Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3333284B2 - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3333284B2 - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ

Info

Publication number
JP3333284B2
JP3333284B2 JP22831793A JP22831793A JP3333284B2 JP 3333284 B2 JP3333284 B2 JP 3333284B2 JP 22831793 A JP22831793 A JP 22831793A JP 22831793 A JP22831793 A JP 22831793A JP 3333284 B2 JP3333284 B2 JP 3333284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin plate
elastic sealing
sealing body
electrolytic capacitor
aluminum electrolytic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22831793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0766085A (ja
Inventor
一貴 唐木
憲郎 藤井
浩和 幸村
努 宮下
昭彦 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rubycon Corp
Original Assignee
Rubycon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rubycon Corp filed Critical Rubycon Corp
Priority to JP22831793A priority Critical patent/JP3333284B2/ja
Publication of JPH0766085A publication Critical patent/JPH0766085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3333284B2 publication Critical patent/JP3333284B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム電解コン
デンサに関し、特に、その封口部側の構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】アル
ミニウム電解コンデンサ(以下、電解コンデンサと称
す。)は、図6に示すように、電解液の含浸されたコン
デンサ素子60がアルミニウムケース61の内部に収容
されているため、電解液が蒸発しないように、アルミニ
ウムケース61の開放端側は、ゴムパッキング62(弾
性封口体)で封止されている。ここで、ゴムパッキング
62にブチルゴムを用いても、電解液の揮散を十分に防
止できない場合には、ゴムパッキング62にフッ素樹脂
板65を貼り合わせて、ゴムパッキング62に対する電
解液の浸透を抑制する方法が考えられる。
【0003】しかしながら、フッ素樹脂板貼りのゴムパ
ッキング62を用いた電解コンデンサにおいて、従来ど
おり、横絞り部61aの押圧力のみで気密を確保しよう
とすると、フッ素樹脂板の硬度が高いため、ゴムパッキ
ング62が薄い場合には、逆に気密性が損なわれる場合
がある。すなわち、ゴムパッキング62の下端面に硬度
が高い樹脂板があると、横絞り部61aによる押圧力が
ゴムパッキング62に対して均等に加わらず、ゴムパッ
キング62に不自然な応力がかかるため、リード引出し
孔62a、62の内周面とリード線63、64の外周面
との間に隙間が発生し、リード引出し孔62a、62b
で気密不良が生じるからである。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
封口体の裏面側に樹脂板を配置して、電解液の揮散を防
止すると共に、樹脂板を設けても、気密性が損なわれな
いアルミニウム電解コンデンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するために、本発明では、γ−ブチロラクトン系電解
液などが含浸されたコンデンサ素子のリード線がリード
引出し孔に挿通した弾性封口体をコンデンサケースの開
放端側でコンデンサケースに対する横絞り部および上絞
り部によって固定した電解コンデンサ(アルミニウム電
解コンデンサ)において、コンデンサ素子と弾性封口体
との間には、双方の端面に接する樹脂板を有することを
第1の特徴とする。
