JP3324948B2 - 内視鏡用鉗子栓 - Google Patents
内視鏡用鉗子栓Info
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Description
ら外部へ突出させて患部への処置等を行う鉗子等の処置
具を内部に通す処置具用チャンネルへ処置具を挿入する
ための処置具挿入口を閉塞する弾性材料製の内視鏡用鉗
子栓に関するものである。
各種内蔵等を、生体を傷つけることなく外部から視認に
より検査し、内視鏡を通して患者の体内の病変部位(患
部)等を切除・採取し、あるいは患部に薬液等を注入・
投与するなどの処置を行う手段として、内視鏡が用いら
れている。
示す。図5(A)に示すように、この内視鏡100は、
体内挿入部1と、操作部2と、コネクターコード部3を
備えて構成されている。体内挿入部1は、先端部10
と、彎曲部11と、柔軟で屈曲可能な管体である軟性部
12を有している。また、操作部2は、グリップ部20
と、上下アングルツマミ21aと、左右アングルツマミ
21bと、吸引ボタン22aと、送気・送水ボタン22
bと、鉗子口部材24と、鉗子口基部23を有してい
る。また、コネクターコード部3は、図示しない光源と
映像処理装置と吸引源と送気・送水源に接続されてい
る。
先端部10の正面構成を示す。図5(B)に示すよう
に、先端部10は、照明用レンズ13,13と、対物レ
ンズ14と、送気・送水ノズル15と、吸引・処置口1
6を有している。
なるライトガイド(図示せず)内に導かれる。ライトガ
イドはコネクターコード部3及び体内挿入部1の内部に
挿通され、先端部10に設けられた照明用レンズ13,
13から光が照射され、後述する対物レンズ14の視野
内が照明される。
示せず)と操作用ワイヤー(図示せず)等が設けられて
おり、操作用ワイヤーは軟性部12内に挿通され上下ア
ングルツマミ21a及び左右アングルツマミ21bに接
続されている。このため、操作者がグリップ部20を握
り、指で各ツマミを回動することにより、彎曲部11は
上下左右のいずれの方向にも自在に屈曲又は回動し、先
端部10を360度いずれの方向へも向かせることがで
きる。
置されており、視野内の映像をとらえる。この映像は、
光ファイバー束(図示せず)によって体内挿入部1から
操作部2及びコネクターコード部3を経て映像処理装置
(図示せず)に送られるか、あるいは、先端部10に配
置された図示しないCCD(Charge Cuppled Device:
電荷結合撮像素子)によって多数の画素の画像信号に変
換された後、リード線(図示せず)等により、体内挿入
部1から操作部2及びコネクターコード部3を経て上記
の映像処理装置に送られ、映像となる。
は水は、それぞれ独立に送気・送水管路(図示せず)内
に導かれる。この送気・送水管路はコネクターコード部
3及び体内挿入部1の内部に挿通され、送気・送水ボタ
ン22bの操作により、先端部10に設けられた送気・
送水ノズル15から空気又は水がそれぞれ独立に噴射さ
れる。このような構成により、空気圧を付与し臓器内を
押し拡げて対物レンズ14の視野を確保したり、対物レ
ンズ14の洗浄・乾燥等を行うことができる。
せず)が接続されており、この吸引管路は、コネクター
コード部3及び体内挿入部1の内部に挿通されており、
体内挿入部1内では後述する処置具用チャンネル(図示
せず)を兼ねている。このような構成により、吸引ボタ
ン22aを操作すると、先端部10に設けられた吸引・
処置口16から出血や体液等が吸引源へ吸引される。
部23に取り付けられている。この鉗子口部材24には
管路状の処置具用チャンネル(図示せず)の入口が接続
されている。この処置具用チャンネルは、体内挿入部1
内における吸引管路を兼ねており、操作部2から体内挿
入部1の内部に挿通され、先端部10に設けられた吸引
・処置口16に接続している。このような構成により、
鉗子口部材24に設けられた処置具挿入口24fから吸
引・処置口16までは管路が連通している。したがっ
て、患部に切除や縫合等の処置を施すための鉗子類や、
麻酔薬や薬剤等を注入・投与するカテーテルや造影用チ
ューブ類等の処置具を処置具挿入口24fから挿入し、
処置具用チャンネルの内部に挿通させて内視鏡先端の吸
引・処置口16から突出させることにより、内視鏡から
の映像を視認しつつ、処置具による手術や生体組織採取
及び観察等を行うことができる。
したように、送気を行って体腔内等に大気圧よりも高い
空気圧を付与し、臓器内壁等を押し拡げることにより視
野を確保している。このため、処置具挿入口24fを開
口させたままにしておくと、空気圧の高い体腔内から空
気圧の低い処置具挿入口24fへ向って体液や汚物が逆
流しようとし、体液等が吸引・処置口16から処置具用
チャンネル内を通って処置具挿入口24fに到達し外部
へ漏れ出すおそれがある。
fから外部へ漏れ出すと、衛生上好ましくないうえ、図
5(A)に示すような構成の内視鏡の場合には、操作用
のツマミ21a,21bが濡れて滑りやすくなり、内視
鏡操作上も不都合が生じる。
来は、鉗子口部材24のフランジ部24aに、ゴム等の
弾性材料からなり略皿状に形成され中央部にスリット2
5e′を有する鉗子栓25′の外縁部を嵌合させて装着
していた。このようにすれば、処置具を挿入していない
場合にはスリット25e′は閉じているため、処置具挿
入口24fは閉塞され、体液等の漏出は防止される。一
方、処置具を挿入する場合にはスリット25e′により
処置具を押入すれば容易に内部へ挿通させることができ
るうえ、処置具が挿通している箇所以外のスリット25
e′は閉じているため、同様に処置具挿入口24fは閉
塞され、体液等の漏出を防止しつつ処置具の挿通を行う
ことができる。
せない場合の漏出防止機能をより高めるために、鉗子栓
の上に蓋を嵌合により着脱させるようにしたタイプの鉗
子栓(以下、「無孔型蓋付き鉗子栓」という。)が提案
されている。さらに、蓋の中央部にスリットや小孔等を
設けておき、処置具の種類や外径等に応じて適宜蓋を着
脱させ、ある場合には二重構造の鉗子栓として使用して
漏出防止機能を向上させ、ある場合には単体の鉗子栓と
