JP3357740B2 - 成形品の離型装置 - Google Patents
成形品の離型装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば射出成形を終了
した成形品を成形型から離型する成形品の離型装置に関
する。
した成形品を成形型から離型する成形品の離型装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ゴム材などの材料を射出成形し
て所望形状の成形品を得る場合には、射出成形を終了し
た後に成形型から成形品を離型する必要がある。特に、
図3に示すような複雑な形状の製品では、成形型を開い
たときに成形品は成形型に強固に付着しているのでその
離型は容易ではない。
て所望形状の成形品を得る場合には、射出成形を終了し
た後に成形型から成形品を離型する必要がある。特に、
図3に示すような複雑な形状の製品では、成形型を開い
たときに成形品は成形型に強固に付着しているのでその
離型は容易ではない。
【0003】従来では作業者が成形品の一端を引っ張る
ことにより成形品を離型していたが、製品コストや作業
環境を整備するための各種設備費用の増加という問題の
みならず、剥離作業を慎重に行わないと成形品の表面に
傷付きなどの損傷を与えるという問題があった。そのた
め、かかる離型作業を自動化するための装置として例え
ば実開平6−724号公報に開示されたものが提案され
ている。この離型装置はエアーなどの流体を利用して成
形品を成形型から離型するものである。
ことにより成形品を離型していたが、製品コストや作業
環境を整備するための各種設備費用の増加という問題の
みならず、剥離作業を慎重に行わないと成形品の表面に
傷付きなどの損傷を与えるという問題があった。そのた
め、かかる離型作業を自動化するための装置として例え
ば実開平6−724号公報に開示されたものが提案され
ている。この離型装置はエアーなどの流体を利用して成
形品を成形型から離型するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、エアーなど
の流体を成形品と成形型との間に吹き込む方法では、離
型成功率には優れているものの多量のエアーを必要とす
る。特に粘着性の高い成形材料により成形を行った場合
にはこの問題が顕著であった。しかも、エアーブローに
よれば離型したあとに成形品が飛散してしまうので、そ
れらを一箇所に集める装置も必要となり、結局エアーブ
ロー式の離型装置を量産ラインに採用するには問題があ
った。
の流体を成形品と成形型との間に吹き込む方法では、離
型成功率には優れているものの多量のエアーを必要とす
る。特に粘着性の高い成形材料により成形を行った場合
にはこの問題が顕著であった。しかも、エアーブローに
よれば離型したあとに成形品が飛散してしまうので、そ
れらを一箇所に集める装置も必要となり、結局エアーブ
ロー式の離型装置を量産ラインに採用するには問題があ
った。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、成形型から成形品を離型す
る作業を自動化するにあたり、離型成功率が高く成形品
の損傷を与えることがなく、しかも多量の流体を必要と
しない新たな方法で離型を迅速に行うことを目的とす
る。
鑑みてなされたものであり、成形型から成形品を離型す
る作業を自動化するにあたり、離型成功率が高く成形品
の損傷を与えることがなく、しかも多量の流体を必要と
しない新たな方法で離型を迅速に行うことを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の成形品の離型装置は、成形型に付着した成
形品に対して開閉可能に設けられ当該成形品の一端を縮
径するチャックと、前記チャックにより縮径された成形
品の一端の外側を通過して当該成形品の外面を押し上げ
るピンとを有することを特徴としている。
に、本発明の成形品の離型装置は、成形型に付着した成
形品に対して開閉可能に設けられ当該成形品の一端を縮
径するチャックと、前記チャックにより縮径された成形
品の一端の外側を通過して当該成形品の外面を押し上げ
るピンとを有することを特徴としている。
【0007】
【作用】まず最初に、成形を終了して成形型に付着した
ままの成形品に対しチャックを閉じて当該成形品の一端
を縮径する。この状態で、ピンをチャックにより縮径さ
れた成形品の一端の外側を通過させ、当該成形品の外面
を押し上げる。これにより成形品の一端はチャックによ
り縮径されているので、型抜きを阻害する成形型の部分
を円滑に通過することになる。
ままの成形品に対しチャックを閉じて当該成形品の一端
を縮径する。この状態で、ピンをチャックにより縮径さ
れた成形品の一端の外側を通過させ、当該成形品の外面
