JP3370752B2 - エアゾール装置 - Google Patents
エアゾール装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は噴射流量抑制部を備えた
エアゾール装置に関する。さらに詳しくは、流路抵抗を
大きくして噴射流量を抑制したにもかかわらず、詰まり
にくい噴射流量抑制部を備えたエアゾール装置に関す
る。
エアゾール装置に関する。さらに詳しくは、流路抵抗を
大きくして噴射流量を抑制したにもかかわらず、詰まり
にくい噴射流量抑制部を備えたエアゾール装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のエアゾール装置は、たとえば図8
に示すような噴射バルブ(以下、バルブという)51を
備えている。このバルブ51は、筒状のバルブハウジン
グ52と、その中に摺動自在に挿入されているステム5
3と、バルブハウジング52の下方に取りつけられるデ
ィップチューブ54等から構成されている。そしてステ
ム53の上端には、ノズル55を有する押しボタン56
が嵌着されている。なお図8において、57はガスケッ
ト、58はバネ、59はマウンティングカップの一部で
ある。
に示すような噴射バルブ(以下、バルブという)51を
備えている。このバルブ51は、筒状のバルブハウジン
グ52と、その中に摺動自在に挿入されているステム5
3と、バルブハウジング52の下方に取りつけられるデ
ィップチューブ54等から構成されている。そしてステ
ム53の上端には、ノズル55を有する押しボタン56
が嵌着されている。なお図8において、57はガスケッ
ト、58はバネ、59はマウンティングカップの一部で
ある。
【0003】そのようなバルブ51の押しボタン56を
押せば、ガスケット57が撓み、ステム53の孔60が
開放されて流路が開くので、内容物がノズル55から噴
出する。従来、かかるエアゾール装置において内容物の
噴出量を抑制したい場合は、前記流路の途中、たとえば
バルブハウジング52の下端の孔61やステムの孔60
を小さくしたり、押しボタン56の内部P1、ステム5
3の内部P2、ディップチューブ54の途中P3あるい
は下端開口部(図示されていない)などに、図9に示す
オリフィス部材62を嵌入して流路を狭くし、それらの
オリフィス作用で流量を制限するようにしている。
押せば、ガスケット57が撓み、ステム53の孔60が
開放されて流路が開くので、内容物がノズル55から噴
出する。従来、かかるエアゾール装置において内容物の
噴出量を抑制したい場合は、前記流路の途中、たとえば
バルブハウジング52の下端の孔61やステムの孔60
を小さくしたり、押しボタン56の内部P1、ステム5
3の内部P2、ディップチューブ54の途中P3あるい
は下端開口部(図示されていない)などに、図9に示す
オリフィス部材62を嵌入して流路を狭くし、それらの
オリフィス作用で流量を制限するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記従来の方
法では、オリフィス径が小さいので押しボタン56から
流れ落ちてくる原液が硬化してステムの孔60を詰まら
せたり、原液中に分散している不溶解物(図9のR)な
どがバルブハウジングの孔61や図9に示すディップチ
ューブのオリフィス部材62のオリフィス62aなどを
詰まらせることがある。かかる場合、孔60、61やオ
リフィス62aにバイパスがないので、唯一の通路が塞
がれてしまい、エアゾール装置を最後まで使用すること
ができなくなる。また流量を大きく抑制しようとして孔
やオリフィスの内径を小さくすれば、その傾向が一層顕
著になる。
法では、オリフィス径が小さいので押しボタン56から
流れ落ちてくる原液が硬化してステムの孔60を詰まら
せたり、原液中に分散している不溶解物(図9のR)な
どがバルブハウジングの孔61や図9に示すディップチ
ューブのオリフィス部材62のオリフィス62aなどを
詰まらせることがある。かかる場合、孔60、61やオ
