JP3322657B2 - バナナ用コンテナー - Google Patents
バナナ用コンテナーInfo
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Description
保管および熟成に好適なバナナ用コンテナーに関する。
カ、台湾等から輸入されている。バナナは適期収穫して
さらに追熟処理によって完熟し可食状態となる。バナナ
は、収穫後に直ちに消毒、洗浄され、その後蒸散防止の
ために穴の開いたポリフィルムの袋に包装されて、ダン
ボール箱に収納される。そして、ダンボール箱はパレタ
イズされて港まで輸送される。海上輸送中、船倉内で
は、13.5℃まで冷却される。日本では、陸揚げ直後
に薫蒸されて、輸入業者に引き渡される。輸入業者は、
一度倉庫に入れてダンボール箱の短辺側の側壁に設けた
透孔から希釈エチレンガスを充填するとともに、15℃
〜20℃に調整しながら4〜5日掛けて熟成(色付け)
を行う。
図6示すように、上下面および短側面に透孔を設けたダ
ンボール箱が使用されている。即ち、ダンボール箱1
は、短辺側の底板2と長辺側の底板3を折り重ねたとき
これら底板2、3の先端面で囲まれて中央部に形成され
た長方形状の底部透孔5と、短辺側の蓋板7と長辺側の
蓋板9を折り重ねたときこれら蓋板7、9の先端面で囲
まれて中央部に形成された長方形状の蓋部透孔10とを
備えている。さらに、短辺側の側壁には、中央上部に手
掛け孔11、下端隅部に小孔13が穿設されている。
て、船倉に並列されるとともに上下に複数段に積み重ね
られて保管される。そして、船倉内では海上輸送中、ダ
ンボール箱の下方から吹き上げられた空気がダンボール
箱1の底部透孔5から上部透孔10へと抜けることによ
って収容されているバナナを13.5℃まで冷却する。
底部透孔5および上部透孔10は船倉内でダンボール箱
内に空気を循環させるための通気孔である。
には、熟成室内に二段に積み重ねたダンボール箱を一定
の間隔を置いて二列に並列させ、希釈エチレンガスをダ
ンボール箱の外側から送り、列の間から吸引する方法が
採られている。手掛け孔11および小孔13は、前記希
釈エチレンガスを段ボール箱内に循環させるための通気
孔として機能する。
ような従来のダンボール箱による輸送方法には次のよう
な問題がある。即ち、バナナは鮮度を保持するためには
収穫後速やかに冷却することが必要であるが、ダンボー
ル箱はむしろ保温性があり冷却効果が悪いという問題が
ある。また、ダンボール箱には吸湿性があるから、輸送
中に耐圧強度が低下し下段の方では潰れることがあり、
特に海上輸送中のピッチング・ローリングによって一層
潰れることがあるとともに、側壁や底部が膨らみ、収納
されたバナナ同士が擦れ合って傷付きの原因となってい
る。
時に着色ムラや熟成ムラが生じる。ダンボールは強度が
弱く、熟成用の開口部の位置が制限され、利用の位置に
設けられないために通気がバランスが悪い。通気性をよ
くするために透孔を多く設ければ強度が低下して使用で
きない。さらい、ダンボール箱は、組み立て作業が繁雑
であるとともに、再使用することができない使い捨てで
あるから、膨大な量のゴミとなって廃棄されることにな
り、そのゴミとしての処分の問題とともに、天然資源の
浪費による地球環境の破壊につながり大きな社会問題と
なっている。また、ダンボール箱は、解体する場合に手
間がかかるばかりでなく、怪我をするおそれがあり、積
み替えの際には中がほとんど見えないために乱雑に取り
扱われ、成熟後の軟弱な果肉、表皮を一層傷つける結果
となっている。
もので、バナナの品質を保持するとともに、取り扱いや
すく、熟成、輸送効率および作業性に優れたバナナ用コ
ンテナーを提供するものである。
成するために次のような構成とした。即ち、この発明の
バナナ用コンテナーは、平面矩形の底板と高さを150
〜200mmとした4つの側壁とを有し、短辺側の側壁
はヒンジを介して底板上に折り畳み自在に連接され、長
辺側の側壁は底板に設けた高さ調整部との間のヒンジを
介して折り畳み自在に連接された組立自在なコンテナー
であって、底板の略中央部に長方形状の透孔を穿設し、
底板の端縁には前記高さ調整部に沿って溝を設け、長辺