【0006】すなわち、樹脂板を弾性封口体の端面を覆
う状態に配置したことに特徴を有する。従って、弾性封
口体に対する電解液の透過は、樹脂板で抑制される。こ
こで、樹脂板が弾性封口体と別体の場合には、弾性封口
体の裏面側に樹脂板があっても、横絞り部から加わった
押圧力は、弾性封口体に均一に加わり、リード引出し孔
の内周面とリード線の外周面とが完全に密着する。本発
明において、樹脂板とは、比較的厚い板状のものの他
に、厚さが1〜200μm程度の薄いシート状のものも
含む。
【0007】また、本発明においては、樹脂板に対し
て、リード引出し孔に連通する位置にリード線の外径に
比して小さい内径の透孔、たとえば、リード線の外径の
約0.60倍から約0.95倍の外径寸法を有する透孔
を形成し、この透孔に対して、リード線を圧入すること
によって、リード線の外周面と透孔の内周面とを圧接
し、そこでも気密を確保することが好ましい。この場合
には、透孔の内周縁が、リード線によってリード引出し
孔の内部にやや引き込まれた状態になる。
【0008】また、弾性封口体のコンデンサ素子側の端
面に、例えば、リード引出し孔に連通する位置にリード
線の外径に比して小さい内径の透孔が形成された耐薬品
性の高い樹脂からなる樹脂板を貼り付け、その透孔に対
して、リード線を圧入した構成としてもよい。
【0009】すなわち、弾性封口体のコンデンサ素子側
の端面には樹脂板を貼り付けてあるため、弾性封口体に
対する電解液の透過は、樹脂板で抑制される。ここで、
弾性封口体と樹脂板とは、一体であるため、横絞り部か
ら加わった押圧力が弾性封口体に均一に加わらないこと
が懸念されるが、リード線を樹脂板の透孔に対して圧入
して、リード線の外周面と透孔の内周面とを圧接してあ
るため、そこでも気密を確保できる。すなわち、リード
線の外周面は、リード引出し孔の内周面および透孔の内
周面の双方に密着するため、弾性封口体が薄い場合で
も、リード引出し孔における気密を十分に確保できる。
【0010】また、本発明では、前記樹脂板にコンデン
サ素子の側面を覆う側面部を設けたことを第2の特徴と
する。このため、本発明では、コンデンサ素子の側面部
からの電解液の蒸発も抑制しているので、コンデンサ素
子のドライアップをより確実に防止できる。
【0011】本発明において、樹脂板には、透孔周縁か
らリード引出し孔内に延びる管部を設け、この管部内に
リード線を圧入することが好ましい。
【0012】本発明において、耐薬品性の高い樹脂と
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールの共
重合体、ポリアミド、シリコン樹脂、フッ素樹脂または
ポリピロールなどのように、電解コンデンサの電解液に
用いる溶媒および溶質に対して化学的な安定性が高い絶
縁性の樹脂を意味する。
【0013】
【実施例】つぎに、添付図面を参照して、本発明の実施
例および参考例を説明する。
【0014】〔参考例1〕 図1(a)は、参考例1に係る電解コンデンサの縦断面
図、図1(b)は、それに用いた弾性封口体および樹脂
板の斜視図であり、実施例1として後述するように、こ
のような形態の樹脂板に本発明を適用してもよい。
【0015】本例の電解コンデンサ10は、定格が10
wvの1000μF、長さ寸法が15mmのアルミニウ
ム電解コンデンサであって、γ−ブチロラクトン(主溶
媒)にフタル酸水素テトラメチルアンモニウムなどを溶
解した電解液が含浸されたコンデンサ素子3と、2本の
リード線4、5が貫通するリード引出し孔2a、2bが
形成された厚さが3mmの弾性封口体2(ブチルゴムパ
ッキング)と、弾性封口体2で密封されたアルミニウム
ケース6とを有する。弾性封口体2は、アルミニウムケ
ース6の開放端側において、アルミニウムケース6の横
絞り部6aおよび上絞り部6bによって固定されて、ア
ルミニウムケース6の内部にコンデンサ素子3を密封し
ている。なお、リード線4、5は、コンデンサ素子3の
側の丸棒部と称せられるアルミニウム部4a、5aと、
その先端側のCP線4b、5bとを有する。
【0016】本例の電解コンデンサ10は、弾性封口体
2の下端面2cと、コンデンサ素子3の上端面3aとの
間に耐薬品性の高いフッ素樹脂製(4−フッ化エチレン
樹脂製)の厚さが約10μmの円板状の樹脂板11を有
する。樹脂板11には、弾性封口体2のリード引出し孔
2a、2bに連通する位置に、リード線4、5の外径に
比してやや大きな内径の透孔11a、11bが形成され
ており、これらの透孔11a、11bをリード線4、5
が貫通する状態にある。ここで、弾性封口体2と樹脂板
11とは、それぞれ別体の部材であり、電解コンデンサ
10の製造工程において、コンデンサ素子3に弾性封口
体2を取り付ける前に、コンデンサ素子3から突出する
リード線4、5を透孔11a、11bに通すことによっ
て、樹脂板11は、コンデンサ素子3に取り付けられ
る。
【0017】このように構成した電解コンデンサ10で