リフィス62aにバイパスがないので、唯一の通路が塞
がれてしまい、エアゾール装置を最後まで使用すること
ができなくなる。また流量を大きく抑制しようとして孔
やオリフィスの内径を小さくすれば、その傾向が一層顕
著になる。
【0005】本発明は、かかる従来の流量抑制方法の問
題を解消し、流量抑制作用が大きく、しかも詰まりが生
じにくい噴射流量抑制部を備えたエアゾール装置を提供
することを目的としている。
題を解消し、流量抑制作用が大きく、しかも詰まりが生
じにくい噴射流量抑制部を備えたエアゾール装置を提供
することを目的としている。
【0006】本発明のエアゾール装置(請求項1)は、
エアゾール容器の内部からディップチューブ、バルブハ
ウジング、ステム、押しボタンの噴射孔を経て外部に至
る通路と、その通路の連通および遮断を操作するための
噴射バルブとを備えたエアゾール装置であって、前記ス
テムまたは押しボタンに、前記通路の長手方向に沿っ
て、連続する複数本の長い隙間通路の流路抵抗からなる
流量抑制部を設けていることを特徴としている。また、
本発明のエアゾール装置の第2の態様(請求項2)は、
エアゾール容器の内部からディップチューブ、バルブハ
ウジング、ステム、押しボタンの噴射孔を経て外部に至
る通路と、その通路の連通および遮断を操作するための
噴射バルブとを備えたエアゾール装置であって、前記デ
ィップチューブの少なくとも一部に、前記通路の長手方
向に沿って、連続する複数本の長い隙間通路の流路抵抗
からなる流量抑制部を設けていることを特徴としてい
る。さらに、本発明のエアゾール装置の第3の態様(請
求項3)は、エアゾール容器の内部からディップチュー
ブ、バルブハウジング、ステム、押しボタンの噴射孔を
経て外部に至る通路と、その通路の連通および遮断を操
作するための噴射バルブとを備えたエアゾール装置であ
って、前記バルブハウジングの下穴の下方に、前記通路
の長手方向に沿って、連続する複数本の長い隙間通路の
流路抵抗からなる流量抑制部を設けていることを特徴と
している。本発明のエアゾール装置においては、前記連
続する長い隙間通路が、断面略三角形状であるものが好
ましい(請求項4)。さらに、前記連続する隙間通路
が、断面円形の少なくとも4本の心材を互いに密接する
ように束ねて充填したものの隙間であるものが好ましい
(請求項5)。
エアゾール容器の内部からディップチューブ、バルブハ
ウジング、ステム、押しボタンの噴射孔を経て外部に至
る通路と、その通路の連通および遮断を操作するための
噴射バルブとを備えたエアゾール装置であって、前記ス
テムまたは押しボタンに、前記通路の長手方向に沿っ
て、連続する複数本の長い隙間通路の流路抵抗からなる
流量抑制部を設けていることを特徴としている。また、
本発明のエアゾール装置の第2の態様(請求項2)は、
エアゾール容器の内部からディップチューブ、バルブハ
ウジング、ステム、押しボタンの噴射孔を経て外部に至
る通路と、その通路の連通および遮断を操作するための
噴射バルブとを備えたエアゾール装置であって、前記デ
ィップチューブの少なくとも一部に、前記通路の長手方
向に沿って、連続する複数本の長い隙間通路の流路抵抗
からなる流量抑制部を設けていることを特徴としてい
る。さらに、本発明のエアゾール装置の第3の態様(請
求項3)は、エアゾール容器の内部からディップチュー
ブ、バルブハウジング、ステム、押しボタンの噴射孔を
経て外部に至る通路と、その通路の連通および遮断を操
作するための噴射バルブとを備えたエアゾール装置であ
って、前記バルブハウジングの下穴の下方に、前記通路
の長手方向に沿って、連続する複数本の長い隙間通路の
流路抵抗からなる流量抑制部を設けていることを特徴と
している。本発明のエアゾール装置においては、前記連
続する長い隙間通路が、断面略三角形状であるものが好
ましい(請求項4)。さらに、前記連続する隙間通路
が、断面円形の少なくとも4本の心材を互いに密接する
ように束ねて充填したものの隙間であるものが好ましい
(請求項5)。
【0007】
【作用】本発明のエアゾール装置における流量抑制部
