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JP3349964B2 - 画像復号化装置 - Google Patents
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JP3349964B2 - 画像復号化装置 - Google Patents

画像復号化装置

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  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムにお
けるデータ受信装置、特に画像通信システムにおけるデ
ータ誤りや欠落等に起因した画像品質の低下を改善する
機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ電話やテレビ会議システ
ム、ビデオオンデマンド(VOD: Video On Demand)シス
テム等といった動画像伝送システムの実現に向け、動画
像符号化方法の国際標準化が進められており、代表的な
国際標準規格として、ITU-T勧告H.261やH.263、ISO標準
MPEG-1, 2, 4 (Moving Picture Experts Group)などが
知られている。
【0003】動画像を符号化して伝送する場合、伝送中
にエラーが発生すると、受信側では符号データを正しく
復号できなくなる。符号化される情報には、動きベクト
ルや画素値など、映像の一部にのみ影響を与える局所情
報と、フレーム時間情報や符号化モード情報など、フレ
ーム全体に影響を与える重要情報がある。局所情報にエ
ラーが発生した場合は、映像の一部が乱れるだけである
が、重要情報に伝送エラーが発生するとフレーム全体が
復号できなかったり、正しく表示できなかったりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】重要情報の一つに「フ
レームの時間情報」がある。現在の標準規格では、フレ
ームごとにフレーム時間情報を必ず挿入することになっ
ており、画像受信装置ではフレーム時間情報に従って復
号や表示のタイミングを決定している。
【0005】ITU-T勧告H.263では、8ビット(条件によ
っては10ビットの場合もあるが、以下では8ビットに
限って説明を行う)固定長の「Temporal Reference」で
フレーム時間情報を表わしている。入力映像のフレーム
(NTSC方式では1秒30枚)毎に0から255までの番
号を順に割り当て、符号化したフレームの番号をTRと
する。1秒10枚のフレームレートで符号化した場合に
は、TRは0、3、6、9、...という飛び飛びの値
をとる。255まで行くと次のフレームは0に戻る。
【0006】TRは固定長であるため、伝送中にエラー
が発生しても、必ず0から255までの値に復号されて
しまう。したがって、エラー検出することができない。
例えば、TR=8(00001000)の最下位1ビットにエラ
ーが発生すると、受信側ではTR=9(00001001)と復
号してしまう。下位のエラーは大きな影響は生じない
が、上位ビットにエラーが発生すると、大きく影響を及
ぼす。例えばTR=8の最上位1ビットに誤りが発生す
ると、TR=136(10001000)となり、表示時間が大
きくずれてしまう。
【0007】また、TRは固定長であり255の次は0
に戻るため、相対的なフレーム時間情報しか伝送できな
い。したがって、通常の復号器では前フレームよりも小
さいTRを受けた時は255を加えた絶対的なフレーム
時間情報に変換して扱う方法が一般的である。
【0008】例えば、前フレームがTR=253(1111
1101)で現フレームがTR=5(00000101)の場合に
は、現フレーム時間情報を255+5=260と絶対フ
レーム時間情報に変換して認識する。ところがこのよう
な方法を採用すると、例えばTR=15(00001111)に
エラーが発生してTR=11(00001011)と大小関係が
逆転してしまった場合に、フレーム時間情報を255+
11=266と認識してしまう可能性が高く、大きな表
示時間のずれを引き起こしてしまう。
【0009】さらに悪いことに、次のフレームで正しい
TR=21を受けたとしても、既に前フレームで266
と認識しているため、次のフレームでも再び大小関係が
逆転してしまうため、255+21=276と誤認識が
伝播してしまう。このエラー伝播は相対的なフレーム時
間情報を用いている限り、永久に復活しない。
【0010】またH.263やMPEG-4では、フレームを複数
のセグメント(GOB: Group Of Blockやスライス)に分
割して符号化することができるが、その際、それぞれの
セグメントに付けるヘッダ情報にフレーム時間情報を付
加することができるモード(以下、フレーム時間情報2
重化モードと呼ぶ)も存在する。
【0011】これまでは、TRはフレームのヘッダ情報
(各フレームの先頭のセグメントだけに付加されてい
た)にのみ格納されていたので、先頭セグメントにエラ
ーが発生した場合には、他のセグメントが正しく復号で
きてもTRを特定することができなかったが、フレーム
時間情報2重化モードを利用して各セグメント毎にTR
を格納すれば、正しく復号できたセグメントは正しいT
Rを得ることができる。
【0012】また、複数のセグメントが連続して欠落し
た場合に、これまでは図2のように異なるフレームの映
像を1つのフレームに復号する可能性があったが、この
フレーム時間情報2重化モードを利用すると、別々の正
しいフレームとして復号することが可能である。
【0013】ところが、このフレーム時間情報2重化モ
ードを利用している時にTRにエラーが発生した場合、
同一フレームを複数のフレームに誤認識してしまうこと
もある。例えば図3のように、2番目のセグメントでT
R=138と誤復号された場合、1番目のセグメントと
は異なるフレームと誤認識され、さらに3番目のセグメ
ントでは、正しくTR=10と復号したにも関わらず、
2番目のセグメントのTRと逆転しているため、255
+10=265と誤認識されてしまう。
【0014】以上のようなことから、フレーム時間情報
にエラーが発生しても大きなずれを生じることがなく、
さらに過去のエラーによる影響のないフレーム時間情報
復号方法が望まれる。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに以下のようにしたことを特徴とする。
