JP3355441B2 - 下水道施設における非常用発電機の電力システム - Google Patents
下水道施設における非常用発電機の電力システムInfo
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- JP3355441B2 JP3355441B2 JP2000107261A JP2000107261A JP3355441B2 JP 3355441 B2 JP3355441 B2 JP 3355441B2 JP 2000107261 A JP2000107261 A JP 2000107261A JP 2000107261 A JP2000107261 A JP 2000107261A JP 3355441 B2 JP3355441 B2 JP 3355441B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ガスタービン・デ
ィーゼル機関・ガス機関・ガソリン機関を原動機とする
非常用発電機であって,下水道施設に設置するものの電
力システムに関する.
ィーゼル機関・ガス機関・ガソリン機関を原動機とする
非常用発電機であって,下水道施設に設置するものの電
力システムに関する.
【0002】下水道施設においては,豪雨時,流入する
汚水の増加に応じて機を逸することなく予備汚水ポンプ
(分流方式における雨水ポンプを含む.以下同じ.)を
運転し,揚水能力を確保することが非常に重要である.
汚水ポンプの運用を誤って管路から汚水を溢水させれ
ば,道路冠水や家屋浸水など都市機能・環境に極めて重
大な被害を及ぼすこととなる.
汚水の増加に応じて機を逸することなく予備汚水ポンプ
(分流方式における雨水ポンプを含む.以下同じ.)を
運転し,揚水能力を確保することが非常に重要である.
汚水ポンプの運用を誤って管路から汚水を溢水させれ
ば,道路冠水や家屋浸水など都市機能・環境に極めて重
大な被害を及ぼすこととなる.
【0003】ところで,豪雨は雷や台風に伴って発生す
るから,商用電力系統の突発停電(瞬時電圧低下を含
む.以下同じ)の恐れが常に付きまとっている.また,
近年は都市型気候変化による集中豪雨の発生,いわゆる
ヒートアイランド現象も顕著になってきている.こうし
た状況のもとで,豪雨時に全台フル運転している汚水ポ
ンプが,突発的な停電によって停止する危険性が潜在す
ることは,水害防止上看過出来ない問題である.下水道
施設の中にはその問題について改めて見直しと対策を迫
られるものがある.
るから,商用電力系統の突発停電(瞬時電圧低下を含
む.以下同じ)の恐れが常に付きまとっている.また,
近年は都市型気候変化による集中豪雨の発生,いわゆる
ヒートアイランド現象も顕著になってきている.こうし
た状況のもとで,豪雨時に全台フル運転している汚水ポ
ンプが,突発的な停電によって停止する危険性が潜在す
ることは,水害防止上看過出来ない問題である.下水道
施設の中にはその問題について改めて見直しと対策を迫
られるものがある.
【0004】
【従来の技術】この対策としては,流入水の一時貯溜方
法や,汚水ポンプの運転方法の工夫等も考えられている
が,電力システムにおいては,突発停電時の復旧時間を
短縮するため,母線を商用電力母線と自家発母線の2重
母線とし,負荷フィーダには電動式切替断路器を設置し
て切替操作を自動化たものがある.けれども,汚水ポン
プが一旦停止すると,再起動から吐出弁の全開までに1
台当たり数分を要するから,全台の運転完了までには少
なくとも十数分はかかる.そのうえ復旧過程で装置の不
具合や誤操作が発生すると,その時間はさらに長くなる
おそれもある.そう考えると,上記の最も有力な電力シ
ステムでも,汚水が短時間に大量に流入してきた場合
は,相対的に揚水が追いつかないことが懸念され,水害
のおそれは完全に無くならない.
