より制御される。
作を説明する。実施の形態1においては、抵抗変動推定
器9aにより、抵抗変化係数演算器8で1回前の起動時と
停止直後の抵抗測定値を用いて演算した抵抗変化係数K
R1、KR2を用いて抵抗変動を推定したが、実施の形態2
においては、抵抗特性記憶器11に抵抗値に対する抵抗変
化係数を記憶し、記憶した抵抗変化係数KR1、KR2を用
いて抵抗変動推定器9aにより抵抗変動を推定する。
と、誘導電動機1からはその抵抗のために単位時間当た
りIの2乗に比例する熱量が発生すると考えられる。し
かし、誘導電動機1から周囲への放熱があるため、誘導
電動機1の温度上昇は1次遅れ的な特性を示し、その結
果として、誘導電動機1の1次抵抗及び2次抵抗、及び
1次抵抗及び2次抵抗の変化係数KR1、KR2は第4図に
示したような特性となる。第4図(a)は誘導電動機の
発熱量に係わる値と抵抗値の関係を説明し、第4図
(b)は誘導電動機の発熱量に係わる値と抵抗変化係数
の関係を説明している。なお、誘導電動機1の電流が一
定の場合、第4図の横軸は時間に読み替えることができ
る。
の関係として示したのが第5図である。従って、実施の
形態1と同様の動作原理によって1次抵抗及び2次抵抗
の抵抗変化係数を実運動サイクル毎に演算して抵抗特性
記憶器11に記憶し、通常運転中は抵抗値の関数として抵
抗変化係数KR1、KR2を呼び出せば、より実際の抵抗変
化にあった係数を設定することができる。
ニング制御器5bに入力された起動時において、チューニ
ング制御器5bは制御切替器10を抵抗測定器7側に閉路
し、さらに抵抗測定開始信号を抵抗測定器7に出力す
る。抵抗測定器7はチューニング制御器5bからの抵抗測
定開始信号を入力すると誘導電動機1の1次及び2次抵
抗値の測定を開始する。なお、抵抗測定器7は実施の形
態1で述べた方法と同様の方法で抵抗値を測定する。
完了するとチューニング制御器5bに対して抵抗測定完了
を出力し、同時に抵抗変化係数演算器8、抵抗特性記憶
器11及び抵抗変動推定器9aに測定結果を出力する。チュ
ーニング制御器5bは、この抵抗測定器7から出力された
抵抗測定完了信号を入力すると制御切替器10をセンサレ
スベクトル制御器6側に閉路するように動作し、センサ
レスベクトル制御器6から出力されたスイッチング信号
によって誘導電動機1の運転を開始する。
グ制御器5bを経由してセンサレスベクトル制御器6に入
力され、誘導電動機1が減速して停止すると、停止完了
信号がチューニング制御器5bに出力される。チューニン
グ制御器5bは、この停止完了信号の入力により抵抗測定
器7に抵抗測定開始信号を出力し、抵抗測定器7はこの
抵抗測定開始信号が入力されると再び起動時と同様の方
法により誘導電動機1の1次抵抗及び2次抵抗値の測定
を開始する。
を完了すると、チューニング制御器5bに対して抵抗測定
完了信号が送られ、同時に抵抗変化係数演算器8に測定
結果が出力される。抵抗変化係数演算器8は、チューニ
ング制御器5bから出力された制御信号と、電流検出器3
から出力された誘導電動機1の電流Iと、抵抗測定器7
から入力された誘導電動機1の起動時及び停止直後の1
次抵抗及び2次抵抗の測定値を入力し、実施の形態1で
述べた方法と同様の方法で単位量(I2t=1)当たりの
1次抵抗及び2次抵抗の変化係数KR1、KR2を演算して
抵抗特性記憶器11に出力する。
る抵抗値と抵抗変化係数のうち、抵抗測定器7により測
定された起動時の抵抗測定値に最も近い抵抗値に対応す
る抵抗変化係数を抵抗変動推定器9aに出力する。抵抗変
動推定器9aはこの抵抗特性記憶器11から出力された抵抗
変化係数を入力して、実施の形態1と同様の動作により
1次抵抗及び2次抵抗の推定値を演算してセンサレスベ
