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JP3366955B2 - 混成集積回路用洗浄剤組成物 - Google Patents
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JP3366955B2 - 混成集積回路用洗浄剤組成物 - Google Patents

混成集積回路用洗浄剤組成物

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JP3366955B2
JP3366955B2 JP20094795A JP20094795A JP3366955B2 JP 3366955 B2 JP3366955 B2 JP 3366955B2 JP 20094795 A JP20094795 A JP 20094795A JP 20094795 A JP20094795 A JP 20094795A JP 3366955 B2 JP3366955 B2 JP 3366955B2
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伸吉 大林
靖彦 鈴木
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DKS Co Ltd
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  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は混成集積回路(以下
「H−IC」ともいう)用洗浄剤組成物に関し、詳しく
は、H−ICに付着あるいは残存するフラックス残渣を
洗浄するための洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来のH
−IC洗浄用洗浄剤としては、CFC−113(アルコ
ール配合品含む)あるいは1,1,1−トリクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素溶剤が広く使用されていた。
また、アルコール類、ケトン類、炭化水素系溶剤あるい
は準水系洗浄剤も用いられていた。
【0003】しかしながら、前記したCFC−113や
1,1,1−トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素
溶剤は、オゾン層を破壊する原因物質として厳しい使用
削減が図られ、将来の使用に際し厳しい制限を受ける状
況にあった。
【0004】アルコール類、ケトン類あるいは炭化水素
系溶剤については、オゾン破壊物質では無いものの、当
該素材付着汚染渣の洗浄性に数段劣り、かつ、アルコー
ル類やケトン類にあってはその低い引火点により安全性
に対し多大の設備投資を図らねばならなかった。
【0005】また、当該用途用洗浄剤として広く用いら
れている多くの準水系洗浄剤では、実用的レベルの洗浄
性を呈するものの、フラックス残渣に含有される有機酸
成分と構成水分に起因するH−IC構成鉛ガラス部の著
しい溶出変化が見られるなどの問題点があった。
【0006】準水系洗浄剤の一部には、結果として前記
H−IC構成鉛ガラス部への著しい溶出変化を抑制した
ケースも見られるが、溶出抑制剤としてのアニオン界面
活性剤の割合が比較的多く、残存時の当該素材の電気特
性に懸念が残り、この界面活性剤の添加割合を抑制する
ことが望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の問題点に着目してなされたものである。すなわち、請
求項1記載の混成集積回路用洗浄剤組成物は、パーフル
オロアルキルリン酸エステル系アニオン界面活性剤0.
01〜1.0重量%(以下、単に「%」という)、下記
一般式(1)で表される水溶性グリコールエーテルと、
下記一般式(2)で表される水溶性グリコールエーテル
合計75〜90%、HLBが13〜18のポリオキシア
ルキレンアルキルエーテル型ノニオン界面活性剤5〜1
0%、残部が水より構成されてなるものである。 RO−(CHCHO)−H ……(1) (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基) RO−(CHCHO)−R ……(2) (式中、R、Rは各々独立して炭素数1〜2のアル
キル基)。
【0008】前記(B)成分中、一般式(2)で表され
る水溶性グリコールエーテルの配合割合が15%以上で
あることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、(A)〜(C)成分および
その他の成分に関して説明する。
【0010】(A)成分 パーフルオロアルキルリン酸エステル系アニオン界面活
性剤としては、モノパーフルオロアルキル(炭素数6〜
16)エチルリン酸エステルが例示でき、その具体例と
しては、メガファックF−191(大日本インキ化学工
業株式会社製)、サーフロンS−112(旭硝子株式会
社製)などが挙げられる。
【0011】パーフルオロアルキルリン酸エステル系界
面活性剤の添加量は、洗浄剤組成物において、0.01
〜1.0%という低濃度範囲で効果が認められる。
【0012】前記した添加量が0.01%未満であれば
鉛溶出抑制効果が低く、1.0%を超える添加量では抑
