JP3330779B2 - ワイヤ放電加工機の位置決め方法及びその装置 - Google Patents
ワイヤ放電加工機の位置決め方法及びその装置Info
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Description
置決め方法及びその装置に関する。
電極を更新送りしつつこれと被加工物との間に放電現象
を発生させて、あたかも糸ノコのように被加工物に所望
の場所に輪郭形状で加工を施すようにした装置として、
ワイヤ放電加工機が知られている。この種のワイヤ放電
加工機は、非常に加工精度が高く、精密機械加工に適し
ている。加工を行なうに際しては、被加工物の決められ
た箇所に精度良く加工を行なうため、加工の位置に対す
る基準となる被加工物の基準面または基準孔とワイヤ電
極を接触させて、その接触位置を求め、その接触位置を
放電加工の基準位置として被加工物上の各位置が相対的
に決定される。従って、加工前のこの基準位置を求めて
ワイヤ電極を被加工物に対して位置決めする位置決め
は、加工精度に大きな影響を与え、非常に重要な操作と
なる。
加工機の位置決め方法について説明する。図示するよう
に被加工物Wは、X・Yテーブル2上に設けたワークス
タンド4に固定されており、この被加工物Wに臨ませて
ワイヤ電極6を走行させるためのワイヤ供給移送手段8
は、ワイヤボビン9に巻回されたワイヤ電極6を、最下
流の回収ローラ10とピンチローラ12で挟み込んで一
定の力で引っ張ることにより送り出すようになってお
り、途中にプーリ14や、プーリ16、パウダーブレー
キ18及びピンチローラ20よりなるテンション付与機
構22やプーリ21、23を介している。また、被加工
物Wを挟み込むような形で、この上下にはワイヤ電極6
の走行方向を案内する上ガイド24及び下ガイド26が
配置されている。
極6と接触してこれに給電を可能とするための給電子2
8が配置されており、この給電子28とワークスタンド
4との間にパルス状の加工電圧を供給する加工電圧供給
部30及び中心位置を決定する時に用いる接触検出部3
2からの給電ラインが接続される。そして、マイクロコ
ンピュータ等よりなるNC装置33は、これらの動作を
制御するものであり、X・Yテーブル2に設けたエンコ
ーダ34からの座標情報に基づいてドライバ38を介し
て駆動モータ36を制御して、ワイヤ電極6と被加工物
Wとの相対位置を制御している。尚、実際には上ガイド
24或いは下ガイド26も移動させて相対位置を制御す
るが、図示例においては説明の簡単化のために記載を省
略している。このような構成において、ワイヤ電極6と
被加工物Wが、最初に接触した位置を接触検出部32で
検出し、ここを基準位置、或いは基準座標として各部の
座標を決定するようになっている。
ヤ供給側とワイヤ電極巻取り側の間に設けたテンション
付与機構22により与えられるが、ワイヤ電極の供給移
送手段8で送られるワイヤ電極が一対の上下のガイド2
4、26間で僅かに振動することは避けられない。この
振動の原因は、テンションが加えられることによるワイ
ヤ電極の伸びや、給電子28とワイヤ間の摩擦抵抗や、
テンション制御によるテンションの変動等に起因して発
生するが、この振動をできる限り少なくするよう設計し
ても無振動状態にできない。ワイヤの振動周波数は複数
の周波数が混在した状態であるが、約1KHz〜2KH
z程度の振動が位置決め精度に大きく影響する。
慮して、一例として以下のような種々の位置決め方法が
提案されている。特開昭63−93524号公報では、
上下の各接触検出電極を有する治具を用いて、検出しよ
うとする上下の溝幅を対称に設けてあり、そこにワイヤ
電極の走行を止めた状態の接触検出位置と、ワイヤ電極
を走行させた状態で接触検出位置と、ワイヤ電極と走行
させた状態で接触検出位置の差から振動幅を求め、真の
垂直座標を得るようになっている。また、特開平2−1
60423号公報では、ワイヤ電極を走行させながら位
置決めを行うと、走行によってワイヤ電極に微少振動が
発生し、精度及び再現性を低下させてしまうので、ワイ
ヤ電極の走行を停止させて所定の張力を与えた状態にし
つつ位置決めを行なうようにしている構成が提案されて
いる。
は、ワイヤ電極と検出点が上下に2つ有している垂直出
し用治具とを利用し、ワイヤ電極の垂直出しを行うもの
であって、ワイヤ電極が検出点に接触する回数を例えば
上部のみ、下部のみ、上下両方のみ、上下共に接触無し
の各々がカウントされるようになっており、そして各々
のカウントにより上部ワイヤガイドを前進或いは後退駆
動させてワイヤ電極を垂直に補正するようにした構成が
開示されている。
た各従来装置には、次のような問題点があった。まず、
第1の特開昭63−93524号公報に示す技術にあっ
ては、ワイヤの走行状態と停止状態で接触させ、これら
の差を持ってワイヤ電極の振動幅と見なし差分を補正し
ようとしている。しかしながら、ワイヤ電極を停止して
位置決めすると、ワイヤ電極を停止させた位置が常に同
じ位置で停止せず振動幅のどこかで止まるので停止位置
が安定しない。この理由は、ガイドの孔径とワイヤ電極
の径に差があること及び、給電子はワイヤ電極軸線上に
張り出しているためにワイヤ電極は常に給電子によりし
ごかれている状態下におかれることにある。また、ゴミ
等の付着物に起因する場合も少なくない。従って、ワイ
ヤ電極が被加工物と接触したときの位置が振動幅のどの
位置で接触したのか確定することができない。すなわち
ワイヤ電極が振動していない場合にあるべき位置までワ
イヤ電極と被加工物をサーボにて相対移動させ位置決め
するものであるが、振動しているワイヤ電極のどの振動
位置で接触したのか不明である。
所定のテンション下で行われるので、加工を行うときの
走行状態で位置検出しないと加工中の真の中心位置とし