【0016】フレーム時間情報を含む符号化データを復
号化し、そのフレーム時間情報の復号結果を得る画像復
号化装置において、過去のフレームのフレーム時間情報
の復号結果を記録するフレーム時間情報記録手段と、フ
レーム時間情報記録手段に記録された過去のフレームの
フレーム時間情報の復号結果に基づき現フレームのフレ
ーム時間情報の推定値を算出するフレーム時間情報推定
手段と、現フレームのフレーム時間情報の復号結果と現
フレームのフレーム時間情報の推定値を比較し、その現
フレームのフレーム時間情報の復号結果を修正して、修
正フレーム時間情報を算出するフレーム時間情報修正手
段とを備える。
【0017】また、フレームが複数の領域に分割され、
その各領域にフレーム時間情報を付加した符号化データ
を復号化し、各領域のフレーム時間情報の復号結果を得
る画像復号化装置において、過去のフレームのフレーム
時間情報の復号結果を記録するフレーム時間情報記録手
段と、現フレームの各領域のフレーム時間情報の復号結
果の中から所定の条件にしたがって選択した領域のフレ
ーム時間情報を現フレームのフレーム時間情報とするフ
レーム時間情報判定手段と、判定された現フレームのフ
レーム時間情報と現フレームのフレーム時間情報の推定
値を比較し、その現フレームのフレーム時間情報の復号
結果を修正して、修正フレーム時間情報を算出するフレ
ーム時間情報修正手段とを備える。
【0018】ここで、現フレームのフレーム時間情報の
復号結果と、現フレームのフレーム時間情報の推定値と
基準しきい値との和とを比較し、これらの大小関係に応
じて、現フレームのフレーム時間情報または現フレーム
のフレーム時間情報の推定値のいずれかを修正フレーム
時間情報とすることを特徴とする。また、フレームが複
数の領域に分割されている場合、現フレームのフレーム
時間情報の復号結果と、各領域のフレーム時間情報の復
号結果とを比較し、これらの関係から各領域のフレーム
時間情報を修正する。その上で、所定の条件にしたがっ
て選択した領域の修正フレーム時間情報を、現フレーム
のフレーム時間情報とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照しながら説明する。
【0020】(A)第1の実施形態 (A−1)第1の実施形態の特徴 第1の実施形態では、フレーム時間情報の復号に際し
て、過去のフレーム時間情報を利用して求めた推定値に
基づいて、復号結果を修正することを特徴とする。
【0021】(A−2)第1の実施形態の構成 図1は、第1の実施形態にかかる動画像復号化装置10
0の機能構成図である。この図1において、動画像復号
化装置100は、符号データ入力部101、復号化部1
02、動画像出力部103、フレーム時間情報修正部1
04、フレーム時間情報記録部105、フレーム時間情
報推定部106とから構成されている。
【0022】符号データ入力部101は、符号化された
動画像データを、ネットワークを介して動画像符号化装
置から受信したり、蓄積メディアのメモリから読み込ん
だりするものであり、入力した符号データを復号化部1
02へ与える。
【0023】復号化部102は、入力された符号データ
を復号するものである。復号の際、フレーム時間情報に
関しては、フレーム時間情報の復号結果をフレーム時間
情報修正部104へ与え、復号結果を修正したその修正
結果をフレーム時間情報修正部104から受ける。ま
た、フレーム時間情報修正部104から得たフレーム時
間情報とともに、復号データを動画像出力部103へ与
える。
【0024】動画像出力部103は、復号化部102か
ら与えられた復号データをモニタ用の表示装置などに出
力するものである。
【0025】フレーム時間情報修正部104は、復号化
部102から受けたフレーム時間情報の復号結果に対
し、フレーム時間情報推定部106から受けた推定値を
利用して、修正するものである。復号結果が直前フレー
ムのフレーム時間情報より大きく、かつ、推定値と修正
基準しきい値dの和よりも小さい場合は、復号結果が正
しいとして、復号化部102とフレーム時間情報記録部
105へ与える。復号結果が推定値と修正基準しきい値
dの和より大きい場合は、推定値を復号結果に置き換え
て、復号化部102へ与える。
【0026】フレーム時間情報記録部105は、フレー
ム時間情報修正部104から与えられたフレーム時間情
報を数フレームに渡って記録するものである。正しいと
判定された復号結果だけを記録してもよく、推定値を用
いた場合も含めて記録しても良い。ただし、推定値を含
めて記録する場合は、その旨も合わせて記録することが
望ましい。
【0027】フレーム時間情報推定部106は、フレー
ム時間情報記録部105に記録されている過去のフレー
ム時間情報からフレーム間隔を算出し、フレーム間隔の
平均値を直前フレームのフレーム時間情報に加算し、現
フレームのフレーム時間情報の推定値とするものであ
り、推定値をフレーム時間情報修正部104へ与える。
【0028】(A−3)第1の実施形態の動作 図4は、第1の実施形態の動作を表わすフローチャート
である。
【0029】動画像復号化装置100の復号化部102
は、フレーム時間情報を復号化する。フレーム時間情報
の復号結果が直前フレームよりも小さい場合は、既定値
(H.263では255)を復号結果に加算して絶対フレーム時
間情報に変換する(S11)。以下の処理では、フレー
ム時間情報としてすべて絶対フレーム時間情報を用い
る。
【0030】次に、フレーム時間情報推定部106は、
過去のフレーム時間情報のフレーム間隔の平均値を求め
(S12)、その平均値を直前フレームのフレーム時間
情報に加算したものを、現フレームのフレーム時間情報
の推定値とする(S13)。平均値を求める際に、有効
桁以下の値(例えばH.263のTRならば小数点以下の値)
は四捨五入が望ましいが、処理を簡素化して切り捨てま
たは切り上げにしても良い。
【0031】フレーム時間情報修正部104は、復号結
果を修正するか否かの判定を行い、復号結果が直前フレ
ームのフレーム時間情報より大きく、かつ、推定値と修
正基準しきい値dの和よりも小さい場合は(S14)、
復号結果を現フレームのフレーム時間情報と確定し(S
15)、確定したフレーム時間情報をフレーム時間情報
記録部105に記録する(S16)。
【0032】S14の復号結果の修正判定で復号結果が
推定値と修正基準しきい値dの和より大きい場合は、復
号結果が誤復号の可能性が高いとして、復号結果を用い