法や,汚水ポンプの運転方法の工夫等も考えられている
が,電力システムにおいては,突発停電時の復旧時間を
短縮するため,母線を商用電力母線と自家発母線の2重
母線とし,負荷フィーダには電動式切替断路器を設置し
て切替操作を自動化たものがある.けれども,汚水ポン
プが一旦停止すると,再起動から吐出弁の全開までに1
台当たり数分を要するから,全台の運転完了までには少
なくとも十数分はかかる.そのうえ復旧過程で装置の不
具合や誤操作が発生すると,その時間はさらに長くなる
おそれもある.そう考えると,上記の最も有力な電力シ
ステムでも,汚水が短時間に大量に流入してきた場合
は,相対的に揚水が追いつかないことが懸念され,水害
のおそれは完全に無くならない.
【0005】この問題を抜本的に解決するには,豪雨時
には,汚水ポンプ等(監視制御装置・照明設備等を含
む.以下同じ)重要負荷を,無停電で非常用発電機によ
る単独運転に移行させてしまって,商用電力系統の突発
停電の影響を未然に防止することが最善の方策である
(以下これをスタンバイ運転という).けれども,従来
から通説では,非常用発電機とは商用電力系統の停電時
に使用するものと法規で規定されているから,停電発生
前に稼働させることは出来ないとか,無停電でスタンバ
イ運転にすることについても,非常用発電機と商用電力
系統との連系は法規で禁じているといわれていて,現に
このような方法は実施されていない.{例えば,東芝
『水道用電気設備ハンドブック』の6編45〜48頁,
同5編124〜126,128頁,或いは,関東通産局
資源エネルギー部監修『自家用電気工作物必携II』の
113頁<参考>欄⇒121頁,209〜220頁,3
95〜409頁を参照.}
には,汚水ポンプ等(監視制御装置・照明設備等を含
む.以下同じ)重要負荷を,無停電で非常用発電機によ
る単独運転に移行させてしまって,商用電力系統の突発
停電の影響を未然に防止することが最善の方策である
(以下これをスタンバイ運転という).けれども,従来
から通説では,非常用発電機とは商用電力系統の停電時
に使用するものと法規で規定されているから,停電発生
前に稼働させることは出来ないとか,無停電でスタンバ
イ運転にすることについても,非常用発電機と商用電力
系統との連系は法規で禁じているといわれていて,現に
このような方法は実施されていない.{例えば,東芝
『水道用電気設備ハンドブック』の6編45〜48頁,
同5編124〜126,128頁,或いは,関東通産局
資源エネルギー部監修『自家用電気工作物必携II』の
113頁<参考>欄⇒121頁,209〜220頁,3
95〜409頁を参照.}
【0006】しかし,関係法規を詳細に研究すると次の
ことが明らかである.ガスタービン・ディーゼル機関・
ガス機関・ガソリン機関を原動機とする非常用発電機の
運用については,大気汚染防止関係法規において,原則
として『常用または非常用の区分についての指導に厳正
を期す』ことになっているが,その一方で例外として,
『非常用施設であって,公共性の高い用途に用いられる
施設および建築設備については当該施設に係る業務が円
滑に実施されるよう十分配慮すること』としている.
{『大気汚染防止法施行令の一部を改正する政令の施行
等について』平成2年12月1日付,環大規第384
号,環境庁大気保全局通知,⇒『同』昭和62年11月
6日付,環大規第235号の記第三の一および五,なら
びに『非常用施設の取扱いについて』昭和62年11月
6日付,環大237号,環境庁大気保全局大気規制課長
通知,を参照}.よって,下水道施設においては,適切
な方法をとるならば,非常用発電機を商用電力系統の突
発停電前に稼動させることも許される余地がある.
ことが明らかである.ガスタービン・ディーゼル機関・
ガス機関・ガソリン機関を原動機とする非常用発電機の
運用については,大気汚染防止関係法規において,原則
として『常用または非常用の区分についての指導に厳正
を期す』ことになっているが,その一方で例外として,
『非常用施設であって,公共性の高い用途に用いられる
施設および建築設備については当該施設に係る業務が円
滑に実施されるよう十分配慮すること』としている.
