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JP3344145B2 - 織機の布巻ロール交換装置 - Google Patents
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JP3344145B2 - 織機の布巻ロール交換装置 - Google Patents

織機の布巻ロール交換装置

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JP3344145B2
JP3344145B2 JP04063095A JP4063095A JP3344145B2 JP 3344145 B2 JP3344145 B2 JP 3344145B2 JP 04063095 A JP04063095 A JP 04063095A JP 4063095 A JP4063095 A JP 4063095A JP 3344145 B2 JP3344145 B2 JP 3344145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の布巻ロール交換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の織機の布巻ロール交換装置として
は、例えば特開平5−25742号公報に示されるよう
なものがある。
【0003】この装置は、織機の巻取機構で布巻ロール
を回転駆動して織布の巻取りを行わせる一方、巻取位置
の上方の空ロールストック機構(ロールストッカ)に予
め空の布巻ロール(以下、空ロールと称す)を保持させ
ておくタイプのものである。そして、巻取位置の布巻ロ
ールが所定の布巻量に達したときに、その満巻の布巻ロ
ール(以下満巻ロールと称す)を織布を連ねたまま織機
前方の仮置位置(搬出位置)へ払い出し、その後、空ロ
ールストック部から空ロールを巻取駆動部へ落下させ
て、織機前方へ払い出された満巻ロールと巻取位置に装
着された空ロールとの間で巻付け機構により織布を切断
し、切断された織布の端部を空ロールに巻付けるように
なっている。その後、搬送車にて搬出位置の溝巻ロール
を搬出する。
【0004】ここで払い出し手段は、常時は上下方向へ
延在しているレール状のブラケット片(以下レールと称
す)を、回動させ、水平方向に勾配を設けて突出延在さ
せ、このレール上を勾配により満巻ロールが転がって自
重で搬出位置まで移動するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の織機の布巻ロー
ル交換装置は、満巻ロールをレール上に転動させて確実
に所定の搬出位置に移動させることができるが、満巻ロ
ールがレール上を転動するときのロール周長よりも、満
巻ロールの布外周長が遥かに長いため、ロール1回転に
つき巻戻される織布長が長くなり、満巻ロールが搬出位
置まで転動したときには、織布が大量に巻戻されてたる
み、織布が床面と接触して汚れたり、あるいは織機上の
他の機器に絡んだりする不都合があり、さらに織布を切
断して切断部を空ロールに巻き付ける際にたるみにより
皺が発生するなどの不都合があった。
【0006】上述のような満巻ロールの転動による不都
合を避けるため、一対の支持アームで満巻ロールの両端
部を支持し、支持アームをその基部を中心に揺動させる
ことにより、満巻ロールを搬出位置に移動させる試みが
なされている。この方法は上述の不都合は解決するが、
非常に重量のある満巻ロールを支持した支持アームを揺
動させるには、かなり大きい駆動力を必要とするので、
装置の大型化とコストのアップを招く恐れがあった。
【0007】そこで、本発明の目的は、織機の大型化を
招くことなく、織布を汚したり、巻付けの際に皺を発生
したりする不都合の発生を防止した織機の布巻ロール交
換装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、満巻ロールを、織機の巻取位置で保持し
た状態から開放して織機前方のロール搬出位置にロール
移動機構により移動させ、前記巻取位置に空ロール供給
機構により空ロールを供給し、この空ロールと前記満巻
ロールとの間でこの満巻ロールに連なる織布を巻付機構
で切断して空の布巻ロールに巻付ける機構の布巻ロール
交換装置であって、前記ロール移動機構は、巻取位置か
ら開放された満巻の布巻ロールを支持して織機の前後方
