JP3348522B2 - 電力機器用絶縁監視装置 - Google Patents
電力機器用絶縁監視装置Info
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- Testing Relating To Insulation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置等の
電力機器の絶縁を監視する装置に関するものである。
電力機器の絶縁を監視する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置、ガス絶縁母線、変圧
器等の電力機器の絶縁状態を監視する装置として、電力
機器内で絶縁異常が生じたときに発生する部分放電を検
出する手段を設けて、該部分放電の有無を検出すること
により絶縁異常の有無を監視するようにしたものが用い
られている。
器等の電力機器の絶縁状態を監視する装置として、電力
機器内で絶縁異常が生じたときに発生する部分放電を検
出する手段を設けて、該部分放電の有無を検出すること
により絶縁異常の有無を監視するようにしたものが用い
られている。
【0003】電力機器内で部分放電が発生すると高周波
の電位振動が生じて電磁波が発生するため、部分放電の
検出手段としては、該電磁波を検出するアンテナを用い
ることが多い。
の電位振動が生じて電磁波が発生するため、部分放電の
検出手段としては、該電磁波を検出するアンテナを用い
ることが多い。
【0004】図4は一例としてガス絶縁開閉装置GIS
の内部で生じた部分放電を検出するために装置の構成部
品を収納した金属容器1内に部分放電検出用アンテナ3
を挿入した絶縁監視装置の例を示したものである。容器
1は、SF6 ガスを封入した複数の管状の容器1A,
1B,…からなっていて、隣り合う容器1A,1Bのフ
ランジ1a,1b間に絶縁スペーサ2が配置され、該絶
縁スペーサ2により主回路導体4が支持されている。こ
の例では、主回路導体4の端末部を収容した容器1Aの
開口部を閉鎖する蓋板5に孔5aが設けられ、孔5aを
通して容器1A内にループアンテナからなる部分放電検
出用アンテナ3が挿入されている。孔5aを閉じるよう
に板状の端子台6が取り付けられ、該端子台6を気密に
貫通させた同軸導体7の中心導体及び外側導体の一端に
アンテナ3の一端3a及び他端3b(給電点)が接続さ
れている。同軸導体7の他端にはコネクタ8を介して同
軸ケーブル9の一端が接続され、同軸ケーブル9の他端
はガス絶縁開閉装置GISから離れた箇所に設置された
検出部10の入力端子に接続されている。アンテナ3か
ら検出部10に至る伝送路の途中には多くの場合適宜の
個数のコネクタ11が存在する。図4に示した絶縁監視
装置の電気的な構成を図6に示した。
の内部で生じた部分放電を検出するために装置の構成部
品を収納した金属容器1内に部分放電検出用アンテナ3
を挿入した絶縁監視装置の例を示したものである。容器
1は、SF6 ガスを封入した複数の管状の容器1A,
1B,…からなっていて、隣り合う容器1A,1Bのフ
ランジ1a,1b間に絶縁スペーサ2が配置され、該絶
縁スペーサ2により主回路導体4が支持されている。こ
の例では、主回路導体4の端末部を収容した容器1Aの
開口部を閉鎖する蓋板5に孔5aが設けられ、孔5aを
通して容器1A内にループアンテナからなる部分放電検
出用アンテナ3が挿入されている。孔5aを閉じるよう
に板状の端子台6が取り付けられ、該端子台6を気密に
貫通させた同軸導体7の中心導体及び外側導体の一端に
アンテナ3の一端3a及び他端3b(給電点)が接続さ
れている。同軸導体7の他端にはコネクタ8を介して同
軸ケーブル9の一端が接続され、同軸ケーブル9の他端
はガス絶縁開閉装置GISから離れた箇所に設置された
検出部10の入力端子に接続されている。アンテナ3か
ら検出部10に至る伝送路の途中には多くの場合適宜の
個数のコネクタ11が存在する。図4に示した絶縁監視
装置の電気的な構成を図6に示した。
【0005】図4に示したガス絶縁開閉装置GIS内で
部分放電が発生すると、該部分放電により生じた電磁波
が導体4から放射され、アンテナ3により受信される。
アンテナ3により受信された信号は同軸ケーブル9を通
して検出部10に伝達される。部分放電により生じる電
磁波はパルス状の波形を有していて、広い帯域に亘る周
数成分を有している。検出部10は同軸ケーブル9を通
して伝送される信号を受信して部分放電の有無を判定す
る部分で、この検出部は例えば受信した信号を増幅して
検波する受信機と、該受信機の受信出力を処理するコン
ピュータ等の信号処理装置とにより構成される。この検
出部では、例えば、放送用電波等のノイズが少ない周波
数帯域に含まれる複数の周波数をそれぞれ測定点とし
て、各測定点において受信した信号のレベル(周波数成
分)を検出し、複数の測定点でそれぞれ検出した信号レ
ベルの平均値を基準値と比較することにより部分放電の
有無を判定する。
部分放電が発生すると、該部分放電により生じた電磁波
が導体4から放射され、アンテナ3により受信される。
アンテナ3により受信された信号は同軸ケーブル9を通
して検出部10に伝達される。部分放電により生じる電
磁波はパルス状の波形を有していて、広い帯域に亘る周
数成分を有している。検出部10は同軸ケーブル9を通
して伝送される信号を受信して部分放電の有無を判定す
る部分で、この検出部は例えば受信した信号を増幅して
検波する受信機と、該受信機の受信出力を処理するコン
ピュータ等の信号処理装置とにより構成される。この検
出部では、例えば、放送用電波等のノイズが少ない周波
数帯域に含まれる複数の周波数をそれぞれ測定点とし
て、各測定点において受信した信号のレベル(周波数成
分)を検出し、複数の測定点でそれぞれ検出した信号レ
ベルの平均値を基準値と比較することにより部分放電の
有無を判定する。
【0006】また電力機器内で部分放電が生じるとアン
テナ3が受信する信号の高周波域での周波数成分が増大
するので、検出部10にスペクトルアナライザを設け
て、該アナライザにより得た周波数スペクラムから部分
放電の有無を判定する場合もある。
テナ3が受信する信号の高周波域での周波数成分が増大
するので、検出部10にスペクトルアナライザを設け
て、該アナライザにより得た周波数スペクラムから部分
放電の有無を判定する場合もある。
【0007】図4に示した例では、部分放電検出用アン