て位置決めできない。 また、第2の特開平2−160
423号公報では、ワイヤ電極を停止させて振動のない
状態で位置決めしているが、この場合にも上記第1の公
報にて説明したように、ワイヤ電極は振動幅のどの位置
で停止するか判らないので停止位置が安定せず、第1の
公報の場合と同様な問題点を有する。また、第3の特開
平1−306132号公報では、垂直出し操作は、ワイ
ヤ電極を停止させた状態でなされており、この場合にも
前述したと同様な問題点が生ずる。
く創案されたものである。本発明の目的は接触位置決め
の際、ワイヤ電極を加工時と同じ環境下に置きワイヤ電
極を走行させながらワイヤ電極の接触位置を検出するこ
とにより、ワイヤ電極の振動による検出誤差をなくすこ
とのできるワイヤ放電加工機の位置決め方法とその装置
を提供することにある。
の本発明のワイヤ放電加工機の位置決め方法の基本的な
プロセスは、一対のワイヤガイド(24),(26)間
に張架されたワイヤ電極(6)と被加工物(W)を相対
移動して放電加工を行なうワイヤ放電加工機の位置決め
方法において、ワイヤ電極(6)を所定のテンション下
で走行させるステップと、ワイヤ電極(6)を被加工物
(W)に対して接近するように相対移動させるステップ
と、ワイヤ電極(6)と被加工物(W)との間に検出電
圧を印加してワイヤ電極(6)と被加工物(W)との間
の電圧を検出するステップと、この検出された電圧に基
づいてワイヤ電極(6)が被加工物(W)の先端におい
てワイヤ電極(6)の振動幅の中心位置(B)でとどま
るようにワイヤ電極(6)を被加工物(W)に対して相
対的に前進または後退させるステップと、ワイヤ電極
(6)を被加工物(W)に対して相対的に前進または後
退させている間、ワイヤ電極(6)と被加工物(W)と
の相対位置を繰返し検出するステップと、これら検出さ
れた相対位置に基づいて前記ワイヤ電極の振動幅の中心
位置を求めて放電加工の基準位置として決定しワイヤ電
極(6)を被加工物(W)に対して位置決めするステッ
プと、を含んで構成される。 また、本発明のワイヤ放電
加工機の位置決め装置の基本的な構成は、一対のワイヤ
ガイド(24),(26)間に張架されたワイヤ電極
(6)を走行させるワイヤ供給移送手段(8)と、ワイ
ヤ電極(6)に所定の張力を付与するテンション付与機
構(22)と、ワイヤ電極(6)と被加工物(W)とを
相対移動させる移動機構と、ワイヤ電極(6)と被加工
物(W)との間に電圧を供給する加工電圧供給部(3
0)と、ワイヤ電極(6)と被加工物(W)との間の電
圧を検出する接触検出部(32)とを具備するワイヤ放
電加工機の位置決め装置において、接触検出部(32)
で検出された電圧に基づいてワイヤ電極(6)が被加工
物(W)の先端においてワイヤ電極(6)の振動幅の中
心位置(B)でとどまるようにワイヤ電極(6)を被加
工物(W)に対して相対的に前進または後退させるよう
に前記移動機構を駆動制御する移動機構制御部(41)
と、接触検出部(32)で検出された電圧に基づいてワ
イヤ電極(6)が被加工物(W)の先端に対し て略ワイ
ヤ電極(6)の振動幅の中心位置に位置している状態で
ワイヤ電極(6)と被加工物(W)とが接触したときに
検出されるワイヤ電極(6)と被加工物(W)の相対位
置の座標値を順次記憶する座標記憶部(70)と、座標
記憶部(70)に記憶された前記複数の相対位置の座標
値の平均値を演算して放電加工の基準位置として決定す
る接触位置演算処理部(76)と、を含んでなる。
には、ワイヤ電極を所定のテンション下で走行させつつ
ワイヤ電極と被加工物とを相対移動させる。この相対移
動時には、ワイヤ電極と被加工物との接触・離反の繰り
返し動作をするサーボで両者の移動を制御する。そし
て、この接触・離反時の各位置座標を記憶しておき、所
定の回数の位置座標を検出したならば、不定振幅におけ
る中心位置への移動制御のばらつきを平均化する演算を
することにより、より正確に放電加工の基準位置を求め
ることが可能となる。この場合、接触・離反操作中にお
いて、相対移動量が許容範囲を逸脱した場合にはエラー
とし、この許容範囲を設定する仮の基準位置となる初期
座標を設定し直して再実行する。これにより、ワイヤ電
極を加工時と同じ環境下に置き、ワイヤ電極を走行させ
ながら接触位置を求めることが可能となる。
置決め方法及びその装置の一実施例を添付図面を参照し
つつ説明する。図1は本発明の係るワイヤ放電加工機の
位置決め装置を示す概略構成図、図2は図1に示す位置
決め装置の制御ユニットを示すブロック構成図である。
尚、図9にて示した部分と同一部分については同一符号
を付して説明する。
基台40上に設置したX・Yテーブル2を有しており、
この上にワークスタンド4を介して被加工物Wを固定し
ている。このX・Yテーブル2は、テーブルを動かすボ
ールネジ35とこれを回転駆動するステップモータの如
き駆動モータ36を有し、X方向及びこれに直交するY
方向の任意の位置に移動し得るようになっている。被加
工物Wの位置(座標)は、それぞれの駆動モータ36に
設けたエンコーダ34(図中においては一方のみ示す)
により検出される。尚、図示例の移動機構では、X・Y
テーブル2のみ移動できるようになっているが、実際
は、上ガイド24或いは下ガイド26も移動できるよう
になっており、これらの相対移動によって位置制御され
るが、図示例では、説明の容易化のためにガイドの移動
機構を省略している。
6を走行させるためのワイヤ供給移送手段8は、ワイヤ
ボビン9に巻回されたワイヤ電極6を、最下流の回収ロ
ーラ10とピンチローラ12で挟み込んで一定の力で引
っ張ることにより送り出すようになっており、途中にプ
ーリ14や、プーリ16、パウダーブレーキ18及びピ
ンチローラ20よりなるテンション付与機構22やプー
リ21、23を介設している。また、被加工物Wを挟み
