JP3339016B2 - 送受信一体型光通信装置 - Google Patents
送受信一体型光通信装置Info
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- Optical Communication System (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、光通信装置に関し、特に送受信
を同一の光学系で行う送受信一体型光通信装置に関す
る。
を同一の光学系で行う送受信一体型光通信装置に関す
る。
【0002】
【従来技術及びその問題点】図4は、本発明の対象とす
る送受信一体型の光通信装置の一例を示している。この
光通信装置は、望遠鏡光学系10、光束偏向手段20、
及び送受信部30を備えている。望遠鏡光学系10は、
送信光の投光と、受信光の受信に共通に使用されるもの
で、図示例では反射望遠鏡からなっている。光束偏向手
段20は、望遠鏡光学系10と送受信部30との間に位
置し、望遠鏡光学系10から送受信部30に至る受信光
と、送受信部30から望遠鏡光学系10に至る送信光の
方向を調節する。
る送受信一体型の光通信装置の一例を示している。この
光通信装置は、望遠鏡光学系10、光束偏向手段20、
及び送受信部30を備えている。望遠鏡光学系10は、
送信光の投光と、受信光の受信に共通に使用されるもの
で、図示例では反射望遠鏡からなっている。光束偏向手
段20は、望遠鏡光学系10と送受信部30との間に位
置し、望遠鏡光学系10から送受信部30に至る受信光
と、送受信部30から望遠鏡光学系10に至る送信光の
方向を調節する。
【0003】送受信部30は、変調器31により送信情
報に応じて変調される、S偏光反射条件で設置された半
導体レーザ光源32と、この半導体レーザ光源32から
の直線偏光光束が入射するS偏光反射P偏光透過の偏光
ビームスプリッタ33とを有し、偏光ビームスプリッタ
33で反射したS偏光の直線偏光は、λ/4板34を介
して光束偏向手段20に入射する。送受信部30には、
別の光送信機(対向機)からの信号光を受光するため
に、偏光ビームスプリッタ33の透過光路上に、ビーム
スプリッタ35が設けられ、このビームスプリッタ35
での分割光路上に、信号用の受光素子36と、位置検出
素子37とがそれぞれ設けられている。すなわち、対向
機からの受信光は、λ/4板34を透過してP偏光の直
線偏光となり、偏光ビームスプリッタ33を透過してビ
ームスプリッタ35に至り、受光素子36と位置検出素
子37の双方に入射する。受光素子36で受信された受
信光は、信号処理回路38によって情報として取り出さ
れる。
報に応じて変調される、S偏光反射条件で設置された半
導体レーザ光源32と、この半導体レーザ光源32から
の直線偏光光束が入射するS偏光反射P偏光透過の偏光
ビームスプリッタ33とを有し、偏光ビームスプリッタ
33で反射したS偏光の直線偏光は、λ/4板34を介
して光束偏向手段20に入射する。送受信部30には、
別の光送信機(対向機)からの信号光を受光するため
に、偏光ビームスプリッタ33の透過光路上に、ビーム
スプリッタ35が設けられ、このビームスプリッタ35
での分割光路上に、信号用の受光素子36と、位置検出
素子37とがそれぞれ設けられている。すなわち、対向
機からの受信光は、λ/4板34を透過してP偏光の直
線偏光となり、偏光ビームスプリッタ33を透過してビ
ームスプリッタ35に至り、受光素子36と位置検出素
子37の双方に入射する。受光素子36で受信された受
信光は、信号処理回路38によって情報として取り出さ
れる。
【0004】以上の送受信一体型光通信装置は、通常、
同一構成の装置を半導体レーザ光源32からのレーザ光
束の到達範囲に対向させて設置し、お互いに変調器31
による変調信号を受光素子36で受光して利用する。
同一構成の装置を半導体レーザ光源32からのレーザ光
束の到達範囲に対向させて設置し、お互いに変調器31
による変調信号を受光素子36で受光して利用する。
【0005】光束偏向手段20は、一対の光通信装置か