制効果はあるものの、水すすぎ不足時の残渣が電気特性
を劣化させるという現象が見られ好ましくない。
【0013】リン酸エステル系界面活性剤には他に、ポ
リオキシアルキレンアルキルリン酸エステル系アニオン
界面活性剤等も挙げられるが、前記パーフルオロアルキ
ルリン酸エステル系界面活性剤と同様の効果を発現する
には添加絶対量を多く要するため、洗浄工程後の除去に
多大の労力を要したり、残存した場合の次工程への影響
や電気特性、あるいは添加当該界面活性剤に起因する発
泡トラブル等が発現し実用上好ましくない。
【0014】(B)成分 本発明の(B)成分としては、下記(1)より選ばれた
少なくとも1種と、下記(2)より選ばれた少なくとも
1種とにより構成される。
【0015】 (1)ジエチレングリコールモノメチルエーテル ジエチレングリコールモノエチルエーテル ジエチレングリコールモノノルマルプロピルエーテル ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル ジエチレングリコールモノノルマルブチルエーテル ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル (2)ジエチレングリコールジメチルエーテル ジエチレングリコールエチルメチルエーテル ジエチレングリコールジエチルエーテル。
【0016】(B)成分の配合割合は、上記(1)と
(2)の合計で75〜90%である。75%未満の場合
は洗浄効果が劣る。
【0017】上記(2)のグリコールジエーテルは、洗
浄性能の点から(B)成分中、15%以上含有されるの
が好ましい。さらに好ましい含有割合は、30〜80%
である。
【0018】モノエチレングリコールモノアルキルエー
テルは引火点が著しく低く取り扱い安全性の点で好まし
くなく、トリエチレングリコールモノアルキルエーテル
は、洗浄効果が発揮されず、いずれも本発明における
(B)成分の使用としては好ましくない。
【0019】また、モノエチレングリコールジアルキル
エーテルは引火点が低く、トリエチレングリコールジア
ルキルエーテルは、洗浄効果が発揮されず同様に好まし
くないので、いずれも本発明における(B)成分の使用
としては好ましくない。
【0020】(C)成分 ポリオキシアルキレンアルキルエーテル型ノニオン界面
活性剤としては、炭素数8〜22の直鎖あるいは分岐の
アルキル基あるいはアルケニル基の、エチレンあるいは
プロピレンオキシド付加物の1種以上、更にはそれらの
混成付加物が挙げられる。HLBは13〜18である。
HLBが13未満の場合も、18を超える場合も、再付
着抑制機能に劣る。
【0021】配合割合としては、洗浄剤組成物中5〜1
0%である。5%未満の場合には、再付着抑制が劣り、
10%を超える場合には洗浄効果が劣る。
【0022】その他 水は蒸留水、イオン交換水、純水さらには超純水などの
品質が好ましい。水の配合割合としては特に限定はない
が4〜15%であることがこのましい。4%未満の場合
は、引火性を発現する場合があり、15%を超えると、
洗浄性が大幅に低下するという可能性が生じる。上記
(A)〜(C)成分及び水を各配合割合を以て混合して
全量を100とする。
【0023】本発明組成物は、混成集積回路用洗浄剤で
あり原液にて浸漬あるいは超音波洗浄装置、場合により
水中噴流や、気中噴霧洗浄装置中で用いられ、洗浄の目
的を達した後は次工程の水濯ぎ装置あるいは槽で汚染対
象物質であるフラックス残渣と共に除去され、乾燥工程
を経て操作が完結される。
【0024】上記構成を備えた本発明の混成集積回路用
洗浄剤組成物にあっては下記(A)〜(D)の機能を備
える。すなわち、 (A)洗浄主剤である水溶性グリコールエーテルのフラ
ックス残渣の溶解性機能 (B)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル型ノニオ
ン界面活性剤による、濯ぎ工程におけるフラックス残渣
再付着抑制機能 (C)少量に限定されたパーフルオロアルキルリン酸エ
ステル系アニオン界面活性剤によるH−IC構成鉛ガラ
ス部の鉛溶出抑制機能 (D)水分コントロールによる引火性抑制機能、などの
機能を備える。
【0025】
【実施例】実施例1〜5、及び比較例1〜11 下記[表1][表2]に示す各成分を、同表に示した割
合で配合して調整し、洗浄剤組成物を得た。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】得られた洗浄剤組成物のそれぞれに関し、
次の〜の試験を行なった。結果を[表3]に記載す
る。
【0029】(モデル混成集積回路の洗浄効果試験) 60℃に加温した各種洗浄剤組成物の原液に、鉛硝子に
より構成されるモデル混成集積回路素材を浸漬し、40
KHz/600Wの超音波洗浄を15分間行なった。そ
して、40℃の純水による超音波濯ぎを2回行った後、
乾燥操作後残存フラックス量を紫外線分光光度法にて測
定し、洗浄性を評価した。評価は、以下基準で判定し
た。 ◎ 残存フラックス量 3μg未満/cm ○ 残存フラックス量 3以上 5μg未満/cm △ 残存フラックス量 5以上10μg未満/cm × 残存フラックス量 10μg以上/cm
【0030】(モデル混成集積回路の再付着抑制効果
試験) 60℃に加温した各種洗浄剤組成物の原液に、洗浄対象
となるフラックスを5%添加し、劣化した洗浄液モデル
