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JP3330689B2 - ゲル強度の改良された高吸水性ポリマーの製造方法 - Google Patents
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JP3330689B2 - ゲル強度の改良された高吸水性ポリマーの製造方法 - Google Patents

ゲル強度の改良された高吸水性ポリマーの製造方法

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JP3330689B2
JP3330689B2 JP21392893A JP21392893A JP3330689B2 JP 3330689 B2 JP3330689 B2 JP 3330689B2 JP 21392893 A JP21392893 A JP 21392893A JP 21392893 A JP21392893 A JP 21392893A JP 3330689 B2 JP3330689 B2 JP 3330689B2
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高吸水性ポリマーの製
造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、吸水後のゲ
ルの強度、ゲルの経時的安定性およびゲル表面の“べと
つき”が同時に改良された高吸水性ポリマーを製造する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高吸水性ポリマーは、近年、生理用品や
使い捨て紙おむつ等の衛生用品分野で広範に使用されて
いるのみならず、止水材、結露防止材、鮮度保持材、溶
剤脱水材等の各種産業用品、更には緑化、農園芸分野等
にも実用化されつつあり、今後その応用範囲が更に拡大
していくと思われる合成ポリマーである。最近、生理用
品、使い捨て紙おむつや失禁パッド等の衛生用品は、使
用材料の改良、立体裁断、種々のギャザー等により装着
感が改善され、その装着時間が長くなりつつある。ま
た、産業用品、農園芸用品についても非常に過酷な条件
下で使用される場合も生じてきている。
【0003】一方、高吸水性ポリマーは吸水により膨張
し、ゲル状となるが、特に、尿等の体液を吸水させた場
合、ゲルは時間の経過と共に強度を失い、同時に、表面
が“べとつく”ようになる傾向がある。このことは、装
置時間が長くなりつつある衛生用品にとって、特に大き
な問題となってきている。このようなゲルの経時的劣化
は、尿等の体液中に含まれる種々の酸化還元化合物、酵
素活性物質等が高吸水性ポリマーの化学結合を切断する
ために生じるものと考えられている。また、このゲルの
分解は、単一の機構で進行するのではなく、複数の機構
によるものと考えられる。よって、吸液時の状態や体液
の個人差等により、高吸水性ポリマーの分解の程度には
大きなばらつきがあるのが実状である。従って、あらゆ
る尿等の体液に対して優れたゲル強度及びゲル安定性を
有する高吸水性ポリマーが望まれている。
【0004】ゲル強度及びゲル安定性を改良する方法と
しては、例えば高吸水性ポリマーの架橋密度を高める方
法が考えられるが、この場合、架橋密度が高くなるにつ
れて吸水能が低下するという問題がある。また、含酸素
無機塩、ラジカル捕捉剤、酸化防止剤、酸化剤、硫黄含
有還元剤、金属キレート剤、ラジカル連鎖禁止剤、ホス
フィン酸含有アミン等を高吸水性ポリマーに添加するこ
とによりゲルの安定性を改良することが種々提案されて
いるが、これらの薬剤の使用は、個人差の大きい体液に
対し、必ずしも常に有効であるわけではなく、また、添
加量によっては安全性に問題がある場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の状況に鑑み、高吸水性ポリマー本来の吸水性能を損
なうことなく、吸水後(特に、個人差の大きい人尿等の
体液を吸水させた場合)のゲルの強度、長時間にわたる
ゲルの安定性、さらにゲル表面の“べとつき”が同時に
改善された高吸水性ポリマーの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔発明の概要〕 本発明者等は、高吸水性ポリマーをアルコキシチタンで
処理することにより、上記目的が達成されることを見出
した。即ち、本発明によるゲル強度の改良された高吸水
性ポリマーの製造方法は、架橋構造を有し、且つカルボ
キシル基及び/又はカルボキシレート基を重合体の構成
成分として含有する高吸水性ポリマーを、カルボキシル
基及び/又はカルボキシレート基と反応しうる2個以上