側の側壁には上端部と下端部に通気孔を設けてなり、前
記上端部の通気孔は側壁の上端から側壁内面高さの35
%以内に設け、前記下端部の通気孔は底板上面から40
mm以内に設け、さらに、短辺側の側壁には、上部中央
と下部隅部に通気孔を設け、合成樹脂によって成形した
ことを特徴とする。前記通気孔の開口率は、側壁の面積
に対して2〜10%とすることが好ましい。また、長辺
側の側壁に設けた通気孔は、複数の小孔を連続して設け
ることができる。
ンテナーを図面に基づいて詳細に説明する。コンテナー
20は一体に成形された合成樹脂製容器であって、矩形
の底体21と4つの側壁23〜26を有し、図示した実
施形態では、底体21は短辺側370×長辺側570m
m、側壁の高さは160mmに形成されている。側壁2
3〜26のうちは、側壁23、25が長辺側の側壁を、
側壁24、26が短辺側の側壁をそれぞれ形成してい
る。
設けられたヒンジを介して、内側に向かって底板21の
上に折り畳むことができ、その最終的な折り畳み形状が
図5に示されている。短辺側の側壁24、26は内側下
端部と底板21との間に設けられたヒンジ27によって
折り曲げ自在とされており、長辺側の側壁23、25は
内側下端部と底板21に設けた高さ調整部29との間に
設けられたヒンジ30によって折り曲げ自在とされてい
る。高さ調整部29は、長辺側の側壁23、25を内方
に折り畳んだとき短辺側の側壁24、26の上に水平に
載置されるように、側壁24、26の厚さと同じか、僅
かに高くなるように形成されている。
体とするためには、最初に長辺側の側壁23、25を直
立位置に立ち上げ、次いで短辺側の側壁24、26を同
様に底板21に対して直立位置まで立ち上げればよい。
側壁23〜26は、直立状態に立ち上げた位置で互いに
ロックされる。このロック機構の一例が、図4に示され
ている。即ち、図示する実施形態では、向かい合う短辺
側の側壁24、26の縁面に係止孔31を形成し、長辺
側の側壁23、25の縁部の内側端面に前記係止孔31
に対応するフック33を形成してなる。側壁を立ち上げ
て組み立てるときに、対応する係止孔31にフック33
を挿入することによって側壁が互いにロックされる。こ
のロックは解除可能であり、図5に示す折り畳み状態と
することができる。
ように、中央部に長方形状の透孔34が穿設されてお
り、さらに、長手方向の側端縁には高さ調整部29との
間に溝36が設けられている。透孔34は、海上輸送中
に船倉内において冷気を循環させるためのものであり、
収納したバナナの湾曲したアーチによって跨ぎ、バナナ
が当たり難い大きさとする。図示する実施形態では、長
手方向400mm×短手方向40mmに形成されてい
る。前記溝36は、結露水や樹液によるバナナの汚れを
防止するために、結露水等を溜めておくためのものであ
る。従って、底板21の上面は、水平面であっても良い
が、中央部が僅かに高くした湾曲面とすることが好まし
い。尚、前記溝36は、底板21の長手方向の端縁に設
けたが、短手方向の端縁に設けてもよいし、周縁全体に
設けてもよい。
mとし、上端部と下端部にそれぞれ通気孔35、37お
よび通気孔39、40が設けられている。側壁の高さ方
向において、中央部はバナナが接触しても傷が付かない
ように平滑面となし、通気孔35、39を設ける高さH
1はバナナとの接触が少ない範囲、例えば、上端から側
壁内面高さの35%以内に、また、通気孔37、40を
設ける高さH2は底板上面から40mm以内に設ける。
そして、側壁の高さは、船倉内の作業性と積載効率、お
よび取り扱い易さ等から155〜170mmとし、通気
孔は上端から側壁高さの30%以内に、底板上面から3
5mm以内に設けることが好ましい。このように、通気
孔を設ける位置を側壁の上部と下部に限定したことがこ
の発明の特徴の一つである。
側壁面積の2〜10%とする。2%以下では通気性が悪
く十分な熟成条件が得られないとともに、10%以上で
はバナナが乾燥するなどの熟成条件に問題となる。
中間位置の通気孔は把手孔を兼ねることができる。通気
孔35、37および通気孔39、40は、内部の空気の
循環効率を考慮して設けられるが、その形状、大きさ等
