JP3376220B2 - 画像形成装置とその製造方法 - Google Patents
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Description
製造方法に関し、特に、複数の表面伝導型放出素子を配
設したマルチ電子源を用いた画像形成装置とその製造方
法に関する。
素子と冷陰極素子の2種類が知られている。このうち冷
陰極素子では、例えば電界放出型素子(以下、FE型素
子と称する)や、金属/絶縁層/金属型放出素子(以
下、MIM型素子と称する)や、表面伝導型放出素子な
どが知られている。
ke & W.W.Dolan,"Field emission",Advance in Electro
n Physics,8,89(1956) や、あるいは、C.A.Spindt,"Phy
sical properties of thin-film field emmission cath
odes with molybdemum cones",J. Appl. Phys.,47,5248
(1976)などが知られている。
ば、C.A.Mead,"Operation of tunnel-emission Device
s",J. Appl. Phys.,32,646(1961)などが知られている。
ば、M.I.Elinson, Radio Eng. Electron Phys.,10,129
0,(1965)や、後述する他の例が知られている。
た小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことにより
電子放出が生ずる現象を利用するものである。この表面
伝導型放出素子としては、前記エリンソン等によるSn
02薄膜を用いたものの他に、Au薄膜によるものや、
In2O3/SnO2薄膜によるものや、カーボン薄膜に
よるものなどがあり、それぞれ、G.Dittmer:"Thin Soli
d Films",9,317(1972),M.Hartwell and C.G.Fonstad:"
IEEE Trans.ED Conf.",519(1975),荒木久 他:真空、
第26巻、第1号、22(1983)により報告されている。
典型的な例として、図24に上述したM.Hartwellらによ
る表面伝導型放出素子の平面図を示す。図24におい
て、3001は基板、3004はスパッタで形成された
金属酸化物よりなる導電性薄膜である。導電性薄膜30
04は図示のようにH字形の平面形状に形成されてい
る。該導電性薄膜3004に後述する通電フォーミング
と呼ばれる通電処理を施すことにより、電子放出部30
05が形成される。図中の間隔Lは、0.5〜1mm,
幅Wは0.1mmに設定されている。尚、便宜上、図2
4において電子放出部3005は導電性薄膜3004の
ほぼ中央に矩形の形状により示したが、これは模式的な
ものであり、実際の電子放出部3005の位置や形状を
忠実に表現しているわけではない。
上述した表面伝導型放出素子においては、電子放出を行
う前に導電性薄膜3004に通電フォーミングと呼ばれ
る通電処理を施すことにより、電子放出部3005を形
成するのが一般的であった。即ち、通電フォーミングと
は、前記導電性薄膜3004の両端に一定の直流電圧、
もしくは、例えば1V/分程度の非常にゆっくりとした
レートで昇圧する直流電圧を印加して通電し、導電性薄
膜3004を局所的に破壊もしくは変形もしくは変質せ
しめ、電気的に高抵抗な状態の電子放出部3005を形
成することである。尚、局所的に破壊もしくは変形もし
くは変質した導電性薄膜3004の一部には、亀裂が発
生する。前記通電フォーミング後に導電性薄膜3004
に適宜の電圧を印加した場合には、前記亀裂付近におい
て電子放出が行われる。
純で製造も容易であることから、広い面積にわたって多
数の素子を形成できるという利点がある。そこで、例え
ば本出願人による特開昭64−31332号公報におい
て開示されるように、多数の素子を配列して駆動するた
めの方法が研究されている。
は、例えば、画像表示装置、画像記録装置などの画像形
成装置や、荷電ビーム源、等が研究されている。
えば本出願人によるUSP 5,066,883や特開
平2−257551号公報において開示されているよう
に、表面伝導型放出素子と電子ビームの照射により発光
する蛍光体とを組み合わせて用いた画像表示装置が研究
されている。表面伝導型放出素子と蛍光体とを組み合わ
せて用いた画像表示装置は、従来の他の方式の画像表示
装置よりも優れた特性が期待されている。例えば、近年
普及してきた液晶表示装置と比較しても、自発光型であ
るためバックライトを必要としない点や、視野角が広い
点において優れている。
例に示したものをはじめとして、さまざまな材料、製
法、構造の表面伝導型放出素子を試みてきた。更に、多
数の表面伝導型放出素子を配列したマルチ電子源、なら
びにこのマルチ電子源を応用した画像表示装置について
も研究を行ってきた。
な配線方法によるマルチ電子源についても試みてきた。
即ち、表面伝導型放出素子を2次元的に多数個配列し、
これらの素子を図示のようにマトリクス状に配線するこ
とにより、マルチ電子源を構成する。
出素子を模式的に示したものであり、4002は行方向
配線、4003は列方向配線である。行方向配線400
2および列方向配線4003は、実際には有限の電気抵
抗を有するものであるが、図25においてはこの電気抵
抗が配線抵抗4004および4005として示されてい
る。図25に示す様な配線方法を、単純マトリクス配線
と称する。
トリクスによりマルチ電子源を示しているが、マトリク
スの規模はもちろんこれに限定されるものではなく、例
えば画像表示装置用のマルチ電子源の場合には、所望の
画像表示を行うのに足りるだけの素子を配列し、配線す
るものである。
単純マトリクス配線したマルチ電子源においては、所望
の電子ビームを出力させるため、行方向配線4002お
よび列方向配線4003に適宜の電気信号を印加する。
例えば、マトリクス中の任意の1行の表面伝導型放出素
子を駆動するには、選択する行の行方向配線4002に
は選択電圧Vsを印加し、同時に非選択の行の行方向配
線4002には非選択電圧Vnsを印加する。これと同期
して、列方向配線4003に電子ビームを出力するため
の駆動電圧Veを印加する。この方法によれば、配線抵