を押し上げる。これにより成形品の一端はチャックによ
り縮径されているので、型抜きを阻害する成形型の部分
を円滑に通過することになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例に係る成形品の離型装
置を示す要部断面図であって(A)〜(C)は順次その
動作を説明する図、図2は同実施例に係るチャックを示
す平面図、図3は同実施例の離型装置に適用される成形
品と成形型を示す断面図である。
明する。図1は本発明の一実施例に係る成形品の離型装
置を示す要部断面図であって(A)〜(C)は順次その
動作を説明する図、図2は同実施例に係るチャックを示
す平面図、図3は同実施例の離型装置に適用される成形
品と成形型を示す断面図である。
【0009】まず、射出成形などの成形を終了した成形
品2(図3参照)は、成形型1に付着した状態で成形型
とともに位置固定な基台(不図示)に載置される。本実
施例で説明する成形品2は、図3に示すように自動車用
ブレーキブースタに用いられるゴム製シール部材であ
り、両端が開口した筒状に形成されている。この成形品
2には内側にくびれた小径部2aが形成されているた
め、射出成形を終了した状態では、上型、下型および中
子(何れも図示せず)に残らず、図3に示す上下成形型
の間に配された成形型1に残ることになる。
品2(図3参照)は、成形型1に付着した状態で成形型
とともに位置固定な基台(不図示)に載置される。本実
施例で説明する成形品2は、図3に示すように自動車用
ブレーキブースタに用いられるゴム製シール部材であ
り、両端が開口した筒状に形成されている。この成形品
2には内側にくびれた小径部2aが形成されているた
め、射出成形を終了した状態では、上型、下型および中
子(何れも図示せず)に残らず、図3に示す上下成形型
の間に配された成形型1に残ることになる。
【0010】このような成形品2を成形型1から離型す
るためには、図3において、成形型1の上方向あるいは
下方向に成形品2を引き抜く必要があるが、特に粘着性
が高い材料により成形された場合には成形型1と成形品
2との界面5に付着力が作用している。この付着力は引
き抜き方向に対しては大きな抵抗力として作用するの
で、成形品2を急激に引き抜くと成形品が破損するおそ
れがあるので、本実施例に係る離型装置では、このよう
な離型時の損傷をも防止するようにしている。この構成
については後述する。
るためには、図3において、成形型1の上方向あるいは
下方向に成形品2を引き抜く必要があるが、特に粘着性
が高い材料により成形された場合には成形型1と成形品
2との界面5に付着力が作用している。この付着力は引
き抜き方向に対しては大きな抵抗力として作用するの
で、成形品2を急激に引き抜くと成形品が破損するおそ
れがあるので、本実施例に係る離型装置では、このよう
な離型時の損傷をも防止するようにしている。この構成
については後述する。
【0011】基台に載置され固定された成形型1の下方
には、成形品2の一端(図1では下端)2aを把持して
縮径させるためのチャック3,3が設けられている。こ
のチャック3,3は、図1(A)および(B)に示すよ
うに2つの爪が互いに開閉(接近離反移動)するように
設けられており、図2に示すように後述するピンが通過
し得る半円状の切り欠き部3aが形成されている。この
チャック3の開閉は例えば流体シリンダによって行うこ
とができるが、本実施例では一方のチャック3のみを往
復移動させ、他方のチャック3は一方のチャックと連結
された例えばラックアンドピニオン機構により往復移動
させるように構成してもよい。こうすると、流体シリン
ダが1つで足りるばかりでなく、2つの流体シリンダの
作動同期を必要とせずに常に一定の中心点に向かって2
つのチャック3,3を往復移動させることができる。
には、成形品2の一端(図1では下端)2aを把持して
縮径させるためのチャック3,3が設けられている。こ
のチャック3,3は、図1(A)および(B)に示すよ
うに2つの爪が互いに開閉(接近離反移動)するように
設けられており、図2に示すように後述するピンが通過
し得る半円状の切り欠き部3aが形成されている。この
チャック3の開閉は例えば流体シリンダによって行うこ
とができるが、本実施例では一方のチャック3のみを往
復移動させ、他方のチャック3は一方のチャックと連結
された例えばラックアンドピニオン機構により往復移動
させるように構成してもよい。こうすると、流体シリン
ダが1つで足りるばかりでなく、2つの流体シリンダの
作動同期を必要とせずに常に一定の中心点に向かって2
つのチャック3,3を往復移動させることができる。
【0012】一方、チャック3,3の下方には2本のピ
ン4,4が一体的に設けられており図示しない流体シリ
