JP3375322B2 - コンクリート製アーチ型構造物 - Google Patents
コンクリート製アーチ型構造物Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路トンネル,ト
ンネルの坑口,ロックシェッドやスノーシェッド等の各
種トンネルのための構造コンクリート製アーチ型構造物
に係り、特に、所定の奥行き幅を有したコンクリート製
のアーチ状の壁体を奥行き方向に複数列設してトンネル
を構成するコンクリート製アーチ型構造物に関する。
ンネルの坑口,ロックシェッドやスノーシェッド等の各
種トンネルのための構造コンクリート製アーチ型構造物
に係り、特に、所定の奥行き幅を有したコンクリート製
のアーチ状の壁体を奥行き方向に複数列設してトンネル
を構成するコンクリート製アーチ型構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリート製アーチ型
構造物としては、例えば、図6に示すように、所定の奥
行き幅Lを有したコンクリート製のアーチ状の壁体1を
奥行き方向に複数列設してトンネルを構成するものが知
られている。このコンクリート製アーチ型構造物におい
ては、壁体1を周長を同じにして2分割して左右対称の
一対の分割体1a,1bにし、この左右一対の分割体1
a,1b同士を分割端で接合するとともに、この接合し
た壁体1を奥行き方向に複数列設してトンネルを構成す
る。また、従来においては、図7に示すようなコンクリ
ート製アーチ型構造物も知られている。これは、所定の
奥行き幅Lを有したコンクリート製のアーチ状の壁体1
を用いている。この壁体1の両基端部は、接地もしくは
埋設されるベース体2に一体に固定されているととも
に、所定の周長を有した上側の部分の上側分割体1a
と、下側の下側分割体1bとに分割形成されている。そ
して、先に下側分割体1bを奥行き方向に列設して設置
し、次に、上側分割体1aを下側分割体1bに接合して
設けるようにしている。このように壁体1を分割するの
は、分割体1a,1bを予め工場生産する際に、全体に
比較して小さくなるので、成形が容易になり、製造効率
が良いこと、また、現場での取り扱いが容易になるので
組立が容易になり、組立作業性が良くなること等の理由
による。尚、分割体の分割点(接合部3)の位置は、外
力に対して支障を生じないようにモーメント荷重の小さ
いところに設定されている。
構造物としては、例えば、図6に示すように、所定の奥
行き幅Lを有したコンクリート製のアーチ状の壁体1を
奥行き方向に複数列設してトンネルを構成するものが知
られている。このコンクリート製アーチ型構造物におい
ては、壁体1を周長を同じにして2分割して左右対称の
一対の分割体1a,1bにし、この左右一対の分割体1
a,1b同士を分割端で接合するとともに、この接合し
た壁体1を奥行き方向に複数列設してトンネルを構成す
る。また、従来においては、図7に示すようなコンクリ
ート製アーチ型構造物も知られている。これは、所定の
奥行き幅Lを有したコンクリート製のアーチ状の壁体1
を用いている。この壁体1の両基端部は、接地もしくは
埋設されるベース体2に一体に固定されているととも
に、所定の周長を有した上側の部分の上側分割体1a
と、下側の下側分割体1bとに分割形成されている。そ
して、先に下側分割体1bを奥行き方向に列設して設置
し、次に、上側分割体1aを下側分割体1bに接合して
設けるようにしている。このように壁体1を分割するの
は、分割体1a,1bを予め工場生産する際に、全体に
比較して小さくなるので、成形が容易になり、製造効率
が良いこと、また、現場での取り扱いが容易になるので
組立が容易になり、組立作業性が良くなること等の理由
による。尚、分割体の分割点(接合部3)の位置は、外
力に対して支障を生じないようにモーメント荷重の小さ
いところに設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のコンクリート製アーチ型構造物にあっては、壁体
1の分割体1a,1bの分割点(接合部3)を外力に対
して支障が生じない位置に設定してはいるが、この構造
物においては分割体1a,1bの接合部3が一体の部分
に比較して外力に対して弱いところとなっており、この
接合部3が奥行き方向に一直線状に位置して連続するこ
とから、弱いところが集中し、そのため、できるだけ、
この接合部3の強度を向上させることが研究されてい
る。本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、分割
体の利点を損なうことなく、接合部が不連続になるよう
にして全体の強度を向上させるようにしたコンクリート
