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JP3357563B2 - 運用ログデータ管理装置 - Google Patents
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JP3357563B2 - 運用ログデータ管理装置 - Google Patents

運用ログデータ管理装置

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JP3357563B2 JP03407097A JP3407097A JP3357563B2 JP 3357563 B2 JP3357563 B2 JP 3357563B2 JP 03407097 A JP03407097 A JP 03407097A JP 3407097 A JP3407097 A JP 3407097A JP 3357563 B2 JP3357563 B2 JP 3357563B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態(図2〜図9) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD(Computer
Aided Design) システムなどの各種システムが或るソフ
トウェアに従って運用されるときに作成される運用ログ
データを管理する、運用ログデータ管理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の運用ログデータ管理装置は、シス
テムの機能レベルアップ等のためのシステム変更時にお
いて、そのシステムの開発工程の削減や品質向上を図る
ために、変更前のシステムで作成した運用(実行)ログ
データを再利用することにより、システム変更による不
具合点の検出や機能面の確認を容易に行なえるようにし
て、システム変更時に新たに必要となる入力データの作
成工程を最小限に抑えている。
【0004】具体的に、従来の運用ログデータ管理装置
では、例えば図10に示すように、システムが運用され
る度に運用ログデータ101を作成し(ステップA
1)、各運用ログデータ101をそれぞれ個別のデータ
ファイル102に編集・蓄積して管理することにより
(ステップA2)、運用ログデータの再利用を図ってい
る(ステップA3)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の運用ログデータ管理装置では、システムの運
用毎に作成される全ての運用ログデータ101を、共通
データの有無に関わらず、それぞれ個別のデータファイ
ル102として蓄積することになるので、膨大な量のデ
ータファイル102(運用ログデータ101)を管理し
なければならなくなり、メモリなどの計算機資源が大幅
に増大してしまうという課題がある。
【0006】また、通常、運用ログデータ101の再利
用時には、再利用可能な運用ログデータ101(データ
ファイル102)を作業者(データ入力者)の経験によ
り選択して利用しているため、このように管理する運用
ログデータ101のデータ量が膨大になると、再利用可
能な運用ログデータ101が各データファイル102に
分散してしまい、再利用すべき最適な運用ログデータ1
01の選択が非常に困難になってしまうことがある。
【0007】従来は、このような場合、止むを得ず、関
連する全ての運用ログデータ101を用いてシステムの
検証処理を行なうが、当然、検証工程数が大幅に増大し
てしまい、検証処理時間が非常に長くなってしまう。ま
た、人手により運用ログデータ101の選択を行なって
いるので、システムの検証内容の質や検証工程数もシス
テムの変更毎に異なってしまう可能性がある。
【0008】そこで、このような数種の運用ログデータ
101による非効率的な検証作業を防ぐため、各データ
ファイル102を基に、人手により運用ログデータ10
1の編集作業を行なうことが考えられるが、この場合、
上述の運用ログデータ101には作業推移(システムの
運用状態の遷移)を容易に判断できるようなデータ(識
別キー)が含まれていないので、編集作業工数の増加や
人為的なデータ入力ミスによるログデータ不良等の信頼
性の低下を招く可能性がある。
【0009】本発明は、上述のような課題に鑑み創案さ
れたもので、運用ログデータからシステムの運用状態の
遷移を容易に判断できるようにするとともに、複数の運
用ログデータを一括管理して管理すべき運用ログデータ
量を最小限に抑えられるようにした、運用ログデータ管
理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1は本発明の運用ログデ
ータ管理装置で、所定のソフトウェアを有するシステム