ンダなどによって上下移動が可能になっている。すなわ
ち、図1(A)および(B)に示す下限位置と図1
(C)に示す上限位置との間を往復移動する。この場
合、既述したように各ピン4,4はチャック3,3に形
成された半円状の各切り欠き部3a,3aを通過して上
昇することになる。なお、既述したチャック3,3を開
閉させる流体シリンダやピン4,4を上下移動させる流
体シリンダは、モータと歯車機構などの構成によっても
均等の作用効果を得ることができる。
ン4,4が一体的に設けられており図示しない流体シリ
ンダなどによって上下移動が可能になっている。すなわ
ち、図1(A)および(B)に示す下限位置と図1
(C)に示す上限位置との間を往復移動する。この場
合、既述したように各ピン4,4はチャック3,3に形
成された半円状の各切り欠き部3a,3aを通過して上
昇することになる。なお、既述したチャック3,3を開
閉させる流体シリンダやピン4,4を上下移動させる流
体シリンダは、モータと歯車機構などの構成によっても
均等の作用効果を得ることができる。
【0013】以上、本実施例の離型装置の要部構成を、
成形型1・成形品2・チャック3・ピン4からなる一対
の離型構造により説明したが、射出成形において一つの
成形型1で成形品2を多数個取りする場合には、成形品
の個数に応じたチャックとピンとを設けてもよく、この
ように成形品2を多数個取りする場合には、チャック3
・ピン4からなる離型構造を複数設けて、かつ1サイク
ルで複数の成形品2の離型を行うようにすることが好ま
しい。ただし、本発明の離型装置は1個取りの成形品に
対しても適用することができる。
成形型1・成形品2・チャック3・ピン4からなる一対
の離型構造により説明したが、射出成形において一つの
成形型1で成形品2を多数個取りする場合には、成形品
の個数に応じたチャックとピンとを設けてもよく、この
ように成形品2を多数個取りする場合には、チャック3
・ピン4からなる離型構造を複数設けて、かつ1サイク
ルで複数の成形品2の離型を行うようにすることが好ま
しい。ただし、本発明の離型装置は1個取りの成形品に
対しても適用することができる。
【0014】次に作用を説明する。まず、射出成形が終
了すると、成形型を開き、図1(A)に示すように成形
品2が付着している成形型1を本実施例の離型装置の基
台に固定する。このとき、チャック3,3は開位置、ピ
ン4,4は下降限に位置している。次に、図1(B)に
示すようにチャック3,3を閉じて成形品2の下端を把
持し縮径させる。これにより、成形品2の小径部2aよ
り下の部分が成形型1から剥離されることになる。つい
で、図1(C)に示すようにチャック3,3で成形品2
の下端を縮径させたまま、ピン4,4を上昇させて成形
品2の外面を押し上げる。このとき、ピン4,4はチャ
ック3,3に形成された半円状の切り欠き部3a,3a
を通過することになるが、成形品2の小径部2aより上
の部分は当該ピン4,4によって成形型1から剥離され
ることになる。
了すると、成形型を開き、図1(A)に示すように成形
品2が付着している成形型1を本実施例の離型装置の基
台に固定する。このとき、チャック3,3は開位置、ピ
ン4,4は下降限に位置している。次に、図1(B)に
示すようにチャック3,3を閉じて成形品2の下端を把
持し縮径させる。これにより、成形品2の小径部2aよ
り下の部分が成形型1から剥離されることになる。つい
で、図1(C)に示すようにチャック3,3で成形品2
の下端を縮径させたまま、ピン4,4を上昇させて成形
品2の外面を押し上げる。このとき、ピン4,4はチャ
ック3,3に形成された半円状の切り欠き部3a,3a
を通過することになるが、成形品2の小径部2aより上
の部分は当該ピン4,4によって成形型1から剥離され
ることになる。
【0015】このようにして成形型1から離型された成
形品2は、図1(C)に示すように2本のピン4,4に
よって支持されており、これを次工程へ搬出する場合で
も常に一定位置に成形品が存在するので搬送の自動化を
実現することは容易である。また、従来のようにエアー
ブローによる剥離法を採用せずにチャックとピンとを用
いた機械的な構造による離型法であることから、量産工
程への採用も達成できる。さらに、離型を行う場合に成
形品に無理な力が作用しないので成形品に損傷を与える
おそれもない。また、このように離型作業を自動化する
ことにより人手によるコストを低減することができ、し
かも、作業者に対して必要であった作業環境の整備や安
全設備に関する設備費用も低減することができる。な
お、本発明は上述した実施例のみに限定されることなく
本発明の要旨を越えない限りにおいて種々に改変するこ
とは可能である。
形品2は、図1(C)に示すように2本のピン4,4に
よって支持されており、これを次工程へ搬出する場合で