テナ3を電力機器の内部に配置しているが、該アンテナ
を電力機器の外側に配置する場合もある。例えばガス絶
縁開閉装置の場合には、図5に示したように、容器1
A,1Bの間をガス区分する絶縁スペーサ2の外周に部
分放電検出用アンテナ3を取り付ける場合もある。図5
に示したアンテナ3は、矩形状の導電板3aにスロット
3bを形成した構造を有するスロットアンテナで、スロ
ット3bを絶縁スペーサ2の外周に臨ませた状態で配置
されて、導電板3aが絶縁スペーサ2の両側のフランジ
1a,1bの外周に固定されている。
テナ3を電力機器の内部に配置しているが、該アンテナ
を電力機器の外側に配置する場合もある。例えばガス絶
縁開閉装置の場合には、図5に示したように、容器1
A,1Bの間をガス区分する絶縁スペーサ2の外周に部
分放電検出用アンテナ3を取り付ける場合もある。図5
に示したアンテナ3は、矩形状の導電板3aにスロット
3bを形成した構造を有するスロットアンテナで、スロ
ット3bを絶縁スペーサ2の外周に臨ませた状態で配置
されて、導電板3aが絶縁スペーサ2の両側のフランジ
1a,1bの外周に固定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電力機器に取り付けた
部分放電検出用アンテナの出力を同軸ケーブルを通して
検出部に導くようにした絶縁監視装置では、アンテナと
検出部との間に複数のコネクタが介在するため、コネク
タの接触不良により信号の伝送が正常に行われなくなる
ことがある。また電力機器に対して何らかの作業を行っ
ている際にアンテナから検出部まで布設されている同軸
ケーブルに物が当って該同軸ケーブルが断線することも
ある。
部分放電検出用アンテナの出力を同軸ケーブルを通して
検出部に導くようにした絶縁監視装置では、アンテナと
検出部との間に複数のコネクタが介在するため、コネク
タの接触不良により信号の伝送が正常に行われなくなる
ことがある。また電力機器に対して何らかの作業を行っ
ている際にアンテナから検出部まで布設されている同軸
ケーブルに物が当って該同軸ケーブルが断線することも
ある。
【0009】上記のように部分放電検出用アンテナから
検出部に至る伝送路に異常が生じていると、部分放電が
生じてもそれを検出できないため、電力機器の異常が生
じた場合に迅速に対処することができず、機器の予測保
全を図ることができない。
検出部に至る伝送路に異常が生じていると、部分放電が
生じてもそれを検出できないため、電力機器の異常が生
じた場合に迅速に対処することができず、機器の予測保
全を図ることができない。
【0010】本発明の目的は、部分放電検出用アンテナ
から検出部に至る伝送路の状態を随時チェックできるよ
うにして、信頼性を確保することができるようにした電
力機器用絶縁監視装置を提供することにある。
から検出部に至る伝送路の状態を随時チェックできるよ
うにして、信頼性を確保することができるようにした電
力機器用絶縁監視装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力機器で生
じた部分放電により発生した電磁波を受信するように設
けられたアンテナと、前記アンテナにケーブルを介して
接続されて部分放電の有無を検出する検出部とを備えた
電力機器用絶縁監視装置に係わるものである。本発明に
おいては、アンテナの給電点とケーブルのアンテナ側の
端部との間に、アンテナに対して直列に接続される直列
枝路と、アンテナに対して並列に接続される並列枝路と
を有するテスト用インピーダンスを挿入する。このテス
ト用インピーダンスの直列枝路は、電磁波の周波数では
十分に小さいインピーダンス値を示すが、電磁波の周波
数よりも低い周波数(直流を含む)では十分に大きいイ
ンピーダンス値を示すように構成する。またテスト用イ
ンピーダンスの並列枝路は、電磁波の周波数で十分に大
きいインピーダンス値を示すように構成する。
じた部分放電により発生した電磁波を受信するように設
けられたアンテナと、前記アンテナにケーブルを介して
接続されて部分放電の有無を検出する検出部とを備えた
電力機器用絶縁監視装置に係わるものである。本発明に
おいては、アンテナの給電点とケーブルのアンテナ側の
端部との間に、アンテナに対して直列に接続される直列
枝路と、アンテナに対して並列に接続される並列枝路と
を有するテスト用インピーダンスを挿入する。このテス
ト用インピーダンスの直列枝路は、電磁波の周波数では
十分に小さいインピーダンス値を示すが、電磁波の周波
数よりも低い周波数(直流を含む)では十分に大きいイ
ンピーダンス値を示すように構成する。またテスト用イ
ンピーダンスの並列枝路は、電磁波の周波数で十分に大
きいインピーダンス値を示すように構成する。
【0012】なおテスト用インピーダンスの並列枝路
は、電磁波の周波数で十分に大きいインピーダンス値を
示すが、電磁波の周波数よりも低い周波数では検出部側
から計測が可能な程度に小さいインピーダンス値(電磁
波の周波数でのインピーダンス値と区別し得る程度に十
分小さいインピーダンス値)を示すように構成しておく
のが好ましい。
は、電磁波の周波数で十分に大きいインピーダンス値を
示すが、電磁波の周波数よりも低い周波数では検出部側
から計測が可能な程度に小さいインピーダンス値(電磁
波の周波数でのインピーダンス値と区別し得る程度に十
分小さいインピーダンス値)を示すように構成しておく
のが好ましい。
【0013】なお「電磁波の周波数よりも低い周波数で
は検出部側から計測が可能な程度に小さいインピーダン
ス値を示す」とは、電磁波の周波数よりも低い周波数で
検出部側から正常な状態にあるケーブルを通してテスト
用インピーダンスのインピーダンスを測定した場合の計
測値が、検出部側から断線状態にあるケーブルを通して
テスト用インピーダンスのインピーダンスを計測したと
きに得られる計測値と区別し得る程度に十分小さい値を
呈する必要があるとの趣旨である。
は検出部側から計測が可能な程度に小さいインピーダン
ス値を示す」とは、電磁波の周波数よりも低い周波数で
検出部側から正常な状態にあるケーブルを通してテスト
用インピーダンスのインピーダンスを測定した場合の計
測値が、検出部側から断線状態にあるケーブルを通して
テスト用インピーダンスのインピーダンスを計測したと
きに得られる計測値と区別し得る程度に十分小さい値を
呈する必要があるとの趣旨である。
【0014】上記テスト用インピーダンスの直列枝路
は、アンテナの一端とケーブルの一方の通電路との間に
