JP3333262B2 - 耐撓曲性光ケーブルおよびその製造方法 - Google Patents
耐撓曲性光ケーブルおよびその製造方法Info
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- JP3333262B2 JP3333262B2 JP08565893A JP8565893A JP3333262B2 JP 3333262 B2 JP3333262 B2 JP 3333262B2 JP 08565893 A JP08565893 A JP 08565893A JP 8565893 A JP8565893 A JP 8565893A JP 3333262 B2 JP3333262 B2 JP 3333262B2
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- groove
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は耐撓曲性光ケーブルお
よびその製造方法に関するものである。
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】わが国においては通信用としていわゆる
スペーサ型光ケーブルが主として使用されている。これ
は断面円形のスペーサの外周部に数本ないし10数本の
スパイラル(つるまき線)状の条溝を穿設し、この中に
数本の光ファイバ線をテープ状にまとめたテープ心線を
複数本積層状に嵌め込んだものである。
スペーサ型光ケーブルが主として使用されている。これ
は断面円形のスペーサの外周部に数本ないし10数本の
スパイラル(つるまき線)状の条溝を穿設し、この中に
数本の光ファイバ線をテープ状にまとめたテープ心線を
複数本積層状に嵌め込んだものである。
【0003】この形式の光ケーブルは、図5に示すよう
にこれを撓曲した場合にテープ心線1に過大な引張応力
がかかって光ファイバの伝達特性を損ない、極端な場合
はこれが切断する大事故となる欠点がある。
にこれを撓曲した場合にテープ心線1に過大な引張応力
がかかって光ファイバの伝達特性を損ない、極端な場合
はこれが切断する大事故となる欠点がある。
【0004】もともとスペーサ2の条溝3をスパイラル
状に形成した理由は、この図5に明示されるように条溝
3が曲げの中立面となる張力部材9から半径方向の内外
に位置し、このため曲げに際して中立面の外側に位置す
る条溝部分3A付近の光ファイバ1には引張応力がかか
るけれども、中立面の内側に位置する条溝部分3B付近
の光ファイバ1には逆に圧縮応力が作用することにな
り、この結果全体として光ファイバ1にかかる引張、圧
縮の応力が相殺されるという考え方に基づくものであ
る。
状に形成した理由は、この図5に明示されるように条溝
3が曲げの中立面となる張力部材9から半径方向の内外
に位置し、このため曲げに際して中立面の外側に位置す
る条溝部分3A付近の光ファイバ1には引張応力がかか
るけれども、中立面の内側に位置する条溝部分3B付近
の光ファイバ1には逆に圧縮応力が作用することにな
り、この結果全体として光ファイバ1にかかる引張、圧
縮の応力が相殺されるという考え方に基づくものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしスペーサ2の曲
げが条溝3のスパイラルの半ピッチ(p/2)の長さよ
り短い範囲内に生じた場合には上述した相殺の原理が十
分に働かず、テープ心線1に含まれる光ファイバの特性
を損なう事態が起きる。特に最近のように通信回線が輻
輳し、あるいは通信機器が小型化して小さい曲率半径に
よる曲げをともなう光ケーブル敷設、または取り付けを
余儀なくされている場合が増加している状況において
は、この問題解決が緊急のものとなっている。
げが条溝3のスパイラルの半ピッチ(p/2)の長さよ
り短い範囲内に生じた場合には上述した相殺の原理が十
分に働かず、テープ心線1に含まれる光ファイバの特性
を損なう事態が起きる。特に最近のように通信回線が輻
輳し、あるいは通信機器が小型化して小さい曲率半径に
よる曲げをともなう光ケーブル敷設、または取り付けを
余儀なくされている場合が増加している状況において
は、この問題解決が緊急のものとなっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1による
その解決手段は、スペーサの外周部の複数本のつるまき
線状の各条溝内にそれぞれ積層状のテープ心線が落とし
込まれ、外側から押さえ巻きが施されて成る光ケーブル
において、前記テープ心線が前記スペーサの長手方向の
適宜間隔の個所において、破断または伸長しやすい材料
の巻きリングが介在することによって前記各条溝の底部
から浮き上がっている浮き上がり部が形成されているこ
とを特徴 とする耐撓曲性光ケーブルである。
解決するためになされたものであって、請求項1による
その解決手段は、スペーサの外周部の複数本のつるまき
線状の各条溝内にそれぞれ積層状のテープ心線が落とし
込まれ、外側から押さえ巻きが施されて成る光ケーブル
において、前記テープ心線が前記スペーサの長手方向の
適宜間隔の個所において、破断または伸長しやすい材料
の巻きリングが介在することによって前記各条溝の底部
から浮き上がっている浮き上がり部が形成されているこ
とを特徴 とする耐撓曲性光ケーブルである。
【0007】また請求項2の発明によるその解決手段
