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JP3342909B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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JP3342909B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JP3342909B2
JP3342909B2 JP04301093A JP4301093A JP3342909B2 JP 3342909 B2 JP3342909 B2 JP 3342909B2 JP 04301093 A JP04301093 A JP 04301093A JP 4301093 A JP4301093 A JP 4301093A JP 3342909 B2 JP3342909 B2 JP 3342909B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体に高周波磁場を
印加し、磁気共鳴信号を検出する磁気共鳴イメージング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のRFコイルの一つに、図
5(a)に示すようなマルチビューコイルがある。この
マルチビューコイルは、一次元方向に並列された複数の
比較的微小サイズのコイル30を備えていて、同時駆動
するコイル30の数を選択することにより、様々な大き
さの撮影領域に対応できるようになっている。このマル
チビューコイルを用いて実際に検査部位、例えば脊椎の
一部を撮影する際には、まず、全てまたは多数のコイル
30を同時駆動して脊椎全体を撮影し、この撮影像を用
いて当該検査部位の位置を確認して、一つまたは少数の
コイルを選択する。そして、今度はこの選択したコイル
だけを駆動し、当該検査部位からの磁気共鳴信号を検出
する。これによって、検査部位を高いS/N比で画像化
できる。このようにマルチビューコイルは非常に便利な
コイルである。しかし、全てまたは多数のコイルを同時
駆動する場合には一般的に用いられている一体形成の表
面型コイルと等価になり、比較的微小サイズのコイルの
場合に比べS/N比が低下するという問題がある。
【0003】また、他の従来例として、図5(b)に示
すような表面直交(QD;quadrature)コイルがある。
この直交コイルは、第1方向の高周波磁場に対して感度
を持つコイル31と第1方向とほぼ直交する第2方向の
高周波磁場に対して感度を持つコイル32とからなり、
通常の表面コイルの場合に比べてS/N比が向上すると
いう利点がある。しかし、この直交コイルは、検査部位
が脊椎の一部等の比較的小さい場合には、マルチビュー
コイルや小型のコイルで撮影した場合に比べてS/N比
が非常に低くなるという問題を抱えている。このように
マルチビューコイルや直交コイルには一長一短があり、
それぞれ撮影対象に応じて適宜使い別けているのが現状
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に対処すべくなされたもので、その目的は、対象領域
の大きさによらず常に高いS/N比の画像を撮影できる
磁気共鳴イメージング装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検体に高周
波磁場を印加し、磁気共鳴信号を検出する磁気共鳴イメ
ージング装置において、被検体の所定部位において第1
方向の高周波磁場に対して感度を持ち、該高周波磁場に
対応する磁気共鳴信号を検出する複数の第1コイルセグ
メントと、前記被検体の所定部位において前記第1方向
とほぼ直交する第2方向の高周波磁場に対して、前記複
数の第1コイルセグメントのそれぞれの感度領域を合わ
せた領域を含む領域の感度を持ち、該第2方向の高周波
磁場に対応する磁気共鳴信号を検出する第2コイルセグ
メントと、前記複数の第1コイルセグメントに対して個
々に設けられた複数のスイッチと、前記複数の第1コイ
ルセグメントに対して前記複数のスイッチを介して接続
された加算器と、前記加算器の出力信号と、前記第2コ
イルセグメントの出力信号とを位相を揃えて加算するQ
D用加算器と、前記加算器の出力信号と前記QD用加算
器の出力信号とを選択的に出力する切り換えスイッチ
と、前記切り換えスイッチで選択的に出力される前記加
算器の出力信号又は前記QD用加算器の出力信号に基づ
いて磁気共鳴画像を生成する手段とを具備する。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】本発明によれば、撮影領域が比較的小さい場合
には、複数の第1コイルセグメントのいずれかを選択し
て使用することで高いS/N比の画像を撮影でき、また
撮影領域が比較的大きい場合には第1コイルセグメント
および第2コイルセグメントを併用することで直交コイ
ルが形成されるので高いS/N比の画像を撮影できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による磁気共鳴