込むような形で、この上下にはワイヤ電極6の走行方向
を案内する上ガイド24及び下ガイド26が配置され
る。更に、上ガイド24の上方には、ワイヤ電極6と接
触してこれに給電を可能とするための給電子28が配置
されており、この給電子28とワークスタンドとの間に
パルス状の加工電圧を供給するための加工電圧供給部3
0及び中心位置を決定する時に用いる、位置決め装置4
2の一部を構成する接触検出部32からの給電ラインが
接続される。
NC装置33は、これらの動作を制御するものであり、
X・Yテーブル2に設けたエンコーダ34からの座標情
報を基にドライバ38を介して駆動モータ36を制御し
て、ワイヤ電極6と被加工物との相対位置を制御する。
また、NC装置33は、本発明の一部を構成する移動機
構制御部41を内蔵する。この移動機構制御部41は、
上記接触検出部32からの信号を受けてワイヤ電極6と
被加工物Wとの接触状態の時間をカウントする接触状態
カウント部44とこれらの非接触状態の時間をカウント
する非接触状態カウント部46と、それぞれのカウント
値が所定時間に達する毎に、前進パルス或いは後退パル
スを出力する移動制御部48とにより主に構成されてお
り、両者が接触しない時は前進パルスを出力し、接触し
た時には後退パルスを出力して両者が付かず離れずの関
係を維持するように制御している。
が、次に、接触位置を求める本発明の特徴とする演算ユ
ニット50の構成について図2を参照して説明する。図
2は演算ユニット50を示すブロック構成図である。こ
の演算の概要について説明すると、まず、ワイヤ電極と
被加工物とが接近して最初に接触するとその座標値が記
憶され、その後、連続的に入力されてくる座標値を所定
の数だけ記憶する。この間は、前述のようにワイヤ電極
と被加工物は付かず離れずの相対移動制御が行われてお
り、そして、所定の数の座標値を記憶したならば、この
平均値を求めて、目的とする接触位置座標を求める。た
だし、所定の数の座標値を求めるに当たり、各種のエラ
ー要素が侵入する恐れがあるので、複数のチェック工程
を設けておく。例えば仮の基準座標として第1と第2の
初期座標を設けて、これらの座標値を中心として所定の
許容範囲以外に座標値が逸脱した場合や、付かず離れず
の動作途中において前進方向或いは後退方向に所定の数
だけ連続的に移動パルスが発生した場合等をエラーと
し、この場合には再度、座標値の検出動作を行なうよう
になっている。
は、ワイヤ電極と被加工物が最初に接触して接触信号が
きた時の座標値を記憶するメモリであり、ここで記憶さ
れた第1の初期座標を基に、最大許容範囲が決められ
る。この座標値は、後述するようにエラーが発生しても
更新されることはなく、固定値となる。第2の初期座標
記憶部54は、基準となる第2の初期座標を記憶するメ
モリであり、この座標値は、第1の初期座標とは異な
り、エラー信号が入力される毎にその座標値が更新され
て新しい座標値となる。
期座標を中心として現在の座標値が取り得る最大の許容
範囲を記憶するメモリであり、本実施例ではこの広域許
容範囲を記憶するメモリであり、本実施例ではこの広域
許容範囲は例えば±9μmの範囲に設定される。狭域許
容範囲記憶部58は、上記第2の初期座標を中心として
現在の座標値が取り得る許容範囲を記憶するメモリであ
り、この許容範囲は上記広域許容範囲よりも狭く設定さ
れており、本実施例ではこの狭域許容範囲は例えば±4
μmの範囲に設定されている。
値が、上記第1の初期座標を基準として定まる上記広域
許容範囲内に納まっているか否かを比較判断するもので
あり、この許容範囲を逸脱した時には、エラー信号を出
力する。第2の初期座標比較部62は、現在の座標値
が、上記第2の初期座標を基準として定まる上記狭域許
容範囲内に納まっているか否かを比較判断するものであ
り、この許容範囲を逸脱した時には、エラー信号を出力
する。
域及び狭域許容範囲内に入った状態で所定の回数だけ連
続的に増加或いは減少した時の数をカウントするもので
あり、従って、このカウンタ部64は、連続増加数をカ
ウントする連続増加カウンタ64Aと、連続減少数をカ
ウントする連続減少カウンタ64Bを内蔵している。連
続値比較部66は、上記カウンタ部64のカウント値が
所定値になった時にエラー信号を出力するものであり、
この比較部66は、上記2つのカウンタ64A,64B
に対応させて連続増加比較器66Aと、連続減少比較器
66Bとを内蔵している。本実施例では、設定値は、例
えば[3]に設定されている。
被加工物とが最初に接触した後の、サンプリングによる
座標の検出回数を記憶するメモリであり、このメモリ内
容は、エラー信号が検出される毎にリセットされる。座
標記憶部70は、上記ワイヤ電極と被加工物が最初に接
触した後において、検出された座標値を記憶するメモリ
であり、このメモリ内容はエラー信号が検出される毎に
リセットされる。リセット部72は、各部からエラー信
号が入力される毎に上記記憶部68、70の内容をリセ
ットするものである。
部の値が所定値に達したか否かを比較判断するものであ
り、本実施例では例えば所定値として[100]が設定
されている。接触位置演算処理部76は、上記検出回数
比較部74にて検出回数が設定値に達したと判断した時
に、上記座標記憶部70に記憶されている座標値の平均
を求めて放電加工の基準位置を求める演算処理を行な
う。この演算結果は、ディスプレイ等の表示部78に表
示され、オペレータに知らせる。また、エラー回数記憶
部80は、各部から出力されたエラー回数を記憶するメ
モリである。
記憶部80の値が所定値に達したか否かを比較判断する
ものであり、所定値に達したならば、その旨を装置全体
の動作を制御する図示しないホストコンピュータ等に知
らせてこの動作全体を停止させる。この実施例では、所
定値は例えば[5]に設定される。