らの送受信光の平行性を維持するものであり、例えば、
直交二方向に駆動される偏向ミラーから構成される。こ
の偏向ミラーの回動部には、コイルと磁石からなる電磁
駆動装置が備えられ、この電磁駆動装置が、位置検出素
子37の出力によって駆動される。すなわち、位置検出
素子37は、送受信部30に入力する受信光の受信位置
(変化)を検出し、その出力を制御回路21及びXY駆
動系22を介してフィードバックして偏向ミラー20を
XYの二次元方向に駆動し、受信光を常時送受信部30
の正しい位置に入射させ、送信機の射出光と受信機の受
信光との平行性を維持する。
らの送受信光の平行性を維持するものであり、例えば、
直交二方向に駆動される偏向ミラーから構成される。こ
の偏向ミラーの回動部には、コイルと磁石からなる電磁
駆動装置が備えられ、この電磁駆動装置が、位置検出素
子37の出力によって駆動される。すなわち、位置検出
素子37は、送受信部30に入力する受信光の受信位置
(変化)を検出し、その出力を制御回路21及びXY駆
動系22を介してフィードバックして偏向ミラー20を
XYの二次元方向に駆動し、受信光を常時送受信部30
の正しい位置に入射させ、送信機の射出光と受信機の受
信光との平行性を維持する。
【0006】この送受信一体型光通信装置は、その設置
調整時には、対をなす対向機を所定距離、例えば1km
離して設置し、実際に一方から送信して他方で受信しな
がら、その方向を調節する調節が不可欠である。この調
整作業時には、送信光の径の調整もさることながら、送
信光のエッジ(周縁)がある程度明瞭であることが望ま
しい。
調整時には、対をなす対向機を所定距離、例えば1km
離して設置し、実際に一方から送信して他方で受信しな
がら、その方向を調節する調節が不可欠である。この調
整作業時には、送信光の径の調整もさることながら、送
信光のエッジ(周縁)がある程度明瞭であることが望ま
しい。
【0007】
【発明の目的】本発明は、特に、送信光のエッジを明瞭
にできる送受信一体型光通信装置を得ることを目的とす
る。
にできる送受信一体型光通信装置を得ることを目的とす
る。
【0008】
【発明の概要】本発明の送受信一体型光通信装置は、送
信情報に応じて変調される半導体レーザ光源を含む送信
部と、変調レーザ光を受光する受光素子と位置検出素子
を含む受信部と、送信部からの送信光と受信部への受信
光を分離する偏光分離手段とを有する送受信部;送信光
を投光し、受信光を受光する送受信系に共通の望遠鏡光
学系;及びこの望遠鏡光学系と送受信部の間に位置し、
位置検出素子の出力に応じて駆動される光束偏向手段;
を有する送受信一体型光通信装置において、半導体レー
ザ光源からの出射光束を平行光束として送受信部の偏光
分離手段に与えるコリメータレンズを設け、このコリメ
ータレンズの表面近傍に、該コリメータレンズの開口数
を、半導体レーザ光源の公称最小開口数の80〜90%
にするマスクを付したことを特徴としている。
信情報に応じて変調される半導体レーザ光源を含む送信
部と、変調レーザ光を受光する受光素子と位置検出素子
を含む受信部と、送信部からの送信光と受信部への受信
光を分離する偏光分離手段とを有する送受信部;送信光
を投光し、受信光を受光する送受信系に共通の望遠鏡光
学系;及びこの望遠鏡光学系と送受信部の間に位置し、
位置検出素子の出力に応じて駆動される光束偏向手段;
を有する送受信一体型光通信装置において、半導体レー
ザ光源からの出射光束を平行光束として送受信部の偏光
分離手段に与えるコリメータレンズを設け、このコリメ
ータレンズの表面近傍に、該コリメータレンズの開口数
を、半導体レーザ光源の公称最小開口数の80〜90%
にするマスクを付したことを特徴としている。
【0009】このようなマスクを付せば、レーザ光源か
ら出射されるレーザ光束の周縁エッジ部が明瞭になり
(つまり、光束の存在する部分と存在しない部分が明瞭
となり)、調整作業が容易になる。
ら出射されるレーザ光束の周縁エッジ部が明瞭になり
(つまり、光束の存在する部分と存在しない部分が明瞭
