JP3337866B2 - 車両用方位検出装置 - Google Patents
車両用方位検出装置Info
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Description
両の進行方位を検出する車両用方位検出装置に関するも
のである。
においては、入力磁気ベクトルのX軸方向成分およびY
軸方向成分を検出し、この検出したX軸方向成分および
Y軸方向成分から予め記憶されている車両のX軸方向お
よびY軸方向の着磁量(オフセット量)を差し引き、こ
の着磁量の差し引かれた検出磁気成分に基づいて車両の
進行方位を検出するものとしている。
気検出素子(X軸コイル,Y軸コイル)を有する磁気セ
ンサを、そのX軸を車両の長さ方向(車両の進行方向)
にとり、そのY軸を車両の幅方向にとり、X,Y軸のな
す面が水平面となるように保持のうえ、車両に配置して
いる。ここで、車両の進行方向(X軸)と地磁気ベクト
ル(水平成分)との成す角度をθ、地磁気ベクトル(水
平成分)の絶対値をR、車両のX軸方向の着磁量をα、
車両のY軸方向の着磁量をβとすると、磁気センサの検
出する入力磁気ベクトルのX軸方向成分VxおよびY軸
方向成分Vyは、下記(1)および(2)式により表さ
れる。 Vx=R・cosθ+α ・・・(1) Vy=R・sinθ+β ・・・(2)
した時のVx,Vyを座標面上で描くならば、図4に示
すように、円(以下、この円を方位円と呼ぶ)が描かれ
る。ちなみに、方位円の中心点C0の座標は(α,β)
であり、半径はRとなる。ここで、車両の着磁量α,β
は、車両を周回旋回することにより検出することができ
る。例えば、方位円のX軸,Y軸それぞれについて、そ
の最大値(Vxma x ,Vymax ),最小値(Vxmin ,
Vymin )を求めることにより、下記(3)および
(4)式から着磁量αおよびβを得ることができる。 α=(Vxmax +Vxmin )/2 ・・・(3) β=(Vymax +Vymin )/2 ・・・(4) これにより、着磁量αおよびβをオフセット量として予
め記憶しておけば、車両の刻々の進行方位θは下記
(5)式より求めることができる。 θ=tan-1〔(Vy−β)/(Vx−α)〕 ・・・(5)
C0から磁気センサの検出する座標点(Vx,Vy)に
向かうベクトルの方向を求めているから、マグネットを
車両に近づけたり、車両が強磁場中を通過するなどし
て、着磁量α,βが変化した場合、検出誤差を生ずる。
すなわち、図5に示すように、方位円の中心点C0がC
1にずれた場合、実際の進行方位がθ’であるにも拘ら
ずθとして検出されてしまい、θ’−θ=θE の検出誤
差が生じてしまう。このような場合、再度車両を周回旋
回し、着磁量α,βを求め直すことが考えられる。しか
し、周回旋回に適した広い場所は都市部において皆無と
も言える状況であり、またユーザに頻繁な周回旋回によ
る検出誤差の補正を強いるのは酷である。そこで、頻繁
な周回旋回の実施をユーザに強いることなく、着磁量の
変化による検出誤差の補正を自動的に行うことの可能な
車両用方位検出装置が提案されている。
経過する毎に、検出X軸方向成分および検出Y軸方向成
分で示される座標点を記憶候補座標点として抽出する。
そして、この抽出した記憶候補座標点とすでに記憶され
ている各記憶確定座標点とを比較し、その記憶候補座標
点が各記憶確定座標点を中心として定められる各領域
(非選択領域)の何れにも位置していなければ、その記
憶候補座標点を記憶確定座標点として収集する。そし
て、補正用データとして離散的に収集されるこの記憶確
定座標点が所定数(例えば、4個)以上となった場合、
これらの記憶確定座標点を通る円弧の中心点を求め、こ
の中心点の座標位置から車両のX軸方向およびY軸方向
の着磁量を求め、この求めた着磁量を車両の新しいX軸
方向およびY軸方向の着磁量α’,β’として更新記憶
する。
化は、地磁気変化だけではく、工事現場の鉄板上の走
行、高圧線下の通過、磁気を帯びた車両の側方通過、高
架・橋の走行、車載電装品のオン・オフ等により変化す
る。しかしながら、上述した従来の車両用方位検出装置
では、実際の地磁気変化と地磁気以外による磁気変化