がそのソフトウェアに従って運用されるときに作成され
る運用ログデータを管理するものである。そして、この
図1に示すように、本運用ログデータ管理装置1は、運
用ログデータ作成部2,状態遷移データ作成部3及びデ
ータ保存部4をそなえて構成されている。
【0011】ここで、運用ログデータ作成部2は、シス
テムの処理機能を示す機能コマンドデータを含む運用ロ
グデータを作成するものであり、状態遷移データ作成部
3は、上記の機能コマンドデータを含む運用ログデータ
に基づいて、上記のシステムの処理機能の状態遷移を表
す状態遷移データを作成するものであり、データ保存部
4は、運用ログデータ作成部2で作成された運用ログデ
ータと状態遷移データ作成部3で作成された状態遷移デ
ータとを状態遷移管理データとして保存するものであ
る。
【0012】このような構成により、上述の運用ログデ
ータ管理装置1では、システム運用時に作成される運用
ログデータのほかに、そのシステムの処理機能の状態遷
移を表す状態遷移データをデータ保存部4に保存してお
くことができるので、通常の運用ログデータにより得ら
れるシステム運用に関する情報だけでなく、システムの
運用状態の遷移をも常に把握・管理することができる。
【0013】具体的に、上述の状態遷移データ作成部3
は、例えば、下記項目〜に示す各部をそなえて構成
される。上記の機能コマンドデータを含む運用ログデ
ータから複数の機能コマンドデータを抽出する機能コマ
ンドデータ抽出部機能コマンドデータ抽出部で抽出さ
れた複数の機能コマンドデータに基づいてシステムの処
理機能の遷移順序を識別する遷移順序識別部この遷移
順序識別部での識別結果に基づいて上記の遷移順序に応
じた遷移順序データを上記の状態遷移データとして作成
する遷移順序データ作成部これにより、上述の状態遷移
データ作成部3では、上記の状態遷移データとして、シ
ステムの処理機能の遷移順序に応じた遷移順序データを
作成するので、簡易な処理手順で上記の状態遷移データ
を作成することができる。
【0014】なお、上記項目に示す機能コマンドデー
タ抽出部は、外部から運用ログデータに含まれる機能コ
マンドデータを指示する指示データを受けると、その指
示データに基づいて、機能コマンドデータの抽出処理を
行なうように構成してもよい。これにより、この機能コ
マンドデータ抽出部では、システムの処理機能を示す機
能コマンドデータを含まない運用ログデータに対して
も、外部から受けた指示データに基づいて、機能コマン
ドデータの抽出処理を正常に行なうことができる。
【0015】また、本運用ログデータ管理装置1は、状
態遷移データ作成部3によって作成された運用ログデー
タ毎の状態遷移データから各状態遷移データの差分デー
タを抽出し、その差分データに基づいて運用ログデータ
を編集してデータ保存部4に保存させる運用ログデータ
編集部をそなえて構成される。これにより、この運用ロ
グデータ管理装置1では、運用ログデータ編集部によっ
て、異なる種類の運用ログデータから差分データを検出
(抽出)して、その差分データに基づいて運用ログデー
タが編集されるので、同じデータを重複してデータ保存
部4に保存することがなくなり、管理すべき運用ログデ
ータ量が削減され、この結果、データ保存部4に必要な
保存領域が最適化される。
【0016】具体的に、この運用ログデータ編集部は
態遷移データ作成部3によって作成された運用ログデ
ータ毎の状態遷移データを比較する比較部と、この比較
部での比較結果に基づいて上記の各状態遷移データの差
分データを抽出する差分抽出部と、この差分抽出部で抽
出された差分データに基づいて、この差分データを上記
の各状態遷移データの共通部にリンクさせるためのリン
ク制御データを作成するリンク制御データ作成部とをそ
なえ、このリンク制御データ作成部で作成されたリンク
制御データを状態遷移データに付加するとともにリンク
制御データに差分データを付加して差分抽出前の各状態
遷移をそれぞれ表すように、運用ログデータを編集して
データ保存部4に保存させ
【0017】これにより、この運用ログデータ編集部で
は、異なる種類の状態遷移データの差分データをリンク
制御データを介して各状態遷移データの共通部にリンク
させることができ、各状態遷移データの表すシステムの
状態遷移を統合した状態遷移データで表すことができ
る。なお、この運用ログデータ編集部は、編集後の運用
ログデータを状態遷移データとともに出力しうる出力部
をそなえて構成してもよいので、本管理装置1の利用者
(運用ログデータの編集作業者)は、運用ログデータか
ら容易にシステムの運用状態の遷移を把握することが可
能になる。
【0018】ところで、上述の運用ログデータ作成部1
は、具体的には例えば、上記のソフトウェアの実行に影
響のないコメントデータとしてこのソフトウェアに予め
記述された機能コマンドデータをシステムの運用時に読