となり)、調整作業が容易になる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明による
送受信一体型光通信装置の第一の実施形態を示すもの
で、図4の従来装置と同一の構成要素には同一の符号を
付している。この実施形態は、結像性能を犠牲にせず、
偏向光学系及び偏向光学系以降の光学系を小型化するた
めに、望遠鏡光学系を第一、第二のアフォーカル光学系
に分割し、かつ、送信光を断面円形としてその強度分布
を略一様とし、そのビーム径を調節できるようにした実
施形態に本発明を適用したものである。
送受信一体型光通信装置の第一の実施形態を示すもの
で、図4の従来装置と同一の構成要素には同一の符号を
付している。この実施形態は、結像性能を犠牲にせず、
偏向光学系及び偏向光学系以降の光学系を小型化するた
めに、望遠鏡光学系を第一、第二のアフォーカル光学系
に分割し、かつ、送信光を断面円形としてその強度分布
を略一様とし、そのビーム径を調節できるようにした実
施形態に本発明を適用したものである。
【0011】望遠鏡光学系10は、物体側(投光側)か
ら順に、正レンズ群10Aと負レンズ群10Bとからな
る第一アフォーカル光学系からなっている。アフォーカ
ル光学系は、一組の物点と像点が無限遠にあり、入射光
が略平行であるとき出射光も略平行となるような光学系
であり、物体側から、光束偏向手段としての偏向ミラー
20側に光束径を縮径する。この縮径比(倍率)は、例
えば1:4(4倍)程度とすることができる。
ら順に、正レンズ群10Aと負レンズ群10Bとからな
る第一アフォーカル光学系からなっている。アフォーカ
ル光学系は、一組の物点と像点が無限遠にあり、入射光
が略平行であるとき出射光も略平行となるような光学系
であり、物体側から、光束偏向手段としての偏向ミラー
20側に光束径を縮径する。この縮径比(倍率)は、例
えば1:4(4倍)程度とすることができる。
【0012】偏向ミラー20と送受信部30との間に
は、第二アフォーカル光学系40が配設されている。第
二アフォーカル光学系40は、偏向ミラー20側から送
受信部30側に順に、正レンズ群40Aと負レンズ群4
0Bとを有する。このアフォーカル光学系も、一組の物
点と像点が無限遠にあり、入射光が略平行であるとき出
射光も略平行となるような光学系であり、偏向ミラー2
0側から送受信部30側に光束径を縮径する。この縮径
比(倍率)は、例えば1:2(2倍)程度とすることが
できる。そして、この第二アフォーカル光学系40の正
レンズ群40Aと負レンズ群40Bは、その一方、図示
例では負レンズ群40Bが、矢印Aで示すように、光軸
方向に位置調節可能であり、位置を調節すると、第二ア
フォーカル光学系40からの出射光束径(発散角)、従
って望遠鏡光学系10からの出射光束径(発散角)が変
化する。光束径が変化すると、アフォーカル性が若干損
なわれるが、出射光は、略平行光束と見ることができ
る。負レンズ群40Bを移動調節する手段(機構)は、
各種のレンズ移動機構を転用することができる。また、
第二アフォーカル光学系40の倍率は、第一アフォーカ
ル光学系の倍率より小さく設定されており、倍率が小さ
い側の第二アフォーカル光学系で光束径(発散角)を調
節することにより、より高精度な調節ができる。また、
可動重量も小さいから、機械的構成が容易になる。
は、第二アフォーカル光学系40が配設されている。第
二アフォーカル光学系40は、偏向ミラー20側から送
受信部30側に順に、正レンズ群40Aと負レンズ群4
0Bとを有する。このアフォーカル光学系も、一組の物
点と像点が無限遠にあり、入射光が略平行であるとき出
射光も略平行となるような光学系であり、偏向ミラー2
0側から送受信部30側に光束径を縮径する。この縮径
比(倍率)は、例えば1:2(2倍)程度とすることが
できる。そして、この第二アフォーカル光学系40の正
レンズ群40Aと負レンズ群40Bは、その一方、図示
例では負レンズ群40Bが、矢印Aで示すように、光軸
方向に位置調節可能であり、位置を調節すると、第二ア
フォーカル光学系40からの出射光束径(発散角)、従