は、従来のように1箇所のオリフィス(たとえば断面積
0.05 〜 0.2 mm2 )で流量を絞るのではなく、複数本
の連続する長い隙間通路の流路抵抗をステムまたは押し
ボタンに設けるものである。そのため隙間通路の断面積
はオリフィスの場合よりも大きくてよく、詰まりが生じ
にくい。このように本発明のエアゾール製品の流量抑制
部は、流量を抑制して内容物を必要量だけ噴射させるこ
とができ、噴射の無駄を排除することができると共に、
詰まりが生ずることがないという利点がある。さらに、
その通路を複数本備えているため、万一、1本の隙間通
路に詰まりが生じても、残りの隙間通路により流路が確
保される。つまり、このエアゾール装置に内容物を充填
して用いる場合、使用途中でつまりが生じないので内容
物を最後まで使い切ることができる利点がある。
は、従来のように1箇所のオリフィス(たとえば断面積
0.05 〜 0.2 mm2 )で流量を絞るのではなく、複数本
の連続する長い隙間通路の流路抵抗をステムまたは押し
ボタンに設けるものである。そのため隙間通路の断面積
はオリフィスの場合よりも大きくてよく、詰まりが生じ
にくい。このように本発明のエアゾール製品の流量抑制
部は、流量を抑制して内容物を必要量だけ噴射させるこ
とができ、噴射の無駄を排除することができると共に、
詰まりが生ずることがないという利点がある。さらに、
その通路を複数本備えているため、万一、1本の隙間通
路に詰まりが生じても、残りの隙間通路により流路が確
保される。つまり、このエアゾール装置に内容物を充填
して用いる場合、使用途中でつまりが生じないので内容
物を最後まで使い切ることができる利点がある。
【0008】本発明のエアゾール装置の第2の態様は、
上記の流量抑制部をディップチューブの少なくとも一部
に設けるものであり、流量抑制部をそのままディップチ
ューブとして用いることもできる。また、本発明のエア
ゾール装置の第3の態様は、上記の流量抑制部をバルブ
ハウジングの下穴の下方に設けるものである。これら
は、前述したものと同様の作用を得ることができる。
上記の流量抑制部をディップチューブの少なくとも一部
に設けるものであり、流量抑制部をそのままディップチ
ューブとして用いることもできる。また、本発明のエア
ゾール装置の第3の態様は、上記の流量抑制部をバルブ
ハウジングの下穴の下方に設けるものである。これら
は、前述したものと同様の作用を得ることができる。
【0009】また、連続する長い隙間通路をそれぞれ略
三角形状とする場合は、円形のオリフィスに比して、断
面積に対する周長が大きく、そのため流路抵抗が一層大
きいので、1本の通路の断面積はオリフィスの場合より
も大きくてよい(たとえば従来の10〜100%増)。
さらに円形のオリフィスであれば、その端部開口に不純
物ないし析出物などの不溶解性物の微粒子(図9のR)
が嵌り込んで全面的に塞がれる可能性が高いが、断面形
状が略三角形状の通路の場合、差し渡し(対向する内壁
間の距離)が小さいので、微粒子が完全には開口部に落
ち込まず、細い隙間が残る。したがって詰まりが生じに
くく、最後まで内容物を噴射させることができる。
三角形状とする場合は、円形のオリフィスに比して、断
面積に対する周長が大きく、そのため流路抵抗が一層大
きいので、1本の通路の断面積はオリフィスの場合より
も大きくてよい(たとえば従来の10〜100%増)。
さらに円形のオリフィスであれば、その端部開口に不純
物ないし析出物などの不溶解性物の微粒子(図9のR)
が嵌り込んで全面的に塞がれる可能性が高いが、断面形
状が略三角形状の通路の場合、差し渡し(対向する内壁
間の距離)が小さいので、微粒子が完全には開口部に落
ち込まず、細い隙間が残る。したがって詰まりが生じに
くく、最後まで内容物を噴射させることができる。
【0010】連続する隙間通路を、断面円形の少なくと
も4本の芯材を互いに密接するように束ねて充填したも
のの隙間により構成する場合は、芯材が断面円状である
ので、3本の芯材同士が互いに当接し、その間に略三角