行われる本発明の位置決め方法において説明する。この
装置は、ワイヤ電極と被加工物が接触した後は、これら
が付かず離れずの相対移動を行なうように機械部の振動
中心移動制御と、接触時における接触位置の演算処理と
を同時に行なう。図3はこの時のフローを示しており、
CPUのマルチタスク処理により、上記制御及び処理が
並列に行われている。まず、初めに処理プログラムのS
T−FLG(接触フラグ)及びEND−FLG(終了フ
ラグ)を共に[0]にすることにより、初期設定する。
すると、両者の振動中心移動制御(S200)及び接触
位置演算処理(S500)は、上記END−FLGが
[1]でない限りは繰り返し行なわれる。そして、EN
D−FLGに[1]が立つと、S300及びS600の
判断がNOとなり、動作が終了することになる。
00にて行われる振動中心移動制御について詳しく説明
する。図4はこの振動中心移動制御を示すフロー、図5
はワイヤ電極の振動と接触検出信号との関係を示す図、
図6はワイヤ電極の振動と各カウンタ部のカウント値と
の関係を示すグラフである。前述のようにここではワイ
ヤ電極6と被加工物Wとが最初に接触すると、それ以後
は、両者が付かず離れずの状態となるように制御され
る。
図1に示す接触状態カウント部44(以下、CNT−B
Kと称す)と非接触状態カウント部46(以下、CNT
−GOと称す)とを[0]として初期設定する。また、
F値を例えば100に設定する。ここで、F値は、サー
ボモータの送り速度を意味しており、1分間にモータへ
の出力パルスをどれだけの周期で出力するかが決定され
る。この場合、F値を100に設定すると、2mm/m
inの速度となるような間隔でパルスが出力される。
か判断され、この場合[0]とする処理がなされていな
いので[Y]の方に実行される。S203では接触検出
部(極間)32での接触信号があるか否かの判断処理す
るところである。ここで、接触信号でない場合(NO)
には、S204ではCNT−GOカウンタ46に1をカ
ウントする処理がなされる。
ト値と設定値とを移動制御部48にて比較判断処理する
ところである。この場合、設定値Fとして、上述のよう
に例えば100が入力されているとすると、設定値10
0になるまでS202〜S205の処理を繰り返す。
尚、設定値100とは前述のようにサーボのF値(送り
速度)を意味しており、1分間にモータへの出力パルス
をどれだけの周期で出力すれば所定のF値とすることが
できるか決定するための値である。この場合は設定値1
00にすると2mm/minの値で前進サーボが実行さ
れることになる。また、本実施例ではS202〜S20
5までの1ループに要する時間は、300μsである。
った時点(Y)でモータへ前進パルスを1パルス発信さ
せる処理であり、この処理が実行されるまでは同じ位置
を維持しつづけることになる。つまり、モータの前進パ
ルスを出力するまではS202〜S205の処理を実行
しており、その処理のループ回数が、前記F値が2mm
/minとなるようにタイミングを図っていることを意
味している。ここでは、移動制御部48からドライバ3
8を介してモータ36に実際に前進パルスが1つ出力さ
れる。S207では、CNT−GOカウンタ46をクリ
アする処理を行っている。尚、ここで、CNT−BKカ
ウンタ44もクリアするようにしてもよい。
接触信号があった場合、すなわちS203にてYESの
場合、STフラグが[0]であるか否かを判断する。S
208でYESの場合には、S209に行き、S209
では、STフラグを[1]とする処理をしている。これ
により、ワイヤ電極と被加工物とが初めて接触した事を
示す。S210ではCNT−BKカウンタに1をカウン
トする。S211では前記S205での処理と同様に実
行するが、この処理では後退用の処理をするものであ
る。すなわち、カウンタ44のカウント値が所定値10
0に達したか否を判断する。
実行するが、ここでは後退の処理をするものである。す
なわち、カウント値が100に達すると、後退パルスを
1つ出してモータを後退させ、両者を離す方向へ移動す
る。S213では前記S297と同様な処理を実行し、
CNT−BKカウンタをクリアする。尚、ここでCNT
−GOカウンタもクリアするようにしてもよい。すなわ
ち、上記の一連の処理における動作をまとめて説明する
と、S203の接触検出の判断により、前進側ループ回
数、すなわち接触状態の検出回数の頻度が高い場合は、
モータへの後退出力用パルス数が増加し、接触検出しよ
うとするものに対して接近し、逆に後退側ループ回数、
すなわち非接触状態の検出回数の頻度が高い場合は、モ
ータへの後退出力用パルス数が増加し、接触検出しよう
とするものに対して離れるような動作となる。このよう
な動作を繰り返すことによって、ワイヤ電極が被加工物
に接近するようにワイヤ電極と被加工物とが相対移動さ
れ、ワイヤ電極と被加工物とが一旦接触した後は、付か
ず離れずの状態となるようにそれらの相対移動が制御さ
れることになる。つまり、ワイヤ電極の振動による接触
回数がサーボバックまたは前進を左右し、結果として、
ワイヤ電極は被加工物の先端においてワイヤ電極の振動
幅の中心位置でとどまるように動作する。
接触検出信号の状態との関係を示す。図示するように、
図中右側よりワイヤ電極6に対して被加工物Wが次第に
接近していくと、A地点などのように接触初期の段階で
は、ほとんど無負荷状態であり、たまに両者が接触して
ショート状態となる。更に、被加工物Wの移動が進んで
例えばB地点に達すると、無負荷状態とショート状態が
時間的に略同じとなる。そして、更に被加工物Wの位置
が進んで例えばC地点に達すると、A地点の場合と逆に
なり、ショート状態の時間が非常に長くなる。
タ部のカウント値の変化について図6を参照して説明す
る。ここでは、ワイヤー電極の振動周波数を2KHz、