抗4004および4005による電圧降下を無視すれ
ば、選択する行の表面伝導型放出素子には(Ve−Vs)の
電圧が印加される。また、非選択行の表面伝導型放出素
子には(Ve−Vns)の電圧が印加される。これらVe,V
s,Vnsの値を適宜の大きさの電圧にすれば、選択する
行の表面伝導型放出素子だけから所望の強度の電子ビー
ムが出力されるはずであり、また列方向配線の各々に異
なる駆動電圧Veを印加すれば、選択する行の素子の各
々から異なる強度の電子ビームが出力されるはずであ
る。また、表面伝導型放出素子の応答速度は高速である
ため、駆動電圧Veを印加する時間の長さを考えれば、
電子ビームが出力される時間の長さも変えることができ
るはずである。
クス配線したマルチ電子源にはいろいろな応用可能性が
あり、例えば画像情報に応じた電気信号を適宜印加すれ
ば、画像表示装置用のマルチ電子源として好適に用いる
ことができる。
マトリクス配線したマルチ電子源には、実際には以下に
述べるような問題が発生していた。
ビームの照射により発光する蛍光体とを組み合わせて画
像表示装置を構成した場合、通常蛍光体としては赤
(R),緑(G),青(B)の3原色の蛍光体を用い
る。
特性はRGB各色毎でそれぞれ異なるため、各色の蛍光
体に同一の強度で電子ビームを入射させた場合、ホワイ
トバランスがとれないという問題点があった。
光特性を示す。同図に示すように、発光する色の違いに
よって蛍光体の特性曲線は同一ではなく、また非線形性
をもつ。この蛍光体の発光特性は、単位時間当たりに、
単位面積の蛍光体面に到達した電荷の総量に依存して規
定されている。もちろん、蛍光体の種類により、その非
線形性の度合も異なってくる。
ては、従来よりCRT等で導入されているガンマ補正回
路を各色毎に導入することにより、ほぼ線形な特性に補
正することができる。各色毎にガンマ補正を施した様子
を図26(b)に示す。しかしながら、やはりその傾き
については、各色毎に異なるものとなる。この各色毎の
傾きの違いが、ホワイトバランスがとれる各色毎の入射
電子ビーム強度比と異なる場合には、色再現性が劣るこ
とになる。
で、ホワイトバランスが容易にとれ、色再現性の良い画
像表示を行うことが可能な画像形成装置とその製造方法
を提供することを目的とする。
ための一手段として、本発明の画像形成装置は以下の構
成を備える。
子を配列したマルチ電子源と、該マルチ電子源からの電
子ビームの照射により発光する発光手段と、入力された
画像信号に基づいて前記発光手段に照射される電子ビー
ムを変調する変調手段とを具備した画像形成装置であっ
て、前記複数の表面伝導型放出素子の各々は、駆動電圧
の最大値より大きい電圧であって、前記発光手段におけ
る各色毎の発光特性に応じた電圧が予め印加されること
により、電子放出特性がシフトされていることを特徴と
する。
内に置かれ、前記真空容器の内部は有機ガスの分圧が1
0の−8乗Torr以下であると良い。
い。
有し、前記蛍光体がホワイトバランスを保つように、前
記複数の表面伝導型放出素子の各々の電子放出特性をシ
フトさせていると良い。
も包含する。即ち、本発明の画像形成装置の製造方法
は、 基板上に複数の表面伝導型放出素子を配列したマ
ルチ電子源と、該マルチ電子源からの電子ビームの照射
により発光する発光手段と、入力された画像信号に基づ
いて前記マルチ電子源に駆動電圧を印加する駆動手段と
を具備した画像形成装置の製造方法において、表面伝導
型放出素子に、前記駆動手段から印加される駆動電圧の
最大値より大きい電圧であって、前記発光手段における
各色毎の発光特性に応じた電圧を印加することにより、
前記表面伝導型放出素子の電子放出特性をシフトする工
程を有することを特徴とする。
分圧が10の−8乗Torr以下の雰囲気で印加すると良
い。また、前記発光手段は蛍光体を含むと良い。更に前
記蛍光体は赤、緑、青の三原色を有し、前記蛍光体がホ
ワイトバランスを保つように、前記表面伝導型放出素子
の電子放出特性をシフトさせると良い。
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
は、表面伝導型放出素子を用いた画像形成装置の例とし
て、画像表示を行う表示パネルについて説明する。
は、本実施の形態を適用した表示パネル1000の斜視
図であり、内部構造を示すためにパネルの一部を切り欠
いて示している。
1006は側壁、1007はフェースプレートであり、
これらにより表示パネル1000の内部を真空に維持す
るための気密容器を形成している。気密容器の組み立て
にあたっては、各部材の接合部に十分な強度と気密性を
保持させるための封着の必要があるが、本実施の形態で
は例えばフリットガラスを接合部に塗布し、大気中ある
いは窒素雰囲気中で、摂氏400〜500度で10分以
上焼成することにより封着を達成した。尚、気密容器内
部を真空に排気する方法については後述する。
固定されているが、該基板1001上には表面伝導型放
出素子1002がN×M個形成されている。ここで、
N,Mは2以上の正の整数であり、目的とする表示画素
数に応じて適宜設定される。例えば、高品位テレビジョ
ンの表示を目的とした表示装置においては、N=300
0,M=1000以上の数を設定することが望ましい。
本実施の形態においては、N=3072,M=1024
としている。前記N×M個の表面伝導型放出素子は、M
本の行方向配線1003とN本の列方向配線1004に
より単純マトリクス配線されている。上述した基板10
01,表面伝導型放出素子1002,行方向配線100
3,列方向配線1004によって構成される部分を、マ
ルチ電子源と称する。尚、このマルチ電子源の構造及び
製造方法については、後で詳しく述べる。
プレート1005にマルチ電子源の基板1001を固定
する構成としたが、マルチ電子源の基板1001が十分
な強度を有するものである場合には、気密容器のリアプ
レートとしてマルチ電子源の基板1001自身を用いて
もよい。
は、蛍光膜1008が形成されている。本実施の形態の
表示パネル1000はカラー画像を形成するため、蛍光
膜1008の部分には一般のCRTに関する技術分野で
用いられる赤(R),緑(G),青(B)の三原色の蛍
光体が塗り分けられている。各色の蛍光体92は、例え
ば図2(a)に示すようにストライプ状に塗り分けら