(以下、外乱磁気による磁気変化と言う)との識別が困
難で、記憶候補座標点が外乱磁気によって非選択領域に
位置しなくなったのにも拘らず、その記憶候補座標点を
記憶確定座標点として決定してしまう。このため、記憶
確定座標点が所定数以上となった場合に求められる記憶
確定座標点の円弧の中心点、すなわち新たに求められる
車両のX軸方向およびY軸方向の着磁量は、現在の車両
のX軸方向およびY軸方向の着磁量α’,β’と一致せ
ず、検出誤差が生じることになる。
装置として、特開平2−293619号公報に示される
ものがある。この車両用方位検出装置では、1周旋回で
収集した地磁気方位データから地磁気定数を算出し、そ
の値を用いて1周旋回のとき刻々変化する地磁気方位を
求める。また、同様に、1周旋回のとき刻々変化する車
両の旋回角も求めておく。その後、1周旋回のときの地
磁気方位と旋回角から旋回角を基準としたときの地磁気
方位の直線性誤差を求め、その誤差が小さくなるように
軸方向〔楕円(方位円)の軸の傾き〕を修正する。この
結果、最初に求められた地磁気方位データに外乱磁気に
よる誤差があった場合でも、その影響を低減し適切な軸
方向を求めることができ、より信頼性の高い進行方位の
検出が可能となる。
は、外乱磁気による影響を低減することはできるが、外
乱磁気が加えられた磁気方位データに対して誤差を最小
とするように軸方向を修正するため、その検出誤差の補
正精度は高いとは言えない。すなわち、1周旋回で地磁
気方位データを収集したときに加わった外乱磁気による
誤差は、直線性誤差を小さくするように軸方向を修正す
ることにより小さくはなるが、磁気方位データから外乱
磁気による影響を全く除去していないがために大きな修
正誤差が残り、検出誤差の補正精度が低下する。また、
この車両用方位検出装置では、車両を1周旋回させなけ
ればならず、ユーザに頻繁な周回旋回による検出誤差の
補正を強いることになる。
なされたもので、その目的とするところは、頻繁な周回
旋回の実施をユーザに強いることなく、着磁量の変化に
よる検出誤差の補正を自動的に行うことが可能で、かつ
外乱磁気の影響をでき得る限り排除して検出誤差の補正
を高精度で行うことの可能な車両用方位検出装置を提供
することにある。
るために本発明は、入力磁気ベクトルのX軸方向成分お
よびY軸方向成分を周期的に検出し、この検出したX軸
方向成分およびY軸方向成分に基づいて車両の進行方位
を検出する進行方位検出手段と、今回検出されたX軸方
向成分およびY軸方向成分で示される座標点を記憶候補
座標点として抽出し、この記憶候補座標点とすでに記憶
されている各記憶確定座標点とを比較し、その記憶候補
座標点が各記憶確定座標点を中心として定められている
各領域の何れにも位置していない場合、その記憶候補座
標点を記憶確定座標点として収集する記憶確定座標点収
集手段と、この記憶確定座標点収集手段によって収集さ
れた記憶確定座標点が所定数以上となった場合、これら
収集された記憶確定座標点の座標位置に基づいて進行方
位検出手段が検出する車両の進行方位を補正する検出進
行方位補正手段と、記憶確定座標点収集手段が所定時間
内に次の記憶確定座標点を収集し得ない場合、検出進行
方位補正手段による検出進行方位の補正を禁止する補正
禁止手段とを設けたものである。
X軸方向成分およびY軸方向成分で示される座標点が記
憶候補座標点として抽出され、この記憶候補座標点とす
でに記憶されている各記憶確定座標点とが比較され、そ
の記憶候補座標点が各記憶確定座標点を中心として定め
られている各領域の何れにも位置していない場合、その
記憶候補座標点が記憶確定座標点として収集される。そ
して、収集された記憶確定座標点が所定数以上となる
と、これら収集された記憶確定座標点の座標位置に基づ
いて検出進行方位が補正される。この場合、所定時間内
に次の記憶確定座標点を収集し得ないと、検出進行方位
の補正が禁止される。例えば、それまでに収集されてい
る記憶確定座標点が破棄され、その記憶確定座標点を用
いての検出進行方位の補正が禁止される。
る。図2はこの発明の一実施例を示す車両用方位検出装
置のシステム構成図である。同図において、1は車両に
搭載された磁気センサ、2−1および2−2はこの磁気
センサ1の検出する入力磁気ベクトルのX軸方向成分V