サーボ動作周波数を100Hz、接触検出周波数(サン
プリング周波数)を100KHzとした時の各地点のタ
イミングチャート中、略右半分のエリアは、時間を圧縮
して記載している。また、Fの設定値は100ではな
く、1000とし、カウント値が1000に達する毎に
前進或いは後退パルスを1つ出力するようになってい
る。図から明らかなように両カウンタ部44、46のカ
ウント値は、相補的に増加し、相互に一方のカウント値
が増加するときは他方のカウント値は停止する関係にあ
る。A地点に示す場合には、前述の図5で説明したよう
に両者は僅かな時点でしか接触しないので、CNT−G
Oカウンタ部(非接触状態カウント部)46のカウント
値は急激に増加するのに対して、CNT−BKカウンタ
部(接触状態カウント部)46のカウント値の増加は遅
い。そして、早く設定値1000に達した方のカウンタ
部、この場合は、CNT−GOカウンタ部46に対応し
たパルス、すなわちここでは前進パルスが1発出力され
る。
と被加工物との接触・非接触の時間は略同等なので、両
カウンタ部44、46の値は略同じ速度で増加してい
る。すなわち、このB地点では、図5に示されるよう
に、被加工物Wの先端は略ワイヤ電極6の振動幅の中心
位置にあるので、両者が接触状態となる時間と非接触状
態になる時間が略同じとなる。換言すれば単位時間当り
の接触状態の検出回数の増加量と非接触状態の検出回数
の増加量が略同じになる。すなわち、このB地点の座標
が、先立って求めるべき接触位置(放電加工の基準位
置)である。更に、C地点に示す場合には、先のA地点
の場合と、逆のカウント状態を示し、CNT−BKのカ
ウント値が急激に増加することになる。このような動作
を行うことにより、ワイヤ電極と被加工物とが付かず離
れずの状態、つまりワイヤ電極が被加工物の先端におい
てワイヤ電極6の振動幅の中心位置Bでとどまるように
その相対移動が制御される。
並列的に処理される接触位置を求めるための演算処理の
フローについて、図7を参照して説明する。まず、S5
01にてn、E、ΣB、C、Dの各変数値を[0]に初
期設定し、各記憶部68、80、70及び各カウンタ6
4A、64Bの値をクリアする。ここで、nはワイヤ電
極−被加工物間の最初の接触後の座標検出回数であり座
標検出回数記憶部68に記憶されている値、Eは出力さ
れたトータルのエラー回数であり、エラー回数記憶部8
0に記憶される値、ΣBは座標記憶部70に記憶される
座標値、Cは座標値が連続的に増加したときのサンプリ
ング数(パスP1を連続的に通った回数)であり、Dは
座標値が連続的に減少した時のサンプリング数(パスP
3を連続的に通った回数)であり、連続減少カウンタ6
6Bに記憶されている値である。S502は、ST−F
LGの状態が判断され、前述の振動中心移動制御(図
4)において最初の接触信号が検出されるとST−FL
G=1になることから、最初の接触信号がくるまでの待
機処理である。そして、ST−FLG=1になると、次
の処理であるS503へ移行する。
力されたと同時に、第1の初期座標記憶部52にそのと
きの接触位置の座標値が取り込まれて格納される。尚、
この値は、処理が完全に終了するまでは固定となってい
る。S504では上記S503と同様な処理が行われ、
第2の初期座標記憶部54にその時の座標値が格納され
る。尚、この値は、エラーが生ずる毎に更新される。こ
こで初期座標値として第1及び第2の2つの初期座標値
を設ける理由は、先ず第1の初期座標値は、次々と取り
込まれる座標値に対して、ある程度の精度をもたせて、
後述する比較判断処理ルートS508、S509で判断
する際に、仮の基準ラインを設けておく必要があるから
である。すなわち、基準ラインが仮に第1の初期座標値
だけであると、エラーが発生する度に基準ラインが変化
してしまい、これでは座標値の計算上ばらつきが大きく
なり、結果として信頼性に欠けるからである。
ラー発生回数Eを設定値と比較判断する。ここで、5回
以上エラーが発生していれば、操作は完全にストップす
る。S506では検出回数比較部74にてループの回
数、すなわち座標検出回数nを設定値[100]と比較
判断する。S507では極間で検出された座標値(n)
を取り込み座標記憶部70へ格納する。S508では第
1の初期座標比較部60にて次々と取り込まれる座標値
(n)が一番最初の第1の初期座標値である仮の基準ラ
イン(固定で不変のものである)より限度幅±9μm以
内に入っているかどうかを比較判断する。この限度幅
は、広域許容範囲記憶部56に記憶されている。
にて処理動作としてエラールートに入ってきたときだけ
更新される第2の初期座標値と、S507の処理で次々
と座標を取り込み入力される座標値(n)とが比較され
る。尚、この初期座標値は、エラー回数5回までは更新
される。そして更に、S508で取り込んだ座標値
(n)が、更に小さい第2の初期座標値用の限度幅±4
μm以内に入っているかどうかを比較判断する。この限
度幅は、狭域許容範囲記憶部58に記憶されている。こ
のようにS508、S509の比較判断処理を経ること
で、まず第1の初期座標で大枠の仮の基準幅を設定し、
この枠内で第2の初期座標がさらに小さい枠の基準幅を
設定する。これにより第2の初期座標はエラー毎に前記
大枠の範囲内で小さい枠の基準幅をエラー5回迄の間で
変位させ、良好な座標値を得るよう集束させて、ふるい
にかける作用を促している。すなわち、次々と入力した
座標値がある程度の精度をもって計算上ばらつきが無い
ようにする。
(n)とその直前の座標値(n−1)との比較判断の処
理を行う。ここで比較結果は、3つのパターンに分類さ
れる。すなわち、座標値(n)>座標値(n−1)の場
合(パスP1)、座標値(n)=座標値(n−1)の場
合(パスP2)、座標値n<座標値(n−1)の場合