形状の隙間が生ずる。その隙間は芯材に沿って連続的に
延びている。すなわち芯材同士が平行であればまっすぐ
に延び、互いに捻じれていれば捻じれた状態で延びる。
も4本の芯材を互いに密接するように束ねて充填したも
のの隙間により構成する場合は、芯材が断面円状である
ので、3本の芯材同士が互いに当接し、その間に略三角
形状の隙間が生ずる。その隙間は芯材に沿って連続的に
延びている。すなわち芯材同士が平行であればまっすぐ
に延び、互いに捻じれていれば捻じれた状態で延びる。
【0011】そして断面形状が略三角形状であるから、
前述の断面積に対する周長が長く、そのため流路抵抗が
大きいため、断面積が大きくてもよい利点がある。さら
に略三角形状であるから、微粒子が開口部に落ち込みに
くい。しかも少なくとも4本の芯材を束ねたものである
から、2本以上の隙間通路が形成される。そのため、万
一、1本が詰まった場合でも、他の隙間通路から噴射さ
せることができる。
前述の断面積に対する周長が長く、そのため流路抵抗が
大きいため、断面積が大きくてもよい利点がある。さら
に略三角形状であるから、微粒子が開口部に落ち込みに
くい。しかも少なくとも4本の芯材を束ねたものである
から、2本以上の隙間通路が形成される。そのため、万
一、1本が詰まった場合でも、他の隙間通路から噴射さ
せることができる。
【0012】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明のエアゾー
ル装置を説明する。図1は本発明にかかわるエアゾール
装置の通路に挿入する流量抑制部材の一実施例を示す要
部斜視図、図2は図1のII−II線断面図である。
ル装置を説明する。図1は本発明にかかわるエアゾール
装置の通路に挿入する流量抑制部材の一実施例を示す要
部斜視図、図2は図1のII−II線断面図である。
【0013】図1の流量抑制部材1は、図2に示すよう
に、中心の芯材2aと、それとほぼ同径の周囲の6本の
芯材2bとを六角形状の芯材2の束とし、その周囲に外
皮3を被せたものであり、いわば電気のキャブタイヤケ
ーブルの形態を呈している。このものはそのままディッ
プチューブとして用いることができ、また短く切って通
常のディップチューブまたはノズルやステムなどに挿入
することもできる。この場合、ディップチューブの全体
または挿入した部位が流量抑制部となる。
に、中心の芯材2aと、それとほぼ同径の周囲の6本の
芯材2bとを六角形状の芯材2の束とし、その周囲に外
皮3を被せたものであり、いわば電気のキャブタイヤケ
ーブルの形態を呈している。このものはそのままディッ
プチューブとして用いることができ、また短く切って通
常のディップチューブまたはノズルやステムなどに挿入
することもできる。この場合、ディップチューブの全体
または挿入した部位が流量抑制部となる。
【0014】外側の6本の芯材2bは、全体の可撓性を
確保するため、通常は図1のように緩く螺旋を描くよう
に中心の芯材2aの周りに当接させる。しかし平行であ
ってもよい。
確保するため、通常は図1のように緩く螺旋を描くよう
に中心の芯材2aの周りに当接させる。しかし平行であ
ってもよい。
【0015】芯材2の材質としては、流そうとする流体
によって侵されず、流体中に溶け出さない合成樹脂製の
線材、金属線ないし合成樹脂で被覆した金属線などが用
いられる。また取り扱い易くするため、適度な可撓性を
有するものが好ましい。合成樹脂製の芯材を採用する場
合は、形状安定性を与えるため、何本かの芯材2を金属
線または合成樹脂被覆の金属線としてもよい。
によって侵されず、流体中に溶け出さない合成樹脂製の
線材、金属線ないし合成樹脂で被覆した金属線などが用
いられる。また取り扱い易くするため、適度な可撓性を
有するものが好ましい。合成樹脂製の芯材を採用する場
合は、形状安定性を与えるため、何本かの芯材2を金属
線または合成樹脂被覆の金属線としてもよい。
【0016】前記外皮3は、通常は合成樹脂で形成され
る。このものはあらかじめ筒状に形成しておくこともで