クトル制御器6に出力する。この一連の動作が繰り返さ
れることにより、抵抗特性記憶器11には、複数の抵抗値
に対する抵抗変化係数KR1及びKR2が記憶され、より詳
細な抵抗値と抵抗変化係数の関係が蓄積される。また、
蓄積された抵抗値と抵抗変化係数の関係が抵抗変動推定
器9aにより抵抗推定に用いられるようになり、より精度
の高い抵抗推定が実現できる。
を第6図に示すフローチャートにより説明する。まず、
ステップS101において、運転開始信号が与えられている
かどうかをチューニング制御器5bが判別し、運転開始信
号が与えられるまで待機する。運転開始信号が与えられ
れば、ステップS102において、インバータ2により直流
電流を誘導電動機1に供給し、1次抵抗及び2次抵抗を
抵抗測定器7が測定する。次に、ステップS103では、ス
テップS102で計測された抵抗値を用いて、抵抗特性記憶
器11に記憶されている抵抗変化係数KR1、KR2を参照す
る。さらに、ステップS104で通常の運転モードである実
運転サイクルに移り、誘導電動機1の運動を開始する。
なお、ステップS104では、ステップS102で計測された抵
抗値を初期値として、ステップS103で参照したKR1、K
R2と誘導電動機に流れている電流IよりKR1ΣI2t、KR
2ΣI2tとして実運転サイクルの運転中の1次抵抗及び2
次抵抗の変動分を推定し、この推定された1次抵抗及び
2次抵抗を用いてセンサレスベクトル制御器6がインバ
ータ2の制御を行う。
が停止したかどうかをチューニング制御器5bが判別し、
誘導電動機1が運転中はステップS104に戻る。停止信号
が与えられて誘導電動機1が停止すれば、ステップS106
で再びインバータ2により誘導電動機1の1次抵抗及び
2次抵抗を測定する。さらに、ステップS107において、
ステップS102で測定した起動時の1次抵抗及び2次抵抗
と、ステップS106で測定した停止時の1次抵抗及び2次
抵抗の差分を誘導電動機1の実運転サイクルの運転時間
中に積算したΣI2t(電流2乗値の時間積分値)で除
し、単位量(i2t=1)当たりの1次抵抗及び2次抵抗
の変化係数KR1、KR2を求める。次に、ステップS108に
おいて、抵抗特性記憶器11に記憶されている抵抗値に対
する抵抗変化係数の関係データにステップS107で演算し
た最新のデータを追加、もしくは最新のデータを用いて
従来のデータの補正を行う。これで一連の動作が完了
し、再びステップS101に戻り、次の運転開始信号が与え
られるまで待機する。
制御装置によれば、抵抗測定器7により測定された起動
時及び停止直後の抵抗値と電流検出器3により検出され
た電流とに基づき抵抗変化係数を演算する抵抗変化係数
演算器8と、抵抗測定器7により測定された抵抗値と抵
抗変化係数演算器8により演算された抵抗変化係数とを
入力して抵抗変化係数と抵抗値の関係を記憶する抵抗特
性記憶器11と、電流検出器3により検出された電流と抵
抗測定器7によい測定された起動時の抵抗値と抵抗特性
記憶器11からの出力である抵抗変化係数とに基づき抵抗
変動を推定するための抵抗変動推定器9aを設けたので、
予め熱抵抗、熱時定数等設定することなく、さらに、起
動時の抵抗値がその前の抵抗値に対して大きく差を生じ
ている場合でも良好に誘導電動機1の抵抗変動を推定で
きるという効果がある。
ては、抵抗値に対応する抵抗変化係数KR1、KR2の関係
を記憶して蓄積し、記憶した関係を用いて抵抗を推定す
るようにしたが、さらに電流検出器3により検出された
電流をパラメータとして抵抗値に対応する抵抗変化係数
KR1、KR2の関係を記憶して蓄積し、実運転サイクルの
運転中の電流と抵抗値に対応する抵抗変化係数KR1、K