ず推定値を現フレームのフレーム時間情報に置き換える
(S17)。
【0033】推定値を採用したフレームのフレーム時間
情報は記録せず、平均値算出には用いないようにしてい
るが、推定値を記録してその後の平均値算出に利用して
も良い。また、フレーム間隔が著しく平均値からかけ離
れているフレームは、伝送中のトラブルなどが影響して
いる可能性が高いので、そのフレームのフレーム時間情
報は、平均値算出には用いないようにしても良い。
【0034】以上の動作により、エラーによるフレーム
時間情報の誤復号が発生した場合にも、安定した復号結
果を得ることができるようになる。例えば、過去のフレ
ーム間隔の平均値が約3であり、直前フレームのフレー
ム時間情報が5の場合、エラーによりTR=8(000010
00)をTR=136(10001000)と復号してしまって
も、推定値の5+3=8に修正することができる。
【0035】修正基準しきい値d=2としている場合、
TR=10(00001010)と誤復号した時には修正できな
いが、この程度のずれは表示映像にほとんど影響をしな
いため、問題はない。
【0036】逆に修正基準しきい値dを小さくしすぎる
と、フレーム間隔の変動が激しい符号化を行った場合
に、誤修正する可能性が出てくるので、修正基準しきい
値dはフレーム間隔の平均値と同程度、または平均値の
2〜3倍程度とすることが望ましい。
【0037】また、同様に過去のフレーム間隔の平均値
が約3で、直前フレームのフレーム時間情報が12の場
合、TR=15(00001111)にエラーが発生してTR=
11(00001011)と大小関係が逆転してしまうと、従来
ならフレーム時間情報を255+11=266と認識し
てしまう可能性が高いが、第1の実施形態では推定値の
12+3=15に修正することができる。これにより、
その後のフレームへのエラー伝播も防ぐことができる。
【0038】(A−4)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態によれば、フレーム時間
情報を誤復号した時に修正ができるので、フレームの表
示時間が大幅にずれることを防ぐことができる。これに
より、その後のフレームへのエラー伝播も防ぐことがで
きる。
【0039】修正に際しては、過去のフレーム間隔の平
均値を利用するため、確からしい修正が可能となる。ま
た、影響の少ない誤認識を許容することで、影響の大き
い誤修正の可能性を低くすることができる。
【0040】(A−5)第1の実施形態の変形例 第1の実施形態において、過去のフレーム時間情報を記
録する例を示したが、これに限定するものではない。フ
レーム間隔を求めた後に、フレーム間隔を記録するよう
にしても良い。さらにフレーム間隔の平均値を求めた後
に、平均値と平均値を算出するのに用いたフレーム数だ
けを記録するようにしても良い。この場合、直前フレー
ムのフレーム時間情報は別途記録しておく必要がある。
【0041】(B)第2の実施形態 (B−1)第2の実施形態の特徴 第2の実施形態では、第1の実施形態の画像復号化装置
に対して、過去のフレーム間隔の変動を記録する手段
と、フレーム間隔の変動に応じてフレーム時間情報の修
正基準しきい値を調節する手段を追加して構成する。
【0042】これにより、映像内容やネットワークの状
況によって変化するフレーム間隔に動的に対応して、フ
レーム時間情報の修正を的確におこなうことができる。
【0043】(B−2)第2の実施形態の構成 図5は、第2の実施形態の動画像復号化装置200の機
能構成図であり、第1の実施形態の動画像復号化装置1
00に修正基準しきい値調節部202とフレーム間隔変
動記録部203を追加したものである。図5において、
図1と同一の機能を有するものには同一符号を付してあ
る。ここでは第1の実施形態の構成と異なる部分につい
てのみ説明する。
【0044】フレーム時間情報修正部201は、第1の
実施形態のフレーム時間情報修正部104と同等の機能
を有し、さらに修正後のフレーム時間情報をフレーム間
隔変動記録部203へ与えるものである。また、修正の
際に用いる修正基準しきい値は、修正基準しきい値調節
部202によって調整可能となっている。
【0045】修正基準しきい値調節部202は、フレー
ム間隔変動記録部203に記録されている過去のフレー
ム間隔の変動を参考にして、現フレームの修正に用いる
修正基準しきい値を調節するものである。調節に際して
は、過去数フレームのフレーム間隔の変動が少ない場合
は修正基準しきい値を小さくし、変動が多い場合には修
正基準しきい値を大きくする。
【0046】フレーム間隔変動記録部203は、フレー
ム時間情報修正部201から与えられたフレーム時間情
報からフレーム間隔を算出し、過去数フレームに渡って
フレーム間隔を記録するものである。
【0047】(B−3)第2の実施形態の動作 図6は、第2の実施形態の動作例を表わすフローチャー
トである。図6において、図4と同一の動作を行うもの
には同一符号を付してある。ここでは第1の実施形態の
動作と異なる部分についてのみ説明する。
【0048】動画像復号化装置200のフレーム時間情
報推定部106が、第1の実施形態の動作と同様にフレ
ーム時間情報の推定値を求めた後(S11〜S13)、
修正基準しきい値調節部202が、過去の数フレームの
フレーム間隔の最大値Imaxと最小値Iminを求め(S2
1)、ImaxとIminの差に依存して修正基準しきい値dを
決定する(S22)。
【0049】例えば、修正基準しきい値dを、通常はフ
レーム間隔の平均値にセットしておき、フレーム間隔の
変動が大きくなった場合には、ImaxとIminの差を修正基
準しきい値dに加算する。
【0050】この後は、第1の実施形態の動作と同様に
フレーム時間情報修正部201が、フレーム時間情報の
修正を行う(S14〜S17)。S16において、第1
の実施形態と同様に推定値を採用したフレームのフレー
ム時間情報は記録せず、平均値算出には用いないように
しているが、推定値を記録してその後の平均値算出に利
用しても良い。
【0051】以上の動作により、フレーム間隔が安定し
ない場合でも的確にフレーム時間情報の修正を施すこと
ができる。例えば、動き量の変化が大きい映像を一定ビ
ットレートで符号化する際に、量子化サイズを固定にし
て、フレーム間隔を変動させる制御方式をとることもあ
るが、この場合、動きが大きい場合にはフレーム当たり
の発生符号量が多くなるのでフレーム間隔が大きくな
り、動きが小さい場合にはフレーム間隔が小さくなる。
