JP3322864B2 - 角型鋼管の識別表示方法及びその識別表示を有する鋼管 - Google Patents
角型鋼管の識別表示方法及びその識別表示を有する鋼管Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、鉄骨造の建築物又は
建造物の鉄柱として使用される角型鋼管の品質等を識別
するための識別表示方法と、かかる識別表示が設けられ
た角型鋼管、特に、建築用の横断面が正方形又は長方形
の角型鋼管に関するものである。
建造物の鉄柱として使用される角型鋼管の品質等を識別
するための識別表示方法と、かかる識別表示が設けられ
た角型鋼管、特に、建築用の横断面が正方形又は長方形
の角型鋼管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄骨造の建築物又は建造物に使用される
角型鋼管としては、従来から各種のものが存在するが、
近年地震対策用に開発された耐震性を有するものが製品
化されている。そして、この耐震性を有する鋼管を識別
し、表示するためには、例えば、その鋼管の外側面の長
手方向に、商標、鋼管の種類の表示(品質表示)、寸法
(例えば、辺の長さ×辺の長さ×厚さ×長さ)、製造
年、工場略号、管理番号、パイプ番号等を表示し、それ
に続いて更に商標等を順次繰り返して表示しているのが
普通である。
角型鋼管としては、従来から各種のものが存在するが、
近年地震対策用に開発された耐震性を有するものが製品
化されている。そして、この耐震性を有する鋼管を識別
し、表示するためには、例えば、その鋼管の外側面の長
手方向に、商標、鋼管の種類の表示(品質表示)、寸法
(例えば、辺の長さ×辺の長さ×厚さ×長さ)、製造
年、工場略号、管理番号、パイプ番号等を表示し、それ
に続いて更に商標等を順次繰り返して表示しているのが
普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の表示方法
においては、耐震性を有する角型鋼管を適宜長さに切断
して使用する場合、或いは、この鋼管を鉄柱として建築
物に使用し、横梁を接合するためにダイヤフラムをこの
鋼管に溶接接合した場合等において、その鋼管の品質表
示等が隠れてしまったり、切断により視認することがで
きなくなってしまうという問題が存在している。そこ
で、本願発明においては、特定の品質表示が施された角
型鋼管において、その品質表示を簡単に外部から視認
し、確認することができる識別表示を設ける方法を提供
することをその課題としている。また、この識別表示が
設けられた角型鋼管を提供することもその課題とすると
ころである。尚、本願発明に係る角型鋼管の識別表示方
法は、この方法を使用することによってこの識別表示を
有する角型鋼管が製造されるという、関係に立つもので
ある。
においては、耐震性を有する角型鋼管を適宜長さに切断
して使用する場合、或いは、この鋼管を鉄柱として建築
物に使用し、横梁を接合するためにダイヤフラムをこの
鋼管に溶接接合した場合等において、その鋼管の品質表
示等が隠れてしまったり、切断により視認することがで
きなくなってしまうという問題が存在している。そこ
で、本願発明においては、特定の品質表示が施された角
型鋼管において、その品質表示を簡単に外部から視認
し、確認することができる識別表示を設ける方法を提供
することをその課題としている。また、この識別表示が
設けられた角型鋼管を提供することもその課題とすると
ころである。尚、本願発明に係る角型鋼管の識別表示方
法は、この方法を使用することによってこの識別表示を
有する角型鋼管が製造されるという、関係に立つもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の第1のものは、角型鋼管の少なくとも一
側面の幅方向の中央位置から外れた位置について、側面
の長手方向へ連続的に 又は断続的に色彩による識別表示
を設けると共に、鋼管の一方又は両方の端面の全部又は
一部にも色彩による識別表示を設け、この鋼管が適宜長
さに切断されたときでも、又は、この鋼管にダイヤフラ
ム等を接合して、鋼管の外側面の一部分が隠蔽されたと
きでも、その識別表示が現出している状態となることを
特徴とする角型鋼管の識別表示方法である。ここでいう
色彩は、有彩色又は無彩色の何れの色彩をも含むもので
ある。
に、本願発明の第1のものは、角型鋼管の少なくとも一
側面の幅方向の中央位置から外れた位置について、側面
の長手方向へ連続的に 又は断続的に色彩による識別表示
を設けると共に、鋼管の一方又は両方の端面の全部又は
一部にも色彩による識別表示を設け、この鋼管が適宜長
さに切断されたときでも、又は、この鋼管にダイヤフラ