きるが、前記束ねた芯材2の上に押し出し成形するのが
好ましい。それによって外皮3の内面に、芯材2の表面
形状と合う螺旋状ないし直線状の複数本の溝4が形成さ
れ、外皮3と芯材2との密着性および一体性が増し、取
り扱いが容易になる。しかしバルブハウジング、ステム
またはノズル内に流量抑制部を設ける場合は、外皮3を
設けずに、芯材2のみを装填してもよい。
る。このものはあらかじめ筒状に形成しておくこともで
きるが、前記束ねた芯材2の上に押し出し成形するのが
好ましい。それによって外皮3の内面に、芯材2の表面
形状と合う螺旋状ないし直線状の複数本の溝4が形成さ
れ、外皮3と芯材2との密着性および一体性が増し、取
り扱いが容易になる。しかしバルブハウジング、ステム
またはノズル内に流量抑制部を設ける場合は、外皮3を
設けずに、芯材2のみを装填してもよい。
【0017】このように構成される流量抑制部材1にお
いては、図2に示されるように、各芯材2の間に三角形
状の隙間5が6個形成される。それらの隙間5が芯材2
に沿って連続し、それぞれ流体を通過させる通路となる
のである。このような三角形状の断面の場合、図3に示
すように、隙間5の開口部の差し渡しSが小さいので、
開口部に不溶解性の粒子Rが落ち込むことがない。すな
わち図9のような従来の円形のオリフィス62aの場合
は、粒子Rがオリフィス62aの開口部に落ち込み、オ
リフィス62aを詰らせてしまう問題があるが、本発明
における三角形状の隙間5の場合は粒子Rが落ち込ま
ず、周辺の細い部分5aで流路が確保される。また逆
に、たとえば図4に示すように、かりに周辺の細い部分
5aが粒子Rで覆われた場合でも、中心部などに液体を
通す通路は確保される。
いては、図2に示されるように、各芯材2の間に三角形
状の隙間5が6個形成される。それらの隙間5が芯材2
に沿って連続し、それぞれ流体を通過させる通路となる
のである。このような三角形状の断面の場合、図3に示
すように、隙間5の開口部の差し渡しSが小さいので、
開口部に不溶解性の粒子Rが落ち込むことがない。すな
わち図9のような従来の円形のオリフィス62aの場合
は、粒子Rがオリフィス62aの開口部に落ち込み、オ
リフィス62aを詰らせてしまう問題があるが、本発明
における三角形状の隙間5の場合は粒子Rが落ち込ま
ず、周辺の細い部分5aで流路が確保される。また逆
に、たとえば図4に示すように、かりに周辺の細い部分
5aが粒子Rで覆われた場合でも、中心部などに液体を
通す通路は確保される。
【0018】芯材2の本数および配列は、隙間5が2か
所以上できる組み合わせであればとくに制限されない
が、図2のように7本とするか、あるいは図5のように
さらにその周囲に12本の芯材2cを配置して全体を1
9本とすれば、外皮3を円形にし易く、また円形断面の
通路に合わすことができるので好ましい。
所以上できる組み合わせであればとくに制限されない
が、図2のように7本とするか、あるいは図5のように
さらにその周囲に12本の芯材2cを配置して全体を1
9本とすれば、外皮3を円形にし易く、また円形断面の
通路に合わすことができるので好ましい。
【0019】前記流量抑制部材1は、たとえば図6に示
すように、それ自体をディップチューブ13としてエア
ゾールバルブ6のバルブハウジング8の下端に接続して
用いることができる。なおそのままディップチューブと
して組み込むほか、外皮3と共に、または外皮3なし
で、たとえばステム7の途中(Y1)、バルブハウジン
グ8の通路内(Y2)または押しボタン9などの通路内
(Y3)、あるいは通常のディップチューブの途中(Y
4)に挿入するといった使用法も可能である。
すように、それ自体をディップチューブ13としてエア
ゾールバルブ6のバルブハウジング8の下端に接続して
用いることができる。なおそのままディップチューブと
して組み込むほか、外皮3と共に、または外皮3なし
で、たとえばステム7の途中(Y1)、バルブハウジン
グ8の通路内(Y2)または押しボタン9などの通路内
(Y3)、あるいは通常のディップチューブの途中(Y