【0052】このような符号化を行う場合に、第1の実
施形態のように修正基準しきい値dを固定して修正を行
うと、フレーム間隔が平均値よりもかなり大きくなって
符号化された場合に、誤復号と勘違いし、誤った修正を
施してしまうことになる。
【0053】しかし第2の実施形態を用いると、フレー
ム間隔の変動が大きい場合には、修正基準しきい値dが
大きくなるため、誤修正の可能性が低くなる。また、フ
レーム間隔の変動が小さい場合には、修正基準しきい値
dが小さくなるため、誤復号をもらさず修正することが
可能となる。
【0054】(B−4)第2の実施形態の効果 以上のように、第2の実施形態によれば、第2の実施形
態で説明したのと同様の効果が得られるのに加え、フレ
ーム間隔の変動が大きい場合でも、的確にフレーム時間
情報の修正を行うことが可能である。特に、フレーム間
隔の変動に応じて、変動が大きい場合は、ある程度の誤
復号は許容するが誤修正の可能性を低くするように動作
し、変動が小さい場合は、誤復号をもらさず確実に修正
するように動作することができる。
【0055】(C)第3の実施形態 (C−1)第3の実施形態の特徴 第3の実施形態では、第1の実施形態の画像復号化装置
に対して、符号化モード情報(フレーム内符号化、また
はフレーム間符号化)によりフレーム時間情報の修正基
準しきい値を調節する手段を追加して構成する。
【0056】これにより、フレーム内符号化された符号
データの伝送時に生じるフレーム間隔の変動に動的に対
応して、フレーム時間情報の修正を的確におこなうこと
ができる。
【0057】(C−2)第3の実施形態の構成 図7は、第3の実施形態の動画像復号化装置300の機
能構成図であり、第1の実施形態の動画像復号化装置1
00に、符号化モード準拠修正基準しきい値調節部30
3を追加したものである。図7において、図1と同一の
機能を有するものには同一符号を付してある。ここでは
第1の実施形態の構成と異なる部分についてのみ説明す
る。
【0058】復号化部301は、第1の実施形態の復号
化部102と同様の機能を有し、さらに、復号したフレ
ームの符号化モードを、符号化モード準拠修正基準しき
い値調整部303へ与えるものである。
【0059】フレーム時間情報修正部302は、第1の
実施形態のフレーム時間情報修正部104と同等の機能
を有し、さらに修正の際に用いる修正基準しきい値は、
符号化モード準拠修正基準しきい値調節部303によっ
て調節可能となっている。
【0060】符号化モード準拠修正基準しきい値調節部
303は、前フレームの符号化モードに基づいて現フレ
ームの修正に用いる修正基準しきい値を調節するもので
あり、前フレームと現フレームの符号化モードを記録し
ている。調節に際しては、前フレームがフレーム内符号
化モードの場合に、修正基準しきい値を大きくする。
【0061】(C−3)第3の実施形態の動作 図8は、第3の実施形態の動作例を表わすフローチャー
トである。図8において、図4と同一の動作を行うもの
には同一符号を付してある。ここでは第1の実施形態の
動作と異なる部分についてのみ説明する。
【0062】動画像復号化装置300のフレーム時間情
報推定部106が、第1の実施形態の動作と同様にフレ
ーム時間情報の推定値を求めた後(S11〜S13)、
符号化モード準拠修正基準しきい値調節部303が、前
フレームの符号化モードを判断し、前フレームの符号化
モードに基づいて修正基準しきい値dを決定する(S3
1)。S31の判断で、前フレームの符号化モードがフ
レーム間符号化の場合には、修正基準しきい値dをフレ
ーム間隔の平均値にセットする。(S32)。
【0063】S31の判断で、前フレームの符号化モー
ドがフレーム内符号化の場合には、修正基準値しきい値
をフレーム間隔の平均値のm倍にセットする(S3
3)。mは、フレーム間符号化モードとフレーム内符号
化モードでの発生符号量の比に依存する正の整数であ
り、通常は約2〜5とする。
【0064】この後は、第1の実施形態の動作と同様に
フレーム時間情報修正部302がフレーム時間情報の修
正を行う(S14〜S17)。S16において、第1の
実施形態と同様に推定値を採用したフレームのフレーム
時間情報は記録せず、平均値算出には用いないようにし
ているが、推定値を記録してその後の平均値算出に利用
しても良い。
【0065】以上の動作により、フレーム間符号化モー
ドとフレーム内符号化モードが混在して、フレーム間隔
が安定しない場合でも的確にフレーム時間情報の修正を
施すことができる。例えば、伝送エラーが発生して正常
に復号できない場合に、画像符号化装置に対して、フレ
ーム内符号化を要求して、エラー伝播を回避する「デマ
ンド型イントラリフレッシュ」を利用する場合には、予
定外のフレーム内符号化されたイントラフレームが発生
する。
【0066】イントラフレームは、フレーム間符号化さ
れた場合に比較して、発生符号量が数倍大きいため、伝
送に数倍時間がかかる。そのため、画像符号化装置では
送信バッファがいっぱいになるので、イントラフレーム
の伝送遅延時間の後に、次のフレームを符号化すること
が一般的である。
【0067】したがって、イントラフレームの次のフレ
ームは、フレーム間隔が平均よりも大きくなる可能性が
高くなる。第3の実施形態を用いると、このようなイン
トラフレームによるフレーム間隔の変動に的確に対応し
て、フレーム時間情報の修正を正しく行うことが可能と
なる。
【0068】(C−4)第3の実施形態の効果 以上のように、第3の実施形態によれば、第1の実施形
態で説明したのと同様の効果が得られるのに加え、イン
トラフレームによるフレーム間隔の変動が大きい場合で
も、的確にフレーム時間情報の修正を行うことが可能で
ある。特にデマンド型イントラリフレッシュを利用して
いる場合には、このようなフレーム間隔の変動が発生し
やすいため、より有効である。
【0069】(C−5)第3の実施形態の変形例 第3の実施形態において、前フレームの符号化モードに
基づいて修正基準しきい値を調整する例を示したが、こ
れに限定するものではない。符号化によっては、現フレ
ームの符号化モードに基づいて処理を行っても良い。ま
た、イントラフレームによるフレーム間隔の変動が数フ
レームに及ぶこともあるため、数フレームの符号化モー
ドを考慮するようにしても良い。
【0070】また、第3の実施形態は第1の実施形態に
機能追加する例を示したが、これに限定するものではな
い。第2の実施例と組み合わせて利用することも可能で
ある。