ム等を接合して、鋼管の外側面の一部分が隠蔽されたと
きでも、その識別表示が現出している状態となることを
特徴とする角型鋼管の識別表示方法である。ここでいう
色彩は、有彩色又は無彩色の何れの色彩をも含むもので
ある。
【0005】 この識別表示方法によって、鋼管が適宜長
さに切断されたときでも、切断された何れの部分にも識
別表示が現れている状態となり、或いはまた、鋼管が建
築物又は建造物の鉄柱として使用され、ダイヤフラムを
介して横梁(例えばI形綱)を固定して骨組が完成した
ときに、この識別表示がダイヤフラムにより隠されるこ
となく、外側から目に見える状態となり、この骨組の鉄
柱として例えば耐震性を有する鋼管が使用されているか
否かを簡単に視認することが可能となり、建築確認検査
等を容易に行うことができることとなる。また、鋼管の
一方又は両方の端面にも識別表示が成されていることに
より、この鋼管が製造工程を終えて製品として工場の施
設内に積み上げられて、保管されている場合にも、その
端面側からも容易にその鋼管が例えば耐震性を有する製
品であることを簡単に視認することが可能となる。
さに切断されたときでも、切断された何れの部分にも識
別表示が現れている状態となり、或いはまた、鋼管が建
築物又は建造物の鉄柱として使用され、ダイヤフラムを
介して横梁(例えばI形綱)を固定して骨組が完成した
ときに、この識別表示がダイヤフラムにより隠されるこ
となく、外側から目に見える状態となり、この骨組の鉄
柱として例えば耐震性を有する鋼管が使用されているか
否かを簡単に視認することが可能となり、建築確認検査
等を容易に行うことができることとなる。また、鋼管の
一方又は両方の端面にも識別表示が成されていることに
より、この鋼管が製造工程を終えて製品として工場の施
設内に積み上げられて、保管されている場合にも、その
端面側からも容易にその鋼管が例えば耐震性を有する製
品であることを簡単に視認することが可能となる。
【0006】本願発明の第2のものは、上記第1の発明
において、識別表示が、鋼管の長手方向の全体に渡り設
けられた所定幅のラインから成ることを特徴とする角型
鋼管の識別表示方法である。
において、識別表示が、鋼管の長手方向の全体に渡り設
けられた所定幅のラインから成ることを特徴とする角型
鋼管の識別表示方法である。
【0007】 この識別表示方法により、鋼管の外側面の
長手方向の全体にいわばラインを引くように識別表示を
設けることができ、例えば製造工程の最終段階で、錆止
め塗料等を使用してより簡単に鋼管の外側面に塗布する
ことが可能となる。
長手方向の全体にいわばラインを引くように識別表示を
設けることができ、例えば製造工程の最終段階で、錆止
め塗料等を使用してより簡単に鋼管の外側面に塗布する
ことが可能となる。
【0008】本願発明の第3のものは、上記第1又は第
2の発明において、識別表示が錆止め塗料によって表示
されたことを特徴とする鋼管の識別表示方法である。識
別表示として錆止め塗料を使用しているために、建築物
の骨組が完成した後に、その骨組全体に錆止め塗料が塗
布されるのであるが、その際に識別表示の部分が単に錆
止め塗料が二度塗りされるのみで、錆止めの効果の点で
何らの障害をも生じないものとなる。即ち、この識別表
示として通常の錆止め効果を有していない塗料等を使用
すると、この識別表示の個所の錆止め効果に問題が生じ
るおそれがあるが、錆止め塗料を使用することにより、
この問題を解決することができる。
2の発明において、識別表示が錆止め塗料によって表示
されたことを特徴とする鋼管の識別表示方法である。識
別表示として錆止め塗料を使用しているために、建築物
の骨組が完成した後に、その骨組全体に錆止め塗料が塗
布されるのであるが、その際に識別表示の部分が単に錆
止め塗料が二度塗りされるのみで、錆止めの効果の点で
何らの障害をも生じないものとなる。即ち、この識別表
示として通常の錆止め効果を有していない塗料等を使用
すると、この識別表示の個所の錆止め効果に問題が生じ
るおそれがあるが、錆止め塗料を使用することにより、
この問題を解決することができる。
【0009】本願発明の第4のものは、角型鋼管の少な
くとも一側面の幅方向の中央位置から外れた位置につい
て、側面の長手方向へ連続的に又は断続的に色彩による
識別表示を設けると共に、鋼管の一方又は両方の端面の
全部又は一部にも色彩による識別表示を設け、この鋼管
が適宜長さに切断されたときでも、又は、この鋼管にダ
イヤフラム等を接合して、鋼管の外側面の一部分が隠蔽
されたときでも、その識別表示が現出している状態とな
ることを特徴とする識別表示を有する鋼管である。この
鋼管により、上記第1の発明と同様の効果が発揮され
る。
くとも一側面の幅方向の中央位置から外れた位置につい
