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JP3365853B2 - 感光ドラム基体用アルミニウム押出素管の製造方法 - Google Patents
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JP3365853B2 - 感光ドラム基体用アルミニウム押出素管の製造方法 - Google Patents

感光ドラム基体用アルミニウム押出素管の製造方法

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JP3365853B2 JP08021094A JP8021094A JP3365853B2 JP 3365853 B2 JP3365853 B2 JP 3365853B2 JP 08021094 A JP08021094 A JP 08021094A JP 8021094 A JP8021094 A JP 8021094A JP 3365853 B2 JP3365853 B2 JP 3365853B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、電子写真タイプの印
刷装置に組込まれる感光ドラムのアルミニウム押出素管
の製造方法に関するものである。 【0002】なお、この明細書において「アルミニウ
ム」の語はその合金をも含む意味で用いる。 【0003】 【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電
子写真タイプの印刷装置に使用されるOPC感光ドラム
は、アルミニウムからなる基体の外周面に感光層を薄く
塗工して使用される。このような感光ドラム基体は、均
一な感光層の形成を行い印刷品質を向上させるために、
高い表面平滑性が要求される。 【0004】ところで、低価格の各種印刷装置の普及に
伴い、感光ドラム基体も量産性があって製造コストの低
いものが求められるようになり、このため表面切削を要
することなく良好な表面平滑性が得られるとともに、価
格面でも有利な無切削アルミニウム管が用いられるよう
になっている。無切削アルミニウム管としては、押出素
管を引抜いて製作されるED管あるいは押出素管をしご
いて製作されるEI管と称されるアルミニウム管が多用
されている。 【0005】前記無切削アルミニウム管の製作において
は、押出後の最終的な引抜またはしごき加工における表
面仕上げが重要であることはもとより、これらの加工に
よる表面品質は押出素管の表面品質に大きく左右される
ため、製作途上の押出素管の表面品質も極めて重要であ
る。 【0006】従来、このようなアルミニウム押出素管の
製造に際しては、Fe−Cr−Mo系のダイス鋼からな
る押出金型や、さらに前記ダイス鋼に窒化処理をした押
出金型が使用されていた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のダイス
により押出された押出素管は、表面にアルミニウム滓の
微小片が付着してムシレ状の欠陥があるなど、表面品質
は必ずしも十分なものではなかった。押出素管にアルミ
ニウム滓が付着していると、引抜またはしごきによって
引き延ばされて鱗片状になったりワイヤー状になって、
ササクレ状の凸キズを発生する。このような表面欠陥を
有する基体に感光体を塗工しても均一な感光層は得られ
ず、感光ドラムの一様帯電時に表面欠陥のある部分で漏
電が起こり、印刷品質を低下させる原因となる。 【0008】このような押出素管表面のアルミニウム滓
は、押出中に、金型のベアリング部に凝着したアルミニ
ウム滓が離脱して、押出素管表面に溶着したものと考え
らる。そして、アルミニウム滓の凝着が金型のベアリン
グ部のたわみにあるとの推定から、前述の金型の材質よ
りも高温強度の高い超硬合金製金型で押出素管の製作を
試みたが、やはりアルミニウム滓が溶着することがあ
り、押出素管の表面品質を改善することができなかっ
た。 【0009】この発明は、前述のような技術背景に鑑み
てなされたものであって、表面品質の良い感光ドラム基
体用アルミニウム押出素管の製作提供を目的とするもの
である。 【0010】 【課題を解決するための手段】発明者らは、金型のベア
リング部へのアルミニウム滓の凝着量が金型の材料とア
ルミニウムとの親和力によって異なることに着目し、ア
ルミニウムとの親和力の低い特定組成のWC−Co系超
硬合金で押出金型を形成することにより、押出素管表面
に溶着するアルミニウム滓量を抑制し表面品質を改善で
きることを見出し、この発明の完成に至った。 【0011】即ち、この発明の感光ドラム基体用アルミ
ニウム押出素管の製造方法は、引抜加工に供される素管
であって、アルミニウムを押出して感光ドラム基体用押
出素管を製造するに際し、べアリング部がCo含有量1
6%未満のWC−Co系超硬合金によって形成されてい
る押出金型を用いてアルミニウムを押出すことを特徴と
するものである。 【0012】押出素管の表面に溶着するアルミニウム滓
量は、前記押出金型のベアリング部の材料となるWC−
Co系超硬合金組成によって変化する。 【0013】図1は、WC−Co系超硬合金中のCo含
有量とアルミニウムとの親和力との関係を、Co含有量
の異なるWC−Co系超硬合金板の上に700℃の溶融
純アルミニウムを接触させた場合の濡れ角(θ)によっ
て示したグラフである。前記濡れ角(θ)は、図2に示
されているように、WC−Co系超硬合金(1)との親
和力が高い程、溶融アルミニウム(2)は濡れ広がって