は、弾性封口体2の下端面2cに対して樹脂板11が密
着し、弾性封口体2の下端面2cは、樹脂板11で覆わ
れているので、弾性封口体2に対する電解液の浸透が抑
制されている。ここで、電解液が弾性封口体2から透過
する速度は、電解液が弾性封口体2に浸透する速度と、
電解液が弾性封口体2を拡散する速度とによって規定さ
れ、そのうち、本例の電解コンデンサ10では、電解液
が弾性封口体2に浸透する速度が極めて低い。それ故、
電解液が弾性封口体2から透過する速度が低いため、コ
ンデンサ素子3のドライアップが抑制されるので、電解
コンデンサ10を長寿命化できる。また、樹脂板11
は、コンデンサ素子3の上端面3aにも密着して、コン
デンサ素子3の側では、電解液の蒸発面積が狭い。この
ため、コンデンサ素子3からの電解液の蒸発速度が低い
ので、コンデンサ素子3のドライアップをより抑制する
ことができる。
【0018】また、本例の電解コンデンサ10では、弾
性封口体2と樹脂板11とが別体であるため、樹脂板1
1は、横絞り部6aによる気密を妨げない。すなわち、
樹脂板11と弾性封口体2とを積層した複合封口体を用
いた場合には、樹脂板11の硬度が高いので、弾性封口
体2を薄くすると、横絞り部6aによる押圧力が弾性封
口体2の下端面2cの側に均等に加わらず、リード引出
し孔2a、2bの内周面とアルミニウム部4a、5aの
外周面との間に隙間が発生することが懸念されるが、本
例では、弾性封口体2と樹脂板11とが別体であるた
め、横絞り部6aによる押圧力は、弾性封口体2の下端
面2cの側にも均等に加わるので、リード引出し孔2
a、2bの内周面とアルミニウム部4a、5aの外周面
とが完全に密着し、樹脂板11の存在は、リード引出し
孔2a、2b内における気密を妨げない。
【0019】〔実施例1〕 図2(a)は、実施例1に係る電解コンデンサの縦断面
図、図2(b)は、それに用いた弾性封口体および樹脂
板の斜視図である。ここで、本例の電解コンデンサおよ
び以降に説明する各電解コンデンサは、いずれも、基本
的な構成が参考例1に係る電解コンデンサと同様である
ため、共通する部分には同符号を付して、それらの詳細
な説明を省略する。
【0020】本例の電解コンデンサ20も、弾性封口体
2の下端面2cと、コンデンサ素子3の上端面3aとの
間に、耐薬品性の高いフッ素樹脂製の厚さが約100μ
mの樹脂板21を有し、この樹脂板21も、弾性封口体
2とは別体である。
【0021】樹脂板21には、弾性封口体2のリード引
出し孔2a、2bに連通する位置に、透孔21a、21
bが形成されている。ここで、透孔21a、21bは、
リード線4、5を通す前、すなわち、電解コンデンサ1
0の組立前においては、内径がリード線4、5のアルミ
ニウム部4a、5aの外径に比してやや小さい。このた
め、本例では、電解コンデンサ10の組立工程におい
て、アルミニウム部4a、5aを透孔21a、21bに
対して圧入することによって、アルミニウム部4a、5
aの外周面を透孔21a、21bの内周面に圧接した状
態にする。
【0022】さらに、樹脂板21は、その外周縁から下
方に向かって延びてコンデンサ素子3の側面3bを覆う
筒状の側面部21cを有する。
【0023】このように構成した電解コンデンサ20で
は、弾性封口体2と樹脂板21とは、それぞれ別体の部
材であるため、樹脂板21があるにかかわらず、横絞り
部6aからの押圧力が弾性封口体2に対して均一に加わ
り、リード引出し孔2a、2bの内周面は、アルミニウ
ム部4a、5aの外周面に密着している。従って、リー
ド引出し孔2a、2b内における気密を確保したまま、
樹脂板21によって、弾性封口体2の下端面2cおよび
コンデンサ素子3の上端面3aを覆い、コンデンサ素子
3のドライアップを防止できる。
【0024】また、アルミニウム部4a、5aの外径に
比してやや小さな内径の透孔21a、21bを樹脂板2
1に設け、この透孔21a、21bに対して、アルミニ
ウム部4a、5aを圧入してある。従って、アルミニウ
ム部4a、5aの外周面は、透孔21a、21bの内周
面に圧接し、リード引出し孔2a、2bの内部に電解液
が這い上がることを防止している。それ故、リード引出
し孔2a、2bの内周面が電解液によって膨潤しにく
い。また、リード線4、5に電位が印加されても、リー
ド引出し孔2a、2bの内部に電解液中の4級アンモニ
ウムイオンなどが引き寄せられることがなく、引き寄せ
られたイオンによって、リード引出し孔2a、2bの内
周面が劣化することがない。それ故、長期間にわたっ
て、リード引出し孔2a、2bにおける気密を確保でき
るので、液漏れなどの不具合が発生しない。
【0025】さらに、本例の電解コンデンサ20では、
樹脂板21の側面部21cがコンデンサ素子2の側面部
3bを覆って、コンデンサ素子3の側面部3bからの電
解液の蒸発も抑制しているので、コンデンサ素子3のド
ライアップをより確実に防止できる。
【0026】〔実施例2〕 図3(a)は、実施例2に係る電解コンデンサの縦断面
