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JP3370069B2 - ストッキング - Google Patents
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JP3370069B2 - ストッキング - Google Patents

ストッキング

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JP3370069B2
JP3370069B2 JP2000267869A JP2000267869A JP3370069B2 JP 3370069 B2 JP3370069 B2 JP 3370069B2 JP 2000267869 A JP2000267869 A JP 2000267869A JP 2000267869 A JP2000267869 A JP 2000267869A JP 3370069 B2 JP3370069 B2 JP 3370069B2
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stocking
bare
float
knitted
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克也 阿武
忠義 芦田
進武 赤井
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Gunze Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ずり下がり防止機
能に優れるストッキングの提供に関する。なお、本発明
におけるストッキングは、膝下サイズのショートストッ
キング、膝上サイズのロングストッキング、ソックス等
を包含するものである。
【0002】
【従来の技術】歩行、運動等によって着用したストッキ
ングがずり下がる現象は日常的に散見されるところであ
り、たるんだり皺が発生したりすることは着用美観を著
しく損ねることになる。従来、かかる現象を防止する目
的において、例えば、実公昭59−29923号公報、
実開昭55−83705号公報等に示される履き口の内
周面に裸の弾性糸を編み込んだり、或いは、実開昭58
-189104号公報、同62−15505号公報等に
示されるように、シリコンゴム、或いは生ゴム等を塗布
したりする方法も提案されているが、前者はその効果に
おいて、また、後者は着用感等においてなお改善の余地
が残されていた。
【0003】一方、ストッキング全体を締付けてフィッ
ト性を改善したり、履き口に強い締付けを付与する方法
も提案されているが、これらは着用者に苦痛を与えるこ
とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点、ず
り下がり防止機能と共に、着用感を改善した新規な構成
のストッキングを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明は、 項1 ストッキングを構成する履き口部の内周面にポリ
ウレタン系弾性糸の裸糸、またはゴム糸の裸糸を以って
適宜の幅にフロート編した摩擦帯域を設け、当該部の外
側には着用に際し、当該部を押えるつける機能を有する
伸縮帯域を設けたことを特徴とするストッキング。 項2 裸糸が100〜250デニールの太さである項1
記載のストッキング。 項3 500%伸長時のパワーが45〜70gfの範囲
にあるポリウレタン系弾性糸の裸糸である項1〜2記載
のストッキング 項4 フロート編組織が裸糸1に対し、他の糸2〜4の
割合のタック編組織である項1記載のストッキング。 項5 他の糸が伸縮弾性糸を芯糸とし、これに合成繊維
をカバリングして成るカバリング糸、または捲縮嵩高加
工糸から選択されたものである項4記載のストッキン
グ。 項6 裸糸がコース方向に1:1、または3:1の割合
で用いられる項5記載のストッキング。 項7 フロート編した摩擦帯域の幅が1〜3cmである
項1〜6記載のストッキング。 項8 伸縮帯域が伸縮性を有するレース生地、または編