製アーチ型構造物を提供することを目的とする。
従来のコンクリート製アーチ型構造物にあっては、壁体
1の分割体1a,1bの分割点(接合部3)を外力に対
して支障が生じない位置に設定してはいるが、この構造
物においては分割体1a,1bの接合部3が一体の部分
に比較して外力に対して弱いところとなっており、この
接合部3が奥行き方向に一直線状に位置して連続するこ
とから、弱いところが集中し、そのため、できるだけ、
この接合部3の強度を向上させることが研究されてい
る。本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、分割
体の利点を損なうことなく、接合部が不連続になるよう
にして全体の強度を向上させるようにしたコンクリート
製アーチ型構造物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明のコンクリート製アーチ型構造物は、所
定の奥行き幅を有したコンクリート製のアーチ状の壁体
を奥行き方向に複数列設してトンネルを構成するコンク
リート製アーチ型構造物において、上記壁体を周長が異
なる小分割体と大分割体とに分割し、奥行き方向に隣接
する壁体同士を、互いにその小分割体及び大分割体の左
右位置が異なるように配置した構成としている。これに
より、小分割体及び大分割体の接合部が、交互に位置さ
せられ、接合部が不連続になる。そのため、従来のよう
に接合部が連続する場合に比較して全体の強度が大幅に
向上させられる。
るための本発明のコンクリート製アーチ型構造物は、所
定の奥行き幅を有したコンクリート製のアーチ状の壁体
を奥行き方向に複数列設してトンネルを構成するコンク
リート製アーチ型構造物において、上記壁体を周長が異
なる小分割体と大分割体とに分割し、奥行き方向に隣接
する壁体同士を、互いにその小分割体及び大分割体の左
右位置が異なるように配置した構成としている。これに
より、小分割体及び大分割体の接合部が、交互に位置さ
せられ、接合部が不連続になる。そのため、従来のよう
に接合部が連続する場合に比較して全体の強度が大幅に
向上させられる。
【0005】そして、必要に応じ、上記小分割体及び大
分割体の基端部を支持するとともに接地もしくは埋設さ
れるベース体を備えた構成としている。小分割体及び大
分割体がベース体に支持されるので、小分割体及び大分
割体を確実に支持でき、全体の強度を確保できる。ま
た、必要に応じ、上記小分割体のベース体を該小分割体
の基端部に一体成形される一体ベース体とし、上記大分
割体のベース体を該大分割体の基端部を着脱可能に支持
する独立ベース体とした構成としている。これにより、
小分割体を一体ベース体によって自立させて設置できる
ようにすることができ、そのため、設置を容易に行なう
ことができるようになり、組立作業性が向上させられ
る。また、独立ベース体は独立して形成されるので、製
造が容易であり、設置を容易に行なうことができる。更
に、大分割体も、独立して形成できることになり、この
点でも製造が容易であり、設置を容易に行なうことがで
きる。
分割体の基端部を支持するとともに接地もしくは埋設さ
れるベース体を備えた構成としている。小分割体及び大
分割体がベース体に支持されるので、小分割体及び大分
割体を確実に支持でき、全体の強度を確保できる。ま
た、必要に応じ、上記小分割体のベース体を該小分割体
の基端部に一体成形される一体ベース体とし、上記大分
割体のベース体を該大分割体の基端部を着脱可能に支持
する独立ベース体とした構成としている。これにより、
小分割体を一体ベース体によって自立させて設置できる
ようにすることができ、そのため、設置を容易に行なう
ことができるようになり、組立作業性が向上させられ
る。また、独立ベース体は独立して形成されるので、製
造が容易であり、設置を容易に行なうことができる。更
に、大分割体も、独立して形成できることになり、この
点でも製造が容易であり、設置を容易に行なうことがで
きる。
【0006】更に、必要に応じ、上記独立ベース体を、
その上面に上記大分割体の基端部が嵌合する嵌合凹部を
備えて構成している。嵌合凹部で大分割体の基端部を保
持するので、容易に外れることがなく、支持を確実にし
て強度を向上させることができる。更にまた、必要に応
じ、上記小分割体及び大分割体の接合部に、該接合部が
接合された状態で連結金具が挿通される挿通孔を構成す
る断面半円状の溝を形成した構成としている。接合部を
連結金具を介在させて接合できるので、接合が強固にな
り、この点でも全体の強度を大幅に向上させることがで
きる。また、必要に応じ、上記大分割体の奥行き方向で
あって上記小分割体及び大分割体の接合部に形成される