R2の関係を参照して抵抗を推定するように構成してもよ
い。
tに対して1次遅れ的な特性を示す。但し、誘導電動機
1の負荷状態によって誘導電動機1に流れる電流が異な
る場合は最終温度上昇値が異なることが一般に知られて
おり、誘導電動機1の温度上昇と抵抗値上昇は比例関係
にあるため、第7図(a)に示すように誘導電動機1の
電流IをパラメータとしてΣI2tに対する抵抗値の特性
が得られ、また抵抗変化係数の関係は第7図(b)に示
したような電流Iをパラメータとした特性となる。
化係数の関係として示したのが第8図である。従って、
第3図に示す誘導電動機の制御装置と同様の動作原理に
よって1次抵抗及び2次抵抗の抵抗変化係数を実運転サ
イクル毎に演算し、電流をパラメータとして抵抗特性記
憶器11aに記憶して蓄積し、実運転サイクルの運転中は
電流をパラメータとして抵抗値に対する関数として抵抗
変化係数KR1、KR2を呼び出せば、誘導電動機の複数の
負荷状態に対する実際の抵抗変化にあった係数を設定す
ることができる。
制御装置の他の態様を示すブロック図であり、第3図と
同一符号は同一又は相当部分を示す。第9図において、
11aは抵抗測定器7と抵抗変化係数演算器8の出力とを
入力して電流検出器3で検出された電流をパラメータと
して抵抗変化係数と抵抗値の関係を記憶する抵抗特性記
憶器である。
力された1次抵抗及び2次抵抗の変化係数KR1、KR2
と、電流検出器3で検出された誘導電動機1の電流とを
入力し、入力された電流をパラメータとして第8図に示
すような抵抗値と抵抗変化係数の関係を記憶するように
動作する。
抵抗変化係数のうち、電流検出器3で検出された電流に
最も近い電流値に対応して記憶されている抵抗変化係数
特性のデータから、抵抗測定器7により測定された起動
時の抵抗測定値に最も近い抵抗値に対応する抵抗変化係
数を抵抗変動推定器9aに出力する。抵抗変動推定器9aは
この抵抗特性記憶器11aから出力された抵抗変化係数を
入力して、第3図で説明した誘導電動機の制御装置と同
様の動作により1次抵抗及び2次抵抗の推定値を演算し
てセンサレスベクトル制御器6に出力する。この一連の
動作が繰り返されることにより、抵抗特性記憶器11aに
は複数の抵抗値に対する抵抗変化係数KR1及びKR2が記
憶され、より詳細な抵抗値と抵抗変化係数の関係が蓄積
される。また、それが抵抗変動推定器9aにより抵抗推定
に用いられて精度の高い抵抗推定が実現できる。さらに
は、電流をパラメータとして抵抗変化係数と抵抗値の関
係を記憶して蓄積するため、誘導電動機1の複数の負荷
状態に対する実際の抵抗変化にあった係数を設定するこ
とができ、負荷の大きさにかかわらず精度の高い抵抗値
の推定ができるという効果がある。
いては、抵抗測定器7により測定された起動時の抵抗測
定値に最も近い抵抗値に対応する抵抗変化係数を抵抗変
動推定器9aに出力するようにしたが、運転中には抵抗変
動推定器9aから出力された抵抗の推定値を抵抗特性記憶
器11aに入力し、逐次その抵抗値に最も近い抵抗値に対
応する抵抗変化係数を抵抗変動推定器9aに出力してもよ
い。これにより、連続運転状態が長時間続いて抵抗変化
係数が変化していく場合でも、推定した抵抗値の変化に
伴って最適な値が用いられるようになり、より精度の高
い抵抗値の推定ができるという効果がある。
抗値と抵抗変化係数の関係を記憶していったが、通常の
運転に先立ち、テスト運転モードとして誘導電動機1の
熱時定数よりも短い時間間隔でのサイクル運転を行い、
予め通常運転状態にて取りうる誘導電動機1の温度範囲
における複数点の抵抗値に対する抵抗変化係数を記憶し
てもよい。
制御装置を示すブロック図であり、第3図と同一符号は
同一又は相当部分を示す。第10図において、12は誘導電