して使用する、といったタイプのもの(以下、「有孔型
蓋付き鉗子栓」という。)も開発されている。そして、
これらの蓋付き鉗子栓には、さらに、蓋が鉗子栓本体部
とは別体で形成されるもの(以下、「別体型蓋付き鉗子
栓」という。)と、蓋が連結部材等によって鉗子栓本体
部に一体化されたもの(以下、「一体型蓋付き鉗子栓」
という。)があった。
処置具の使用が必要となった場合には蓋は取り外され
る。また、有孔型蓋付き鉗子栓に場合は、処置具の種類
や外径等に応じて蓋は適宜取り外される。また、有孔型
蓋付き鉗子栓の場合、蓋は鉗子栓本体部に比べて鉗子の
挿通頻度が高いため劣化するのが早く、別体型蓋付き鉗
子栓であれば、新品の蓋と交換するために取り外され
る。また、注射筒やチューブの挿通時は、蓋をはずして
使うことになる。したがって、蓋付き鉗子栓において
は、鉗子栓本体部に被着された蓋の取外しは非常に頻繁
に行われる。
の蓋付き鉗子栓においては、蓋又は鉗子栓本体部の材質
のばらつきや、製品の出来上がり形状又は寸法のばらつ
きなどにより、蓋又は鉗子栓本体部の嵌合性能にばらつ
きが生じ、鉗子栓本体部から蓋のみを取り外そうとした
場合に、蓋だけでなく鉗子栓本体部もいっしょに外れて
しまう場合がある、という問題があった。また、確実に
蓋と本体との気密がとれていないと、そこから逆流漏洩
が生じる、という問題もあった。
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、蓋
のみを鉗子栓本体部から容易に取り外し得る内視鏡用鉗
子栓を提供することにある。
め、本発明に係る内視鏡用鉗子栓は、ゴム材料からな
り、内視鏡の先端部から突出させて患部への処置等を行
う処置具を内部に通す管路である処置具用チャンネルへ
の入口であるチャンネル入口に取り付けられる略筒状の
処置具挿入口部材における処置具挿入口に弾性嵌合によ
り着脱可能に構成された第1嵌合部と、前記処置具挿入
口を閉塞する本体閉塞部と、前記本体閉塞部を貫通する
ように設けられ前記処置具を外部から挿入した場合に前
記処置具挿入口部材の内部へ挿通させる本体挿通部を有
する鉗子栓本体部と、ゴム材料からなり、略円盤状の蓋
閉塞部と、前記鉗子栓本体部に弾性嵌合により着脱可能
に構成された第2嵌合部を有する蓋部を備えた内視鏡用
鉗子栓において、前記処置具挿入口部材の上端部分には
円環鍔状のフランジ部が突出するように形成されるとと
もに、前記フランジ部の下方の外側部分には外周を取り
巻く溝部が形成されて、断面が略「逆L」字状で平面投
影形状が略円環状となる鉗子口嵌合部が形成され、前記
第1嵌合部は、前記本体閉塞部の上端部から外方に向け
て突出するように形成された略円環状の鍔部と、前記鍔
部の外周から下方に向けて垂下するように形成された略
円環状の垂下部と、前記垂下部の下端から中央側に向け
て突出するように形成された略円環状の鈎部を有し、こ
れらによって囲まれた部分により断面が略「L」字状で
平面投影形状が略円環状の第1嵌合空間が形成され、前
記鈎部の内径が前記処置具挿入口部材の溝部の外径より
も第1の嵌合率だけ小さく設定されることにより、前記
鉗子口嵌合部が前記第1嵌合空間と嵌合して前記鉗子栓
本体部が前記処置具挿入口部材に装着され、かつ前記鈎
部の背面側となる前記垂下部の外側下端に傾斜面が形成
され、前記第2嵌合部は、前記蓋閉塞部の外周から垂直
下方へ向けて垂下するように形成された略円筒状の垂下
部と、当該垂下部の下端の内壁付近から内方へ向けて突
出するとともに内側面が上部へ向かうにつれ拡径する円
錐面となる係止部を有 して断面が略「I」字状で平面投
影形状が略円環状に形成され、前記蓋閉塞部と前記第2
嵌合部によって囲まれた部分により断面が略円盤状の第
2嵌合空間が形成され、前記第2嵌合部の垂下部の垂直
状内壁部の内径が前記第1嵌合部の垂下部の垂直状外壁
部の外径よりも第2の嵌合率だけ小さく設定されること
により、前記蓋部の垂下部が前記鉗子栓本体部の垂下部
を周囲から締め付け、前記蓋部の係止部が前記鉗子栓本
体部の垂下部の外側下端の傾斜面により係止され、前記
鉗子栓本体部の上部は前記蓋閉塞部により閉塞され、前
記第2の嵌合率は、前記第1の嵌合率よりも小さく設定
されることを特徴とする。
は、前記蓋部は、前記鉗子栓本体部に対し別体で形成さ
れる。
ましくは、前記蓋部は、前記鉗子栓本体部と一体形成さ
れる。
ましくは、前記第2嵌合部における前記蓋部の前記ゴム
材料の硬度は、前記第1嵌合部における前記鉗子栓本体
部の前記ゴム材料の硬度よりも大きく設定される。
ましくは、前記蓋部は、前記蓋閉塞部を貫通するように
設けられ前記処置具を外部から挿入した場合に前記本体
挿通部の方向へ挿通させる蓋挿通部を有する。
栓の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。内視鏡用鉗子栓の構成の説明に先立ち、内視鏡用
鉗子栓が装着される処置具挿入口部材である鉗子口部材
の詳細な構成について説明を行う。図1には、本発明の
実施形態である内視鏡用鉗子栓が装着される鉗子口部材
の断面構成が示されている。
は、合成樹脂、金属、セラミックス等からなり、両端が
開放された略円筒状の部材である。鉗子口部材24は、
図の上部となる外径が大径の部分と、図の下部となる外
径が小径の部分を有している。
は、円環鍔状のフランジ部24aが突出するように形成
されている。図においてフランジ部24aの下方となる
大径部の外側部分には、外周を取り巻くように、略台形
断面の溝部24bが形成されている。この溝部24bに
おける大径部の外側面の外直径は、Φ1 に設定されてい
る。鉗子口部材24のフランジ部24aと、その下方に
接続し溝部24bを含む部分とで構成された部分は、断
面が略「逆L」字状で平面投影形状が略円環状となる鉗
子口部材の上端部分(以下、「鉗子口嵌合部」とい
う。)を形成している。
大径部の外側部分は、図の垂直方向に外直径が一定な円
筒外壁状の垂直外壁部24hとなっている。この垂直外
壁部24hの外側面の外直径は、Φ3 に設定されてい
る。
cが設けられている。この雄ネジ部24cは、上記した
鉗子口基部23に開設された雌ネジ孔(図示せず)に螺