挿通孔に対応した位置に、連結金具が挿通される挿通孔
を形成した構成としている。小分割体及び大分割体の接
合部からの連結金具を大分割体の挿通孔に連続して挿通
させることができ、そのため、壁体同士の接合を強固に
することができ、この点でも全体の強度を大幅に向上さ
せることができる。
その上面に上記大分割体の基端部が嵌合する嵌合凹部を
備えて構成している。嵌合凹部で大分割体の基端部を保
持するので、容易に外れることがなく、支持を確実にし
て強度を向上させることができる。更にまた、必要に応
じ、上記小分割体及び大分割体の接合部に、該接合部が
接合された状態で連結金具が挿通される挿通孔を構成す
る断面半円状の溝を形成した構成としている。接合部を
連結金具を介在させて接合できるので、接合が強固にな
り、この点でも全体の強度を大幅に向上させることがで
きる。また、必要に応じ、上記大分割体の奥行き方向で
あって上記小分割体及び大分割体の接合部に形成される
挿通孔に対応した位置に、連結金具が挿通される挿通孔
を形成した構成としている。小分割体及び大分割体の接
合部からの連結金具を大分割体の挿通孔に連続して挿通
させることができ、そのため、壁体同士の接合を強固に
することができ、この点でも全体の強度を大幅に向上さ
せることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係るコンクリート製アーチ型構造物につ
いて説明する。図1乃至図5に示すように、本発明の実
施の形態に係るコンクリート製アーチ型構造物Sは、所
定の奥行き幅Lを有したコンクリート製のアーチ状の壁
体10を奥行き方向に複数列設してトンネルを構成する
ものである。壁体10は、周長が異なる小分割体11と
大分割体12とに分割形成されている。この分割点(接
合部13)の位置は、外力に対して支障を生じないよう
にモーメント荷重の小さいところに設定されている。小
分割体11には、その基端部11aを支持するとともに
接地もしくは埋設される(実施の形態では埋設される)
ベース体が備えられている。この小分割体11のベース
体は、略ブロック状に形成され、小分割体11の基端部
11aに上面中央部が一体成形される一体ベース体14
として構成されている。また、この一体ベース体14
は、小分割体11を自立させる大きさと重さに形成され
ている。
の実施の形態に係るコンクリート製アーチ型構造物につ
いて説明する。図1乃至図5に示すように、本発明の実
施の形態に係るコンクリート製アーチ型構造物Sは、所
定の奥行き幅Lを有したコンクリート製のアーチ状の壁
体10を奥行き方向に複数列設してトンネルを構成する
ものである。壁体10は、周長が異なる小分割体11と
大分割体12とに分割形成されている。この分割点(接
合部13)の位置は、外力に対して支障を生じないよう
にモーメント荷重の小さいところに設定されている。小
分割体11には、その基端部11aを支持するとともに
接地もしくは埋設される(実施の形態では埋設される)
ベース体が備えられている。この小分割体11のベース
体は、略ブロック状に形成され、小分割体11の基端部
11aに上面中央部が一体成形される一体ベース体14
として構成されている。また、この一体ベース体14
は、小分割体11を自立させる大きさと重さに形成され
ている。
【0008】また、大分割体12には、その基端部12
aを支持するとともに接地もしくは埋設される(実施の
形態では埋設される)ベース体が備えられている。この
大分割体12のベース体は、略ブロック状に形成され、
大分割体12の基端部12aを着脱可能に支持する独立
ベース体15として構成されている。この独立ベース体
15は、その上面中央に大分割体12の基端部12aが
嵌合する嵌合凹部16を備えて構成されている。
aを支持するとともに接地もしくは埋設される(実施の
形態では埋設される)ベース体が備えられている。この
大分割体12のベース体は、略ブロック状に形成され、
大分割体12の基端部12aを着脱可能に支持する独立
ベース体15として構成されている。この独立ベース体
15は、その上面中央に大分割体12の基端部12aが
嵌合する嵌合凹部16を備えて構成されている。
【0009】そして、実施の形態に係るコンクリート製
アーチ型構造物Sは、奥行き方向に隣接する壁体10同
士を、互いにその小分割体11及び大分割体12の左右
位置が異なるように配置して構築されている。また、小
分割体11及び大分割体12の接合部13には、この接
合部13が接合された状態で連結金具としての例えばロ
ッド(図示せず)が奥行き方向に挿通される挿通孔17
を構成する断面半円状の溝18が形成されている。更