【0071】(D)第4の実施形態 (D)第4の実施形態の特徴 第4の実施形態では、フレームが複数のセグメントに分
割して符号化されており、各セグメントにフレーム時間
情報が付加されている「フレーム時間情報2重化モー
ド」を利用している場合に、復号された複数のフレーム
時間情報を比較して、正しいフレーム時間情報を得るこ
とを特徴とする。
【0072】(D−2)第4の実施形態の構成 図9は、第4の実施形態にかかる動画像復号化装置40
0の機能構成図である。この図9において、動画像復号
化装置400は、符号データ入力部401、復号化部4
02、動画像出力部403、フレーム時間情報判定部4
04、各セグメントフレーム時間情報記録部405とか
ら構成されている。
【0073】符号データ入力部401は、符号化された
動画像データを、ネットワークを介して動画像符号化装
置から受信したり、蓄積メディアのメモリから読み込ん
だりするものであり、入力した符号データを復号化部4
02へ与える。
【0074】復号化部402は、入力された符号データ
を復号するものである。復号の際、各セグメントのフレ
ーム時間情報に関しては、復号結果をフレーム時間情報
判定部404へ与え、そのフレームの最終的なフレーム
時間情報をフレーム時間情報判定部404から受ける。
また、フレーム時間情報判定部404から得た最終的な
フレーム時間情報とともに復号データを動画像出力部4
03へ与える。
【0075】動画像出力部403は、復号化部402か
ら与えられた復号データをモニタ用の表示装置などに出
力するものである。
【0076】フレーム時間情報判定部404は、復号化
部402から受けた各セグメントのフレーム時間情報の
復号結果を各セグメントフレーム時間情報記録部405
へ与えて記録し、同一フレームの各セグメントのフレー
ム時間情報の復号結果を用いて、そのフレームの正しい
フレーム時間情報を判定するものである。
【0077】各セグメントフレーム時間情報記録部40
5は、フレーム時間情報判定部404から与えられた各
セグメントのフレーム時間情報を1フレーム分、記録す
るものである。
【0078】(D−3)第4の実施形態の動作 図10は、第4の実施形態の動作を表わすフローチャー
トである。
【0079】動画像復号化装置400の復号化部402
は、セグメント毎に付加されているフレーム時間情報を
復号化する。各々のセグメントのフレーム時間情報の復
号結果が、直前フレームよりも小さくなっている場合
は、既定値(H.263では255)を加算して絶対フレーム時
間情報に変換する(S41)。以下の処理では、フレー
ム時間情報としてすべて絶対フレーム時間情報を用い
る。
【0080】その後、全てのセグメントの復号化が終了
したか否かを判定し、終了していない場合は、S41に
処理を進めS41からS42の処理を続ける(S4
2)。S42の判定で全てのセグメントの復号化が終了
した場合は、フレーム時間情報判定部404が、各セグ
メントにおけるフレーム時間情報の復号結果を集計し、
同一復号結果を有するセグメントが存在するか否かを判
定する(S43)。
【0081】S43の判定で、同一復号結果のセグメン
トが存在する場合は、さらに、異なる復号結果において
同一復号結果を有するセグメント数が最大で同数の復号
結果が存在するか否かを判定する(S44)。S44の
判定で同一復号結果のセグメント数が最大で同数存在す
る場合は、同一復号結果のセグメント数が最大の復号結
果のうち、直前フレームのフレーム時間情報よりも大き
い復号結果で最小のものをフレーム時間情報とする(S
45)。
【0082】S44の判定で同一復号結果を有するセグ
メント数が最大で同数の復号結果が存在しない場合は、
同一復号結果のセグメント数が最大の復号結果をフレー
ムのフレーム時間情報とする(S46)。また、S43
の判定で、全てのセグメントで異なる復号結果が得られ
た場合には、直前フレームのフレーム時間情報よりも大
きい復号結果の中から、最小のものをフレーム時間情報
とする(S47)。
【0083】以上の動作により、図3のように2番目の
セグメントでTR=138と誤復号された場合でも、1
番目と3番目のセグメントで得られているTR=10を
最終的なフレーム時間情報と判定することができ、同一
フレームが複数のフレームに分割表示される可能性が極
めて低くなる。
【0084】(D−4)第4の実施形態の効果 以上のように、第4の実施形態によれば、セグメント毎
に異なるフレーム時間情報の復号結果が得られた場合で
も、高い確率で正しいフレーム時間情報を得ることがで
きる。
【0085】(E)第5の実施形態 (E−1)第5の実施形態の特徴 第5の実施形態では、第4の実施形態の画像復号化装置
に対して、第1、第2または第3の実施形態と同様なフ
レーム時間情報を修正する手段を追加して構成する。
【0086】これにより、第1、第2または第3の実施
形態と、第4の実施形態の特徴を組み合わせた高い信頼
性のある画像復号化装置を実現できる。第5の実施形態
では、第4の実施形態を第1の実施形態と組み合わせた
例を中心に説明するが、第2、第3の実施形態との組み
合わせも同様に実現できる。
【0087】(E−2)第5の実施形態の構成 図11は、第5の実施形態の動画像復号化装置500の
機能構成図であり、第4の実施形態の動画像復号化装置
400に、フレーム時間情報修正部502、フレーム時
間情報記録部503、フレーム時間情報推定部505を
追加したものである。
【0088】図11において、図9と同一の機能を有す
るものには同一符号を付してある。ここでは第4の実施
形態の構成と異なる部分についてのみ説明する。
【0089】復号化部501は、第4の実施形態の復号
化部402と同等の機能を有し、各セグメントのフレー
ム時間情報の復号結果をフレーム時間情報修正部502
へ与えるとともに、最終的なフレーム時間情報をフレー
ム時間情報判定部505から受ける。また、フレーム時
間情報判定部505から得た最終的なフレーム時間情報
とともに復号データを動画像出力部403へ与える。
【0090】フレーム時間情報修正部502は、復号化
部501から受けた各セグメントのフレーム時間情報の
復号結果に対し、フレーム時間情報推定部504から受
けた推定値を利用して、修正するものである。復号結果
が直前フレームのフレーム時間情報より大きく、かつ、
推定値と修正基準しきい値dの和よりも小さい場合は、
復号結果が正しいとして、フレーム時間情報判定部50
5へ与える。復号結果が推定値としきい値の和より大き
い場合は、推定値を復号結果に置き換えて、フレーム時