て、側面の長手方向へ連続的に又は断続的に色彩による
識別表示を設けると共に、鋼管の一方又は両方の端面の
全部又は一部にも色彩による識別表示を設け、この鋼管
が適宜長さに切断されたときでも、又は、この鋼管にダ
イヤフラム等を接合して、鋼管の外側面の一部分が隠蔽
されたときでも、その識別表示が現出している状態とな
ることを特徴とする識別表示を有する鋼管である。この
鋼管により、上記第1の発明と同様の効果が発揮され
る。
【0010】本願発明の第5のものは、上記第4の発明
において、識別表示が、鋼管の長手方向の全体に渡り設
けられた所定幅のラインから成ることを特徴とする識別
表示を有する鋼管である。この発明により、上記第2の
発明と同様の効果が発揮される。
において、識別表示が、鋼管の長手方向の全体に渡り設
けられた所定幅のラインから成ることを特徴とする識別
表示を有する鋼管である。この発明により、上記第2の
発明と同様の効果が発揮される。
【0011】本願発明の第6のものは、上記第4又は第
5の発明において、識別表示が錆止め塗料によって表示
されたことを特徴とする識別表示を有する鋼管である。
これにより、上記第3の発明と同様の効果が発揮され
る。
5の発明において、識別表示が錆止め塗料によって表示
されたことを特徴とする識別表示を有する鋼管である。
これにより、上記第3の発明と同様の効果が発揮され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面と共に本願発明
の実施の形態について説明する。添付の図面は、すべて
本願発明の実施の形態を図示するものである。また、本
願発明は、角型鋼管に適用する。図1は、本願発明に係
る識別表示を有する角型鋼管の一部切欠斜視説明図であ
り、一例として横断面が略正方形で、一辺の長さが40
0mm×400mm、厚みが16mm、長さが8mの耐
震性を有する建築構造用の鋼管10を図示している。こ
の鋼管10の両端面11、12の全体に、錆止め塗料が
塗布されている(右側の端面12は図に表れていな
い)。また、鋼管10の一側面15の幅方向wの中央位
置(一点鎖線Lで示す)から外れた位置に幅約15mm
程度のライン16を、側面15の長手方向の全体に渡り
連続的に設ける。このライン16は、鋼管10の軸芯と
略平行に設けられ、鋼管10の両端面11、12と同様
に、錆止め塗料が塗布されて表示されたものである。
の実施の形態について説明する。添付の図面は、すべて
本願発明の実施の形態を図示するものである。また、本
願発明は、角型鋼管に適用する。図1は、本願発明に係
る識別表示を有する角型鋼管の一部切欠斜視説明図であ
り、一例として横断面が略正方形で、一辺の長さが40
0mm×400mm、厚みが16mm、長さが8mの耐
震性を有する建築構造用の鋼管10を図示している。こ
の鋼管10の両端面11、12の全体に、錆止め塗料が
塗布されている(右側の端面12は図に表れていな
い)。また、鋼管10の一側面15の幅方向wの中央位
置(一点鎖線Lで示す)から外れた位置に幅約15mm
程度のライン16を、側面15の長手方向の全体に渡り
連続的に設ける。このライン16は、鋼管10の軸芯と
略平行に設けられ、鋼管10の両端面11、12と同様
に、錆止め塗料が塗布されて表示されたものである。
【0013】ライン16は、鎖線Lの図中上方又は下方
の何れの側にずれていてもよく、鋼管10の4つの側面
の何れか少なくとも1つの側面に設けられていればよ
い。また、4つの側面の全てに表示されていてもよいこ
とも勿論のことである。ライン16の幅は、全く自由に
設定することができるが、ある程度遠く離れた位置から
も視認できるように、上記実施形態のように略15mm
程度の幅を有することが望ましい。錆止め塗料として
は、その種類は特に限定されるものでなく、現在利用さ
れている各種のものを使用することができる。また、そ
の色彩は、橙色或いは赤茶色を呈しているものが普通で
ある。従って、図1において、影線を施した部分(通常
は橙色又は赤茶色を呈する)が本願発明の識別表示が施
された部分となる。尚、この形態においては、識別表示
を鋼管10の長手方向の両端部間の全体に渡り設けてい
るが、必ずしも両端部間の全体に渡り設けていなくとも
よく、両端部からそれぞれ適宜長さ分だけ短く表示して
もよいことは勿論のことである。
の何れの側にずれていてもよく、鋼管10の4つの側面
の何れか少なくとも1つの側面に設けられていればよ
い。また、4つの側面の全てに表示されていてもよいこ
とも勿論のことである。ライン16の幅は、全く自由に
設定することができるが、ある程度遠く離れた位置から
も視認できるように、上記実施形態のように略15mm
程度の幅を有することが望ましい。錆止め塗料として
