JP3345567B2 - 上向きグラウンドアンカー挿入装置 - Google Patents
上向きグラウンドアンカー挿入装置Info
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Description
ンカー挿入装置に係り、特に上向きのアンカー孔に長尺
のPCアンカーケーブルを効率よくかつ安全に挿入でき
るようにした上向きグラウンドアンカー挿入装置に関す
る。
るグラウンドアンカーは通常、下向きあるいは下方への
所定傾角をなして設計されている。このため岩盤地下空
間の永久支保を目的として上向きにグラウンドアンカー
を使用した施工例はあまり報告されていない。グラウン
ドアンカーを上向きに施工するためには、まず重量のあ
る長尺のPCケーブルを地盤に上向きに削孔したアンカ
ー孔内に確実に挿入する必要がある。このアンカー挿入
作業のために図5、図6に示した上方傾斜型アンカーの
施工方法が提案されている(特公昭64−1611号公
報参照)。
盤50上に設けられた支持台51の上部に設けられた滑
車52を介して、PCケーブル53を収容したシース5
4に取り付けられたワイヤーロープ55を支持台51下
に設置されたウインチ56を用いて巻き取り、PCケー
ブル53を上方傾斜のアンカー孔60に挿入するように
なっている。このときワイヤーロープ55はシース54
に沿って所定間隔をあけて取り付けられたホルダー57
によって支持されている。このホルダー57は図6に示
したように、2枚の鋼板を重ねた構造からなり、中央の
湾曲部57aでシース54を両側から挟み込むようにし
て連結ボルト58で一体化させるようになっている。ワ
イヤーロープ55はホルダー57の両端位置にストッパ
59を介して取り付けられている。
た装置を用いた場合、図5に示した地下空間の地盤面か
ら天端までの高さHが高い場合には支持台51は相当大
型となり、移動や設置に手間がかかるという問題があ
る。また、挿入作業の間、吊り上げられたシース54の
全体を保持する手段がないため、図示したようにアンカ
ー頭部が地上にある状態からシース54がアンカー孔6
0に挿入されていくと、シース54全体がワイヤーロー
プ55のみで吊り上げられた状態となり、不安定な上、
大変危険である。また、同装置ではウインチ56でワイ
ヤーロープ55を巻き取るに従って、シース54がアン
カー孔60に挿入されていくが、ホルダー57がアンカ
ー孔口元に達するたびにボルト締めしたホルダー57を
シース54から取り外す作業を行わねばならず、スムー
スな挿入作業が行えないという問題もある。
術が有する問題点を解消し、高い安全性を保持し、迅速
にアンカー用ケーブルを上向きのアンカー孔に挿入でき
るようにした上向きグラウンドアンカー挿入装置を提供
することにある。
に、本発明は、ベースマシンと、このベースマシンの先
端アームに装着され、長手方向に延在するホルダー本体
に沿ってアンカーユニットを収容するアンカーホルダー
と、このアンカーホルダーの前端近傍に取り付けられ、
前記ホルダー本体内を通じて前記アンカーユニットの後
端まで導かれ前記アンカーユニットを末端保持手段で保
持するワイヤーと、一端が前記ワイヤーの中間位置に着
脱可能に連結され他端が前記アンカーユニットのシース
を脱着自在に把持するシース保持手段に連結された分岐
ワイヤーとを巻き取り可能なワイヤー巻取装置とを備
え、前記先端アームを操作して前記アンカーユニットの
先端位置を上向きに削孔されたアンカー孔の口元に合わ
せた状態で前記ワイヤー巻取装置により前記ワイヤーを
巻き取って前記シース保持手段を前記アンカーホルダー
に沿って移動させることでに前記アンカーユニットを前
記アンカー孔内に連続的に挿入させるようにしたことを
特徴とする。
口元近傍まで引き寄せられた段階で取り外され、引き続
き前記ワイヤーを巻き取って前記末端保持手段を前記ア
ンカーホルダーに沿って移動させることで前記アンカー
ユニットを前記アンカー孔内に連続的に挿入させること
が好ましい。
を合わせるようにして前記アンカーユニットのシースを
把持させることが好ましい。
記アンカーホルダー先端にアンカープレートを装着可能
なアタッチメントを取り付け、前記先端アームの操作に
より前記アンカープレートを前記アンカー孔口元まで移
動させて据え付けるようにすることが好ましい。
アンカー挿入装置の一実施の形態について添付図面を参
照して説明する。図1は、地下掘削空間内において、本
発明の上向きグラウンドアンカー挿入装置1を用いて上
向きグラウンドアンカーを施工している状態を示した施