xおよびY軸方向成分Vyを入力とするA/D変換回
路、3はこのA/D変換回路2−1および2−2により
ディジタル値に変換されたX軸方向成分VxおよびY軸
方向成分Vyを所定のサンプリング周期で読み込み、所
定のプログラムに従い処理動作を行う演算回路、4は演
算回路3での処理動作により得られる車両の進行方位を
表示するLEDやLCDパネル等の表示装置、5は車両
の走行速度に応じたパルス信号(車速信号)を送出する
車速センサ、6は車速センサ5からの車速信号の信号レ
ベルを調整したりノイズ除去等を行う波形整形回路であ
る。
軸コイル1−1およびY軸コイル1−2と、X軸コイル
1−1およびY軸コイル1−2に生ずる入力磁気ベクト
ルのX軸方向成分およびY軸方向成分に応じた検出電圧
を増幅するXアンプ1−3およびYアンプ1−4とを備
えている。なお、演算回路3には、メモリ(図示せず)
が設けられ、このメモリに車両のX軸方向およびY軸方
向の着磁量αおよびβが格納されている。
徴的な動作について、図1に示すフローチャートを参照
しながら説明する。演算回路3は、磁気センサ1の検出
している入力磁気ベクトルのX軸方向成分VxおよびY
軸方向成分VyのA/D変換値を読み込み(ステップ1
01)、平均化処理を行う(ステップ102)。この平
均化処理によって得られるX軸方向成分およびY軸方向
成分の平均値をVXおよびVYとする。また、メモリに
格納されている車両のX軸方向およびY軸方向の着磁量
αおよびβ(初期値)を読み出し、X軸方向成分VXお
よびY軸方向成分VYに対して振幅,オフセット調整を
行い(ステップ103)、下記(6)式により現在の進
行方位θ(m)を算出する(ステップ104)。この場
合の方位円の中心点(方位円の基準点)の座標は(α,
β)である。 θ(m)=tan-1〔(VX−β)/(VY−α)〕 ・・・(6)
作開始状態)?」か否かをチェックし(ステップ10
5)、動作開始状態であればステップ106を経ずにス
テップ107へ進むが、通常の動作状態となればステッ
プ106を経てステップ107へ進む。ステップ106
では、磁気変化量をチェックし、磁気変化量が予め定め
られた上限値GMAX 以上であれば、異常と判断してステ
ップ116へ進む。本実施例において、ステップ106
での磁気変化量の上限値GMAX は、車速全域に対し一定
として定めている。
ベクトルのX軸方向成分VxおよびY軸方向成分Vyの
A/D変換値をサンプリングする毎に、前回のサンプリ
ングによって検出されたX軸方向成分VxおよびY軸方
向成分Vyと今回のサンプリングによって検出されたX
軸方向成分VxおよびY軸方向成分Vyとの差を磁気変
化量ΔVxおよびΔVyとして算出し、この磁気変化量
ΔVxおよびΔVyの少なくとも一方が予め定められた
上限値GMAX 以上となった場合に外乱磁気による瞬間的
な磁気変化と判断し、ステップ116へ進んで補正用デ
ータおよび時間計測用カウンタのクリアを行う。このス
テップ116での補正用データおよび時間計測用カウン
タのクリアについては後述する。
xおよびΔVyをチェックするということは、旋回によ
って生じた磁気変化か外乱磁気によって生じた磁気変化
かをチェックするということである。車両が通常に交差
点等を旋回するような場合、一般の運転者の制御可能な
横Gには上限がある。これを考慮した場合、車速に応じ
た限界旋回角速度が求められる。方位円半径Rは事前に
設定されているため、旋回状態を想定した場合、磁気変
化量ΔVxおよびΔVyの限界磁気変化量Gma x は車速
に応じて定まる。
よびΔVyは限界磁気変化量Gmaxを越えることはな
く、磁気変化量ΔVxおよびΔVyの少なくとも一方が
限界磁気変化量Gmax を越えた場合、旋回によるもので
はなく外乱磁気によってGmaxを越えたものとみなすこ
とができる。理想的には、車速をパラメータとして磁気
変化量ΔVxおよびΔVyに対する上限値GMAX を定め
るべきであるのだが、車両旋回中は加減速状態であるこ
とが多く、磁気変化量ΔVxおよびΔVyを得たときの
車速と検出車速とが一致しない場合もあり得る。このた
め、本実施例では、車速全域においての限界磁気変化量
Gmax の最大値を磁気変化量ΔVxおよびΔVyに対す