れ、蛍光体92のストライプの間には黒色導電体91が
設けてある。この黒色導電体91を設ける目的は、電子
ビームの照射位置に多少のずれがあっても表示色にずれ
が生じないようにすることや、外光の反射を防止して表
示コントラストの低下を防ぐこと、電子ビームによる蛍
光膜1008の帯電を防止すること等である。尚、本実
施の形態における黒色導電体91は黒鉛を主成分として
用いたが、上記の目的に適するものであればこれ以外の
材料を用いても良い。
上述した図2(a)に示したストライプ状の配列に限ら
れるものではなく、例えば図2(b)に示すようなデル
タ状配列や、又はそれ以外の配列であってもよい。
示パネル1000を作成するが、モノクロームの表示パ
ネルを作成する場合には、蛍光膜1008に単色の蛍光
体材料を用いればよく、またこの場合、黒色導電体91
は必ずしも用いなくともよい。
の場合は沈殿法や印刷法を用いるが、カラーの場合はス
ラリー法を用いる。但し、カラーの場合に印刷法を用い
ても、もちろん、同様の塗布膜が得られる。
8のリアプレート1005側の面には、一般のCRTに
関する技術分野では公知であるメタルバック1009を
設けてある。このメタルバック1009を設けた目的
は、蛍光膜1008が発する光の一部を鏡面反射して光
利用率を向上させることや、負イオンの衝突から蛍光膜
1008を保護すること、例えば10KVの電子ビーム
加速電圧を印加するための電極として作用させること、
蛍光膜1008を励起した電子の導電路として作用させ
ること等である。メタルバック1009は、蛍光膜10
08をフェースプレート1007上に形成した後、蛍光
膜表面を平滑化処理(通常フィルミングと呼ばれる)
し、その上にアルミニウム(Al)を真空蒸着する方法に
より形成した。なお、蛍光膜1008に低電圧用の蛍光
体材料を用いた場合には、メタルバック1009は用い
ない。
が、加速電圧の印加用や蛍光膜の導電性向上を目的とし
て、フェースプレート1007と蛍光膜1008との間
に、例えばITO膜を材料とする透明電極を設けてもよ
い。
yn,Dz1〜Dzn及びHvは、当該表示パネル1000と
不図示の電気回路とを電気的に接続するために設けた気
密構造の電気接続用端子である。Dx1〜Dxmはマルチ電
子源の行方向配線1003と、Dy1〜Dynはマルチ電子
源の列方向配線1004と、Dz1〜Dznは他方の群の列
方向配線1004と、Hvはフェースプレートのメタル
バック1009と電気的に接続している。
は、気密容器を組み立てた後、不図示の排気管とオイル
を用いない真空ポンプとを接続し、気密容器内を10の
マイナス7乗Torr程度の真空度まで排気する。更に、排
気を継続しながら表示パネル1000を80〜200゜
Cに加熱し、5時間以上ベーキングして有機ガスの分圧
を低減させる。その後、排気管を封止するが、気密容器
内の真空度を維持するために、封止の直前あるいは封止
後に気密容器内の所定の位置にゲッター膜(不図示)を
形成する。ゲッター膜とは、例えばBaを主成分とする
ゲッター材料をヒータもしくは高周波加熱により加熱
し、蒸着して形成した膜であり、該ゲッター膜の吸着作
用により気密容器内は1×10マイナス5乗ないしは1
×10マイナス7乗Torrの真空度に維持される。この
時、炭素と水素を主成分とし、質量数が13〜200の
有機ガスの分圧は10のマイナス8乗Torrよりも小さく
した。
000の基本構成と製造方法について説明した。次に、
上述した表示パネル1000に用いたマルチ電子源の製
造方法について説明を行う。
るマルチ電子源は、表面伝導型放出素子を単純マトリク
ス配線したマルチ電子源であれば、表面伝導型放出素子
の材料や形状に制限はない。しかしながら、本願発明者
らは、表面伝導型放出素子の中でも電子放出部もしくは
その周辺部を微粒子膜から形成したものが電子放出特性
に優れ、しかも製造が容易に行えることを見い出してい
る。従って、高輝度で大画面の画像表示装置のマルチ電
子源に用いるには、そのような表面伝導型放出素子が最
も好適であると言える。そこで、本実施の形態における
表示パネル1000では、電子放出部もしくはその周辺
部を微粒子膜から形成した表面伝導型放出素子を用い
た。そこで、まず好適な表面伝導型放出素子について基
本的な構成と製法および特性を説明し、その後で多数の
素子を単純マトリクス配線したマルチ電子源の構造につ
いて述べる。
と製法>>電子放出部もしくはその周辺部を微粒子膜か
ら形成する表面伝導型放出素子の代表的な構成として
は、平面型と垂直型の2種類があげられる。
ず、平面型の表面伝導型放出素子の構成と製造方法につ
いて説明する。図3(a)に平面型の表面伝導型放出素
子の平面図を、図3(b)に断面図を示し、その構成に
ついて説明する。図3において、1101は基板、11
02と1103は素子電極、1104は導電性薄膜、1
105は通電フォーミング処理により形成した電子放出
部、1113は通電活性化処理により形成した薄膜であ
る。
スや青板ガラスをはじめとする各種ガラス基板や、アル
ミナをはじめとする各種セラミクス基板、あるいは上述
の各種基板上に例えばSiO2を材料とする絶縁層を積
層した基板等を用いることができる。
向して設けられた素子電極1102と1103は、導電
性を有する材料によって形成されている。例えば、N
i,Cr,Au,Mo,W,Pt,Ti,Cu,Pd,
Ag等をはじめとする金属、あるいはこれらの金属の合
金、あるいはIn2O3−SnO2をはじめとする金属酸
化物、ポリシリコン等の半導体等の中から、適宜材料を
選択して用いればよい。これら電極を形成するには、例
えば真空蒸着などの製膜技術とフォトリソグラフィー、
エッチングなどのパターニング技術を組み合わせて用い
れば容易に形成できるが、それ以外の方法(例えば印刷
技術等)を用いて形成してもさしつかえない。
該表面伝導型放出素子の応用目的に合わせて適宜設計さ
れる。一般的には、素子電極1102と1103との電
極間隔Lは通常は数百Åから数百μmの範囲から適当な
数値を選んで設計されるが、画像表示装置に応用するた
めに好ましいのは数μmより数十μmの範囲である。ま
た、素子電極1102及び1103の厚さdについて
は、通常は数百Åから数μmの範囲から適当な数値が選
ばれる。
子膜を用いる。ここで、微粒子膜とは、構成要素として