に、大分割体12の奥行き方向であって小分割体11及
び大分割体12の接合部13に形成される挿通孔17に
対応した対称位置に、連結金具としての例えばロッド
(図示せず)が挿通される挿通孔17が形成されてい
る。
アーチ型構造物Sは、奥行き方向に隣接する壁体10同
士を、互いにその小分割体11及び大分割体12の左右
位置が異なるように配置して構築されている。また、小
分割体11及び大分割体12の接合部13には、この接
合部13が接合された状態で連結金具としての例えばロ
ッド(図示せず)が奥行き方向に挿通される挿通孔17
を構成する断面半円状の溝18が形成されている。更
に、大分割体12の奥行き方向であって小分割体11及
び大分割体12の接合部13に形成される挿通孔17に
対応した対称位置に、連結金具としての例えばロッド
(図示せず)が挿通される挿通孔17が形成されてい
る。
【0010】従って、この実施の形態に係るコンクリー
ト製アーチ型構造物Sによれば、予め工場において、一
体ベース体14が一体成形された小分割体11,大分割
体12及び独立ベース体15を成形しておく。そして、
これらを現場に搬送して組み立てる。この際には、先
ず、図1に示すように、枕材19を敷設し、この枕材1
9に一体ベース体14が一体成形された小分割体11を
設置する。この場合、小分割体11は自立できるので、
設置が容易に行なわれる。また、枕材19に独立ベース
体15も付設する。この場合、左右において、小分割体
11と独立ベース体15とを奥行き方向に交互に並べて
設置する。この状態で、大分割体12を組付ける。この
際には、大分割体12の基端部12aを独立ベース体1
5の嵌合凹部16に嵌合するとともに、この大分割体1
2の接合部13を小分割体11の接合部13に接合す
る。その後、連結金具としてのロッドを挿通孔17に挿
通する。これにより、奥行き方向に隣接する壁体10同
士は、互いにその小分割体11及び大分割体12の左右
位置が異なるように配置して構築される。尚、最後に、
ベース体14,15を、枕材19とともに埋設する。
ト製アーチ型構造物Sによれば、予め工場において、一
体ベース体14が一体成形された小分割体11,大分割
体12及び独立ベース体15を成形しておく。そして、
これらを現場に搬送して組み立てる。この際には、先
ず、図1に示すように、枕材19を敷設し、この枕材1
9に一体ベース体14が一体成形された小分割体11を
設置する。この場合、小分割体11は自立できるので、
設置が容易に行なわれる。また、枕材19に独立ベース
体15も付設する。この場合、左右において、小分割体
11と独立ベース体15とを奥行き方向に交互に並べて
設置する。この状態で、大分割体12を組付ける。この
際には、大分割体12の基端部12aを独立ベース体1
5の嵌合凹部16に嵌合するとともに、この大分割体1
2の接合部13を小分割体11の接合部13に接合す
る。その後、連結金具としてのロッドを挿通孔17に挿
通する。これにより、奥行き方向に隣接する壁体10同
士は、互いにその小分割体11及び大分割体12の左右
位置が異なるように配置して構築される。尚、最後に、
ベース体14,15を、枕材19とともに埋設する。
【0011】このように構築されたコンクリート製アー
チ型構造物Sによれば、奥行き方向に隣接する壁体10
同士が、互いにその小分割体11及び大分割体12の左
右位置が異なるように配置して構築されるので、小分割
体11及び大分割体12の接合部13が、交互に位置し
て、接合部13が不連続になり、そのため、従来のよう
に接合部13が連続する場合に比較して全体の強度が向
上させられる。また、小分割体11及び大分割体12の
基端部11a,12aは、ベース体14,15に支持さ
れているので、小分割体11及び大分割体12が確実に
支持され、全体の強度が確保される。更に、大分割体1
2は、その基端部12aが独立ベース体15の嵌合凹部
16に嵌合されて保持されているので、容易に外れるこ
とがなく、確実に支持されて強度が確保される。また、
小分割体11及び大分割体12の接合部13に連結金具
としてのロッドが挿通されて介在するので、接合が強固
になり、全体の強度が大幅に向上させられる。更に、小
分割体11及び大分割体12の接合部13からの連結金
具としてのロッドが、大分割体12の挿通孔17に連続
して挿通させられるので、壁体10同士の接合を強固に
することができ、この点でも全体の強度が向上させられ
る。
チ型構造物Sによれば、奥行き方向に隣接する壁体10
同士が、互いにその小分割体11及び大分割体12の左
右位置が異なるように配置して構築されるので、小分割
体11及び大分割体12の接合部13が、交互に位置し
て、接合部13が不連続になり、そのため、従来のよう