工状態図である。同図に示した上向きグラウンドアンカ
ー挿入装置1は、ベースマシン10と、このベースマシ
ン10に備えられたブーム11の先端に支持され、アン
カーユニット20を長手方向に保持可能なアンカーホル
ダー30と、アンカーホルダー30に取り付けられアン
カーホルダー30に保持されたアンカーユニット20を
アンカー孔2に送り込むワイヤー巻取装置40とを備え
ている。なお、本明細書ではシース21内に複数本のP
Cケーブル22、グラウト注入管23及び排気管24を
一体的に収容して製作したアンカーケーブル束を「アン
カーユニット」と呼び、符号20を付す。
てクローラタイプのパワーショベルが用いられている。
ブーム11の先端には通常のアタッチメントとしてのバ
ケット(図示せず)に代えてアンカーホルダー30が取
り付けられている。ベースマシン10は従来機種と同様
にコックピット台座の旋回動作、ブーム11のチルト動
作に加えて先端アーム12が内蔵旋回モータ(図示せ
ず)により回転軸に対して360°の旋回動作が可能に
なっている。また、先端アーム12に沿って装着されて
いるシリンダロッド13の伸縮によりアンカーホルダー
30の傾きを細かく制御することができる。
カーユニット20の先端側は所定長さにわたりホルダー
本体内に収容され、ホルダー本体31のアンカーユニッ
ト20にはカバー32が所定間隔で4カ所取り付けられ
ている。ホルダー本体31とカバー32とは本実施の形
態では、溝形鋼からなり、カバー32が被せられた状態
で1辺が約150mmの正方形の内空断面が確保される
ようになっている。また、図2(a)に示したように、
カバー32はホルダー本体31に蝶番33を介して取り
付けられているので、アンカーホルダー30にアンカー
ユニット20を収容するには、前後に取り付けられてい
るスタンド34を利用してアンカーホルダー30を水平
状態にして各カバー32を開いてホルダー本体31にア
ンカーユニット20を載置するようにすればよい。な
お、ホルダー本体31に使用する鋼材の形状、寸法はア
ンカーユニットを長手方向に対して確実に保持できるも
のであれば、適宜設定することができる。また、カバー
32をすることによりホルダー本体31内にアンカーユ
ニット20を収容するようになっているが、ホルダー本
体31でアンカーユニット20を確実に保持できる構造
であれば、カバー32は必要なくなる。
は図2(a)、(b)に示したように、ワイヤー巻取装
置40が取り付けられている。このワイヤー巻取装置4
0は本実施の形態では、電動モータ41と電動モータ4
1によって回転駆動するウインチ42からなり、ウイン
チ42のドラム42aにはアンカーユニット20をけん
引するための所定長さのワイヤー43が巻回されてい
る。このワイヤー43は図2(a)に示したように、ホ
ルダー本体31の先端に設けられたシーブ44を介して
ホルダー本体31内に導かれ、ホルダー本体31の後端
からさらにアンカーユニット20の後端まで引き出され
ている。その途中位置において公知のワイヤークリップ
45を介して分岐ワイヤー46が連結されている。この
分岐ワイヤー46の先端にはシース保持手段としてのシ
ース吊り金具25が取り付けられている。さらにワイヤ
ー43の後端には末端保持手段としての円筒形状の末端
キャップ47が取り付けられており、束ねられたPCケ
ーブル22の端部に被されている。ワイヤークリップ4
5はロック時にワイヤー43を確実に把持し、解放時に
ワイヤー43から容易に離脱させることができる。末端
保持手段としては末端キャップ47の他、シース吊り金
具25のような把持手段や公知の固定治具を適宜使用す
ることができる。
一部断面図である。シース保持手段としてのシース吊り
金具25は同図(b)に示したように、一端に蝶番26
が取り付けられた図3(b)の矢印で示したように回動
可能な2個の半割円筒管27からなり、管内面には長手
方向に沿って断面形状が波形となるように連続して内径
が変化する凹凸面28が形成されている。この凹凸面2
8は同図(a)に示したように、シース21の凹凸表面
にかみ合うようになっており、同図(b)に示した閉じ
た状態でシース21を堅固に把持できる。したがって、
ワイヤー43が図3(a)に示したように、ドラム42
aに巻き取られ、ホルダー本体31の長手方向に沿って
矢印A方向に引き寄せられると、ワイヤークリップ45
を介して分岐ワイヤー46でワイヤー43に連結されて
いるシース吊り金具25が把持したシース21もホルダ
ー本体31に沿って引き寄せられる。本実施の形態で