4)に挿入するといった使用法も可能である。
【0020】図6のエアゾールバルブ6の押しボタン9
を押すと、ステム7の孔10が開放され、ディップチュ
ーブ13の下端から上端に向かって圧力勾配を生じる。
それにより内容物がディップチューブ13を通り、さら
にバルブハウジング8、ステム7および押しボタン9の
ノズル11を通って噴射される。そのときの噴出速度
は、ノズル11の内外の圧力差によって定まる。その圧
力差は、通常の場合はノズル11の内径により定まる
が、図6のエアゾールバルブ6ではディップチューブ1
3で流路抵抗を受けるので、すでにノズル11の内側で
圧力が低下している。そのためノズルの内径などが同じ
でも、流速が低下し、流量が抑制される。さらに流路抵
抗はその長さにほぼ比例する(ないし一定の関数関係に
ある)ので、内容物に応じて芯材2の長さを適切に選定
すれば、流量を任意に設定しうる。
を押すと、ステム7の孔10が開放され、ディップチュ
ーブ13の下端から上端に向かって圧力勾配を生じる。
それにより内容物がディップチューブ13を通り、さら
にバルブハウジング8、ステム7および押しボタン9の
ノズル11を通って噴射される。そのときの噴出速度
は、ノズル11の内外の圧力差によって定まる。その圧
力差は、通常の場合はノズル11の内径により定まる
が、図6のエアゾールバルブ6ではディップチューブ1
3で流路抵抗を受けるので、すでにノズル11の内側で
圧力が低下している。そのためノズルの内径などが同じ
でも、流速が低下し、流量が抑制される。さらに流路抵
抗はその長さにほぼ比例する(ないし一定の関数関係に
ある)ので、内容物に応じて芯材2の長さを適切に選定
すれば、流量を任意に設定しうる。
【0021】つぎに具体的な実施例をあげて説明する。
実施例1〜3
直径が0.3 mmの銅製の芯材7本を図2のように束ね、全
体に10 mm/ピッチの撚りを与えた。さらにその上にポ
リエチレンを押し出し成型して外径3.0 mmの外皮3を形
成した。えられた長尺の流量抑制部材をそれぞれ長さ2
mm、5 mm、30 mmに切断して、内径2.9 mm、外径4 mm、
長さ100 mmの3本のポリエチレン製の中空チューブに挿
入し、実施例1〜3のディップチューブとした。
体に10 mm/ピッチの撚りを与えた。さらにその上にポ
リエチレンを押し出し成型して外径3.0 mmの外皮3を形
成した。えられた長尺の流量抑制部材をそれぞれ長さ2
mm、5 mm、30 mmに切断して、内径2.9 mm、外径4 mm、
長さ100 mmの3本のポリエチレン製の中空チューブに挿
入し、実施例1〜3のディップチューブとした。
【0022】実施例4〜6
芯材の直径を0.5 mmとし、外皮の直径を5 mmとし、前記
中空チューブの内径を4.8 mm、外径を 6 mmとした以外
は実施例1〜3と同じにして実施例4〜6のディップチ
ューブをえた。
中空チューブの内径を4.8 mm、外径を 6 mmとした以外
は実施例1〜3と同じにして実施例4〜6のディップチ
ューブをえた。
【0023】実施例7〜9
直径が0.3 mmのアルミニウム製の芯材19本を図5のよ
うに束ね、全体に40 mm/ピッチの撚りを与えた。さら
にその上にポリ塩化ビニルを押し出し成型して外径 5 m
m の外皮3を形成した。えられた長尺の流量抑制部材を
それぞれ長さ2.0 mm、3.0 mm、5.0 mmに切断して、実施
例4〜6と同じようにして実施例7〜9のディップチュ
ーブとした。
うに束ね、全体に40 mm/ピッチの撚りを与えた。さら
にその上にポリ塩化ビニルを押し出し成型して外径 5 m
m の外皮3を形成した。えられた長尺の流量抑制部材を
それぞれ長さ2.0 mm、3.0 mm、5.0 mmに切断して、実施
例4〜6と同じようにして実施例7〜9のディップチュ
ーブとした。
【0024】比較例1〜3
内径2.9 mm、外径4 mm、長さ100 mmのポリエチレン製の
中空チューブを3本用意し、その上端近辺に図7に示す
ような外径(D)3.0 mm、オリフィス部の長さ(L)0.