合可能となっている。
は、図の垂直方向に内径が一定な円筒内壁状の垂直内壁
部24dとなっている。また、小径部の内面側は、図の
下方に向うに従って内径が小さくなるように絞り込まれ
る凹円錐面状の傾斜内壁部24eとなっている。垂直内
壁部24dに囲まれた空間は処置具挿入口24fを構成
している。また、図における傾斜内壁部24eの下端の
開口24gは、上記した内視鏡の処置具用チャンネル
(図示せず)の入口(図示せず。以下、「チャンネル入
口」という。)と連通するように構成されている。以
下、24gを「チャンネル入口連通口」という。
基部23の雌ネジ孔(図示せず)に、鉗子口部材24の
雄ネジ部24cをねじ込むことにより、図5(A)に示
した状態となり、処置具挿入口24fは処置具用チャン
ネルの内部の管路空間と連通する。
1実施形態である内視鏡用鉗子栓の詳細な構成と作用に
ついて説明する。図1は、本発明の第1実施形態である
内視鏡用鉗子栓の構成と、鉗子口部材への装着状態を示
す断面図である。また、図2は、図1に示す内視鏡用鉗
子栓における蓋部の構成を示す上平面図である。
は、別体型蓋付き鉗子栓であり、鉗子栓本体部25と蓋
部26を備えて構成されている。
シリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴム等のゴ
ム材料を含む弾性材料からなる略円筒状の部材である。
この鉗子栓本体部25は、閉塞部25aと、鍔部25b
と、垂下部25cと、鈎部25dを備えて構成されてい
る。
る部分であり、略筒状に形成されている。この閉塞部2
5aには、挿通孔25eと、内室25hと、スリット2
5mと、誘導凹部25iが設けられている。内室25h
は、閉塞部25aの内部に略球状に形成された中空の空
間である。また、挿通孔25eは、閉塞部25aにおけ
る図の上面の中央付近と、内室25hの天井部に相当す
る部分の中央付近とを連通させる略円形の小孔である。
この挿通孔25eの内径には特に制限はなく、挿通され
る処置具の外径より小さければ十分である。
る部分の中央付近には、略一文字状のスリット25mが
開設されている。この挿通孔25mの図における下方に
は、誘導凹部25iが連通している。誘導凹部25i
は、図における下側から閉塞部25aに形成された略柱
状の凹部である。
スリット25mと、誘導凹部25iは、閉塞部25aの
中心軸に沿って図の上下方向に貫通しており、これらの
空間や開口により、閉塞部25aの図における上部は直
筒部25pを構成し、閉塞部25aの図における下部は
傾斜筒部25rを構成している。
おける上端部から外方に向けては、略円環状の鍔部25
bが略直角に屈曲して突出するように形成されている。
閉塞部25a及び鍔部25bの図における上面はほぼ平
坦面状に形成されている。また、鍔部25bの外周から
図の下方に向けては、略円環状の垂下部25cが垂下す
るように形成されている。この垂下部25cの垂直状外
壁部の外直径はΦ21に設定されている。また、垂下部2
5cの図の下端から中央側へ向けては、略円環状の鈎部
25dが突出するように形成されている。鈎部25dの
背面側に相当する垂下部25cの外側下端には傾斜面が
形成されている。
ける直筒部25pの外側面と、鍔部25bの下面と、垂
下部25cの内壁面と、鈎部25dの内面(鈎部25d
の内部の平坦状の上面と、垂直状の内側面と、傾斜状の
内側面からなる面)とによって囲まれた部分は、断面が
略「逆L」字状で平面投影形状が略円環状の空間(以
下、「第1嵌合空間」という。)F11を形成している。
第1嵌合空間F11内の鈎部25dにおける垂直状の内側
面の内直径は、D11に設定されている。
る鉗子栓本体部25の鍔部25bと垂下部25cと鈎部
25d(以下、「第1嵌合部」という。)は、断面が略
「L」字状で平面投影形状が略円環状となる形状に形成
されている。
pの外直径は、鉗子口部材24の垂直内壁部24dの内
直径よりもやや大きくなるように設定されている。ま
た、鉗子栓本体部25における第1嵌合空間F11の断面
形状は、鉗子口部材24の上端の上記した鉗子口嵌合部
の断面形状よりも小さくなるように設定されている。特
に、鉗子口部材24の溝部24bの外直径Φ1 と、鉗子
栓本体部25の鈎部25dの垂直状内側面の内直径D11
との間には、下式 D11<Φ1 ………(1) の関係が成立するように設定されている。
D11と、溝部24bの外直径Φ1 との間には、下式 D11=Φ1 −T11 ………(2) の関係が成立するように設定されている。上式(2)に
おいて、T11は、溝部24bの外直径Φ1 と鈎部25d
の垂直状内側面の内直径D11との差を示しており、鉗子
口部材24の溝部24bの外直径に対して鉗子栓本体部
25の鈎部25dの内直径はT11だけ小さくなってい
る。
る蓋部26の詳細な構成と作用について説明する。
ゴム、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴム等のゴム材料を
含む弾性材料からなる部材であり、鉗子栓本体部25と
は別体で形成されている。この蓋部26を形成している
弾性材料は、鉗子栓本体部25を形成している弾性材料
よりも硬度が大きくなっている。例えば、ゴム材料の場
合、鉗子栓本体部25を形成しているゴム材料のゴム硬
度は30度であるのに対し、蓋部26を形成しているゴ
ム材料のゴム硬度は40度となっている。このゴム硬度
とは、JIS(日本工業規格)に定められた「スプリン
グ式」による硬度である。また、蓋部26は、図1,2
に示すように、閉塞部26aと、垂下部26bと、連結
部26cと、環状部26dを備えて構成されている。
に位置する部分であり、図における上面と下面がそれぞ
れ平坦状な略円盤状に形成されている。閉塞部26aに
は、スリットや小孔等の開口は設けられてはいない。
る下面には、図の垂直下方に向けて略円筒状の垂下部2
6bが垂下するように形成されている。垂下部26bに
おける垂直状の内壁面の内直径は、D21に設定されてい
る。垂下部26bの図における下端の内壁付近には、断
面形状が略三角形状で平面投影形状が略円環状の係止部
