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JP3343777B2 - 昇降ユニット付射出成形装置 - Google Patents
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JP3343777B2 - 昇降ユニット付射出成形装置 - Google Patents

昇降ユニット付射出成形装置

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JP3343777B2
JP3343777B2 JP27653297A JP27653297A JP3343777B2 JP 3343777 B2 JP3343777 B2 JP 3343777B2 JP 27653297 A JP27653297 A JP 27653297A JP 27653297 A JP27653297 A JP 27653297A JP 3343777 B2 JP3343777 B2 JP 3343777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出ユニットが上
下に昇降可能であり、金型のスプルブッシュ位置の変化
に容易に対応できる射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形装置は、成形樹脂材料を可塑化
し、射出するための射出ユニットと、該射出ユニットか
ら射出された溶融樹脂を金型内の成形空間内で成形する
ための金型および該金型を取り付けるための金型取付板
からなる金型装置と、該金型装置における金型の型開
き、型締を行うための型締ユニットとを含み、これらの
各デバイスが水平な架台の上に固定されて横型の射出成
形装置を構成している。
【0003】射出成形装置は金型を交換すれば一つの装
置で種々の形状の成形品を作製することができる特徴を
持つ。しかしながら、同一規模の射出成形装置を使用す
る場合には、目的とする成形品の種類或いは大きさ等に
よって、金型におけるスプルブッシュを通常より高い位
置或いは低い位置に設けざるを得ない場合がある。
【0004】図1は金型装置の金型におけるスプルブッ
シュ1が通常より高い位置の場合のキャビティ金型2お
よびコア金型3と、射出ユニットのノズル4と、縦長透
口6を有するロケートリング部固定プラテン5の位置関
係を示している。ロケートリング部固定プラテン5は架
台7に固定されており、キャビティ金型2はロケートリ
ング部固定プラテン5に固定されている。なお、図1に
おいて、射出成形装置における他の構成デバイス、例え
ば、型締装置、射出ユニット等の図示は省略している。
【0005】図1の金型装置のように、通常のスプルブ
ッシュ1の位置より高い場合には、該スプルブッシュ1
の位置を射出ユニットのノズル4の高さと合わせる必要
があるため、金型装置における金型の取り付け位置を、
下方に少しずらすようにして調整して固定することが従
来行われている。しかしながら、金型の上下の位置調整
は金型装置の規模に制約され、調整幅が大きくとれず、
同一規模での射出成形装置では対応できない場合がある
のが実情である。また、金型を上下にずらして使用する
ことは、金型装置における重心を変えることになり、型
締め・型開き動作において安定性が悪くなるという問題
がある。
【0006】一方、従来、金型のスプルブッシュ任意の
水平の位置に対して、射出ユニットが水平に移動してフ
レキシブルに対応できる射出成形装置が知られている
(アーブルグ社製:商品名270M)。しかしながら、
該水平に移動する射出ユニットでは、上下に偏心してい
るスプルブッシュを有する金型に適用することはできな
い。しかも、該水平に移動する射出ユニットは、水平方
向に設置面積を要し、周辺機器等の設置においても、設
置スペースに制約がある等の問題を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
下に偏心しているスプルブッシュを有する金型に対し
て、簡単な操作で、射出ユニットの最適なノズル位置を
調整することができる射出成形装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために、本発明は、フローデバイダーにより分配され
た油圧で各昇降部位を同調させて射出ユニットを水平位
置のまま均一に昇降させることができる少なくとも4個
の昇降ユニットを備えることにより、射出ユニットのノ
ズル位置を上下自在に調整可能にすることを特徴とする
昇降ユニット付射出成形装置である。
【0009】本発明の昇降ユニット付射出成形装置にお
ける前記昇降ユニットは、上下方向の移動をガイドする
ための昇降ガイドと、油圧を印加して上下方向への移動
を行う昇降用油圧シリンダと、複数の前記昇降ガイドに
またがって装着され、前記昇降ガイドに導かれて移動し
且つ任意の位置で昇降ガイドに締結可能な昇降ビームと
を含む。
【0010】本発明の昇降ユニット付射出成形装置にお
ける前記昇降ユニットの昇降用油圧シリンダは、インバ