向に進退移動可能なスライド部材を有するロール支持手
段と、このロール支持手段のスライド部材を搬出位置に
向かって下り勾配に案内し、前記ロール支持手段に支持
された満巻の布巻ロールをスライド部材と一体に満巻の
布巻ロールの重力により搬出位置に移動させるスライド
案内手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は、満巻ロールとこれを支持したスライ
ド部材とを一体に移動させ、満巻ロールを支持したまま
搬出位置に移送するようにしたので、搬出位置まで転動
することにより織布が大量に巻き戻されて汚れたり、ま
た、切断後の巻き付け時に皺が発生したりする不都合を
解消することができる。
【0010】また、満巻ロールを進退自在なスライド部
材で支持すると共に、このスライド部材を搬出位置に向
かって下り勾配に案内して、満巻ロールの重力を利用し
て移動するようにしたので、大きな駆動力を必要とせ
ず、織機の大型化を防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を参照しながら実
施例により説明する。
【0012】図1〜図3は本発明の実施例の全体構成を
示す図で、図1は側面視説明図、図2は搬出側から見て
左フレームの正面視説明図、図3は搬出側から見た斜視
説明図である。図4〜図6は本実施例に関連する巻取機
構を示す図で、図4は布巻ロールを保持回転する巻取手
段を示す正面視説明図、図5は同じく巻取手段の要部側
面視説明図、図6は同じく駆動伝達手段を示す正面視説
明図である。図7は本実施例の巻付機構の要部の構成と
作動状態を示す側面視説明図である。図8〜図13はロ
ール移動機構および空ロール供給機構の作用説明図であ
る。図14は本実施例全体の作用を説明するフローチャ
ートである。
【0013】本実施例の織機のロール交換装置Eは、満
巻ロール3aを、織機の巻取位置6から織機前方のロー
ル搬出位置7にロール移動機構100により移動させ、
前記巻取位置6に空ロール供給機構170により空ロー
ル3bを供給し、この空ロール3bと前記満巻ロール3
aとの間でこの満巻ロール3aに連なる織布Wを巻付機
構200で切断して空ロール3bに巻付ける織機の布巻
ロール交換装置である。
【0014】そして、前記ロール移動機構100は、巻
取位置6から開放された満巻ロール3aの両端部下側に
それぞれ対向して設けられて前記満巻ロール3aを受け
これを支持する一対のスライド部材141を有するロー
ル支持手段140と、このロール支持手段140のスラ
イド部材141を前記移動方向に進退自在にかつ搬出位
置7に向かって下り勾配に支持案内する案内部材111
を有し、スライド部材141に移載された満巻ロール3
aを転動させることなくスライド部材141と一体に満
巻ロール3aの重力により搬出位置7に移動させるスラ
イド案内手段110とを備えたことを特徴とする構成で
ある。
【0015】本実施例は、ロール移動機構100と、空
ロール供給機構170と、巻付機構200とから構成さ
れているが、これら機構の説明をするに先立って、織機
本体のうちで本実施例に直接関係している巻取機構10
につき説明する。
【0016】織機本体には左右にサイドフレーム1,2
が設けられており、本実施例は主としてこれらサイドフ
レーム1,2に取付けられている。また、本実施例に使
用する布巻ロール3は図4に示すように、両端が閉じた
筒状部材からなり、閉じた両端面には保持孔4,4が設
けられており、この保持孔4に後述する巻取ヘッドが嵌
まって保持位置決めがなされる。また、保持孔4の外周
部には、半径方向に沿って被係合溝5,5が形成されて
おり、これが巻取機構10に係合して回動駆動され織布
Wが巻き取られる。なお、布巻ロール3に対し満巻ロー
ル3a、空ロール3bと称する。
【0017】巻取機構10は、布巻ロール3を支持回転
する巻取手段20と、この巻取手段20に織機主軸から
の回転駆動を伝達する駆動伝達手段60と、この駆動伝
達手段60の駆動力伝達の作動・停止(非作動)を操作
するクラッチ操作手段80とから構成されている。
【0018】巻取手段20は、サイドフレーム1とサイ
ドフレーム2とにそれぞれ設けられた対向した2つの部
分からなっている。サイドフレーム1側は駆動側で、サ
イドフレーム1に取付けられた軸受け部材21,22
(図6参照)により回転自在に支持された巻取駆動軸2
3を備えている。この巻取駆動軸23の先端側(布巻ロ
ール3側)は径小なチャック取付け軸部24を設け段部