26hが図の内方へ突出している。係止部26hの図に
おける内側面は、傾斜面状に形成されている。この傾斜
面は、閉塞部26aの中心軸に沿って外部(図における
上部)へ向うに従って拡径する円錐面となっている。
における下面と、垂下部26bの垂直壁状の内側面と、
係止部26hの傾斜面状の内側面とによって囲まれた部
分は、略円盤状又は略円柱状の空間(以下、「第2嵌合
空間」という。)F21を形成している。したがって、第
2嵌合空間F21の内直径はD21となっている。
る蓋部26の垂下部26bと係止部26h(以下、「第
2嵌合部」という。)は、断面が略「L」字状で平面投
影形状が略円環状に形成されている。しかし、係止部2
6bの横方向への突出は大きくなく、かつ係合面が傾斜
面であるため、断面はほとんど略「I」字状となってい
る。したがって、この第2嵌合部は、上記した鉗子栓本
体部25の第1嵌合部に比べ、簡素な形状となってい
る。
は略棒状の連結部26cの一端が接続されている。ま
た、連結部26cの他端には、略円環状の環状部26d
が接続されている。環状部26dにおける環の内側面の
内直径は、D31に設定されている。また、連結部26c
が接続されている箇所とは反対側となる閉塞部26aの
外縁部には、取手部26fが図の外方に向けて突設され
ている。
部の内直径D21は、鉗子栓本体部25の垂下部25cの
垂直状外壁部の外直径Φ21よりも小さくなるように設定
されており両者の間には、下式 D21<Φ21 ………(3) の関係が成立するように設定されている。
は、下式 D21=Φ21−T21 ………(4) の関係が成立するように設定されている。上式(4)に
おいて、T21は、外直径Φ21と内直径D21との差を示し
ており、鉗子栓本体部25の垂下部25cの外直径に対
して蓋部26の垂下部26bの内直径はT21だけ小さく
なっている。
は、鉗子口部材24の垂直外壁部24hの外面の外直径
Φ31よりも小さくなるように設定されており、両者の間
には、下式 D31<Φ31 ………(5) の関係が成立するように設定されている。
は、下式 D31=Φ31−T31 ………(6) の関係が成立するように設定されている。上式(6)に
おいて、T31は、外直径Φ31と内直径D31との差を示し
ており、鉗子口部材24の垂直外壁部24hの外直径に
対して蓋部26の環状部26dの内直径はT31だけ小さ
くなっている。
は、T11とT21の間に、下式 T21<T11 ………(7) の関係が成立するように設定されている。
の環状部26dを図の左右側へ押し拡げ、鉗子口部材2
4の図における上方から嵌め込むと、環状部26dの弾
性により、環状部26dが鉗子口部材24の垂直外壁部
24hに確実に係止され、蓋部26の環状部26dが鉗
子口部材24に装着される。
31だけ拡大されており、この変形量に応じた弾性反発力
によって環状部26dは垂直外壁部24hを周囲から締
め付けている。このT31を、以下、環状部26dの「締
付しろ」と呼ぶ。
締付物の直径に対する締付しろの割合(以下、「締付
率」という。)で表現される場合がある。例えば、図
1,2に示す内視鏡用鉗子栓の場合は、鉗子口部材24
の垂直外壁部24hの外直径Φ3が13.0mmの場合
に、環状部26dの締付しろT31は2.0mmであり、
締付率で表すと、約15%であった。
の左右側へ押し拡げ、閉塞部25aを処置具挿入口24
f内へ押し込むと、鉗子栓本体部25の弾性により、鉗
子口部材24の鉗子口嵌合部が鉗子栓本体部25の第1
嵌合空間F11と確実に嵌合し、鉗子栓本体部25が鉗子
口部材24に装着される。この状態においては、鉗子口
部材24の処置具挿入口24fの上部には、鉗子栓本体
部25の閉塞部25aが挿入され、閉塞部25aによっ
て処置具挿入口24fは閉塞される。
鈎部25dの内直径はT11だけ拡大されており、この変
形量に応じた弾性反発力によって鈎部25dは溝部24
bを周囲から締め付けている。このT11を、以下、鉗子
栓本体部25の「締付しろ」と呼ぶ。
場合は、鉗子口部材24の溝部24bの外直径Φ1 が1
2.7mmの場合に、鉗子栓本体部25の締付しろT11
は1.0mmであり、締付率で表すと、約8%であっ
た。
って曲げ、蓋部26の閉塞部26aの図における下面を
鉗子栓本体部25の図における上面側へ向け、蓋部26
の係止部26hを図の左右側へ押し拡げ、閉塞部26a
を鉗子栓本体部25の図における上面へ押し付けると、
蓋部26の弾性により、蓋部26の係止部26hが鉗子
栓本体部25の垂下部25cの外側下端の傾斜面と確実
に嵌合し、蓋部26が鉗子栓本体部25に装着される。
この状態においては、鉗子栓本体部25と蓋部26は、
傾斜面状の係合面Sによって係止され、鉗子栓本体部2
5の図における上部は、蓋部26の閉塞部26aにより
閉塞され、図1に示す状態となる。
6bの内直径はT21だけ拡大されており、この変形量に
応じた弾性反発力によって垂下部26bは鉗子栓本体部
26の垂下部25cを周囲から締め付けている。このT
21を、以下、蓋部26の「締付しろ」と呼ぶ。
場合は、鉗子栓本体部25の垂下部25cの外直径Φ21
が19.0mmの場合に、蓋部26の締付しろT21は
0.8mmであり、締付率で表すと、約4%であった。
6の締付しろT21は、鉗子栓本体部25の締付しろT11
よりも小さく設定されている。したがって、蓋部26の
垂下部26bが鉗子栓本体部26の垂下部25cを周囲
から締め付ける力は、鉗子栓本体部25の鈎部25dが
鉗子口部材24の溝部24bを周囲から締め付ける力よ
りも小さく設定されている。また、上記したように、蓋
部26の材料の硬度は、鉗子栓本体部25の材料の硬度
より大きく設定されている。さらに、蓋部26の第2嵌
合部の形状は、鉗子栓本体部25の第1嵌合部の形状よ
りも簡素な形状に設定されている。これらのことから、
蓋部26は、鉗子栓本体部25に比べて嵌合力が小さく
設定されており、容易に外すことができるように設定さ
れており、蓋部26のみを外そうとした場合に鉗子栓本
体部25がいっしょに外れる、ということが防止されて
いる。
の挿通性能、及び体液等の逆流防止性能についても、従
