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JP3337097B2 - 圧延設備及びその圧延方法 - Google Patents
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JP3337097B2 - 圧延設備及びその圧延方法 - Google Patents

圧延設備及びその圧延方法

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JP3337097B2
JP3337097B2 JP11320994A JP11320994A JP3337097B2 JP 3337097 B2 JP3337097 B2 JP 3337097B2 JP 11320994 A JP11320994 A JP 11320994A JP 11320994 A JP11320994 A JP 11320994A JP 3337097 B2 JP3337097 B2 JP 3337097B2
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茂樹 成島
恒 本城
久彦 深瀬
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱炉から供給される
100mm程度の薄いスラブを圧延する圧延設備及びそ
の圧延方法に係わり、特に2台のリバース圧延機で仕上
げ圧延まで行う圧延設備及びその圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延工程はスラブを20〜30mm
の厚さまで圧延する粗圧延工程と、次に1〜2mm程度
の厚みに圧延する仕上圧延工程とからなる。熱間圧延設
備を構成する粗圧延機の配列には従来より各種のものが
用いられている。図7はこのような粗圧延機の配列の一
例を示したもので、(A)は6台の粗圧延機(R1〜R
6)により被圧延材をロールし、スケールブレーカFS
Bでスケールを落とした後、7台の仕上圧延機(F1〜
F7)で圧延し、ダウンコイラーDCに巻き取る圧延設
備である。(B)は粗圧延機をリバース圧延機RRM1
台とし、正転、逆転を繰り返し、所定の厚さにした後仕
上圧延機F1〜F6に送出するもので、熱間圧延設備が
コンパクトになっている。(C)は(B)を改良したも
ので、リバース圧延機RRMより送出された帯板(被圧
延材)を巻取り巻戻し機Wに巻き取り、これを帯板の尾
端から仕上圧延機F1〜F5に送るものである。
【0003】巻取り巻戻し機Wを設けた設備では、コイ
ルに巻き取ることにより帯板の温度低下を大幅に改善で
き、圧延速度を上げて温度低下を防止しなくてもよいの
で、一定の圧延速度にすることができ、圧延動力を削減
できる。また帯板の温度低下が少ないことにより、粗圧
延機に供給される被圧延材の温度を低く設定することが
でき、さらに、圧延速度を下げることができることによ
り、仕上圧延機を7台から5台に削減することができる
ので、設備費の大幅な削減が可能となる。
【0004】最近、薄スラブ連続鋳造機の開発により9
0〜50mm程度の薄スラブが鋳造されるようになり、
この薄スラブを直接加熱炉に装入して所定温度に均熱
後、粗圧延機を除いて直接仕上圧延機で仕上圧延を行う
方法が開発されている。しかし、仕上圧延ラインに従来
の2倍近い厚さの被圧延材を装入するため、仕上圧延機
の負担が大きく効率が悪くなっている。
【0005】図8はこのような問題を解決するため、図
示しない連続鋳造機より加熱炉を経て仕上圧延機FR
1,F2〜F5に直接装入するようにした装置で、仕上
圧延機の第1スタンドFR1をリバース圧延機RRMと
し、これにより20〜30mmの厚みまで薄くした後、
第1スタンドの圧延機FR1も仕上圧延機とし、他の仕
上圧延機F2〜F5とタンデムにして仕上圧延を行う。
この場合、リバース圧延機FR1によって圧延した被圧
延材1を巻き取る巻取り巻戻し機Wはリバース圧延機F
R1の上流側に設けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した圧延ラインの
場合、粗圧延機の台数は少なくなっているが、いずれも
仕上げ圧延機の台数が多く圧延ラインが長くなってい
る。このため設備費も高価なものとなっていた。なお長
さの短い圧延設備としてステッケルミルがあり、USP