介在するように設けられた直列コンデンサにより構成す
ることができ、並列枝路は、互いに直列に接続された抵
抗体と高周波阻止用コイルとを有して直列コンデンサを
介してアンテナの両端に並列に接続された誘導性インピ
ーダンスにより構成することができる。
は、アンテナの一端とケーブルの一方の通電路との間に
介在するように設けられた直列コンデンサにより構成す
ることができ、並列枝路は、互いに直列に接続された抵
抗体と高周波阻止用コイルとを有して直列コンデンサを
介してアンテナの両端に並列に接続された誘導性インピ
ーダンスにより構成することができる。
【0015】この場合、高周波阻止用コイルは、部分放
電により生じる電磁波の周波数(数10MHz以上)に
対してそのリアクタンスがほぼ無限大と見做せる程度
に、そのインダクタンスを十分に大きくしておくのが好
ましい。また直列コンデンサの静電容量は、電磁波の周
波数に対してそのリアクタンスがほぼ零と見做せる程度
に十分に大きく設定しておく。
電により生じる電磁波の周波数(数10MHz以上)に
対してそのリアクタンスがほぼ無限大と見做せる程度
に、そのインダクタンスを十分に大きくしておくのが好
ましい。また直列コンデンサの静電容量は、電磁波の周
波数に対してそのリアクタンスがほぼ零と見做せる程度
に十分に大きく設定しておく。
【0016】上記抵抗体としては必要に応じて感温抵抗
体を用いることができる。
体を用いることができる。
【0017】また上記テスト用インピーダンスの並列枝
路は、互いに直列に接続された第1のダイオードと第1
の抵抗体と第1の高周波阻止用コイルとを有する第1の
誘導性インピーダンスと、互いに直列に接続された第2
のダイオードと第2の抵抗体と第2の高周波阻止用コイ
ルとを有する第2の誘導性インピーダンスとにより構成
できる。この場合も直列枝路は、アンテナの一端とケー
ブルの一方の通電路との間に介在するように設けられた
直列コンデンサにより構成し、第1の誘導性インピーダ
ンス及び第2の誘導性インピーダンスを直列コンデンサ
を介してアンテナの両端に並列接続する。
路は、互いに直列に接続された第1のダイオードと第1
の抵抗体と第1の高周波阻止用コイルとを有する第1の
誘導性インピーダンスと、互いに直列に接続された第2
のダイオードと第2の抵抗体と第2の高周波阻止用コイ
ルとを有する第2の誘導性インピーダンスとにより構成
できる。この場合も直列枝路は、アンテナの一端とケー
ブルの一方の通電路との間に介在するように設けられた
直列コンデンサにより構成し、第1の誘導性インピーダ
ンス及び第2の誘導性インピーダンスを直列コンデンサ
を介してアンテナの両端に並列接続する。
【0018】この場合、第1のダイオード及び第2のダ
イオードは互いに逆方向に設け、第1の抵抗体は周囲温
度により抵抗値がほとんど変化しない抵抗体により構成
する。また第2の抵抗体は感温抵抗体により構成する。
イオードは互いに逆方向に設け、第1の抵抗体は周囲温
度により抵抗値がほとんど変化しない抵抗体により構成
する。また第2の抵抗体は感温抵抗体により構成する。
【0019】
【作用】上記のように、アンテナの給電点とケーブルの
アンテナ側の端部との間に、電磁波の周波数で十分小さ
いインピーダンス値を示す直列枝路と、電磁波の周波数
で十分大きなインピーダンス値を示す並列枝路とを有す
るテスト用インピーダンスを挿入しておくと、電磁波の
周波数よりも低い周波数(直流を含む)で検出部側から
同軸ケーブルを通してテスト用インピーダンスのインピ
ーダンス値を測定するか、または検出部側から同軸ケー
ブルに電磁波の周波数よりも低い周波数の電圧(直流電
圧を含む)を印加したときにテスト用インピーダンスを
通して流れる電流を測定して、その測定値を確認するこ
とにより、アンテナから検出部に至る信号の伝送路が正
常であるか否かを確認することができる。
アンテナ側の端部との間に、電磁波の周波数で十分小さ
いインピーダンス値を示す直列枝路と、電磁波の周波数
で十分大きなインピーダンス値を示す並列枝路とを有す
るテスト用インピーダンスを挿入しておくと、電磁波の
周波数よりも低い周波数(直流を含む)で検出部側から
同軸ケーブルを通してテスト用インピーダンスのインピ
ーダンス値を測定するか、または検出部側から同軸ケー
ブルに電磁波の周波数よりも低い周波数の電圧(直流電
圧を含む)を印加したときにテスト用インピーダンスを
通して流れる電流を測定して、その測定値を確認するこ
とにより、アンテナから検出部に至る信号の伝送路が正
常であるか否かを確認することができる。
【0020】したがって、伝送路のコネクタの異常の有
無や、同軸ケーブルの断線の有無等を随時確認しながら
絶縁監視を行わせることができ、信頼性を高めることが
できる。
無や、同軸ケーブルの断線の有無等を随時確認しながら
絶縁監視を行わせることができ、信頼性を高めることが
できる。
【0021】また上記の絶縁監視装置において、検出部
側から同軸ケーブルを通して直流電流を流すと、該直流
電流はテスト用インピーダンスの抵抗体を通して流れる
ことになる。したがってテスト用インピーダンスの抵抗
体として感温抵抗体を用いると、アンテナの近傍の温度
を測定することができる。
側から同軸ケーブルを通して直流電流を流すと、該直流
電流はテスト用インピーダンスの抵抗体を通して流れる
ことになる。したがってテスト用インピーダンスの抵抗
体として感温抵抗体を用いると、アンテナの近傍の温度
を測定することができる。
【0022】この場合、テスト用インピーダンスを電力
機器の容器内に配置しておけば、該容器内の温度を測定
することができる。
機器の容器内に配置しておけば、該容器内の温度を測定
することができる。
【0023】電力機器がガス絶縁開閉装置等のガス絶縁
機器である場合、絶縁性能を維持するために容器内のガ
ス圧力を常温での圧力値に換算してガス密度を管理する
ことが行われるが、この場合、ガス圧力の常温換算値を
演算するためには、容器内のガスの温度を検出すること
が必要である。本発明において、テスト用インピーダン
スの抵抗体を容器内に配置して、該抵抗体として感温抵
抗体を用いると、容器内の温度を検出できるため、上記
常温換算ガス圧力値の演算を正確に行わせることができ
る。
機器である場合、絶縁性能を維持するために容器内のガ
ス圧力を常温での圧力値に換算してガス密度を管理する
ことが行われるが、この場合、ガス圧力の常温換算値を
演算するためには、容器内のガスの温度を検出すること