の官能基を有する架橋剤で表面架橋するか、または一般
式:X(R) m Si(Y) 3-m (式中、Xは高吸水性ポリマー中のカルボキシル基及び
/又はカルボキシレート基と反応しうる官能基を、Rは
炭化水素基を、Yは加水分解基を表し、mは0、1又は
2である)で表されるシラン化合物により表面改質する
かした後、 アルコキシチタンで処理することを特徴とす
るものである。
【0007】〔発明の具体的な説明〕 <高吸水性ポリマー>本発明の方法において使用される
高吸水性ポリマーは、架橋構造を有し、且つカルボキシ
ル基及び/又はカルボキシレート基を重合体の構成成分
として含有するものであり、具体的には、ポリアクリル
酸塩架橋物、澱粉−アクリル酸塩グラフト共重合体架橋
物、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体架橋物の
加水分解物、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体
架橋物の加水分解物、アクリル酸塩−アクリルアミド共
重合体架橋物、ポリアクリロニトリル架橋物の加水分解
物等を挙げることができる。高吸水性ポリマー粉末の平
均粒子径は、10〜2,000μm、特に50〜1,0
00μmが好ましい。これらの高吸水性ポリマーは、公
知の方法により製造することができ、また市販のものを
用いることもできる。
【0008】また、本発明に使用される高吸水性ポリマ
ーは、表面が架橋されたものであってもよい。表面架橋
に使用する架橋剤としては、カルボキシル基及び/又は
カルボキシレート基と反応しうる2個以上の官能基を有
する架橋剤であれば、いずれも使用することができる。
例えば、ポリジグリシジルエーテル化合物、ハロエポキ
シ化合物、アルデヒド化合物、イソシアネート化合物等
が使用できるが、ポリジグリシジルエーテル化合物が一
般的である。これら架橋剤の使用量は特に限定されない
が、通常、ポリマーに対して0.005〜5.0重量%
の範囲で使用される。
【0009】更に、本発明に使用される高吸水性ポリマ
ーは、ポリマー表面が改質されたものであってもよい。
表面改質剤として使用する化合物としては、水酸化アル
ミニウム等の多価金属化合物や下記一般式で表されるシ
ラン化合物が挙げられる。 X(R)m Si(Y)3-m (式中、Xは高吸水性ポリマー中のカルボキシル基及び
/又はカルボキシレート基と反応しうる官能基を、Rは
炭化水素基を、Yは加水分解基を表し、mは0、1又は
2である)。上記式で表されるシラン化合物の具体例と
しては、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、オク
タデシルジメチル〔3−(トリメトキシシリル)プロピ
ル〕アンモニウムクロライド等がある。上記表面改質剤
の使用量は特に限定されるものではないが、通常、ポリ
マーに対して0.001〜10.0重量%である。
【0010】<アルコキシチタン>本発明に用いられる
アルコキシチタンとしては、分子中に反応性のアルコキ
シ基を含有する有機チタン化合物であれば何れのものも
使用可能である。具体的には、テトラメトキシチタン、
テトラエトキシチタン、テトライソプロポキシチタン、
テトラブトキシチタン、テトラキス(2−エチルヘキシ
ルオキシ)チタン、テトラステアリルオキシチタン、テ
トライソプロポキシチタンポリマー、テトラブトキシチ
タンポリマー、ジイソプロポキシビス(アセチルアセト
ナト)チタン、ジブトキシビス(トリエタノールアミナ
ト)チタン、トリブトキシチタンステアレート、ジヒド
ロキシビス(ラクタト)チタン、ジイソプロポキシチタ
ンジステアレート等が挙げられ、これらの1種又は2種
以上を使用することができる。これらの化合物の中でも
テトライソプロポキシチタンおよびジブトキシビス(ト
リエタノールアミナト)チタンが好ましい。本発明に使
用されるアルコキシチタンの使用量は、使用するポリマ
ーの種類によって異なり、一概に既定できないが、ポリ
マーに対して一般に0.001〜10重量%、好ましく
は0.05〜3重量%である。使用量が0.001%未
満では、体液に対する高吸水性ポリマーのゲル安定性の
改善が不充分であり、10重量%超過では高吸水性ポリ
マーの吸水能が低下する。
【0011】<処理方法>本発明による高吸水性ポリマ
ーのアルコキシチタンによる処理は、種々の態様におい
て実施することができる。例えば、高吸水性ポリマーを
溶媒に分散させたスラリー状態でアルコキシチタンを添
加する湿式法、高吸水性ポリマーを強制攪拌しながらア
ルコキシチタンを乾燥空気又は窒素ガスで噴霧する乾式
法等により行うことができる。湿式法で用いる溶媒とし
ては、炭化水素類、アルコール類、エーテル類等の任意