み取ることにより、上記の機能コマンドデータを含む運
用ログデータを作成するように構成される。これによ
り、運用ログデータ作成部1では、ソフトウェアの実行
(つまり、システムの運用)に影響なく、システム運用
時に自動的に、機能コマンドデータを含む運用ログデー
タを作成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図2は本発明の一実施形態としての
運用ログデータ管理装置の構成を示すブロック図で、こ
の図2に示す運用ログデータ管理装置1は、所定のソフ
トウェアを有するシステムがそのソフトウェアに従って
運用されるときに作成される運用ログデータを管理する
ためのものであるが、本実施形態では、運用ログデータ
作成部2,状態遷移条件データ抽出処理部3,データ保
存部4及び運用ログデータ編集部5をそなえて構成され
ている。なお、符号6で示すものはパソコンやプリンタ
などの外部装置であり、符号7で示すものは指示データ
ファイル(後述)である。
【0020】ここで、運用ログデータ作成部2は、上記
のシステムの運用にともなって運用ログデータを作成す
るものであるが、ここでは、作成した運用ログデータか
らシステムの処理機能(作業状態)を示すコマンド(機
能コマンドデータ)を抽出・編集できるよう、例えば図
3に模式的に示すように、各種のコマンド(“1”〜
“4”,・・・)を編集キー(編集用データ)として含
むかたちで運用ログデータを作成するようになってい
る。
【0021】なお、上記のコマンド(“1”〜“4”,
・・・)は、それぞれ、システム運用時に実行される主
要な機能を表すソフトウェア言語形式のデータ(いわゆ
る命令文など)で、本実施形態では、図3に示すよう
に、各機能(“1”〜“4”,・・・)毎に作業状態名
(例えば、“S”,“A”,“B”,“C”,・・・な
ど)を付与(分類)して、この作業状態名とコマンド名
とを専用データとして運用ログデータに含ませるように
している。
【0022】このため、上述の運用ログデータ作成部2
は、例えば図4に示すように、ソフトウェア開発時にソ
ースコード(ソースプログラム)上に予めコメント扱い
〔コメント識別子(ここでは、2つのアットマーク(図
4中でaを丸で囲んだもの))で囲まれた部分〕で定義
(記述)された編集用データとしての専用データ(コマ
ンド名:add,select,状態名:S,Aなど)の入力(読
み取り)機能21と、読み取った専用データをコメント
データとして出力する出力機能22とを共通関数として
有している。
【0023】そして、システムの運用時に、これらの入
力機能21,出力機能22が動作することにより、運用
ログデータ作成部2は、自動的に、上述のようなコマン
ド(以下、機能コマンドという)を含む運用ログデータ
を作成する。なお、コメントデータ中の「状態遷移(条
件)データ」については後述する。つまり、本実施形態
の運用ログデータ作成部2は、ソフトウェアの実行に影
響のないコメントデータとしてソフトウェアに予め記述
された機能コマンドをシステムの運用時に読み取ること
により、機能コマンド(専用データ)を含む運用ログデ
ータを作成するようになっているのである。
【0024】従って、本運用ログデータ管理装置(以
下、単に「管理装置」ということがある)1では、ソフ
トウェアの実行(つまり、システムの運用)に影響な
く、システム運用時に自動的に、この機能コマンドを含
む運用ログデータが作成されることになり、運用ログデ
ータの作成作業が簡素化され高速化される。次に、図2
において、状態遷移条件データ抽出処理部(状態遷移デ
ータ作成部)3は、上述した機能コマンドを含む運用ロ
グデータに基づいて、システムの処理機能の状態遷移
(作業状態の推移)を表す状態遷移条件データを作成す
るもので、ここでは、上記の各コマンドによる処理(1
つの機能内での処理)が別のコマンドによる処理(別機
能)に移ったときの状態遷移(経緯)を記録することに
より、状態遷移条件データを作成するようになってい
る。
【0025】例えば、或るシステムの運用により、コマ
ンド“1”(状態名:S)→コマンド“2”(状態名:
A)→コマンド“3”(状態名:B)→コマンド“2”
(状態名:A)→コマンド“4”(状態名:C)という
ように実行機能が推移したとすると、この状態遷移条件
データ抽出処理部3は、状態遷移条件データとして、S
→A,A→B,B→A,A→Cを作成する。
【0026】なお、本実施形態では、上記の状態遷移条
件データの表現を簡易化するために、“S→A”を“G
OTO A”、“A→B”を“GOTO B”、“B→
A”を“GOTO A”、“A→C”を“GOTO
C”というように、各状態遷移条件データをそれぞれ遷
移状態先(リンク順)を示すソフトウェア言語形式のデ
ータ(状態遷移条件対応ログ文)に変換するようにして
いる。
【0027】このため、本実施形態の状態遷移条件遷移
