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JP3341666B2 - 鋼管の定径スタンド - Google Patents
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JP3341666B2 - 鋼管の定径スタンド - Google Patents

鋼管の定径スタンド

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JP3341666B2
JP3341666B2 JP35492097A JP35492097A JP3341666B2 JP 3341666 B2 JP3341666 B2 JP 3341666B2 JP 35492097 A JP35492097 A JP 35492097A JP 35492097 A JP35492097 A JP 35492097A JP 3341666 B2 JP3341666 B2 JP 3341666B2
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは、鋼管特に
電縫鋼管を所定の外径に仕上げるための定径スタンドに
関し、特に、2ロールタイプの定径スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、定径スタンドにおいては、鋼
管の外径を所定の範囲内に入るように真円に仕上げる。
従って、定径スタンドの構造は機械精度が高く、微細な
調整が可能である必要がある。電縫鋼管等の製造設備に
おいては、通常2ロ−ルが用いられている。
【0003】即ち、プラグミルやピルガミル等によって
圧延された継目無鋼管または高周波電縫溶接や鍛接等に
よって製造された溶接鋼管は、各1対のロールを有する
複数段のロールスタンドからなる定径スタンドにおい
て、所定の外径の真円の管に仕上げられる。図1に従来
の定径スタンドを示す。図1において、その軸が水平方
向に配置された1対のホリゾンタルロール3を有するホ
リゾンタルロールスタンド2が4段設けられている。更
に、各ホリゾンタルロールスタンド2の入側には、その
軸が垂直方向に配置された1対のバーチカルロール4が
4基設けられている。
【0004】従来の定径スタンド1は、図1に示すよう
に、通常、定径すべき鋼管を上下方向に挟んで設けられ
た2〜5段の駆動ホリゾンタルロールスタンド2と、前
記2〜5段の駆動ロールスタンドの各々の入側に、鋼管
を左右方向に挟んで設けられた非駆動バーチカルロール
4とからなる1つの系列のスタンドによって構成されて
いる。
【0005】従来の定径スタンド1においては、定径す
べき鋼管を上下方向に挟んで設けられた2〜5段の駆動
ホリゾンタルロールスタンド2によって、鋼管の絞りが
行われ、そして、定径すべき鋼管を左右方向に挟んで設
けられた非駆動バーチカルロール4によって、鋼管の横
楕円方向のスプリングバックを抑制している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、上述したように、駆動ホリゾンタルロールスタ
ンドによって、鋼管の絞りが行われている。そのため、
ホリゾンタルロールスタンドの剛性は定径のための絞り
を鋼管に与えるに十分な強さを有している。しかしなが
ら、非駆動のバーチカルロールには鋼管の絞りを行う機
能は無く、鋼管の横楕円方向のスプリングバックを抑制
する機能を有しているに過ぎない。即ち、非駆動のバー
チカルロールはシャフト・ヨークを含めた剛性が弱く、
定径のための十分な絞りを鋼管に与えるほどの力はな
く、鋼管横径をせばめる程度にしか使えなかった。
【0007】更に、従来技術においては、上述したよう
に、駆動ホリゾンタルロールスタンドの上下ロールのみ
で鋼管に絞りを与えるので、絞り方向が上下方向に限ら
れ、鋼管周方向ひずみ分布が一様では無いという問題点
があった。更に、駆動ホリゾンタルロールスタンドのみ
によって鋼管に絞りを与えるために、多くの段数の駆動
ホリゾンタルロールスタンドを必要とし、それ等の調整
に時間がかかるという問題点があった。
【0008】従って、この発明は上述した従来の問題点
を解決するためになされたもので、定径ロールスタンド
の段数を減少し、且つ、鋼管周方向ひずみ分布が一様
な、真円精度の高い電縫鋼管を製造することができる、
鋼管の定径スタンドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、発明者は鋭意研究を重ねた。その結果、非駆動のバ
ーチカルロールのシャフト系、ベアリング系を強化し