が必要である。本発明において、テスト用インピーダン
スの抵抗体を容器内に配置して、該抵抗体として感温抵
抗体を用いると、容器内の温度を検出できるため、上記
常温換算ガス圧力値の演算を正確に行わせることができ
る。
【0024】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、同図
において3は部分放電検出用アンテナ、9はアンテナ3
が受信した信号を伝送する同軸ケーブル、10は同軸ケ
ーブル9を通して伝送された信号から部分放電の有無を
検出する検出部、11はケーブル9の途中に設けられた
コネクタである。
において3は部分放電検出用アンテナ、9はアンテナ3
が受信した信号を伝送する同軸ケーブル、10は同軸ケ
ーブル9を通して伝送された信号から部分放電の有無を
検出する検出部、11はケーブル9の途中に設けられた
コネクタである。
【0025】本発明においては、アンテナ3の給電点3
a,3bと同軸ケーブル9の一端との間にテスト用イン
ピーダンスZを挿入する。このテスト用インピーダンス
Zは、アンテナ3の一端とケーブル9の一方の通電路
(図示の例では中心導体)の一端との間に介在するよう
に設けられた直列コンデンサCsと、互いに直列に接続
された抵抗体RpとインダクタンスLpとを有して直列
コンデンサCsを介してアンテナ3の両端に並列に接続
された誘導性インピーダンスZiとからなっている。こ
の例では、直列コンデンサCsによりテスト用インピー
ダンスの直列枝路が構成され、誘導性インピーダンスZ
iによりテスト用インピーダンスの並列枝路が構成され
ている。
a,3bと同軸ケーブル9の一端との間にテスト用イン
ピーダンスZを挿入する。このテスト用インピーダンス
Zは、アンテナ3の一端とケーブル9の一方の通電路
(図示の例では中心導体)の一端との間に介在するよう
に設けられた直列コンデンサCsと、互いに直列に接続
された抵抗体RpとインダクタンスLpとを有して直列
コンデンサCsを介してアンテナ3の両端に並列に接続
された誘導性インピーダンスZiとからなっている。こ
の例では、直列コンデンサCsによりテスト用インピー
ダンスの直列枝路が構成され、誘導性インピーダンスZ
iによりテスト用インピーダンスの並列枝路が構成され
ている。
【0026】部分放電検出用アンテナ3は、図4に示す
ように電力機器の容器内に配置してもよく、図5に示し
たように電力機器の外側に配置してもよい。アンテナ3
を容器内に配置する場合、テスト用インピーダンスZは
容器内に配置してもよく、容器外に配置してもよい。例
えば図4のようにアンテナ3を設ける場合には、該アン
テナ3の給電点3a,3bとアンテナを支持する同軸導
体7との接続部にインピーダンスZを配置してもよく、
同軸導体7と同軸ケーブル9との接続部にインピーダン
スZを配置してもよい。
ように電力機器の容器内に配置してもよく、図5に示し
たように電力機器の外側に配置してもよい。アンテナ3
を容器内に配置する場合、テスト用インピーダンスZは
容器内に配置してもよく、容器外に配置してもよい。例
えば図4のようにアンテナ3を設ける場合には、該アン
テナ3の給電点3a,3bとアンテナを支持する同軸導
体7との接続部にインピーダンスZを配置してもよく、
同軸導体7と同軸ケーブル9との接続部にインピーダン
スZを配置してもよい。
【0027】本実施例において、インピーダンスZ及び
アンテナ3の部分の等価回路は図2(A)の通りで、ア
ンテナ3のインピーダンスZaは損失抵抗Raと静電容
量Caとの並列回路で表すことができる。
アンテナ3の部分の等価回路は図2(A)の通りで、ア
ンテナ3のインピーダンスZaは損失抵抗Raと静電容
量Caとの並列回路で表すことができる。
【0028】本発明においては、直列コンデンサCsの
静電容量を十分に大きくして、測定周波数帯域(数10
MHz以上)において、直列コンデンサCsのリアクタ
ンス(テスト用インピーダンスの直列枝路のインピーダ
ンス値)がほぼ零と見做すことができるようにしてお
く。例えば、直列コンデンサCsの静電容量を2000pF
とすればそのリアクタンスは50MHzで0.6 Ωとなり、
測定周波数帯域でほぼ零と見做すことができる。またテ
スト用インピーダンスの並列枝路のインダクタンスLp
は、測定周波数帯域でそのリアクタンスが実質的に無限
大と見做すことができる程度に(直列コンデンサCsと
アンテナのインピーダンスZaとの直列回路の合成イン
ピーダンスに比べて十分大きくなるように)十分に大き
くしておく。
静電容量を十分に大きくして、測定周波数帯域(数10
MHz以上)において、直列コンデンサCsのリアクタ
ンス(テスト用インピーダンスの直列枝路のインピーダ
ンス値)がほぼ零と見做すことができるようにしてお
く。例えば、直列コンデンサCsの静電容量を2000pF
とすればそのリアクタンスは50MHzで0.6 Ωとなり、
測定周波数帯域でほぼ零と見做すことができる。またテ
スト用インピーダンスの並列枝路のインダクタンスLp
は、測定周波数帯域でそのリアクタンスが実質的に無限
大と見做すことができる程度に(直列コンデンサCsと
アンテナのインピーダンスZaとの直列回路の合成イン
ピーダンスに比べて十分大きくなるように)十分に大き
くしておく。
【0029】また監視対象とする電力機器の温度の検出
を可能にするため、抵抗体Rpを周囲温度の変化に応じ
て抵抗値が変化する感温抵抗体(側温抵抗体)により構
成することができる。
を可能にするため、抵抗体Rpを周囲温度の変化に応じ
て抵抗値が変化する感温抵抗体(側温抵抗体)により構
成することができる。
【0030】前述のように、監視対象とする電力機器が
ガス絶縁開閉装置やガス絶縁母線のようなガス絶縁機器
である場合には、容器内のガス密度を管理するためにガ
スの温度を検出することが必要とされるが、上記抵抗体
Rpを感温抵抗体により構成して、該抵抗体を容器内に
配置しておけば、該抵抗体の抵抗値の変化を検出するこ
とによりガス温度を検出することができる。
ガス絶縁開閉装置やガス絶縁母線のようなガス絶縁機器
である場合には、容器内のガス密度を管理するためにガ
スの温度を検出することが必要とされるが、上記抵抗体
Rpを感温抵抗体により構成して、該抵抗体を容器内に
配置しておけば、該抵抗体の抵抗値の変化を検出するこ
とによりガス温度を検出することができる。
【0031】本実施例において、検出部10側から同軸
ケーブル9を通して直流電圧を印加したとすると、同軸