データ抽出処理部3は、図2に示すように、さらに、機
能コマンド抽出部31,データ識別部32及び状態遷移
条件データ/対応ログ文作成部33を有して構成されて
いる。ここで、機能コマンド抽出部(機能コマンドデー
タ抽出部)31は、上記の機能コマンドを含む運用ログ
データから複数の機能コマンド(上述の例では、機能コ
マンド“1”〜“4”)を抽出するものであり、データ
識別部(遷移順序識別部)32は、この機能コマンド抽
出部31で抽出された機能コマンド群に基づいて作業状
態の遷移順序を識別して各機能コマンドのリンク順指示
を状態遷移条件データ/対応ログ文作成部33に与える
ものである。
【0028】また、状態遷移条件データ/対応ログ文作
成部(遷移順序データ作成部)33は、このデータ識別
部32からのリンク順指示(識別結果)に基づいてその
遷移順序に応じた状態遷移条件データ(S→A,A→
B,B→A,A→Cなど)を作成するとともに、その状
態遷移条件データから対応ログ文(“GOTO A”,
“GOTO B”など)を作成するものである。
【0029】これにより、本実施形態の状態遷移条件デ
ータ抽出処理部3では、機能コマンド抽出部31で運用
ログデータから機能コマンド群を抽出し、データ識別部
32でその機能コマンド群からシステムの処理機能の遷
移順序を識別して、その識別結果に応じた状態遷移条件
データ,対応ログ文が状態遷移条件データ/対応ログ文
作成部33で作成されるので、簡易な処理手順で、極め
て容易に且つ正確に、作業状態の推移を表すデータを作
成できる。
【0030】なお、この状態遷移条件データ抽出処理部
3は、外部から運用ログデータに含まれる機能コマンド
を指示する指示データファイルを受けると、その指示デ
ータファイルに基づいて、機能コマンドの抽出処理を行
なうようにもなっており、これにより、機能コマンドを
含まない運用ログデータに対しても、この指示データフ
ァイルに基づいて、機能コマンドの抽出処理を正常に行
なうことができる。従って、あらゆる運用ログデータに
対して正常なコマンド抽出処理を実行でき、本管理装置
1の汎用性に大いに寄与することになる。
【0031】次に、上述のデータ保存部4(図2参照)
は、例えば図5に模式的に示すように、運用ログデータ
作成部2で作成された運用ログデータの項目内容(ログ
データ情報)と状態遷移条件データ抽出処理部3で抽出
(作成)されたコメントデータ形式の状態遷移条件デー
タとをリンクして管理データ(基準運用ログデータ)と
してファイルなどにより保存するものである。ただし、
本実施形態では、数種の運用ログデータから得られる状
態遷移条件データを運用ログデータ編集部5で編集した
ものを上記ログデータ情報とリンクして保存するように
なっている。
【0032】また、運用ログデータ編集部5は、全運用
ログデータ内の共通機能,余分な機能コマンドの再編集
を行なうために、作業者により入力される数種の運用ロ
グデータに基づいて、基準運用ログデータ(前回の編集
処理までに得られたデータ)を再編集するもので、具体
的には、上述の状態遷移データ作成部2によって、入力
された数種の運用ログデータ毎に作成される各状態遷移
条件データを集計・比較してその差分データを抽出し、
その差分データに基づいて基準運用ログデータを編集し
てデータ保存部4に保存させるようになっている。
【0033】このため、本実施形態の運用ログデータ編
集部5は、さらに図2に示すように、比較部51,差分
抽出部52,リンク制御データ作成部53及びデータ出
力部54をそなえて構成されている。ここで、比較部5
1は、運用ログデータ作成部2において数種の運用ログ
データ毎に作成される状態遷移条件データをそれぞれ比
較するものであり、差分抽出部52は、比較部51での
比較結果に基づいて上記の各状態遷移条件データの差分
データを抽出(検出)するものであり、リンク制御デー
タ作成部53は、差分抽出部52で抽出された差分デー
タに基づいて、その差分データを上記の各状態遷移デー
タの共通部にリンクさせるためのリンク制御データを作
成するものである。
【0034】例えば、上述の状態遷移条件データ抽出処
理部3によって以下のような作業状態の遷移をそれぞれ
表した2種類の状態遷移条件データD1,D2が作成さ
れるとする。ただし、下記に示す機能B−1,機能C−
5などは、それぞれ機能B,C内(同一コマンド内)で
の詳細機能(作業内容)を表している。 D1:機能S→GOTO A→GOTO B→機能B−
1→機能B−3 D2:機能S→GOTO A→GOTO C→機能C−
5→機能C−6 すると、上述の比較部51は、これらの各状態遷移条件
データD1,D2を比較して、状態遷移条件データD1
に対して異なる部分(状態遷移条件データD2のGOT
O C→機能C−5→機能C−6)を差分データとして
認識し、差分抽出部52は、これに基づいて、差分デー