来のものと同等以上の性能を有している。以下、この点
について概略を説明する。
し、鉗子栓本体部25の挿通孔25eの図における上端
から処置具(図示せず)を図の下方に向けて押入すれ
ば、処置具の先端は、挿通孔25eを押し拡げて図の下
方へ進入し、スリット26eの下端から、図の下方にあ
る内室25hに入り、スリット25mを押し拡げて誘導
凹部25i内に進入する。
mの出口から下方の周囲を誘導凹部25iの筒体が囲ん
でいる。誘導凹部25iの内壁は、垂直な円筒内壁状と
なっているから、処置具の先端が、図における斜め下方
へ進行した場合であっても、誘導凹部25iの内壁の表
面が処置具先端を垂直下方へ向うように誘導する。
用いる場合のカニュレーションチューブのように直径が
小径でチューブ自体が非常に曲がりやすい場合であって
も、あるいはさらにカニュレーションチューブの先端に
曲がりぐせがついている場合であっても、チューブ先端
を処置具用チャンネルの内部へ向って誘導することがで
き、処置具の径によらずつねに良好な挿通性能を発揮さ
せることができる。
下方へ進み、誘導凹部25iを通過し、鉗子栓本体部2
5の閉塞部25aの下端から突出し、図の下方にあるチ
ャンネル入口連通口24gから処置具チャンネル(図示
せず)内へ挿入される。
ンネル内に完全に挿入した状態では、まず鉗子栓本体部
25のスリット25mにおいて処置具は周囲から締め付
けられており、逆流してきた体液等と空気との混合流動
物は、この位置でいったん阻止される。
鉗子栓外の大気圧との差が大きい場合には、スリット2
5mと処置具との間から内室25h内へ流動物が徐々に
漏出する。しかしながら、スリット25mの隙間に比
べ、内室25hは相対的に容積が大きく膨張した空間と
なっているため、内室25h内に噴出することによって
流動物の圧力は減圧される。
ように逆流圧が減圧された内室25h内の流動物と、鉗
子栓外の大気圧との差に伴う逆流を防止すればよく、十
分な漏出防止機能を果たすことができる。
積が大きく膨張した空間となっているため、この部分に
逆流流動物をいったん貯留することができる。このよう
に、鉗子栓本体部25と蓋部26からなる内視鏡用鉗子
栓は、内室25hを設けたため、逆流圧力の減圧効果
と、逆流物の貯留効果を有し、相乗効果により逆流漏出
防止性能が向上する。
2実施形態である内視鏡用鉗子栓の詳細な構成と作用に
ついて説明する。図3は、本発明の第2実施形態である
内視鏡用鉗子栓の構成と、鉗子口部材への装着状態を示
す断面図である。また、図4は、図3に示す内視鏡用鉗
子栓において、鉗子栓本体部から蓋部を外した状態の構
成を示す断面図である。
栓27は、一体型蓋付き鉗子栓であり、鉗子栓本体部2
8と、蓋部29と、連結部30を備えて構成されてい
る。
に、シリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴム等
のゴム材料を含む弾性材料からなる略円筒状の部材であ
る。この鉗子栓本体部28は、閉塞部28aと、鍔部2
8bと、垂下部28cと、鈎部28dを備えて構成され
ている。また、閉塞部28aには、挿通孔28eと、内
室28hと、スリット28mと、誘導凹部28iが設け
られている。
に、シリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴム等
のゴム材料を含む弾性材料からなる部材であり、鉗子栓
本体部28と同一材料により一体に形成されている。ま
た、蓋部29は、図3,4に示すように、閉塞部29a
と、垂下部29bを備えて構成されている。閉塞部29
aには取手部29fが設けられ、垂下部29bには、係
止部29hと、切欠部29iが設けられている。
8における閉塞部28aと鍔部28bと垂下部28cと
鈎部28dの構成及び作用は、第1実施形態における鉗
子栓本体部25における閉塞部25aと鍔部25bと垂
下部25cと鈎部25dの構成及び作用と同様である。
また、閉塞部28aにおける挿通孔28eと内室28h
とスリット28mと誘導凹部28iの構成及び作用は、
第1実施形態の閉塞部25aにおける挿通孔25eと内
室25hとスリット25mと誘導凹部25iの構成及び
作用と同様である。
おける直筒部28pの外側面と、鍔部28bの下面と、
垂下部28cの内壁面と、鈎部28dの内面(鈎部28
dの内部の平坦状の上面と、垂直状の内側面と、傾斜状
の内側面からなる面)とによって囲まれた部分は、断面
が略「逆L」字状で平面投影形状が略円環状の第1嵌合
空間F12を形成しており、その構成及び作用は第1実施
形態における第1嵌合空間F11と同様である。また、第
1嵌合空間F12に対応する鉗子栓本体部28の鍔部28
bと垂下部28cと鈎部28dは、第1嵌合部を構成し
ている。また、第1嵌合空間F12内の鈎部28dにおけ
る垂直状の内側面の内直径は、D12に設定されている。
下部29bの構成及び作用は、第1実施形態の蓋部26
における閉塞部26aと垂下部26bの構成及び作用と
同様である。また、取手部29fと係止部29hの構成
及び作用は、取手部26fと係止部26hの構成及び作
用と同様である。
る下面と、垂下部29bの垂直壁状の内側面と、係止部
29hの傾斜面状の内側面とによって囲まれた部分は、
略円盤状又は略円柱状の第2嵌合空間F22を形成してお
り、その構成及び作用は第1実施形態における第2嵌合
空間F21と同様である。また、第2嵌合空間F22に対応
する蓋部29の垂下部29bと係止部29hは、第2嵌
合部を構成している。この第2嵌合空間F22の内直径は
D22に設定されている。また、この第2嵌合空間F22に
対応する鉗子栓本体部28の垂下部28cの垂直状外壁
部の外直径はΦ22に設定されている。
施形態における連結部26cの構成及び作用と同様であ
る。
第1実施形態の内視鏡用鉗子栓と異なる点は、同一材
料により一体に形成されている点、蓋部の垂下部29
bに切欠部29iが設けられている点、及び鉗子栓本
体部の締付しろ(締付率)が第1実施形態の場合と異な
る点である。その他の点は、第1実施形態の場合とほぼ
同様である。
の及びについて説明する。まず、については、上