多数の微粒子を含んだ膜(島状の集合体も含む)のこと
をいう。微粒子膜を微視的に調べれば、通常は個々の微
粒子が離間して配置された構造か、あるいは微粒子が互
いに隣接した構造か、あるいは微粒子が互いに重なりあ
った構造が観測される。
数千Åの範囲に含まれるが、なかでも好ましいのは、1
0Åから200Åの範囲のものである。また、微粒子膜
の膜厚は、以下の様な諸条件を考慮して適宜設定され
る。即ち、素子電極1102あるいは1103と電気的
に良好に接続するのに必要な条件、後述する通電フォー
ミングを良好に行うのに必要な条件、微粒子膜自身の電
気抵抗を後述する適宜の値にするために必要な条件、等
である。具体的には、数Åから数千Åの範囲のなかで設
定するが、なかでも好ましいのは、10Åから500Å
の間である。
る材料としては、例えば、Pd,Pt,Ru,Ag,A
u,Ti,In,Cu,Cr,Fe,Zn,Sn,T
a,W,Pb等をはじめとする金属や、PdO,SnO
2,In2O3,PbO,Sb2O3,等をはじめとする酸
化物や、HfB2,ZrB2,LaB6,CeB6,Y
B4,GdB4等をはじめとする硼化物や、TiC,Zr
C,HfC,TaC,SiC,WC等をはじめとする炭
化物や、TiN,ZrN,HfN等をはじめとする窒化
物や、Si,Ge,などをはじめとする半導体や、カー
ボン、等が挙げられ、これらの中から適宜選択される。
は、導電性薄膜1104を微粒子膜で形成したが、その
シート抵抗値については、10の3乗から10の7乗Ω
/□の範囲に含まれるよう設定した。
2および1103とは、電気的に良好に接続されるのが
望ましいため、互いの一部が重なりあうような構造をと
っている。その重なり方は、図3に示す例においては、
下から基板1101、素子電極1102(1103)、
導電性薄膜1104の順序で積層したが、場合によって
は下から基板1101、導電性薄膜1104、素子電極
1102(1103)の順で積層してもさしつかえな
い。
104の一部に形成された亀裂状の部分であり、電気的
には周囲の導電性薄膜1104よりも高抵抗な性質を有
している。この亀裂は、導電性薄膜1104に対して通
電フォーミングの処理を行うことにより形成される。亀
裂内には、数Åから数百Åの粒径の微粒子を配置する場
合がある。なお、実際の電子放出部1105の位置や形
状を精密かつ正確に図示するのは困難であるため、図3
においては模式的に示している。
合物によりなり、電子放出部1105およびその近傍を
被覆している。薄膜1113は、通電フォーミング処理
後に後述する通電活性化の処理を行うことにより形成さ
れる。
結晶グラファイト、非晶質カーボンのいずれか、もしく
はその混合物であり、膜厚は500Å以下とするが、3
00Å以下とするのがさらに好ましい。
密に図示するのは困難であるため、図3においては模式
的に示している。また、図3(a)に示す平面図におい
ては、薄膜1113の一部を除去した素子を図示した。
伝導型放出素子の基本構造について説明を行ったが、本
実施の形態においては、実際には以下のような表面伝導
型放出素子を用いた。
い、素子電極1102と1103にはNi薄膜を用い
た。素子電極の厚さdは1000Å、電極間隔Lは2μ
mとした。また、微粒子膜の主要材料としてPdもしく
はPdOを用い、微粒子膜の厚さは約100Å、幅Wは
100μmとした。
の製造方法について説明する。図4は、本実施形態にお
ける平面型表面伝導型放出素子の製造工程を説明するた
めの断面図であり、図4(a)〜(d)は、該製造工程
を順に示している。尚、各部材の表記は上述した図3と
同一であるため、説明を省略する。
基板1101上に素子電極1102および1103を形
成する。
予め基板1101を洗剤、純水、有機溶剤を用いて十分
に洗浄後、素子電極1102(1103)の材料を堆積
させる。尚、電極の材料を堆積させる方法としては、例
えば、蒸着法やスパッタ法などの真空成膜技術を用いれ
ばよい。そしてその後、堆積した電極材料をフォトリソ
グラフィー・エッチング技術を用いてパターニングし、
図4(a)に示した一対の素子電極1102及び110
3を形成する。
電性薄膜1104を形成する。
まず図4(a)で形成された基板1101に有機金属溶
液を塗布して乾燥し、加熱焼成処理して微粒子膜を成膜
した後、フォトリソグラフィー・エッチングにより所定
の形状にパターニングする。ここで、有機金属溶剤と
は、導電性薄膜1104に用いる微粒子の材料を主要元
素とする有機金属化合物の溶液である。本実施の形態で
は主要元素としてPdを用いた。また、本実施の形態で
はその塗布方法としてディッピング法を用いたが、それ
以外の例えばスピンナー法やスプレー法を用いてもよ
い。
04の成膜方法としては、本実施の形態で用いた有機金
属溶液の塗布による方法以外の、例えば真空蒸着法やス
パッタ法、あるいは化学的気相堆積法などを用いる場合
もある。
ォーミング用電源1110から素子電極1102と11
03の間に適宜の電圧を印加し、通電フォーミング処理
を行うことにより、電子放出部1105を形成する。
で作られた導電性薄膜1104に通電を行って、その一
部を適宜に破壊、変形、もしくは変質せしめ、電子放出
を行うのに好適な構造に変化させる処理のことである。
微粒子膜で作られた導電性薄膜1104のうち、電子放
出を行うのに好適な構造に変化した部分(即ち、電子放
出部1105)においては、薄膜1104に適当な亀裂
が形成されている。なお、電子放出部1105が形成さ
れる前と比較すると、形成された後は素子電極1102
と1103の間で計測される電気抵抗は大幅に増加す
る。
電方法をより詳しく説明するために、図5にフォーミン
グ用電源1110から印加する適宜の電圧波形の一例を
示す。微粒子膜で作られた導電性薄膜1104をフォー
ミングする場合には、パルス状の電圧が好ましく、本実
施の形態の場合には、図5に示したように、パルス幅T
1の三角波パルスをパルス間隔T2で連続的に印加し
た。その際には、三角波パルスの波高値Vpfを、順次昇
圧した。また、電子放出部1105の形成状況をモニタ
するためのモニタパルスPmを適宜の間隔で三角波パル
スの間に挿入し、その際に流れる電流を電流計1111
で計測した。
イナス5乗Torr程度の真空雰囲気下において、例えばパ
ルス幅T1を1msec、パルス間隔T2を10msecとし、