4,430,875や特開昭59−191502号およ
び特開昭59−191503号に技術内容が開示されて
いる。ステッケルミルは圧延機と、この上流側と下流側
に設けられた炉と、この炉内に設けられた巻取機より構
成される。圧延機を正転、逆転させて、下流側、上流側
の巻取機で巻取り、巻戻ししながら、圧延を行う。この
ステッケルミルの巻取機の場合、コイルの先端を巻取り
軸に引っ掛けて固定するため、コイルの先端に傷が付き
やすく、高速巻取りや巻戻しができないという問題点が
ある。さらに炉内で加熱するためスケールが発生し、品
質を劣化させるという問題点がある。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、保熱コイラーを用いて粗圧延を薄くまで圧延でき
るようにし、粗圧延および仕上げ圧延を同一のリバース
圧延機により圧延するようにして圧延機の台数を少なく
し圧延設備を小さくして低コストとした圧延設備及びそ
の圧延方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、加熱炉から供給される被圧延材を正転、逆転圧延す
る第1リバース圧延機と、該第1リバース圧延機の出側
に配置された第2リバース圧延機と、前記第1リバース
圧延機の入側に設けられコイル各部の温度をほぼ均一に
保熱し巻取り巻戻しを行う保熱コイラーとを備えたので
ある。
【0009】また、加熱炉から供給される被圧延材を正
転、逆転圧延する第1リバース圧延機と、該第1リバー
ス圧延機の出側に配置された第2リバース圧延機と、前
記第1リバース圧延機の入側に設けられコイル各部の温
度をほぼ均一に保熱し巻取り巻戻しを行う保熱コイラー
とを備えた圧延設備の圧延方法において、前記第1リバ
ース圧延機を正転、逆転して被圧延材を25mm以下に
圧延したとき前記保熱コイラーに巻取り、該保熱コイラ
ーより巻き出した被圧延材を第1リバース圧延機と第2
リバース圧延機をタンデムにして仕上げ圧延するように
する。
【0010】また、加熱炉から供給される被圧延材を正
転、逆転圧延する第1リバース圧延機と、該第1リバー
ス圧延機の出側に配置された第2リバース圧延機と、前
記第1リバース圧延機の入側に設けられコイル各部の温
度をほぼ均一に保熱し巻取り巻戻しを行う保熱コイラー
とを備えた圧延設備の圧延方法において、前記第1リバ
ース圧延機を正転、逆転し、次に第1リバース圧延機と
第2リバース圧延機をタンデムにした正転、逆転を行
い、被圧延材を25mm以下に圧延して前記保熱コイラ
ーに巻取り、該保熱コイラーより巻き出した被圧延材を
第1リバース圧延機と第2リバース圧延機をタンデムに
して仕上げ圧延するようにする。
【0011】
【作用】第1リバース圧延機のみで、又は、第2リバー
ス圧延機もタンデムにして粗圧延することにより、粗圧
延を25mm以下まで薄く圧延して保熱コイラーに巻取
る。25mm以下まで圧延してコイルに巻き取ると、薄
板となるため冷却が大きくなり外気と接するコイル端面
など特に冷却が大きく、コイル内外の温度分布も不均一
になり、以降の仕上圧延に支障が発生するが保熱コイラ
ーを用いることにより冷却を防止し、薄くまで、粗圧延
できるので、仕上げ圧延も2台の圧延機で可能となる。
これにより圧延機台数を大幅に少なくすることができ圧
延ラインも短くなり、設備費も少なくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本実施例の構成を示す図である。加
熱炉1より105mm程度の被圧延材2が供給される。
圧延ラインは正転、逆転圧延を行う2台のリバース圧延
機F1,F2よりなり、リバース圧延機F1の入側には
コイルの温度をほぼ均一に保熱し、巻取り巻戻しを行う
保熱コイラー3が設けられている。また、リバース圧延
機F2の下流には、仕上圧延されたコイルを巻き取るダ
ウンコイラー4が配置されている。
【0013】図2は第1圧延スケジュールを示す。加熱
炉1より105mmの厚さで供給される被圧延材2を9
mmの製品に圧延する場合を示す。リバース圧延機F1
で105mmより80mmに正転圧延し、次に逆転圧延
して57mmにし、次に正転圧延して40mmにする。
40mmより逆転圧延され25mmにして保熱コイラー
3に巻き取る。次に保熱コイラー3より巻き戻し、リバ
ース圧延機F1,F2をタンデムにして仕上げ圧延し、