って望遠鏡光学系10からの出射光束径(発散角)が変
化する。光束径が変化すると、アフォーカル性が若干損
なわれるが、出射光は、略平行光束と見ることができ
る。負レンズ群40Bを移動調節する手段(機構)は、
各種のレンズ移動機構を転用することができる。また、
第二アフォーカル光学系40の倍率は、第一アフォーカ
ル光学系の倍率より小さく設定されており、倍率が小さ
い側の第二アフォーカル光学系で光束径(発散角)を調
節することにより、より高精度な調節ができる。また、
可動重量も小さいから、機械的構成が容易になる。
【0013】望遠鏡光学系10と第二アフォーカル光学
系40との間の光束は、略平行光束であり、この平行光
束が偏向ミラー20に入射する。偏向ミラー20は、X
Y駆動系22によって直交二方向に駆動されるもので、
駆動されると、この平行光束が偏向され、送信光の投光
方向又は(及び)受信光の送受信部30への入射方向が
調整される。平行光束部分に偏向ミラー20を配置する
と、光束を偏向しても送受信部30でのピントずれが生
じないという利点がある。
系40との間の光束は、略平行光束であり、この平行光
束が偏向ミラー20に入射する。偏向ミラー20は、X
Y駆動系22によって直交二方向に駆動されるもので、
駆動されると、この平行光束が偏向され、送信光の投光
方向又は(及び)受信光の送受信部30への入射方向が
調整される。平行光束部分に偏向ミラー20を配置する
と、光束を偏向しても送受信部30でのピントずれが生
じないという利点がある。
【0014】送受信部30中の半導体レーザ光源32と
偏光ビームスプリッタ33の間には、コリメータレンズ
51と、ビーム整形光学系としてのアナモ(アナモフィ
ック)光学系50とが順に配置されている。コリメータ
レンズ51は、半導体レーザ光源32からのレーザ光束
を平行光束として、アナモ光学系50に与えるものであ
り、アナモ光学系50は、第一プリズム50Aと第二プ
リズム50Bとからなっている。このアナモ光学系50
は、S偏光反射条件で設置されている半導体レーザ光源
32から出射される線状光束を平行光束状態下で円形光
束に整形するものである。すなわち、周知のように、レ
ーザダイオードからなる半導体レーザ光源32からの出
射光束は、円形強度分布光束ではなく線状あるいは楕円
状の強度分布を有する。図2はその模式図であり、θ平
行方向(短軸方向)長θHは、θ垂直方向(長軸方向)
長θVより短い。アナモ光学系50は、この光束のθ平
行方向長θHを第一プリズム50Aと第二プリズム50
Bを介して拡大してθ垂直方向長θVと略等しくするこ
とにより、破線で示すように強度分布を円形に整形して
いる。なお、θ平行方向が直線偏光の振動方向である。
偏光ビームスプリッタ33の間には、コリメータレンズ
51と、ビーム整形光学系としてのアナモ(アナモフィ
ック)光学系50とが順に配置されている。コリメータ
レンズ51は、半導体レーザ光源32からのレーザ光束
を平行光束として、アナモ光学系50に与えるものであ
り、アナモ光学系50は、第一プリズム50Aと第二プ
リズム50Bとからなっている。このアナモ光学系50
は、S偏光反射条件で設置されている半導体レーザ光源
32から出射される線状光束を平行光束状態下で円形光
束に整形するものである。すなわち、周知のように、レ
ーザダイオードからなる半導体レーザ光源32からの出
射光束は、円形強度分布光束ではなく線状あるいは楕円
状の強度分布を有する。図2はその模式図であり、θ平
行方向(短軸方向)長θHは、θ垂直方向(長軸方向)
長θVより短い。アナモ光学系50は、この光束のθ平
行方向長θHを第一プリズム50Aと第二プリズム50
Bを介して拡大してθ垂直方向長θVと略等しくするこ
とにより、破線で示すように強度分布を円形に整形して
いる。なお、θ平行方向が直線偏光の振動方向である。
【0015】図3は、レーザ光源(レーザダイオード)
32と、コリメータレンズ51、及びこのコリメータレ
ンズ51に付すマスク58の関係を示している。半導体
レーザ光源32は、発光部32aと、マスク32bを備