動機1の運転モードを設定する運転モード設定器、5cは
速度指令発生器4からの出力である速度指令と運転モー
ド設定器12からの出力である運転モード指令を入力して
チューニングを制御するチューニング制御器である。
作を説明する。まず、運転モード設定器12にテスト運転
モードを設定すると、チューニング制御器5cはテスト用
の所定の運転サイクルとなるように切り替わる。次に、
速度指令発生器4から速度指令ωm*が入力されると、
チューニング制御器5cは制御切替器10を抵抗測定器7側
に閉路し、さらに抵抗測定開始信号を抵抗測定器7に出
力する。抵抗測定器7はチューニング制御器5cからの抵
抗測定開始信号を入力すると誘導電動機1の1次及び2
次抵抗値の測定を開始する。なお、抵抗測定器7は実施
の形態1で述べた方法と同様の方法で抵抗値を測定す
る。
完了するとチューニング制御器5cに対して抵抗測定完了
を出力し、同時に抵抗変化係数演算器8、抵抗特性記憶
器11及び抵抗変動推定器9aに測定結果を出力する。チュ
ーニング制御器5cは、この抵抗測定器7から出力された
抵抗測定完了信号を入力すると制御切替器10をセンサレ
スベクトル制御器6側に閉路するように動作し、センサ
レスベクトル制御器6から出力されたスイッチング信号
によって誘導電動機1の運転を開始する。
に誘導電動機1を減速停止させ、センサレスベクトル制
御器6から停止完了信号をチューニング制御器5cに出力
する。チューニング制御器5cは、この停止完了信号の入
力により抵抗測定器7に抵抗測定開始信号を出力し、抵
抗測定器7はこの抵抗測定開始信号が入力されると再び
起動時と同様の方法により停止時の誘導電動機1の1次
抵抗及び2次抵抗値の測定を開始する。
を完了すると、チューニング制御器5cに対して抵抗測定
完了信号が送られ、同時に抵抗変化係数演算器8に測定
結果が出力される。抵抗変化係数演算器8は、チューニ
ング制御器5cから出力された制御信号と、電流検出器3
から出力された誘導電動機1の電流Iと、抵抗測定器7
から入力された誘導電動機1の起動時及び停止直後の1
次抵抗及び2次抵抗の測定値を入力し、実施の形態1で
述べた方法と同様の方法で単位量(I2t=1)当たりの
1次抵抗及び2次抵抗の変化係数KR1、KR2を演算して
抵抗特性記憶器11に出力する。さらに、チューニング制
御器5cは上記サイクルを、運転回数、運転時間または抵
抗測定値の変化量等が予め設定された値になるまで繰り
返し行うように制御信号を出力し、その結果として抵抗
特性記憶器11には複数の抵抗値に対する抵抗変化係数K
R1及びKR2が記憶される。
チューニング制御器5cはテスト運転モードから通常運転
モードに切り替わる。次回起動時からは実施の形態2で
述べたと同様の動作により、抵抗特性記憶器11は記憶し
ている抵抗値と抵抗変化係数のうち、抵抗測定器7によ
り測定された起動時の抵抗測定値に最も近い抵抗値に対
応する抵抗変化係数を抵抗変動推定器9aに出力する。抵
抗変動推定器9aはこの抵抗特性記憶器11から出力された
抵抗変化係数を入力して、実施の形態1で述べた同様の
動作により1次抵抗及び2次抵抗の推定値を演算してセ
ンサレスベクトル制御器6に出力する。
は、より適切な抵抗値と抵抗変化係数の関係が記憶さ
れ、良好に抵抗変動が推定できるという効果がある。ま
た、起動時及び停止直後の抵抗測定を省略することも可
能であり、起動を速めることができるという効果があ
る。
ードで記憶された複数の抵抗値に対する抵抗変化係数
を、多項式近似や最小2乗法による関数近似等行い、滑
らかに補間された関数として記憶してもよい。
より実際の変化に近い値として参照することができ、良
好に抵抗変動が推定できるという効果がある。