{『大気汚染防止法施行令の一部を改正する政令の施行
等について』平成2年12月1日付,環大規第384
号,環境庁大気保全局通知,⇒『同』昭和62年11月
6日付,環大規第235号の記第三の一および五,なら
びに『非常用施設の取扱いについて』昭和62年11月
6日付,環大237号,環境庁大気保全局大気規制課長
通知,を参照}.よって,下水道施設においては,適切
な方法をとるならば,非常用発電機を商用電力系統の突
発停電前に稼動させることも許される余地がある.
【0007】また,非常用発電機と商用電力系統との連
系についても,電気設備技術基準第61条は,連系を一
見禁止しているかのように読めるが,制定の趣旨をたど
ると,逆電力を生じたとき引込線側を切り離す装置を施
設する必要性を求めているのであって,連系自体を禁じ
ているわけではない.{『解説電気設備の技術基準』資
源エネルギー庁公益事業部編,平成10年版,88頁を
参照}.
系についても,電気設備技術基準第61条は,連系を一
見禁止しているかのように読めるが,制定の趣旨をたど
ると,逆電力を生じたとき引込線側を切り離す装置を施
設する必要性を求めているのであって,連系自体を禁じ
ているわけではない.{『解説電気設備の技術基準』資
源エネルギー庁公益事業部編,平成10年版,88頁を
参照}.
【0008】したがって,本発明の課題は,以上の結論
に基づいて,大気汚染防止と下水道施設の円滑な運営の
両立と調和を図るという段落0006記載の環境庁大気
保全局通知の方針を,具体的技術で補完することにあ
り,その上に立って,豪雨時の突発停電による水害を完
全に防止する下水道施設の電力システムを提供すること
にある.
に基づいて,大気汚染防止と下水道施設の円滑な運営の
両立と調和を図るという段落0006記載の環境庁大気
保全局通知の方針を,具体的技術で補完することにあ
り,その上に立って,豪雨時の突発停電による水害を完
全に防止する下水道施設の電力システムを提供すること
にある.
【0010】
【課題を解決するための手段】非常用発電機(1)の違
法な常用稼働を禁止し,それを対外的にも担保する方策
として,常用禁止ロック装置(17)をこの電力システ
ムに設置する.この装置は,非常用発電機(1)を平常
時において実負荷稼働出来ないようにロックしておき,
豪雨が発生した際に流入水量データ・気象データ等をと
りこんで水害ポテンシャル(水害の危険度を表す新しい
指標)を演算し,その値が予定値を超えたときに限りロ
ックを自動解除して実負荷稼働を可能にする.
法な常用稼働を禁止し,それを対外的にも担保する方策
として,常用禁止ロック装置(17)をこの電力システ
ムに設置する.この装置は,非常用発電機(1)を平常
時において実負荷稼働出来ないようにロックしておき,
豪雨が発生した際に流入水量データ・気象データ等をと
りこんで水害ポテンシャル(水害の危険度を表す新しい
指標)を演算し,その値が予定値を超えたときに限りロ
ックを自動解除して実負荷稼働を可能にする.
【0011】系統連系によって商用電力系統に悪影響を
及ぼさないよう,受電設備および非常用発電機(1)
は,『系統連系技術要件ガイドライン』{資源エネルギ
ー庁公益事業部長通知,昭和61年8月1日付,最終改
正平成10年3月10日付.}に基づいて,電力会社と
の協議を含め設備上の必要な措置をする.
及ぼさないよう,受電設備および非常用発電機(1)
は,『系統連系技術要件ガイドライン』{資源エネルギ
ー庁公益事業部長通知,昭和61年8月1日付,最終改
正平成10年3月10日付.}に基づいて,電力会社と
の協議を含め設備上の必要な措置をする.
【0012】下水道施設の重要負荷を商用電力系統から
非常用発電機系統に移すための方法としては,非常用発
電機(1)と商用電力系統を一時的に連係して,非常用
発電機(1)に負荷を移した後連系を解くことにより,
無停電で行う方法を採る.非常用発電機系統から商用電
力系統に戻す方法も,同様に,非常用発電機(1)と商
用電力系統を一時的に連係して,商用電力系統側に負荷
を移した後連系を解くことにより,無停電で行う方法を
採る.そのための自動負荷シフト装置(18)をこの電
力システムに設置する.