えている。この半導体レーザ光源32は、取付基準面3
2cから発光部32a迄の距離A、発光部32a光軸と
直交する方向のずれ量Cに、製造上のばらつきが避けら
れず、発散角(開口数)が角度Bのように変化してしま
う。このためマスク32bによってその発散角を制限
し、開口数(NA)を一定にしている。この開口数は、
θ垂直方向とθ平行方向で異なるから、大きい方(θ垂
直方向)の開口数を公称最小開口数とする。
32と、コリメータレンズ51、及びこのコリメータレ
ンズ51に付すマスク58の関係を示している。半導体
レーザ光源32は、発光部32aと、マスク32bを備
えている。この半導体レーザ光源32は、取付基準面3
2cから発光部32a迄の距離A、発光部32a光軸と
直交する方向のずれ量Cに、製造上のばらつきが避けら
れず、発散角(開口数)が角度Bのように変化してしま
う。このためマスク32bによってその発散角を制限
し、開口数(NA)を一定にしている。この開口数は、
θ垂直方向とθ平行方向で異なるから、大きい方(θ垂
直方向)の開口数を公称最小開口数とする。
【0016】コリメータレンズ51自体は、この半導体
レーザ光源32の最大開口数をカバーするに十分な開口
数を有している。これに対し、マスク58は、コリメー
タレンズ51の開口数を、半導体レーザ光源32の公称
最小開口数より小さくする作用を有する。つまり、コリ
メータレンズ51の有効範囲を狭める。具体的には、マ
スク58は、コリメータレンズ51の開口数を半導体レ
ーザ光源32の開口数の80〜90%程度にするもの、
別言すると、半導体レーザ光源32の出射光束の周縁を
カットして出射光量を80〜90%に制限するものを用
いるのがよい。具体的な数値で説明すると、半導体レー
ザ光源32の公称最小開口数が例えば0.4であると
き、マスク58は、コリメータレンズ51の開口数を
0.34にするものを用いることができる。
レーザ光源32の最大開口数をカバーするに十分な開口
数を有している。これに対し、マスク58は、コリメー
タレンズ51の開口数を、半導体レーザ光源32の公称
最小開口数より小さくする作用を有する。つまり、コリ
メータレンズ51の有効範囲を狭める。具体的には、マ
スク58は、コリメータレンズ51の開口数を半導体レ
ーザ光源32の開口数の80〜90%程度にするもの、
別言すると、半導体レーザ光源32の出射光束の周縁を
カットして出射光量を80〜90%に制限するものを用
いるのがよい。具体的な数値で説明すると、半導体レー
ザ光源32の公称最小開口数が例えば0.4であると
き、マスク58は、コリメータレンズ51の開口数を
0.34にするものを用いることができる。
【0017】半導体レーザ光源32は、矢印Bで示すよ
うに、コリメータレンズ51に対して光軸方向に位置調
節可能である。半導体レーザ光源32のコリメータレン
ズ51に対する位置を調節することにより、半導体レー
ザ光源32のθ垂直方向長θVとθ平行方向長θHの比
率のばらつきを調節し、円形光束を得ることができる。
すなわち、アナモ光学系50の倍率は一定であるのに対
し、半導体レーザ光源32のθ垂直方向長θVとθ平行
方向長θH(の比)にはばらつきがある。このばらつき
は、組立時に半導体レーザ光源32の光軸方向位置を調
節することにより除去して円形光束を得ることができ
る。半導体レーザ光源32を移動調節する手段(機構)
は、各種のレンズ移動機構等を転用することができる。
うに、コリメータレンズ51に対して光軸方向に位置調
節可能である。半導体レーザ光源32のコリメータレン
ズ51に対する位置を調節することにより、半導体レー
ザ光源32のθ垂直方向長θVとθ平行方向長θHの比
率のばらつきを調節し、円形光束を得ることができる。
すなわち、アナモ光学系50の倍率は一定であるのに対
し、半導体レーザ光源32のθ垂直方向長θVとθ平行
方向長θH(の比)にはばらつきがある。このばらつき
は、組立時に半導体レーザ光源32の光軸方向位置を調
節することにより除去して円形光束を得ることができ
る。半導体レーザ光源32を移動調節する手段(機構)