る上限値GMAX 、すなわちステップ106で用いる上限
値GMAX として定めている。これにより、上限値GMAX
を越える磁気変化を非旋回状態と判断し、一般の交差点
等での旋回時の地磁気変化による磁気変化と外乱磁気に
よる磁気変化との識別を明確に行うことができる。
車速信号に基づいて検出される車速をチェックし、この
検出車速が2.8〜35km/hであればステップ10
8へ進む。ステップ108では時間計測用カウンタ(図
示せず)のカウントアップを行う。そして、この時間計
測用カウンタのカウント値をチェックし(ステップ10
9)、オーバフローしていなければステップ110へ進
む。ステップ110では、ステップ101で取り込んだ
入力磁気ベクトルのX軸方向成分VxおよびY軸方向成
分Vyで示される座標点(Vx,Vy)を記憶候補座標
点とする。
y)とすでに記憶されている各記憶確定座標点(Xt
(n),Yt(n))とを比較し、記憶候補座標点(V
x,Vy)が各記憶確定座標点(Xt(n),Yt
(n))を中心として定められる非選択領域の何れにも
位置していなければ、その記憶候補座標点(Vx,V
y)を次の記憶確定座標点(Xt(n),Yt(n))
として決定する(ステップ111)。
(n),Yt(n))の決定過程を具体的に説明する。
今、記憶確定座標点P1(Xt(1),Yt(1))、
P2(Xt(2),Yt(2))、P3(Xt(3),
Yt(3))が決定されており、ステップ110におい
て記憶候補座標点P4(Vx,Vy)が抽出されたとす
る。この場合、記憶確定座標点P1,P2,P3に対し
ては、P1,P2,P3を中心とする正方形状の非選択
領域S1,S2,S3が定められている。記憶候補座標
点P4は非選択領域S1,S2,S3の何れにも位置し
ていない。したがって、この場合、記憶候補座標点P4
は記憶確定座標点P4(Xt(4),Yt(4))とし
て決定される。
Vy)を記憶確定座標点(Xt(n),Yt(n))と
して決定すれば、ステップ108でそのカウント値をア
ップした時間計測用カウンタをクリアする(ステップ1
12)。そして、記憶確定座標点(Xt(n),Yt
(n))が4個収集されれば、ステップ113でのYE
Sに応じステップ114へ進む。ステップ114では、
補正用データとして離散的に収集されたこの4個の記憶
確定座標点(Xt(n),Yt(n))を通る円弧の中
心点を方位円の基準点として求める。そして、この方位
円の基準点の座標位置から車両のX軸方向およびY軸方
向の着磁量を求め、この求めた着磁量を車両の新しいX
軸方向およびY軸方向の着磁量α’,β’として更新記
憶する(ステップ115)。
104で算出した進行方位θ(m)を表示出力する。ス
テップ115で更新記憶された着磁量α’,β’は、す
なわち方位円の基準点の座標(α’,β’)は、次のサ
ンプリング周期におけるステップ104での進行方位θ
(m)の算出時に用いられる。なお、ステップ111に
おいて記憶候補座標点が記憶確定座標点として決定され
なければ、またステップ113において記憶確定座標点
(Xt(n),Yt(n))が4個集まっていなけれ
ば、方位円の基準点の算出および更新は行わずに直ちに
ステップ117へ進む。これにより、車両旋回時に記憶
確定座標点が自動的に収集されるものとなり、各記憶確
定座標点が互いに離れたポイントに位置することから、
方位円の基準点つまり着磁量α’,β’は高精度で演算
されるものとなる。
同一場所においても外乱・車両状態等の影響により変化
する。走行中、同レベルの外乱磁気が比較的長い時間加
わると、ステップ106での磁気変化量として検出する
ことができない。この場合、外乱磁気の加わった入力磁
気ベクトルの座標点(Vx,Vy)が、ステップ110
にて記憶候補座標点として抽出される。
点P1が補正用データとして収集されているものとす
る。この時、外乱磁気が加わった入力磁気ベクトルの座
標点(Vx,Vy)が記憶候補座標点P2’(図3参
照)として抽出されると、記憶確定座標点P1を中心と
する非選択領域S1に記憶候補座標点P2’が位置して
いないので、記憶候補座標点P2’が記憶確定座標点P
2’として決定される。そして、次のサンプリングによ