9aにより推定された停止直後の抵抗推定値と、抵抗測定
器7により測定された停止直後の抵抗測定値を比較し、
これらの差が所定値を超えた場合には抵抗特性記憶器11
が記憶している抵抗値と抵抗変化係数の関数を補正する
ように構成してもよい。
よる、誘導電動機温度と雰囲気温度との温度差や周囲の
空気の流量等の変化が生じても、抵抗特性記憶器11に記
憶されている特性の実際の特性に一致するように常に補
正することができ、良好にて抵抗変動が推定できるとい
う効果がある。
抗変動推定器9aにより推定された抵抗値を用いて逐次抵
抗特性記憶器11に記憶されている抵抗変化係数を参照
し、抵抗変動推定器9aでは参照された抵抗変化係数を用
いて抵抗値を推定するように構成してもよい。
化していく抵抗値に逐次対応した抵抗変化係数を設定で
き、起動時からの抵抗変化量が大きくても良好に抵抗変
動が推定できるという効果がある。
動による抵抗値変化を推定し、センサレスベクトル制御
器6により推定した抵抗値を用いてインバータ2を制御
する構成としたが、抵抗値変化からさらに誘導電動機1
の温度上昇を推定するように構成してもよい。
制御装置を示すブロック図であり、第3図と同一符号は
同一又は相当部分を示す。第11図において、13は抵抗変
動推定器9aから出力された抵抗推定値を入力して誘導電
動機1の温度を推定する温度推定器、5dは速度指令発生
器4からの出力である速度指令と温度推定器13からの出
力である誘導電動機1の温度推定値を入力してチューニ
ングを制御するチューニング制御器である。
電動機1の温度が概略既知の状態における1次、2次抵
抗の抵抗値を予め記憶する。次に、抵抗変動推定器9aか
ら出力された抵抗推定値を入力して、予め記憶された抵
抗値との比と、誘導電動機1の1次導体及び2次導体の
材質に固有の熱抵抗変化係数とから誘導電動機1の1次
導体及び2次導体の温度を推定する。例えば、1次導体
の材質が銅の場合、温度t0℃において抵抗測定器7によ
り測定した抵抗値がR1(t0)とすると、抵抗変動推定器
9aから出力された抵抗値がR1(t1)における誘導電動機
1の温度t 1℃は(14)式で推定できる。
出力された誘導電動機1の上記温度推定値を入力して、
予め設定された温度以上に温度推定値が上昇すれば、焼
損防止のために誘導電動機1を停止させるように動作す
る。
値を測定する時、誘導電動機1に特別に熱電対等の検出
器を設けなくても、誘導電動機1が周囲温度とほぼ同じ
温度状態にある時に抵抗測定器7により抵抗値を測定
し、その時の周囲温度を測定したものを誘導電動機1の
温度として設定すればよい。
力された誘導電動機1の上記温度推定値を入力して、予
め設定された温度以上に温度推定値が上昇すれば、誘導
電動機1を停止させる代りに外部に警報信号を出力する
ように構成してもよい。また、誘導電動機1の温度表示
として、温度推定器13で推定された温度指定値を表示さ
せてもよい。
り測定された起動時及び停止直後の抵抗値と前記電流検
出器3により検出された電流とに基づき抵抗変化係数を
演算する抵抗変化係数演算器8と、抵抗測定器7により
測定された抵抗値と抵抗変化係数演算器8により演算さ
れた抵抗変化係数とを入力して抵抗変化係数と抵抗値の
関係を記憶する抵抗特性記憶器11と、電流検出器3によ
り検出された電流と抵抗測定手段により測定された起動
時の抵抗値と抵抗特性記憶器11からの出力である抵抗変
化係数とに基づき抵抗変動を推定するための抵抗変動推
定器9aと、抵抗変動推定器9aからの出力である推定抵抗
値から誘導電動機1の温度を推定する温度推定器13を設
けたので、予め誘導電動機の熱抵抗、熱時定数等を設定
することなく、誘導電動機の温度上昇を推定できるとい