25が形成されており、このチャック取り付け軸部24
に駆動チャック26が摺動自在に取付けられている。
【0019】この駆動チャック26は板状の円環部材か
らなるばね受け体27と、挿入孔28を有する円筒状部
材からなるチャック本体29とからなっている。ばね受
け体27は上記段部25に当接し、後述するばね体を受
け止めるものである。チャック本体29は挿入孔28に
より取付け軸部24に摺動自在にかつ、滑りキー30に
より一体回転するように嵌合している。また、このチャ
ック本体29の先端側(布巻ロール側)には布巻ロール
3の保持孔4に嵌まり心出しをする心出し部31aと、
心出し部314に布巻ロール3を案内するテーパ部31
cと布巻ロール3の端面に当接する当接部31bとから
なるロール保持部31が形成されている。
【0020】一方、チャック本体29のばね受け体27
に対向した部位には、径大部と径小部とからなる凹部3
2Aが形成されており、さらに径小部底面には挿入孔2
8と同心にばね保持溝32が設けられている。そして、
このばね保持溝32と、ばね受け体27との間には、圧
縮ばね33が挿入されており、チャック本体29全体が
常時巻取駆動軸23の先端側へ押圧されている。また、
チャック本体29の先端側には軸線に沿って長孔34が
設けられており、ここに係合爪35がピン36により回
動自在に取付けられている。この係合爪35は内挿され
た案内ピン37Aにより支持された圧縮ばね37により
常時先端側に押圧されており、布巻ロール3の被係合溝
5に挿入されて、布巻ロール3を回転駆動する。また、
外周には操作溝38が設けられており、この操作溝38
はチャック本体29を巻取駆動軸23上でその先端側に
進退させるためのものである。
【0021】また、この駆動チャック26の上方にエア
ーシリンダからなるチャック操作体39と操作レバー4
0が設けられている。チャック操作体39はサイドフレ
ーム1に取付けられており、図5に示すように下部に延
びるブラケット部にピン41を備えている。操作レバー
40はこのピン41により回動自在に取付けられてお
り、この操作レバー40は下方がフォーク状に形成さ
れ、このフォーク部の下端部に係合ピン42が取付けら
れている。この係合ピン42が操作溝38に嵌まってお
り、操作体39の出力軸43の進退によりチャック本体
29が進退駆動される。
【0022】上記駆動側に対向して、サイドフレーム2
には従動チャック48が設けられている。すなわち、サ
イドフレーム2には軸受け部材45が取付けられてお
り、この軸受け部材45に回転自在に巻取従動軸46が
支持されている。この巻取従動軸46の中途部に径大部
が形成されており、ここから先端側がチャック取付け軸
部47になっている。このチャック取付け軸部47に従
動チャック48は取付けられており、ばね受け体49と
チャック本体50とから構成されている。これらばね受
け体49、チャック本体50は駆動側のものと同一構成
なので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省
略する。なお、従動側のチャック本体50には係合爪3
5は設けられていない。
【0023】また、従動チャック48の上方に設けられ
た操作体51、操作レバー52についても駆動側と同様
なので、従動チャックの場合と同様に詳細な説明は省略
する。
【0024】駆動伝達手段60は、図6に示すように上
記巻取駆動軸23に平行でサイドフレーム1に回転自在
に取付けられた第1伝達軸61を備えている。この第1
伝達軸61には中空の第2伝達軸62が2個の軸受け部
材62aを介して回転自在に外嵌されており、この第2
伝達軸62はサイドフレーム1に取付けられた軸受け部
材63に回転自在に支持されている。すなわち、第1伝
達軸61は、一端側を軸受け部材64により、他端側を
第2伝達軸62を介して軸受け部材63によりサイドフ
レーム1に回転自在に支持されている。
【0025】また、第2伝達軸62は、一端側にスプロ
ケット65が取付けられており、このスプロケット65
はチェーン66を介して図示しない織機主軸から回転が
与えられ、この回転はキー67により第2伝達軸62に
伝達される。また、第2伝達軸62の他端側には多板摩
擦クラッチ(クラッチと略称する)68の駆動側が取付
けられている。第2伝達軸62はクラッチ68の駆動側
と一体回転し、第1伝達軸61はキー69によりクラッ
チ68の被駆動側と一体回転する。
【0026】また、第1伝達軸61には、駆動歯車70