間情報判定部505へ与える。この際、推定値である旨
も合わせてフレーム時間情報判定部505へ与える。
【0091】フレーム時間情報記録部503は、フレー
ム時間情報判定部505から与えられたフレーム時間情
報を複数フレーム記録するものである。
【0092】フレーム時間情報推定部504は、フレー
ム時間情報記録部503に記録されている過去のフレー
ム時間情報からフレーム間隔を算出し、フレーム間隔の
平均値を直前フレームのフレーム時間情報に加算し、現
フレームのフレーム時間情報を推定するものであり、推
定値をフレーム時間情報修正部502へ与える。
【0093】フレーム時間情報判定部505は、フレー
ム時間情報修正部502から受けた各セグメントのフレ
ーム時間情報の修正結果を各セグメントフレーム時間情
報記録部405へ与えて記録し、同一フレームの各セグ
メントのフレーム時間情報の復号結果を用いて、そのフ
レームの正しいフレーム時間情報を判定するものであ
る。
【0094】(E−3)第5の実施形態の動作 図12、図13は第5の実施形態の動作例を表わすフロ
ーチャートである。
【0095】動画像復号化装置500のフレーム時間情
報推定部504は、過去のフレーム時間情報のフレーム
間隔の平均値を求め(S51)、その平均値を直前フレ
ームのフレーム時間情報に加算したものを、現フレーム
のフレーム時間情報の推定値とする(S52)。
【0096】次に、復号化部501は、各セグメント毎
に付加されているフレーム時間情報を復号化する。フレ
ーム時間情報の復号結果が直前フレームよりも小さい場
合は、既定値(H.263では255)を復号結果に加算して絶
対フレーム時間情報に変換する(S53)。以下の処理
では、フレーム時間情報としてすべて絶対フレーム時間
情報を用いる。
【0097】フレーム時間情報修正部502は、復号結
果を修正するか否かの判定を行い、各セグメントのフレ
ーム時間情報の復号結果が直前フレームのフレーム時間
情報より大きく、かつ、推定値と修正基準しきい値dの
和よりも小さい場合は(S54)、復号結果を現セグメ
ントのフレーム時間情報とする(S55)。S54の復
号結果の修正判定で復号結果が推定値と修正基準しきい
値の和より大きい場合は、復号結果が誤復号の可能性が
高いとして、復号結果を用いず推定値を現フレームのフ
レーム時間情報に置き換える(S56)。
【0098】その後、全てのセグメントの復号化が終了
したか否かを判定し、終了していない場合は、S53に
処理を進めS53からS57の処理を続ける(S5
7)。S57の判定で全てのセグメントの復号化が終了
した場合は、フレーム時間情報判定部505が、各セグ
メントにおけるフレーム時間情報の復号結果を集計し、
推定値に修正されたものを除く復号結果の中で、同一復
号結果のセグメントが存在するか否かを判定する(S5
8)。
【0099】S58の判定で、同一復号結果のセグメン
トが存在する場合は、さらに、異なる復号結果において
同一復号結果を有するセグメント数が最大で同数の復号
結果が存在するか否かを判定する(S59)。S59の
判定で同一復号結果のセグメント数が最大で同数存在す
る場合は、同一復号結果のセグメント数が最大の復号結
果のうち、直前フレームのフレーム時間情報よりも大き
い復号結果で最小のものをフレーム時間情報とする(S
60)。
【0100】S59の判定で同一復号結果を有するセグ
メント数が最大で同数の復号結果が存在しない場合は、
同一復号結果のセグメント数が最大の復号結果をフレー
ムのフレーム時間情報とする(S61)。その後、確定
した現フレームのフレーム時間情報を、フレーム時間情
報記録部503に記録する(S62)。
【0101】また、S58の判定で、全てのセグメント
で異なる復号結果が得られた場合には、全てのセグメン
トで復号結果を推定値に修正したか否かを判定する(S
63)。S63の判定で、全てのセグメントが推定値に
修正されている場合には、推定値をフレームのフレーム
時間情報とする(S64)。S63の判定で、全てのセ
グメントで推定値に修正されていない場合は、推定値ま
たは推定値にもっとも近い復号結果をフレームのフレー
ム時間情報とする(S65)。
【0102】S62において、推定値を採用したフレー
ムのフレーム時間情報は記録せず、平均値算出に用いて
いないが、推定値を記録してその後の平均値算出に利用
しても良い。
【0103】以上の動作により、複数のセグメントで異
なるフレーム時間情報の復号結果が得られた場合におい
て、より確からしいフレーム時間情報を得ることが可能
となる。
【0104】(E−4)第5の実施形態の効果 以上のように、第5の実施形態によれば、第1、第2ま
たは第3の実施形態に加え、第4の実施形態で説明した
のと同様の効果が得られ、複数のセグメントで異なるフ
レーム時間情報の復号結果が得られた場合において、よ
り確からしいフレーム時間情報を得ることが可能とな
る。
【0105】(F)他の利用形態 上述の各実施形態において説明した画像復号化装置のそ
れぞれは、ハードウェアによって実現してもソフトウェ
アによって実現しても良い。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フレー
ム時間情報を誤復号した時に修正ができるので、フレー
ムの表示時間が大幅にずれることを防ぐことができる。
これにより、その後のフレームへのエラー伝播も防ぐこ
とができる。
【0107】修正に際しては、過去のフレーム間隔の平
均値を利用するため、確からしい修正が可能となる。ま
た、影響の少ない誤認識を許容することで、影響の大き
い誤修正の可能性を低くすることができる。
【0108】また、修正基準しきい値をフレーム間隔の
変動に応じて変更した場合には、フレーム間隔の変動が
大きい場合でも、的確にフレーム時間情報の修正を行う
ことが可能である。特に、フレーム間隔の変動に応じ
て、変動が大きい場合は、ある程度の誤復号は許容する
が誤修正の可能性を低くするように動作し、変動が小さ
い場合は、誤復号をもらさず確実に修正するように動作
することができる。
【0109】また、符号化モードによって修正基準しき
い値を変更した場合には、イントラフレームによるフレ
ーム間隔の変動が大きい場合でも、的確にフレーム時間
情報の修正を行うことが可能である。特にデマンド型イ
ントラリフレッシュを利用している場合には、このよう
なフレーム間隔の変動が発生しやすいため、より有効で
ある。
【0110】また、セグメント毎に異なるフレーム時間
情報の復号結果が得られた場合でも、高い確率で正しい