う効果がある。
1次抵抗値は、インバータ2から誘導電動機1への配線
抵抗分も含めて測定されることになる。しかし、インバ
ータ2から誘導電動機1への配線は通常あまり温度上昇
しないように選定、布設されているため、温度変化を温
度推定器13に予め配線抵抗値Rhを設定しておき、配線抵
抗値Rhは運転中に一定と仮定して(14)式に代えて(1
5)式を用いてもよい。
抗値はブリッジ、ミリオーム計等の低抵抗測定器で測定
した値を設定しても、また、配線の単位長当たりの抵抗
値が製造者のデータ等により予め既知であれば、それに
配線長さを掛けて計算により求めて設定してもよい。
抵抗が比較的大きくても、誘導電動機1の1次抵抗変動
をより正確に推定することができ、それによって誘導電
動機1の温度上昇を良好に推定できるという効果があ
る。
を用いた誘導電動機1の抵抗測定には、単相印加、低電
圧三相印加による抵抗測定等、多くの既知の抵抗測定方
法があり、さらにこれ以外のどのような抵抗測定方法を
用いても本発明の誘導電動機の制御装置が構成できるこ
とはいうまでもない。
ることができるのはいうまでもない。
装置及び誘導電動機の制御方法は、例えば、誘導電動機
の巻線の運転中の温度変化に伴う抵抗値変化を推定し、
推定した巻線抵抗値を基に誘導電動機を指令速度に追従
するようにベクトル制御及びセンサレスでベクトル制御
を行う誘導電動機の制御装置及び誘導電動機の制御方法
に適している。
Claims (14)
- 【請求項1】(補正後)誘導電動機の運転を開始し所定
期間運転した後に停止させる第1の運転サイクルと、該
第1の運転サイクルの後再び前記誘導電動機の運転を開
始する第2の運転サイクルと、を少なくとも含むように
前記誘導電動機の運転を制御する誘導電動機の制御装置
において、 前記誘導電動機に電圧を供給するインバータと、前記誘
導電動機の巻線抵抗値を測定する抵抗測定手段と、前記
第1の運転サイクルの前後に測定された前記巻線抵抗値
の差と前記第1の運転サイクル中に発生した前記誘導電
動機の発熱量に係わる値を基に、この値の単位量当たり
の巻線抵抗の変化の度合いを表わす抵抗変化係数を演算
する抵抗変化係数演算手段と、前記第2の運転サイクル
の起動時に前記抵抗測定手段により測定された起動時巻
線抵抗値と前記第2の運転サイクル中の前記誘導電動機
の発熱量に係わる値と前記抵抗変化係数とを基に推定し
た推定巻線抵抗値を出力する抵抗変動推定手段と、前記
推定巻線抵抗値を用いて前記インバータを制御する制御
手段とを備え、前記発熱量に係わる値が、前記誘導電動
機の発熱量自体又は該発熱量に応じて変動する所定の物
理値に相当することを特徴とする誘導電動機の制御装
置。 - 【請求項2】抵抗変化係数演算手段は、第1の運転サイ
クル中に発生した誘導電動機の発熱量に係わる値を前記
誘導電動機に供給した電流値を基に演算し、抵抗変動推
定手段は、第2の運転サイクル中に発生する誘導電動機
の発熱量に係わる値を前記誘導電動機に供給した電流値
を基に演算することを特徴とする請求の範囲第1項に記
載の誘導電動機の制御装置。 - 【請求項3】抵抗変化係数演算手段は、第1の運転サイ
クル中に発生した誘導電動機の発熱量に係わる値を前記
誘導電動機に指令したトルク指令値を基に演算し、抵抗
変動推定手段は、第2の運転サイクル中に発生する誘導
電動機の発熱量に係わる値を前記誘導電動機に指令した
トルク指令値を基に演算することを特徴とする請求の範
囲第1項に記載の誘導電動機の制御装置。 - 【請求項4】抵抗推定手段は、第1の運転サイクルの停
止時に抵抗測定手段が測定した停止時巻線抵抗値を前記
第2の運転サイクルの起動時に測定した起動時巻線抵抗
として前記第2の運転サイクル中の推定巻線抵抗値を出
力することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の誘導
電動機の制御装置。 - 【請求項5】(補正後)誘導電動機の運転を開始し所定
期間運転した後に停止させる第1の運転サイクルと、該
第1の運転サイクルの後再び前記誘導電動機の運転を開
始する第2の運転サイクルと、を少なくとも含むように
前記誘導電動機の運転を制御する誘導電動機の制御装置
において、 前記誘導電動機に電圧を供給するインバータと、前記誘
導電動機の巻線抵抗値を測定する抵抗測定手段と、第1
の運転サイクルの前後に測定された前記巻線抵抗値の差
と前記第1の運転サイクル中に発生した前記誘導電動機
の発熱量に係わる値とを基に、この値の単位量当たりの
巻線抵抗の変化の度合いを表わす抵抗変化係数を演算す
る抵抗変化係数演算手段と、前記抵抗変化係数と前記巻
線抵抗値との関係を記憶し、前記第2の運転サイクルの
起動時に前記抵抗測定手段により測定された起動時巻線
抵抗値を基に記憶した前記関係を参照して抵抗変化係数
を出力する抵抗特性記憶手段と、前記起動時巻線抵抗値
を基に前記抵抗特性記憶手段から出力された抵抗変化係
数と前記第2の運転サイクルの前記誘導電動機の発熱量
に係わる値とから推定巻線抵抗値を推定して出力する抵
抗変動推定手段と、前記推定巻線抵抗値を用いて前記イ
ンバータを制御する制御手段とを備え、前記発熱量に係
わる値が、前記誘導電動機の発熱量自体又は該発熱量に
応じて変動する所定の物理値に相当することを特徴とす
る誘導電動機の制御装置。 - 【請求項6】抵抗特性記憶手段は、第1の運転サイクル
中の電流値をパラメータとして抵抗変化係数と巻線抵抗
値との関係を記憶し、抵抗測定手段が第2の運転サイク
ルの起動時に測定した起動時巻線抵抗値に対応する抵抗
変化係数を前記第2の運転サイクルの電流値を参照して
出力することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の誘
導電動機の制御装置。 - 【請求項7】抵抗特性記憶手段は、第1の運転サイクル
により抵抗変化係数演算手段が演算した抵抗変化係数と
その時点で抵抗測定手段が測定した巻線抵抗値との関係
を関数近似して記憶することを特徴とする請求の範囲第
5項に記載の誘導電動機の制御装置。 - 【請求項8】抵抗変化係数演算手段は、第2の運転サイ
クルの停止時に推定した推定巻線抵抗と抵抗測定手段が
前記第2の運転サイクルの停止時に測定した停止時巻線
抵抗とを比較しこれらの差異が所定値を超える場合に抵
抗特性記憶手段が記憶している巻線抵抗値と抵抗変化係
数との関係を修正することを特徴とする請求の範囲第5
項に記載の誘導電動機の制御装置。 - 【請求項9】誘導電動機の巻線の温度と巻線抵抗値との
関係を予め記憶し、抵抗変化係数演算手段が出力する推
定巻線抵抗値を基に前記巻線の温度と巻線抵抗値との関
係から前記巻線の温度を推定する温度推定手段を具備し
たことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の誘導電動
機の制御装置。 - 【請求項10】温度推定手段は、予めインバータから誘
導電動機までの配線の抵抗値を記憶し、抵抗測定手段が
出力する1次巻線抵抗値から前記配線の抵抗値を減算し
た値を基に前記1次巻線の温度を推定することを特徴と
する請求の範囲第9項に記載の誘導電動機の制御装置。 - 【請求項11】温度推定手段は、巻線の温度が所定値を
超えた場合に、誘導電動機の運転を停止する停止信号を
制御手段に出力し、この制御手段がインバータの運転を
停止することを特徴とする請求の範囲第9項に記載の誘