ケーブル9側からテスト用インピーダンスZとアンテナ
3とを見た場合のインピーダンスは、図2(B)に示す
ように実質的に抵抗体Rpのみで表すことができる。し
たがって検出部10側で同軸ケーブル9に一定の直流電
圧を印加して、同軸ケーブル9とテスト用インピーダン
スZとを通して流れる電流を検出すると、その電流の検
出値は印加電圧を同軸ケーブル9及びコネクタ11を含
む信号の伝送路のインピーダンスの抵抗分とテスト用イ
ンピーダンスZの抵抗体Rpの抵抗値との和で徐した値
になり、信号の伝送路が正常であれば、この電流の検出
値は一定になる。また印加電圧と電流との比(検出部1
0側からアンテナ側を見たインピーダンス)は一定にな
る。従って伝送路が正常であることが確認されている状
態で検出部10側から同軸ケーブル9に一定の直流電圧
を印加して、そのときに流れる電流を基準電流値として
検出しておき、随時検出部10側から同軸ケーブルに直
流電圧を与えたときに流れる電流を基準電流値と比較す
ることにより、伝送路が正常であるか否かを判断するこ
とができる。
ケーブル9を通して直流電圧を印加したとすると、同軸
ケーブル9側からテスト用インピーダンスZとアンテナ
3とを見た場合のインピーダンスは、図2(B)に示す
ように実質的に抵抗体Rpのみで表すことができる。し
たがって検出部10側で同軸ケーブル9に一定の直流電
圧を印加して、同軸ケーブル9とテスト用インピーダン
スZとを通して流れる電流を検出すると、その電流の検
出値は印加電圧を同軸ケーブル9及びコネクタ11を含
む信号の伝送路のインピーダンスの抵抗分とテスト用イ
ンピーダンスZの抵抗体Rpの抵抗値との和で徐した値
になり、信号の伝送路が正常であれば、この電流の検出
値は一定になる。また印加電圧と電流との比(検出部1
0側からアンテナ側を見たインピーダンス)は一定にな
る。従って伝送路が正常であることが確認されている状
態で検出部10側から同軸ケーブル9に一定の直流電圧
を印加して、そのときに流れる電流を基準電流値として
検出しておき、随時検出部10側から同軸ケーブルに直
流電圧を与えたときに流れる電流を基準電流値と比較す
ることにより、伝送路が正常であるか否かを判断するこ
とができる。
【0032】即ち、検出部10側で同軸ケーブル9に直
流電圧を印加したときに基準電流値に等しい電流が流れ
た場合には、伝送路が正常であることを検出することが
できる。また検出部10側で同軸ケーブル9に直流電圧
を印加したときに流れる電流が基準電流よりも大きいと
き、または該直流電圧を印加したときに直流電流が流れ
ないときには、伝送路の途中でコネクタに接触不良が生
じていること、または転送路の途中で断線が生じている
ことを検出することができる。
流電圧を印加したときに基準電流値に等しい電流が流れ
た場合には、伝送路が正常であることを検出することが
できる。また検出部10側で同軸ケーブル9に直流電圧
を印加したときに流れる電流が基準電流よりも大きいと
き、または該直流電圧を印加したときに直流電流が流れ
ないときには、伝送路の途中でコネクタに接触不良が生
じていること、または転送路の途中で断線が生じている
ことを検出することができる。
【0033】抵抗体Rpを感温抵抗体により構成した場
合には、検出部10側から同軸ケーブル9を通してテス
ト用インピーダンスに直流電圧を印加したときに流れる
電流の大きさから、抵抗体Rpが配置されている箇所の
温度を検出することができる。
合には、検出部10側から同軸ケーブル9を通してテス
ト用インピーダンスに直流電圧を印加したときに流れる
電流の大きさから、抵抗体Rpが配置されている箇所の
温度を検出することができる。
【0034】また、測定周波数帯域でのアンテナ3のイ
ンピーダンスは十分に小さく、インダクタンスLpのリ
アクタンスは十分に大きいため、測定周波数帯域におい
て同軸ケーブル9側からテスト用インピーダンスZ及び
アンテナ3を見た場合の等価回路は、図2(C)に示す
ように直列コンデンサCsのみで表すことができる。測
定周波数帯域における直列コンデンサCsのリアクタン
スは十分に小さいため、アンテナ3から検出部10への
信号の伝送は支障なく行われる。
ンピーダンスは十分に小さく、インダクタンスLpのリ
アクタンスは十分に大きいため、測定周波数帯域におい
て同軸ケーブル9側からテスト用インピーダンスZ及び
アンテナ3を見た場合の等価回路は、図2(C)に示す
ように直列コンデンサCsのみで表すことができる。測
定周波数帯域における直列コンデンサCsのリアクタン
スは十分に小さいため、アンテナ3から検出部10への
信号の伝送は支障なく行われる。
【0035】上記の説明では、検出部10側から同軸ケ
ーブル9を通してテスト用インピーダンスZに直流電圧
を印加したときに流れる直流電流の大きさから伝送路が
正常であるか否かを検出するとしたが、検出部10側か
ら同軸ケーブル9を通して所定の周波数の高周波信号を
印加して同軸ケーブル9を通してテストインピーダンス
Z側を見たインピーダンスを測定することによっても、
伝送路が正常であるか否かを検出することができる。
ーブル9を通してテスト用インピーダンスZに直流電圧
を印加したときに流れる直流電流の大きさから伝送路が
正常であるか否かを検出するとしたが、検出部10側か
ら同軸ケーブル9を通して所定の周波数の高周波信号を
印加して同軸ケーブル9を通してテストインピーダンス
Z側を見たインピーダンスを測定することによっても、
伝送路が正常であるか否かを検出することができる。
【0036】図3は本発明の他の実施例の等価回路を示
したもので、この例では、テスト用インピーダンスZ
が、アンテナ3の一端とケーブルの一方の通電路との間
に介在するように設けられた直列コンデンサCsと、互
いに直列に接続された第1のダイオードD1 、第1の抵
抗体Rp1及び第1の高周波阻止用インダクタンスRp1か
らなっていて、直列コンデンサCsを介してアンテナの
両端に並列に接続された第1の誘導性インピーダンスZ
i1と、互いに直列に接続された第2のダイオードD2 、
第2の抵抗体Rp2及び第2の高周波阻止用インダクタン
スLp2からなっていて直列コンデンサCsを介してアン
テナ3の両端に並列に接続された第2の誘導性インピー
ダンスZi2とにより構成されている。第1のダイオード
D1 及び第2のダイオードD2 は互いに逆方向に設けら
れている。この実施例では、第1の抵抗体Rp1が温度に
より抵抗値がほとんど変化しない基準抵抗体からなって