がキー71を介して一体回転するように取付けられてお
り、一方、この駆動歯車70に噛み合う従動歯車72が
巻取駆動軸23にキー73により一体回転するように取
付けられている。すなわち、織機主軸からの回転は、チ
ェーン66を経て第2伝達軸62を介し、クラッチ68
が作動状態のときは第1伝達軸61に伝えられ、歯車7
0,72を経て巻取駆動軸23が駆動され、クラッチ6
8が非作動(接続していない)のときは、第1伝達軸6
1に回転が伝えられず、巻取駆動軸23は回転しないよ
うになっている。
【0027】クラッチ操作手段80は、図2に示すよう
にサイドフレーム1に取付けられたブラケット81に設
けられたピン82により回動自在に支持された操作レバ
ー83を備えている。この操作レバー83は一端側に突
出位置の調節可能な当接子84が取付けられており、他
端側は圧縮ばね85により矢印86方向に押圧付勢され
ている。また、織機本体に固定されて取付けられた固定
部材88には、支持ピン89を介してエアーシリンダか
らなるクラッチ操作体90が回動自在に取付けられてい
る。このクラッチ操作体90の出力軸には連結体91が
取付けられており、一方、操作レバー83の他端部には
接続ピン92が取付けられている。
【0028】そしてこの接続ピン92と接続体91に形
成された長孔93とにより操作レバー83と接続体91
とが連結されている。上述の構成により、クラッチ操作
体90の出力軸が突出しているときは、操作レバー83
は、ばね85に押圧され、矢印86方向に回動され、ク
ラッチ68を作動状態に保ち、クラッチ操作体90の出
力軸が後退しているときは、操作レバー83は、ばね8
5に抗して矢印86と反対方向に回動し、クラッチ68
は非作動の状態に保たれる。
【0029】なお、巻取機構10は回動自在なレバー9
5に回転自在に支持されたローラ96を備えており、こ
のローラ96は、ばね体97により常時布巻ロール3側
に押圧され織布Wに圧接している。そして、織布Wは、
サフェスローラRa、プレスローラRbおよびローラ9
6の外側を経て巻取ロール3に巻取られるようになって
いる。
【0030】次に、本発明の重要構成要件であるロール
移動機構100につき説明する。本機構100は、巻取
位置(ロールの中心位置で示す)6にある満巻ロール3
aを搬出位置7に移動させる機構で、スライド案内手段
110と、このスライド案内手段110に取付けられた
移載手段120と、この移載手段120からの満巻ロー
ル3aを支持するロール支持手段140とから構成され
ている。なお、各手段は両サイドフレーム1,2側にそ
れぞれ同様な機構のものを設けて両方で1つの手段を構
成しているが、両サイドフレーム1,2のものは同様な
ものなので片側のみ説明する。
【0031】スライド案内手段110は、図1,図3で
示すようにメインブラケット111と、これに取り付け
られた2個のローラ体112a,bとからなっている。
メインブラケット111はサイドフレーム1の内側面に
取り付けられており、内側面から離間平行した広い取付
け面113を提供するもので、各手段が取り付けられて
いる。また、上端面は案内部114を備えたロール転動
面115に形成されている。また、2個のローラ体11
2a,bは、メインブラケット111に取付けられたロ
ーラピン116a,bと、これに回転自在に嵌まったロ
ーラ117a,bとからなっている。この2個のローラ
体112a,bは巻取位置6側のローラ112aに対
し、搬出位置7側のローラ112bは低く取付けられて
いる。これは後述するロール支持手段140の部材を搬
出位置7側に下り勾配に案内するためである。
【0032】また、本実施例では巻取位置6から満巻ロ
ール3aを開放してロール支持手段140に支持させる
手段としてロール移載手段120を備えており、ロール
移載手段120は、位置決めストッパ121を備えてい
る。この位置決めストッパ121は、メインブラケット
111にピン122により回動自在に取り付けられたL
形部材からなり、一端側は布巻ロール3を受けとめる平
らな受け部124になっており、他端側には連結ピン1
23が取付けられている。また、この位置決めストッパ
121の他端近傍にはエアーシリンダからなる位置決め
操作体125がメインブラケット111に取付けられて
おり、この位置決め操作体125には出力軸にフォーク
状の連結部材126が取付けられている。
【0033】そして、この連結部材126と位置決めス
トッパ121とは、位置決めストッパ121の他端側に