(パスP3)である。S512では、連続値カウンタ部
64にて上記パスP1を通った連続回数Cをカウント
し、この値Cは連続増加カウンタ64Aに格納され同時
に、他方のカウンタ64Bの値Dをクリアする。S55
1では上記パスP3を通った連続回数Dをカウントし、
この値Dは連続減少カウンタ64Bに格納され、同時
に、他方のカウンタ64Aの値Cをクリアする。
6にて上記S511、S512のカウント数と設定値
[3]との比較判断の処理を行う。そして、S513と
S514のどちらかの式を満たしたならば、エラーとな
り、エラー信号を出力する。S515では、座標検出回
数記憶部68におけるループ回数、すなわち座標検出回
数nをカウントアップする処理を行う。S516では、
エラー回数記憶部80にてエラー回数をカウントする処
理を行っている。S517では、リセット部72にて、
エラーのルートを通ってきたことにより演算処理に関わ
る変数を全てクリアーの状態とし、初期状態に設定す
る。そして上記S504から再度、演算処理に入る。
検出回数nが設定値[100]以上になった時、いまま
で座標記憶部70に格納しておいた座標値の平均値を接
触位置演算処理部76にて演算して求め、この値を出力
する。そしてこの結果はCRT等の表示部78の画面上
に表示するようにする。S519ではEND−FLG=
1として図3に示すように振動中心位置移動制御及び接
触位置演算処理フローが終了する。
照して具体的に説明する。図中、黒丸は、座標値を示
す。 a.エラー判断1の説明. 図8(A)は複数の検出座標に対するS507〜S51
4間の工程における処理状況を示している。先ず、S5
03、S504にて第1及び第2の初期座標が入力さ
れ、比較判断処理を行うための仮の基準ラインが設定さ
れる。続いてS505〜S509までを順当に進みS5
10に来ると、比較判断の上、3つのパターンに振り分
けられる。今、ループが第1回目として考えると、P2
の処理ルートになる。そして、S513、S514を経
て、S515にてループカウントに1が加算され、S5
06の処理に入る。ここで、ループ回数が比較判断され
て、次番目のメモリに座標値を格納する。仮に初期座標
より大きい座標値であったとして、S510で比較判断
処理が行われ、P1の処理ルートへ入る。そして、S5
12の処理がおこなわれてCが+1、Dが0となる。図
では5回の処理がなされた結果、5回とも同じ座標値で
あることが示されている。第6回目以降は比較判断の結
果、徐々に座標値が増大していることが理解できる。す
なわち、Cが+1ずつ増加している。
C=3となることから、S513の比較処理でNOのル
ートへ移行し、エラー処理となる。仮に座標値の増大方
向が+と考えると、最初の接触基準位置に対して、ワイ
ヤ電極を押し付けている状態となる。逆に−方向では前
記基準位置から離れることになる。
る。初めの点は上記で説明した通りでS503〜S50
7までの処理は同じである。次に第3回目になると、第
1の初期座標(基準座標ライン)に対して、第3回目に
取り込んだ座標値(3)が広域許容範囲である±9μm
の外に出てしまい、エラーとなってエラーカウントされ
る。そして今までの演算に必要な変数はクリアーされ、
第2の初期座標の基準ラインが次に取り入れられた座標
値に更新される。その後の処理は上記と同じように行わ
れる。そしてエラーによって更新された第2の初期座標
値の後、第2〜第5回目とエラーが続きカウントオーバ
ーでエラーストップとなる。
る。ここでは大枠の第1の初期座標の基準幅内であっ
て、更にその幅内に狭い基準幅を設けた第2の初期座標
値についての説明を表している。ここで、S508の比
較判断処理を経ていることが前提となって説明すると、
先ず、第1回目の点は上記S508と同様になる。そし
て第2回目は取り込んだ座標値(2)が第2の初期座標
の基準幅(狭域許容範囲)から外れてエラーとなり、エ
ラールートに入る。エラーが1つカウントアップされた
後、前記変数がクリアーされる。しかる後に取り込んだ
座標を次の新たな第2の初期座標として更新する。今度
は更新した第2の初期座標が新らたな基準ラインとな
り、従って、狭域許容範囲も変動する。
加工時と同じ環境下に置き、ワイヤ電極を走行させなが
らこれに被加工物を付かず離れずの状態に制御しながら
座標を求めるようにしたので、ワイヤ電極の振動による
検出誤差を抑制してワイヤ電極の振動幅の中心位置にと
どまるようにワイヤ電極と被加工物を相対移動させるこ
とで、放電加工の基準位置が精度良く決定することが可
能となる。
S506に入っているが、この間にディレイを行なうデ
ィレイタイム挿入ステップを設けるのが好ましい。これ
は、先に説明したサーボフローのところで、前進後退の
サーボ駆動させる処理と、座標値の取り込み処理との時
間にタイミングを図るために、例えば、サーボモータの
送りパルス一発が出力する時間(ループ回数の設定値に
より変化する、所謂F値)より座標値の取り込み処理時
間が早すぎると、前記モータ駆動パルスが出力されない
間(モータは止まっている状態)座標の取り込みが終っ
てしまい、演算処理ループ回数の設定値100回分同じ
座標値が取り込まれてしまうことになるため、これを回
避するためのものである。
図6に示す図において、被加工物WがA地点とC地点と
の間を往復移動を繰返しつつ相対移動して最終的に放電
加工の基準位置(B地点)の座標を求めることをプログ
ラム上保証したものであるが、ワイヤ電極6の振動状態
が比較的規則正しい状態であれば、A地点からB地点へ
ワイヤ電極が相対移動するに従って、CNT−BKカウ
ンタ部及びCNT−GOカウンタ部のカウント値も図6
に示すようにA地点の波形からB地点の波形へスムーズ
に移行する。従って、この場合には、C地点側にワイヤ
電極が相対移動することなく最終目的とする接触位置が
求められることになる。