の不活性溶媒を使用することができる。本発明によるア
ルコキシチタン処理は、通常、含水状態のポリマーに対
して行うが、乾燥ポリマーに対して行うこともできる。
処理温度は、一般に10〜180℃、好ましくは80〜
120℃である。
【0012】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。尚、実施例で得られた高吸水性ポ
リマーの後述の特性値は、下記の方法により測定したも
のである。
【0013】<吸水能>高吸水性ポリマー1gを250
メッシュのナイロン袋(10cm×20cmの大きさ)
に入れ、1リットルの人工尿に30分浸漬する。30分
後、ナイロン袋を引き上げ、15分水切り後、重量測定
をし、ブランク補正をして、高吸水性ポリマー1gが吸
水した人工尿の重量を吸水能とした。尚、人工尿の組成
は下記に示す。人工尿組成 尿 素 1.94% 塩化ナトリウム 0.80% 塩化カルシウム 0.06% 硫酸マグネシウム 0.10% 純 水 97.10%
【0014】<ゲル強度>高吸水性ポリマー1gに成人
の人尿(成人5名の尿を混合)を25g吸水させ、25
℃で30分間放置後のゲルをレオメーター(不動工業製
NRM−2002J型)にかけ、セルがゲル中に入り込
む時点の力をゲル強度とした。
【0015】<ゲルの安定性>上記のゲル強度の場合と
同様のサンプルを作成し、設定温度40℃にて、恒温槽
中に16時間放置した。放置後のゲル強度を上記の方法
で測定し、ゲルの安定性を評価した。尚、この試験は、
人尿の個人差等を考慮し、測定日を変えて5回行った。
【0016】<ゲル表面の“べとつき”>ゲルの安定性
を測定した後の膨潤ゲルの“べとつき”を、下記の評価
基準に従い、手触りにて評価した。 ○ : 膨潤ゲルはかなり“さくさく”してドライ感が
ある。 △ : 一部、膨潤ゲルがべとつく。 × : 膨潤ゲルがべとつき、手がぬべぬべする。
【0017】後述の実施例および比較例においては、下
記の高吸水性ポリマーを使用した。高吸水性ポリマー(A) 攪拌機、環流冷却器、温度計、窒素ガス導入管を付設し
た容量5,000mlの四つ口丸底フラスコに、シクロ
ヘキサン1210gを入れ、ソルビタンモノステアレー
ト9gを添加して溶解させた後、窒素ガスを吹込んで、
溶存酸素を追い出した。別に、容量2,000mlのビ
ーカー中でアクリル酸350gを外部より氷冷しなが
ら、これに水727.7gに溶解した143.1gの純
度95%水酸化ナトリウムを加えてカルボキシル基の7
0%を中和した。この場合の水溶液中のモノマー濃度
は、中和後のモノマー濃度として35重量%に相当す
る。ついで、これにN,N′−メチレンビスアクリルア
ミド0.37g、過硫酸カリウム0.94gを加えて溶
解した後、窒素ガスを吹込んで溶残酸素を追い出した。
前記の四つ口丸底フラスコの内容物にこの容量2,00
0mlのビーカーの内容物を添加し、攪拌して分散さ
せ、窒素ガスをバブリングさせながら湯浴によりフラス
コ内温を昇温させたところ、60℃付近に達してから内
温が急激に上昇し、数十分後には75℃に達した。次い
で、その内温を60〜65℃に保持し、且つ、攪拌しな
がら3時間反応させた。尚、攪拌は145rpmで行っ
た。3時間反応させた後、攪拌を停止すると、湿潤ポリ
マー粒子が丸底フラスコの底に沈降したので、デカンテ
ーションでシクロヘキサン相に容易に分離できた。分離
した湿潤ポリマーを減圧乾燥器に移し、90℃に加熱し
て付着したシクロヘキサン及び水を除去したところ、さ
らさらとした高吸水性ポリマー400gが得られた。こ
のようにして得られた乾燥ポリマー100gを500m
lのナス型フラスコに入れ、次いで、シクロヘキサン1
22.5gを加えてスラリーとした。このスラリーを攪
拌しながら水22.5gにγ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン0.44gを分散させた液を添加し、
室温で30分間攪拌した。次いで、105℃油浴中に3
0分間浸漬した後、同油浴温度を保持しながら減圧して
蒸発乾固させ、乾燥ポリマー95gを得た。
【0018】高吸水性ポリマー(B) 前述の高吸水性ポリマー(A)の合成において、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシランの代わりにエチ
レングリコールジグリシジルエーテル0.8gを用いた
他は全く同様に操作して、乾燥ポリマー95gを得た。
【0019】
【0020】
【0021】実施例1 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水9gを添加し、
50℃にてジ−n−ブトキシビス(トリエタノールアミ