図、図3(b)は、それに用いた弾性封口体および樹脂
板の斜視図である。本例の電解コンデンサは、実施例1
に係る電解コンデンサの改良例に相当する。
【0027】すなわち、本例の電解コンデンサ30も、
弾性封口体2の下端面2cと、コンデンサ素子3の上端
面3aとの間に耐薬品性の高いフッ素樹脂製の厚さが約
100μmの樹脂板31を有し、この樹脂板31も、弾
性封口体2とは別体である。絶縁板31には、弾性封口
体2のリード引出し孔2a、2bに連通する位置に、内
径がリード線4、5のアルミニウム部4a、5aの外径
に比してやや小さい透孔21a、21bが形成され、さ
らに、絶縁板31の背面側には、透孔21a、21bの
周縁から延びる管部31a、31bが形成されている。
ここで、管部31a、31bの内径も、透孔21a、2
1bと同じく、リード線4、5のアルミニウム部4a、
5aの外径に比してやや小さい。
【0028】ここで、樹脂板31は、フッ素樹脂製であ
るため、弾性封口体2に比して可撓性が低いので、横絞
り部6a、6bからの押圧力のみでは、管部31a、3
1bの外周面と、リード引出し孔2a、2bの内周面と
を密着させることはできても、管部31a、31bの内
周面と、リード線4、5のアルミニウム部4a、5aの
外周面とを完全に密着させることができない。
【0029】そこで、本例では、透孔21a、21bお
よび管部31a、31bの内径をアルミニウム部4a、
5aの外径よりも小さく設定し、これらの透孔21a、
21bおよび管部31a、31bの内部にアルミニウム
部4a、5aを圧入することによって、アルミニウム部
4a、5aの外周面を透孔21a、21bおよび管部3
1a、31bの内周面に圧接してある。
【0030】従って、本例の電解コンデンサ30におい
ては、可撓性の小さな管部31a、31bをリード引出
し孔2a、2bの内部に配置しても、そこでの気密が完
全に保持される。それ故、弾性封口体2の下端面2cが
樹脂板31で覆われているため、弾性封口体2からの電
解液の透過が抑制されるなど、実施例1に係る電解コン
デンサと同様な効果を奏するのに加えて、リード引出し
孔2a、2b内部における気密性も高い。しかも、樹脂
板21の側面部21cがコンデンサ素子2の側面部3b
を覆って、コンデンサ素子3の側面部3bからの電解液
の蒸発も抑制しているので、コンデンサ素子3のドライ
アップをより確実に防止できる。
【0031】また、管部31a、31bの外周面と、リ
ード引出し孔2a、2bの内周面と間に電解液が這い上
がることがないので、リード引出し孔2a、2bの内周
面は、電解液によって膨潤しない。また、リード線4、
5に電位が印加されても、電解液中のイオンは、リード
引出し孔2a、2bに内周面に引き寄せられないので、
リード引出し孔2a、2bの内周面は、電解液中のイオ
ンによっても劣化しない。それ故、コンデンサ素子3の
ドライアップを防止できると共に、リード引出し孔2
a、2bからの液漏れを防止できる。
【0032】〔参考例2〕 図4(a)は、参考例2に係る電解コンデンサの縦断面
図、図4(b)は、それに用いた弾性封口体の斜視図で
り、このような形態の樹脂板に本発明を適用してもよ
い。
【0033】本例の電解コンデンサ40も、弾性封口体
2の下端面2cと、コンデンサ素子3の上端面3aとの
間に、耐薬品性の高いポリビニルアルコールからなる円
板状の厚さが約100μmの樹脂板41(樹脂層)を有
する。
【0034】ここで、樹脂板41は、弾性封口体2の下
端面2cに貼り合わされた状態にあって、樹脂板41と
弾性封口体2とは、一体となって複合封口体40aを構
成している。樹脂板41には、弾性封口体2のリード引
出し孔2a、2bに連通する位置に、リード線4、5の
外径に比して小さな内径の透孔41a、41b、本例で
は、リード線4、5のアルミニウム部4a、5bの外径
に対して約0.60倍から約0.95倍の内径の透孔4
1a、41bが形成されている。このため、本例では、
リード線4、5のアルミニウム部4a、5aを透孔41
a、41bに対して圧入することによって、アルミニウ
ム部4a、5aを透孔41a、41bに挿通してあり、
アルミニウム部4a、5aの外周面は、透孔41a、4
1bの内周面に圧接した状態にある。従って、樹脂板4
1の透孔41a、41bの内周縁は、リード線4、5の
アルミニウム部4a、5aによってリード引出し孔2
a、2bの内部にやや引き込まれた状態にある。
【0035】このように構成した電解コンデンサ40で
は、弾性封口体2の下端面2cが電解液に接触しないた
め、弾性封口体2に対する電解液の浸透が抑制され、電
解液が弾性封口体2から透過する速度は、著しく低い。
しかも、ポリビニルアルコールのガス透過係数は、たと
えば、酸素のガス透過係数で表すと、0.00052×
10-10 〔cm -3(STP)cm -1s -1cmHg -1〕であり、極めて
小さい。それ故、コンデンサ素子3のドライアップが防
止されるので、電解コンデンサ40を長寿命化できる。