濡れ角(θ)は大となるとともに、Co含有量とアルミ
ニウムとの親和力とは図1のような相関関係が見られ
る。即ち、WC−Co系超硬合金はCo含有量が大きく
なるほどアルミニウムとの親和力が高くなり、押出加工
中に金型にアルミニウム滓が凝着しやすくなって、その
アルミニウム滓はベアリング部から離脱して押出素管表
面に溶着するアルミニウム滓量も増大する。WC−Co
系超硬合金組成においてCo含有量が16%以上では、
押出素管表面に溶着するアルミニウム滓量が相対的に多
くなり、引抜またはしごき加工を経て製作した感光ドラ
ム基体の表面にササクレ状の凸キズが多数生じて、印刷
品質を低下させる。したがって、Co含有量は16%未
満とする必要があり、特に12%以下が好ましい。一
方、Co含有量が2%未満になると、抗折力が低下する
ために好ましくない。 【0014】なお、前記押出金型は、そのベアリング部
のみをCo含有量16%未満のWC−Co系超硬合金に
よって形成しても良いし、あるいは金型の全体を外合金
によって形成しても良い。 【0015】また、この発明の方法によって押出される
アルミニウムの組成は特に限定されることはなく、A3
003合金を始めとして各種のものを用いることがで
き、押出条件等も従来の条件をそのまま採択すれば良
い。 【0016】 【作用】この発明に用いる押出金型は、べアリング部が
Co含有量が16%未満のWC−Co系超硬合金によっ
て形成され、アルミニウムとの親和力が低いために、ア
ルミニウムを押出してもベアリング部にアルミニウム滓
が凝着しにくい。そのため、ベアリング部に付着したア
ルミニウム滓が離脱して押出管に溶着することもない。 【0017】 【実施例】次に、この発明の感光ドラム用アルミニウム
押出素管の製造方法の具体的実施例について説明する。 【0018】WC−Co系超硬合金組成中のCo含有量
を2%から22%まで2%ずつ変えて、11個のポート
ホールダイスを製作した。そして、各金型によりA30
03アルミニウムを次の条件で素管を押出した。 (押出条件) 押出機 ;1800トン、6インチコンテナ ビレット;A3003,直径6インチ×長さ505m
m、440℃に加熱 金型 ;420℃に加熱 素管形状;外径40.0mm×厚さ1.5mm 押出速度;60m/min(素管速度) 押滓 ;40mm 各押出素管の表面状態について外観を観察して評価し
た。評価結果を表1に示す。 【0019】 【表1】 【0020】表1から明らかなように、WC−Co系超
硬合金組成においてCo含有量が16%未満の金型を用
いると、滑らかな表面状態の押出素管が得られ、特に1
2%以下の金型を使用した押出素管は表面状態が良かっ
た。 【0021】 【発明の効果】以上のように、この発明に係る感光ドラ
ム基体用アルミニウム押出素管の製造方法は、引抜加工
に供される素管であって、アルミニウムを押出して感光
ドラム基体用押出素管を製造するに際し、べアリング部
がCo含有量16%未満のWC−Co系超硬合金によっ
て形成されている押出金型を用いるために、該金型のベ
アリング部とアルミニウムとの親和力が低く、アルミニ
ウムを押出してもベアリング部にアルミニウム滓が凝着
しにくい。その結果、押出中にそのアルミニウム滓が離
脱して押出管に溶着するおそれもなくなり、表面品質の
良い感光ドラム基体用アルミニウム押出素管を製造する
ことができる。ひいては、このような押出素管から引
工を経て製作される感光ドラム基体の表面平滑性を向
上させ、均一な感光層を形成して印刷品質を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】WC−Co系超硬合金中のCo含有量とアルミ
ニウムとの親和力との関係を示すグラフである。 【図2】溶融アルミニウムのWC−Co系超硬合金に対
する濡れ角度(θ)を示す断面図である。 【符号の説明】 1…WC−Co系超硬合金 2…溶融アルミニウム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 正敏 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニ ウム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−71519(JP,A) 特開 昭60−125348(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 25/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 引抜加工に供される素管であって、アル
    ミニウムを押出して感光ドラム基体用押出素管を製造す
    るに際し、べアリング部がCo含有量16%未満のWC
    −Co系超硬合金によって形成されている押出金型を用
    いてアルミニウムを押出すことを特徴とする感光ドラム
    基体用アルミニウム押出素管の製造方法。
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CN100462156C (zh) * 2007-02-14 2009-02-18 佛山市禅城区南庄兴顺模具厂 铝合金型材挤压的试模方法
JP5822562B2 (ja) 2011-07-01 2015-11-24 昭和電工株式会社 感光ドラム基体用アルミニウム合金及び感光ドラム基体用アルミニウム合金押出管の製造方法

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