は、各種のレンズ移動機構等を転用することができる。
【0018】また、偏光ビームスプリッタ33は、入射
光の角度によって透過率(反射率)が異なる角度依存性
を有することが知られており、平行光束を入射させるこ
とにより、このような角度依存性の問題を回避すること
ができる。従って、偏光ビームスプリッタ33で反射し
て第二アフォーカル光学系40に至り、偏向ミラー2
0、望遠鏡光学系10を介して投光されるS偏光の送信
直線偏光光束も平行光束である。なお、λ/4板34
は、対向機間の偏光面を90゜回転させるためのもので
ある。
光の角度によって透過率(反射率)が異なる角度依存性
を有することが知られており、平行光束を入射させるこ
とにより、このような角度依存性の問題を回避すること
ができる。従って、偏光ビームスプリッタ33で反射し
て第二アフォーカル光学系40に至り、偏向ミラー2
0、望遠鏡光学系10を介して投光されるS偏光の送信
直線偏光光束も平行光束である。なお、λ/4板34
は、対向機間の偏光面を90゜回転させるためのもので
ある。
【0019】また、受信光に着目すると、望遠鏡光学系
10、偏向ミラー20、第二アフォーカル光学系40を
介して送受信部30の偏光ビームスプリッタ33及びビ
ームスプリッタ35を通過する受信光束も平行光束であ
り、同様に、偏光ビームスプリッタ33の透過率(反射
率)の角度依存性の問題を回避できる。ビームスプリッ
タ35から受光素子36に至る分割光路には、受信平行
光束を受光素子36に結像させる集光レンズ52とバン
ドパスフィルタ54が配置され、ビームスプリッタ35
から位置検出素子37に至る分割光路には、受信平行光
束を位置検出素子37に結像させる集光レンズ53とバ
ンドパスフィルタ55が配置されている。
10、偏向ミラー20、第二アフォーカル光学系40を
介して送受信部30の偏光ビームスプリッタ33及びビ
ームスプリッタ35を通過する受信光束も平行光束であ
り、同様に、偏光ビームスプリッタ33の透過率(反射
率)の角度依存性の問題を回避できる。ビームスプリッ
タ35から受光素子36に至る分割光路には、受信平行
光束を受光素子36に結像させる集光レンズ52とバン
ドパスフィルタ54が配置され、ビームスプリッタ35
から位置検出素子37に至る分割光路には、受信平行光
束を位置検出素子37に結像させる集光レンズ53とバ
ンドパスフィルタ55が配置されている。
【0020】上記構成の本送受信一体型光通信装置は、
設置時には、同一構成の装置を半導体レーザ光源32か
らのレーザ光束の到達範囲に対向させて設置し、送信光
の方向を調節する。この際、半導体レーザ光源32から
出射されるレーザ光束は、マスク58によって、半導体
レーザ光源32の開口数より小さい開口数とされている
コリメータレンズ51を介して出射され、アナモ光学系
50で円形光束となる。このため、偏光ビームスプリッ
タ33で反射し、第二アフォーカル光学系40で光束径
を拡大し、光束偏向手段20で偏向され、望遠鏡光学系
10を介して対向機に届くレーザ光束の周縁エッジは、
明瞭であり、調整作業が容易になる。
設置時には、同一構成の装置を半導体レーザ光源32か
らのレーザ光束の到達範囲に対向させて設置し、送信光
の方向を調節する。この際、半導体レーザ光源32から
出射されるレーザ光束は、マスク58によって、半導体
レーザ光源32の開口数より小さい開口数とされている
コリメータレンズ51を介して出射され、アナモ光学系
50で円形光束となる。このため、偏光ビームスプリッ
タ33で反射し、第二アフォーカル光学系40で光束径
を拡大し、光束偏向手段20で偏向され、望遠鏡光学系
10を介して対向機に届くレーザ光束の周縁エッジは、
明瞭であり、調整作業が容易になる。
【0021】使用状態では、対向機間で、お互いに変調
器31による変調信号を受光素子36で受光して利用す
る。このとき、本実施形態の装置は、半導体レーザ光源
32からの光束がアナモ光学系50によって円形に整形
されて捕捉エリアが広がっているため、相手側(対向
機)の望遠鏡光学系10による受信が容易になる。ま