て、バーチカルロールをバーチカルロールスタンドとし
て構成し、そして、バーチカルロールスタンドの剛性を
駆動ホリゾンタルロールスタンドのそれと概ね同一にす
ることによって、ホリゾンタルロールスタンドにおいて
鋼管に上下方向の絞りを与え、そして、バーチカルロー
ルスタンドにおいて鋼管に左右方向の絞りを与えること
ができるので、定径ロールスタンドの段数を減少し、且
つ、鋼管周方向ひずみ分布が一様な、真円精度の高い電
縫鋼管を製造することができることを知見した。
【0010】本発明の鋼管の定径スタンドは、上述した
知見に基づいてなされたものであって、鋼管の定径を行
うための、定径すべき鋼管を上下方向に挟んで設けられ
た複数段の駆動ホリゾンタルロールスタンド、および、
前記複数段の駆動ホリゾンタルロールスタンドの各々の
入側に、前記鋼管を左右方向に挟んで設けられた複数組
の非駆動バーチカルロールからなる2ロールタイプの定
径スタンドにおいて、前記非駆動バーチカルロールを複
数段の簡易スタンドによって構成し、そして、前記非駆
動バーチカルロールスタンドの剛性が前記駆動ホリゾン
タルロールスタンドの剛性と概ね同一になるように構成
することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の鋼管の定径スタンドの一
例を図2および図3に示す。これ等の図を参照しなが
ら、本発明の定径スタンドを詳細に説明する。
【0012】本発明の定径スタンドは、図2に示すよう
に、定径すべき鋼管を上下方向に挟んで設けられた2段
の駆動ホリゾンタルロールスタンド12、および、前記
駆動ホリゾンタルロールスタンドの各々の入側に、鋼管
を左右方向に挟んで設けられた2段の非駆動バーチカル
ロールスタンド14からなる2ロールタイプの定径スタ
ンド11である。各駆動ホリゾンタルロールスタンド1
2は、その軸線が水平な1対のロール13からなってお
り、そして、各非駆動バーチカルロールスタンド14
は、その軸線が垂直な1対のロールからなっている。
【0013】本発明の定径スタンドは、図3に模式図で
示すように、概ね同一剛性を有する駆動ホリゾンタルロ
ール13および非駆動バーチカルロール14が交互に配
置されている。定径すべき鋼管は先ず、非駆動バーチカ
ルロール14によって、左右方向に絞りが与えられ、次
いで、駆動ホリゾンタルロール13によって、上下方向
に絞りが与えられる。この際、隣接する非駆動バーチカ
ルロール14および駆動ホリゾンタルロール13は同一
の絞り量を鋼管に与える。従って、2段の駆動ホリゾン
タルロールスタンドおよび2段の非駆動バーチカルロー
ルスタンドからなる本発明の定径スタンドにおいて、鋼
管に所定の絞りを与える場合には、ホリゾンタルロール
およびバーチカルロールのそれぞれにおいて等しい量の
絞りが鋼管に与えられるので、所定の量の絞りの1/4
づつの量の絞りが与えられるように設定することができ
る。例えば、鋼管に2%の絞りを与える場合には、ホリ
ゾンタルロールおよびバーチカルロールのそれぞれにお
いて、1スタンド当たり0.5%の絞りが与えられる。
なお、第1段のホリゾンタルロールおよびバーチカルロ
ールの絞り量と、第2段のホリゾンタルロールおよびバ
ーチカルロールの絞り量とを異なる量で設定してもよ
い。但し、この場合においても、第1段のホリゾンタル
ロールと第1段のバーチカルロールとは同一の絞り量で
あり、第2段のホリゾンタルロールと第2段のバーチカ
ルロールは同一の絞り量であるように構成する。
【0014】本発明においては、駆動ホリゾンタルロー
ルスタンドおよび非駆動バーチカルロールスタンドの剛
性を概ね同一にすることが必要である。本発明の1つの
実施態様においては、駆動ホリゾンタルロールスタンド
および非駆動バーチカルロールスタンドの剛性を概ね同
一にするために、非駆動バーチカルロールを非駆動のバ
ーチカルロールのシャフト系、ベアリング系を強化し
て、バーチカルロールをバーチカルロールスタンドとし
て構成しているが、その他の手段を用いて、非駆動バー
チカルロールスタンドの剛性を駆動ホリゾンタルロール
スタンドのそれと同一になるようにしてもよい。
【0015】上述したように、本発明の定径スタンドに
よると、駆動ホリゾンタルロールスタンドおよび非駆動
バーチカルロールスタンドのそれぞれにおいて、鋼管に
概ね同一の絞りが与えられ、その結果、定径ロールスタ
ンドの段数を減少し、且つ、鋼管周方向ひずみ分布が一
様な、真円精度の高い鋼管を製造することができる。
【0016】
【実施例】本発明の鋼管の定径スタンドの実施例を図を
参照しながら以下に説明する。図2および図3に示す定
径スタンドを、図示しない実ラインに適用した。φ165.