取付けられた上記ピン123を連結部材126に設けた
長孔128に挿通して連結されており、位置決め操作体
125の進退動により、位置決めストッパ121が回動
するようになっている。なお、位置決めストッパ121
の中途部には後述する空ロール供給機構170を操作す
る連結ロッド129の下端部が回動自在に取付けられて
いる。
【0034】また、位置決めストッパ121に対向して
押出しレバー130が設けられている。この押出しレバ
ー130は、一端側が取付けピン131によりメインブ
ラケット111に回動自在に取付けられており、他端側
には押出しローラ132が回転自在に取付けられてい
る。また、中途部と上記連結ピン123との間には、密
着巻きの連結ばね体133が張られており、位置決め操
作体125の進退により位置決めストッパ121が時計
方向に回動して、受け部124が満巻ロール3aから下
方に逃げると、押出しレバー130は満巻ロール3aを
押し出す方向に回動し、満巻ロール3aは、押し出され
て、転動面115上を転動し、ロール支持手段140に
移載される。なお、メインブラケット111および後述
するロール支持手段140のスライド部材141には前
記受け部124の回動動作に干渉する部分には逃げ溝1
18が形成されている。
【0035】ロール支持手段140は、矩形板状のスラ
イド部材141を備えている。このスライド部材141
には、細長い案内孔142が設けられており、上記ロー
ラ体112a,112bがこの案内孔142に嵌合する
ことにより、巻取位置6から搬出位置7の方向に進退自
在に支持されている。また、上述したように、スライド
部材141はローラ体112a,bにより搬出位置7に
向かって下り勾配に支持されており、搬出位置7の方に
容易に移動する。さらに上面には、円弧状の支持座14
3が形成されており、ここにロール移載手段120によ
り満巻ロール3aが移載されると、満巻ロール3aを転
動させることなく、安定支持する。したがって、スライ
ド部材141が鎖線で示す後退位置、すなわち、移載位
置にあるときに、満巻ロール3aが移載されると、満巻
ロール3aの重力により、スライド部材141は満巻ロ
ール3aと共に、下り勾配に沿って満巻ロール3aを搬
出位置7に転がす(転動させる)ことなく移動させる。
スライド部材141の移載位置は案内孔142の後端が
ローラ体112bに当接して決まり、搬出位置は、案内
孔142の後端がローラ体112aに当接して位置決め
がなされる。144は満巻ロール3aのストッパであ
る。
【0036】また、スライド部材141の下面には、復
帰ブラケット145が取付けられており、このブラケッ
ト145の下端部に復帰ローラ146が回転自在に取付
けられている。さらに、下方には復帰レバー147が下
端部を中心に回動自在に設けられており、この復帰レバ
ー147の上端部はフォーク状に形成され、ここに上記
復帰ローラ146が挿入されている。そして、復帰レバ
ー147とサイドフレーム1との間に引張りばねからな
る復帰ばね体148が張架されている。
【0037】この復帰ばね体148は搬出位置にあった
スライド部材141が満巻ロール3aが搬出された後、
ただちにスライド部材141を移載位置に復帰させるた
めのものである。これらの復帰ブラケット145、復帰
ローラ146、復帰レバー147、復帰ばね体148で
復帰手段150を構成している。
【0038】また、復帰レバー147の近傍には、待機
手段155が設けられている。これはサイドフレーム1
に取付けられたエアーシリンダからなる待機作動体15
6と、この出力軸に取付けられたフック部材157と、
復帰レバー147に取付けられた待機係合ピン158と
からなり、待機作動体156が後退することにより、フ
ック部材157と係合ピン158とが係合し、スライド
部材141を搬出位置7より巻取位置6側に設定した待
機位置7aに後退させるものである。このように後退さ
せるのは、満巻ロール3aを払い出す搬送車がくるま
で、満巻ロール3aが通路に突出して、通路使用の妨げ
となるのを防ぐためのもので、織機のレイアウト上、設
置スペースを節約できる効果がある。
【0039】次に、空ロール供給機構170につき説明
する。本機構170は、ガイド部材171と、空ロール
送出手段175とから構成されている。ガイド部材17
1は、サイドフレーム1,2に沿って上下方向に沿って
設けられた樋状部材からなっており、下端は巻取位置6
に臨んでいる。そして、空の布巻ロール3bの両端部を
