JP3374992B2 - スケール除去剤及び除去方法 - Google Patents
スケール除去剤及び除去方法Info
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Description
に連結する排水管等の壁面に生成したスケールを除去す
るのに用いられる固型薬剤の改良に関する。
に含有されるカルシウムに由来する無機化合物をその主
成分とすることが多く、これらは一般に尿石と呼ばれ
る。この尿石と呼ばれるスケールは排水管内及び小便器
内に特に生成し易く、これが堆積すると悪臭発生の原因
となる。この為、通常1〜2年間隔で、このスケール除
去の作業が行われることが多い。このスケール除去の方
法として、このスケールを溶解させる薬剤をこのスケー
ルと接触させる方法が一般に行われている。
の強酸類がよく知られている。特に、スルファミン酸
は、硫酸、塩酸等に匹敵する強酸でありながら、金属に
対する腐食性がそれらに比べて著しく低いために、スル
ファミン酸をスケール除去剤として用いようとする提案
が多い。例えば、特開平 3-12500号公報には、スルファ
ミン酸と硼酸の混合粉末を加圧成形してなるスケール除
去剤が提案されている。
は優れているが、塩酸は配管の金属材料を腐食させ易
く、また、取り扱いにも特に注意を要し、実用上の難点
を有する。固体のスルファミン酸は、そのままの状態で
は尿石を溶かさないので水溶液として用いられている
が、前もってこの水溶液を調製しておくと、その保存中
にスルファミン酸の加水分解が進行するので、この水溶
液は変質をきたす。また、通常工業薬品として供給され
ている粉粒状のスルファミン酸を、使用直前に水に溶か
して水溶液として用いる方法も有効であるが、その溶解
に時間を要すのみならず、そのための用具も必要とし、
簡便な方法ではない。更に、便器使用の都度流出される
洗浄水にスルファミン酸粉末を添加して用いる方法も考
えられるが、この洗浄水は通常、2〜4分程度の時間内
に全量排出されるので、加えられたスルファミン酸の粉
末は充分に溶けないまま、この洗浄水と共に押し流され
ることとなり、かかる方法は効率の良いものではない。
る、粒度調整したスルファミン酸と硼酸を加圧成形する
方法により製造された錠剤は、充分な硬度を有し、男子
用小便器に投入した場合、約1日で完全に溶解消失し、
かつ、消失後の便器内には、スケールの付着はほとんど
見られず、優れたスケール除去剤であるが、成形体中硼
酸を20重量%以上含有させないと水中で安定性を有する
錠剤が得られない。このように多量の硼酸を含有させた
成形体は、スルファミン酸の含有率が低いのでスケール
除去の能率が低下するのみならず、その運搬時に成形体
表面が傷みやすいという実用上の難点も有する。
プルピルセルロース等のセルロース誘導体や、ポリエチ
レングリコール、ポリビニルアルコール等の合成高分子
化合物は非常に優れた結合剤であるが、これをスルファ
ミン酸と混合して加圧成形して得られる錠剤は、水と接
触すると直ちに膨潤し崩壊するため、生じた塊片が溶解
しないまま洗浄水と共に流出し、スケール除去に有効に
作用する薬剤分が少ないという非効率的なものである。
口から排水導管に至る途中の部位にトラップ構造が設け
られている。そしてこのトラップ部分には常時1〜4リ
ットル程度の洗浄水が滞留し、上記導管を通って逆上す
る悪臭の流れをこのトラップ部の水がここで止めてい
る。通常、トイレの使用頻度は10〜30分に1回程度であ
るから、上記トラップ内に固形スケール除去剤を設置し
たとき、この時間内に有効量のスルファミン酸がそのト
ラップ内滞留水に溶解し、尿石はこのスルファミン酸の
水溶液によって1〜2日の内には完全に、或いは洗浄水
の流通が良好となる程度まで溶解することが望まれる。
るスケール除去能率の高い成形体であって、水に対する
スルファミン酸の溶解速度が高く、水中で崩壊しないと
いう安定性を有すると共に、通常行われる製品運搬によ
っても表面が傷つかないという改良されたスケール除去
剤を提供しようとするものである。
は、16メッシュより小さいが200 メッシュより大きい粒
度のスルファミン酸粉末100 重量部と、60メッシュより
小さいが300 メッシュより大きい粒度のショ糖脂肪酸エ
ステル粉末2〜30重量部とからなる混合粉末を100〜800
kg/cm2の圧力で成形することにより得られる。
小便器のトラップ内、男子便所の小便器内の洗浄水と接
触する部位、男子便所のハイタンク内の洗浄水中、又は
小便器洗浄水の配管内に設置することによって、上記小
便器内又はそのトラップ内に付着したスケールを効率よ