は、上述の半割円筒管を合わせるようにしてシースを把
持させているが、シースを確実に保持するとともに、シ
ースへの脱着が容易であれば、種々の治具を用いること
ができる。
入装置1を用いて上向きのアンカー孔2にアンカーユニ
ット20を挿入する作業について図1、図2を参照して
説明する。まず、図2に示したように、図示しないベー
スマシン10のアーム11の先端に取り付けられている
アンカーホルダー30を地盤上に水平に載置する。カバ
ー32をあけた状態でアンカーユニット20をホルダー
本体31内にセットする。併せてワイヤー43をウイン
チ42のドラム42aから引き出す。アンカーユニット
20の長手方向の中間位置付近のワイヤー43にワイヤ
ークリップ45を取り付け、分岐ワイヤー46に取り付
けられたシース吊り金具25でシース21を把持する。
このとき半割円筒管27の開放端に設けられている締付
けボルト29を用いて図3(b)に示したように、確実
にシース21を把持するようにしておくことが好まし
い。さらにワイヤー43の端部に取り付けられている末
端キャップ47をPCケーブル22の端部に被せてお
く。この状態から、図1に示したように、ベースマシン
10のブーム11を操作してアンカーホルダー30にセ
ットされているアンカーユニット20の先端キャップC
をアンカー孔2の口元に位置させる。このとき、高所作
業車5を用いて作業員6を乗せたバケット7がアンカー
孔2の口元に近づけるようにしておくことが好ましい。
また、この作業員6はアンカーユニット20の挿入作業
時に、アンカーユニット20の挿入状態を確認しながら
ワイヤー巻取装置40のリモートコントローラ8の操作
も行う。
口元に位置し、アンカーホルダー30の据え付け方向が
アンカー挿入方向とほぼ一致したことを確認してアンカ
ーユニット20の挿入作業を開始する。ワイヤー巻取装
置40を操作してワイヤー43を巻き取ると、ワイヤー
43に連結されているシース吊り金具25からアンカー
ユニット20をアンカー孔2の方向に押し上げるように
してアンカーユニット20がアンカー孔2内に挿入され
る。このときアンカーユニット20はアンカーホルダー
30をガイドとして挿入されるため、なめらかな挿入が
実現する。またシース吊り金具25の外径はアンカーホ
ルダー30の内法寸法より小さいため、シース吊り金具
25はアンカーユニット20とともに、アンカーホルダ
ー30内を通過して先端方向に引き寄せられる。ワイヤ
ー43が十分巻き取られ、ワイヤークリップ45が先端
のシーブ44の位置まで達したら、ワイヤークリップ4
5を解放してシース吊り金具25もシース21から取り
外す。さらにワイヤー43を巻き取ると、アンカーユニ
ット20はPCケーブルの端部に被せられた末端キャッ
プ47部分で全体が押し上げられるようにアンカー孔2
に挿入される。
置に来るまでアンカーユニット20がアンカー孔内に挿
入されたらチェーン等の仮受け具(図示せず)を用いて
アンカー頭部を口元付近で支持し、アンカーユニット2
0がアンカー孔2内に確実に保持されるようにする。こ
のアンカーユニット20は図2(a)に示したアンカー
保持用パッカーPをアンカー孔2の口元近傍で充填材の
充填によって膨張固化させることでアンカー孔2内に確
実に保持させることができる。
ト及びアンカー孔2内への外部グラウトが完了したらア
ンカー頭部の定着作業を行う。このときアンカーホルダ
ー30の先端に図4に示したような、アタッチメントを
35取り付け、このアタッチメント35にアンカープレ
ート36を装着できるようにした。アンカープレート3
6はアタッチメント35がスタンド39で支持され、水
平状態にあるときに底板37上にセットされ、側部が公
知の固定具(図示せず)で支持板38に固定される。そ
の後、ベースマシン10のブーム11の操作によりアン
カーホルダー20の向きを操作することで、大変重量の
あるアンカープレート36を容易かつ安全に取り付け位
置に据え付けることができる。
によれば、一連のアンカー挿入作業により迅速かつ安全
に上向きのグラウンドアンカーを挿入することができ
る。
置の一実施の形態による施工状態を示した状態説明図。
置のアンカーホルダーの構成を示した全体構成図。
図、断面図。
り付け用のアタッチメントを装着した状態を示した部分
拡大図。
た全体構成図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】ベースマシンと、このベースマシンの先端
アームに装着され、長手方向に延在するホルダー本体に
沿ってアンカーユニットを収容するアンカーホルダー