ータ制御された電動機を動力源とした吐出量が可変の油
圧ポンプの油圧の印加により駆動されるものが望まし
く、その場合には、ポンプ吐出量が可変となる。したが
って、ポンプ吐出量を可変にすることができ、昇降起動
時は低速にて、また動き始めたら高速にて昇降操作をす
ることができる。本発明の昇降ユニット付射出成形装置
においては、前記射出ユニットの昇降後の射出ユニット
の停止位置を固定するための支持ブロックが組み合わさ
れることが望ましい。
【0011】本発明の昇降ユニット付射出成形装置の金
型取り付け装置においては、射出ユニットのノズル位置
の上下移動に対応し、該ノズルをガイドし受け入れるこ
とが可能な縦長透口を有するロケートリング部が固定さ
れた固定プラテン(略語:ロケートリング部固定プラテ
ン)を有する金型装置を備えることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は本発明の昇降ユニット付射
出成形装置の射出ユニットおよび金型装置におけるロケ
ートリング部固定プラテンの正面断面図を示し(ロケー
トリング部固定プラテン以外の金型装置、および型締ユ
ニットの図示は省略してある。)、図3は図2の右側面
図を示し、図4は本発明の射出成形装置の油圧回路図を
示す。
【0013】図2〜図4に基づいて本発明の実施の形態
を説明する。
【0014】11は射出ユニットを示し、射出ユニット
11はガイドバー12に沿って前進後退を行うように配
設されている。ガイドバー12は支持ブロック13に軸
支されて架台7に固定されている。14は射出ユニット
11を昇降させるための昇降ビームであり、昇降する射
出ユニット11の荷重を支えることができ、昇降ビーム
締結部15を介してガイドバー12に締結されている。
【0015】16は昇降ビーム14の昇降方向をガイド
するための昇降ガイド、17は昇降ビーム14をポンプ
圧により昇降させて、射出ユニット11を昇降させるた
めの昇降用油圧シリンダである。前記昇降ビーム14、
昇降ビーム締結部15、昇降ガイド16および昇降用油
圧シリンダ17で、昇降ユニットを構成しており、少な
くとも4個の昇降ユニットにより一台の射出ユニット1
1の昇降を行う。各昇降ユニットは全て均等な油圧によ
り、射出ユニット11の各部位を均等に昇降させること
ができる。
【0016】この昇降ユニットは、昇降ビーム締結部1
5において、ガイドバー12から脱着自在である。した
がって、一つの射出成形装置において、昇降ユニットで
射出ユニット11のノズルの上下位置を調整固定した後
には、該昇降ユニットを取り外し、他の射出成形装置に
適用することができ、複数台の射出成形装置において共
用できる。昇降ビーム14は既存の射出成形装置の射出
ユニット11のガイドバー12に容易に取付可能であ
る。18は各昇降ユニットに対して均等な油圧を発生す
ることができる油圧ポンプユニットであり、均等な油圧
を発生するためにフローデバイダーが組み込まれてなる
油圧回路を有する。油圧ポンプユニット18底面にキャ
スターが設けられて移動可能であり、一台のポンプにて
他の複数台の射出成形機に順次利用することができる。
19は油圧ポンプユニット18で発生する油圧を各昇降
用油圧シリンダ17に伝達するための高圧ゴムホースで
ある。
【0017】図4に本発明の昇降ユニット付射出成形装
置に使用される油圧回路の一例を示し、4個の昇降ユニ
ットの各昇降用油圧シリンダ17に対して均等な油圧を
供給する場合を示す。図4の油圧回路に示すように、油
圧はフローデバイダー20により均等に分配され、さら
にもう一度フローデバイダー20により均等に分配され
るので、4つに均等に分配された油圧を得ることがで
き、この4分配された均等な油圧により4個の昇降用油
圧シリンダ17に印加することができる。したがって、
4個の昇降用油圧シリンダ17の何れかに負荷変動があ
っても、全ての昇降用油圧シリンダ17は同調して均等
な油圧となる。
【0018】油圧ポンプユニット18を駆動するための
ポンプ駆動用電動機(図示せず)は、インバータ制御す
ることが好ましく、インバータ制御により周波数が可変
となり、油圧ポンプユニット18のポンプ吐出量を可変
にすることができ、スムースできめ細かな制御が可能と
なる。例えば、ポンプ吐出量を可変にすることにより、
射出ユニット11の昇降起動時は低速となるように、ま
た射出ユニット11が動き始めたら高速となるよにう調
整でき、短時間で効率よく昇降完了することができる。
昇降操作はリモコン21にて別の場所にて操作が可能で
ある。
【0019】次に、上記本発明の昇降ユニット付射出成
形装置の作動方法を図1〜図4を用いて説明する。油圧
ポンプユニット18をオンにし、発生した油圧を高圧ゴ
ムホース19を通じて昇降用油圧シリンダ17へ印加す
る。印加された油圧により昇降用油圧シリンダ17が移
動し、昇降ビーム14が昇降ガイド16にガイドされて
上昇することにより、射出ユニット11を金型装置のス
プルブッシュ1の位置まで上昇させる。このとき、射出
ユニット11の上昇開始時は油圧ポンプユニット18の
ポンプ吐出量を少なくして低速とし、射出ユニット11