は、その種類は特に限定されるものでなく、現在利用さ
れている各種のものを使用することができる。また、そ
の色彩は、橙色或いは赤茶色を呈しているものが普通で
ある。従って、図1において、影線を施した部分(通常
は橙色又は赤茶色を呈する)が本願発明の識別表示が施
された部分となる。尚、この形態においては、識別表示
を鋼管10の長手方向の両端部間の全体に渡り設けてい
るが、必ずしも両端部間の全体に渡り設けていなくとも
よく、両端部からそれぞれ適宜長さ分だけ短く表示して
もよいことは勿論のことである。
【0014】図2は、本願発明の識別表示が設けられた
鋼管10に各種のダイヤフラムを溶接接合した状態の説
明図であって、その(A)が通しダイヤフラムを、その
(B)が外ダイヤフラムを、その(C)が内ダイヤフラ
ムをそれぞれ溶接接合した状態を図示している。これら
の図から解る通り、鋼管10に表示された識別表示用の
ライン16は、ダイヤフラム20、21、22のそれぞ
れが鋼管10に溶接接合された状態においても、外側か
ら視覚を通して確認することが可能となる。これは、識
別表示のライン16が、鋼管10の一側面の幅方向(横
方向)の中央位置から少しずれた、或いは外れた位置に
設けられているためである。I形鋼からなる横梁は、こ
れらのダイヤフラムに接合固定されることとなる。
鋼管10に各種のダイヤフラムを溶接接合した状態の説
明図であって、その(A)が通しダイヤフラムを、その
(B)が外ダイヤフラムを、その(C)が内ダイヤフラ
ムをそれぞれ溶接接合した状態を図示している。これら
の図から解る通り、鋼管10に表示された識別表示用の
ライン16は、ダイヤフラム20、21、22のそれぞ
れが鋼管10に溶接接合された状態においても、外側か
ら視覚を通して確認することが可能となる。これは、識
別表示のライン16が、鋼管10の一側面の幅方向(横
方向)の中央位置から少しずれた、或いは外れた位置に
設けられているためである。I形鋼からなる横梁は、こ
れらのダイヤフラムに接合固定されることとなる。
【0015】図3は、本願発明に係る各種の識別表示が
なされた角型の鋼管10の一側面を図示する側面図であ
る。図3(A)に図示したものにおいては、鋼管10の
一側面15の幅方向(上下方向)の中央部位から下の部
分に錆止め塗料を塗布して、識別表示16aとしたもの
である。これによって、この鋼管10にダイヤフラム等
を溶接したときでも、この識別表示16aは、隠れてし
まうことがなく、鋼管10の何れの個所で切断したとし
ても、切断されたそれぞれの鋼管には識別表示16aが
表示されたままとなる。
なされた角型の鋼管10の一側面を図示する側面図であ
る。図3(A)に図示したものにおいては、鋼管10の
一側面15の幅方向(上下方向)の中央部位から下の部
分に錆止め塗料を塗布して、識別表示16aとしたもの
である。これによって、この鋼管10にダイヤフラム等
を溶接したときでも、この識別表示16aは、隠れてし
まうことがなく、鋼管10の何れの個所で切断したとし
ても、切断されたそれぞれの鋼管には識別表示16aが
表示されたままとなる。
【0016】図3(B)に図示したものにあっては、鋼
管10の一側面15の図中上方縁部の長手方向の全体に
渡り所定幅のラインからなる識別表示16bが設けられ
たものであって、この識別表示16bも錆止め塗料が塗
布されたものである。この識別表示16bによって、鋼
管10が適宜長さに切断されても、或いは、またダイヤ
フラムが溶接されたとしても、その識別表示16bを外
部から視認することができる。
管10の一側面15の図中上方縁部の長手方向の全体に
渡り所定幅のラインからなる識別表示16bが設けられ
たものであって、この識別表示16bも錆止め塗料が塗
布されたものである。この識別表示16bによって、鋼
管10が適宜長さに切断されても、或いは、またダイヤ
フラムが溶接されたとしても、その識別表示16bを外
部から視認することができる。
【0017】図3(C)に図示したものにあっては、鋼
管10の一側面15の図中上方部分に斜めに傾斜した所
定幅のラインを、鋼管の長手方向の全体に識別表示16
cとして設けたものである。この識別表示16cも錆止
め塗料を塗布したものである。これにより上記の識別表
示と同様、鋼管10が建築用鉄柱として使用された際に
も、その識別表示を外側から視認することができる。
管10の一側面15の図中上方部分に斜めに傾斜した所
定幅のラインを、鋼管の長手方向の全体に識別表示16
cとして設けたものである。この識別表示16cも錆止
め塗料を塗布したものである。これにより上記の識別表
示と同様、鋼管10が建築用鉄柱として使用された際に
も、その識別表示を外側から視認することができる。