た、第二アフォーカル光学系40の負レンズ群40Bの
位置を調節することにより、望遠鏡光学系10から出射
される光束径を調節することができる。このため、一対
の装置の設置距離に応じて、送信光の相手側の望遠鏡光
学系10の位置における直径が、望遠鏡光学系10の受
信径より若干大きくなるように送信ビーム径を調節する
ことにより、常に良好な光通信を行うことができる。ま
た、アフォーカル光学系を、光束偏向手段の前後に位置
する第一、第二のアフォーカル系に分割しているため、
結像性能を犠牲にすることなく、偏向光学系20及び偏
向光学系以降の偏光分離光学系30を小型化できる。
器31による変調信号を受光素子36で受光して利用す
る。このとき、本実施形態の装置は、半導体レーザ光源
32からの光束がアナモ光学系50によって円形に整形
されて捕捉エリアが広がっているため、相手側(対向
機)の望遠鏡光学系10による受信が容易になる。ま
た、第二アフォーカル光学系40の負レンズ群40Bの
位置を調節することにより、望遠鏡光学系10から出射
される光束径を調節することができる。このため、一対
の装置の設置距離に応じて、送信光の相手側の望遠鏡光
学系10の位置における直径が、望遠鏡光学系10の受
信径より若干大きくなるように送信ビーム径を調節する
ことにより、常に良好な光通信を行うことができる。ま
た、アフォーカル光学系を、光束偏向手段の前後に位置
する第一、第二のアフォーカル系に分割しているため、
結像性能を犠牲にすることなく、偏向光学系20及び偏
向光学系以降の偏光分離光学系30を小型化できる。
【0022】以上の実施形態では、半導体レーザ光源3
2と偏光ビームスプリッタ33との間に、光束の断面形
状を略円形とするアナモ光学系50を挿入したが、本発
明は、アナモ光学系を挿入しない場合にも適用できる。
2と偏光ビームスプリッタ33との間に、光束の断面形
状を略円形とするアナモ光学系50を挿入したが、本発
明は、アナモ光学系を挿入しない場合にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、送受信一体型光通信装
置において、送信光の周縁エッジ部を明瞭とし、対向機
の設置作業時の作業性を高めることができる。
置において、送信光の周縁エッジ部を明瞭とし、対向機
の設置作業時の作業性を高めることができる。
【図1】(A)本発明を適用する送受信一体型光通信装
置の第一の実施形態を示す系統図である。(B)(A)
のC−C矢視図である。
置の第一の実施形態を示す系統図である。(B)(A)
のC−C矢視図である。
【図2】半導体レーザ光源の光軸垂直断面における形状
とビーム整形の様子を示す模式図である。
とビーム整形の様子を示す模式図である。
【図3】本発明によるコリメータレンズのマスクと、レ
ーザ光源の開口数との関係を示す断面図である。
ーザ光源の開口数との関係を示す断面図である。
【図4】従来の送受信一体型光通信装置の一例を示す系
統図である。
統図である。
10 望遠鏡光学系(第一アフォーカル光学系) 20 20X 20Y 光束偏向手段(偏向ミラー) 30 送受信部 31 変調器 32 半導体レーザ光源 32a 発光部 32b マスク 32c 取付基準面 33 偏光ビームスプリッタ 35 ビームスプリッタ 36 受光素子 37 位置検出素子 38 信号処理回路 40 第二アフォーカル光学系 50 アナモ光学系(ビーム整形光学系) 51 コリメータレンズ 58 マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山縣 正和 東京都練馬区東大泉二丁目5番2号 旭 精密株式会社内 (72)発明者 若宮 俊一郎 東京都練馬区東大泉二丁目5番2号 旭 精密株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−125310(JP,A) 特開 平4−351280(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 G02B 13/00 G02B 17/08