フレーム時間情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の画像復号化装置を示す機能構
成図である。
【図2】従来技術におけるフレーム時間情報2重化モー
ドの効果の説明図である。
【図3】従来技術におけるフレーム時間情報2重化モー
ドの問題点の説明図である。
【図4】第1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】第2の実施形態の画像復号化装置を示す機能構
成図である。
【図6】第2の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】第3の実施形態の画像復号化装置を示す機能構
成図である。
【図8】第3の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】第4の実施形態の画像復号化装置を示す機能構
成図である。
【図10】第4の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図11】第5の実施形態の画像復号化装置を示す機能
構成図である。
【図12】第5の実施形態の動作を示すフローチャート
(A)である。
【図13】第5の実施形態の動作を示すフローチャート
(B)である。
【符号の説明】
100、200、300、400、500・・・・・動画像復号化装置、10
1、401・・・・・符号データ入力部、102、301、402、501・・・
・・復号化部、103、403・・・・・動画像出力部、104、201、3
02、502・・・・・フレーム時間情報修正部、105、503・・・・・
フレーム時間情報記録部、106、504・・・・・フレーム時間
情報推定部、202・・・・・修正基準しきい値調節部、203・・・
・・フレーム間隔変動記録部、303・・・・・符号化モード準拠
修正基準しきい値調節部、404、505・・・・・フレーム時間
情報判定部、405・・・・・各セグメントフレーム時間情報記
録部。

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム時間情報を含む符号化データを
    復号化し、該フレーム時間情報の復号結果を得る画像復
    号化装置において、 過去のフレームのフレーム時間情報の復号結果を記録す
    る、フレーム時間情報記録手段と、 前記フレーム時間情報記録手段に記録された前記過去の
    フレームのフレーム時間情報の復号結果に基づき、現フ
    レームのフレーム時間情報の推定値を算出するフレーム
    時間情報推定手段と、 前記現フレームのフレーム時間情報の復号結果と前記現
    フレームのフレーム時間情報の推定値を比較し、該現フ
    レームのフレーム時間情報の復号結果を修正して、修正
    フレーム時間情報を算出するフレーム時間情報修正手段
    とを備えることを特徴とする画像復号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像復号化装置におい
    て、 前記フレーム時間情報推定手段は、前記フレーム時間情
    報記録手段に記録されている前記過去のフレームのフレ
    ーム時間情報に基づいてフレーム間隔の平均値を算出
    し、現フレームの直前フレームのフレーム時間情報に、
    該平均値を加算した値を前記現フレームのフレーム時間
    情報の推定値とすることを特徴とする画像復号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の画像復
    号化装置において、前記フレーム時間情報修正手段は、
    予め設定した修正基準となる修正基準しきい値を有し、 前記現フレームのフレーム時間情報の復号結果が、前記
    フレーム時間情報推定手段によって算出された前記現フ
    レームのフレーム時間情報の推定値と該修正基準しきい
    値との和と同じまたは小さい場合は、該現フレームのフ
    レーム時間情報の復号結果を前記修正フレーム時間情報
    とすることを特徴とする画像復号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2のいずれかに記載の画像復
    号化装置において、前記フレーム時間情報修正手段は、
    予め設定した修正基準となる修正基準しきい値を有し、 前記現フレームのフレーム時間情報の復号結果が、前記
    フレーム時間情報推定手段によって算出された前記現フ
    レームのフレーム時間情報の推定値と該修正基準しきい
    値との和と同じまたは小さく、かつ、現フレームの直前
    フレームのフレーム時間情報より大きい場合は、該現フ
    レームのフレーム時間情報の復号結果を前記修正フレー
    ム時間情報とすることを特徴とする画像復号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2のいずれかに記載の画像復
    号化装置において、前記フレーム時間情報修正手段は、
    予め設定した修正基準となる修正基準しきい値を有し、 前記現フレームのフレーム時間情報の復号結果が、前記
    フレーム時間情報推定手段によって算出された前記現フ
    レームのフレーム時間情報の推定値と該修正基準しきい
    値との和よりも大きい場合は、該現フレームのフレーム
    時間情報の推定値を前記修正フレーム時間情報とするこ
    とを特徴とする画像復号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載の画像復
    号化装置において、 前記フレーム時間情報修正手段で修正された修正フレー
    ム時間情報に基づいてフレーム間隔の変動を算出し、該
    フレーム間隔の変動に応じて前記修正基準しきい値を調
    節する修正基準しきい値調節手段を備えることを特徴と
    する画像復号化装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜5のいずれかに記載の画像復
    号化装置において、現フレームの直前フレームの符号化
    モードに応じて前記修正基準しきい値を調節する符号化
    モード準拠修正基準しきい値手段を備えることを特徴と
    する画像復号化装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像復号化装置におい