波高値Vpfを1パルスごとに0.1Vずつ昇圧した。そ
して、三角波を5パルス印加するたびに1回の割で、モ
ニタパルスPmを挿入した。なお、フォーミング処理に
悪影響を及ぼすことがないように、モニタパルスPmの
電圧Vpmは0.1Vに設定した。そして、素子電極11
02と1103の間の電気抵抗が1×10の6乗(Ω)
になった段階、即ちモニタパルスPmの印加時に電流系
1111で計測される電流値が1×10のマイナス7乗
(A)以下になった段階で、フォーミング処理にかかわ
る通電を終了した。
導型放出素子に関する好ましい方法であり、例えば微粒
子膜の材料や膜厚、あるいは素子電極間隔L等、表面伝
導型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じて
通電の条件を適宜変更するのが望ましい。
性化用電源1112によって素子電極1102と110
3の間に適宜の電圧を印加し、通電活性化処理を行っ
て、電子放出特性の改善を行う。
ミング処理により形成された電子放出部1105に適宜
の条件で通電を行って、その近傍に炭素もしくは炭素化
合物を堆積せしめる処理のことである(図4(d)にお
いては、炭素もしくは炭素化合物によりなる堆積物を部
材1113として模式的に示した)。尚、通電活性化処
理を行うことにより、同じ印加電圧における放出電流を
典型的には100倍以上に増加させることができる。
0のマイナス5乗Torrの範囲内の真空雰囲気中で、電圧
パルスを定期的に印加することにより、真空雰囲気中に
存在する有機化合物を起源とする炭素もしくは炭素化合
物を堆積させる。堆積物1113は、単結晶グラファイ
ト、多結晶グラファイト、非晶質カーボンのいずれか
か、もしくはその混合物でり、膜厚は500Å以下、よ
り好ましくは300Å以下である。
り詳しく説明するために、図6(a)に、活性化用電源
1112から印加する適宜の電圧波形の一例を示す。本
実施形態においては、一定電圧の矩形波を定期的に印加
して通電活性化処理を行ったが、具体的には、図6の
(a)に示す矩形波の電圧Vacは14V、パルス幅T3
は1msec、パルス間隔T4は10msecとした。
放出素子から放出される放出電流Ieを捕捉するための
アノード電極であり、直流高電圧電源1115および電
流計1116が接続されている。尚、基板1101を表
示パネルの中に組み込んでから通電活性化処理を行う場
合には、表示パネル1000の蛍光面をアノード電極1
114として用いる。
12から電圧を印加する間、電流計1116で放出電流
Ieを計測し、通電活性化処理の進行状況をモニタし、
活性化用電源1112の動作を制御する。電流計111
6で計測された放出電流Ieの一例を図6(b)に示す
が、活性化電源1112からパルス電圧を印加し始める
と、時間の経過とともに放出電流Ieは増加するが、や
がて飽和してほとんど増加しなくなることが分かる。こ
のように、放出電流Ieがほぼ飽和した時点で活性化用
電源1112からの電圧印加を停止し、通電活性化処理
を終了する。
面伝導型放出素子を製造するに好ましい条件であり、表
面伝導型放出素子の設計を変更した場合には、それに応
じて条件を適宜変更するのが望ましい。
に示す平面型の表面伝導型放出素子を製造した。
ルチ電子源の構造>>次に、上述した表面伝導型放出素
子を基板1001上に配列して単純マトリクス配線した
マルチ電子源の構造について説明する。
0に用いたマルチ電子源の平面図を示す。基板1001
上には、上述した図3で示したものと同様の平面型表面
伝導型放出素子が配列され、これらの素子は行方向配線
電極1003と列方向配線電極1004により単純マト
リクス状に配線されている。行方向配線電極1003と
列方向配線電極1004の交差する部分には、電極間に
絶縁層(不図示)が形成されており、電気的な絶縁が保
たれている。
す。図8における各部材の表記は、図3と同様であるた
め、説明は省略する。
め基板1001上に行方向配線電極1003、列方向配
線電極1004、電極間絶縁層(不図示)、および表面
伝導型放出素子の素子電極と導電性薄膜を形成した後、
行方向配線電極1003および列方向配線電極1004
を介して本実施の形態の方法により各素子に給電して通
電フォーミング処理と通電活性化処理を行うことにより
製造した。
実施の形態の特徴である表面伝導型放出素子における電
子放出特性のメモリ機能について説明する。
素子自身にその電子放出特性を記憶する機能(以下、
「電子放出特性のメモリ機能」と称する)を付与し、各
表面伝導型放出素子毎に、自身における所定の電子放出
特性を記憶させた。
のメモリ機能を付与する方法、及び該メモリ機能により
各素子毎に所定の電子放出特性を設定して記憶させる方
法について説明する。
放出特性としては、電子放出効率が高いことが望ましい
が、そのためには予め上述した通電活性化処理を施すこ
とにより、電子放出特性を改善しておくことが望まし
い。
性のメモリ機能を付与するためには、表面伝導型放出素
子の周辺環境を一定の条件に整えることが必要である。
の改善について説明する。
放出部1105を形成する際には、導電正薄膜1104
に電流を流して該薄膜1104を局所的に破壊もしくは
変形もしくは変質させて、亀裂を形成する処理(通電フ
ォーミング処理)を行う。この後、さらに通電活性化処
理を行う事が望ましい。上述した様に、通電活性化処理
とは通電フォーミング処理により形成された電子放出部
1105に適宜の条件で通電を行って、その近傍に炭素
もしくは炭素化合物を堆積せしめる処理のことである。
例えば、適宜の分圧の有機物が存在し、全圧が10のマ
イナス4乗乃至10のマイナス5乗Torrの真空雰囲気中
において、電圧パルスを定期的に印加することにより、
電子放出部1105の近傍に単結晶グラファイト、多結
晶グラファイト、非晶質カーボンのいずれか、もしくは
その混合物を500Å以下の膜厚で堆積させる。上記の
真空雰囲気は、例えば油拡散ポンプやロータリポンプを
用いて真空容器を排気する事により達成できるが、場合
によってはオイルを用いない真空ポンプで排気すると共
に、有機ガスを導入することによっても達成可能であ
る。用いられうる有機ガスとしては、例えば芳香族炭化
水素類をはじめとして多種のものがあるが、表面伝導型
放出素子の材質や形状にあわせて種類と分圧を適宜選択