と、 このアンカーホルダーの前端近傍に取り付けられ、前記
ホルダー本体内を通じて前記アンカーユニットの後端ま
で導かれ前記アンカーユニットを末端保持手段で保持す
るワイヤーと一端が前記ワイヤーの中間位置に着脱可能
に連結され他端が前記アンカーユニットのシースを脱着
自在に把持するシース保持手段に連結された分岐ワイヤ
ーを巻き取り可能なワイヤー巻取装置とを備え、 前記先端アームを操作して前記アンカーユニットの先端
位置を上向きに削孔されたアンカー孔の口元に合わせた
状態で前記ワイヤー巻取装置により前記ワイヤーを巻き
取って前記シース保持手段を前記アンカーホルダーに沿
って移動させることでに前記アンカーユニットを前記ア
ンカー孔内に連続的に挿入させるようにしたことを特徴
とする上向きグラウンドアンカー挿入装置。 - 【請求項2】前記シース保持手段は、前記アンカー孔の
口元近傍まで引き寄せられた段階で取り外され、引き続
き前記ワイヤーを巻き取って前記末端保持手段を前記ア
ンカーホルダーに沿って移動させることで前記アンカー
ユニットを前記アンカー孔内に連続的に挿入させるよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の上向きグラウン
ドアンカー挿入装置。 - 【請求項3】前記シース保持手段は、半割円筒管を合わ
せるようにして前記アンカーユニットのシースを把持さ
せるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の上向きグラウンドアンカー挿入装置。 - 【請求項4】前記アンカーホルダー先端にアンカープレ
ートを装着可能なアタッチメントを取り付け、前記先端
アームの操作により前記アンカープレートを前記アンカ
ー孔口元まで移動させて据え付けるようにしたことを特
徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
上向きグラウンドアンカー挿入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18432997A JP3345567B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 上向きグラウンドアンカー挿入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18432997A JP3345567B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 上向きグラウンドアンカー挿入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1113398A JPH1113398A (ja) | 1999-01-19 |
| JP3345567B2 true JP3345567B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=16151422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18432997A Expired - Fee Related JP3345567B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 上向きグラウンドアンカー挿入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3345567B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003027897A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-29 | Maeda Corp | ロックボルトの挿入装置 |
| JP5325586B2 (ja) * | 2009-01-16 | 2013-10-23 | 株式会社大林組 | アンカーの挿入方法 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP18432997A patent/JP3345567B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1113398A (ja) | 1999-01-19 |
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