記した切欠部29iは、連結部30が接続している箇所
の垂下部29bの図における下端付近下に設けられ、連
結部30よりも大きな凹部である。この切欠部29i
は、図3に示すように、鉗子栓本体部28を鉗子口部材
24に取り付け、さらに蓋部29を鉗子栓本体部28に
取り付け場合に、連結部30が支障しないように垂下部
29bに収容するために設けられている。
2実施形態の内視鏡用鉗子栓においては、鉗子栓本体部
28における第1嵌合空間F12の断面形状は、鉗子口部
材24の上端の鉗子口嵌合部の断面形状よりも小さくな
るように設定されており、鉗子口部材24の溝部24b
の外直径Φ1 と、鉗子栓本体部28の鈎部28dの垂直
状内側面の内直径D12との間には、下式 D12<Φ1 ………(8) の関係が成立するように設定されている。
D11と、溝部24bの外直径Φ1 との間には、下式 D12=Φ1 −T12 ………(9) の関係が成立するように設定されている。上式(9)に
おいて、T12は、溝部24bの外直径Φ1 と鈎部28d
の垂直状内側面の内直径D12との差を示しており、鉗子
口部材24の溝部24bの外直径に対して鉗子栓本体部
28の鈎部28dの内直径はT12だけ小さくなってい
る。
体部28を鉗子口部材24に装着した状態では、鉗子栓
本体部28の鈎部28dの内直径はT12だけ拡大されて
おり、この変形量に応じた弾性反発力によって鈎部28
dは溝部24bを周囲から締め付けている。このT12
を、以下、第2実施形態の鉗子栓本体部28の「締付し
ろ」と呼ぶ。また、被締付物の直径Φ1 に対する締付し
ろの割合を締付率という。
壁部の内直径D22は、鉗子栓本体部28の垂下部28c
の垂直状外壁部の外直径Φ22よりも小さくなるように設
定されており両者の間には、下式 D22<Φ22 ………(10) の関係が成立するように設定されている。
は、下式 D22=Φ22−T22 ………(11) の関係が成立するように設定されている。上式(11)
において、T22は、外直径Φ22と内直径D22との差を示
しており、鉗子栓本体部28の垂下部28cの外直径に
対して蓋部29の垂下部29bの内直径はT22だけ小さ
くなっている。
体部28を鉗子口部材24に装着した後に蓋部29を装
着した状態では、蓋部29の垂下部29bの内直径はT
22だけ拡大されており、この変形量に応じた弾性反発力
によって垂下部29bは鉗子栓本体部28の垂下部28
cを周囲から締め付けている。このT22を、以下、蓋部
29の「締付しろ」と呼ぶ。また、被締付物の直径Φ22
に対する締付しろの割合を締付率という。
ては、T12とT22の間に、下式 T22<T12 ………(12) の関係が成立するように設定されている。
場合は、鉗子口部材24の溝部24bの外直径Φ1 が1
2.7mmの場合に、鉗子栓本体部28の締付しろT12
は1.0mmであり、締付率で表すと、約8%であっ
た。
子栓の場合は、鉗子栓本体部28の垂下部28cの外直
径Φ22が19.0mmの場合に、蓋部29の締付しろT
22は0.8mmであり、締付率で表すと、約4%であっ
た。
は、上式(12)に示すように、第1実施形態と同様
に、鉗子栓本体部の締付しろよりも蓋の締付しろの方が
小さく設定されている。しかし、第2実施形態の場合
は、第1実施形態の場合よりも、鉗子栓本体部の締付し
ろに対する蓋の締付しろ(又は鉗子栓本体部の締付率に
対する蓋の締付率)は相対的に小さくなっている。これ
により、蓋部29が鉗子栓本体部28と同一材料で形成
されていることに伴う鉗子栓本体部28の抜けやすさを
防止するよう補っており、蓋部29を相対的に抜けやす
く、逆に鉗子栓本体部28を相対的に抜け難くしてい
る。
子栓本体部28の第1嵌合部の形状よりも簡素な形状に
設定されている。これらのことから、蓋部29は、鉗子
栓本体部28に比べて嵌合力が小さく、容易に外すこと
ができるように設定されており、蓋部29のみを外そう
とした場合に鉗子栓本体部28がいっしょに外れる、と
いうことが防止されている。
処置具の挿通性能、及び体液等の逆流防止性能について
も、従来のものと同等以上の性能を有している。この場
合の作用は、上記した第1実施形態の場合と同様である
ので、説明は省略する。
24は処置具挿入口部材に相当している。また、閉塞部
25a,28aは、本体閉塞部に相当している。また、
挿通孔25e,スリット25m、及び挿通孔28e,ス
リット28mは、本体挿通部に相当している。また、閉
塞部26a,29aは、蓋閉塞部に相当している。ま
た、締付しろT11,T12は、第1の嵌合しろに相当して
いる。また、締付しろT21,T22は、第2の嵌合しろに
相当している。また、鉗子口部材24の溝部24bの外
直径Φ1 に対する鉗子栓本体部の締付しろT11,T12の
割合である本体部締付率は、第1の嵌合率に相当してい
る。また、鉗子栓本体部25,28の垂下部25c,2
8cの外直径Φ21,Φ22に対する蓋部26,29の締付
しろT21,T22の割合である蓋部締付率は、第2の嵌合
率に相当している。
れるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本
発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含され
る。
挿通部として略一文字状に開設されたスリット(25
m,28m)や小孔(25e,28e)を例に挙げて説
明したが、本発明はこれには限定されず、閉塞部を貫通
するように設けられ処置具を外部から押入した場合に処
置具挿入口部材の内部へ挿通させる手段であればどのよ
うなものであってもよく、他の形状の本体挿通部、例え
ば、閉塞部に略十文字状に開設されたスリット等であっ
てもよい。また、中央部を小孔とし側部をスリットとし
た組み合わせであってもよい。
挿入口部材である鉗子口部材24が、内視鏡100の操
作部2において、図5(A)における最も上方位置、あ
るいは接眼側に近い位置に配置された例について説明し
たが、本発明はこれには限定されず、処置具挿入口部材
は、他の位置、例えば、図5(A)におけるAの位置、
すなわち操作部2の下方位置、あるいは対物側に近い位