地で構成された項1記載のストッキング。 項9 200%以上の伸縮性を有する伸縮帯域である項
8記載のストッキング。 項10 レッグ部が熱セット率65%以上のポリウレタ
ン弾性糸を芯糸としたカバリング糸にて編成されている
項1記載のストッキング。に特徴を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、ストッキングを構成す
る履き口部の内周面にポリウレタン系弾性糸の裸糸、ま
たはゴム糸の裸糸を以って適宜の幅にフロート編した摩
擦帯域を設けたことによって、肌との摩擦抵抗を高め、
加えて当該部の外側に設けた伸縮帯域によって、着用に
際し当該部を外側より押える機能を付加したことによっ
て、従来に見られない優れたずり下がり防止能が発揮さ
れるものである。即ち、摩擦抵抗の付与、当該部の押え
機能の相乗効果によって、特に、ソフトな締付けであり
ながらずり下がりを防止できる新規な特徴が付与される
ものである。以下、具体的にその構成について詳細に説
明する。
【0007】(裸糸について)裸糸は、ポリウレタン系
弾性糸、或いは合成、天然ゴム糸より選択される。好ま
しくは、100〜250デニールの太さ、より好ましく
は120〜200デニールで、500%伸長時のパワー
が45〜70gf、より好ましくは55〜65gfの範
囲にあり、且つ、高伸度領域でのパワーの急激な立ち上
がりのないソフトな伸び特性を有し、伸長回復力に優れ
るポリウレタン系弾性糸が望ましい。これを満足するも
のとしては、例えば、LYCRA(R)T-902C(東レ・デュポン
(株)製:商品名)が例示できる。上記の太さ、パワーの
限定において、その下限を下回るものは、摩擦抵抗が低
く、上限を上回るものは締付け力が強すぎ何れも好まし
くない。
【0008】(編組織について)摩擦帯域のフロート編
組織は、特にタック編組織であることが望ましい。かか
る編組織は、伸びやすく、裸糸を浮き上がらせるのに最
適である。タックは、裸糸1に対し、他の糸2〜4の割
合の範囲とする。これは、2を下回るとフロート効果が
なく、また、4を越えると引っ掛かりにより、フロート
糸が切断する可能性があるためである。かかる点におい
て、1:3のタック編とすることがより好ましい。
【0009】(フロート部の素材構成とその幅につい
て)当該フロート部は裸糸と他の糸、例えば伸縮弾性糸
を芯糸とし、これに合成繊維をカバリングして成るカバ
リング糸(シングルカバリング糸、ダブルカバリング糸
何れも含む)、または捲縮嵩高加工糸から選択される。
かかる構成は、全ての糸が裸糸であると着用感、編成技
術、外観、耐久性等において好ましくなく、従って、締
付け力、着用感等において適宜前記した他の糸と組合わ
せて用いる。その割合は、裸糸がコース方向に1:1、
または3:1の割合で用いられることが望ましく、1:
1(2:2を含む)とすることがより好ましい。また、
かかるフロート編した摩擦帯域の幅は、機能的に1〜3
cm、より好ましくは1.5〜2.5cmの範囲である
ことが望ましい。
【0010】(伸縮帯域の構成について)当該伸縮帯域
は、伸縮性を有するレース生地、または編地で構成さ
れ、200%以上の伸縮性を有する素材であることが望
まれる。即ち、かかる伸縮帯域は、フロート編部に対応
し、その外側外周に設け、着用に際してフロート編した
摩擦帯域を外側から押圧して、ずり下がり防止効果を更
に高めるために設けられる。従って、例えば、伸縮素材
にて編成、織成されたレース生地、或いは、編地をその
外周に縫製等によって取り付けることにより設けられ
る。特に、レース生地は装飾効果も有するため好まし
い。なお、かかる伸縮帯域は、前記したように別に製造
したレース地、編地等を縫製等によって取付けてもよい
が、履き口を更に延設し、折返して当該部を覆える構成
としても、或いは、袋編等により一体的に設けてもよ
い。また、当該目的において、ソフトに押圧するために
は、伸縮性が200%以上、好ましくは250%以上で
あることが望ましい。なお、かかる伸縮性は、JISL
1018法により測定した値をいう。更に、伸縮帯域
は、フロート編部の幅に対応し、少なくともその幅に等
しい幅で設けることが望まれるが、より好ましくは更に
その幅より広幅であることが、その効果を確実にするた
めに望ましい。
【0011】(レッグ部の構成について)上記の構成に
おいてレッグ部、即ち、トウ、ヒールを含む足部、およ
び脚部は、特に、熱セット率65%以上、より好ましく
は70%以上のポリウレタン弾性糸を芯糸としたカバリ
ング糸(シングルカバリング糸、ダブルカバリング糸を
含む)、或いは、これと合成繊維の生糸、嵩高加工糸等
々の交編にて編成されるのが好ましい。これは、セット
性が高いことにより、置き寸を大きくセットすることが
出来、従って、これを着用した際、下側に引張られるこ
とがないためずり落ち防止効果がより高まる。なお、熱
セット率は、以下の計算式によるものである。ポリウレ
タン弾性糸の繊度あたり5mgの荷重を掛け、その長さ
(A)を試料長とする。次いで試料を2倍に伸長し、そ
の状態で沸騰水中にて5分間熱処理する。次いで空冷し
た後、25°C×65RHの条件で30分間放置し、そ
の後繊度あたり5mgの荷重をかけてその長さ(B)を
測定する。これを以下の計算式にて計算する。 熱セット率(%)=B−A/A×100 以下、実施例を挙げて説明するが、本発明はこれに限定
されない。
【0012】
【実施例1】図1に本発明の一実施態様を示す。その構
成は、トウ1、ヒール2、レッグ3、履き口4より成る
膝上ストッキング5であり、ヒールから履き口までが約
58cmのものである。また、その履き口4の外周には
伸縮性を有するレース生地より成る伸縮帯域6が一体に
縫着されている。かかる履き口4の内周は、図2の断面
図に示すように、ある一定幅に亘ってポリウレタン系弾
性糸の裸糸によりフロート編(浮編)された摩擦帯域7
が設けられている。かかる摩擦帯域7について、更に詳
細に説明すると、針本数440本、4口の靴下丸編機を
用いてトウ、ヒール、レッグ、履き口の順に編成される
上記ロングストッキングの編成において、履き口の内周
は、図3に示すような1:3のタック編組織によるフロ
ート編としている。即ち、具体的には、180デニール
のポリウレタン弾性糸の裸糸8,8、20デニールのポ
リウレタン弾性糸に20デニールのナイロンフィラメン
ト糸をカバリングしたシングルカバリング糸9、30デ
ニール、10フィラメントの嵩高加工されたウーリーナ
イロン糸10を用い、編機の給糸口の1口目と3口目に
裸糸8を用い、2口目にシングルカバリング糸9を、4
口目にウーリーナイロン加工糸10を夫々給糸し、裸糸
8,8でタック編とし、3コースをフロート編(浮編)
し、かかる編組織を連続して編成して幅が2.3cmの摩
擦帯域7を構成したものである。なお、ポリウレタン弾
性糸の裸糸8,8には、500%伸長時のパワーが55
gfのLYCRA(R)T-902C(東レ・デュポン(株)製:商品
名)を用いた。一方、伸縮帯域6の構成は、履き口4か
ら下の部分が4cmで、前記の摩擦帯域7を全て覆い、
更にその下側までをも覆う構成とし、250%の伸縮性
を有するレース生地を縫着したものである。なお、伸縮
性はJIS L 1018法により測定したものである。
更に、トウ1、ヒール2を含むレッグ部3は熱セット率
70%の20デニールのポリウレタン弾性糸に12デニ
ール,7フィラメントのナイロンフィラメント糸を1方
向より巻きつけたシングルカバリング糸を用いた。な
お、かかる熱セット率は、以下の計算式によるものであ
る。ポリウレタン弾性糸の繊度あたり5mgの荷重を掛
け、その長さ(A)を試料長とする。次いで試料を2倍
に伸長し、その状態で沸騰水中にて5分間熱処理する。
次いで空冷した後、25°C×65RHの条件で30分
間放置し、その後繊度あたり5mgの荷重をかけてその
長さ(B)を測定する。これを以下の計算式にて計算す
る。 熱セット率(%)=B−A/A×100
【0013】以上によって構成した実施例1の本発明ス
トッキングは、測定データにおいて、図4,図5に示す
ように優れた値を示した。かかる図において、比較例
は、上記実施例1における糸使いにおいて、ウーリーナ
イロン加工糸10の代わりにシングルカバリング糸9を
用いた他は実施例1と同様の条件で製造した本発明の他
の構成例であり、他社品は履き口部に編成により、ずり