【0018】図3(D)に図示したものにあっては、鋼
管10の一側面15の対角線の上方部分に錆止め塗料が
塗布され、識別表示16dが設けられたものである。こ
の識別表示16dの場合にも、鋼管が何れの部分で切断
されたとしても、またダイヤフラムが溶接されたとして
も、この識別表示16dを外部から確認することができ
る。
管10の一側面15の対角線の上方部分に錆止め塗料が
塗布され、識別表示16dが設けられたものである。こ
の識別表示16dの場合にも、鋼管が何れの部分で切断
されたとしても、またダイヤフラムが溶接されたとして
も、この識別表示16dを外部から確認することができ
る。
【0019】図3(E)に図示したものにあっては、鋼
管10の一側面15の図中上方部分において、略対角線
の上方部分にのみ錆止め塗料が塗布され、識別表示16
eが形成されたものである。この識別表示16eの場合
にも、鋼管が建築物の鉄柱として使用されたとき、その
識別表示16eが容易に外部から確認されうる。
管10の一側面15の図中上方部分において、略対角線
の上方部分にのみ錆止め塗料が塗布され、識別表示16
eが形成されたものである。この識別表示16eの場合
にも、鋼管が建築物の鉄柱として使用されたとき、その
識別表示16eが容易に外部から確認されうる。
【0020】図4は、本願発明に係る図1に図示した鋼
管10が、その製造工程を全て完了し、その保管場所に
積み上げられ、保管されている状態を示す説明図であ
る。この鋼管10は、その製造工程を全て完了して、順
次積み上げられ、保管されることとなるが、その両端面
11、12及びそれぞれの一側面15に施された識別表
示ライン16を、その両端面側及び側面側から容易に視
認することができ、この積み上げられた鋼管が、例え
ば、耐震性を有する製品であることが一目で判別するこ
とが可能となるのである。
管10が、その製造工程を全て完了し、その保管場所に
積み上げられ、保管されている状態を示す説明図であ
る。この鋼管10は、その製造工程を全て完了して、順
次積み上げられ、保管されることとなるが、その両端面
11、12及びそれぞれの一側面15に施された識別表
示ライン16を、その両端面側及び側面側から容易に視
認することができ、この積み上げられた鋼管が、例え
ば、耐震性を有する製品であることが一目で判別するこ
とが可能となるのである。
【0021】次に、本願発明に係る鋼管10の識別表示
方法について説明すると、例えば、先ず高炉メーカーか
ら購入した熱延コイルから、高周波抵抗溶接等によりワ
ンシーム溶接鋼管を製造し、これをサイジングにより連
続的に角型断面に成形して鋼管とし、これを所定長さに
切断して鋼管が完成する。その後、搬送装置を搬送させ
つつ、その一側面に錆止め塗料を、所定幅に、この実施
形態においては略15mmの幅に吹き付け方法により塗
装することができる。この錆止め塗料の塗装は、ロール
等により塗布することも可能であり、錆止め塗料の塗装
方法は、自由に選択することができる。更に、鋼管10
の端面についても、その全部又はその任意の一部分に錆
止め塗料を塗装すればよく、また、両方の端面又は何れ
か一方の端面のみに塗装を施してもよいことは勿論であ
る。
方法について説明すると、例えば、先ず高炉メーカーか
ら購入した熱延コイルから、高周波抵抗溶接等によりワ
ンシーム溶接鋼管を製造し、これをサイジングにより連
続的に角型断面に成形して鋼管とし、これを所定長さに
切断して鋼管が完成する。その後、搬送装置を搬送させ
つつ、その一側面に錆止め塗料を、所定幅に、この実施
形態においては略15mmの幅に吹き付け方法により塗
装することができる。この錆止め塗料の塗装は、ロール
等により塗布することも可能であり、錆止め塗料の塗装
方法は、自由に選択することができる。更に、鋼管10
の端面についても、その全部又はその任意の一部分に錆
止め塗料を塗装すればよく、また、両方の端面又は何れ
か一方の端面のみに塗装を施してもよいことは勿論であ
る。
【0022】以上、実施の形態について説明したが、本
願発明については以下の通りその形態を変更することが
できる。識別表示として使用する錆止め塗料又は錆止め
剤は、現存する各種のものを使用することができ、特定
のものに限られないが、建築物の鉄骨を組み立てた後に
塗装する錆止め塗料と同種のものを使用することが好ま
しい。これは、識別表示の部分が二度塗りされるだけ
で、色むらもできず、防錆効果も同じとなるからであ
る。また、識別表示は、上記のような錆止め塗料を使用
するのではなく、通常の各種の塗料を使用して、所望の
色彩の識別表示とすることも可能である。しかし、鉄柱
の錆止めの効果を考慮に入れるならば、或いは色むらを
防止することを考慮に入れるならば、錆止め塗料による