く除去することができる。本発明に用いられるスルファ
ミン酸は、通常粉状の形態で市販されている工業製品で
よい。この粉末粒子の粒度としては、16メッシュより小
さいが200 メッシュより大きい粒度、特に100 メッシュ
より大きい粒度が好ましい。
糖の水酸基と脂肪酸のカルボキシル基とのエステル生成
反応によって得られるショ糖の脂肪酸エステルであっ
て、多価アルコール系非イオン界面活性剤の性質を有す
る。特に、ショ糖と8〜20の炭素数を有する脂肪酸のエ
ステルであって、1〜20のHLB値、更に好ましくは1
〜10のHLB値を有するショ糖脂肪酸エステルがよい。
このショ糖脂肪酸エステルの粒度としては、スルファミ
ン酸の粒度より小さい粒度であって、60メッシュより小
さいが300 メッシュより大きい粒度のものが好ましい。
このようなショ糖脂肪酸エステルは、市販の工業製品と
しても容易に入手することができる。
の混合粉末は、通常の混合機を用いて、上記スルファミ
ン酸粉末100 重量部とショ糖脂肪酸エステル粉末2〜30
重量部、好ましくは5〜20重量部とを、充分に混合する
ことによって容易に得られる。この混合粉末としては、
少量の助剤、例えば、離型剤としてのステアリン酸、そ
の塩類、タルク等を含有してもよく、また、防錆剤、着
色剤等を含有してもよい。
ミン酸粉末とショ糖脂肪酸エステル粉末との混合粉末
を、通常の加圧成形機を用いて、好ましくは 100〜800
kg/cm2の圧力で成形することにより得られる。その成形
品の形状には特に制限はなく、球状、円板状、円柱状、
円錐状、貫通孔を有するこれら形状等、任意でよい。
テル粉末との混合粉末を加圧成形することにより、改良
されたスケール防止剤が得られることが見出された。こ
の意外な効果は、恐らく、上記混合によって、スルファ
ミン酸粒子より細かいショ糖脂肪酸エステル粒子がスル
ファミン酸粒子間に介在し、上記加圧成形の際には、こ
のスルファミン酸粒子に挟まれたショ糖脂肪酸エステル
粒子は圧力を受けて流動性を有するように変じ、この流
動性を有するショ糖脂肪酸エステルでスルファミン酸粒
子の表面は被覆される。そして成形圧が解放されたとき
には、このスルファミン酸粒子間に介在するショ糖脂肪
酸エステルは再び固体に変じて、隣合うスルファミン酸
粒子を固める強い結合剤として作用しているものと考え
られる。事実、本発明のスケール防止剤の表面は良好な
光沢を有し、そしてこれを水中に投入して水と接触させ
てもこのスケール防止剤は崩壊性を示さない。
ル粉末の量がスルファミン酸粉末に対し2重量部以下で
は有効ではなく、このような少量を用いて得られた成形
体は水中で短時間に崩壊し易い。確実に有効なショ糖脂
肪酸エステル粉末の量はスルファミン酸粉末に対し5重
量部以上であるが、30重量部以上にも多いショ糖脂肪酸
エステル粉末を用いて得られた成形体は、その中のスル
ファミン酸含有率が低いので水中へのスルファミン酸の
溶解速度が低下し、スケール除去の能率が低下する。
なるべく低いほうが成形機の損耗を避けるのに好都合で
あるが、100kg/cm2 以下では、このような低い圧力で成
形して得られた成形体は充分な硬度を示さない。しかし
800kg/cm2 以上もの高い圧力は避けるべきである。充分
な硬度を有する成形体を好ましく成形するには、200〜6
00kg/cm2 程度の圧力が有利である。
は、用いられるスルファミン酸粉末の粒度は小さい程よ
いが、粒度が小さくなると成形操作において粉立ちが起
こり易い。混合粉末を成形する際粉立ちを防ぐことも大
切であって、粒度が16メッシュより小さいが100 メッシ
ュより大きい程度のスルファミン酸粉末が好ましく用い
られる。
なる粒度を有するスルファミン酸粉末、60メッシュより
小さいが300 メッシュより大なる粒度と6のHLB値を
有する市販ショ糖脂肪酸エステル及び60メッシュより小
さいが200 メッシュより大なる粒度を有する硼酸粉末が
用意された。
合機中で混合することにより、No.1〜3 の本発明の実施
例に用いられる混合粉末と、No.4〜7 の比較例に用いら
れる混合粉末を調製した。次いで、これら混合粉末を、
直径30mmφの円柱型金型を用いて、約600kg/cm2の圧力
で成形することにより、1個20g の円柱状の錠剤に成形
した。
水中安定性を測定した。硬度は、木屋式硬度計により測
定した値である。水中安定性は、ビーカー中100 ミリリ
ットルの水中に錠剤を投入し、1時間経過時点で崩壊の
起こったものを×印で、起こらなかったものを〇印で表