Claims (1)
- 【請求項1】 送信情報に応じて変調される半導体レー
ザ光源を含む送信部と、変調レーザ光を受光する受光素
子と位置検出素子を含む受信部と、上記送信部からの送
信光と上記受信部への受信光を分離する偏光分離手段と
を有する送受信部; 送信光を投光し、受信光を受光する送受信系に共通の望
遠光学系;及びこの望遠光学系と送受信部の間に位置
し、上記位置検出素子の出力に応じて駆動される光束偏
向手段; を有する送受信一体型光通信装置において、上記半導体 レーザ光源からの出射光束を平行光束として
上記送受信部の偏光分離手段に与えるコリメータレンズ
を設け、 このコリメータレンズの表面近傍に、該コリメータレン
ズの開口数を、上記半導体レーザ光源の公称最小開口数
の80〜90%にするマスクを付したことを特徴とする
送受信一体型光通信装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08144699A JP3339016B2 (ja) | 1998-07-21 | 1999-03-25 | 送受信一体型光通信装置 |
| US09/354,732 US6701093B1 (en) | 1998-07-17 | 1999-07-16 | Integral transmitter-receiver optical communication apparatus and a crosstalk preventive device therefor |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20454998 | 1998-07-21 | ||
| JP10-204549 | 1998-07-21 | ||
| JP08144699A JP3339016B2 (ja) | 1998-07-21 | 1999-03-25 | 送受信一体型光通信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000101516A JP2000101516A (ja) | 2000-04-07 |
| JP3339016B2 true JP3339016B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=26422471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08144699A Expired - Fee Related JP3339016B2 (ja) | 1998-07-17 | 1999-03-25 | 送受信一体型光通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3339016B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20130007825A (ko) * | 2011-07-11 | 2013-01-21 | 현대모비스 주식회사 | 가시광 통신 시스템 |
| US10444467B2 (en) * | 2015-11-25 | 2019-10-15 | Himax Technologies Limited | Collimation lens module and light source module using the same |
| CN111069779B (zh) * | 2019-12-06 | 2021-07-20 | 江苏大学 | 一种激光冲击成形超疏水微零件的装置及其方法 |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP08144699A patent/JP3339016B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000101516A (ja) | 2000-04-07 |
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