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JP3360019B2 - 浴室戸の排水構造 - Google Patents
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JP3360019B2 - 浴室戸の排水構造 - Google Patents

浴室戸の排水構造

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JP3360019B2
JP3360019B2 JP08289298A JP8289298A JP3360019B2 JP 3360019 B2 JP3360019 B2 JP 3360019B2 JP 08289298 A JP08289298 A JP 08289298A JP 8289298 A JP8289298 A JP 8289298A JP 3360019 B2 JP3360019 B2 JP 3360019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅等の浴室
に設けられる浴室戸の排水構造に関し、特に浴室の床部
を形成する防水パンと浴室戸の下枠とに特徴を有する浴
室戸の排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、一般住宅等の浴室としてユニット
式の浴室が広く用いられている。このような従来のユニ
ット式の浴室の一例を図5に示す。図5(a)は浴室の
平面図、図5(b)は図5(a)のB−B’矢視縦断面
図である。この図5に示すように、一般の浴室において
は、浴室の床を構成する防水パン10の略平面状の本体
部11の周囲に立上段部12を設けることによって、浴
室の洗い場と脱衣室の床との間に10cm〜15cm程
度の段差D1を設けている。そして、このように段差D
1を設けることによって、防水パン10の立上段部12
に載置した浴室戸Fを介して、浴室側から脱衣室側に水
が溢れることを防止している。
【0003】しかしながら、上記のような段差D1を乗
り越えて浴室戸Fの上面に水が流入する場合もあり、こ
のような水を浴室戸Fから排水するため、従来から浴室
戸Fには、その下枠内に排水路R1が形成されている。
ここで、従来は上記のように段差D1が形成されていた
ので、下枠から洗い場側に排水を行うことが可能であ
り、したがって下枠の排水路R1は、下枠から洗い場側
に連通するように形成されていた。
【0004】一方、近年、高齢者や身体障害者への配慮
からバリアフリーの要請が高まり、洗い場と脱衣室の床
との間の段差を極力なくした浴室の需要が高まってい
る。このような背景の下、最近では、洗い場と脱衣室の
床との間の段差をなくした浴室が提案されている。この
ような浴室の一例を図6に示す。図6(a)は浴室の平
面図、図6(b)は図6(a)のC−C’矢視縦断面図
である。この図6に示す浴室においては、防水パン10
1の周囲に立上段部を設けないことで段差をなくしてい
る。しかし、このように洗い場と脱衣室の床との間に段
差がない浴室においては、当然のことながら、浴室戸を
介して浴室側から脱衣室側に水が溢れる心配が生じる。
このため、このような浴室においては、洗い場の四周に
排水溝102を設けその上にグレーチング103を配置
することにより、浴室の水が脱衣室に溢れ出るのを防い
でいた。なお洗い場の四周に排水溝102を設けるの
は、洗い場の周囲のいずれの箇所に浴室戸を設けて良い
ようにするためである。
【0005】このような段差なしタイプの浴室において
も、グレーチングを乗り越えて浴室戸に流入する水を排
出するため、浴室戸Fの下枠内には排水路R2が形成さ
れている。このような段差なしタイプの浴室において
は、グレーチング103及び排水溝102を介して排水
を行うことが可能であり、したがって下枠の排水路R2
は、段差のある浴室の浴室戸と同様、下枠から洗い場側
に連通するように形成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のような段差なしタイプの浴室では、図6(a)に示す
ように格子模様状のグレーチング103を配置していた
ので、洗い場の面積を実際の面積よりも狭く感じさせて
しまうという問題があった。これは、グレーチング10
3が強度的に弱いという印象を与えたり、排水により非
衛生的であるとの印象を与えたり、あるいはグレーチン
グ103は洗い場の中心部とは異なる模様を有するため
洗い場の一部ではないという印象を与えることによっ
て、入浴者がグレーチング103には乗りたがらないた
めである。
【0007】さらに、グレーチング103はその機能か
ら必ず格子状かあるいはそれに近い形状になっているた
め、浴室のデザインに変化をつけることも難しく、ま
た、外観としても無機質な印象を与えてしまい浴室全体