は特に限定されない。通気孔の位置が、側壁上端から側
壁内面高さの35%以内、底板の上面から40mm以内
であり、開口面積が2〜10%の範囲内であれば、小孔
を連続させて形成してもよいし、1つのスリット状の長
孔であってもよいし、これらの組合せであってもよい。
〜26の上端面と底板21の下面外周縁に積み重ねたと
き互いに嵌合する凹凸が形成されている。即ち、コンテ
ナー20の隅部を構成する側壁23〜26の端部上面
は、凸部41とされ、その内側に凹部43が形成されて
いる。凸部41と凹部3とは適宜組み合わせて形成する
ことができる。底板21の下面外周縁においては、隅部
に凹部45が形成され、その内側に凸部47が形成され
ている。前記凸部41と凹部45、および凹部43と凸
部47は、それぞれ垂直方向において対応する位置に形
成されており、同一方向に積み重ねたとき互いに嵌合し
て荷崩れを防止する。
られている。前記切欠49は、コンテナー20を積み重
ねる際に、上段のコンテナーを下段のコンテナーに対し
て直角方向に向きを変えて積み重ねる、いわゆるボンド
スタックとした場合にも、滑りを防止し安定した積み重
ねができるように、側壁上端が当接する位置に側壁が嵌
合する大きさに形成されている。上記凹部45が底板2
1の下面周縁を切り欠いて形成する場合には、凸部47
は底板21の下面と同一面となっているから、前記切欠
49は短手方向に設けた溝によって構成されるが、上記
凸部47を底板21の下面から突出させることによって
形成する場合には、凹部45は底板21の下面と同一面
となっているから、前記切欠49は凸部47の一部に凹
部を設けることによって構成することができる。
折り畳むことができる組み立て自在箱であることが好ま
しいが、その組み立て機構については限定されるもので
はなく、公知の組み立て機構を応用することができる。
また、コンテナー20は、組み立て自在箱の他、下段の
コンテナーの上部開口部に上段の容器の下部を嵌合させ
ることによって減容することができるネスティング構造
の容器であってもよい。
ように、底板の中央部に透孔を設けたから、冷気がスム
ーズに循環し、急速に冷却することができる。特に船倉
内での冷却に有効である。また、底板の端縁には側壁と
の間に溝を形成したので、結露水や樹液がバナナを汚す
ことがなく、鮮度を保持することができる。また、側壁
の通気孔はバナナが当接することが少ない上部と下部に
設けたから傷を付けることがなく、特に合成樹脂製であ
って底板と側壁は耐圧強度に優れているから変形や潰れ
がないことと相まって、海上輸送中のピッチング・ロー
リングによってもバナナ同士の擦れが少なく傷を付ける
こともない。また、通気孔の開口率を2〜10%とした
から、十分な熟成条件が得られる。さらに、上部は開口
しているから、極めて通気性がよいとともに、中身が見
えるので取り扱いも慎重になり、品質保持にも有効であ
る。
である。
な斜視図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 平面矩形の底板と高さを150〜200
mmとした4つの側壁とを有し、短辺側の側壁はヒンジ
を介して底板上に折り畳み自在に連接され、長辺側の側
壁は底板に設けた高さ調整部との間のヒンジを介して折
り畳み自在に連接された組立自在なコンテナーであっ
て、底板の略中央部に長方形状の透孔を穿設し、底板の
端縁には前記高さ調整部に沿って溝を設け、長辺側の側
壁には上端部と下端部に通気孔を設けてなり、前記上端
部の通気孔は側壁の上端から側壁内面高さの35%以内
に設け、前記下端部の通気孔は底板上面から40mm以
内に設け、さらに、短辺側の側壁には、上部中央と下部
隅部に通気孔を設け、合成樹脂によって成形したことを
特徴とするバナナ用コンテナー。 - 【請求項2】 通気孔の開口率は、側壁の面積に対して
2〜10%であることを特徴とする請求項1に記載のバ
ナナ用コンテナー。 - 【請求項3】 通気孔は長辺側の側壁において複数の小
孔を連続して設けたことを特徴とする請求項1または2
に記載のバナナ用コンテナー。
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