す。これら測定結果は、第1表に示されている。 第 1 表 No. 混 合 粉 末 の 組 成 錠 剤 の 性 能 スルファミン酸 ショ糖脂肪酸エステル 硼 酸 硬 度 水中安定性 (重量部) (重量部) (重量部) (kg) 1 95 5 0 13.5 〇 2 90 10 0 22.5 〇 3 80 20 0 50 以上 〇 4 95 0 5 9.0 × 5 90 0 10 12.0 × 6 80 0 20 18.0 〇 7 70 0 30 28.0 〇 第1表のNo.1〜3 の本発明の錠剤は、外観に欠陥を有す
ることなく、充分な硬度及び水中安定性を有している。
いられたNo.4と5 は、硼酸を10%含有させても水中安定
性が得られず、No.6と7 が示しているように水中安定性
を発揮させるには硼酸を20%以上含有させる必要があ
る。
少量のショ糖脂肪酸エステルとの混合物を加圧成形する
のみで、充分な硬度と水中安定性を有するという改良さ
れたスケール除去剤を得ることができる。このスケール
除去剤は、スルファミン酸を主剤とするために、特に、
尿石と呼ばれるスケールの除去に有効である。そしてこ
のスケール除去剤は、男子便所の小便器のトラップ内、
男子便所の小便器内の洗浄水と接触する部位、男子便所
のハイタンク内の洗浄水中、又は小便器洗浄水の配管内
に設置することにより、尿石を能率よく除去することが
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 16メッシュより小さいが200 メッシュよ
り大きい粒度のスルファミン酸粉末100 重量部と、60メ
ッシュより小さいが300 メッシュより大きい粒度のショ
糖脂肪酸エステル粉末2〜30重量部とからなる混合粉末
を 100〜800kg/cm2の圧力で成形してなるスケール除去
剤。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスケール除去剤を、男
子便所の小便器のトラップ内、男子便所の小便器内の洗
浄水と接触する部位、男子便所のハイタンク内の洗浄水
中、又は小便器洗浄水の配管内に設置することを特徴と
する、上記小便器又はトラップに付着したスケールを除
去する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16678793A JP3374992B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | スケール除去剤及び除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16678793A JP3374992B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | スケール除去剤及び除去方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0726300A JPH0726300A (ja) | 1995-01-27 |
| JP3374992B2 true JP3374992B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=15837672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16678793A Expired - Lifetime JP3374992B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | スケール除去剤及び除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP3374992B2 (ja) |
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| JP4949566B2 (ja) * | 2001-05-07 | 2012-06-13 | 株式会社アメータ | トラップ着脱式トイレにおけるスケールの固着防止方法 |
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-
1993
- 1993-07-06 JP JP16678793A patent/JP3374992B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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|---|---|
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