って、前回のサンプリング時と同レベルの外乱磁気の加
わった入力磁気ベクトルの座標点(Vx,Vy)が記憶
候補座標点P3’として抽出される。しかし、この場合
の記憶候補座標点P3’は記憶確定座標点P2’を中心
とする非選択領域S2’に位置するため、記憶確定座標
点としては決定されない。次のサンプリングでも、同様
にして記憶候補座標点P3’が抽出されるが、これも記
憶確定座標点としては決定されない。
にクリアされた時間計測用カウンタは、次のサンプリン
グ周期での記憶候補座標点P3’の抽出時にカウントア
ップされる。A/D変換データのサンプリング毎に記憶
候補座標点P3’が抽出されるが、この記憶候補座標点
P3’を記憶確定座標として決定し得ない状態が所定時
間(本実施例では、5秒)経過すると、時間計測用カウ
ンタがオーバフローする。時間計測用カウンタがオーバ
フローすると、ステップ109でのYESに応じてステ
ップ116へ進む。ステップ116では、それまでに収
集した補正用データおよび時間計測用カウンタのクリア
を行う。これにより、それまでに収集されている記憶確
定座標点P1,P2’が破棄され、その収集した補正用
データを用いての検出進行方位の補正が禁止される。
での旋回では5秒以内に次の記憶確定座標点が決定され
るとみなし、5秒経過しても次の記憶確定座標点が決定
されない場合には非旋回状態で記憶確定座標点の収集が
行われていると判断し、それまでに収集した補正用デー
タを破棄する。これにより、同レベルの外乱磁気が比較
的長い時間加わったとしても、すなわちステップ106
において磁気変化量として外乱磁気を検出することがで
きなかったとしても、この外乱磁気の影響を排除するこ
とができる。
3’を記憶確定座標点として決定し得ない状態が5秒以
上経過したものとして説明したが、記憶候補座標点P
3’が記憶確定座標点として決定されたとしても、次の
記憶候補座標点P4’が記憶確定座標点として決定し得
ない状態が5秒以上経過すれば、記憶候補座標点P3’
の場合と同様にして補正用データがクリアされる。本実
施例においては、4点の記憶確定座標点を得るまでの間
に、時間計測用カウンタによる時間監視が3回行われ
る。
(2.8km/h未満)となると、非旋回状態と判断
し、直ちにステップ117へ進む。これにより、時間計
測用カウンタでの時間監視よび補正用データの収集が一
時的に中断される。すなわち、車速が停車相当車速とな
ると、停車相当車速以上となるまで検出進行方位の補正
が禁止される。このため、本実施例では、例えば交差点
での旋回時に歩行者の横断を待つために停車したような
場合、それまでに収集されている信頼性の高い補正用デ
ータが破棄されてしまうというような不都合は生じな
い。
変化は有り得ない。しかし、踏切等での電車の通過を待
っている状況や信号待ちをしている際の磁気を帯びた車
両の側方通過等により、磁場変化が起こり得る。本実施
例では、車両が停車状態にある場合、補正用データの収
集が中断されているので、磁場変化による外乱磁気の影
響を排除することができる。なお、本実施例では、低速
になると車速検出処理での計測処理時間が長くなる問題
点を含むため、2.8km/h未満を停車相当車速とし
ている。
以上となると、非旋回状態と判断し、ステップ116へ
進んで補正用データおよび時間計測用カウンタのクリア
を行う。すなわち、本実施例では、一般的な交差点では
35km/h以上で旋回することはないとみなす。これ
により、35km/h以上で走行中の磁場変化は旋回に
よって生じた磁場変化ではなく、直進走行中等での高架
・橋などの外乱成分と判断する。そして、車速が35k
m/h以上となれば、それまでに収集した補正用データ
にも外乱磁気による影響が含まれている危険性があるた
め、その補正用データを破棄したうえ、以降の補正用デ
ータの収集を中断する。
量が異常と判断された場合にもステップ116へ進む
が、この場合にもそれまでに収集した補正用データに外
乱磁気による影響が含まれている危険性があるため、そ
の補正用データを破棄する。
発明によれば、所定時間内に次の記憶確定座標点を収集
し得ないと、それまでに収集されている記憶確定座標点
が破棄されるなどして、その記憶確定座標点を用いての