    て、 前記符号化モード準拠修正基準しきい値手段は、現フレ
    ームの符号化モードに応じて前記修正基準しきい値を調
    節することを特徴とする画像復号化装置。
  9. 【請求項9】 フレームが複数の領域に分割され、該フ
    レームおよび該各領域にフレーム時間情報を付加した符
    号化データを復号化し、該各領域のフレーム時間情報の
    復号結果を得る画像復号化装置において、 過去のフレームのフレーム時間情報の復号結果を記録す
    るフレーム時間情報記録手段と、 前記フレーム時間情報記録手段に記録された前記過去の
    フレームのフレーム時間情報の復号結果に基づき、現フ
    レームのフレーム時間情報の推定値を算出するフレーム
    時間情報推定手段と、 前記現フレームにおける各領域のフレーム時間情報の復
    号結果と前記現フレームのフレーム時間情報の推定値を
    比較し、該現フレームにおける各領域のフレーム時間情
    報の復号結果を修正して、各領域の修正フレーム時間情
    報を算出するフレーム時間情報修正手段と、 前記現フレームにおける各領域の修正フレーム時間情報
    の中から、所定の条件にしたがって選択した領域の修正
    フレーム時間情報を、前記現フレームのフレーム時間情
    報とするフレーム時間情報判定手段とを備えることを特
    徴とする画像復号化装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像復号化装置にお
    いて、 前記フレーム時間情報判定手段は、前記各領域の修正フ
    レーム時間情報のうち、同一の復号結果が最も多い領域
    の修正フレーム時間情報を前記フレームのフレーム時間
    情報とすることを特徴とする画像復号化装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の画像復号化装置にお
    いて、 前記フレーム時間情報判定手段は、前記各領域の修正フ
    レーム時間情報のうち、復号結果の値が最小の領域の修
    正フレーム時間情報を前記現フレームのフレーム時間情
    報とすることを特徴とする画像復号化装置。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の画像復号化装置にお
    いて、 前記フレーム時間情報判定手段は、前記各領域の修正フ
    レーム時間情報のうち、現フレームの直前フレームのフ
    レーム時間情報より大きく、かつ、復号結果の値が最小
    の領域の修正フレーム時間情報を前記現フレームのフレ
    ーム時間情報とすることを特徴とする画像復号化装置。
  13. 【請求項13】 請求項9から12のいずれかに記載
    の画像復号化装置において、 前記フレーム時間情報推定手段は、前記フレーム時間情
    報記録手段に記録されている前記過去のフレームのフレ
    ーム時間情報に基づいてフレーム間隔の平均値を算出
    し、前記現フレームの直前フレームのフレーム時間情報
    に該平均値を加算した値を、前記現フレームのフレーム
    時間情報の推定値とすることを特徴とする画像復号化装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項9から12のいずれかに記載の
    画像復号化装置において、 前記フレーム時間情報修正手段は、予め設定した修正基
    準となる修正基準しきい値を有し、 前記判定された現フレームのフレーム時間情報が、前記
    フレーム時間情報推定手段によって算出された前記現フ
    レームのフレーム時間情報の推定値と該修正基準しきい
    値との和と同じまたは小さい場合は、該判定された現フ
    レームのフレーム時間情報を前記現フレームのフレーム
    時間情報とすることを特徴とする画像復号化装置。
  15. 【請求項15】 請求項9から12のいずれかに記載の
    画像復号化装置において、 前記フレーム時間情報修正手段は、予め設定した修正基
    準となる修正基準しきい値を有し、 前記判定された現フレームのフレーム時間情報が、前記
    フレーム時間情報推定手段によって算出された前記現フ
    レームのフレーム時間情報の推定値と該修正基準しきい
    値との和と同じまたは小さく、かつ、現フレームの直前
    フレームのフレーム時間情報より大きい場合は、該判定
    された現フレームのフレーム時間情報を前記現フレーム
    のフレーム時間情報とすることを特徴とする画像復号化
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項9から12のいずれかに記載の
    画像復号化装置において、 前記フレーム時間情報修正手段は、予め設定した修正基
    準となる修正基準しきい値を有し、 前記判定された現フレームのフレーム時間情報が、前記
    フレーム時間情報推定手段によって算出された前記現フ
    レームのフレーム時間情報の推定値と該修正基準しきい
    値との和よりも大きい場合は、該現フレームのフレーム
    時間情報の推定値を前記現フレームのフレーム時間情報
    とすることを特徴とする画像復号化装置。
  17. 【請求項17】 請求項13から16のいずれかに記載
    の画像復号化装置において、前記フレーム時間情報修正
    手段で修正された修正フレーム時間情報に基づいてフレ
    ーム間隔の変動を算出し、該フレーム間隔の変動に応じ
    て前記修正基準しきい値を調節する修正基準しきい値調
    節手段を備えることを特徴とする画像復号化装置。
  18. 【請求項18】 請求項13から17のいずれかに記載
    の画像復号化装置において、 現フレームの直前フレームの符号化モードに応じて前記
    修正基準しきい値を調節する符号化モード準拠修正基準
    しきい値手段を備えることを特徴とする画像復号化装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の画像復号化装置に
    おいて、前記符号化モード準拠修正基準しきい値手段
    は、現フレームの符号化モードに応じて前記修正基準し
    きい値を調節することを特徴とする画像復号化装置。
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