止機能付加したK社製品である。なお、図4の着圧評価
は、摩擦帯域の着用圧をエアーパック方式の(株)エイエ
ムアイ製衣服圧変換器AMI3037を使用して測定し
たもので、本発明実施例1によるものは他のものに比べ
極めて低い値を示した。また、図5は表面に上質紙を張
りつけた周長48cmの円筒体に測定品の履き口を10
cmまでかぶせ、円筒体から10cm離れた他端(レッグ
部)を一まとめにしてチャッキングし、上方に垂直に引
っ張った際の抵抗値を測定したものである。これに用い
た試験機は島津オートグラフDSS−2000であり、
フルスケール5kgf、クロススピード300mm/min、
チャートスピード150mm/minの条件下で測定したもの
で、現実的なずり落ち評価を目的として、その値を得た
ものである。かかる結果は、前記の着用圧の結果に示さ
れるように、ソフトな締付け力でありながら、高いずり
落ち防止機能を示すもので、この結果は、膝上20cm
の太腿の周長が42〜46cmの間にある7名のモニタ
ーによる着用評価の結果とも一致するものであった。な
お、本発明においては、前記した測定法において、着用
圧が30〜60hpa、より好ましくは35〜50hpa、ズ
リ落ち評価における抵抗値が850gf以上、好ましくは
1300gf以上の範囲にあり、何れの値にも当てはまる
ものが好ましい。
【0014】図6には、本発明の他の構成を例示する。
かかる構成は履き口部を編成等によって延設し、折り返
し部11を設けたもので、着用に際してはこれを前記し
た摩擦帯域7上に折返して覆い、伸縮帯域として使用す
るものである。
【0015】
【発明の効果】本発明の構成によれば、強く締付けるこ
となくソフトな締付けでありながら、ずり止効果に優
れ、着用感、外観とも従来にない新たな機能を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における構成を例示する側面図。
【図2】図1における履き口部の内周面を拡大して示し
た一部断面図。
【図3】実施例1における摩擦帯域の編組織図。
【図4】着圧評価の結果を比較した図。
【図5】ズリ落ち評価の結果を比較した図。
【図6】本発明の他の構成を例示した一部側面図。
【符号の説明】
3 レッグ 4 履き口 6 伸縮帯域 7 摩擦帯域 8 裸糸 9 シングルカバリング糸 10 ウーリーナイロン糸
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−27404(JP,U) 実開 昭55−83705(JP,U) 実公 昭59−29923(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41B 11/00 - 11/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストッキングを構成する履き口部の内周
    面にポリウレタン系弾性糸の裸糸、またはゴム糸の裸糸
    を以って適宜の幅にフロート編した摩擦帯域を設け、当
    該部の外側には着用に際し、当該摩擦帯域を押えつける
    機能を有する伸縮性を有するレース生地を伸縮帯域とし
    て、縫製して取り付けたことを特徴とするストッキン
    グ。
  2. 【請求項2】 伸縮帯域の幅がフロート編した摩擦帯域
    の幅と同等、または広幅である請求項1記載のストッキ
    ング。
  3. 【請求項3】 500%伸長時のパワーが45〜70g
    fの範囲にあるポリウレタン系弾性糸の裸糸である請求
    項1記載のストッキング。
  4. 【請求項4】 フロート編組織が裸糸1に対し、他の糸
    2〜4の割合のタック編組織である請求項1記載のスト
    ッキング。
  5. 【請求項5】 200%以上の伸縮性を有する伸縮帯域
    である請求項記載のストッキング。
  6. 【請求項6】 レッグ部が熱セット率65%以上のポリ
    ウレタン弾性糸を芯糸としたカバリング糸にて編成され
    ている請求項1記載のストッキング。
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