置に設けられてもよい。また、内視鏡100の全体の構
成、処置具挿入口部材である鉗子口部材24の構成につ
いても、上記実施形態に示した構成以外の構成であって
もよい。
されず、他の形態の内視鏡用鉗子栓、例えば、各実施形
態の蓋部にスリット,小孔等の蓋挿通部を設けてもよ
い。このようにすれば、二重構造の鉗子栓として使用す
ることができ、鉗子栓の漏出防止性能をさらに高めるこ
とができる。ただし、このように蓋部にも挿通孔等を設
ける場合には、鉗子等の処置具を挿抜する際に蓋部に挿
抜力が作用するため、鉗子栓本体部への蓋部の嵌合力
(締付力)は、少なくともこの挿抜力よりも大きく設定
されることが必要となる。また、蓋部は、処置具が曲が
りやすい場合には鉗子栓本体部からはずして鉗子栓単体
で使用し、処置具が曲がり難いものの場合には上記した
二重構造の鉗子栓として使用するようにしてもよい。
鉗子栓本体部よりも外しやすくするために、第1実施形
態では、鉗子栓本体部に比べ、蓋部の第2嵌合しろの方
を小さくし、かつ蓋部の硬度を大きくし、かつ蓋部の第
2嵌合部の形状の方を簡素な形状とした例について説明
し、第2実施形態では、鉗子栓本体部に比べ、蓋部の第
2嵌合しろの方を小さくし、かつ蓋部の第2嵌合部の形
状の方を簡素な形状とした例について説明したが、本発
明はこれらには限定されず、これらはそれぞれ独立に設
定されてもよいし、適宜組み合わされて設定されてもよ
い。例えば、嵌合しろを同一にして硬度のみ蓋部の硬く
してもよいし、あるいは、嵌合しろを同一にして第2嵌
合部の形状のみ簡素にしてもよい。また、第2嵌合部に
よる蓋部の鉗子栓本体部への嵌合力が、第1嵌合部によ
る鉗子栓本体部の処置具挿入口部材への嵌合力よりも小
さく設定されるような構成であればどのようなものであ
ってもよい。
内径が第1嵌合部に対応する処置具挿入口部材の外径よ
りも第1の嵌合率だけ小さく設定され、第2嵌合部にお
ける蓋部の内径が第2嵌合部に対応する鉗子栓本体部の
外径よりも第2の嵌合率だけ小さく設定され、かつ、第
2の嵌合率が第1の嵌合率よりも小さく設定されるよう
にしてもよい。また、上記各実施形態における締付率の
各値は、これらに限定されるものではなく、鉗子口部材
24の溝部24bの外直径Φ1 に対する鉗子栓本体部の
締付しろ(T11,T12)の割合である本体部締付率は6
〜10%程度の範囲であればよく、鉗子栓本体部(2
5,28)の垂下部(25c,28c)の外直径(Φ2
1,Φ22)に対する蓋部(26,29)の締付しろ(T2
1,T22)の割合である蓋部締付率は3〜5%程度の範
囲であればよく、垂直外壁部24hの外直径Φ3 に対す
る環状部の締付しろ(T31)の割合である環状部締付率
は13〜17%程度の範囲であればよい。
鏡用鉗子栓によれば、ゴム材料からなり、内視鏡の先端
部から突出させて患部への処置等を行う処置具を内部に
通す管路である処置具用チャンネルへの入口であるチャ
ンネル入口に取り付けられる略筒状の処置具挿入口部材
における処置具挿入口に弾性嵌合により着脱可能に構成
された第1嵌合部と、前記処置具挿入口を閉塞する本体
閉塞部と、前記本体閉塞部を貫通するように設けられ前
記処置具を外部から挿入した場合に前記処置具挿入口部
材の内部へ挿通させる本体挿通部を有する鉗子栓本体部
と、ゴム材料からなり、略円盤状の蓋閉塞部と、前記鉗
子栓本体部に弾性嵌合により着脱可能に構成された第2
嵌合部を有する蓋部を備えた内視鏡用鉗子栓において、
前記処置具挿入口部材の上端部分には円環鍔状のフラン
ジ部が突出するように形成されるとともに、前記フラン
ジ部の下方の外側部分には外周を取り巻く溝部が形成さ
れて、断面が略「逆L」字状で平面投影形状が略円環状
となる鉗子口嵌合部が形成され、前記第1嵌合部は、前
記本体閉塞部の上端部から外方に向けて突出するように
形成された略円環状の鍔部と、前記鍔部の外周から下方
に向けて垂下するように形成された略円環状の垂下部
と、前記垂下部の下端から中央側に向けて突出するよう
に形成された略円環状の鈎部を有し、これらによって囲
まれた部分により断面が略「L」字状で平面投影形状が
略円環状の第1嵌合空間が形成され、前記鈎部の内径が
前記処置具挿入口部材の溝部の外径よりも第1の嵌合率
だけ小さく設定されることにより、前記鉗子口嵌合部が
前記第1嵌合空間と嵌合して前記鉗子栓本体部が前記処
置具挿入口部材に装着され、かつ前記鈎部の背面側とな
る前記垂下部の外側下端に傾斜面が形成され、前記第2
嵌合部は、前記蓋閉塞部の外周から垂直下方へ向けて垂
下するように形成された略円筒状の垂下部と、当該垂下
部の下端の内壁付近から内方へ向けて突出するとともに
内側面が上部へ向かうにつれ拡径する円錐面となる係止
部を有して断面が略「I」字状で平面投影形状が略円環
状に形成され、前記蓋閉塞部と前記第2嵌合部によって
囲まれた部分により断面が略円盤状の第2嵌合空間が形
成され、前記第2嵌合部の垂下部の垂直状内壁部の内径
が前記第1嵌合部の垂下部の垂直状外壁部の外径よりも
第2の嵌 合率だけ小さく設定されることにより、前記蓋
部の垂下部が前記鉗子栓本体部の垂下部を周囲から締め
付け、前記蓋部の係止部が前記鉗子栓本体部の垂下部の
外側下端の傾斜面により係止され、前記鉗子栓本体部の
上部は前記蓋閉塞部により閉塞され、前記第2の嵌合率
は、前記第1の嵌合率よりも小さく設定されるように構
成したので、蓋部のみを鉗子栓本体部から容易に取り外
すことができ、かつ所定の逆流漏出防止性能及び処置具
挿通性能を発揮することができる。
構成と、鉗子口部材への装着状態を示す断面図である。
を示す上平面図である。
構成と、鉗子口部材への装着状態を示す断面図である。
体部から蓋部を外した状態の構成を示す断面図である。
視鏡の一例の全体構成、及び従来の内視鏡用鉗子栓の構
成を示す斜視図であり、図5(B)は、図5(A)に示
す内視鏡の先端部の構成を示す正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ゴム材料からなり、内視鏡の先端部から
突出させて患部への処置等を行う処置具を内部に通す管
路である処置具用チャンネルへの入口であるチャンネル