の意匠性が損なわれるという問題点を有していた。ま
た、グレーチング103は格子状であるため汚れが付着
し易く、排水の流れが悪くなる原因ともなるので、洗い
場の周囲にわたるグレーチング103を定期的に掃除し
なければならず、その手間がかかるという問題点を有し
ていた。これらのことから、図5に示すような段差D1
がなく、かつ、図6に示すようなグレーチング103の
無い浴室が要望されていた。
【0008】しかしながら、段差D1及びグレーチング
103を無くした場合には、浴室戸に流入する水を洗い
場に排水することができないという問題があった。換言
すれば、段差D1及びグレーチング103の無い浴室を
実現するため、流入する水を洗い場以外に排水すること
のできる浴室戸の排水構造が要望されていた。またこの
ような場合に、防水パンを特殊な構造にすることが考え
られるが、特殊な防水パンを製造することは浴室全体の
コストを向上させることになり、好ましくない。したが
って既存の防水パン、すなわち略平面状の本体部の周囲
に立上段部を設けた防水パンを用いて、上記のような排
水構造を達成することが切望されていた。
【0009】本発明は、この様な従来の浴室戸の排水構
造における問題点に鑑みてなされたもので、既存の防水
パンを用いながらも、流入する水を洗い場以外に排水す
ることのできる浴室戸の排水構造を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を解決す
るために請求項1に記載の本発明は、浴室の床部を形成
するもので略平面状の本体部とその四周の立上段部とか
らなる防水パンの周縁近傍に、左右の縦枠と上下枠より
なる枠体内に戸体を装着して形成した浴室戸を配置して
なる浴室戸の排水構造であって、上記下枠には、その長
手方向に沿った排水溝と、該排水溝に連通して該排水溝
内の水を下枠下方に排水する排水路を設け、上記防水パ
ンには、その立上段部の上記下枠に略対応する位置に切
欠部を形成すると共に、該切欠部の下方位置に上記下枠
を載置支持する支持枠を取付け、該支持枠は上記下枠の
長手方向に沿って配置され、上記下枠の長手方向に沿っ
て配置された支持枠には、上記防水パンに対し下方から
当接する支承片を設けると共に、上記下枠の排水路に連
通する第2の排水溝と、該第2の排水溝に連通して該第
2の排水溝内の水を支持枠下方に排水する排水管を設け
たことを特徴として構成されている。
【0011】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
に記載の本発明において、上記下枠の長手方向に沿って
配置された支持枠は、その両端部を上記左右の縦枠より
も側方に延出してなることを特徴として構成されてい
る。
【0012】また請求項3に記載の本発明は、請求項1
又は2に記載の本発明において、上記防水パンには該防
水パン上の水を該防水パン下方に排水するための排水口
及び該排水口に連通する下水管を設け、該下水管に上記
支持枠の排水管を連通したことを特徴として構成されて
いる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の浴室戸の排水構造
の第一の実施形態について、図面を参照して詳細に説明
する。図1は本実施形態における排水構造を適用した浴
室の浴室戸及び浴室壁を除いた状態における平面図、図
2は防水パンを取除いた状態における浴室戸の横断面
図、図3は図2のA−A’矢視断面図、図4は図3の下
枠周辺の拡大図である。
【0014】図1において、本実施形態における排水構
造を適用した浴室Aには脱衣室Bが並設されている。こ
こで浴室Aの下部には、グレーチング等を有しない略平
面状の本体部11と、立上段部12とを備えた防水パン
(すなわち既存の一般的な防水パン)10が敷設されて
いる。そしてこの防水パン10の本体部11にて浴室A
の床部が形成されており、また本体部11の上面の一部
には浴槽Cが載置されており、浴槽Cの配置されていな
い上面の他の部分が洗い場Dとされている。
【0015】この立上段部12は、図1に示すように、
防水パン10の本体部11の四周において縦断面略L字
状に形成されており、この立上段部12の上面に図示し
ない浴室壁が配置自在とされている。そして、立上段部
12に配置された浴室壁のうち、浴室Aと脱衣室Bとに
挟まれた浴室壁には開口部Eが形成されている。また防
水パン10の立上段部12うち開口部Eに対応する位置
には、立上段部12を切欠くことによって切欠部14が
形成されている。そしてこれら開口部E等に略納められ
るように浴室戸が配置されている。なお浴室Aに対する
脱衣室B位置は図示のものに限られず、浴室Aの洗い場
Dに隣接するいずれかの箇所に位置してよい。したがっ
て開口部Eが形成される位置(浴室戸が配置される位
置)も図示の位置に限られず、図1に設置可能範囲とし
て示す範囲のいずれにも形成され得る。
【0016】このような開口部Eに配置される浴室戸