案内して巻取位置6に導く。
【0040】空ロール送出手段175は、ガイド部材1
71の側壁に取付けられたブラケット176と、このブ
ラケット176にピン177により回動自在に取付けら
れた操作レバー178と、ブラケット176にピン17
9により回動自在に取付けられたストッパレバー180
と、両レバー178,180にピン181,182を介
して回動自在に取付けられて、両レバー178,180
を連結する連結レバー183とからなっている。また、
ストッパレバー180は、上端部に回転自在にローラ1
80aが取付けられており、また、連結ロッド129の
上端にストッパピン178aを有すると共に、上記連結
ロッド129により位置決めストッパ121に連結され
ている。そして、図1のように位置決めストッパ121
が突出してロール受けの位置にあるときは、ストッパレ
バー180により空ロール3bは空ロールストック位置
184に貯留され、位置決めストッパ121が下方に回
動して退避したときは、ストッパレバー180が後退し
て空ロール3bから外れ、空ロール3bが落下するが、
一方、ストッパピン178aが突出して空ロール3bの
落下を止める。そして、再び位置決めストッパ121が
上方に回動し、ロール受けの位置に戻ると、ストッパピ
ン178aは後退して空ロール3bは落下し、ストッパ
レバー180は前進して次の空ロール3bを貯留する位
置に戻る。なお、詳細な作用は図8〜図13を参照しな
がら後述する。
【0041】次に、図1,図3に示す巻付機構200に
つき図7にて詳細を説明する。本機構200は、サイド
フレーム1,2に固定された巻付け支持ピン201によ
って上下方向に回動自在に支持された巻付けアーム20
2を有している。このアーム202の一端側には、この
巻付けアーム202を回動させるエアーシリンダからな
る巻付作動体203が設けられている。この巻付作動体
203は作動体支持ピン204により回動自在に支持さ
れており、出力軸301はこの巻付けアーム202の一
端側に回動自在に連結され、突出により巻付けアーム2
02の他端を上昇させ、後退により、下降させるように
なっている。
【0042】また、巻付けアーム202の他端部には巻
付切断手段205が取付けられている。この巻付切断手
段205は、織布Wの幅方向に延在するチャンネル部材
206、このチャンネル部材206に支持された織布ガ
イド部材207、回転ローラ208、水噴射ノズル20
9、空気噴射ノズル300を備えている。また、モータ
210を備えた自走ユニット211を内蔵しており、こ
れに回転カッタ212が取付けられて、織布Wを布幅方
向に移動切断することができる。水噴射ノズル209は
織布に水を噴射し、空ロール3bへの織布Wの巻付きを
よくし、回転ローラ208は巻付けるためのものであ
る。詳細は作用と共に、後述する。
【0043】次に、本実施例および関連部分の作用を、
図14のフローチャートを参照しながら説明する。
【0044】ステップP1…図外の織機制御装置より、
布降ろし信号発生 ステップP2…クラッチ68後退(非作動となる) ステップP3…両チャック本体29,50後退満巻ロー
ル3a保持解除、係合爪35離脱(図8) ステップP4…位置決めストッパ121後退開始、押出
しレバー130前進開始(図9) ステップP5…ストッパレバー180後退開始、ストッ
パピン178a前進開始、満巻ロール若干量転動し、着
座(図10) ステップP6…位置決めストッパ121突出開始、押出
しレバー130後退開始(図11) ステップP7…ストッパレバー180前進、ストッパピ
ン178a後退、空ロール3b落下開始(図12) ステップP8…スライド部材141前進(図13) ステップP9…空ロール3b着座か?NOの場合は繰り
返す。YESの場合は次のステップに進む。 ステップP10…両チャック本体29,50前進、空ロ
ール3b把持 ステップP11…巻付けアーム202上昇 ステップP12…回転カッタ212走行、織布切断 ステップP13…水噴射ノズル209より水噴射、空ロ
ール3bに織布巻付け ステップP14…クラッチ68前進(作動となる)、係
合爪35入り空ロール3b回転開始 ステップP15…空気噴射ノズル300より空気噴射
(空ロールに織布巻付け) ステップP16…巻付けアーム202戻り ステップP17…満巻ロール3a搬出、空ロールセット 本実施例においては、搬出位置において満巻ロールを搬
出(払い出す)するように説明したが、ステップ16と