塗装が望ましいものとなる。
願発明については以下の通りその形態を変更することが
できる。識別表示として使用する錆止め塗料又は錆止め
剤は、現存する各種のものを使用することができ、特定
のものに限られないが、建築物の鉄骨を組み立てた後に
塗装する錆止め塗料と同種のものを使用することが好ま
しい。これは、識別表示の部分が二度塗りされるだけ
で、色むらもできず、防錆効果も同じとなるからであ
る。また、識別表示は、上記のような錆止め塗料を使用
するのではなく、通常の各種の塗料を使用して、所望の
色彩の識別表示とすることも可能である。しかし、鉄柱
の錆止めの効果を考慮に入れるならば、或いは色むらを
防止することを考慮に入れるならば、錆止め塗料による
塗装が望ましいものとなる。
【0023】識別表示は、角型鋼管の少なくとも一側面
の長手方向で、且つ、その幅方向の中央部位以外に、連
続的又は断続的に色彩による識別表示を設け、この鋼管
が適宜長さに切断されたときでも、又は、この鋼管にダ
イヤフラム等を接合して、鋼管の外側面の中央部位が隠
蔽されたときでも、その識別表示が現出している状態と
なっていればよく、その識別表示の形態は、適宜任意に
設計変更が可能である。しかし、その識別表示を設ける
に際し、その容易さ等を考慮すれば、上記第1の実施形
態のような錆止め塗料をライン状に塗装するのが極めて
好ましい形態となる。また、識別表示は、鋼管の長手方
向の全体に渡り設けられている方が好ましいが、必ずし
もその両端部間の全体に設けられていなくともよく、そ
の両端部分は、両端部から適宜長さ分短く表示したもの
であっても差し支えない。更に、識別表示自体は、完全
にこの長手方向に連続していなくともよく、即ち、断続
したものであってもよい。例えば、図1に示した識別表
示ライン16を点線のように断続的に表示したものであ
ってもよく、実質的に鋼管の長手方向に設けられていれ
ばよい。
の長手方向で、且つ、その幅方向の中央部位以外に、連
続的又は断続的に色彩による識別表示を設け、この鋼管
が適宜長さに切断されたときでも、又は、この鋼管にダ
イヤフラム等を接合して、鋼管の外側面の中央部位が隠
蔽されたときでも、その識別表示が現出している状態と
なっていればよく、その識別表示の形態は、適宜任意に
設計変更が可能である。しかし、その識別表示を設ける
に際し、その容易さ等を考慮すれば、上記第1の実施形
態のような錆止め塗料をライン状に塗装するのが極めて
好ましい形態となる。また、識別表示は、鋼管の長手方
向の全体に渡り設けられている方が好ましいが、必ずし
もその両端部間の全体に設けられていなくともよく、そ
の両端部分は、両端部から適宜長さ分短く表示したもの
であっても差し支えない。更に、識別表示自体は、完全
にこの長手方向に連続していなくともよく、即ち、断続
したものであってもよい。例えば、図1に示した識別表
示ライン16を点線のように断続的に表示したものであ
ってもよく、実質的に鋼管の長手方向に設けられていれ
ばよい。
【0024】このように、識別表示は、断続的にその長
手方向の全体に渡り設けられていればよいため、例え
ば、色彩を施した円形、三角形、正方形、菱形等の各種
の図形又は図柄等を所定間隔で連続的に鋼管の長手方向
に、表示したものであってもよいのである。尚、識別表
示としては、上記した通り、錆止め塗料以外の通常の塗
料により表示してもよく、また、塗料以外の何らかの視
覚により識別できる色彩によるマーキングを施すもので
あればよく、要するに、鋼管の素材の色彩と異なる色彩
による識別表示が施され、視覚により確認できるもので
あればよいのである。
手方向の全体に渡り設けられていればよいため、例え
ば、色彩を施した円形、三角形、正方形、菱形等の各種
の図形又は図柄等を所定間隔で連続的に鋼管の長手方向
に、表示したものであってもよいのである。尚、識別表
示としては、上記した通り、錆止め塗料以外の通常の塗
料により表示してもよく、また、塗料以外の何らかの視
覚により識別できる色彩によるマーキングを施すもので
あればよく、要するに、鋼管の素材の色彩と異なる色彩
による識別表示が施され、視覚により確認できるもので
あればよいのである。
【0025】
【発明の効果】本願発明の第1のものにおいては、この
識別表示方法によって識別表示が設けられた角型鋼管が
建築物又は建造物の鉄柱として使用され、ダイヤフラム
を介して横梁を固定して骨組が完成したときに、この識
別表示がダイヤフラムにより隠されることなく、外側か
ら目に見える状態となり、この骨組の鉄柱として例えば
耐震性を有する鋼管が使用されているか否かを簡単に視
認することが可能となり、建築確認検査等を容易に行う
ことができることとなる。また、この鋼管が適宜長さに