すれば良い。また、印加する電圧パルスの波形も表面伝
導型放出素子の材質や形状に合わせて適宜選択すれば良
い。
電活性化処理を行なうことにより、通電フォーミング処
理の直後と比較して、同じ印加電圧における放出電流を
典型的には100倍以上増加させることが可能である。
るために必要な周辺環境について説明する。
面伝導型放出素子に通電しても電子放出部1105やそ
の近傍に炭素もしくは炭素化合物に新たに堆積しないよ
うに、表面伝導型放出素子の周辺の真空雰囲気中の有機
ガスの分圧を低減させ、この状態を維持することが必要
である。
10のマイナス8乗Torr以下に低減して維持するのが好
ましく、更に可能ならば10のマイナス10乗Torr以下
にしておくことが望ましい。尚、ここで有機ガスの分圧
とは、炭素と水素を主成分として質量数が13〜200
の範囲の有機分子の分圧を積算したものであり、質量分
析器を用いて定量的に測定する。
分圧を低減する代表的な方法として、表面伝導型放出素
子を形成した基板を内蔵する真空容器を加熱して、容器
内の各部材表面に吸着した有機ガス分子を脱着させなが
ら、ソープションポンプやイオンポンプ等、オイルを使
用しない真空ポンプを用いて真空排気を行なう方法が挙
げられる。
後、その状態の維持は、オイルを使用しない真空ポンプ
を用いてその後も排気を継続することにより可能であ
る。しかし、真空ポンプを備えて常時排気を行う方法
は、応用目的によっては容積、消費電力、重量、価格等
の点で不利な場合がある。そこで、例えば表面伝導型放
出素子を表示パネル等の画像表示装置に応用する場合に
は、有機ガス分子を十分に脱着して有機ガスの分圧を低
下させた後で、真空容器内にゲッター膜を形成するとと
もに排気管を封止して、状態を維持する。
源は、多くの場合、ロータリポンプや油拡散ポンプなど
の真空排気装置で使用されているオイルの蒸気や、表面
伝導型放出素子の製造工程で使用した有機溶媒の残留物
などである。有機ガスとは、例えばアルカンやアルケン
やアルキン等の脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、
アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、アミン類、フ
ェノール、カルボン酸やスルホン酸等の有機酸類、前記
有機物の誘導体などである。具体的には、例えば、ブタ
ジエン、n−ヘキサン、l−ヘキセン、ベンゼン、トル
エン、O−キシレン、ベンゾニトリル、クロロエチレ
ン、トリクロロエチレン、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、
メチルアミン、エチルアミン、酢酸、プロピオン酸、等
である。
出素子が示す電子放出特性のメモリ機能について説明す
る。
理及び通電活性化処理を施した表面伝導型放出素子を、
有機ガスの分圧を低減した環境下で駆動し、電気的な特
性を測定した。その様子を図9及び図10に示す。
動信号の電圧波形を示すグラフであり、横軸は時間を、
縦軸は表面伝導型放出素子に印加した電圧(以下、素子
電圧Vfと称する)を示している。
続した矩形電圧パルスを用い、電圧パルスの印加期間を
第1期間〜第3期間の3つに分け、各期間内においては
同一のパルスを100パルスずつ印加した。この電圧パ
ルスの波形を、図9(b)に拡大して示す。
動信号のパルス幅をT5=66.8μsec、パルス周
期をT6=16.7msecとした。これは、表面伝導
型放出素子を一般のテレビジョン受像機に応用する場合
の標準的な駆動条件を参考にして定めたが、これ以外の
条件においてもメモリ機能を測定することは可能であ
る。尚、表面伝導型放出素子に実効的に印加される電圧
パルスの立ち上がり時間Tr及び立ち下がりTfが100
nsec以下となるように、駆動信号源から表面伝導型
放出素子までの配線路のインピーダンスを十分に低減し
て測定した。
Vf=Vf1、第2期間ではVf=Vf2とした。Vf1及びV
f2はともに表面伝導型放出素子の電子放出閾値電圧より
も大きい電圧であって、かつ、Vf1<Vf2を満足するよ
うに設定した。但し、表面伝導型放出素子の形状や材料
により電子放出閾値電圧も異なるので、測定対象となる
表面伝導型放出素子に合わせて適宜設定した。
雰囲気は、全圧が1×10のマイナス6乗Torrで、有機
ガスの分圧は1×10のマイナス9乗Torrとした。
印加した際の表面伝導型放出素子の電気的特性を示す。
図10(a)の横軸は素子電圧Vfを、縦軸は表面伝導
型放出素子から放出される電流(以下、放出電流Ieと
称する)の測定値を示し、図10(b)の横軸は素子電
圧Vfを、縦軸は表面伝導型放出素子に流れる電流(以
下、素子電流Ifと称する)の測定値を示している。
f)対(放出電流Ie)特性について説明する。まず第1
期間においては、駆動パルスに応答して表面伝導型放出
素子からは、特性カーブIec(1)に従って放出電流が出
力される。即ち、駆動パルスの立ち上がり期間Trの間
は、印加電圧VfがVth1を越えると、放出電流Ieは特
性カーブIec(1)に沿って急激に増加する。そして、Vf
=Vf1の期間、即ちT5の期間には、放出電流IeはIe
1の大きさを保つ。そして、駆動パルスの立ち下がり期
間Tfの間では、放出電流Ieは特性カーブIec(1)に沿
って急激に減少する。
ルスが印加され始めると、特性カーブはIec(1)からIe
c(2)に変化する。即ち、駆動パルスの立ち上がり期間T
rの間は、印加電圧VfがVth2を越えると放出電流Ieは
特性カーブIec(2)に沿って急激に増加する。そして、
Vf=Vf2の期間、即ちT5の期間には、放出電流Ieは
Ie2の大きさを保つ。そして、駆動パルスの立ち下がり
期間Tfの間では、放出電流Ieは特性カーブIec(2)に
沿って急激に減少する。
のパルスが印加されるが、この時には放出電流Ieは特
性カーブIec(2)に沿って変化する。即ち、駆動パルス
の立ち上がり期間Trの間は、印加電圧VfがVth2を越
えると放出電流Ieは特性カーブIec(2)に沿って急激に
増加する。そして、Vf=Vf1の期間、即ち、T5の期
間には、放出電流IeはIe3の大きさを保つ。そして、
駆動パルスの立ち下がり期間Tfの間では、放出電流Ie
は特性カーブIec(2)に沿って急激に減少する。
出素子には第2期間における特性カーブIec(2)が記憶