ナト)チタン1gを添加し、30分間混合した。続い
て、浴温105℃にて減圧下30分間乾燥させ、高吸水
性ポリマーを得た。
【0022】実施例2 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水10gを添加
し、10℃にてジ−i−プロポキシビス(アセチルアセ
トナト)チタン2gを添加し、30分間混合した。続い
て、浴温105℃にて減圧下30分間乾燥させ、高吸水
性ポリマーを得た。
【0023】実施例3 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水6gを添加し、
10℃にてテトライソプロポキシチタン0.2gを添加
し、30分間混合した。続いて、浴温105℃にて減圧
下30分間乾燥させ、高吸水性ポリマーを得た。
【0024】実施例4 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水6gを添加し、
10℃にてテトライソプロポキシチタン0.5gを添加
し、30分間混合した。続いて、浴温105℃にて減圧
下30分間乾燥させ、高吸水性ポリマーを得た。
【0025】実施例5 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、10℃にてテトラ
イソプロポキシチタン0.5gを添加し、30分間混合
した。続いて、浴温105℃にて減圧下30分間乾燥さ
せ、高吸水性ポリマーを得た。
【0026】実施例6 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水6gを添加し、
10℃にてテトライソプロポキシチタン1.0gを添加
し、30分間混合した。続いて、浴温105℃にて減圧
下30分間乾燥させ、高吸水性ポリマーを得た。
【0027】実施例7 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、10℃にてテトラ
イソプロポキシチタン1.0gを添加し、30分間混合
した。続いて、浴温105℃にて減圧下30分間乾燥さ
せ、高吸水性ポリマーを得た。
【0028】実施例8 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水25gを添加
し、50℃にてテトラ−n−ブトキシチタンポリマー
(日本曹達(株)製、B−4)1gを添加し、30分間
混合した。続いて、浴温105℃にて減圧下30分間乾
燥させ、高吸水性ポリマーを得た。
【0029】実施例9 高吸水性ポリマー(A)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水20gを添加
し、50℃にてテトラステアリルオキシチタン3gを添
加し、30分間混合した。続いて、浴温105℃にて減
圧下30分間乾燥させ、高吸水性ポリマーを得た。
【0030】実施例10 高吸水性ポリマー(B)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水9gを添加し、
50℃にてジ−n−ブトキシビス(トリエタノールアミ
ナト)チタン1gを添加し、30分間混合した。続い
て、浴温105℃にて減圧下30分間乾燥させ、高吸水
性ポリマーを得た。
【0031】実施例11 高吸水性ポリマー(B)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水6gを添加し、
10℃にてテトライソプロポキシチタン0.5gを添加
し、30分間混合した。続いて、浴温105℃にて減圧
下30分間乾燥させ、高吸水性ポリマーを得た。
【0032】実施例12 高吸水性ポリマー(B)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、10℃にてテトラ
イソプロポキシチタン0.5gを添加し、30分間混合
した。続いて、浴温105℃にて減圧下30分間乾燥さ
せ、高吸水性ポリマーを得た。
【0033】実施例13 高吸水性ポリマー(B)100gとシクロヘキサン10
0gとからなるスラリーに、攪拌下、水20gを添加
し、50℃にてテトラステアリルオキシチタン3gを添
加し、30分間混合した。続いて、浴温105℃にて減
圧下30分間乾燥させ、高吸水性ポリマーを得た。
【0034】
【0035】
【0036】上記実施例で得られた高吸水性ポリマーに
つき上記の測定を行った。結果を第1表に示す。
【0037】比較例1〜2 本発明によるアルコキシチタン処理を行わない高吸水性
ポリマー(A)(比較例1)および高吸水性ポリマー
(B)(比較例2)につき、上記の測定を行った。結果
を第1表に示す。