の時間をカウントするCNT−BKカウンタ部のカウン
ト値の増加量と、両者が非接触状態の時間をカウントす
るCNT−GOカウント部のカウント値の増加量が略同
じになった時、換言すれば、図6中のB地点の波形が示
すように両カウント部の増加量が略同じになった時の座
標位置を接触位置として決定するプログラムを組み込む
ようにしておいてもよい。このように構成することによ
り、前述と同様に、ワイヤ電極が比較的規則正しい振動
をしている場合には、ワイヤ電極がA地点からB地点へ
相対移動するにつれて、カウンタ部の値はA地点の波形
からB地点の波形へスムーズに移行し、B地点の近傍に
おいては両カウンタ部の増加量が略同じとなり、これに
より即座にこの地点を求めるべき接触位置として決定す
ることができる。この時、ワイヤ電極と被加工物の相対
移動は停止させればよい。
状態の時間をカウントするのではなく、所定時間、例え
ば10msec(秒)毎のワイヤ電極と被加工物間の電
圧の平均値を求め、これが印加電圧の略1/2になった
時に、ワイヤ電極と被加工物の相対移動を停止させるよ
うにして、接触位置を求めるようにしてもよい。また、
上記した各設定値は単に一例を示したに過ぎず、これら
に限定しないのは勿論である。
電加工機の位置決め方法及びその装置によれば次のよう
に優れた作用効果を発揮することができる。ワイヤ電極
を走行させて加工時と同じ状況下にし、しかも進退サー
ボ動作によって接触・離反を繰返しつつ付かず離れずの
状態を維持させているので、ワイヤ電極の振動によって
常に検出点が変化しているにもかかわらず、正確に被加
工物の先端をワイヤ電極の振動幅の中心位置へ移動して
放電加工の基準位置を決定することができる。また、ワ
イヤ電極と被加工物とが最初に接触した座標を基準とし
て広い許容範囲を定め、更に、この範囲内にエラーによ
り更新可能に狭い許容範囲を設定して検出された複数の
座標値から振動幅の中心位置を求めるようにしたので、
その精度を大幅に向上させることができる。
を示す概略構成図である。
ブロック構成図である。
ある。
す図である。
との関係を示すグラフである。
である。
概略構成図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 一対のワイヤガイド間に張架されたワイ
ヤ電極と被加工物を相対移動して放電加工を行なうワイ
ヤ放電加工機の位置決め方法において、 前記ワイヤ電極を所定のテンション下で走行させるステ
ップと、 前記ワイヤ電極を前記被加工物に対して接近するように
相対移動させるステップと、 前 記ワイヤ電極と前記被加工物との間に検出電圧を印加
して前記ワイヤ電極と前記被加工物との間の電圧を検出
するステップと、 前記検出された電圧に基づいて前記ワイヤ電極が前記被
加工物の先端において前記ワイヤ電極の振動幅の中心位
置でとどまるように前記ワイヤ電極を前記被加工物に対
して相対的に前進または後退させるステップと、 前記ワイヤ電極を前記被加工物に対して相対的に前進ま
たは後退させている間、前記ワイヤ電極と前記被加工物
との相対位置を繰返し検出するステップと、 前記検出された相対位置に基づいて前記ワイヤ電極の振
動幅の中心位置を求めて放電加工の基準位置として決定
し前記ワイヤ電極と前記被加工物とを位置決めするステ
ップと、 を含んでなる ワイヤ放電加工機の位置決め方法。 - 【請求項2】 前記ワイヤ電極を前記被加工物に対して
相対的に前進または後退させるステップは、前記検出さ
れた電圧に基づいて前記ワイヤ電極と前記被加工物とが
接触している接触状態と接触していない非接触状態とを
分別して検出するとともに前記接触状態と前記非接触状
態の検出回数をカウントするステップと、前記接触状態
のカウントされた値が予め設定された設定値に達したと
きには前記ワイヤ電極と前記被加工物とが離反するよう
に前記ワイヤ電極と前記被加工物とを相対移動させ、前
記非接触状態のカウントされた値が前記設定値に達した
ときには前記ワイヤ電極と前記被加工物とが接近するよ
うに前記ワイヤ電極と前記被加工物とを相対移動させる
ステップと、を含んでなる請求項1に記載のワイヤ放電
加工機の位置決め方法。 - 【請求項3】 前記ワイヤ電極を前記被加工物に対して
位置決めするステップは、前記相対位置の座標値を予め
設定された所定の回数取得して記憶させてい くステップ
と、前記記憶させた複数の相対位置の座標値の平均値を
演算して前記ワイヤ電極の振動幅の中心位置を求めて放
電加工の基準位置を設定するステップと、を含んでなる
請求項1に記載のワイヤ放電加工機の位置決め方法。 - 【請求項4】 前記ワイヤ電極と前記被加工物とが最初
に接触したときの前記ワイヤ電極と前記被加工物との相
対位置の座標値を第1の初期座標として記憶させるステ
ップと、次に検出される前記相対位置の座標値を第2の
初期座標として記憶させるステップと、検出される前記
相対位置の座標値が前記第1の初期座標に基づいて設定
される広域許容範囲及び前記第2の初期座標に基づいて
設定される狭域許容範囲の何れかを逸脱したときに前記
記憶させた複数の前記相対位置の座標値をクリアすると
ともにさらに次に検出される前記相対位置の座標値を新
たな第2の初期座標値として記憶させるステップと、を
含んでなる請求項3に記載のワイヤ放電加工機の位置決
め方法。 - 【請求項5】 ある検出される前記相対位置の座標値と
次に検出される前記相対位置の座標値とを比較して予め
設定された所定の回数以上連続して相対位置の座標値が
増加または減少したときには前記記憶させた複数の相対
位置の座標値をクリアするステップとを含んでなる請求
項3に記載のワイヤ放電加工機の位置決め方法。 - 【請求項6】 一対のワイヤガイド間に張架されたワイ
ヤ電極を走行させるワイヤ供給移送手段と、前記ワイヤ
電極に所定の張力を付与するテンション付与機構と、前