導電動機の制御装置。 - 【請求項12】第1と第2の運転サイクルに先立って、
抵抗変化係数演算手段により、設定された回数を繰り返
す所定の運転サイクルの各々の運転サイクルの起動時と
停止時に抵抗測定手段により測定された巻線抵抗値の差
と前記各々の運転サイクル中に発生した誘導電動機の発
熱量に係わる値から単位量当たりの巻線抵抗の抵抗変化
係数を前記各々の運転サイクル毎に演算し、抵抗特性記
憶手段に前記各々の運転サイクル毎の前記抵抗変化係数
と前記巻線抵抗値との関係を記憶させる運転モード設定
手段を具備したことを特徴とする請求の範囲第5項に記
載の誘導電動機の制御装置。 - 【請求項13】(補正後)運転サイクルの前後に測定さ
れた巻線抵抗値の差と前記運転サイクル中に発生した誘
導電動機の発熱量に係わる値とを基に、この値の単位量
当たりの巻線抵抗の変化の度合いを表わす抵抗変化係数
を演算する係数演算ステップと、次の運転サイクルの起
動時に起動時巻線抵抗値を測定する起動抵抗測定ステッ
プと、前記起動時巻線抵抗を基に前記抵抗変化係数と当
該運転サイクル中の誘導電動機の発熱量に係わる値とか
ら推定した推定巻線抵抗値を出力する巻線抵抗値推定ス
テップと、前記推定巻線抵抗値を基に前記誘導電動機を
駆動するインバータを制御する制御ステップと、当該運
転サイクルの停止時に停止時巻線抵抗値を測定する停止
時抵抗測定ステップとを備え、前記発熱量に係わる値
が、前記誘導電動機の発熱量自体又は該発熱量に応じて
変動する所定の物理値に相当することを特徴とする誘導
電動機の制御方法。 - 【請求項14】(補正後)運転サイクルの前後に測定さ
れた巻線抵抗値の差と前記運転サイクル中に発生した誘
導電動機の発熱量に係わる値とを基に、この値の単位量
当たりの巻線抵抗の変化の度合いを表わす抵抗変化係数
を演算する係数演算ステップと、前記巻線抵抗と前記抵
抗変化係数の関係を記憶する記憶ステップと、次の運転
サイクルの起動時に起動時巻線抵抗値を測定する起動時
抵抗測定ステップと、前記起動時巻線抵抗に対応する抵
抗変化係数を前記巻線抵抗と前記抵抗変化係数の関係を
参照して求める係数抽出ステップと、前記起動時巻線抵
抗を基にこの起動時巻線抵抗に対応する抵抗変化係数と
当該運転サイクル中の誘導電動機の発熱量に係わる値と
から推定した推定巻線抵抗値を出力する巻線抵抗推定ス
テップと、前記推定巻線抵抗値を基に前記誘導電動機を
駆動するインバータを制御する制御ステップと、前記当
該運転サイクルの停止時に停止時巻線抵抗値を測定する
停止時抵抗測定ステップとを備え、前記発熱量に係わる
値が、前記誘導電動機の発熱量自体又は該発熱量に応じ
て変動する所定の物理値に相当することを特徴とする誘
導電動機の制御方法。
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|---|---|---|---|---|
| JP2017055927A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 日立アプライアンス株式会社 | 洗濯機 |
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-
1997
- 1997-03-24 WO PCT/JP1997/000952 patent/WO1998043347A1/ja not_active Ceased
- 1997-03-24 JP JP54539998A patent/JP3320073B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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