おり、第2の抵抗体Rp2が感温抵抗体からなっている。
監視対象とする電力用機器がガス絶縁機器である場合、
少なくとも感温抵抗体により構成する第2の抵抗体Rp2
は機器のガス温度を検知するように該機器の容器内に配
置することが好ましい。
したもので、この例では、テスト用インピーダンスZ
が、アンテナ3の一端とケーブルの一方の通電路との間
に介在するように設けられた直列コンデンサCsと、互
いに直列に接続された第1のダイオードD1 、第1の抵
抗体Rp1及び第1の高周波阻止用インダクタンスRp1か
らなっていて、直列コンデンサCsを介してアンテナの
両端に並列に接続された第1の誘導性インピーダンスZ
i1と、互いに直列に接続された第2のダイオードD2 、
第2の抵抗体Rp2及び第2の高周波阻止用インダクタン
スLp2からなっていて直列コンデンサCsを介してアン
テナ3の両端に並列に接続された第2の誘導性インピー
ダンスZi2とにより構成されている。第1のダイオード
D1 及び第2のダイオードD2 は互いに逆方向に設けら
れている。この実施例では、第1の抵抗体Rp1が温度に
より抵抗値がほとんど変化しない基準抵抗体からなって
おり、第2の抵抗体Rp2が感温抵抗体からなっている。
監視対象とする電力用機器がガス絶縁機器である場合、
少なくとも感温抵抗体により構成する第2の抵抗体Rp2
は機器のガス温度を検知するように該機器の容器内に配
置することが好ましい。
【0037】図3の実施例では、直列コンデンサCsに
よりテスト用インピーダンスの直列枝路が構成され、第
1の誘導性インピーダンスZi1と、第2の誘導性インピ
ーダンスZi2とにより、テスト用インピーダンスの並列
枝路が構成されている。
よりテスト用インピーダンスの直列枝路が構成され、第
1の誘導性インピーダンスZi1と、第2の誘導性インピ
ーダンスZi2とにより、テスト用インピーダンスの並列
枝路が構成されている。
【0038】図3に示したようにテスト用インピーダン
スを構成した場合には、検出部10側から同軸ケーブル
9を通して印加される直流電圧の極性を選ぶことによ
り、抵抗体Rp1またはRp2のいずれか一方のみに直流電
流を流して、伝送路の状態の確認と電力機器の温度の検
出とを行わせることができる。
スを構成した場合には、検出部10側から同軸ケーブル
9を通して印加される直流電圧の極性を選ぶことによ
り、抵抗体Rp1またはRp2のいずれか一方のみに直流電
流を流して、伝送路の状態の確認と電力機器の温度の検
出とを行わせることができる。
【0039】即ち、検出部10側で同軸ケーブル9にダ
イオードD1 のアノード側が正電位になる極性の直流電
圧を印加すると、抵抗値が一定の抵抗体Rp1を通して一
定の直流電流が流れるため、その電流値を確認すること
により伝送路の状態が正常であるか否かを検出すること
ができる。また検出部10側で同軸ケーブル9に、ダイ
オードD2 のアノード側が正電位になる極性の直流電圧
を印加すると、抵抗値が周囲温度に応じて変化する抵抗
体Rp2を通して直流電流が流れ、この直流電流の大きさ
がテスト用インピーダンスが配置された箇所の温度に相
応しているため、その電流値からテスト用インピーダン
スが配置された箇所の温度を検出することができる。
イオードD1 のアノード側が正電位になる極性の直流電
圧を印加すると、抵抗値が一定の抵抗体Rp1を通して一
定の直流電流が流れるため、その電流値を確認すること
により伝送路の状態が正常であるか否かを検出すること
ができる。また検出部10側で同軸ケーブル9に、ダイ
オードD2 のアノード側が正電位になる極性の直流電圧
を印加すると、抵抗値が周囲温度に応じて変化する抵抗
体Rp2を通して直流電流が流れ、この直流電流の大きさ
がテスト用インピーダンスが配置された箇所の温度に相
応しているため、その電流値からテスト用インピーダン
スが配置された箇所の温度を検出することができる。
【0040】また図3に示すようにテスト用インピーダ
ンスを構成する場合にも、テスト用インピーダンスは特
定の周波数に対して一定のインピーダンス値を示すの
で、検出部10側から同軸ケーブルを通して所定の周波
数の信号を印加して検出部からテスト用インピーダンス
側を見たインピーダンスを測定することによっても、伝
送路の状態を検出することができる。
ンスを構成する場合にも、テスト用インピーダンスは特
定の周波数に対して一定のインピーダンス値を示すの
で、検出部10側から同軸ケーブルを通して所定の周波
数の信号を印加して検出部からテスト用インピーダンス
側を見たインピーダンスを測定することによっても、伝
送路の状態を検出することができる。
【0041】以上本発明の好ましいと思われる実施例を
説明したが、本明細書に開示した発明の主な態様を以下
に挙げる。
説明したが、本明細書に開示した発明の主な態様を以下
に挙げる。
【0042】(1) 電力機器で生じた部分放電により
発生した電磁波を受信するように設けられたアンテナ
と、前記アンテナにケーブルを介して接続されて部分放
電の有無を検出する検出部とを備えた電力機器用絶縁監
視装置において、前記アンテナの給電点と前記ケーブル
のアンテナ側の端部との間に、前記アンテナに対して直
列に接続される直列枝路と、前記アンテナに対して並列
に接続される並列枝路とを有するテスト用インピーダン
スが挿入され、前記テスト用インピーダンスの直列枝路
は、前記電磁波の周波数で十分に小さいインピーダンス
値を示すが、電磁波の周波数よりも低い周波数及び直流
では十分に大きいインピーダンス値を示すように構成さ
れ、前記テスト用インピーダンスの並列枝路は、前記電
磁波の周波数で十分に大きいインピーダンス値を示す
が、電磁波の周波数よりも低い周波数及び直流では電磁
波の周波数でのインピーダンス値よりも十分に低いイン
ピーダンス値を示すように構成されていることを特徴と
する電力機器用絶縁監視装置。
発生した電磁波を受信するように設けられたアンテナ
と、前記アンテナにケーブルを介して接続されて部分放
電の有無を検出する検出部とを備えた電力機器用絶縁監
視装置において、前記アンテナの給電点と前記ケーブル
のアンテナ側の端部との間に、前記アンテナに対して直
列に接続される直列枝路と、前記アンテナに対して並列
に接続される並列枝路とを有するテスト用インピーダン
スが挿入され、前記テスト用インピーダンスの直列枝路
は、前記電磁波の周波数で十分に小さいインピーダンス
値を示すが、電磁波の周波数よりも低い周波数及び直流