が動き始めたら高速に調整して効率の良い移動操作を行
う。このとき、各昇降用油圧シリンダ17へ印加される
油圧は、フローデバイダー20により均等に分配されて
いるので、4個の昇降用油圧シリンダ17の何れかに負
荷変動があっても変動が吸収され均等となる。
【0020】射出ユニット11の昇降時には、ガイドバ
ー12を支えるための支持ブロック13を外しておく。
射出ユニット11の移動完了時点において、上昇分だけ
長い、或いは降下分だけ短い支持ブロック13に組み換
えて、ガイドバー12を支持固定する。このように、射
出ユニット11は架台7上に支持ブロック13で支持固
定されており、油圧による固定ではないので、射出成形
時において、油圧のリーク等によりノズル位置の変動等
のトラブルはない。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、フローデバイダーによ
り均等に分配された油圧で少なくとも4個の昇降ユニッ
トの各昇降部位を同調させて射出ユニットを水平位置の
まま均一に昇降させているので、射出ユニットのノズル
位置を上下自在に安定的に調整できる。
【0022】本発明によれば、射出ユニットのノズル位
置の上下調整が完了した時点で、適切な長さの支持ブロ
ックを用いることで射出ユニットを支持固定できるの
で、安定したノズル位置を保つことができる。
【0023】本発明の昇降ユニット付射出成形装置に使
用される昇降ユニットは脱着自在とすることができ、複
数の他の射出成形装置に利用可能である。
【0024】本発明の昇降ユニット付射出成形装置に使
用される昇降ユニットを昇降させるためのポンプ駆動用
電源は、インバータ制御することができ、短時間で効率
よく昇降完了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金型装置の金型におけるスプルブッシュが高い
位置の場合のキャビティ金型、コア金型と、射出ユニッ
トのノズルと、縦長透口を有するロケートリング部固定
プラテンの位置関係を示している。
【図2】本発明の昇降ユニット付射出成形装置の射出ユ
ニットおよび金型装置におけるロケートリング部固定プ
ラテンの正面断面図を示す。
【図3】図2に示される本発明の昇降ユニット付射出成
形装置の右側側面図を示す。
【図4】本発明の昇降ユニット付射出成形装置に使用さ
れる油圧回路の一例を示す。
【符号の説明】
1 スプルブッシュ 2 キャビティ金型 3 コア金型 4 ノズル 5 ロケートリング部固定プラテン 6 縦長透口 7 架台 11 射出ユニット 12 ガイドバー 13 支持ブロック 14 昇降ビーム 15 昇降ビーム締結部 16 昇降ガイド 17 昇降用油圧シリンダ 18 油圧ポンプユニット 19 高圧ゴムホース 20 フローデバイダー 21 リモコン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローデバイダーにより分配された油圧
    で各昇降部位を同調させて射出ユニットを水平位置のま
    ま均一に昇降させることができる少なくとも4個の昇降
    ユニットを備え、該昇降ユニットは、上下方向の移動を
    ガイドするための昇降ガイドと、油圧を印加して上下方
    向への移動を行う昇降用油圧シリンダと、複数の前記昇
    降ガイドにまたがって装着され、前記昇降ガイドに導か
    れて移動し且つ任意の位置で昇降ガイドに締結可能な昇
    降ビームとを含むことにより、射出ユニットのノズル位
    置を上下自在に調整可能にすることを特徴とする昇降ユ
    ニット付射出成形装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降用油圧シリンダは、インバータ
    制御された電動機を動力源とした吐出量が可変の油圧ポ
    ンプの油圧の印加により駆動されるものである請求項
    記載の昇降ユニット付射出成形装置。
  3. 【請求項3】 フローデバイダーにより分配された油圧
    で各昇降部位を同調させて射出ユニットを水平位置のま
    ま均一に昇降させることができる少なくとも4個の昇降
    ユニットを備えることにより、射出ユニットのノズル位
    置を上下自在に調整可能にし、該射出ユニットのノズル
    位置の上下移動に対応し、該ノズルをガイドし受け入れ
    ることが可能な縦長透口を有するロケートリング部固定
    プラテンを有することを特徴とする昇降ユニット付射出
    成形装置。
  4. 【請求項4】 フローデバイダーにより分配された油圧
    で各昇降部位を同調させて射出ユニットを水平位置のま
    ま均一に昇降させることができる少なくとも4個の昇降
    ユニットを備えることにより、射出ユニットのノズル位
    置を上下自在に調整可能にし、該射出ユニットの昇降後
    の射出ユニットの停止位置を固定するための支持ブロッ
    クが組み合わされていることを特徴とする昇降ユニット
    付射出成形装置。
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