非常用発電機系統に移すための方法としては,非常用発
電機(1)と商用電力系統を一時的に連係して,非常用
発電機(1)に負荷を移した後連系を解くことにより,
無停電で行う方法を採る.非常用発電機系統から商用電
力系統に戻す方法も,同様に,非常用発電機(1)と商
用電力系統を一時的に連係して,商用電力系統側に負荷
を移した後連系を解くことにより,無停電で行う方法を
採る.そのための自動負荷シフト装置(18)をこの電
力システムに設置する.
【0013】
【発明の実施の形態】常用禁止ロック装置(17)は,
ロック装置とロック解除装置とで構成する.ロック装置
はa接点付き継電器で,平常時はa接点を開いて自動負
荷シフト装置(18)の入力回路を遮断し,ロックを掛
けている.
ロック装置とロック解除装置とで構成する.ロック装置
はa接点付き継電器で,平常時はa接点を開いて自動負
荷シフト装置(18)の入力回路を遮断し,ロックを掛
けている.
【0014】ロック解除装置は演算装置である.ロック
解除装置は,入力する自動信号に下水道施設の運転デー
タおよび気象データを用い,次段落記載の水害ポテンシ
ャルを演算して,水害ポテンシャル≧設定値 となった
とき,前段落記載のロック継電器を付勢しa接点を閉じ
てロックを解除する.また,ロック解除の方法として,
電力会社・周辺地方自治体当局・民間気象予報会社な
ど,外部からの信号を自動信号として直接入力し,ロッ
ク解除する方法も可能である.
解除装置は,入力する自動信号に下水道施設の運転デー
タおよび気象データを用い,次段落記載の水害ポテンシ
ャルを演算して,水害ポテンシャル≧設定値 となった
とき,前段落記載のロック継電器を付勢しa接点を閉じ
てロックを解除する.また,ロック解除の方法として,
電力会社・周辺地方自治体当局・民間気象予報会社な
ど,外部からの信号を自動信号として直接入力し,ロッ
ク解除する方法も可能である.
【0015】ここで水害ポテンシャルとは,突発停電に
因る水害危険度を表す概念である.水害ポテンシャル
(P)を決定するファクターは,汚水ポンプ井水位
(L),汚水ポンプ井水位変化率(dL/dt),汚水
ポンプ運転台数(N),揚水量(Q),上流幹線流量
(F),雨量(R),降雨強度(Ri),発雷(Ln)
である.定性的に表せば,水害ポテンシャルが高い状態
とは,汚水ポンプ運転台数が平常時より多く,汚水ポン
プ井水位とその上昇率が共に大で,かつ,上流幹線流量
・雨量・降雨強度も共に大で,かつ,発雷がある状態で
ある.この状態は,流入水量が揚水量を上回っており,
汚水貯溜の余裕が少なくなって,溢水の危険度が高いこ
とを示しているし,爾後もさらに流入水の増大が続き落
雷も予測されるから,総合判断として,突発停電に因る
水害危険度が高いことを示している.換言すれば,それ
だけスタンバイ運転の必要性と緊急度が高いことを意味
する.
因る水害危険度を表す概念である.水害ポテンシャル
(P)を決定するファクターは,汚水ポンプ井水位
(L),汚水ポンプ井水位変化率(dL/dt),汚水
ポンプ運転台数(N),揚水量(Q),上流幹線流量
(F),雨量(R),降雨強度(Ri),発雷(Ln)
である.定性的に表せば,水害ポテンシャルが高い状態
とは,汚水ポンプ運転台数が平常時より多く,汚水ポン
プ井水位とその上昇率が共に大で,かつ,上流幹線流量
・雨量・降雨強度も共に大で,かつ,発雷がある状態で
ある.この状態は,流入水量が揚水量を上回っており,
汚水貯溜の余裕が少なくなって,溢水の危険度が高いこ
とを示しているし,爾後もさらに流入水の増大が続き落
雷も予測されるから,総合判断として,突発停電に因る
水害危険度が高いことを示している.換言すれば,それ
だけスタンバイ運転の必要性と緊急度が高いことを意味
する.