タ(GOTO C→機能C−5→機能C−6)を抽出す
る。
【0035】そして、運用ログデータ編集部5は、この
差分データを各状態遷移条件データの共通部分(機能S
→GOTO A)にリンクさせて編集すれば、以下に示
すような状態遷移条件データD3を得る。 D3:機能S→GOTO A→GOTO B→機能B−
1→機能B−3→GOTO C→機能C−5→機能C−
6 ところが、この状態遷移条件データD3は、各状態遷移
条件データD1,D2が示す2種類の状態遷移を表して
いない(状態遷移条件データD2の機能S→GOTO
Aの部分が欠けている)。そこで、本実施形態では、リ
ンク制御データ作成部53によって機能B(B−3)か
ら機能Aへの状態遷移を表すログ文(GOTO A)を
リンク制御データとして作成し、このリンク制御データ
を状態遷移条件データD1に追加(付加)するとともに
リンク制御データに差分データ(GOTO C→機能C
−5→機能C−6)を付加することにより、編集後の状
態遷移条件データD3に対して再編集処理を行ない上記
の2種類の状態遷移を表すようにしている。
【0036】ただし、実際には、このとき、運用ログデ
ータ編集部5では、下記〜に示すように、状態遷移
条件データD1,D2についての編集処理を順次行なう
過程で、関連する必要なデータを追加してゆくことによ
り、状態遷移条件データD3に対する再編集処理を行な
っている。 機能S→GOTO A→GOTO B・・・機能Bま
での移動処理 機能S→GOTO A→GOTO B→機能B−1→
機能B−3・・・機能Bでの対応処理 機能S→GOTO A→GOTO B→機能B−1→
機能B−3→GOTOA・・・リンク制御データの追加 機能S→GOTO A→GOTO B→機能B−1→
機能B−3→GOTOA→GOTO C・・・機能Cま
での移動処理 機能S→GOTO A→GOTO B→機能B−1→
機能B−3→GOTOA→GOTO C→機能C−5→
機能C−6・・・機能Cでの対応処理 この結果、運用ログデータ編集部5は、最終的に、以下
のような状態遷移条件データD4を得る。
【0037】D4:機能S→GOTO A→GOTO
B→機能B−1→機能B−3→GOTO A(リンク制
御データ)→GOTO C→機能C−5→機能C−6 このような運用ログデータ編集部5による編集処理によ
り、本実施形態の管理装置1では、複数の運用ログデー
タ内の共通データが1つのデータに編集され全体の運用
ログデータ量が大幅に削減され、システム運用時間の短
縮化を図ることができる。また、図6に模式的に示すよ
うに、各種の運用ログデータを後述するように一括ログ
データとして統合することができるので、運用ログデー
タ一元化を図ることができ、システム開発や検査業務な
どの効率化を図ることが可能である。
【0038】ところで、図2において、運用ログデータ
編集部5のデータ出力部54は、編集後の運用ログデー
タを状態遷移条件データとともに出力しうるもので、こ
のデータ出力部54を通じて、例えば図7に模式的に示
すように、状態遷移条件データの内容,運用ログデータ
の詳細データをパソコンのディスプレイやプリンタなど
の外部装置6(図2参照)へ出力することが可能になっ
ている。
【0039】これにより、作業者は、主要な機能コマン
ドデータである状態遷移条件データをキーにして、対応
する運用ログデータからシステムの処理内容や各機能コ
マンドの使用状況などを容易に参照(確認)することが
でき、システム運用時の機能コマンドの使用状況や詳細
処理内容の確認が容易に行なえるようになる。なお、こ
のデータ出力部54は、本実施形態では、図8に模式的
に示すように、運用ログデータ毎に管理(リンク)され
た状態遷移条件データを出力する機能も有しており、こ
の機能により、種々の運用ログデータ内容の管理やシス
テムの運用処理ルートを作業者が容易に確認できるよう
になっている。
【0040】以下、上述のごとく構成された本実施形態
の運用ログデータ管理装置1の動作について、図9を用
いて説明する。まず、或る2種類のシステムがそれぞれ
運用されたとすると(ステップS1)、運用ログデータ
管理装置1では、図4により前述したように、運用ログ
データ作成部2の入力機能21,出力機能22が動作す
ることにより、ソフトウェア開発時にソースコード上に
予め定義された専用データを取得し、自動的に、機能コ
マンドを含む運用ログデータ11,12を作成する(ス
テップS2)。
【0041】すると、管理装置1は、状態遷移条件デー
タ抽出処理部3によって、これらの各運用ログデータ1
1,12に含まれる機能コマンド群をそれぞれ抽出し、
抽出した機能コマンド群をキーにして状態遷移条件デー
タ(対応ログ文)を作成する(ステップS3)。具体的
に、この状態遷移条件データ抽出処理部3では、機能コ
マンド抽出部31,データ識別部32及び状態遷移条件