イメージング装置の一実施例を説明する。
【0010】図1はこのRFコイルを用いた磁気共鳴イ
メージング装置の全体構成を示すブロック図である。ガ
ントリ20内には静磁場磁石1、X軸・Y軸・Z軸傾斜
磁場コイル2、及び送受信コイル(以下「RFコイル」
という)3が設けられる。なお、RFコイル3はガント
リ内に埋め込まれるのではなく、被検体に直に装着され
てもよいし、寝台13上に載置されてもよい。静磁場発
生装置としての静磁場磁石1は例えば超電導コイル、常
伝導コイルまたは永久磁石を用いて構成される。X軸・
Y軸・Z軸傾斜磁場コイル2はX軸傾斜磁場Gx、Y軸
傾斜磁場Gy、Z軸傾斜磁場Gzを発生するためのコイ
ルである。RFコイル3は、本発明の特徴的な構成要素
の一つであり、高周波(RF;radiofrequency wave )
パルスを発生して対象部位を励起すると共に、磁気共鳴
により発生した磁気共鳴信号(MR信号)を検出するた
めの送受信兼用のコイルである。なお、RFコイル3の
構造については後述する。寝台13に載置される被検体
Pはガントリ20内のイメージング可能領域(イメージ
ング用磁場が形成される球状の領域であり、この領域内
でのみデータ収集が可能となる)に挿入される。
【0011】静磁場磁石1は静磁場制御装置4により駆
動される。RFコイル3は、励起時(送信時)には送信
器5に接続され、磁気共鳴信号の検出時(受信時)には
受信器6に接続される。この受信器6には、受信系の他
にコイル選択手段が含まれている。このコイル選択手段
の構成については後述する。また送信器5にも送信系の
他に、受信器6のコイル選択手段と同様のコイル選択手
段が含まれている。X軸・Y軸・Z軸傾斜磁場コイル2
はX軸傾斜磁場電源7、Y軸傾斜磁場電源8、Z軸傾斜
磁場電源9により駆動される。
【0012】X軸傾斜磁場電源7、Y軸傾斜磁場電源
8、Z軸傾斜磁場電源9、送信器5はシーケンサ10に
より所定のシーケンスに従って駆動され、X軸傾斜磁場
Gx、Y軸傾斜磁場Gy、Z軸傾斜磁場Gz、高周波
(RF)パルスを所定のパルスシーケンスで発生する。
この場合、X軸傾斜磁場Gx、Y軸傾斜磁場Gy,Z軸
傾斜磁場Gzは主として、例えば位相エンコード用傾斜
磁場Ge、読出し用傾斜磁場Gr、スライス用傾斜磁場
Gsとしてそれぞれ使用される。コンピュータシステム
11はシーケンサ10を駆動制御するとともに、受信器
6で受信される磁気共鳴信号を取り込んで所定の信号処
理を施すことにより、被検体の断層像を生成し、表示部
12で表示する。
【0013】RFコイル3の構造について図2を参照し
て説明する。図2はRFコイル3の平面図である。RF
コイル3は、複数のコイルセグメント15a〜15e
と、他のコイルセグメント16とを備える。コイルセグ
メント15a〜15eはそれぞれ矩形の平面コイルであ
り、それらは一次元に並列されて全体でいわゆるマルチ
ビューコイルを構成する。このマルチビューコイルは、
所定の方向(以下第1方向という)の高周波磁場に対し
て感度を持つ。コイルセグメント16は、マルチビュー
コイルの一面を覆う程度のサイズの矩形の平面コイルで
あり、マルチビューコイルに重畳される。またコイルセ
グメント16は、上記第1方向とほぼ直交する高周波磁
場に対して感度を持つ。
【0014】受信器6内に設けられコイル選択手段の構
成について図3を参照して説明する。なお、送信器5内
に設けられコイル選択手段は、受信器6内に設けられた
コイル選択手段と同様の構成であるので、説明を省略す
る。マルチビューコイル(MVC)17のコイルセグメ
ント15a〜15eは、コイルセグメント15a〜15
eそれぞれに対応して設けられたプリアンプ18a〜1
8eおよびスイッチ19a〜19eを順に介して、加算
器21に接続される。加算器21はコイルセグメント1
5a〜15eからの入力をアナログ的に加算する。加算
器21の出力側は、切換えスイッチ22の切換え操作に
したがって、受信器6とQD(quadrature)用加算器2
3に選択的に接続される。QD用加算器23はコイルセ
グメント(QC)16にプリアンプ24を介して接続さ
れ、その出力側は受信器6の受信系に接続される。
【0015】次に以上のように構成された本実施例装置
の作用について図4(a),(b)を参照して説明す
る。図4(a)は脊椎全体等の比較的大領域を撮影する
場合、図4(b)は脊椎の一部等の比較的小領域を撮影
する場合の受信器6内に設けられたコイル選択手段の動
作を示した図である。
【0016】脊椎全体等の比較的大領域を撮影する場合
には、図4(a)に示すように、スイッチ19a〜19
eは全て閉状態に設定され、切換えスイッチ22はQD
用加算器23側に接続される。このときコイルセグメン
ト15a〜15eは全体で単一の比較的大きいコイルと
同等になり、他方のコイルセグメント16と共にQDコ
イルを形成する。
【0017】各コイル15a〜15eの受信信号は、そ
れぞれプリアンプ18a〜18eで増幅され、そして加
算器21で加算された後、切換えスイッチ22を介して
QD用加算器23に供給される。一方、コイルセグメン