【0036】ここで、硬度の高い樹脂板41を弾性封口
体2の下端面2cに貼ってあるため、横絞り部6aから
の押圧力のみでは、その押圧力が弾性封口体2に対して
均一に加わりにくく、リード引出し孔2a、2b内にお
ける気密を完全に確保できないと懸念されるが、本例で
は、アルミニウム部4a、5aを透孔41a、41bに
対して圧入したため、アルミニウム部4a、5aの外周
面が透孔41a、41bの内周面に圧接し、そこで気密
が十分に確保されている。従って、ポリビニルアルコー
ル製の樹脂板41を弾性封口体2に貼り合わせたにもか
からわず、横絞り部6aからの押圧力のみによって気密
を確保しようとした従来の電解コンデンサ(図6に示し
た電解コンデンサ)と相違して、弾性封口体2が薄い場
合でも、リード引出し孔2a、2bに対する気密が完全
で、そこからの液漏れが発生しない。
【0037】しかも、樹脂板41は、弾性封口体2と一
体になって複合封口体40aになっているため、部品点
数が増えることもないので、信頼性の高い電解コンデン
サ40を安価に製造できる。
【0038】〔参考例3〕 図5(a)は、参考例3に係る電解コンデンサの縦断面
図、図5(b)は、それに用いた弾性封口体の斜視図で
り、このような形態の樹脂板に本発明を適用してもよ
い。本例の電解コンデンサは、参考例2に係る電解コン
デンサの改良例に相当する。
【0039】すなわち、本例の電解コンデンサ50も、
弾性封口体2の下端面2cと、コンデンサ素子3の上端
面3aとの間にフッ素樹脂製(4−フッ化エチレン樹脂
製)の厚さが約10μmの樹脂板51を有し、この樹脂
板51は、弾性封口体2の下端面2cに貼り合わされ
て、弾性封口体2と一体の複合封口体50aを構成して
いる。
【0040】樹脂板51にも、弾性封口体2のリード引
出し孔2a、2bに連通する位置に、リード線4、5の
アルミニウム部4a、5aの外径に比して小さな内径の
透孔41a、41bが形成されていると共に、絶縁板5
1の背面側には、透孔41a、41bの周縁から延びる
管部51a、51bが形成され、管部51a、51b
は、リード引出し孔2a、2bの内部にある。この管部
51a、51bの内径は、透孔41a、41bの内径と
同様に、アルミニウム部4a、5aの外径に比して小さ
く設定してあり、本例では、透孔41a、41bおよび
管部51a、51bの内径は、リード線4、5のアルミ
ニウム部4a、5bの外径に対して約0.60倍から約
0.95倍に設定してある。
【0041】ここで、樹脂板51と弾性封口体2とを貼
り合わせて、複合封口体50aを製作するにあたって、
樹脂板51の端面51cと、弾性封口体2の下端面2c
とを接着すると共に、管部51a、51bの外周面もリ
ード引出し孔2a、2bの内周面に接着してもよいが、
本例では、複合封口体50aの製造工程を簡略化して、
その生産コストを低減する目的に、樹脂板51の端面5
1cのみが弾性封口体2の下端面2cに接着され、弾性
管部51a、51bの外周面は、リード引出し孔2a、
2bの内周面に接着されてない。
【0042】このように構成した電解コンデンサ50に
おいては、樹脂板51がフッ素樹脂製であるため、弾性
封口体2に比して可撓性が低く、横絞り部6a、6bか
らの押圧力のみでは、管部51a、51bの外周面と、
リード引出し孔2a、2bの内周面とを密着させること
ができても、管部51a、51bの内周面と、リード線
4、5のアルミニウム部4a、5aの外周面とを完全に
密着させることができない。
【0043】そこで、本例では、透孔41a、41bお
よび管部51a、51bの内径をアルミニウム部4a、
5aの外径よりも小さく設定し、これらの透孔41a、
41bおよび管部51a、51bの内部にアルミニウム
部4a、5aを圧入することによって、アルミニウム部
4a、5aの外周面を透孔41a、41bおよび管部5
1a、51bの内周面に圧接してある。
【0044】従って、本例の電解コンデンサ50におい
ては、可撓性の小さな管部51a、51bをリード引出
し孔2a、2bに配置しても、リード引出し孔2a、2
bに対する気密が完全に保持される。それ故、弾性封口
体2の下端面2cは、樹脂板51で覆われているため、
弾性封口体2からの電解液の透過が抑制されているな
ど、実施例4に係る電解コンデンサと同様な効果を奏す
るのに加えて、リード引出し孔2a、2b内部における
気密性も高い。しかも、リード引出し孔2a、2bの内
周面は、電解液に接触することがないので、劣化せず、
液漏れなどの不具合も発生しない。
【0045】〔その他の実施例〕 上記の実施例1、2、および参考例1、2、3において
は、樹脂板として、ポリビニルアルコール製またはフッ
素樹脂製のものを用いたが、その他にも、シリコン樹
脂、ポリ酢酸ビニル−ポリビニルアルコールの共重合
体、ポリアミド、ポリピロールなどの樹脂を用いること
ができる。とりわけ、ガス透過性が低い樹脂を選択する
場合には、たとえば、ポリビニルアルコール、またはそ