データ/対応ログ文作成部33によって、以下のような
処理が行なわれる。
【0042】すなわち、まず、機能コマンド抽出部31
は、各運用ログデータ11,12毎にそれぞれ機能コマ
ンド群を抽出し、抽出した機能コマンド群をデータ識別
部32に渡す。データ識別部32は、各機能コマンド群
から機能コマンドの状態遷移順を識別し各機能コマンド
のリンク順指示を状態遷移条件データ/対応ログ文作成
部33に与える。
【0043】状態遷移条件データ/対応ログ文作成部3
3は、このデータ識別部32からの指示に基づいて、状
態遷移条件データを作成するとともにこの状態遷移条件
データを対応ログ文に変換して、状態遷移条件管理デー
タ13を作成してデータ保存部4に保存する。この状態
遷移条件管理データ13は運用ログデータ編集部5によ
る編集処理の際の編集制御用データとして利用される。
【0044】なお、この状態遷移条件管理データ13
は、運用ログデータ編集部5のデータ出力部54を通じ
て外部装置6へ出力すれば(ステップS4′)、運用ロ
グデータ11,12毎の運用処理ルートの確認を容易に
行なうことが可能である。ところで、上記の各運用ログ
データ11,12が機能コマンドを含んでいない場合
は、機能コマンドを指示する指示データファイル7を入
力すれば(ステップS4)、機能コマンド抽出部31
は、その指示データファイル7により指示された機能コ
マンド群に基づいて上記の抽出処理を行なうので、あら
ゆる運用ログデータに対しても、常に正常な機能コマン
ドの抽出処理を行なうことが可能である。
【0045】次に、運用ログデータ編集部5では、比較
部51によって上述の状態遷移条件管理データ13に含
まれる2種類の状態遷移条件データ(対応ログ文)の比
較が行なわれ、その比較結果に基づいて差分抽出部52
によって差分データが抽出される。抽出された差分デー
タはリンク制御データ作成部53に渡され、リンク制御
データ作成部53は、前述したように、その差分データ
に基づいてリンク制御データを作成する。
【0046】運用ログデータ編集部5は、このリンク制
御データを一方の状態遷移条件データ(例えば、上述し
た状態遷移条件データD1)に付加するとともに、リン
ク制御データに差分データを付加することにより、2種
類の運用ログデータ11,12に含まれる全ての機能コ
マンドをグループ(或る1つの機能コマンドから次の機
能コマンドまでのデータ群)単位に編集して(ステップ
S5)、前回までに得られたデータ保存部4の基準運用
ログデータ14を最新の運用ログデータ14′に更新す
る(ステップS6)。
【0047】これにより得られた運用ログデータ14′
は、共通データ(ログデータ)が1つに編集され、ログ
データ量が削減された統合ログデータとなっているの
で、データ保存部4に必要な保存領域が最適化され、本
管理装置1の小型化を図ることができる。また、この運
用ログデータ14′は、状態遷移条件データも含んでお
り、図7により前述したように、運用ログデータ編集部
5のデータ出力部54を通じて、運用ログデータととも
にこの状態遷移条件データを外部装置6へ出力されるこ
とにより(ステップS9)、作業者は、システム運用時
の処理の詳細内容や機能コマンドの使用状況などの確認
を容易に行なえる。
【0048】さらに、この運用ログデータ14′は再利
用時の運用面を考慮して、状態遷移条件データがコメン
ト扱いの形式に作成されているので、新たにリンク制御
データを作成して(ステップS7)、図6により前述し
たように、さらに複数の運用ログデータを統合した運用
ログデータ16を容易に作成することができる(ステッ
プS8)。
【0049】以上のように、本実施形態の運用ログデー
タ管理装置1によれば、運用ログデータ11,12とと
もに、そのシステムの処理機能の状態遷移を表す状態遷
移条件データを管理データ〔運用ログデータ14′(1
4)〕としてデータ保存部4に保存しておくので、作業
者は、システムの運用状態の遷移を常に把握・管理する
ことができる。
【0050】従って、運用ログデータ14′からシステ
ムの運用状態の遷移を容易に判断することが可能にな
り、システム開発や検査時の運用ログデータ14′の再
利用を極めて効率良く行なうことができる。また、上述
の管理装置1では、異なる種類の状態遷移条件データの
差分データをリンク制御データを介して各状態遷移デー
タの共通データ部分にリンクさせて運用ログデータ1
1,12の編集処理を行なうので、各状態遷移条件デー
タの表すシステムの状態遷移を統合した状態遷移データ
で表すことができる。従って、確実に、ログデータ量を
削減できるとともに、複数種類のログデータの全ての項
目内容を包含した必要最少限のログデータを生成してロ
グデータの一括管理を行なうことができる。
【0051】なお、上述の実施形態では、運用ログデー
タ編集部5による編集後の状態遷移条件データをデータ