8 mm、中心の孔の断面積 0.05 mm2 、0.1 mm2 、0.2 mm
2 のポリアセタール製の流量抑制用の栓12を詰め、そ
れぞれ比較例1〜3のデイップチューブとした。
中空チューブを3本用意し、その上端近辺に図7に示す
ような外径(D)3.0 mm、オリフィス部の長さ(L)0.
8 mm、中心の孔の断面積 0.05 mm2 、0.1 mm2 、0.2 mm
2 のポリアセタール製の流量抑制用の栓12を詰め、そ
れぞれ比較例1〜3のデイップチューブとした。
【0025】前記各ディップチューブを、ステム穴径
0.3 mm 、バルブハウジング下穴径 0.3 mm、ボタン穴径
0.3 mmの噴射バルブに取りつけ、液化石油ガス4.0 kg
/ cm2(25℃)を充填した耐圧容器に通法により取り
つけることにより、各実施例および比較例についてそれ
ぞれ4本のエアゾール装置のサンプルNo.1〜4)を
製造した。さらに前記容器内には、不溶解物として最大
長0.2 ± 0.05 mmのタルク粉末を各10個入れた。
0.3 mm 、バルブハウジング下穴径 0.3 mm、ボタン穴径
0.3 mmの噴射バルブに取りつけ、液化石油ガス4.0 kg
/ cm2(25℃)を充填した耐圧容器に通法により取り
つけることにより、各実施例および比較例についてそれ
ぞれ4本のエアゾール装置のサンプルNo.1〜4)を
製造した。さらに前記容器内には、不溶解物として最大
長0.2 ± 0.05 mmのタルク粉末を各10個入れた。
【0026】ついでこれらのエアゾール装置のサンプル
を用いてそれぞれ間欠的に噴射を行い、噴射できなくな
るまで繰り返した。そのときの結果を表1に示す。
を用いてそれぞれ間欠的に噴射を行い、噴射できなくな
るまで繰り返した。そのときの結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示すように、実施例1〜9のディッ
プチューブを用いた場合は、5本のサンプル全部につい
て内容物がなくなるまで噴射できた。しかし比較例1〜
2のチューブを用いた場合、内容物をかなり残したま
ま、使用途中でまったく出なくなってしまうものがあっ
た。また断面積 0.2 mm2の比較例3のチューブの場合は
比較的詰まりが少なかったが、流量抑制効果が低い。
プチューブを用いた場合は、5本のサンプル全部につい
て内容物がなくなるまで噴射できた。しかし比較例1〜
2のチューブを用いた場合、内容物をかなり残したま
ま、使用途中でまったく出なくなってしまうものがあっ
た。また断面積 0.2 mm2の比較例3のチューブの場合は
比較的詰まりが少なかったが、流量抑制効果が低い。
【0029】以上のことから、本発明のエアゾール装置
は、不溶解物が混じっている場合でも、詰まりを生じさ
せず、適切な流量で噴射させることができることがわか
る。
は、不溶解物が混じっている場合でも、詰まりを生じさ
せず、適切な流量で噴射させることができることがわか
る。
【0030】
【発明の効果】本発明のエアゾール装置は、不溶解物が
混じっている場合でも、詰まりを生じさせず、適切な流
量で噴射させることができる。
混じっている場合でも、詰まりを生じさせず、適切な流
量で噴射させることができる。
【図1】 本発明にかかわる流量抑制部材の一実施例を
示す要部斜視図。
示す要部斜視図。
【図2】 図1の流量抑制部材の横断面図。
【図3】 本発明にかかわる流量抑制部材の作用状態を
示す要部拡大斜視図。
示す要部拡大斜視図。
【図4】 本発明にかかわる流量抑制部材の作用状態を
示す要部拡大端面図。
示す要部拡大端面図。
【図5】 本発明にかかわる流量抑制部材の他の実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図6】 本発明のエアゾール装置にかかわるバルブの
一実施例を示す断面図。
一実施例を示す断面図。
【図7】 比較例1〜3のチューブを示す要部斜視図。
【図8】 従来の流量抑制噴射バルブの一例を示す断面
図。
図。
【図9】 従来の流量抑制部材の一例を示す要部拡大斜
視図。
視図。
1 チューブ
2 芯材
3 外皮
5 隙間
6 エアゾールバルブ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭55−88870(JP,A)
実開 昭54−53729(JP,U)
実開 昭53−149911(JP,U)
実開 昭61−43799(JP,U)
実開 平4−13586(JP,U)
実開 昭62−122030(JP,U)
実開 平5−80552(JP,U)
実公 昭57−11022(JP,Y1)
実公 昭51−13917(JP,Y2)
実公 昭51−11981(JP,Y2)
実公 昭58−47970(JP,Y2)
特表 平8−507278(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65D 83/44
B05B 9/04
B05B 11/00 101
Claims (5)
- 【請求項1】 エアゾール容器の内部からディップチュ
ーブ、バルブハウジング、ステム、押しボタンの噴射孔
を経て外部に至る通路と、その通路の連通および遮断を
操作するための噴射バルブとを備えたエアゾール装置で
あって、前記ステムまたは押しボタンに、前記通路の長
手方向に沿って、連続する複数本の長い隙間通路の流路
抵抗からなる流量抑制部を設けているエアゾール装置。 - 【請求項2】 エアゾール容器の内部からディップチュ
ーブ、バルブハウジング、ステム、押しボタンの噴射孔
を経て外部に至る通路と、その通路の連通および遮断を
操作するための噴射バルブとを備えたエアゾール装置で
あって、前記ディップチューブの少なくとも一部に、前
記通路の長手方向に沿って、連続する複数本の長い隙間
通路の流路抵抗からなる流量抑制部を設けているエアゾ
ール装置。 - 【請求項3】 エアゾール容器の内部からディップチュ
ーブ、バルブハウジング、ステム、押しボタンの噴射孔
を経て外部に至る通路と、その通路の連通および遮断を
操作するための噴射バルブとを備えたエアゾール装置で
あって、前記バルブハウジングの下穴の下方に、前記通
路の長手方向に沿って、連続する複数本の長い隙間通路
の流路抵抗からなる流量抑制部を設けているエアゾール
装置。 - 【請求項4】 前記連続する長い隙間通路が、それぞれ
断面略三角形状である請求項1、2または3記載のエア
ゾール装置。 - 【請求項5】 前記連続する隙間通路が、断面円形の少
なくとも4本の心材を互いに密接するように束ねて充填
したものの隙間である請求項4記載のエアゾール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29732793A JP3370752B2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | エアゾール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29732793A JP3370752B2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | エアゾール装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07132981A JPH07132981A (ja) | 1995-05-23 |
| JP3370752B2 true JP3370752B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=17845083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29732793A Expired - Lifetime JP3370752B2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | エアゾール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3370752B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009108103A (ja) * | 1998-04-10 | 2009-05-21 | Daizo:Kk | エアゾール製品 |
| JP6267434B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2018-01-24 | 株式会社ダイゾー | 内容物を定期的に噴射する噴射装置 |
| JP2017065781A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 株式会社ダイゾー | 吐出製品 |
| JP7633665B2 (ja) * | 2021-06-17 | 2025-02-20 | 株式会社ダイゾー | 吐出製品 |
-
1993
- 1993-11-01 JP JP29732793A patent/JP3370752B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07132981A (ja) | 1995-05-23 |
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