の共重合体、ポリアミド、ポリピロールなどのように、
酸素のガス透過係数が1.0×10 -10 [cm -3 (ST
P)cm -1 -1 cmHg -1 以下のものを採用する。ま
た、化学的安定性が高い樹脂を選択する場合には、フッ
素樹脂を採用する。この場合には、4−フッ化エチレン
樹脂に限らず、4−フッ化エチレン−6−フッ化プロピ
レン共重合体、4−フッ化エチレン−パーフルオロアル
コキシエチレン共重合体、4−フッ化エチレン−エチレ
ン共重合体、フッ化ビニリデンなども用いることができ
る。
【0046】また、樹脂板の厚さは、約1〜200μm
のものを利用でき、そのうち、約10〜100μm程度
のものが気密性の面および扱いやすさの面で好ましい。
【0047】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る電解コンデ
ンサにおいては、コンデンサ素子と弾性封口体との間
に、弾性封口体の端面を覆う樹脂板を配置したことに特
徴を有する。従って、本発明によれば、弾性封口体から
の電解液の透過を樹脂板で抑制することができるので、
電解コンデンサを長寿命化できる。
【0048】また、本発明では、樹脂板にコンデンサ素
子の側面を覆う側面部を形成したため、コンデンサ素子
の側面部からの電解液の蒸発も抑制しているので、コン
デンサ素子のドライアップをより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の参考例1に係る電解コンデ
ンサの構成を示す縦断面図、(b)は、その弾性封口体
および樹脂板の構成を示す斜視図である。
【図2】(a)は、本発明の実施例1に係る電解コンデ
ンサの構成を示す縦断面図、(b)は、その弾性封口体
および樹脂板の構成を示す斜視図である。
【図3】(a)は、本発明の実施例2に係る電解コンデ
ンサの構成を示す縦断面図、(b)は、その弾性封口体
および樹脂板の構成を示す斜視図である。
【図4】(a)は、本発明の参考例2に係る電解コンデ
ンサの構成を示す縦断面図、(b)は、その弾性封口体
と樹脂板との複合封口体の構成を示す断面図である。
【図5】(a)は、本発明の参考例3に係る電解コンデ
ンサの構成を示す縦断面図、(b)は、その弾性封口体
と樹脂板との複合封口体の構成を示す断面図である。
【図6】従来の電解コンデンサの構成を示す縦断面図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 昭彦 長野県伊那市大字伊那165番地 ルビコ ン株式会社伊那工場内 審査官 竹井 文雄 (56)参考文献 特開 昭61−139019(JP,A) 特開 昭58−151013(JP,A) 実公 昭43−23017(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液が含浸されたコンデンサ素子のリ
    ード線がリード引出し孔に挿通した弾性封口体をコンデ
    ンサケースの開放端側でコンデンサケースに対する横絞
    り部および上絞り部によって固定したアルミニウム電解
    コンデンサにおいて、前記コンデンサ素子と前記弾性封
    口体との間には、双方の端面に接する樹脂板を有し、か
    つ、当該樹脂板は、前記コンデンサ素子の側面を覆う側
    面部を有することを特徴とするアルミニウム電解コンデ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記樹脂板は、前記
    弾性封口体と別体であることを特徴とするアルミニウム
    電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記樹脂板は、前記
    弾性封口体と貼り合わされていることを特徴とするアル
    ミニウム電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記樹脂板は、前記透孔周縁から前記リード引出し孔内
    に延びる管部を有することを特徴とするアルミニウム電
    解コンデンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記樹脂板は、酸素ガスの透過係数が1.0×10 -10
    [cm -3 (STP)cm -1 -1 cmHg -1 ]以下の樹脂
    からなることを特徴とするアルミニウム電解コンデン
    サ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記樹脂板は、ポリビニルアルコール、ポリビニルアル
    コールの共重合体、ポリアミドおよびポリピロールのう
    ちのいずれかの樹脂からなることを特徴とするアルミニ
    ウム電解コンデンサ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記樹脂板は、フッ素樹脂からなることを特徴とするア
    ルミニウム電解コンデンサ。