検出進行方位の補正が禁止されるので、頻繁な周回旋回
の実施をユーザに強いることなく、着磁量の変化による
検出誤差の補正を自動的に行うことを可能としたうえ、
同レベルの外乱磁気が比較的長い時間加わったような場
合の外乱磁気の影響を排除して、検出誤差の補正を高精
度で行うことが可能となる。
徴的な動作を説明するためのフローチャートである。
のシステム構成図である。
標点の決定過程を具体的に説明する図である。
気センサの出力Vx,Vyにより座標面で描かれる方位
円を示す図である。
れた状態を示す図である。
イル、1−3…Xアンプ、1−4…Yアンプ、2−1,
2−2…A/D変換回路、3…演算回路、4…表示装
置、5…車速センサ、6…波形整形回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力磁気ベクトルのX軸方向成分および
Y軸方向成分を周期的に検出し、この検出したX軸方向
成分およびY軸方向成分に基づいて車両の進行方位を検
出する進行方位検出手段と、 今回検出されたX軸方向成分およびY軸方向成分で示さ
れる座標点を記憶候補座標点として抽出し、この記憶候
補座標点とすでに記憶されている各記憶確定座標点とを
比較し、その記憶候補座標点が各記憶確定座標点を中心
として定められている各領域の何れにも位置していない
場合、その記憶候補座標点を記憶確定座標点として収集
する記憶確定座標点収集手段と、 この記憶確定座標点収集手段によって収集された記憶確
定座標点が所定数以上となった場合、これら収集された
記憶確定座標点の座標位置に基づいて前記進行方位検出
手段が検出する車両の進行方位を補正する検出進行方位
補正手段と、 前記記憶確定座標点収集手段が所定時間内に次の記憶確
定座標点を収集し得ない場合、前記検出進行方位補正手
段による検出進行方位の補正を禁止する補正禁止手段と
を備えたことを特徴とする車両用方位検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12119395A JP3337866B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 車両用方位検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12119395A JP3337866B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 車両用方位検出装置 |
Publications (2)
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| JPH08313261A JPH08313261A (ja) | 1996-11-29 |
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| JP12119395A Expired - Lifetime JP3337866B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 車両用方位検出装置 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3337866B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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|---|---|---|---|---|
| WO2005003683A1 (ja) * | 2003-07-03 | 2005-01-13 | Asahi Kasei Emd Corporation | 方位角計測装置及び方位角計測方法 |
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1995
- 1995-05-19 JP JP12119395A patent/JP3337866B2/ja not_active Expired - Lifetime
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