ステップ17の間でスライド部材141を待機位置7a
に後退させて通路を広く確保し、待機位置7aにおいて
搬出するようにしてもよい。
【0045】また、本実施例のように布巻ロールの回転
を直接織機主軸で駆動するようにした場合は、布巻ロー
ル回転用のモータを必要としないので、織機を安価、小
型に構成することができる。また、チャックの回転を止
める場合に、クラッチで主軸からの駆動伝達を遮断する
ようにしたので、係合爪を布巻ロールの被係合溝から容
易に離脱させることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、満巻ロ
ールとこれを支持したスライド部材とを一体に移動さ
せ、搬出位置に移送するようにしたので、搬出位置まで
転動させることにより織布が巻き戻されて汚れたり、ま
た、切断後の巻き付け時に皺が発生したりする不都合を
解消することができる。
【0047】また、満巻ロールを進退自在なスライド部
材で支持すると共に、このスライド部材を搬出位置に向
かって下り勾配に案内して、満巻ロールの重力を利用し
て移動するようにしたので、大きな駆動力を必要とせ
ず、織機の大型化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面視説明図。
【図2】同じく要部を示す正面視説明図。
【図3】同じく搬出側から見た斜視説明図。
【図4】本発明の実施例を適用した織機の要部(巻取手
段)の正面視説明図。
【図5】同じく織機の要部の正面視説明図。
【図6】同じく織機の要部の正面視説明図。
【図7】本発明の実施例の要部(巻付機構)の側面視説
明図。
【図8】同じく要部(ロール移動機構)の作用説明図。
【図9】同じく要部(ロール移動機構)の作用説明図。
【図10】同じく要部(ロール移動機構)の作用説明
図。
【図11】同じく要部(ロール移動機構)の作用説明
図。
【図12】同じく要部(ロール移動機構)の作用説明
図。
【図13】同じく要部(ロール移動機構)の作用説明
図。
【図14】同じく作用を説明するフローチャート。
【符号の説明】
3 布巻ロール 3a 満巻の布巻ロール(満巻ロール) 3b 空の布巻ロール(空ロール) 6 巻取位置 7 ロール搬出位置 7a 待機位置 100 ロール移動機構 110 スライド案内手段 111 案内部材 120 ロール移載手段 140 ロール支持手段 141 スライド部材 150 復帰手段 155 待機手段 200 巻付機構 W 織布
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−25747(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 49/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 満巻の布巻ロールを、織機の巻取位置で
    保持した状態から開放して織機前方のロール搬出位置に
    ロール移動機構により移動させ、前記巻取位置に空ロー
    ル供給機構により空の布巻ロールを供給し、この空の布
    巻ロールと前記満巻の布巻ロールとの間でこの満巻の布
    巻ロールに連なる織布を巻付機構で切断して空の布巻ロ
    ールに巻付ける機構の布巻ロール交換装置であって、 前記ロール移動機構は、巻取位置から開放された満巻の
    布巻ロールを支持して織機の前後方向に進退移動可能な
    スライド部材を有するロール支持手段と、このロール支
    持手段のスライド部材を搬出位置に向かって下り勾配に
    案内し、前記ロール支持手段に支持された満巻の布巻ロ
    ールをスライド部材と一体に満巻の布巻ロールの重力に
    より搬出位置に移動させるスライド案内手段とを備えた
    ことを特徴とする織機の布巻ロール交換装置。
  2. 【請求項2】 ロール支持手段は、搬出位置にある満巻
    の布巻ロールが搬出されたのちスライド部材を巻取位置
    側に復帰させる復帰手段を有することを特徴とした請求
    項1記載の織機の布巻ロール交換装置。
  3. 【請求項3】 ロール支持手段は、巻付機構の作動後搬
    出位置にある満巻の布巻ロールを巻取位置側に設定した
    所定の待機位置に後退させる待機手段を有することを特
    徴とした請求項1記載の織機の布巻ロール交換装置。
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