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の方法により製造される高吸水性
ポリマーは、高吸水性ポリマー本来の吸水性能を損なう
ことなく、吸水後(特に、個人差の大きい人尿等の体液
を吸水させた場合)のゲルの強度、長時間にわたるゲル
の安定性、さらにゲル表面の“べとつき”が、体液の個
人差に拘らず、同時に改善されている。従って、特に紙
おむつ等の衛生用品の分野において有利に使用すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 藤本 保 (56)参考文献 特開 平6−306118(JP,A) 特開 昭49−122590(JP,A) 特開 平2−150462(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16 C08K 3/00 - 13/08 C08F 8/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋構造を有し、且つカルボキシル基及
    び/又はカルボキシレート基を重合体の構成成分として
    含有する高吸水性ポリマーを、カルボキシル基及び/又
    はカルボキシレート基と反応しうる2個以上の官能基を
    有する架橋剤で表面架橋するか、または一般式:X
    (R) m Si(Y) 3-m (式中、Xは高吸水性ポリマー
    中のカルボキシル基及び/又はカルボキシレート基と反
    応しうる官能基を、Rは炭化水素基を、Yは加水分解基
    を表し、mは0、1又は2である)で表されるシラン化
    合物により表面改質するかした後、アルコキシチタンで
    処理することを特徴とするゲル強度の改良された高吸水
    性ポリマーの製造方法。
  2. 【請求項2】 高吸水性ポリマーが、ポリアクリル酸塩
    架橋物、澱粉−アクリル酸塩グラフト共重合体架橋物、
    澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体架橋物の加水
    分解物、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋
    物の加水分解物、アクリル酸塩−アクリルアミド共重合
    体架橋物及びポリアクリロニトリル架橋物の加水分解物
    からなる群より選ばれたものである、請求項1に記載の
    ゲル強度の改良された高吸水性ポリマーの製造方法。
  3. 【請求項3】 架橋剤がポリジグリシジルエーテル化合
    物である、請求項1又は2に記載のゲル強度の改良され
    た高吸水性ポリマーの製造方法。
  4. 【請求項4】 シラン化合物がγ−グリシドキシプロピ
    ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
    ルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
    キシル)エチルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノ
    エチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2
    −アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラ
    ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェ
    ニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
    ルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
    プロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピル
    トリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメト
    キシシランおよびオクタデシルジメチル〔3−(トリメ
    トキシシリル)プロピル〕アンモニウムクロライドから
    なる群より選ばれる1種又は2種以上である、請求項
    又は2に記載のゲル強度の改良された高吸水性ポリマー
    の製造方法。
JP21392893A 1993-04-23 1993-08-30 ゲル強度の改良された高吸水性ポリマーの製造方法 Expired - Lifetime JP3330689B2 (ja)

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