に接合部13が連続する場合に比較して全体の強度が向
上させられる。また、小分割体11及び大分割体12の
基端部11a,12aは、ベース体14,15に支持さ
れているので、小分割体11及び大分割体12が確実に
支持され、全体の強度が確保される。更に、大分割体1
2は、その基端部12aが独立ベース体15の嵌合凹部
16に嵌合されて保持されているので、容易に外れるこ
とがなく、確実に支持されて強度が確保される。また、
小分割体11及び大分割体12の接合部13に連結金具
としてのロッドが挿通されて介在するので、接合が強固
になり、全体の強度が大幅に向上させられる。更に、小
分割体11及び大分割体12の接合部13からの連結金
具としてのロッドが、大分割体12の挿通孔17に連続
して挿通させられるので、壁体10同士の接合を強固に
することができ、この点でも全体の強度が向上させられ
る。
【0012】尚、上記実施の形態では、小分割体11に
おいてベース体を一体成形したが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、別体に設けても良く適宜変更して
差支えない。また、大分割体12においてベース体を独
立成形したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、一体に設けても良く適宜変更して差支えない。
おいてベース体を一体成形したが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、別体に設けても良く適宜変更して
差支えない。また、大分割体12においてベース体を独
立成形したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、一体に設けても良く適宜変更して差支えない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート製アーチ型構造物によれば、壁体を周長が異なる小
分割体と大分割体とに分割し、奥行き方向に隣接する壁
体同士を、互いにその小分割体及び大分割体の左右位置
が異なるように配置したので、小分割体及び大分割体の
接合部を、交互に位置させて接合部を不連続にすること
ができ、そのため、従来のように接合部が連続する場合
に比較して全体の強度を大幅に向上させることができ
る。また、小分割体及び大分割体の基端部を支持すると
ともに接地もしくは埋設されるベース体を備えた場合に
は、小分割体及び大分割体を確実に支持でき、全体の強
度を確保できる。
ート製アーチ型構造物によれば、壁体を周長が異なる小
分割体と大分割体とに分割し、奥行き方向に隣接する壁
体同士を、互いにその小分割体及び大分割体の左右位置
が異なるように配置したので、小分割体及び大分割体の
接合部を、交互に位置させて接合部を不連続にすること
ができ、そのため、従来のように接合部が連続する場合
に比較して全体の強度を大幅に向上させることができ
る。また、小分割体及び大分割体の基端部を支持すると
ともに接地もしくは埋設されるベース体を備えた場合に
は、小分割体及び大分割体を確実に支持でき、全体の強
度を確保できる。
【0014】更に、小分割体のベース体を小分割体の基
端部に一体成形される一体ベース体とし、大分割体のベ
ース体を大分割体の基端部を着脱可能に支持する独立ベ
ース体とした場合には、小分割体を自立させて設置でき
るようにすることができ、そのため、設置を容易に行な
うことができる。また、独立ベース体は独立して形成さ
れるので、製造が容易であり、設置を容易に行なうこと
ができる。更に、大分割体も、独立して形成できること
になり、この点でも製造が容易であり、設置を容易に行
なうことができる。更にまた、独立ベース体を、その上
面に大分割体の基端部が嵌合する嵌合凹部を備えて構成
した場合には、嵌合凹部で大分割体の基端部を保持する
ので、容易に外れることがなく、支持を確実にして強度
を向上させることができる。
端部に一体成形される一体ベース体とし、大分割体のベ
ース体を大分割体の基端部を着脱可能に支持する独立ベ
ース体とした場合には、小分割体を自立させて設置でき
るようにすることができ、そのため、設置を容易に行な
うことができる。また、独立ベース体は独立して形成さ
れるので、製造が容易であり、設置を容易に行なうこと
ができる。更に、大分割体も、独立して形成できること
になり、この点でも製造が容易であり、設置を容易に行
なうことができる。更にまた、独立ベース体を、その上
面に大分割体の基端部が嵌合する嵌合凹部を備えて構成
した場合には、嵌合凹部で大分割体の基端部を保持する
ので、容易に外れることがなく、支持を確実にして強度