【0016】ロック解除装置に取り込む前段落記載のフ
ァクターの信号入力は,下水道施設の既存の各種の計測
器から取ることが出来る.より高い精度と確度の流入予
測が要求される場合は,最新式のレーダー雨量計を用い
た降雨流出解析装置・流入予測装置や,民間気象予報会
社の雷雨予報システム等を採用することもできる.
ァクターの信号入力は,下水道施設の既存の各種の計測
器から取ることが出来る.より高い精度と確度の流入予
測が要求される場合は,最新式のレーダー雨量計を用い
た降雨流出解析装置・流入予測装置や,民間気象予報会
社の雷雨予報システム等を採用することもできる.
【0017】水害ポテンシャルの演算方式とロック解除
の数値設定は,下水流入パターンと運転データおよび気
象データの実績を参考にしながら,相関関係を定量的に
把握して,当該下水道施設の特殊性に基づいた最も妥当
なものとする.
の数値設定は,下水流入パターンと運転データおよび気
象データの実績を参考にしながら,相関関係を定量的に
把握して,当該下水道施設の特殊性に基づいた最も妥当
なものとする.
【0018】自動負荷シフト装置(18)は,シーケン
スコントローラ,自動同期装置,および自動負荷調整装
置によって構成する.シーケンスコントローラは,常用
禁止ロックが解除して,運転員がスタンバイ運転命令を
入力し,非常用発電機(1)が起動すると,作動を開始
する.先ず,自動同期装置は,自家発母線(5)と非常
用発電機(1)との電圧・位相を検定して発電遮断器
(4)を投入し,非常用発電機(1)を商用電力系統に
連系する.次に,自動負荷調整装置は,発電遮断器
(4)の投入信号を受けて非常用発電機(1)の負荷を
増加し,母線連絡遮断器(15)の電力潮流がゼロにな
った時点で母線連絡遮断器(15)を遮断して連系を解
く.こうして重要負荷(6)は非常用発電機(1)によ
るスタンバイ運転状態となる.
スコントローラ,自動同期装置,および自動負荷調整装
置によって構成する.シーケンスコントローラは,常用
禁止ロックが解除して,運転員がスタンバイ運転命令を
入力し,非常用発電機(1)が起動すると,作動を開始
する.先ず,自動同期装置は,自家発母線(5)と非常
用発電機(1)との電圧・位相を検定して発電遮断器
(4)を投入し,非常用発電機(1)を商用電力系統に
連系する.次に,自動負荷調整装置は,発電遮断器
(4)の投入信号を受けて非常用発電機(1)の負荷を
増加し,母線連絡遮断器(15)の電力潮流がゼロにな
った時点で母線連絡遮断器(15)を遮断して連系を解
く.こうして重要負荷(6)は非常用発電機(1)によ
るスタンバイ運転状態となる.
【0019】豪雨が止み,常用禁止ロックが掛かってか
ら,運転員が平常運転復帰命令を入力すると,商用電力
系統が停電でないことを条件として,シーケンスコント
ローラが作動を開始する.先ず,自動同期装置は,自家
発電母線(5)と商用電力母線(12)の電圧・位相を
検定して,母線連絡遮断器(15)を同期投入し,非常
用発電機(1)を商用電源系統と連係する.次に,自動
負荷調整装置は,非常用発電機(1)の負荷を減少し,
発電遮断器(4)の電力潮流がゼロになった時点で発電
遮断器(4)を遮断して連系を解く.こうして重要負荷
(6)は商用電源系統からの給電に戻って平常状態に復
帰する.最後に,非常用発電機は停止する.