ト16の受信信号は、プリアンプ24で増幅されて、Q
D用加算器23に供給される。QD用加算器23では、
90°位相の異なる両信号を入力し、いずれか一方の位
相を90°ずらして両者の位相を揃えてから両者を加算
し、この結果を受信器6に出力する。受信器6の出力は
コンピュータシステム11に送られる。コンピュータシ
ステム11は、受信器6からの入力に基づいて断層像を
生成し、それを表示部12にて映像化する。
【0018】次に、脊椎の一部等の比較的小領域を撮影
する場合には、図4(b)に示すように、コイルセグメ
ント15a〜15eの中の当該撮影領域に対峙する一つ
または少数のコイル、ここではコイルセグメント15c
に対応するスイッチ19cだけが閉状態に設定され、他
は開状態に設定される。また、切換えスイッチ22は受
信器6側に接続される。なお、このときQD用加算器2
3は非動作状態に設定される。
【0019】コイルセグメント15cの受信信号は、プ
リアンプ18cで増幅された後、加算器21および切換
えスイッチ22を順に通過して受信器6に供給され、そ
してコンピュータシステム11で断層像に生成された
後、表示部12で映像化される。
【0020】このように本実施例によれば、撮影領域が
比較的小さい場合には複数のコイルセグメント15a〜
15eの中から一つまたは少数のコイルセグメントを選
択して使用することで高S/Nを達成でき、また撮影領
域が比較的大きい場合には複数のコイルセグメント15
a〜15eおよび他のコイルセグメント16を使用する
ことで直交コイルが形成されるので高いS/Nで画像を
撮影することができる。
【0021】本発明は上述した実施例に限定されること
なく、種々変形して実施可能である。例えば、上述の説
明では、RFコイルは平面コイルであると述べたが、湾
曲したり凹状に形成してもよく、この場合、被検体の背
面に対する密着性が向上するので脊椎の撮影に好適であ
る。また、RFコイルを被検体の胴部や頭部の周囲を覆
うように円筒状または楕円体状に形成してもよく、この
場合、被検体の胴部や頭部の断面を全体に渡って良好に
撮影できる。さらに、上述ではコイルセグメント15a
〜15eを一次元に並列したが、これらコイルセグメン
ト15a〜15eを2次元に、例えば平面上の所定の円
周に沿って分散して配置しても良い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、撮影領域が比較的小さ
い場合には、複数のスイッチを任意にONして、複数の
第1コイルセグメントのいずれか又はいくつかを選択的
に使用することで高いS/N比の画像を撮影でき、また
撮影領域が比較的大きい場合には複数の第1コイルセグ
メントと第2コイルセグメントとを併用することで直交
コイルが形成されるので高いS/N比の画像を撮影でき
る。
【0023】
【0024】
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による磁気共鳴イメージング
装置の全体構成図。
【図2】図1に示したRFコイルの平面図。
【図3】図1に示した受信器に含まれるコイル選択手段
のブロック図。
【図4】図3に示したコイル選択手段の動作を説明する
図。
【図5】従来のRFコイルの平面図。
【符号の説明】
1…静磁場磁石、2…X軸・Y軸・Z軸傾斜磁場コイ
ル、3…RFコイル、4…静磁場制御装置、5…送信
器、6…受信器、7…X軸傾斜磁場アンプ、8…Y軸傾
斜磁場アンプ、9…Z軸傾斜磁場アンプ、10…シーケ
ンサ、11…コンピュータシステム、12…表示部、1
3…寝台、20…ガントリ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に高周波磁場を印加し、磁気共鳴
    信号を検出する磁気共鳴イメージング装置において、 被検体の所定部位において第1方向の高周波磁場に対し
    て感度を持ち、該高周波磁場に対応する磁気共鳴信号を
    検出する複数の第1コイルセグメントと、 前記被検体の所定部位において前記第1方向とほぼ直交
    する第2方向の高周波磁場に対して、前記複数の第1コ
    イルセグメントのそれぞれの感度領域を合わせた領域を
    含む領域の感度を持ち、該第2方向の高周波磁場に対応
    する磁気共鳴信号を検出する第2コイルセグメントと、 前記複数の第1コイルセグメントに対して個々に設けら
    れた複数のスイッチと、 前記複数の第1コイルセグメントに対して前記複数のス
    イッチを介して接続された加算器と、 前記加算器の出力信号と、前記第2コイルセグメントの
    出力信号とを位相を揃えて加算するQD用加算器と、 前記加算器の出力信号と前記QD用加算器の出力信号と
    を選択的に出力する切り換えスイッチと、 前記切り換えスイッチで選択的に出力される前記加算器
    の出力信号又は前記QD用加算器の出力信号に基づいて
    磁気共鳴画像を生成する手段とを具備することを特徴と
    する磁気共鳴イメージング装置。
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