入口に取り付けられる略筒状の処置具挿入口部材におけ
る処置具挿入口に弾性嵌合により着脱可能に構成された
第1嵌合部と、前記処置具挿入口を閉塞する本体閉塞部
と、前記本体閉塞部を貫通するように設けられ前記処置
具を外部から挿入した場合に前記処置具挿入口部材の内
部へ挿通させる本体挿通部を有する鉗子栓本体部と、ゴム 材料からなり、略円盤状の蓋閉塞部と、前記鉗子栓
本体部に弾性嵌合により着脱可能に構成された第2嵌合
部を有する蓋部を備えた内視鏡用鉗子栓において、前記処置具挿入口部材の上端部分には円環鍔状のフラン
ジ部が突出するように形成されるとともに、前記フラン
ジ部の下方の外側部分には外周を取り巻く溝部が形成さ
れて、断面が略「逆L」字状で平面投影形状が略円環状
となる鉗子口嵌合部が形成され、 前記第1嵌合部は、前記本体閉塞部の上端部から外方に
向けて突出するように形成された略円環状の鍔部と、前
記鍔部の外周から下方に向けて垂下するように形成され
た略円環状の垂下部と、前記垂下部の下端から中央側に
向けて突出するように形成された略円環状の鈎部を有
し、これらによって囲まれた部分により断面が略「L」
字状で平面投影形状が略円環状の第1嵌合空間が形成さ
れ、前記鈎部の内径が前記処置具挿入口部材の溝部の外
径よりも第1の嵌合率だけ小さく設定されることによ
り、前記鉗子口嵌合部が前記第1嵌合空間と嵌合して前
記鉗子栓本体部が前記処置具挿入口部材に装着され、か
つ前記鈎部の背面側となる前記垂下部の外側下端に傾斜
面が形成され、 前記第2嵌合部は、前記蓋閉塞部の外周から垂直下方へ
向けて垂下するように形成された略円筒状の垂下部と、
当該垂下部の下端の内壁付近から内方へ向けて突出する
とともに内側面が上部へ向かうにつれ拡径する円錐面と
なる係止部を有して断面が略「I」字状で平面投影形状
が略円環状に形成され、前記蓋閉塞部と前記第2嵌合部
によって囲まれた部分により断面が略円盤状の第2嵌合
空間が形 成され、前記第2嵌合部の垂下部の垂直状内壁
部の内径が前記第1嵌合部の垂下部の垂直状外壁部の外
径よりも第2の嵌合率だけ小さく設定されることによ
り、前記蓋部の垂下部が前記鉗子栓本体部の垂下部を周
囲から締め付け、前記蓋部の係止部が前記鉗子栓本体部
の垂下部の外側下端の傾斜面により係止され、前記鉗子
栓本体部の上部は前記蓋閉塞部により閉塞され、 前記第2の嵌合率は、前記第1の嵌合率 よりも小さく設
定されることを特徴とする内視鏡用鉗子栓。 - 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡用鉗子栓におい
て、 前記蓋部は、前記鉗子栓本体部に対し別体で形成される
ことを特徴とする内視鏡用鉗子栓。 - 【請求項3】 請求項1記載の内視鏡用鉗子栓におい
て、 前記蓋部は、前記鉗子栓本体部と一体形成されることを
特徴とする内視鏡用鉗子栓。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載の内視鏡用鉗子栓
において、 前記第2嵌合部における前記蓋部の前記ゴム材料の硬度
は、前記第1嵌合部における前記鉗子栓本体部の前記ゴ
ム材料の硬度よりも大きく設定されることを特徴とする
内視鏡用鉗子栓。 - 【請求項5】 請求項1記載の内視鏡用鉗子栓におい
て、 前記蓋部は、前記蓋閉塞部を貫通するように設けられ前
記処置具を外部から挿入した場合に前記本体挿通部の方
向へ挿通させる蓋挿通部を有することを特徴とする内視
鏡用鉗子栓。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34670096A JP3324948B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 内視鏡用鉗子栓 |
| US08/980,008 US6117070A (en) | 1996-11-28 | 1997-11-26 | Plug device for endoscopic instrument channel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34670096A JP3324948B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 内視鏡用鉗子栓 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10165360A JPH10165360A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3324948B2 true JP3324948B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18385232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34670096A Expired - Fee Related JP3324948B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-12-10 | 内視鏡用鉗子栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3324948B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7025721B2 (en) | 2004-01-29 | 2006-04-11 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Endoscope channel cap |
-
1996
- 1996-12-10 JP JP34670096A patent/JP3324948B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10165360A (ja) | 1998-06-23 |
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