リバース圧延機F1で15mmにし、リバース圧延機F
2で9mmに圧延する。9mmに圧延した後、ダウンコ
イラー4に巻き取る。
【0014】図3は第2圧延スケジュールを示す。加熱
炉1より105mmの厚さで供給される被圧延材2を
2.0mmの製品に圧延する場合を示す。リバース圧延
機F1は105mmより80mmに正転圧延し、次に逆
転圧延して60mmにする。次にリバース圧延機F1と
F2をタンデムにして正転圧延し、リバース圧延機F1
で40mmにし、リバース圧延機F2で25mmに圧延
する。次に再びリバース圧延機F2で逆転圧延して13
mmとし、更にリバース圧延機F1で逆転圧延して7m
mに圧延した後、保熱コイラー3に巻取る。25mm以
下に圧延された被圧延材2は保熱コイラー3に直ちに巻
き取られるので温度低下は防止される。次にリバース圧
延機F1,F2をタンデムにして仕上げ圧延する。保熱
コイラー3から巻き出してリバース圧延機F1で3.4
mm、リバース圧延機F2で2.0mmに圧延する。
2.0mmに圧延した後、ダウンコイラー4に巻き取
る。
【0015】図4は第3圧延スケジュールを示す。加熱
炉1より105mmの厚さで供給される被圧延材2を1
9mmまで圧延する場合を示す。この場合粗圧延は35
mmであり、被圧延材2の温度が仕上げ圧延に支障を及
ぼすほど低下する恐れはないので保熱コイラー3は使用
されない。リバース圧延機F1を正転して105mmよ
り80mmにし、次に逆転して60mmにし、正転して
45mmにした後、再度逆転して35mmにする。次に
リバース圧延機F1,F2をタンデムにして仕上げ圧延
する。リバース圧延機F1で24mmにし、次にリバー
ス圧延機F2で19mmに圧延してダウンコイラー4に
巻き取る。。
【0016】以上の圧延スケジュールに示すように主に
リバース圧延機F1でリバース圧延をし、リバース圧延
機F2での圧延回数を減らし、そのロール表面を良好な
状態に保ち、製品の表面品質を良好にしている。また仕
上げ圧延前の板厚が25mm以下となるときは保熱コイ
ラー3を使用し、仕上げ圧延前の被圧延材2の温度の低
下および温度が不均一となることを防止している。
【0017】次に本実施例の保熱コイラーを説明する。
図5は保熱コイラーの断面図を示し、図6は図5のA−
A矢視図である。本保熱コイラーはマンドレル11の加
熱とコイル端面の加熱を行う。マンドレル11は一端を
回転駆動装置32と着脱可能に結合され、他端は着脱可
能な外側支持材33で軸支される。外側支持材33は偏
心軸受34でマンドレル11を軸支する。偏心軸受34
とマンドレル11とはくさび35で固定および取り外し
を可能としている。マンドレル11は中空軸で構成され
ており、この中空部に燃焼装置36が、マンドレル11
内面と間隔を有して支持材37によって取り付けられ、
この支持材37は外側支持材33より支持されている。
【0018】マンドレル11のコイル端位置近傍には排
気用開口38が設けられ、燃焼装置36からの燃焼排ガ
スがコイル端面に沿って排出されるようにしている。ま
た、後述するコイル端面の加熱装置を軸支する軸受39
が設けられている。
【0019】コイルの両端面にはコイル端面の加熱装置
40が設けられコイル端面を加熱し、冷却を防止する。
コイル端面の加熱装置40は、中心にマンドレル11と
の取合開口を有する短い円筒で、一方の端面が側板で閉
鎖された燃焼室41と、この円筒の他方の端面に格子状
に設けられた輻射体42とから構成されている。加熱装
置40はマンドレル11の軸受39で軸支されるが、マ
ンドレル11が回転し、加熱装置40は静止している。
加熱装置40は水平2つ割りとし、マンドレル11への
取り付け、取り外しを可能としている。上側の加熱装置
40は滑車43により、取り付け、取り外しを行い、下
側の加熱装置40は昇降機44により昇降させる。マン
ドレル11の軸方向に伸縮する調整シリンダー45が設
けられ、加熱装置40をコイル8の幅に合わせて調整す
る。
【0020】次に保熱コイラーの動作について説明す
る。コイル巻取り開始前に、燃焼装置36より空気を予
混合した燃焼ガスをマンドレル11内に吹き込み、燃焼
させてマンドレル11を加熱する。コイル端面の加熱装
置40の設定に当たっては、まず、下側の加熱装置40
を昇降機44で規定の位置まで上昇させ、この上に上側
の加熱装置40を滑車43で降ろし、両者を一体に結合
した後、調整シリンダー45でコイル幅に合わせた位置