保存部4に保存しているが、本発明はこれに限定され
ず、状態遷移条件データ抽出処理部3により得られた編
集前の状態遷移条件データをデータ保存部4に保存する
ようにしても、少なくとも、システムの運用状態の遷移
を容易に判断できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の運用ログ
データ管理装置によれば、システム運用時に作成される
運用ログデータのほかに、そのシステムの処理機能の状
態遷移を表す状態遷移データを保存しておくので、シス
テムの運用状態の遷移をも常に把握・管理することがで
きる。従って、運用ログデータからシステムの運用状態
の遷移を容易に判断することが可能になり、運用ログデ
ータの再利用を極めて効率良く行なうことができる。
【0053】ここで、具体的に、上記の状態遷移データ
は、例えば、運用ログデータから複数の機能コマンドデ
ータを抽出し、それらの機能コマンドデータからシステ
ムの処理機能の遷移順序を識別してその識別結果に応じ
た遷移順序データを作成することにより、簡易な処理手
順で作成することができるので、極めて容易に且つ正確
に、状態遷移データ作成処理を行なうことができる。
【0054】なお、上記の機能コマンドデータの抽出処
理は、外部から運用ログデータに含まれる機能コマンド
データを指示する指示データを受けた場合に、その指示
データに基づいて行なってもよいので、システムの処理
機能を示す機能コマンドデータを含まない運用ログデー
タに対しても、外部から受けた指示データに基づいて、
機能コマンドデータの抽出処理を正常に行なうことがで
きる。従って、あらゆる運用ログデータに対して正常な
処理を実行でき、本管理装置の汎用性に大いに寄与す
る。
【0055】また、本発明の運用ログデータ管理装置に
よれば、異なる種類の運用ログデータから差分データを
検出(抽出)して、その差分データに基づいて運用ログ
データを編集することもできるので、管理すべき運用ロ
グデータ量を削減して、運用ログデータの保存に必要な
保存領域を最適化することができ、これにより、本管理
装置の小型化を図ることができる。
【0056】ここで、上記の運用ログデータの編集処理
は、異なる種類の状態遷移データの差分データをリンク
制御データを介して各状態遷移データの共通部にリンク
させて差分抽出前の各状態遷移をそれぞれ表すように
なうので、各状態遷移データの表すシステムの状態遷移
を統合した状態遷移データで表すことがで、確実に、
運用ログデータ量を削減できるとともに、複数種類の運
用ログデータを一括管理することができる。
【0057】また、編集後の運用ログデータを状態遷移
データとともに出力しうるようにすれば、本管理装置の
利用者(運用ログデータの編集作業者)は、運用ログデ
ータから容易にシステムの運用状態の遷移を把握するこ
とができるので、運用ログデータの再利用を極めて効率
良く且つ正確に行なうことができるようになる。
【0058】ところで、上記の機能コマンドデータを含
む運用ログデータは、例えば、上記のシステムが有する
ソフトウェアの実行に影響のないコメントデータとして
このソフトウェアに予め記述された機能コマンドデータ
をシステムの運用時に読み取ることにより作成するよう
にすれば、ソフトウェアの実行(つまり、システムの運
用)に影響なく、システム運用時に自動的に、この機能
コマンドデータを含む運用ログデータを作成することが
できるので、運用ログデータの作成作業を簡素化して極
めて高速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としての運用ログデータ管
理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態にかかる運用ログデータのデータ構
成を模式的に示す図である。
【図4】本実施形態の運用ログデータ作成部の構成およ
び動作を説明するための図である。
【図5】本実施形態にかかる管理データのデータ構成を
模式的に示す図である。
【図6】本実施形態の運用ログデータ管理装置による運
用ログデータの一括管理を説明するための図である。
【図7】本実施形態にかかる状態遷移条件をキーにした
運用ログデータ内容の参照方法を説明するための図であ
る。
【図8】本実施形態にかかる状態遷移条件データの出力
・管理を説明するための図である。
【図9】本実施形態の運用ログデータ管理装置の動作を
説明するための図である。
【図10】従来の運用ログデータ管理装置の動作を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 運用ログデータ管理装置 2 運用ログデータ作成部 3 状態遷移データ作成部(状態遷移条件データ抽出処