ら,運転員が平常運転復帰命令を入力すると,商用電力
系統が停電でないことを条件として,シーケンスコント
ローラが作動を開始する.先ず,自動同期装置は,自家
発電母線(5)と商用電力母線(12)の電圧・位相を
検定して,母線連絡遮断器(15)を同期投入し,非常
用発電機(1)を商用電源系統と連係する.次に,自動
負荷調整装置は,非常用発電機(1)の負荷を減少し,
発電遮断器(4)の電力潮流がゼロになった時点で発電
遮断器(4)を遮断して連系を解く.こうして重要負荷
(6)は商用電源系統からの給電に戻って平常状態に復
帰する.最後に,非常用発電機は停止する.
【0020】平常時において事故等のため商用電力系統
が停止した場合は,その停電を検知した後に非常用発電
機(1)を起動して実負荷稼動できるものとする.
が停止した場合は,その停電を検知した後に非常用発電
機(1)を起動して実負荷稼動できるものとする.
【0021】図1は,商用電力系統の受電電圧が特別高
圧で,非常用発電機(1)が高圧の場合,または,受電
電圧が高圧で,非常用発電機(1)が低圧の場合を示す
が,受電電圧が高圧で,非常用発電機(1)が高圧の場
合でも基本は変わらない.
圧で,非常用発電機(1)が高圧の場合,または,受電
電圧が高圧で,非常用発電機(1)が低圧の場合を示す
が,受電電圧が高圧で,非常用発電機(1)が高圧の場
合でも基本は変わらない.
【0022】既設設備改造の場合,系統連系技術要件ガ
イドラインにより,非常用発電機は制動巻線付であるこ
とを要し,また,系統の短絡容量が不足する時は遮断器
の更新または限流リアクトルの設置を要することに注意
する.
イドラインにより,非常用発電機は制動巻線付であるこ
とを要し,また,系統の短絡容量が不足する時は遮断器
の更新または限流リアクトルの設置を要することに注意
する.
【0023】
【発明の効果】水害防止の効果. この電力システム
は,豪雨時に突発停電が発生しても,従来の電力システ
ムのような揚水機能の中断と停滞の時間が皆無だから,
段落0004記載のような豪雨時の水害の恐れをまった
く無くすことが出来る.
は,豪雨時に突発停電が発生しても,従来の電力システ
ムのような揚水機能の中断と停滞の時間が皆無だから,
段落0004記載のような豪雨時の水害の恐れをまった
く無くすことが出来る.
【0024】電力費節減の効果. 下水道施設の汚水ポ
ンプは,平常時は全台の約3分の1しか稼働せず,年に
数回〜十数回の豪雨時だけ全台フル稼働する.そのこと
がピーク電力発生の原因になって年負荷率を低下させて
いる.しかしこの電力システムでは結果的にピーク電力
をカットするので,契約電力を下げて電力費を節減出来
る.(契約電力5MWクラスの施設で1000万円/年
という試算例がある.)
ンプは,平常時は全台の約3分の1しか稼働せず,年に
数回〜十数回の豪雨時だけ全台フル稼働する.そのこと
がピーク電力発生の原因になって年負荷率を低下させて
いる.しかしこの電力システムでは結果的にピーク電力
をカットするので,契約電力を下げて電力費を節減出来
る.(契約電力5MWクラスの施設で1000万円/年
という試算例がある.)
【0025】設備費軽減の効果. 本電力システムは,
段落0004記載の電力システムと比べて,2重母線と
電動式切替断路器を必要としないから,設備費が少なく
てすむ.特に,段落0003記載のような都市環境の変
化に対応して,下水道施設を改善する必要に迫られたと
き効果を発揮する.(契約電力5MWクラスの施設で,
改造費は段落0004記載の電力システムに比して7〜
8分の1で済むという試算例がある.)
段落0004記載の電力システムと比べて,2重母線と
電動式切替断路器を必要としないから,設備費が少なく
てすむ.特に,段落0003記載のような都市環境の変
化に対応して,下水道施設を改善する必要に迫られたと
き効果を発揮する.(契約電力5MWクラスの施設で,
改造費は段落0004記載の電力システムに比して7〜
8分の1で済むという試算例がある.)