JP22831793A 1993-08-20 1993-08-20 アルミニウム電解コンデンサ Expired - Fee Related JP3333284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22831793A JP3333284B2 (ja) 1993-08-20 1993-08-20 アルミニウム電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22831793A JP3333284B2 (ja) 1993-08-20 1993-08-20 アルミニウム電解コンデンサ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002136446A Division JP2003017372A (ja) 2002-05-13 2002-05-13 アルミニウム電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0766085A JPH0766085A (ja) 1995-03-10
JP3333284B2 true JP3333284B2 (ja) 2002-10-15

Family

ID=16874555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22831793A Expired - Fee Related JP3333284B2 (ja) 1993-08-20 1993-08-20 アルミニウム電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3333284B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000030987A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Nichicon Corp 有極性アルミニウム電解コンデンサ
JP4947296B2 (ja) * 2007-03-30 2012-06-06 日本ケミコン株式会社 電解コンデンサ用封口体及び該封口体を用いた電解コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0766085A (ja) 1995-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7903392B2 (en) Solid electrolytic capacitor and method of manufacturing the same
US5065286A (en) Electrical double-layer capacitor
WO2007069538A1 (ja) コンデンサ
JP3333284B2 (ja) アルミニウム電解コンデンサ
US7885053B2 (en) Electric double layer capacitor and method for manufacturing same
JP3631771B2 (ja) アルミニウム電解コンデンサおよびその製造方法
JP2003272963A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2003017372A (ja) アルミニウム電解コンデンサ
JP2024005905A (ja) 電解コンデンサ、その製造方法、及び保持材
JP3264055B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH09129518A (ja) 電解コンデンサ
JPH0992584A (ja) 電解コンデンサの液漏れ防止構造
JPH0720911Y2 (ja) 電解コンデンサの封口パッキン
JP4710651B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
JPH08306596A (ja) 電解コンデンサ
JP2005209902A (ja) 電解コンデンサ
JPH0774064A (ja) 電解コンデンサ及びその封口体並びに封口体の製法
JPH05259007A (ja) アルミ電解コンデンサ
CN101313378A (zh) 电容器
JP2945567B2 (ja) 電解コンデンサ
JPH097900A (ja) 電解コンデンサ
JP2019140261A (ja) 電気二重層キャパシタ
JPS6225884Y2 (ja)
JP2578785Y2 (ja) 電解コンデンサ
JPH0677227U (ja) 電解コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120726

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees