JP3370491B2 - 積層フィルム - Google Patents
積層フィルムInfo
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- JP3370491B2 JP3370491B2 JP24699195A JP24699195A JP3370491B2 JP 3370491 B2 JP3370491 B2 JP 3370491B2 JP 24699195 A JP24699195 A JP 24699195A JP 24699195 A JP24699195 A JP 24699195A JP 3370491 B2 JP3370491 B2 JP 3370491B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層フィルムに関するも
のであり、更に詳しくは特定の積層状態にあり、特に引
裂強度に優れた包装用積層フィルムに関するものであ
る。
のであり、更に詳しくは特定の積層状態にあり、特に引
裂強度に優れた包装用積層フィルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ポリアクリルフィルム、ポリオレフィ
ンフィルム等各種のフィルムが様々な物品の包装に使用
されてきた。これらのフィルムは、例えば、商品が見え
る様に、透明性を有すること、更に商品価値を向上させ
るため包装の仕上がりが綺麗で艶がよいこと等、使用目
的に必要とされる様々な物性が要求されている。
ステルフィルム、ポリアクリルフィルム、ポリオレフィ
ンフィルム等各種のフィルムが様々な物品の包装に使用
されてきた。これらのフィルムは、例えば、商品が見え
る様に、透明性を有すること、更に商品価値を向上させ
るため包装の仕上がりが綺麗で艶がよいこと等、使用目
的に必要とされる様々な物性が要求されている。
【0003】特に食品包装用フィルムの分野において
は、トレーに各種の食品を入れて包装するため、あらゆ
る形状に破れることなくフィットしシワなく包装される
ことが求められてきた。また、工業用ストレッチフィル
ムの分野においては、例えばパレットにダンボール包装
物を積載し、ダンボールの荷崩れを防止するためにスト
レッチフィルムを巻き付けて使用され、包装時に高倍率
に延伸されることで得た強い結束が輸送時においても破
れることなく保持し続けること等が要求されている。
は、トレーに各種の食品を入れて包装するため、あらゆ
る形状に破れることなくフィットしシワなく包装される
ことが求められてきた。また、工業用ストレッチフィル
ムの分野においては、例えばパレットにダンボール包装
物を積載し、ダンボールの荷崩れを防止するためにスト
レッチフィルムを巻き付けて使用され、包装時に高倍率
に延伸されることで得た強い結束が輸送時においても破
れることなく保持し続けること等が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】一方、これらのフ
ィルムはゴミ減量化等の諸問題から薄膜化の方向に向か
っており、全体としてのフィルム強度は弱くなる方向に
ある。柔らかくなることである程度の突起物等にもそっ
た形で伸びるものの、引裂強度の絶対値が低くなってし
まうために、一度穴が開いてしまうと裂けが伝播し易い
傾向がある。
ィルムはゴミ減量化等の諸問題から薄膜化の方向に向か
っており、全体としてのフィルム強度は弱くなる方向に
ある。柔らかくなることである程度の突起物等にもそっ
た形で伸びるものの、引裂強度の絶対値が低くなってし
まうために、一度穴が開いてしまうと裂けが伝播し易い
傾向がある。
【0005】特に薄いフィルムを使用し、蟹の爪、サザ
エ等の突起物を有するものを包装する食品用ストレッチ
フィルムなどの用途では、かかる一部亀裂が生じてもそ
の亀裂が伝播し難い特性、即ち引裂強度の高いフィルム
が要望されている。発明者等は上記問題点を解決するた
め鋭意研究を行った結果、特定の積層状態の積層フィル
ムが特異的に引裂強度が高いことを見い出し、本発明に
至った。
エ等の突起物を有するものを包装する食品用ストレッチ
フィルムなどの用途では、かかる一部亀裂が生じてもそ
の亀裂が伝播し難い特性、即ち引裂強度の高いフィルム
が要望されている。発明者等は上記問題点を解決するた
め鋭意研究を行った結果、特定の積層状態の積層フィル
ムが特異的に引裂強度が高いことを見い出し、本発明に
至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも2
枚以上のフィルムが積層された積層フィルムにおいて、
少なくとも1組の相隣り合う剥離可能な2枚のフィルム
からなり、該2枚のフィルムの密着力値(g/cm)が該2
枚のフィルムの最小引裂荷重値(g)の1%以上である
ことを特徴とする積層フィルムを提供するものである。
枚以上のフィルムが積層された積層フィルムにおいて、
少なくとも1組の相隣り合う剥離可能な2枚のフィルム
からなり、該2枚のフィルムの密着力値(g/cm)が該2
枚のフィルムの最小引裂荷重値(g)の1%以上である
ことを特徴とする積層フィルムを提供するものである。
【0007】好ましくは、該2枚のフィルムの各々の引
裂荷重値比が10倍以下である積層フィルムであり、好ま
しくは、該2枚のフィルムの各々の伸度比が5倍以下で
ある積層フィルムであり、
裂荷重値比が10倍以下である積層フィルムであり、好ま
しくは、該2枚のフィルムの各々の伸度比が5倍以下で
ある積層フィルムであり、
【0008】好ましくは、該積層フィルムが、該2枚の
フィルムを実質的に同一の延伸軸方向に積層してなる積
層フィルムを提供する。更に本発明少なくとも2枚以上
のフィルムが積層された積層フィルムにおいて、少なく
とも1組の相隣り合う剥離可能な2枚のフィルムからな
り、該2枚のフィルムの密着力値(g/cm)が該2枚のフ
ィルムの最小引裂荷重値(g)の1%以上である積層フ
ィルムを使用して、包装することを特徴とする包装方法
を提供する。
フィルムを実質的に同一の延伸軸方向に積層してなる積
層フィルムを提供する。更に本発明少なくとも2枚以上
のフィルムが積層された積層フィルムにおいて、少なく
とも1組の相隣り合う剥離可能な2枚のフィルムからな
り、該2枚のフィルムの密着力値(g/cm)が該2枚のフ
ィルムの最小引裂荷重値(g)の1%以上である積層フ
ィルムを使用して、包装することを特徴とする包装方法
を提供する。
【0009】しかして、本発明によればフィルムの引裂
強度が高く、厚みが薄いフィルムで、突起物の多い被包
装物を包装する場合にも亀裂が生じにくく、且つ亀裂が
伝播しにくいフィルムを得ることができる。
強度が高く、厚みが薄いフィルムで、突起物の多い被包
装物を包装する場合にも亀裂が生じにくく、且つ亀裂が
伝播しにくいフィルムを得ることができる。
【0010】以下本発明の構成因子について詳細に説明
する。本発明の積層フィルムは少なくとも2枚以上のフ
ィルムが積層された積層フィルムにおいて、少なくとも
1組の隣り合う剥離可能な2枚のフィルムからなる。こ
こで剥離可能であるとは、この2枚のフィルムを剥離す
る際にフィルムが破壊されることなく、2枚のフィルム
の相接する界面から剥離することを言う。剥離が可能で
ない一体化した積層フィルムでは、その引裂強度はその
構成フィルムの引裂強度と変わらない。
する。本発明の積層フィルムは少なくとも2枚以上のフ
ィルムが積層された積層フィルムにおいて、少なくとも
1組の隣り合う剥離可能な2枚のフィルムからなる。こ
こで剥離可能であるとは、この2枚のフィルムを剥離す
る際にフィルムが破壊されることなく、2枚のフィルム
の相接する界面から剥離することを言う。剥離が可能で
ない一体化した積層フィルムでは、その引裂強度はその
構成フィルムの引裂強度と変わらない。
【0011】更にこの積層された2枚のフィルムの積層
界面のセンチ幅当たりのグラム数であらわした密着力値
(g/cm)は、この2枚のフィルムの最小引裂荷重値
(g)の1%以上、好ましくは3%以上である。ここで
この2枚のフィルムの最小引裂荷重値(g)とは、2枚
のフィルムそれぞれの縦方向、横方向の引裂荷重値
(g)のうち最も小さいものとする。フィルムの縦方向
とはフィルムの成形加工の流れに平行な方向をいい、横
方向とはその直交方向をいう。フィルム間の密着力が上
記範囲以下であると、十分な積層フィルムの引裂強度が
得られず、不必要に剥離し、本発明の効果が全く得られ
ないばかりか、使用時に支障をきたす。尚、本文中で言
う密着力値(g/cm)及び引裂荷重値(g)は本明細書の
実施例に記載された方法で得られる値である。
界面のセンチ幅当たりのグラム数であらわした密着力値
(g/cm)は、この2枚のフィルムの最小引裂荷重値
(g)の1%以上、好ましくは3%以上である。ここで
この2枚のフィルムの最小引裂荷重値(g)とは、2枚
のフィルムそれぞれの縦方向、横方向の引裂荷重値
(g)のうち最も小さいものとする。フィルムの縦方向
とはフィルムの成形加工の流れに平行な方向をいい、横
方向とはその直交方向をいう。フィルム間の密着力が上
記範囲以下であると、十分な積層フィルムの引裂強度が
得られず、不必要に剥離し、本発明の効果が全く得られ
ないばかりか、使用時に支障をきたす。尚、本文中で言
う密着力値(g/cm)及び引裂荷重値(g)は本明細書の
実施例に記載された方法で得られる値である。
【0012】上記2枚のフィルムの積層方法は上記密着
状態であれば特に制限はなく、どのような積層方法であ
っても良く、例えば圧着によりフィルムの自己粘着力で
密着積層する方法、更に加熱して圧着する方法、粘着剤
を介して積層する方法等が使用できる。又、インフレー
ション押し出しでフィルムを成形する場合には風船状に
押し出された状態のフィルムを重ね合わせて、前記密着
力が得られる特定の圧力をかけて巻き採る方法であって
も良い。
状態であれば特に制限はなく、どのような積層方法であ
っても良く、例えば圧着によりフィルムの自己粘着力で
密着積層する方法、更に加熱して圧着する方法、粘着剤
を介して積層する方法等が使用できる。又、インフレー
ション押し出しでフィルムを成形する場合には風船状に
押し出された状態のフィルムを重ね合わせて、前記密着
力が得られる特定の圧力をかけて巻き採る方法であって
も良い。
【0013】2枚のフィルムがいずれも延伸軸方向を有
する場合には、実質的に同一の延伸軸方向に積層するこ
とが望ましい。ここでいう延伸軸方向とはフィルムの縦
もしくは横方向のうち、引裂強度の小なる方向を言う。
2軸延伸フィルムについてもここでは同様に引裂強度の
小なる方向を延伸軸方向とする。又、ここで実質的に同
一の延伸軸方向とはそれぞれのフィルムの延伸軸方向の
交差角度が45度以内、好ましくは30度以内、更に好まし
くは10度以内を言う。延伸軸を合わせることにより、積
層フィルムの引裂強度は向上する傾向にある。
する場合には、実質的に同一の延伸軸方向に積層するこ
とが望ましい。ここでいう延伸軸方向とはフィルムの縦
もしくは横方向のうち、引裂強度の小なる方向を言う。
2軸延伸フィルムについてもここでは同様に引裂強度の
小なる方向を延伸軸方向とする。又、ここで実質的に同
一の延伸軸方向とはそれぞれのフィルムの延伸軸方向の
交差角度が45度以内、好ましくは30度以内、更に好まし
くは10度以内を言う。延伸軸を合わせることにより、積
層フィルムの引裂強度は向上する傾向にある。
【0014】積層フィルムの厚みは好ましくは 5〜10
0μm、更に好ましくは5〜50μmであり、特に好ましく
は5〜30μmである。厚みが薄いものは本来非常に引裂
に弱い状態であるので、引裂強度の向上が顕著に現れ、
本発明の目的とする効果を有効に発揮しやすい。
0μm、更に好ましくは5〜50μmであり、特に好ましく
は5〜30μmである。厚みが薄いものは本来非常に引裂
に弱い状態であるので、引裂強度の向上が顕著に現れ、
本発明の目的とする効果を有効に発揮しやすい。
【0015】上記2枚のフィルムの引裂荷重値比が10倍
以下が好ましく、更に好ましくは5倍以下である。ここ
で引裂荷重値比とは、積層状態の同一方向における、2
枚のフィルムの引裂荷重値の大なるフィルムの引裂荷重
値を引裂荷重値の小なるフィルムの引裂荷重値で割った
商をいう。
以下が好ましく、更に好ましくは5倍以下である。ここ
で引裂荷重値比とは、積層状態の同一方向における、2
枚のフィルムの引裂荷重値の大なるフィルムの引裂荷重
値を引裂荷重値の小なるフィルムの引裂荷重値で割った
商をいう。
【0016】上記2枚のフィルムの伸度比が5倍以下が
好ましく、更に好ましくは3倍以下である。ここで伸度
比とは、積層状態の同一方向における、2枚のフィルム
の引張伸度の大なるフィルムの引張伸度を引張伸度の小
なるフィルムの引張伸度で割った商をいう。
好ましく、更に好ましくは3倍以下である。ここで伸度
比とは、積層状態の同一方向における、2枚のフィルム
の引張伸度の大なるフィルムの引張伸度を引張伸度の小
なるフィルムの引張伸度で割った商をいう。
【0017】本発明の積層フィルムを構成するフィルム
は、レジンをそのまま単独で溶融成形するのではなく、
それに先立ち数種類の配合成分と混和して用いられるこ
とが好ましい。成形加工の容易さ、成形工程での熱分解
の抑制、成形品の強さ、剛性、耐熱変色性、耐紫外線性
その他の諸特性を考慮して、原料レジンの選定、可塑
剤、安定剤、滑剤、充填剤、着色剤等の配合成分を充分
親和混合させて成形用コンパウンドとした後、フィルム
に成形される。
は、レジンをそのまま単独で溶融成形するのではなく、
それに先立ち数種類の配合成分と混和して用いられるこ
とが好ましい。成形加工の容易さ、成形工程での熱分解
の抑制、成形品の強さ、剛性、耐熱変色性、耐紫外線性
その他の諸特性を考慮して、原料レジンの選定、可塑
剤、安定剤、滑剤、充填剤、着色剤等の配合成分を充分
親和混合させて成形用コンパウンドとした後、フィルム
に成形される。
【0018】フィルムの主となる素材はフィルムを形成
する樹脂であれば特に制限はなく、どのような樹脂であ
っても良い。例えばポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニ
ル等の塩素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン樹脂
等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、ナイロ
ン等が使用できるが、本発明の効果が有効に発揮される
薄膜のフィルム用の樹脂としては、塩素系樹脂やポリオ
レフィン系樹脂が特に好ましく用いられる。
する樹脂であれば特に制限はなく、どのような樹脂であ
っても良い。例えばポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニ
ル等の塩素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン樹脂
等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、ナイロ
ン等が使用できるが、本発明の効果が有効に発揮される
薄膜のフィルム用の樹脂としては、塩素系樹脂やポリオ
レフィン系樹脂が特に好ましく用いられる。
【0019】塩素系樹脂としては特に塩化ビニル系樹脂
が好ましい。本発明において使用される塩化ビニル系樹
脂は、塩化ビニルの単独重合体のみならず、塩化ビニル
を主体とする共重合体及び重合体ブレンドをも包含され
る。
が好ましい。本発明において使用される塩化ビニル系樹
脂は、塩化ビニルの単独重合体のみならず、塩化ビニル
を主体とする共重合体及び重合体ブレンドをも包含され
る。
【0020】かかる共重合体としては、塩化ビニルと酢
酸ビニル、高級アルキルビニルエーテル(例えばドデシ
ルビニルエーテル)アクリロニトリル、アクリル酸エス
テル(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸ブチルなど)、メタクリ
ル酸エステル(例えばメタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル
など)アクリルアミド、メタクリアミド、エチレン、プ
ロピレン等の如き、共重合可能な他の単量体の少なくと
も1種類の単量体との共重合体が挙げられる。該共重合
体において、塩化ビニル単位は共重合体全体の50モル%
以上、特に70モル%以上を占めることが好ましい。
酸ビニル、高級アルキルビニルエーテル(例えばドデシ
ルビニルエーテル)アクリロニトリル、アクリル酸エス
テル(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸ブチルなど)、メタクリ
ル酸エステル(例えばメタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル
など)アクリルアミド、メタクリアミド、エチレン、プ
ロピレン等の如き、共重合可能な他の単量体の少なくと
も1種類の単量体との共重合体が挙げられる。該共重合
体において、塩化ビニル単位は共重合体全体の50モル%
以上、特に70モル%以上を占めることが好ましい。
【0021】また、上記重合体ブレンドとしては、ポリ
塩化ビニルと、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共
重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共
重合体等の他の共重合体との重合体ブレンド(該重合体
ブレンド中、ポリ塩化ビニル成分は全体の少なくとも50
重量%以上、特に70重量%以上を占めるのが適当であ
る。)を挙げることができる。。塩化ビニル単独重合体
を使用する場合にはその重合度は700以上が好適であ
る。
塩化ビニルと、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共
重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共
重合体等の他の共重合体との重合体ブレンド(該重合体
ブレンド中、ポリ塩化ビニル成分は全体の少なくとも50
重量%以上、特に70重量%以上を占めるのが適当であ
る。)を挙げることができる。。塩化ビニル単独重合体
を使用する場合にはその重合度は700以上が好適であ
る。
【0022】ポリオレフィン系樹脂としては炭素数2〜
8のオレフィンを主体として重合又は共重合することに
より得られる低結晶ないし高結晶性の樹脂が使用され、
超低密度ポリエチレン(VLDPE)、低密度ポリエチ
レン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレ
ン(PP)、アタクチックポリプロピレン、ポリブテン
−1(PB−1)、エチレン−アクリル酸共重合体等の
中から選ばれた少なくとも1種類以上の樹脂組成物が使
用でき、好ましくは高密度ポリエチレン(HDPE)、
低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチ
レン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDP
E)、ポリプロピレン(PP)、ポリブテン−1(PB
−1)の中から選ばれた少なくとも1種類以上の樹脂組
成物が使用でき、フイルムの伸度の観点からVLDPE
あるいはLLDPEを主体とする組成物がさらに好まし
い。上記のポリエチレン系樹脂にはエチレンとプロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、プテン
−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1等との共
重合物も含まれる。
8のオレフィンを主体として重合又は共重合することに
より得られる低結晶ないし高結晶性の樹脂が使用され、
超低密度ポリエチレン(VLDPE)、低密度ポリエチ
レン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレ
ン(PP)、アタクチックポリプロピレン、ポリブテン
−1(PB−1)、エチレン−アクリル酸共重合体等の
中から選ばれた少なくとも1種類以上の樹脂組成物が使
用でき、好ましくは高密度ポリエチレン(HDPE)、
低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチ
レン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDP
E)、ポリプロピレン(PP)、ポリブテン−1(PB
−1)の中から選ばれた少なくとも1種類以上の樹脂組
成物が使用でき、フイルムの伸度の観点からVLDPE
あるいはLLDPEを主体とする組成物がさらに好まし
い。上記のポリエチレン系樹脂にはエチレンとプロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、プテン
−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1等との共
重合物も含まれる。
【0023】更にフィルムが組成の異なる複数層のフィ
ルム層からなるものであっても良い。例えば、共押し出
しによるEVA/LL/EVAのような3層フィルム
や、EVA/接着層/PP/接着層/EVA等の5層フ
ィルム等が使用できる。
ルム層からなるものであっても良い。例えば、共押し出
しによるEVA/LL/EVAのような3層フィルム
や、EVA/接着層/PP/接着層/EVA等の5層フ
ィルム等が使用できる。
【0024】本発明の積層フィルムを構成するフィルム
はフィルムを柔軟にするための可塑剤を含有することが
できる。使用できる可塑剤としては、フタル酸ジメチ
ル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジ
オクチル等のフタル酸エステル類;フタル酸ブチルベン
ジル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸メチルオレイ
ル等のフタル酸混基エステル類;コハク酸ジイソデシ
ル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソデシル、
アゼライン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチル、セバシ
ン酸ジオクチル等の脂肪族2塩基酸エステル類;ジエチ
レングリコールジベンゾエート等のグリコールエステル
類;オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル、
塩素化脂肪酸メチル、メトキシ脂肪酸メチル等の脂肪酸
エステル類;リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチ
ル、リン酸オクチルジフェニル、リン酸トリフェニル、
リン酸トリフェニル等のリン酸エステル類;エポキシ化
大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ステアリン酸
ブチル、エポキシ化ステアリン酸ベンジル、エポキシヘ
キサヒドロフタル酸ジオクチル等のエポキシ可塑剤類;
トリメリット酸トリオクチル、エチルフタリルグリコレ
ート、ブチルフタリルエチルグリコレート、アセチルク
エン酸トリブチル、塩素化パラフィン、ポリプロピレン
アジペート、ポリプロピレンセバケート、トリアセチ
ン、トリブチリン、トルエンスルホンアミド、ビフェニ
ル等のその他の可塑剤類があげられるが、食品包装用に
用いる場合には、米国のFDA等の認可を得ているもの
が好適に用いられる。特に好適には、アジピン酸ジイソ
ノニル(DINA)、アジピン酸ジオクチル(n−DO
A)エポキシ化大豆油(ESO)、エポキシ化アマニ油
(ELO)等が用いられる。
はフィルムを柔軟にするための可塑剤を含有することが
できる。使用できる可塑剤としては、フタル酸ジメチ
ル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジ
オクチル等のフタル酸エステル類;フタル酸ブチルベン
ジル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸メチルオレイ
ル等のフタル酸混基エステル類;コハク酸ジイソデシ
ル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソデシル、
アゼライン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチル、セバシ
ン酸ジオクチル等の脂肪族2塩基酸エステル類;ジエチ
レングリコールジベンゾエート等のグリコールエステル
類;オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル、
塩素化脂肪酸メチル、メトキシ脂肪酸メチル等の脂肪酸
エステル類;リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチ
ル、リン酸オクチルジフェニル、リン酸トリフェニル、
リン酸トリフェニル等のリン酸エステル類;エポキシ化
大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ステアリン酸
ブチル、エポキシ化ステアリン酸ベンジル、エポキシヘ
キサヒドロフタル酸ジオクチル等のエポキシ可塑剤類;
トリメリット酸トリオクチル、エチルフタリルグリコレ
ート、ブチルフタリルエチルグリコレート、アセチルク
エン酸トリブチル、塩素化パラフィン、ポリプロピレン
アジペート、ポリプロピレンセバケート、トリアセチ
ン、トリブチリン、トルエンスルホンアミド、ビフェニ
ル等のその他の可塑剤類があげられるが、食品包装用に
用いる場合には、米国のFDA等の認可を得ているもの
が好適に用いられる。特に好適には、アジピン酸ジイソ
ノニル(DINA)、アジピン酸ジオクチル(n−DO
A)エポキシ化大豆油(ESO)、エポキシ化アマニ油
(ELO)等が用いられる。
【0025】本発明の積層フイルムのフィルムには、フ
イルム化時に必要な各種安定剤(熱安定剤、酸化防止剤
等)、ブロッキング防止剤、スリップ剤等や、防曇性を
必要とする用途に対しては防曇剤を、粘着性を必要とす
る用途には粘着付与剤等が添加できる。これ等の添加剤
は防曇性もしくは粘着性等を中心とする特性に悪影響を
与えない範囲で公知添加剤が使用できる。
イルム化時に必要な各種安定剤(熱安定剤、酸化防止剤
等)、ブロッキング防止剤、スリップ剤等や、防曇性を
必要とする用途に対しては防曇剤を、粘着性を必要とす
る用途には粘着付与剤等が添加できる。これ等の添加剤
は防曇性もしくは粘着性等を中心とする特性に悪影響を
与えない範囲で公知添加剤が使用できる。
【0026】防曇用途には防曇性のほか、滑り性、帯電
防止性、ラベル密着性等の包装体の商品価値を高めるた
めの非イオン界面活性剤の添加が有効である。この非イ
オン界面活性剤としては、公知のグリセリン、ポリグリ
セリン、ソルビタン、ソルビトール、ペンタエリストー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等の多価アルコール類及びアルキル基の炭素数5〜13
の直鎖飽和脂肪酸或いはアルキル基の炭素数17〜21の直
鎖不飽和脂肪酸とから得られる脂肪酸エステル及びかか
る脂肪酸エステル類のエチレンオキサイド付加物(n=
5〜20)が使用される。
防止性、ラベル密着性等の包装体の商品価値を高めるた
めの非イオン界面活性剤の添加が有効である。この非イ
オン界面活性剤としては、公知のグリセリン、ポリグリ
セリン、ソルビタン、ソルビトール、ペンタエリストー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等の多価アルコール類及びアルキル基の炭素数5〜13
の直鎖飽和脂肪酸或いはアルキル基の炭素数17〜21の直
鎖不飽和脂肪酸とから得られる脂肪酸エステル及びかか
る脂肪酸エステル類のエチレンオキサイド付加物(n=
5〜20)が使用される。
【0027】好適にはジグリセリンモノオレート(DG
MO)、ジグリセリンモノラウレート(DGML)、グ
リセリンモノオレート(GMO)、ソルビタンモノオレ
エート(SMO)、ソルビタンモノラウレート(SM
L)、グリセリンジオレート(GDO)を単独又は2種
以上組み合せて使用しても良い。積層フィルムの場合両
表面層のみ添加、必要に応じ全樹脂層に添加させても良
く、その添加量は樹脂によっても異なるが一樹脂層当た
り0.5〜5.0重量%が一般的であるが、添加量はフィルム
の結晶性や配向性に大きく左右されるため、適宜選択し
なければならない。例えばポリプロピレンを用いたフィ
ルムはその結晶化度が高い為に、同じポリオレフィン系
であるポリエチレンフィルム等に比べて添加量を大きく
しなければ、ブリード量が少なくなってしまうためその
効果が発現しない。また、同じ素材のフィルムでも延伸
等を行った場合には同様にブリードが阻害されてしまう
ために同じ添加量では効果が発現されない。
MO)、ジグリセリンモノラウレート(DGML)、グ
リセリンモノオレート(GMO)、ソルビタンモノオレ
エート(SMO)、ソルビタンモノラウレート(SM
L)、グリセリンジオレート(GDO)を単独又は2種
以上組み合せて使用しても良い。積層フィルムの場合両
表面層のみ添加、必要に応じ全樹脂層に添加させても良
く、その添加量は樹脂によっても異なるが一樹脂層当た
り0.5〜5.0重量%が一般的であるが、添加量はフィルム
の結晶性や配向性に大きく左右されるため、適宜選択し
なければならない。例えばポリプロピレンを用いたフィ
ルムはその結晶化度が高い為に、同じポリオレフィン系
であるポリエチレンフィルム等に比べて添加量を大きく
しなければ、ブリード量が少なくなってしまうためその
効果が発現しない。また、同じ素材のフィルムでも延伸
等を行った場合には同様にブリードが阻害されてしまう
ために同じ添加量では効果が発現されない。
【0028】非イオン界面活性剤の添加量が0.5重量%
以下であると滑性不足となり、また防曇性効果不足とな
り、また、自動包装機等に用いる場合には、ロール剥離
力が大きくなり、滑りも重くなるためにフイルム繰り出
しが困難になり、包装することが不能となる等の問題が
発生する傾向がある。逆に添加量が5.0重量%以上であ
ると、非イオン界面活性剤のフイルム表面へのブリード
が増加するため、滑り過大によるフイルムの抜けが発生
したり、防曇効果のムラが発生したりするので、包装用
フイルムとしての価値が半減する傾向がある。
以下であると滑性不足となり、また防曇性効果不足とな
り、また、自動包装機等に用いる場合には、ロール剥離
力が大きくなり、滑りも重くなるためにフイルム繰り出
しが困難になり、包装することが不能となる等の問題が
発生する傾向がある。逆に添加量が5.0重量%以上であ
ると、非イオン界面活性剤のフイルム表面へのブリード
が増加するため、滑り過大によるフイルムの抜けが発生
したり、防曇効果のムラが発生したりするので、包装用
フイルムとしての価値が半減する傾向がある。
【0029】パレット包装等の工業用ストレッチフィル
ム用途には、公知の各種粘着付与剤が用いることが出来
るが、ポリイソブテン(PIB)やアタクチックポリプ
ロピレン(APP)等が好適に用いられる。これらの粘
着付与剤はフィルムがインフレーション成形の場合、1
〜5重量%添加するのが一般的であり、Tダイ法による
成形の場合は3重量%以下が望ましい。これらの添加量
の違いは製法による表面の平滑性に起因しており、急冷
可能なTダイ法では空冷インフレーション成形の半分以
下の添加量でほぼ同等の粘着性を付与することが出来
る。
ム用途には、公知の各種粘着付与剤が用いることが出来
るが、ポリイソブテン(PIB)やアタクチックポリプ
ロピレン(APP)等が好適に用いられる。これらの粘
着付与剤はフィルムがインフレーション成形の場合、1
〜5重量%添加するのが一般的であり、Tダイ法による
成形の場合は3重量%以下が望ましい。これらの添加量
の違いは製法による表面の平滑性に起因しており、急冷
可能なTダイ法では空冷インフレーション成形の半分以
下の添加量でほぼ同等の粘着性を付与することが出来
る。
【0030】本発明の積層フィルムを構成するフィルム
の製法はフィルムを製造する方法であれば特に制限はな
く、いずれの方法でも良い。例えば単層ダイスを使用し
たインフレーション法やTダイ法などの溶融押し出し成
形法、多層ダイスを使用したインフレーションやTダイ
法等の共押し出し法、溶液流延法、カレンダー法等があ
げられる。
の製法はフィルムを製造する方法であれば特に制限はな
く、いずれの方法でも良い。例えば単層ダイスを使用し
たインフレーション法やTダイ法などの溶融押し出し成
形法、多層ダイスを使用したインフレーションやTダイ
法等の共押し出し法、溶液流延法、カレンダー法等があ
げられる。
【0031】溶融押し出し成形法にて成形する場合に
は、押出機に原料を供給し、ダイスから出てきた溶融状
態の樹脂を冷却しながら、所定厚みまで延展することに
より得られる。配合時の樹脂原料としてはペレット状、
パウダー状、フレーク状、帯状、フィルム状の原料ある
いは回収物等いずれの形態であってもよい。
は、押出機に原料を供給し、ダイスから出てきた溶融状
態の樹脂を冷却しながら、所定厚みまで延展することに
より得られる。配合時の樹脂原料としてはペレット状、
パウダー状、フレーク状、帯状、フィルム状の原料ある
いは回収物等いずれの形態であってもよい。
【0032】押出温度は、樹脂の種類等によって適宜選
択するのが好ましく、たとえばPVCで150℃〜200℃、
線状低密度ポリエチレン(LL)等のポリエチレンでは
150℃〜220℃、ポリプロピレン(ホモポリマー)では17
0〜250℃が好適であり、成形性が良好で、樹脂の熱劣化
によるヤケ等の発生のトラブルが少なくなる。
択するのが好ましく、たとえばPVCで150℃〜200℃、
線状低密度ポリエチレン(LL)等のポリエチレンでは
150℃〜220℃、ポリプロピレン(ホモポリマー)では17
0〜250℃が好適であり、成形性が良好で、樹脂の熱劣化
によるヤケ等の発生のトラブルが少なくなる。
【0033】本発明の積層フィルムは雑貨、食品等の商
業包装やパレット包装等に多く用いられているシュリン
ク包装用フィルムや、ストレッチ包装用フィルムに使用
することができ、特にストレッチ包装用フィルムとして
有用である。
業包装やパレット包装等に多く用いられているシュリン
ク包装用フィルムや、ストレッチ包装用フィルムに使用
することができ、特にストレッチ包装用フィルムとして
有用である。
【0034】本発明の積層フィルムは引き裂き強度が高
いため、同一のフィルム厚みでは引裂に対する抵抗値は
上がるのはもちろんのことであるが、一定の引裂に対す
る抵抗値が要求される場合には、よりフィルム厚みを薄
くしてもその要求に応じ得るのである。以下、実施例に
より、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は実施
例のみに限定されるものではない。
いため、同一のフィルム厚みでは引裂に対する抵抗値は
上がるのはもちろんのことであるが、一定の引裂に対す
る抵抗値が要求される場合には、よりフィルム厚みを薄
くしてもその要求に応じ得るのである。以下、実施例に
より、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は実施
例のみに限定されるものではない。
【0035】
【実施例】実施例で使用した試験方法を以下に示した。
1.層間密着力(180度引きはがし粘着力)
JIS Z 0237に記載の方法を用いて測定した。測定サンプ
ルは、2枚のフィルムを重ね、その一端の層間に紙を挟
み、紙を挟んだ部分以外を圧着、あるいは加熱圧着して
積層して作成した。測定時に紙を挟み込んだ部分を剥離
し、それぞれのフィルムを引張試験機のチャックに固定
させて層間密着力を測定した。
ルは、2枚のフィルムを重ね、その一端の層間に紙を挟
み、紙を挟んだ部分以外を圧着、あるいは加熱圧着して
積層して作成した。測定時に紙を挟み込んだ部分を剥離
し、それぞれのフィルムを引張試験機のチャックに固定
させて層間密着力を測定した。
【0036】2.引裂強度及び引裂荷重値
JIS P 8116 の方法に従って測定を用い、グラム数で表
わされた引裂荷重値(g)を得た。次に引裂荷重値から
フィルムの単位センチメートル厚み(cm)あたりのキロ
グラム数に換算して、引裂強度(kg/cm)をえた。
わされた引裂荷重値(g)を得た。次に引裂荷重値から
フィルムの単位センチメートル厚み(cm)あたりのキロ
グラム数に換算して、引裂強度(kg/cm)をえた。
【0037】3.引張強度及び伸度
JIS Z 1707の方法に従い、縦(MD)方向及び横(T
D)方向の引張試験を行った。
D)方向の引張試験を行った。
【0038】4.フィルムの厚み
0.1μm単位まで測定可能なダイヤルゲージ(厚み計)を
用い、フィルムの横方向に10点測定を行い、その平均値
を平均厚みとした。
用い、フィルムの横方向に10点測定を行い、その平均値
を平均厚みとした。
【0039】参考例1 フィルムA-1の作成
平均重合度1100のポリ塩化ビニル樹脂(東亞合成化学
(株)製TS-1100R)100重量部に、アジピン酸ジイソノ
ニル(新日本理化(株)製可塑剤;DINA)28重量
部、エポキシ化大豆油(新日本理化(株)製可塑剤;E-
2000H)7重量部、カルシウム亜鉛系複合安定剤1重量
部、ジグリセリンラウレート(理研ビタミン(株)製防
曇剤;リケマールO-71-D)1.6重量部、グリセリンオレ
ート(理研ビタミン(株)製防曇剤;リケマールOL-10
0)0.4重量部、グリセリンモノステアレート(理研ビタ
ミン(株)製滑剤;リケマールS-100)0.2重量部をヘン
シェルミキサー中で混合しコンパウンドを調整した。
(株)製TS-1100R)100重量部に、アジピン酸ジイソノ
ニル(新日本理化(株)製可塑剤;DINA)28重量
部、エポキシ化大豆油(新日本理化(株)製可塑剤;E-
2000H)7重量部、カルシウム亜鉛系複合安定剤1重量
部、ジグリセリンラウレート(理研ビタミン(株)製防
曇剤;リケマールO-71-D)1.6重量部、グリセリンオレ
ート(理研ビタミン(株)製防曇剤;リケマールOL-10
0)0.4重量部、グリセリンモノステアレート(理研ビタ
ミン(株)製滑剤;リケマールS-100)0.2重量部をヘン
シェルミキサー中で混合しコンパウンドを調整した。
【0040】このコンパウンドを直径280mmのスパイダ
ー型インフレーションダイ、エアリングならびに軟質塩
化ビニル加工用に一般的に使用されているL/D=28の
連続圧縮型スクリューを装備した口径100mm押出機のホ
ッパーに仕込み、シリンダー温度180℃、回転数75rpm、
吐出量100kg/hrで押し出し、ブロー比3.5で引き取り速
度を調整し、厚み7.5μmの塩化ビニル樹脂のフィルムA-
1を得た。フィルムの物性を表1に示す。
ー型インフレーションダイ、エアリングならびに軟質塩
化ビニル加工用に一般的に使用されているL/D=28の
連続圧縮型スクリューを装備した口径100mm押出機のホ
ッパーに仕込み、シリンダー温度180℃、回転数75rpm、
吐出量100kg/hrで押し出し、ブロー比3.5で引き取り速
度を調整し、厚み7.5μmの塩化ビニル樹脂のフィルムA-
1を得た。フィルムの物性を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】参考例2 フィルムA-2の作成
フィルムの引き取り速度を調整する以外は参考例1と同
様にしてフィルム厚み14μmの塩化ビニル樹脂のフィル
ムA-2を作成した。
様にしてフィルム厚み14μmの塩化ビニル樹脂のフィル
ムA-2を作成した。
【0043】参考例3 フィルムA-3の作成
参考例2と同様の手法で引き取り速度を調整し、フィル
ム厚み31μmの塩化ビニル樹脂のフィルムA-3を作成し
た。
ム厚み31μmの塩化ビニル樹脂のフィルムA-3を作成し
た。
【0044】参考例4 フィルムB-1の作成
EVA(VA含量=15重量%,MFR=2.2,日本ユニ
カー(株)製「NUC-3758」)にジグリセリンオレート
(理研ビタミン(株)製防曇剤;O-71-D)を1.0重量%
添加した樹脂組成物を口径55mm,L/D=28の押出機2
台を用い、それぞれシリンダー温度160℃、吐出量50kg
/hrで押し出した。
カー(株)製「NUC-3758」)にジグリセリンオレート
(理研ビタミン(株)製防曇剤;O-71-D)を1.0重量%
添加した樹脂組成物を口径55mm,L/D=28の押出機2
台を用い、それぞれシリンダー温度160℃、吐出量50kg
/hrで押し出した。
【0045】一方、VLDPE(d=0.906,MFR=
1.0 日本ユニカー(株)製「DFDA1137」)90重量%と
上記のEVA樹脂10重量%からなる樹脂混合物にジグリ
セリンオレート(理研ビタミン(株)製防曇剤;O-71-
D)を1.0重量%添加した樹脂組成物を口径65mm,L/D
=28の押出機1台を用い、シリンダー温度180℃、吐出
量50kg/hrで押し出した。この両者を一台の環状多層ダ
イに供給して、VLDPEとEVAを主成分とする3μ
mの中間層の両面にEVAを主成分とする3μmの表面層
が積層するようにしてダイ温度180℃,ブロー比4.8でイ
ンフレーション成形することにより、全厚9μmの3層
からなるオレフィン系樹脂のフィルムB-1を得た。
1.0 日本ユニカー(株)製「DFDA1137」)90重量%と
上記のEVA樹脂10重量%からなる樹脂混合物にジグリ
セリンオレート(理研ビタミン(株)製防曇剤;O-71-
D)を1.0重量%添加した樹脂組成物を口径65mm,L/D
=28の押出機1台を用い、シリンダー温度180℃、吐出
量50kg/hrで押し出した。この両者を一台の環状多層ダ
イに供給して、VLDPEとEVAを主成分とする3μ
mの中間層の両面にEVAを主成分とする3μmの表面層
が積層するようにしてダイ温度180℃,ブロー比4.8でイ
ンフレーション成形することにより、全厚9μmの3層
からなるオレフィン系樹脂のフィルムB-1を得た。
【0046】実施例1
離型紙の上にフィルムA-1を平らに置き、そのフィルムA
-1の上に更に別のフィルムA-1を延伸軸方向が一致する
ように重ね合わせ、その一端の両フィルムの間に紙をは
さみ、紙の部分以外をJIS K 6301(加硫ゴム物理試験方
法)に規定するスプリング硬さ80±5Hs、厚さ6mmの
ゴム層で被覆された幅約45mm、直径約83mm、重量2000±
50gのロールを、およそ300mm/minの速さで1往復させ
て、積層フィルムE-1を得た。
-1の上に更に別のフィルムA-1を延伸軸方向が一致する
ように重ね合わせ、その一端の両フィルムの間に紙をは
さみ、紙の部分以外をJIS K 6301(加硫ゴム物理試験方
法)に規定するスプリング硬さ80±5Hs、厚さ6mmの
ゴム層で被覆された幅約45mm、直径約83mm、重量2000±
50gのロールを、およそ300mm/minの速さで1往復させ
て、積層フィルムE-1を得た。
【0047】積層フィルムE-1の密着力値(g/cm)は
0.7、最小引裂荷重値はフィルムA-1の延伸軸方向の引裂
荷重値(g)23であり、密着力値は最小引裂荷重値の3.
04%であった。表2には積層フィルムの物性を示した。
原料フィルムのフィルムA-1、積層フィルムE-1とほぼ同
一厚みの単位のフィルムA-2それぞれの延伸軸方向の引
裂強度がおよそ30kg/cm、延伸軸直交方向の引裂強度が
およそ60kg/cmであるのに対し、積層フィルムE-1は延伸
軸方向が62kg/cm、延伸軸直交方向が153kg/cmと大きな
引裂強度を示した。
0.7、最小引裂荷重値はフィルムA-1の延伸軸方向の引裂
荷重値(g)23であり、密着力値は最小引裂荷重値の3.
04%であった。表2には積層フィルムの物性を示した。
原料フィルムのフィルムA-1、積層フィルムE-1とほぼ同
一厚みの単位のフィルムA-2それぞれの延伸軸方向の引
裂強度がおよそ30kg/cm、延伸軸直交方向の引裂強度が
およそ60kg/cmであるのに対し、積層フィルムE-1は延伸
軸方向が62kg/cm、延伸軸直交方向が153kg/cmと大きな
引裂強度を示した。
【0048】
【表2】
【0049】実施例2
ロールの重量を4000gとする以外は実施例1と同様の方
法で積層フィルムE-2を得た。
法で積層フィルムE-2を得た。
【0050】実施例3
ロールの重量を10kgとする以外は実施例1と同様の方法
で積層フィルムE-3を得た。
で積層フィルムE-3を得た。
【0051】実施例4
離型紙の上にフィルムA-2を平らに置き、そのフィルムA
-2の上に更に別のフィルムA-2を延伸軸方向が一致する
ように重ね合わせた以外は、実施例3と同様にして積層
フィルムE-4を得た。原料フィルムのフィルムA-2、積層
フィルムE-4とほぼ同一厚みの単位のフィルムA-3それぞ
れの延伸軸方向の引裂強度がおよそ30kg/cm、延伸軸直
交方向の引裂強度がおよそ60kg/cmであるのに対し、積
層フィルムE-4は延伸軸方向97kg/cm、延伸軸直交方向20
2kg/cmと良好な引裂強度を示した。
-2の上に更に別のフィルムA-2を延伸軸方向が一致する
ように重ね合わせた以外は、実施例3と同様にして積層
フィルムE-4を得た。原料フィルムのフィルムA-2、積層
フィルムE-4とほぼ同一厚みの単位のフィルムA-3それぞ
れの延伸軸方向の引裂強度がおよそ30kg/cm、延伸軸直
交方向の引裂強度がおよそ60kg/cmであるのに対し、積
層フィルムE-4は延伸軸方向97kg/cm、延伸軸直交方向20
2kg/cmと良好な引裂強度を示した。
【0052】実施例5
フィルムA-1に重ね合わせるフィルムをフィルムA-2とし
た以外は実施例4と同様にして積層フィルムE-5を得
た。
た以外は実施例4と同様にして積層フィルムE-5を得
た。
【0053】実施例6
離型紙の上にフィルムB-1を平らに置き、そのフィルムB
-1の上に更に別のフィルムB-1を延伸軸方向が一致する
ように重ね合わせた以外は実施例3と同様にして積層フ
ィルムE-6を得た。原料フィルムのフィルムB-1の延伸軸
方向の引裂強度が20kg/cm、延伸軸直交方向の引裂強度
が31kg/cmであるのに対し、積層フィルムE-6は延伸軸方
向30kg/cm、延伸軸直交方向47kg/cmと良好な引裂強度を
示した。
-1の上に更に別のフィルムB-1を延伸軸方向が一致する
ように重ね合わせた以外は実施例3と同様にして積層フ
ィルムE-6を得た。原料フィルムのフィルムB-1の延伸軸
方向の引裂強度が20kg/cm、延伸軸直交方向の引裂強度
が31kg/cmであるのに対し、積層フィルムE-6は延伸軸方
向30kg/cm、延伸軸直交方向47kg/cmと良好な引裂強度を
示した。
【0054】比較例1
離型紙の上にフィルムA-1を平らに置き、密着を防ぐた
めにその表面にタルクを薄くまぶし、その上に更に別の
フィルムA-1を延伸軸方向が一致するように重ね合わ
せ、圧着を全く行わずに重ね合わせたのみで、密着力が
0である積層フィルムC-1を得た。表3に積層フィルムC
-1の物性を示した。原料フィルムのフィルムA-1、積層
フィルムC-1とほぼ同一厚みの単位のフィルムA-2それぞ
れの延伸軸方向の引裂強度30kg/cm、延伸軸直交方向の
引裂強度ほぼ60kg/cmと比較し、積層フィルムC-1は延伸
軸方向33kg/cm、延伸軸直交方向60kg/cmと引裂強度はほ
とんど変化がなかった。
めにその表面にタルクを薄くまぶし、その上に更に別の
フィルムA-1を延伸軸方向が一致するように重ね合わ
せ、圧着を全く行わずに重ね合わせたのみで、密着力が
0である積層フィルムC-1を得た。表3に積層フィルムC
-1の物性を示した。原料フィルムのフィルムA-1、積層
フィルムC-1とほぼ同一厚みの単位のフィルムA-2それぞ
れの延伸軸方向の引裂強度30kg/cm、延伸軸直交方向の
引裂強度ほぼ60kg/cmと比較し、積層フィルムC-1は延伸
軸方向33kg/cm、延伸軸直交方向60kg/cmと引裂強度はほ
とんど変化がなかった。
【0055】
【表3】
【0056】比較例2
ロールの重量を200gとした以外は実施例1と同様にし
て積層フィルムC-2を得た。積層フィルムC-2の密着力値
(g/cm)は0.18、最小引裂荷重値はフィルムA-1の延伸
軸方向の引裂荷重値(g)23であり、密着力値は最小引
裂荷重値の0.78%であった。積層フィルムC-2の引裂強
度は原料フィルムのフィルムA-1、積層フィルムC-1とほ