は、外周部に複数本のつるまき線状の条溝が穿設された
スペーサのその外周部に、その長手方向に適宜間隔をも
って、破断、または伸長しやすい材料からなる巻きリン
グを巻装する工程と、前記スペーサにテープ心線を落と
し込み、前記巻きリングの巻装位置においては前記テー
プ心線が条溝の外部にはみ出る盛り上がり部を設ける工
程と、前記スペーサの外周に押さえ巻きを施して前記テ
ープ心線を半径方向内方に押圧する工程と、これによっ
て前記巻きリングを破断、または伸長させて前記盛り上
がり部を前記条溝内に押し込んで条溝底面からの浮き上
がり部として形成する工程とを有する耐撓曲性光ケーブ
ルの製造方法である。
は、外周部に複数本のつるまき線状の条溝が穿設された
スペーサのその外周部に、その長手方向に適宜間隔をも
って、破断、または伸長しやすい材料からなる巻きリン
グを巻装する工程と、前記スペーサにテープ心線を落と
し込み、前記巻きリングの巻装位置においては前記テー
プ心線が条溝の外部にはみ出る盛り上がり部を設ける工
程と、前記スペーサの外周に押さえ巻きを施して前記テ
ープ心線を半径方向内方に押圧する工程と、これによっ
て前記巻きリングを破断、または伸長させて前記盛り上
がり部を前記条溝内に押し込んで条溝底面からの浮き上
がり部として形成する工程とを有する耐撓曲性光ケーブ
ルの製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は請求項1の発明のスペーサ
型光ケーブルを示す側断面図である。簡単のためスペー
サ2には1本の条溝3のみを描き、張力部材も省略して
あるが、実際には条溝3はスペーサ2の外周部に等角的
に複数本穿設されているものである。この条溝3に嵌め
込まれるテープ心線1は図示のように浮き上がり部1A
を持つようにされ、したがってテープ心線1はこの部分
の条溝3の実長よりも長くなり撓曲に際して過度の引張
応力を受けることがない。
型光ケーブルを示す側断面図である。簡単のためスペー
サ2には1本の条溝3のみを描き、張力部材も省略して
あるが、実際には条溝3はスペーサ2の外周部に等角的
に複数本穿設されているものである。この条溝3に嵌め
込まれるテープ心線1は図示のように浮き上がり部1A
を持つようにされ、したがってテープ心線1はこの部分
の条溝3の実長よりも長くなり撓曲に際して過度の引張
応力を受けることがない。
【0009】図1に示したようにテープ心線1が条溝3
内において浮き上がり部1Aを有する光ケーブルを実際
に製造する方法は、図2ないし図4に示す工程によって
実行される。
内において浮き上がり部1Aを有する光ケーブルを実際
に製造する方法は、図2ないし図4に示す工程によって
実行される。
【0010】 すなわち、まず図2に示すように、テープ
心線1を嵌め込むスペーサ2にあらかじめ長手方向に適
宜間隔をもって巻きリング4を巻装する。この巻きリン
グ4は、たとえば薄い細幅の紙テープ、または輪ゴムの
ような破断、または伸長しやすい材料のものとし、また
間隔としては少なくとも条溝のつるまき線のピッチpを
越える大きさとする。
心線1を嵌め込むスペーサ2にあらかじめ長手方向に適
宜間隔をもって巻きリング4を巻装する。この巻きリン
グ4は、たとえば薄い細幅の紙テープ、または輪ゴムの
ような破断、または伸長しやすい材料のものとし、また
間隔としては少なくとも条溝のつるまき線のピッチpを
越える大きさとする。
【0011】次に図3に示すようにスペーサ2に通常の
ようにテープ心線1を落とし込む。すると巻きリング4
の位置ではテープ心線1はこの巻きリング4の上側を延
びるから、ここにテープ心線1の盛り上がり部1Bが形
成される。
ようにテープ心線1を落とし込む。すると巻きリング4
の位置ではテープ心線1はこの巻きリング4の上側を延
びるから、ここにテープ心線1の盛り上がり部1Bが形
成される。
【0012】この後通常の押さえ巻き5を施すと、図4
に示すようにテープ心線1の盛り上がり部1Bは押さえ
巻き5に押されて半径方向内方に沈み、条溝3の内部に
納まる。この場合、巻きリング4は切断されるか、ある
いは必要な長さだけ伸びるかするが、いずれにしてもこ
の時点では巻きリング4は既に役目を果たし終えている
わけであり、また上述した巻きリング4の薄紙のような
材料がテープ心線1の下側にわずかの量残存していても
なんら問題ないわけである。
に示すようにテープ心線1の盛り上がり部1Bは押さえ
巻き5に押されて半径方向内方に沈み、条溝3の内部に
納まる。この場合、巻きリング4は切断されるか、ある
いは必要な長さだけ伸びるかするが、いずれにしてもこ
の時点では巻きリング4は既に役目を果たし終えている
わけであり、また上述した巻きリング4の薄紙のような
材料がテープ心線1の下側にわずかの量残存していても
なんら問題ないわけである。
【0013】
【発明の効果】この発明のスペーサ型光ケーブルにおい
ては、落とし込まれたテープ心線はスペーサの長手方向
の適宜間隔ごとに条溝の底面からの浮き上がり部を有す
るために、条溝のつるまき線に沿う実長よりも長くな
り、したがってスペーサの撓曲に際して過度の引張応力
を受けることがない利点がある。
ては、落とし込まれたテープ心線はスペーサの長手方向
の適宜間隔ごとに条溝の底面からの浮き上がり部を有す
るために、条溝のつるまき線に沿う実長よりも長くな
り、したがってスペーサの撓曲に際して過度の引張応力
を受けることがない利点がある。
【0014】また請求項2の製造方法は、スペーサの長
手方向に適宜間隔をもって巻きリングを介在させるだけ
の方法であるから、現在のテープ心線の落とし込みの量
産用機械装置に巻きリング供給装置を簡単に追加するだ
けですみ、製造効率が低下するようなこともなく、極め
て実効性の高い方法となる利点がある。
手方向に適宜間隔をもって巻きリングを介在させるだけ
の方法であるから、現在のテープ心線の落とし込みの量
産用機械装置に巻きリング供給装置を簡単に追加するだ
けですみ、製造効率が低下するようなこともなく、極め
て実効性の高い方法となる利点がある。
【図1】この発明の一実施例を示す一つの条溝に沿う側
断面図である。
断面図である。
【図2】スペーサの外周に巻きリングを巻装した状態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図3】巻きリングの上からテープ心線を落とし込んだ
状態を示す一つの条溝に沿う側断面図である。
状態を示す一つの条溝に沿う側断面図である。
【図4】図3の状態のスペーサの上に押さえ巻きした状
態を示す側断面図である。
態を示す側断面図である。
【図5】スペーサ型光ケーブルの撓曲を説明する側断面
図である。
図である。
1 テープ心線 1A 浮き上がり部1B 盛り上がり部 2 スペーサ 3 条溝 4 巻きリング 5 押さえ巻き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−94211(JP,A) 特開 昭61−73914(JP,A) 特開 昭61−284712(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/44
Claims (2)
- 【請求項1】 スペーサ(2)の外周部の複数本のつる
まき線状の各条溝(3)内にそれぞれ積層状のテープ心
線(1)が落とし込まれ、外側から押さえ巻き(5)が
施されて成る光ケーブルにおいて、前記テープ心線
(1)が前記スペーサ(2)の長手方向の適宜間隔の個
所において、破断または伸長しやすい材料の巻きリング
(4)が介在することによって前記各条溝(3)の底部
から浮き上がっている浮き上がり部(1A)が形成され
ていることを特徴とする耐撓曲性光ケーブル。 - 【請求項2】 外周部に複数本のつるまき線状の条溝
(3)が穿設されたスペーサ(2)のその外周部に、そ
の長手方向に適宜間隔をもって、破断、または伸長しや
すい材料からなる巻きリング(4)を巻装する工程と、
前記スペーサ(2)にテープ心線(1)を落とし込み、
前記巻きリング(4)の巻装位置においては前記テープ
心線(1)が条溝(3)の外部にはみ出る盛り上がり部
(1B)を設ける工程と、前記スペーサ(2)の外周に
押さえ巻き(5)を施して前記テープ心線(1)を半径
方向内方に押圧する工程と、これによって前記巻きリン
グ(4)を破断、または伸長させて前記盛り上がり部
(1B)を前記条溝(3)内に押し込んで条溝底面から
の浮き上がり部(1A)として形成する工程とを有する
耐撓曲性光ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08565893A JP3333262B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 耐撓曲性光ケーブルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08565893A JP3333262B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 耐撓曲性光ケーブルおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06273645A JPH06273645A (ja) | 1994-09-30 |
| JP3333262B2 true JP3333262B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=13864931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08565893A Expired - Fee Related JP3333262B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 耐撓曲性光ケーブルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3333262B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020067586A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバケーブルの製造方法 |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP08565893A patent/JP3333262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06273645A (ja) | 1994-09-30 |
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Legal Events
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