を向上させることができる。
【0015】また、小分割体及び大分割体の接合部に、
接合部が接合された状態で連結金具が挿通される挿通孔
を構成する断面半円状の溝を形成した場合には、接合部
を連結金具を介在させて接合できるので、接合が強固に
なり、この点でも全体の強度を大幅に向上させることが
できる。更に、大分割体の奥行き方向であって小分割体
及び大分割体の接合部に形成される挿通孔に対応した位
置に、連結金具が挿通される挿通孔を形成した場合に
は、小分割体及び大分割体の接合部からの連結金具を大
分割体の挿通孔に連続して挿通させることができ、その
ため、壁体同士の接合を強固にすることができ、この点
でも全体の強度を大幅に向上させることができる。
接合部が接合された状態で連結金具が挿通される挿通孔
を構成する断面半円状の溝を形成した場合には、接合部
を連結金具を介在させて接合できるので、接合が強固に
なり、この点でも全体の強度を大幅に向上させることが
できる。更に、大分割体の奥行き方向であって小分割体
及び大分割体の接合部に形成される挿通孔に対応した位
置に、連結金具が挿通される挿通孔を形成した場合に
は、小分割体及び大分割体の接合部からの連結金具を大
分割体の挿通孔に連続して挿通させることができ、その
ため、壁体同士の接合を強固にすることができ、この点
でも全体の強度を大幅に向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るコンクリート製アー
チ型構造物を示す斜視図である。
チ型構造物を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るコンクリート製アー
チ型構造物を示す正面図である。
チ型構造物を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るコンクリート製アー
チ型構造物において壁体の小分割体を示す図であり、
(a)は内側側面図、(b)は正面図、(c)は外側側
面図である。
チ型構造物において壁体の小分割体を示す図であり、
(a)は内側側面図、(b)は正面図、(c)は外側側
面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るコンクリート製アー
チ型構造物において壁体の大分割体を示す図であり、
(a)は外側側面図、(b)は正面図、(c)は内側側
面図である。
チ型構造物において壁体の大分割体を示す図であり、
(a)は外側側面図、(b)は正面図、(c)は内側側
面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るコンクリート製アー
チ型構造物において壁体の大分割体の独立ベース体を示
す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
チ型構造物において壁体の大分割体の独立ベース体を示
す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】従来のコンクリート製アーチ型構造物の一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】従来のコンクリート製アーチ型構造物の他の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
S コンクリート製アーチ型構造物
10 壁体
11 小分割体
11a 基端部
12 大分割体
12a 基端部
13 接合部
14 一体ベース体
15 独立ベース体
16 嵌合凹部
17 挿通孔
18 溝
19 枕材
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の奥行き幅を有したコンクリート製
のアーチ状の壁体を奥行き方向に複数列設してトンネル
を構成するコンクリート製アーチ型構造物において、 上記壁体を周長が異なる小分割体と大分割体とに分割
し、奥行き方向に隣接する壁体同士を、互いにその小分
割体及び大分割体の左右位置が異なるように配置したこ
とを特徴とするコンクリート製アーチ型構造物。 - 【請求項2】 上記小分割体及び大分割体の基端部を支
持するとともに接地もしくは埋設されるベース体を備え
たことを特徴とする請求項1記載のコンクリート製アー
チ型構造物。 - 【請求項3】 上記小分割体のベース体を該小分割体の
基端部に一体成形される一体ベース体とし、上記大分割
体のベース体を該大分割体の基端部を着脱可能に支持す
る独立ベース体としたことを特徴とする請求項2記載の
コンクリート製アーチ型構造物。 - 【請求項4】 上記独立ベース体を、その上面に上記大