は、図2、3に示すように、上下枠1、2及び左右の縦
枠3、4から枠組された枠体内に一対の戸体5、6を納
めてなる折戸タイプの浴室戸として構成されている。な
お浴室戸の上下枠1、2、左右の縦枠3、4及び後述す
る支持枠30等は、アルミニウムの押出し型材にて成形
される。
【0017】下枠2は、従来のように防水パン10の立
上段部12上ではなく、該立上段部12を切欠いて形成
された切欠部14を介して、防水パン10の側方に配置
され、防水パン10上面と下枠2上面の間の段差が最低
限に抑えられている。この浴室戸の下枠2には、図4に
示すように、該下枠2の長手方向に沿うものでかつ下枠
2の略全長に至る四つの排水溝20a〜20dが形成さ
れている。
【0018】このうち排水溝20aは、戸体5、6の略
鉛直下方位置に形成されており、その上面を開放した略
凹状をなしている。この排水溝20aの見込方向略中央
にはレール片21が形成されており、このレール片21
には戸体5、6の隅部に設けられたピポットヒンジ5a
が係止して戸体5、6を摺動自在に支持している。した
がって戸体5、6の開閉時等には排水溝20aの上面が
略完全に開放され、排水溝20a内には浴室A側から下
枠2上面に向けて流れ込む水が流入自在であり、水が脱
衣室Bに至ることが防止されている。なお排水溝20a
と、後述する排水溝20cとの間にはこれら両溝を連通
する排水口22aが見付方向に所定間隔で形成されてい
る。
【0019】また排水溝20bは、図4に示すように、
下枠2の脱衣室B側の端部近傍位置に形成されており、
排水溝20aと同様に、その上面を開放した略凹状をな
している。この排水溝20bの上方には該排水溝20b
の略全長に至る溝蓋23が配置されており、この溝蓋2
3によって排水溝20b内へのゴミ等の侵入が防止され
ている。この溝蓋23には、図2、4に示すように、そ
の長手方向に所定間隔で排水口22bが形成されてお
り、排水溝20aを乗り越えて脱衣室Bに向かう水が排
水口22bを介して排水溝20b内へ流入自在とされて
いる。なお溝蓋23は操作ツマミ24をスライド操作す
ることによって、下枠2に対して着脱自在である。また
排水溝20bと、後述する排水溝20cとの間にはこれ
ら両溝を連通する排水口22cが見付方向に所定間隔で
形成されている。
【0020】排水溝20cは排水溝20bの略鉛直下方
位置における中空部として形成されている。ここで上述
のように排水口22a、排水口22cが形成されている
ため、排水溝20aに流入した水が排水口22aを介し
て、排水溝20bに流入した水が排水口22cを介し
て、それぞれ排水溝20cに流入自在である。排水溝2
0dは排水溝20aの略鉛直下方位置における中空部と
して形成されている。この排水溝20dと、排水溝20
cとの間にはこれら両溝を連通する排水口22dが見付
方向に所定間隔で形成されている。したがって排水溝2
0cに流入した水は排水口22dを介して排水溝20d
に流入自在である。
【0021】また排水溝20dの下方には、該排水溝2
0dと下枠2の外部とを連通する排水口22eが見付方
向に所定間隔で形成されている。したがって排水溝20
dに流入した水は排水口22eを介して下枠2の外部下
方に流入自在である。これらのことから下枠2には、図
4において矢印にて示すように、排水溝20a〜20d
に連通するもので、該排水溝20a〜20dに流入した
水を排水口22a〜22eを介して下枠2の下方に排水
する排水路25が形成されている。
【0022】一方、防水パン10には、その立上段部1
2を切欠いて形成した切欠部14の下方位置に、図2〜
4に示すように、支持枠30が設けられている。この支
持枠30は、下枠2を載置させて支持すると共に、該下
枠2の排水路25を介して排水された水のさらなる排水
経路をなすものである。
【0023】この支持枠30は、図2に示すように、下
枠2の長手方向に沿って配置されるもので、下枠2より
も若干広い幅に形成され、その両端部を左右の縦枠3、
4よりも側方に延出する。また支持枠30は、図4に示
すように、本体31、取付片32及び支承片33を一体
に成形して構成されている。本体31は、切欠部14の
鉛直下方位置すなわち下枠2の鉛直下方位置に配置され
ており、この本体31上部の載置片34、34に下枠2
が載置することによって下枠2が支持されている。
【0024】この本体31は、縦断面形状を略上向きコ
字状に形成されており、その内部には排水路25から排
水された水を排水するための第2の排水溝35が形成さ
れていると共に、その上方すなわち載置片34、34の
間には開口部36が形成されている。この開口部36は
見込方向における排水口22eと対応する位置に設けら
れており、排水路25を介して排水された水が第2の排
水溝35に流入自在とされている。なお開口部36には
排水口22eの周囲に設けられた突起26が入り込んで
おり、これによって下枠2と支持枠30との連係が一層