切断されたときでも、その識別表示は、切断された何れ
の鋼管にも表示されたものとなる。更に、鋼管の一方又
は両方の端面にも識別表示が設けられていることによ
り、この鋼管が製造工程を終えて製品として工場の施設
内に積み上げられて、保管されている場合にも、その側
面側からばかりでなく、その端面側からも容易にその鋼
管が例えば耐震性を有する製品であることを簡単に視認
することが可能となる。
識別表示方法によって識別表示が設けられた角型鋼管が
建築物又は建造物の鉄柱として使用され、ダイヤフラム
を介して横梁を固定して骨組が完成したときに、この識
別表示がダイヤフラムにより隠されることなく、外側か
ら目に見える状態となり、この骨組の鉄柱として例えば
耐震性を有する鋼管が使用されているか否かを簡単に視
認することが可能となり、建築確認検査等を容易に行う
ことができることとなる。また、この鋼管が適宜長さに
切断されたときでも、その識別表示は、切断された何れ
の鋼管にも表示されたものとなる。更に、鋼管の一方又
は両方の端面にも識別表示が設けられていることによ
り、この鋼管が製造工程を終えて製品として工場の施設
内に積み上げられて、保管されている場合にも、その側
面側からばかりでなく、その端面側からも容易にその鋼
管が例えば耐震性を有する製品であることを簡単に視認
することが可能となる。
【0026】 本願発明の第2のものにおいては、この識
別表示方法によって、鋼管の外側面にいわばラインを引
くように表示を簡単に設けることができ、例えば製造工
程の最終段階で、錆止め塗料等により簡単に鋼管の外側
面に塗装することが可能となる。
別表示方法によって、鋼管の外側面にいわばラインを引
くように表示を簡単に設けることができ、例えば製造工
程の最終段階で、錆止め塗料等により簡単に鋼管の外側
面に塗装することが可能となる。
【0027】本願発明の第3のものにおいては、識別表
示として錆止め塗料を使用しているために、建築物の骨
組が完成した後に、その骨組全体に錆止め塗料が塗布さ
れるのであるが、その際に識別表示の部分が単に錆止め
塗料が二度塗りされるのみで、錆止めの効果の点で何ら
の障害をも生じないものとなる。また、識別表示の個所
に色むらが出ることもない。
示として錆止め塗料を使用しているために、建築物の骨
組が完成した後に、その骨組全体に錆止め塗料が塗布さ
れるのであるが、その際に識別表示の部分が単に錆止め
塗料が二度塗りされるのみで、錆止めの効果の点で何ら
の障害をも生じないものとなる。また、識別表示の個所
に色むらが出ることもない。
【0028】本願発明の第4のものにおいては、この識
別表示を有する鋼管により上記第1の発明と同様の効果
が発揮される。本願発明の第5のものにおいては、この
鋼管により上記第2の発明と同様の効果が発揮される。
本願発明の第6のものにおいては、この鋼管により上記
第3の発明と同様の効果が発揮される。
別表示を有する鋼管により上記第1の発明と同様の効果
が発揮される。本願発明の第5のものにおいては、この
鋼管により上記第2の発明と同様の効果が発揮される。
本願発明の第6のものにおいては、この鋼管により上記
第3の発明と同様の効果が発揮される。
【図1】本願発明に係る識別表示を有する鋼管の一部切
欠斜視説明図である。
欠斜視説明図である。
【図2】(A)(B)及び(C)の何れも、本願発明の
識別表示が設けられた鋼管に各種のダイヤフラムを溶接
接合した状態の説明図である。
識別表示が設けられた鋼管に各種のダイヤフラムを溶接
接合した状態の説明図である。
【図3】(A)(B)(C)(D)及び(E)の何れ
も、本願発明に係る各種の識別表示が設けられた角型の
鋼管の一側面を図示する側面図である。
も、本願発明に係る各種の識別表示が設けられた角型の
鋼管の一側面を図示する側面図である。
【図4】図1に図示した本願発明に係る鋼管がその製造
工程を全て完了し、その保管場所に積み上げられ、保管
されている状態を示す説明図である。
工程を全て完了し、その保管場所に積み上げられ、保管
されている状態を示す説明図である。
10…鋼管、11、12…端面、15…側面、16…ラ
イン、16a、16b、16c、16d、16e…識別
表示
イン、16a、16b、16c、16d、16e…識別
表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 51/00 E04B 1/24 E04C 3/04 E04C 3/32
Claims (6)
- 【請求項1】角型鋼管の少なくとも一側面の幅方向の中
央位置から外れた位置について、側面の長手方向へ連続
的に又は断続的に色彩による識別表示を設けると共に、
鋼管の一方又は両方の端面の全部又は一部にも色彩によ
る識別表示を設け、この鋼管が適宜長さに切断されたと