【0026】省力化および安全性向上の効果. 豪雨時
の突発的停電にともなう電源系統切替や,重要負荷設備
の再起動操作が無いから,運転員の省力化に役立ち,か
つ,運転員の誤操作や行動災害のおそれがなく,安全性
が高い.
の突発的停電にともなう電源系統切替や,重要負荷設備
の再起動操作が無いから,運転員の省力化に役立ち,か
つ,運転員の誤操作や行動災害のおそれがなく,安全性
が高い.
【図1】電力システムの設備構成を示す電力系統図であ
る.
る.
【図2】電力システムの運転機能を示す制御フロー図で
ある.
ある.
1 非常用発電機. 2・3・7・8・9・10・14 計器用変成器. 4 発電遮断器. 5 自家発母線. 6 重要負荷. 11 受電遮断器. 12 商用電力母線. 13 一般負荷. 15 母線遮断器. 16 保護継電装置. 17 常用禁止ロック装置. 18 自動負荷シフト装置.
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 9/08 E03F 5/22 F04B 49/00
Claims (2)
- 【請求項1】内燃機関を原動機とする非常用発電設備と
商用電源受電設備と重要負荷とを含み,商用電源が停電
した場合は非常用発電機を起動して重要負荷を再運転す
る下水道施設における非常用発電機の電力システムにお
いて,前記電力システムは,更に常用禁止ロック装置を
有し,該常用禁止ロック装置は,平常時,前記非常用発
電機に常用禁止ロックを掛けておき,停電前の該非常用
発電機の実負荷稼動を禁止するとともに,豪雨発生時
は,突発停電による水害危険度を表す「水害ポテンシャ
ル」が設定値以上となったとき前記ロックを解除し,前
記非常用発電機を商用電源の停電を待たずに実負荷稼動
可能にすることを特徴とする下水道施設における非常用
発電機の電力システム. - 【請求項2】前記電力システムは,更に自動負荷シフト
装置と発電遮断器と母線遮断器とを含み,前記非常用発
電機は,起動後,前記自動負荷シフト装置により,前記
発電遮断器を自動同期投入して商用電力系統に連系し,
発電出力を増加し,前記重要負荷が前記非常用発電機側
に完全にシフトして,前記母線遮断器の電力潮流がゼロ
になったとき該母線遮断器を遮断して単独運転となり,
前記常用禁止ロック装置がロック状態に復帰すると,前
記自動負荷シフト装置により,前記母線遮断器を自動同
期投入して商用電力系統に連系し,発電出力を減少し,
前記重要負荷が商用電力系統側に完全にシフトして,前
記発電遮断器の電力潮流がゼロになったとき該発電遮断
器を自動遮断して停止することを特徴とする請求項1記
載の下水道施設における非常用発電機の電力システム.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000107261A JP3355441B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 下水道施設における非常用発電機の電力システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000107261A JP3355441B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 下水道施設における非常用発電機の電力システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001238367A JP2001238367A (ja) | 2001-08-31 |
| JP3355441B2 true JP3355441B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=18620277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000107261A Expired - Fee Related JP3355441B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 下水道施設における非常用発電機の電力システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3355441B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4619220B2 (ja) * | 2005-07-22 | 2011-01-26 | 中国電力株式会社 | 電力供給システム |
| JP2024177974A (ja) * | 2023-06-12 | 2024-12-24 | 三菱電機株式会社 | 必要燃料量推定装置、必要燃料量推定システム、及び必要燃料量推定プログラム |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001132648A (ja) | 1999-11-01 | 2001-05-18 | Hitachi Ltd | マンホールポンプの自家発電始動方式 |
-
2000
- 2000-02-23 JP JP2000107261A patent/JP3355441B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2001132648A (ja) | 1999-11-01 | 2001-05-18 | Hitachi Ltd | マンホールポンプの自家発電始動方式 |
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|---|---|
| JP2001238367A (ja) | 2001-08-31 |
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