では十分に大きいインピーダンス値を示すように構成さ
れ、前記テスト用インピーダンスの並列枝路は、前記電
磁波の周波数で十分に大きいインピーダンス値を示す
が、電磁波の周波数よりも低い周波数及び直流では電磁
波の周波数でのインピーダンス値よりも十分に低いイン
ピーダンス値を示すように構成されていることを特徴と
する電力機器用絶縁監視装置。
【0043】(2) 前記テスト用インピーダンスの直
列枝路は、前記アンテナの一端と前記ケーブルの一方の
通電路との間に介在するように設けられた直列コンデン
サからなり、前記テスト用インピーダンスの並列枝路
は、互いに直列に接続された抵抗体と高周波阻止用コイ
ルとを有して前記直列コンデンサを介してアンテナの両
端に並列に接続された誘導性インピーダンスからなって
いることを特徴とする上記(1)項に記載の電力機器用
絶縁監視装置。
列枝路は、前記アンテナの一端と前記ケーブルの一方の
通電路との間に介在するように設けられた直列コンデン
サからなり、前記テスト用インピーダンスの並列枝路
は、互いに直列に接続された抵抗体と高周波阻止用コイ
ルとを有して前記直列コンデンサを介してアンテナの両
端に並列に接続された誘導性インピーダンスからなって
いることを特徴とする上記(1)項に記載の電力機器用
絶縁監視装置。
【0044】(3) 前記抵抗体は感温抵抗体からなっ
ている上記(2)項に記載の電力機器用絶縁監視装置。
ている上記(2)項に記載の電力機器用絶縁監視装置。
【0045】(4) 前記テスト用インピーダンスの直
列枝路は、前記アンテナの一端とケーブルの一方の通電
路との間に介在するように設けられた直列コンデンサか
らなり、 前記テスト用インピーダンスの並列枝路は、
互いに直列に接続された第1のダイオードと第1の抵抗
体と第1の高周波阻止用コイルとを有して前記直列コン
デンサを介してアンテナの両端に並列に接続された第1
の誘導性インピーダンスと、互いに直列に接続された第
2のダイオードと第2の抵抗体と第2の高周波阻止用コ
イルとを有して前記直列コンデンサを介してアンテナの
両端に並列に接続された第2の誘導性インピーダンスと
を備え、前記第1のダイオード及び第2のダイオードは
互いに逆方向に設けられ、前記第1の抵抗体は周囲温度
により抵抗値がほとんど変化しない抵抗体からなり、第
2の抵抗体は感温抵抗体からなっていることを特徴とす
る上記(1)項に記載の電力機器用絶縁監視装置。
列枝路は、前記アンテナの一端とケーブルの一方の通電
路との間に介在するように設けられた直列コンデンサか
らなり、 前記テスト用インピーダンスの並列枝路は、
互いに直列に接続された第1のダイオードと第1の抵抗
体と第1の高周波阻止用コイルとを有して前記直列コン
デンサを介してアンテナの両端に並列に接続された第1
の誘導性インピーダンスと、互いに直列に接続された第
2のダイオードと第2の抵抗体と第2の高周波阻止用コ
イルとを有して前記直列コンデンサを介してアンテナの
両端に並列に接続された第2の誘導性インピーダンスと
を備え、前記第1のダイオード及び第2のダイオードは
互いに逆方向に設けられ、前記第1の抵抗体は周囲温度
により抵抗値がほとんど変化しない抵抗体からなり、第
2の抵抗体は感温抵抗体からなっていることを特徴とす
る上記(1)項に記載の電力機器用絶縁監視装置。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アンテ
ナと同軸ケーブルとの間にテスト用インピーダンスを挿
入したので、検出部側から同軸ケーブルを通してテスト
用インピーダンスのインピーダンス値を測定するか、ま
たは検出部側から同軸ケーブルに電圧を印加したときに
テスト用インピーダンスを通して流れる電流を測定して
その測定値を確認することにより、アンテナから検出部
に至る信号の伝送路が正常であるか否かを確認すること
ができる。したがって、伝送路のコネクタの異常の有無
や、同軸ケーブルの断線の有無等を随時確認しながら絶
縁監視を行わせることができ、信頼性を高めることがで
きる利点がある。
ナと同軸ケーブルとの間にテスト用インピーダンスを挿
入したので、検出部側から同軸ケーブルを通してテスト
用インピーダンスのインピーダンス値を測定するか、ま
たは検出部側から同軸ケーブルに電圧を印加したときに
テスト用インピーダンスを通して流れる電流を測定して
その測定値を確認することにより、アンテナから検出部
に至る信号の伝送路が正常であるか否かを確認すること
ができる。したがって、伝送路のコネクタの異常の有無
や、同軸ケーブルの断線の有無等を随時確認しながら絶
縁監視を行わせることができ、信頼性を高めることがで
きる利点がある。
【0047】またテスト用インピーダンスは、電磁波の
周波数ではその直列枝路が十分に小さいインピーダンス
値を示し、並列枝路が十分に大きいインピーダンス値を
示すように構成されているので、アンテナから検出部側
への信号の伝送には何等影響を与えずに、伝送路の異常
の有無を確認することができる。
周波数ではその直列枝路が十分に小さいインピーダンス
値を示し、並列枝路が十分に大きいインピーダンス値を
示すように構成されているので、アンテナから検出部側
への信号の伝送には何等影響を与えずに、伝送路の異常
の有無を確認することができる。
【0048】また請求項1または2に記載の発明によれ
ば、感温抵抗体に電流を流すことにより、該感温抵抗体
の近傍の温度を検出することができる。
ば、感温抵抗体に電流を流すことにより、該感温抵抗体
の近傍の温度を検出することができる。
【図1】本発明の実施例の電気的な構成を示した回路図
である。
である。
【図2】(A)は図1の実施例のテスト用インピーダン
ス及びアンテナの等価回路を示した回路図である。
(B)及び(C)はそれぞれテスト用インピーダンスの
直流に対する等価回路及び高周波に対する等価回路を示
した回路図である。
ス及びアンテナの等価回路を示した回路図である。
(B)及び(C)はそれぞれテスト用インピーダンスの
直流に対する等価回路及び高周波に対する等価回路を示
した回路図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部の等価回路を示した
回路図である。
回路図である。
【図4】本発明を適用する絶縁監視装置の構成例を示し
た構成図である。
た構成図である。
【図5】本発明を適用する絶縁監視装置の他の構成例の
要部を示した構成図である。
要部を示した構成図である。
【図6】従来の絶縁監視装置の電気的構成を示した回路