を作成する。次いで、前記劣化洗浄液を5%の割合で4
0℃純水濯ぎ槽に添加してモデル濯ぎ液とし、(フラッ
クスで汚染を受けていない)モデル混成集積回路素材を
実験例1と同様操作で洗浄し、再付着したフラックス量
を赤外分光光度法にて測定し、再付着抑制性を評価し
た。評価は、以下基準で判定した。 ◎ 再付着フラックス量 0.1μg未満/cm ○ 再付着フラックス量 0.1以上0.3μg未満/cm △ 再付着フラックス量 0.3以上0.5μg未満/cm × 再付着フラックス量 0.5μg以上/cm
【0031】(モデル混成集積回路の変色抑制効果試
験) 60℃に加温した各種洗浄剤組成物の原液に、洗浄対象
となるフラックスを5%添加し、鉛硝子によって構成さ
れるモデル混成集積回路素材を12時間浸漬した。40
℃の純水で5分間濯いだ後、80℃で10分間乾燥さ
せ、目視により変色抑制性を評価した。評価は以下基準
で判定した。 ◎ 外観色調変化なし ○ 僅かに色調変化が認められる △ 色調変化が認められる × 著しい色調変化が認められる。
【0032】(モデル混成集積回路の鉛の溶出抑制効
果試験) 60℃に加温した各種洗浄剤組成物の原液に、洗浄対象
となるフラックスを5%添加し、鉛硝子によって構成さ
れるモデル混成集積回路素材を24時間浸漬した。モデ
ル混成集積回路素材を取り出した後、洗浄液中の溶出鉛
イオン量を、プラズマ分光光度法を用いて測定し、鉛溶
出抑制性を評価した。評価は以下基準で判定した。 ◎ 50μg未満/H−IC素材1個の溶出量 ○ 50以上100μg未満/H−IC素材1個の溶出量 △ 100以上1000μg未満/H−IC素材1個の溶出量 × 1000μg以上/H−IC素材1個の溶出量。
【0033】(モデル混成集積回路への抑制剤残存性
試験) 実験例1と同様の洗浄操作を行った後、モデル混成集積
回路素材を80℃の熱水に2時間浸漬させた。その後、
この液をペルオキソ2硫酸カリウムで加圧分解した後、
イオンクロマトグラフィー法で残存リン酸イオンを分析
し、水濯ぎ性を評価した。評価は以下基準で評価した。 ◎ 残存リン酸イオン量 5μg未満/部品1個 ○ 残存リン酸イオン量 5以上25μg未満/部品1個 △ 残存リン酸イオン量25以上50μg未満/部品1個 × 残存リン酸イオン量 50μg以上/部品1個。
【0034】
【表3】 [表3]を見ても分かるように、本願発明の洗浄剤組成
物のみがバランスのよい洗浄効果を奏する。
【0035】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、混成集積回路
に付着するフラックス残渣の洗浄性に優れ、実洗浄ライ
ンに於いても再付着が抑制されるため安定した洗浄効果
が発揮される。
【0036】さらに、素材(被洗浄物)に対する外観変
化や物理的変化を惹起せず、安全な洗浄や残留物質が抑
制されるため、高い洗浄信頼性が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 3/26 H05K 3/26 E //(C11D 10/02 C11D 1:34 1:34 1:68 1:68 3:20 3:20) (72)発明者 中野 和生 京都府相楽郡精華町菱田山ノ下5の7 (72)発明者 大林 伸吉 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 鈴木 靖彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 園田 靖秀 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−57899(JP,A) 特開 平7−97596(JP,A) 特開 平4−306297(JP,A) 特開 平7−48599(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23G 5/032 C23G 5/028 C11D 17/08 C11D 10/02 C11D 1:34 C11D 1:68 C11D 3:20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)パーフルオロアルキルリン酸エステ
    ル系アニオン界面活性剤0.01〜1.0重量%、 (B)下記一般式(1)で表される水溶性グリコールエ
    ーテルと、下記一般式(2)で表される水溶性グリコー
    ルエーテル合計75〜90重量%、 (C)HLB13〜18のポリオキシアルキレンアルキ
    ルエーテル型ノニオン界面活性剤5〜10重量%、 残部が水より構成されることを特徴とする混成集積回路
    用洗浄剤組成物。 RO−(CHCHO)−H ……(1) (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基である。) RO−(CHCHO)−R ……(2) (式中、R、Rは炭素数1〜2のアルキル基であ
    る。RとRとは、互いに異なっていてもよいし同じ
    でもよい。)
  2. 【請求項2】前記(B)成分中、一般式(2)で表され
    る水溶性グリコールエーテルの配合割合が15重量%以
    上であることを特徴とする請求項1記載の混成集積回路
    用洗浄剤組成物。
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