強固なものとされている。なお図2に示すように支持枠
30の両端部には端部キャップ38が取付けられてお
り、この端部キャップ38によって第2の排水溝35の
両端部が閉塞されている。
【0025】また支持枠30の取付片32は縦断面形状
を略L字状に形成されており、本体31に対して防水パ
ン10側に配置されている。この取付片32はその垂直
部32aを防水パン10の下方に形成された下部片15
に隣接させており、この垂直部32aの長手方向の複数
箇所にネジ込まれた連結ネジ37を介して支持枠30が
防水パン10に取付けられている。
【0026】また支持枠30の支承片33は縦断面形状
を略L字状に形成されており、防水パン10、下部片1
5、下枠2及び取付片32に囲まれた空間部内に配置さ
れている。この支承片33はその上面を防水パン10の
下面に略接している。したがって下枠2の荷重が本体3
1に加わって該本体31が下方に押し下げられそうにな
った場合には、支承片33が上方への力を受けて防水パ
ン10の下面を押圧すると共に防水パン10から反発力
を受けるので、本体31が下方に移動することが防止さ
れる。すなわち支承片33によって、支持枠30の変形
が防止される。なお支承片33、防水パン10及び下枠
2の間にはシール16が埋め込まれ、これらの間から水
が浸入することが防止されている。
【0027】ここで支持枠30の本体31には、その長
手方向における略中央位置に図示しない貫通孔が形成さ
れており、この貫通孔の下方には、図3、4に示すよう
に、塩化ビニール製の排水管40が設けられている。こ
の排水管40は連結ネジ41を介して本体31に連結さ
れるもので、本体31の第2の排水溝35に流入した水
は排水管40を介して支持枠30の下方に排出される。
【0028】ここで従来より防水パン10の洗い場Dに
は、図1に示すように、排水口16が設けられており、
また洗い場D上面の水が排水口16側に流れるように、
洗い場D上面は、図1に矢印にて示す方向を下側とする
傾斜状とされている。すなわち洗い場D上面は図1の点
P1を最も高い位置、点P2が最も低い位置になるよう
に形成されている。そして排水口16は、該排水口16
の下方に延びる図示しない下水管に連通しており、排水
口16に流入した水は下水管を介して浴室Aの外部へ排
出される。一方、支持枠30に連通した排水管40は、
防水パン10の下方を通って、上記図示しない下水管に
連通しており、したがって排水管40内に導かれた水
が、下水管を介して浴室Aの外部へ排出される。なお排
水管40は、防水パン10の下方において洗い場Dの傾
斜に沿って傾斜するように形成されており、したがって
排水管40内に導かれた水は点P2側に良好に流れ落ち
る。
【0029】最後に本実施形態における排水構造を適用
した浴室の取付施工方法について説明する。まず防水パ
ン10の下枠2に対応する位置に支持枠30をネジ止め
する。この状態の防水パン10、及び浴槽Cを建屋に設
置し、防水パン10の立上段部12上に浴室壁13を配
置する。そして防水パン10の立上段部12のうち浴室
戸の設置箇所に対応する箇所のみを切欠き、浴室戸取付
けのための開口部Eを形成する。一方、上下1、2及び
左右の縦枠3、4から枠体を枠組し、この下枠2の下端
突起を支持枠30の開口部に係止させつつ、枠体を開口
部Eに設置する。そして最後に枠体内に戸体5、6を嵌
め込んで、浴室の取付施工を終了する。
【0030】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定され
ず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態に
て実施されてよいものであり、以下、これら異なる形態
について説明する。まず上記実施形態ではそれぞれ浴室
戸が折戸である場合について説明したが、折戸に限定さ
れず、いかなる種類の浴室戸であってもよい。また下枠
2の構造は上記形態に示すものでなくともよく、例えば
強度上の制約なき場合には排水溝20a〜20dを一体
としてもよい。すなわち下枠2には、下枠2上面に流れ
込む水を排水するための排水溝が形成されていればよ
い。
【0031】また支持枠30についても上記実施形態に
示した構造に限られず、例えば突張片33を省略しても
よい。また排水管40についても、支持枠30の見付方
向の中央位置でなく、左右両端位置に設けて合流させて
もよい。また水が逆流することを防止するための逆止弁
を適宜設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】これまで説明したように請求項1に記載
の本発明は、下枠には、その長手方向に沿った排水溝
と、該排水溝に連通して該排水溝内の水を下枠下方に排
水する排水路を設け、防水パンには、その立上段部の下
枠に略対応する位置に切欠部を形成すると共に、その切
欠部の下方位置に、下枠を載置支持する支持枠を設け、