2×12.5およびφ139.8 ×4.5 の2種類の電縫鋼管に、
本発明の定径スタンドを使用して、絞りを与えて定径を
行った。その結果を図4に示す。図4には、縦軸に絞り
量(%)を、横軸には各ロールを示す。図中、♯1S
Z、♯3SZは非駆動バーチカルロールを示し、そし
て、♯2SZ、♯4SZは駆動ホリゾンタルロールを示
す。
【0017】図4から明らかなように、非駆動バーチカ
ルロールである♯1SZ、♯3SZによって、駆動ホリ
ゾンタルロールである♯2SZ、♯4SZと概ね同一の
絞り量が鋼管に与えられた。即ち、φ165.2 ×12.5鋼管
では、各SZにおいて、約0.4%の絞りが与えられ
た。φ139.8 ×4.5 鋼管では、♯1SZおよび♯2SZ
において、約0.24%の絞りが与えられ、そして、♯
3SZおよび♯4SZにおいて、約0.25%の絞りが
与えられた。従って、♯1SZ〜♯4SZを通過したφ
165.2 ×12.5鋼管には、合計1.6%の絞りが与えら
れ、そして、♯1SZ〜♯4SZを通過したφ139.8 ×
4.5 鋼管には、合計約1.0%の絞りが与えられた。
【0018】この際、鋼管周方向ひずみ分布を調査した
結果、上述したように、♯1SZ、♯3SZによって左
右方向の絞りが与えられ、♯2SZ、♯4SZによって
上下方向の絞りが与えら、しかも、♯1SZと♯2S
Z、ならびに、♯3SZと♯4SZでは同一値の絞りが
与えられたので、鋼管周方向ひずみ分布は一様であり、
真円精度の高い鋼管を製造することができた。
【0019】上述したところから明らかなように、従来
の定径スタンドにおける、駆動ホリゾンタルロールスタ
ンドの段数を半分に減少することができる。その結果、
各駆動ホリゾンタルロールスタンドの調整に要する時間
を著しく減少することができた。
【0020】
【発明の効果】本発明の鋼管の定径スタンドによると、
定径ロールスタンドの段数を減少し、且つ、鋼管周方向
ひずみ分布が一様な、真円精度の高い電縫鋼管を製造す
ることができる、鋼管の定径スタンドを提供することが
でき、工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の定径スタンドを示す概略側面図である。
【図2】本発明の定径スタンドの1実施態様を示す概略
側面図である。
【図3】本発明の定径スタンドのロールの配置を示す模
式図である。
【図4】本発明の定径スタンドにおける各スタンドの絞
り量を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1. 定径スタンド 2. 駆動ホリゾンタルロールスタンド 3. ホリゾンタルロ−ル 4. 非駆動バ−チカルロ−ル 11. 定径スタンド 12. 駆動ホリゾンタルロールスタンド 13. ホリゾンタルロ−ル 14. 非駆動バ−チカルロ−ルスタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−32010(JP,A) 特開 昭59−179208(JP,A) 特開 平2−63603(JP,A) 実開 昭54−60634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 17/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管の定径を行うための、定径すべき鋼管
    を上下方向に挟んで設けられた複数段の駆動ホリゾンタ
    ルロールスタンド、および、前記複数段の駆動ホリゾン
    タルロールスタンドの各々の入側に、前記鋼管を左右方
    向に挟んで設けられた複数組の非駆動バーチカルロール
    からなる2ロールタイプの定径スタンドにおいて、前記
    非駆動バーチカルロールを複数段の簡易スタンドによっ
    て構成し、そして、前記非駆動バーチカルロールスタン
    ドの剛性が前記駆動ホリゾンタルロールスタンドの剛性
    と概ね同一になるように構成することを特徴とする、鋼
    管の定径スタンド。
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