図である。
図である。
1 ガス絶縁開閉装置の容器 2 絶縁スペーサ 3 部分放電検出用アンテナ 3a,3b 給電点 9 同軸ケーブル 10 検出部 11 コネクタ GIS ガス絶縁開閉装置 Z テスト用インピーダンス Cs 直列コンデンサ Lp 高周波阻止用コイル Rp 抵抗体 Lp1 第1の高周波阻止用コイル Lp2 第2の高周波阻止用コイル Rp1 第1の抵抗体 Rp2 第2の抵抗体 D1 第1のダイオード D2 第2のダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/02 G08C 25/00 H02H 5/00
Claims (2)
- 【請求項1】 電力機器で生じた部分放電により発生し
た電磁波を受信するように設けられたアンテナと、前記
アンテナにケーブルを介して接続されて部分放電の有無
を検出する検出部とを備えた電力機器用絶縁監視装置に
おいて、 前記アンテナの給電点と前記ケーブルのアンテナ側の端
部との間に、前記アンテナに対して直列に接続される直
列枝路と、前記アンテナに対して並列に接続される並列
枝路とを有するテスト用インピーダンスが挿入され、 前記テスト用インピーダンスの直列枝路は、前記アンテ
ナの一端と前記ケーブルの一方の通電路との間に介在す
るように設けられた直列コンデンサからなっていて、前
記電磁波の周波数で十分に小さいインピーダンス値を示
すが、電磁波の周波数よりも低い周波数では十分に大き
いインピーダンス値を示すように構成され、 前記テスト用インピーダンスの並列枝路は、互いに直列
に接続された感温抵抗体と高周波阻止用コイルとを有し
て前記直列コンデンサを介してアンテナの両端に並列に
接続された誘導性インピーダンスからなっていて、前記
電磁波の周波数で十分に大きいインピーダンス値を示す
ように構成されていることを特徴とする電力機器用絶縁
監視装置。 - 【請求項2】 電力機器で生じた部分放電により発生し
た電磁波を受信するように設けられたアンテナと、前記
アンテナにケーブルを介して接続されて部分放電の有無
を検出する検出部とを備えた電力機器用絶縁監視装置に
おいて、 前記アンテナの給電点と前記ケーブルのアンテナ側の端
部との間に、前記アンテナに対して直列に接続される直
列枝路と、前記アンテナに対して並列に接続される並列
枝路とを有するテスト用インピーダンスが挿入され、 前記テスト用インピーダンスの直列枝路は、前記アンテ
ナの一端と前記ケーブルの一方の通電路との間に介在す
るように設けられた直列コンデンサからなっていて、前
記電磁波の周波数で十分に小さいインピーダンス値を示
すが、電磁波の周波数よりも低い周波数では十分に大き
いインピーダンス値を示すように構成さ れ、 前記テスト用インピーダンスの並列枝路は、互いに直列
に接続された第1のダイオードと第1の抵抗体と第1の
高周波阻止用コイルとを有して前記直列コンデンサを介
してアンテナの両端に並列に接続された第1の誘導性イ
ンピーダンスと、互いに直列に接続された第2のダイオ
ードと第2の抵抗体と第2の高周波阻止用コイルとを有
して前記直列コンデンサを介してアンテナの両端に並列
に接続された第2の誘導性インピーダンスとを備えてい
て、前記電磁波の周波数で十分に大きいインピーダンス
値を示すように構成され、 前記第1のダイオード及び第2のダイオードは互いに逆
方向に設けられ、 前記第1の抵抗体は周囲温度により抵抗値がほとんど変
化しない抵抗体からなり、 第2の抵抗体は感温抵抗体からなっていることを特徴と
する電力機器用絶縁監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14314394A JP3348522B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 電力機器用絶縁監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14314394A JP3348522B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 電力機器用絶縁監視装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819170A JPH0819170A (ja) | 1996-01-19 |
| JP3348522B2 true JP3348522B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=15331941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14314394A Expired - Fee Related JP3348522B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 電力機器用絶縁監視装置 |
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| JP (1) | JP3348522B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN113009298A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-22 | 国网河南省电力公司电力科学研究院 | Gis设备局部放电特高频与超声波联合检测系统及检测方法 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14314394A patent/JP3348522B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2944969A4 (en) * | 2013-01-08 | 2016-10-05 | Mitsubishi Electric Corp | STATUS CHECK FOR AN ANTENNA AND A CABLE CONNECTION AND TEST METHOD THEREFOR |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0819170A (ja) | 1996-01-19 |
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