理部) 4 データ保存部 5 運用ログデータ編集部 6 外部装置 7 指示データファイル 11,12,14,14′,16 運用ログデータ 13 状態遷移条件管理データ 21 入力機能 22 出力機能 31 機能コマンド抽出部(機能コマンドデータ抽出
部) 32 データ識別部(遷移順序データ識別部) 33 状態遷移条件データ/対応ログ文作成部(状態遷
移データ作成部) 51 比較部 52 差分抽出部 53 リンク制御データ作成部 54 データ出力部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−84838(JP,A) 特開 平2−275541(JP,A) 特開 平6−75817(JP,A) 特開 平6−266326(JP,A) 特開 平1−113841(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のソフトウェアを有するシステムが
    該ソフトウェアに従って運用されるときに作成される運
    用ログデータを管理する運用ログデータ管理装置であっ
    て、 該システムの処理機能を示す機能コマンドデータを含む
    運用ログデータを作成する運用ログデータ作成部と、 上記の機能コマンドデータを含む運用ログデータに基づ
    いて、該システムの処理機能の状態遷移を表す状態遷移
    データを作成する状態遷移データ作成部と、 該運用ログデータ作成部で作成された上記の運用ログデ
    ータと該状態遷移データ作成部で作成された上記の状態
    遷移データとを管理データとして保存するデータ保存部
    該状態遷移データ作成部によって作成された運用ログデ
    ータ毎の状態遷移データから各状態遷移データの差分デ
    ータを抽出し、該差分データに基づいて該運用ログデー
    タを編集して該データ保存部に保存させる運用ログデー
    タ編集部とをそなえ、 該運用ログデータ編集部が、 該遷移順序データ作成部によって作成された運用ログデ
    ータ毎の状態遷移データを比較する比較部と、 該比較部での比較結果に基づいて上記の各状態遷移デー
    タの差分データを抽出する差分抽出部と、 該差分抽出部で抽出された差分データに基づいて、該差
    分データを上記の各状態遷移データの共通部にリンクさ
    せるためのリンク制御データを作成するリンク制御デー
    タ作成部とをそなえ、 該リンク制御データ作成部で作成された該リンク制御デ
    ータを該状態遷移データに付加するとともに該リンク制
    御データに該差分データを付加して差分抽出前の各状態
    遷移をそれぞれ表すように、該運用ログデータを編集し
    て該データ保存部に保存させる ことを特徴とする、運用
    ログデータ管理装置。
  2. 【請求項2】 該状態遷移データ作成部が、 上記の機能コマンドデータを含む該運用ログデータから
    複数の該機能コマンドデータを抽出する機能コマンドデ
    ータ抽出部と、 該機能コマンドデータ抽出部で抽出された該複数の機能
    コマンドデータに基づいて該システムの処理機能の遷移
    順序を識別する遷移順序識別部と、 該遷移順序識別部での識別結果に基づいて該遷移順序に
    応じた遷移順序データを上記の状態遷移データとして作
    成する遷移順序データ作成部とをそなえて構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の運用ログデータ管
    理装置。
  3. 【請求項3】 該機能コマンドデータ抽出部が、 外部から該運用ログデータに含まれる該機能コマンドデ
    ータを指示する指示データを受けると、該指示データに
    基づいて、該機能コマンドデータの抽出処理を行なうよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項2記載の
    運用ログデータ管理装置
  4. 【請求項4】 該運用ログデータ編集部が、 編集後の該運用ログデータを該状態遷移データとともに
    出力しうる出力部をそなえて構成されていることを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の運用ログ
    データ管理装置。
  5. 【請求項5】 該運用ログデータ作成部が、 該ソフトウェアの実行に影響のないコメントデータとし
    て該ソフトウェアに予め記述された該機能コマンドデー
    タを該システムの運用時に読み取ることにより、上記の
    機能コマンドデータを含む運用ログデータを作成するよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項1〜
    いずれか1項に記載の運用ログデータ管理装置。
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