されているため、放出電流Ieは第1期間よりも小さな
ものとなる。
f)対(素子電流If)特性についても同様に、表面伝導
型放出素子は第1期間においては特性カーブIfc(1)に
沿って動作するが、第2期間においては特性カーブIfc
(2)に沿うようになり、それに続く第3期間においては
第2期間に記憶された特性カーブIfc(2)に沿って動作
する。
のみについて例示したが、この特性カーブが記憶される
現象はむろんこの設定条件だけに限られるわけではな
い。即ち、メモリ機能が付与された表面伝導型放出素子
に対してパルス電圧を印加する場合、該電圧値がそれ以
前に印加された電圧値よりも大きいければ、特性カーブ
がシフトし、かつ記憶(メモリ)される。そして、以
後、更に大きな電圧値のパルスが印加されない限り、そ
の特性カーブのメモリは維持される。このようなメモリ
機能は、例えばFE型をはじめとした他の電子放出素子
においては観測されておらず、表面伝導型放出素子に固
有の機能であるといえる。
型放出素子を備えたマルチ電子源を表示パネル1000
に応用する際に、上記のメモリ機能を積極的に活用し
て、適切なホワイトバランス制御を可能としたことを特
徴とする。
伝導型放出素子における(放出電流Ie)対(素子電圧
Vf)特性を蛍光体の感度に合わせて設定し、そのメモ
リ機能により記憶させる。
対(照射電流)特性に合わせて、対応する表面伝導型放
出素子の特性を設定し、所望の色バランスが得られるよ
うにする。本実施の形態においては、蛍光体として赤
(R),緑(G),青(B)の3原色を用い、各色蛍光
体に同一の加速電圧を印加すると同時に、各色用表面伝
導型放出素子に同一の駆動電圧を印加して電子ビームを
照射した場合に発光色のホワイトバランスがとれるよう
に、各表面伝導型放出素子の特性を記憶させる。例え
ば、3原色蛍光体の感度(発光輝度/照射電流)が、
“G>R>B”である場合には、ホワイトバランスをと
るためには各色用表面伝導型放出素子の電子放出特性
(同一電圧を印加した際の放出電流Ieの大きさ)を、
“B用素子>R用素子>G用素子”となるように設定し
て記憶させる。即ち、上述した図10において、各色用
素子の特性カーブが左から右に向かって、“B用素子,
R用素子,G用素子”の順にシフトして並ぶように設定
して記憶させる。
分の分圧を十分に低減した後、各色用素子に電子放出特
性をメモりするための電圧パルスを印加する。印加する
電圧パルスの波高値の大きさは、“G用>R用>B用”
を満足するようにする。尚、記憶する電子放出特性を安
定させるために、記憶用の電圧パルスは100パルス以
上印加するのが望ましい。ここでは、説明を簡単にする
ために定性的な説明にとどめたが、実際には各色蛍光体
の感度比や表面伝導型放出素子の特性カーブに基づいて
特性カーブのシフト量を定量的に設定し、記憶用の電圧
パルスの波高値を定量的に決定した。
出素子毎に異なる電子放出特性を記憶させた後、画像情
報に基づいて素子を駆動して実際に画像表示を行う。こ
の時、表示するために素子に印加する駆動信号が、記憶
された特性カーブをシフトさせてしまわないように、駆
動信号の最大電圧を前記記憶用の電圧パルスの波高値以
下に抑制する。尚、表示する間もメモリ機能を維持する
ために、真空雰囲気中の有機ガス成分の分圧を低く保つ
ことは言うまでもない。
施の形態におけるホワイトバランス制御について、更に
具体的に説明する。
出素子の電子放出特性を変更させる記憶工程について、
図11及び図12を参照して説明する。本実施の形態に
おいては、表示パネル1000内の有機ガスの分圧を上
述した方法で低減させた後に、そのメモリ機能を利用し
て各表面伝導型放出素子の電子放出特性を補正する。ま
ず最初に、赤(R),緑(G),青(B)の各色蛍光体
の発光特性に応じた補正すべき電子放出特性を予め調べ
ておく。即ち、図1における蛍光膜1008のR,G,
Bの各色蛍光体92の個々に対応して表面伝導型放出素
子が配置されているため、表面伝導型放出素子の電子放
出特性が均一であると仮定すれば、上述した図26
(b)に示したような照射電流密度Jeに対する各色毎
の発光輝度特性が得られる。図11において、実線で示
したR,G,Bの発光輝度曲線は、図26(b)におけ
る特性曲線と同一のものである。図11において、発光
輝度曲線R’,B’は、表面伝導型放出素子からの照射
電流密度Jeが同一である場合に、R,G,Bの蛍光体
の発光による混色の結果として、Gの発光輝度を基準に
してホワイトバランスのとれるR及びBの発光輝度を求
めてプロットしたものである。以下、このR’,B’を
基準発光輝度曲線と称する。
よっては、図11に示したようにホワイトバランスのと
れるRの基準発光輝度曲線R’と、実際の発光輝度曲線
Rとの間でズレが生じてしまう。また、Bの基準発光輝
度曲線B’と実際の発光輝度曲線Bに関しても同様であ
る。従って、この基準発光輝度曲線と実際の発光輝度曲
線とのズレに相当する分が、補正すべき電子放出特性と
なる。
更する具体的な方法について説明する。
る表面伝導型放出素子群の電子放出特性、bはGの蛍光
体に対応する表面伝導型放出群の電子放出特性、cはB
の蛍光体に対応する表面伝導型放出群の電子放出特性を
示した曲線である。
め各色毎に異なる最大波高値Vmaxを持つ記憶用電圧パ
ルスを印加しておくことにより、電子放出特性を変える
ことができる。従って、電子放出特性aの素子群にはV
max-R、電子放出特性bの素子群にはVmax-G、電子放出
特性cの素子群にはVmax-Bのそれぞれの最大波高値を
持つ記憶用電圧パルスを印加しておくことにより、図1
2に示すような各色毎の電子放出特性曲線が得られる。
尚、これまでの説明から明らかなように、Vmax-B<Vm
ax-R<Vmax-Gであり、駆動時パルスの波高値Vfにおけ
る放出電流値はIG<IR<IBである。
ば、各色毎の表面伝導型放出素子群の電子放出特性を異
ならせて、図11における発光輝度曲線G,R,Bを、
ホワイトバランスのとれた発光輝度曲線G,R’,B’
に一致させるように調整することが可能となる。
クロン、電子放出部幅W=300ミクロンとして上述し
た表面伝導型放出素子を作成し、アノードと表面伝導型
放出素子との距離を4mm、真空装置内の真空度を1×
10のマイナス9乗Torr(有機物の分圧:1×10のマ