ぼ同一厚みの単位のフィルムA-2の引裂強度ととさほど
変わらない値を示した。
て積層フィルムC-2を得た。積層フィルムC-2の密着力値
(g/cm)は0.18、最小引裂荷重値はフィルムA-1の延伸
軸方向の引裂荷重値(g)23であり、密着力値は最小引
裂荷重値の0.78%であった。積層フィルムC-2の引裂強
度は原料フィルムのフィルムA-1、積層フィルムC-1とほ
ぼ同一厚みの単位のフィルムA-2の引裂強度ととさほど
変わらない値を示した。
【0057】比較例3
離型紙の上にフィルムA-1を平らに置き、そのフィルムA
-1の上に更に別のフィルムA-1を延伸軸方向が一致する
ように重ね合わせ、120℃のラミネートロールの間を1
回通過させ、積層フィルムC-3を得た。積層フィルムC-3
は、それを構成する2枚のフィルムA-1の剥離が不可能
な積層フィルムであって、その引裂強度は原料フィルム
のフィルムA-1、積層フィルムC-1とほぼ同一厚みの単位
のフィルムA-2それぞれの引き裂き強度とさほど変わら
ない値を示した。
-1の上に更に別のフィルムA-1を延伸軸方向が一致する
ように重ね合わせ、120℃のラミネートロールの間を1
回通過させ、積層フィルムC-3を得た。積層フィルムC-3
は、それを構成する2枚のフィルムA-1の剥離が不可能
な積層フィルムであって、その引裂強度は原料フィルム
のフィルムA-1、積層フィルムC-1とほぼ同一厚みの単位
のフィルムA-2それぞれの引き裂き強度とさほど変わら
ない値を示した。
【0058】
【発明の効果】本発明の積層フィルムは、少なくとも2
枚以上のフィルムが積層された積層フィルムにおいて、
少なくとも1組の相隣り合う剥離可能な2枚のフィルム
からなり、該2枚のフィルムの密着力値(g/cm)が該2
枚のフィルムの最小引裂荷重値(g)の1%以上である
ことを特徴とする積層フィルムである。
枚以上のフィルムが積層された積層フィルムにおいて、
少なくとも1組の相隣り合う剥離可能な2枚のフィルム
からなり、該2枚のフィルムの密着力値(g/cm)が該2
枚のフィルムの最小引裂荷重値(g)の1%以上である
ことを特徴とする積層フィルムである。
【0059】本発明のフィルムは上記のように構成され
ることにより、フィルムの引裂強度が高く、厚みが薄い
フィルムで、突起物の多い被包装物を包装する場合にも
亀裂が生じにくく、且つ亀裂が伝搬しにくい積層フィル
ムを得ることができる。
ることにより、フィルムの引裂強度が高く、厚みが薄い
フィルムで、突起物の多い被包装物を包装する場合にも
亀裂が生じにくく、且つ亀裂が伝搬しにくい積層フィル
ムを得ることができる。
Claims (13)
- 【請求項1】少なくとも2枚以上のフィルムが積層され
た積層フィルムにおいて、少なくとも1組の相隣り合う
剥離可能な2枚のフィルムからなり、該2枚のフィルム
の密着力値(g/cm)が該2枚のフィルムの最小引裂荷重
値(g)の1%以上であることを特徴とする積層フィル
ム。 - 【請求項2】該2枚のフィルムの各々の引裂荷重値比が
10倍以下である請求項1記載の積層フィルム。 - 【請求項3】該2枚のフィルムの各々の伸度比が5倍以
下である請求項1又は2のいずれかに記載の積層フィル
ム。 - 【請求項4】該2枚のフィルムの伸度がいずれも50%以
上である請求項1〜3のいずれかに記載の積層フィル
ム。 - 【請求項5】該積層フィルムが、該2枚のフィルムを実
質的に同一の延伸軸方向に積層してなる請求項1〜4の
いずれかに記載の積層フィルム。 - 【請求項6】該2枚のフィルムが塩素系樹脂フィルムも
しくはポリオレフィン系フィルムから選ばれたフィルム
からなる請求項1〜5のいずれかに記載の積層フィル
ム。 - 【請求項7】該2枚のフィルムが同一種類のフィルムか
らなる請求項1〜6のいずれかに記載の積層フィルム。 - 【請求項8】該積層フィルムの厚みが100μm以下であ
る請求項1〜7のいずれかに記載の積層フィルム。 - 【請求項9】該積層フィルムが包装用ラップフィルムで
ある請求項1〜8のいずれかに記載の積層フィルム。 - 【請求項10】少なくとも2枚以上のフィルムが積層さ
れた積層フィルムであって、少なくとも1組の相隣り合
う剥離可能な2枚のフィルムからなり、該2枚のフィル
ムの密着力値(g/cm)が該2枚のフィルムの最小引裂荷
重値(g)の1%以上である積層フィルムを使用して、
包装することを特徴とする包装方法。 - 【請求項11】該2枚のフィルムの各々の引裂荷重値比
が10倍以下である請求項10記載の包装方法。 - 【請求項12】該積層フィルムが、該2枚のフィルムを
実質的に同一の延伸軸方向に積層してなる請求項10又
は11のいずれかに記載の包装方法。 - 【請求項13】該2枚のフィルムが塩素系樹脂フィルム
又はポリオレフィン系フィルムから選ばれたフィルムか
らなる請求項10〜12のいずれかに記載の包装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24699195A JP3370491B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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