きでも、又は、この鋼管にダイヤフラム等を接合して、
鋼管の外側面の一部分が隠蔽されたときでも、その識別
表示が現出している状態となることを特徴とする角型鋼
管の識別表示方法。 - 【請求項2】識別表示が、鋼管の長手方向の全体に渡り
設けられた所定幅のラインから成ることを特徴とする請
求項1に記載の鋼管の角型識別表示方法。 - 【請求項3】識別表示が錆止め塗料によって表示された
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の角型鋼管の識
別表示方法。 - 【請求項4】角型鋼管の少なくとも一側面の幅方向の中
央位置から外れた位置について、側面の長手方向へ連続
的に又は断続的に色彩による識別表示を設けると共に、
鋼管の一方又は両方の端面の全部又は一部にも色彩によ
る識別表示を設け、この鋼管が適宜長さに切断されたと
きでも、又は、この鋼管にダイヤフラム等を接合して、
鋼管の外側面の一部分が隠蔽されたときでも、その識別
表示が現出している状態となることを特徴とする識別表
示を有する角型鋼管。 - 【請求項5】識別表示が、鋼管の長手方向の全体に渡り
設けられた所定幅のラインから成ることを特徴とする請
求項4に記載の識別表示を有する角型鋼管。 - 【請求項6】識別表示が錆止め塗料によって表示された
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の識別表示を有
する角型鋼管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000109536A JP3322864B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 角型鋼管の識別表示方法及びその識別表示を有する鋼管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000109536A JP3322864B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 角型鋼管の識別表示方法及びその識別表示を有する鋼管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001293519A JP2001293519A (ja) | 2001-10-23 |
| JP3322864B2 true JP3322864B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=18622212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000109536A Expired - Fee Related JP3322864B2 (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 角型鋼管の識別表示方法及びその識別表示を有する鋼管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3322864B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4581742B2 (ja) * | 2004-03-01 | 2010-11-17 | Jfeスチール株式会社 | 耐震性及び防食性に優れた樹脂被覆鋼管及びその製造方法 |
| JP5813285B2 (ja) * | 2009-11-17 | 2015-11-17 | 東京鐵鋼株式会社 | 異形棒鋼 |
| JP7304135B2 (ja) * | 2018-03-29 | 2023-07-06 | 日鉄建材株式会社 | 建材管理方法、建材管理システム、及び建材 |
| CN114973920A (zh) * | 2022-05-09 | 2022-08-30 | 江苏德新管道科技有限公司 | 一种钢管的标识方法 |
| JP2026003966A (ja) * | 2024-06-25 | 2026-01-14 | 青木あすなろ建設株式会社 | 鉄骨建方の方法 |
-
2000
- 2000-04-11 JP JP2000109536A patent/JP3322864B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001293519A (ja) | 2001-10-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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