も常に一定位置に成形品が存在するので搬送の自動化を
実現することは容易である。また、従来のようにエアー
ブローによる剥離法を採用せずにチャックとピンとを用
いた機械的な構造による離型法であることから、量産工
程への採用も達成できる。さらに、離型を行う場合に成
形品に無理な力が作用しないので成形品に損傷を与える
おそれもない。また、このように離型作業を自動化する
ことにより人手によるコストを低減することができ、し
かも、作業者に対して必要であった作業環境の整備や安
全設備に関する設備費用も低減することができる。な
お、本発明は上述した実施例のみに限定されることなく
本発明の要旨を越えない限りにおいて種々に改変するこ
とは可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明の成形品の離型装置は、成形品の
一端をチャックにより縮径してピンを用いて成形品の外
面を押し上げるようにしたので、従来のように多量のエ
アー等を必要とせずに成形品に損傷を与えることなく離
型を迅速に行いながら離型作業を自動化することができ
る。したがって、人手による作業を廃止することができ
成形品コストを低減することができる。これと同時に、
作業者に対して必要であった作業環境の整備や安全設備
の配備が不要となり、設備費用を低減することができ
る。
一端をチャックにより縮径してピンを用いて成形品の外
面を押し上げるようにしたので、従来のように多量のエ
アー等を必要とせずに成形品に損傷を与えることなく離
型を迅速に行いながら離型作業を自動化することができ
る。したがって、人手による作業を廃止することができ
成形品コストを低減することができる。これと同時に、
作業者に対して必要であった作業環境の整備や安全設備
の配備が不要となり、設備費用を低減することができ
る。
【図1】(A)〜(C)は本発明の一実施例に係る成形
品の離型装置を示す要部断面図である。
品の離型装置を示す要部断面図である。
【図2】同実施例に係るチャックを示す平面図である。
【図3】同実施例の離型装置に適用される成形品と成形
型を示す断面図である。
型を示す断面図である。
1…成形型 2…成形品 2a…小径部 3…チャック 3a…切り欠き部 4…ピン 5…界面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/40 B29C 33/44 B29C 45/33
Claims (1)
- 【請求項1】成形型(1)に付着した成形品(2)に対
して開閉可能に設けられ当該成形品の一端を縮径するチ
ャック(3)と、前記チャック(3)により縮径された
成形品の一端の外側を通過して当該成形品の外面を押し
上げるピン(4)とを有することを特徴とする成形品の
離型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02979094A JP3357740B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 成形品の離型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02979094A JP3357740B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 成形品の離型装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237253A JPH07237253A (ja) | 1995-09-12 |
| JP3357740B2 true JP3357740B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=12285798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02979094A Expired - Fee Related JP3357740B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 成形品の離型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3357740B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP02979094A patent/JP3357740B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07237253A (ja) | 1995-09-12 |
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