記ワイヤ電極と前記被加工物とを相対移動させる移動機
構と、前記ワイヤ電極と前記被加工物との間に電圧を供
給する加工電圧供給部と、前記ワイヤ電極と前記被加工
物との間の電圧を検出する接触検出部とを具備するワイ
ヤ放電加工機の位置決め装置において、 前記接触検出部で検出された電圧に基づいて前記ワイヤ
電極が前記被加工物の先端において前記ワイヤ電極の振
動幅の中心位置でとどまるように前記ワイヤ電極を前記
被加工物に対して相対的に前進または後退させるように
前記移動機構を駆動制御する移動機構制御部と、 前記ワイヤ電極の振動幅の中心位置でとどまるように前
記ワイヤ電極を前記被加工物に対して相対的に前進また
は後退している状態で連続的に検出される前記ワ イヤ電
極と前記被加工物との相対位置の座標値を順次記憶する
座標記憶部と、 前記座標記憶部に記憶された前記複数の相対位置の座標
値の平均値を演算して放電加工の基準位置として決定す
る接触位置演算処理部と、 を含んでなる ワイヤ放電加工機の位置決め装置。 - 【請求項7】 前記移動機構は、前記ワイヤ電極と前記
被加工物とが接触状態にあることが検出された回数をカ
ウントする接触状態カウント部と、前記ワイヤ電極と前
記被加工物とが非接触状態にあることが検出された回数
をカウントする非接触状態カウント部とを含み、前記移
動機構制御部が前記接触状態カウント部のカウント値が
予め設定された所定値に達する毎に後退パルスを出力す
るとともに前記非接触状態カウント部のカウント値が予
め設定された所定値に達する毎に前進パルスを出力する
ものであることを特徴とする請求項6に記載のワイヤ放
電加工機の位置決め装置。 - 【請求項8】 一対のワイヤガイド間に張架されたワイ
ヤ電極を走行させるワイヤ供給移送手段と、前記ワイヤ
電極に所定の張力を付与するテンション付与機構と、前
記ワイヤ電極と前記被加工物とを相対移動させる移動機
構と、前記ワイヤ電極と前記被加工物との間に電圧を供
給する加工電圧供給部と、前記ワイヤ電極と前記被加工
物との間の電圧を検出する接触検出部とを具備するワイ
ヤ放電加工機の位置決め装置において、 前記接触検出部により検出された電圧に基づいて前記ワ
イヤ電極が前記被加工物の先端において前記ワイヤ電極
の振動幅の中心位置でとどまるように前記ワイヤ電極を
前記被加工物に対して相対的に前進または後退させるよ
うに前記移動機構を駆動制御する移動機構制御部と、 前記ワイヤ電極と前記被加工物とが最初に接触したとき
に検出される前記ワイヤ電極と前記被加工物の相対位置
の座標値を第1の初期座標として記憶する第1の初期座
標記憶部と、 前記ワイヤ電極の振動幅の中心位置でとどまるように前
記ワイヤ電極を前記被加工物に対して相対的に前進また
は後退している状態で連続的に検出される前記ワイヤ電
極と前記被加工物との相対位置の座標値を順次記憶する
座標記憶部と、 前記連続的に検出される前記ワイヤ電極と被加工物との
前記相対位置の座標値の うち最初に検出される前記相対
位置の座標値を第2の初期座標として記憶するとともに
予め定められたエラーが検出される毎に次に検出される
前記相対位置の座標値に内容が更新される第2の初期座
標記憶部と、 前記第1の初期座標に基づいて設定される広域許容範囲
を記憶する広域許容範囲記憶部と、 前記第2の初期座標に基づいて設定される狭域許容範囲
を記憶する狭域許容範囲記憶部と、 新たに検出される前記相対位置の座標値が前記広域許容
範囲から逸脱した時にエラー信号を出力する第1の初期
座標比較部と、 前記新たに検出される前記相対位置の座標値が前記狭域
許容範囲から逸脱した時にエラー信号を出力する第2の
初期座標比較部と、 連続的に入力してくる2つの前記相対位置の座標値を比
較する座標値比較部と、前記相対位置の座標値が前記広
域許容範囲内及び前記狭域許容範囲内に存在するとき
に、前記座標値比較部の出力に基づいて前記相対位置の
座標値が連続的に増加する回数をカウントする連続増加
カウンタと前記相対位置の座標値が連続的に減少する回
数をカウントする連続減少カウンタとを含む連続値カウ
ンタ部と、 前記連続値カウンタ部のカウント値が所定値になった時
にエラー信号を出力する連続値比較部と、 前記連続的に検出される前記相対位置の座標値の検出回
数を記憶する座標検出回数記憶部と、 前記連続的に検出され入力してくる前記相対位置の座標
値を順次記憶する座標記憶部と、 前記第1の初期座標比較部、前記第2の初期座標比較
部、または連続値比較部から前記エラー信号が出力され
たときに前記座標検出回数記憶部の内容をクリアするリ
セット部と、 前記座標検出回数記憶部に記憶された検出回数が予め定
められた所定回数に達した時に比較信号を出力する検出
回数比較部と、 前記検出回数比較部からの出力に応じて前記座標記憶部
に記憶された相対位置の座標値の平均値を演算して放電
加工の基準位置として決定する接触位置演算処理 部と、 を含んでなる ワイヤ放電加工機の位置決め装置。
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| JP12919095A JP3330779B2 (ja) | 1995-04-30 | 1995-04-30 | ワイヤ放電加工機の位置決め方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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- 1995-04-30 JP JP12919095A patent/JP3330779B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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