支持枠は下枠の長手方向に沿って配置され、支持枠に
は、下枠の排水路に連通する第2の排水溝と、該第2の
排水溝に連通して該第2の排水溝内の水を支持枠下方に
排水する排水管を設けたことにより、浴室戸に流入する
水を洗い場を迂回して排水することができ、段差及びグ
レーチングの無い浴室を実現することができる。特に防
水パンに支持枠を取付けることによって、下枠の支持や
排水等を達成しているので、既存の防水パンをそのまま
利用することができ、特殊な防水パンを製造する必要が
ないので、極めて安価に上記効果を得ることができる。
さらに、支持枠には、防水パンに対し下方から当接する
支承片を設けたことにより、支承片が防水パンから押圧
されることによって支持枠の変形が防止され、下枠を一
層強固に支持できる。
【0033】しかも請求項2に記載の本発明は、上記下
枠の長手方向に沿って配置された支持枠は、その両端部
を上記左右の縦枠よりも側方に延出してなることから、
浴室戸全体に流入する水を漏れなく排水することができ
る。
【0034】さらに請求項3に記載の本発明は、防水パ
ンには該防水パン上の水を該防水パン下方に排水するた
めの排水口及び該排水口に連通する下水管を設け、該下
水管に支持枠の排水管を連通したことにより、既存の下
水管を用いて容易に排水を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態における排水構造
を適用した浴室の浴室戸及び浴室壁を除いた状態におけ
る平面図である。
【図2】防水パンを除いた状態における浴室戸の横断面
図である。
【図3】図2のA−A’矢視断面図である。
【図4】図3の下枠周辺の拡大図である。
【図5】従来の段差のある浴室を示す図であり、(a)
は平面図、(b)は(a)のB−B’矢視断面図であ
る。
【図6】従来の段差のない浴室を示す図であり、(a)
は平面図、(b)は(a)のC−C’矢視断面図であ
る。
【符号の説明】
A 浴室 B 脱衣室 C 浴槽 D 洗い場 E 開口部 F 浴室戸 1 上枠 2 下枠 3、4 縦枠 5、6 戸体 5a ピポットヒンジ 10 防水パン 11 本体部 12 立上段部 13 浴室壁 14 切欠部 15 下部片 16 排水口 20a〜20d 排水溝 21 レール片 22a〜22e 排水口 23 溝蓋 24 操作ツマミ 25 排水路 26 突起 30 支持枠 31 本体 32 取付片33 支承片 34 載置片 35 第2の排水溝 36 開口部 40 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 政義 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (72)発明者 加藤 淳一 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−131930(JP,A) 特開 平11−166322(JP,A) 特開 平10−205237(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/14 E06B 1/70 E04H 1/12 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の床部を形成するもので略平面状の
    本体部とその四周の立上段部とからなる防水パンの周縁
    近傍に、左右の縦枠と上下枠よりなる枠体内に戸体を装
    着して形成した浴室戸を配置してなる浴室戸の排水構造
    であって、 上記下枠には、その長手方向に沿った排水溝と、該排水
    溝に連通して該排水溝内の水を下枠下方に排水する排水
    路を設け、 上記防水パンには、その立上段部の上記下枠に略対応す
    る位置に切欠部を形成すると共に、該切欠部の下方位置
    に上記下枠を載置支持する支持枠を取付け、該支持枠は
    上記下枠の長手方向に沿って配置され、 上記下枠の長手方向に沿って配置された支持枠には、
    記防水パンに対し下方から当接する支承片を設けると共
    に、上記下枠の排水路に連通する第2の排水溝と、該第
    2の排水溝に連通して該第2の排水溝内の水を支持枠下
    方に排水する排水管を設けたことを特徴とする浴室戸の
    排水構造。
  2. 【請求項2】 上記下枠の長手方向に沿って配置された
    支持枠は、その両端部を上記左右の縦枠よりも側方に延
    出してなることを特徴とする請求項1記載の浴室戸の排
    水構造。
  3. 【請求項3】 上記防水パンには、該防水パン上の水を
    該防水パン下方に排水するための排水口及び該排水口に
    連通する下水管を設け、該下水管に上記支持枠の排水管
    を連通したことを特徴とする請求項1又は2に記載の浴
    室戸の排水構造。
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