に移動させる。次にコイル8の巻取りを開始し、これと
前後して燃焼室41に燃焼ガスを供給し、燃焼させて輻
射体42を加熱し、コイル端面の輻射加熱を行う。巻取
りが完了したら、巻戻しが行われるが、巻戻し中もコイ
ル端面の加熱装置40による加熱は行われる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は2台のリバース圧延機と保熱コイラーにより粗圧延、
仕上げ圧延を行うことができるので、設備長さが短く、
設備費の少ない熱間圧延ラインを実現することができ
る。また圧延スケジュールで下流側のリバース圧延機の
圧延回数を少なくしてロール表面を良好な状態に保つこ
とにより、高品質の製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図2】第1圧延スケジュールを示す図である。
【図3】第2圧延スケジュールを示す図である。
【図4】第3圧延スケジュールを示す図である。
【図5】保熱コイラーの断面図である。
【図6】図5のA−A矢視図である。
【図7】従来の圧延設備を示す図である。
【図8】従来の他の圧延設備を示す図である。
【符号の説明】
1 加熱炉 2 被圧延材 3 保熱コイラー 4 ダウンコイラー 8 コイル 11 マンドレル 32 回転駆動装置 33 外側支持材 34 偏心軸受 35 くさび 36 燃焼装置 37 支持材 38 排気用開口 39 軸受 40 コイル端面の加熱装置 41 燃焼室 42 輻射体 43 滑車 44 昇降機 45 調整シリンダー F1 リバース圧延機(第1リバース圧延機) F2 リバース圧延機(第2リバース圧延機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深瀬 久彦 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第二工 場内 (56)参考文献 特開 平7−241602(JP,A) 特開 昭61−206507(JP,A) 特開 昭59−110404(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/00 - 1/46 B21B 45/00 B21C 47/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉から供給される被圧延材を正転、
    逆転圧延する第1リバース圧延機と、該第1リバース圧
    延機の出側に配置された第2リバース圧延機と、前記第
    1リバース圧延機の入側に設けられコイル各部の温度を
    ほぼ均一に保熱し巻取り巻戻しを行う保熱コイラーとを
    備えたことを特徴とする圧延設備。
  2. 【請求項2】 加熱炉から供給される被圧延材を正転、
    逆転圧延する第1リバース圧延機と、該第1リバース圧
    延機の出側に配置された第2リバース圧延機と、前記第
    1リバース圧延機の入側に設けられコイル各部の温度を
    ほぼ均一に保熱し巻取り巻戻しを行う保熱コイラーとを
    備えた圧延設備の圧延方法において、前記第1リバース
    圧延機を正転、逆転して被圧延材を25mm以下に圧延
    したとき前記保熱コイラーに巻取り、該保熱コイラーよ
    り巻き出した被圧延材を第1リバース圧延機と第2リバ
    ース圧延機をタンデムにして仕上げ圧延することを特徴
    とする圧延設備の圧延方法。
  3. 【請求項3】 加熱炉から供給される被圧延材を正転、
    逆転圧延する第1リバース圧延機と、該第1リバース圧
    延機の出側に配置された第2リバース圧延機と、前記第
    1リバース圧延機の入側に設けられコイル各部の温度を
    ほぼ均一に保熱し巻取り巻戻しを行う保熱コイラーとを
    備えた圧延設備の圧延方法において、前記第1リバース
    圧延機を正転、逆転し、次に第1リバース圧延機と第2
    リバース圧延機をタンデムにした正転、逆転を行い、被
    圧延材を25mm以下に圧延して前記保熱コイラーに巻
    取り、該保熱コイラーより巻き出した被圧延材を第1リ
    バース圧延機と第2リバース圧延機をタンデムにして仕
    上げ圧延することを特徴とする圧延設備の圧延方法。
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