分割体の基端部が嵌合する嵌合凹部を備えて構成したこ
とを特徴とする請求項3記載のコンクリート製アーチ型
構造物。 - 【請求項5】 上記小分割体及び大分割体の接合部に、
該接合部が接合された状態で連結金具が挿通される挿通
孔を構成する断面半円状の溝を形成したことを特徴とす
る請求項1,2,3または4記載のコンクリート製アー
チ型構造物。 - 【請求項6】 上記大分割体の奥行き方向であって上記
小分割体及び大分割体の接合部に形成される挿通孔に対
応した位置に、連結金具が挿通される挿通孔を形成した
ことを特徴とする請求項5記載のコンクリート製アーチ
型構造物。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000197742A JP3375322B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | コンクリート製アーチ型構造物 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000197742A JP3375322B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | コンクリート製アーチ型構造物 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002013395A JP2002013395A (ja) | 2002-01-18 |
| JP3375322B2 true JP3375322B2 (ja) | 2003-02-10 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000197742A Expired - Fee Related JP3375322B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | コンクリート製アーチ型構造物 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3375322B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102444089A (zh) * | 2012-01-05 | 2012-05-09 | 中铁第一勘察设计院集团有限公司 | 大风区预制构件拼装式防风明洞及其接头拼装连接方法 |
| CN103206221A (zh) * | 2013-03-24 | 2013-07-17 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 大跨度重荷载推力拱式明洞结构 |
| CN105603893A (zh) * | 2016-03-07 | 2016-05-25 | 中国科学院、水利部成都山地灾害与环境研究所 | 隧道口柔性鼻形滚石排导棚洞结构体及其设计方法 |
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|---|---|---|---|---|
| CN101906974A (zh) * | 2010-08-09 | 2010-12-08 | 中铁第一勘察设计院集团有限公司 | 一种特大断面黄土隧道的支护结构及其施工方法 |
| CN101906975A (zh) * | 2010-08-09 | 2010-12-08 | 中铁第一勘察设计院集团有限公司 | 一种特大断面黄土隧道下穿铁路的支护结构及其施工方法 |
| CN104594229B (zh) * | 2015-01-21 | 2017-01-25 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | Z形刚架半棚式明洞构造 |
Citations (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP3025642U (ja) | 1995-12-06 | 1996-06-21 | ヒロセ株式会社 | Pc版継手部の止水構造 |
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2000
- 2000-06-30 JP JP2000197742A patent/JP3375322B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2002013395A (ja) | 2002-01-18 |
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