イナス10乗Torr以下)、アノード電極の電位を1kV
の条件として、電子放出特性を測定した。その結果、記
憶用のパルスの波高値が15.0Vの場合に放出電流
1.4μA、波高値15.3Vの場合に0.7μA、波
高値15.6Vの時には0.5μAを得た。ただし、放
出電流はVf=14.0Vを印加して測定した。
ば、表面伝導型放出素子に対して、蛍光体の発光輝度特
性に応じて異なる記憶用波形を予め印加し、放出電流特
性を変えることにより、蛍光体のホワイトバランスを容
易に適切なものとすることができる。
にして作成された表示パネル1000において、実際に
表示動作を行うための構成について説明する。
いてテレビジョン表示を行うための駆動回路の概略構成
ブロック図である。図13において、101は前記表示
パネルであり、また、102は走査回路、103は制御
回路、104はシフトレジスタ、105はラインメモ
リ、106は同期信号分離回路、107は変調信号発生
器、108はガンマ補正回路、VxおよびVaは直流電
圧源である。以下、各部の機能について説明するが、ま
ず表示パネル101は、端子Dx1〜Dxm、及び端子Dy1
〜Dyn、及び高圧端子Hvを介して外部の電気回路と接
続されている。このうち、端子Dx1〜Dxmには、表示パ
ネル101内に設けられているマルチ電子源、即ちM行
N列の行列状にマトリクス配線された表面伝導型放出素
子群を一行(N素子)ずつ順次駆動するための走査信号
が印加される。一方、端子Dy1〜Dynには、前記走査信
号により選択された一行の各表面伝導型放出素子の出力
電子ビームを制御するための変調信号が印加される。ま
た、高圧端子Hvには、直流電圧源Vaより、例えば1
0kVの直流電圧が供給されるが、これは表面伝導型放
出素子より出力される電子ビームに蛍光体を励起するの
に十分なエネルギーを付与するための加速電圧である。
走査回路102は、内部にM個のスイッチング素子を備
え(図中、S1乃至Smで模式的に示す)、各スイッチン
グ素子は、直流電圧源Vxの出力電圧もしくは0V(グ
ランドレベル)のいずれか一方を選択し、表示パネル1
01の端子Dx1〜Dxmと電気的に接続する。S1〜Smの
各スイッチング素子は、制御回路103が出力する制御
信号Tscanに基づいて動作するが、実際には、例えばF
ETのようなスイッチング素子を組み合わせることによ
り容易に構成することが可能である。
の場合には、表面伝導型放出素子の特性に基づき7Vの
一定電圧を出力するように設定している。
る画像信号に基づいて適切な表示が行われるように各部
の動作を整合させる働きをもつものである。そして、次
に説明する同期信号分離回路106より送られる同期信
号Tsyncに基づいて、各部に対してTscan及びTsft及
びTmrtの各制御信号を発生する。尚、各制御信号のタ
イミングに関しては、後に図18を参照して詳細に説明
する。
されるNTSC方式のテレビ信号から、同期信号成分と
輝度信号成分とを分離するための回路で、良く知られて
いるように周波数分離(フィルタ)回路を用いれば、容
易に構成できるものである。同期信号分離回路106に
より分離された同期信号は、良く知られるように垂直同
期信号と水平同期信号より成るが、ここでは説明の便宜
上、Tsync信号として図示した。一方、前記テレビ信号
から分離された画像の輝度信号成分は、ガンマ補正回路
108によりガンマ補正されるが、補正された信号を便
宜上DATA信号として示す。DATA信号はシフトレ
ジスタ104に順に入力される。シフトレジスタ104
は、画像の1ライン毎にシリアル/パラレル変換を行う
ためのもので、前記制御回路103より送られる制御信
号Tsftに基づいて動作する。即ち、制御信号Tsftは、
シフトレジスタ104のシフトクロックであるとも言え
る。
ン分(表面伝導型放出素子N素子分の駆動データに相
当)のデータは、Id1〜IdnのN個の並列信号とし
て、シフトレジスタ104より出力される。ラインメモ
リ105は、1ライン分の画像データを必要時間だけ記
憶するための記憶装置であり、制御回路103より送ら
れる制御信号Tmryに従って適宜Id1〜Idnの内容を
記憶する。ラインメモリ105に記憶された内容はI’
d1〜I’dnとして出力され、変調信号発生器107に
入力される。変調信号発生器107は、前記画像データ
I’d1〜I’dnの各々に応じて、表面伝導型放出素子
の各々を適切に駆動変調するための信号源であり、その
出力信号は、端子Dy1〜Dynを介して表示パネル101
内の表面伝導型放出素子に印加される。
RGBの3原色の蛍光体の発光効率に応じて、各表面伝
導型放出素子には、所定の電子放出特性が記憶されてい
る。本実施の形態においては表面伝導型放出素子に電子
放出特性を記憶させる際に15.0V,15.3V,1
5.6Vの電圧パルスを用いたが、上述した様に、記憶
された電子放出特性が画像を表示する際にシフトしてし
まわないように、表示用駆動信号の電圧は記憶用パルス
の電圧を越えないようにする必要がある。そこで具体的
には、どの表面伝導型放出素子についても画像表示する
ための駆動信号の電圧を14.0Vとした。そして、駆
動信号のパルス幅(即ち、時間的な長さ)を変えること
により、画像の輝度を変調するように構成した。
述べたが、全体動作の説明に移る前に、図14乃至図1
7を参照して、表示パネル101の動作についてより詳
細に説明しておく。尚、図示の便宜上、表示パネル10
1の画素数を6×6(即ち、M=N=6)として説明す
るが、実際に用いる表示パネル101はこれよりもはる
かに多数の画素を備える事は言うまでもない。
放出素子をマトリクス配線したマルチ電子源を示す図で
あり、各素子はD(1,1),D(1,2),…,D
(6,6)のように、(X,Y)座標でその位置を示す
ものとする。
表示する際には、X軸と平行な画像の1ラインを単位と
して、ライン順次に画像を形成する方法をとる。画像の
1ラインに対応した表面伝導型放出素子を駆動するに
は、Dx1〜Dx6のうち、表示ラインに対応する行の端子
に0Vを、それ以外の端子には7Vを印加する。それと
同期して、当該ラインの画像パターンに従ってDy1〜D
y6の各端子に変調信号を印加する。
を表示する場合を例として説明する。説明の便宜上、画
像パターンの発光部の輝度は等しく、例えば100[フ
ートランバート]相当であるとする。表示パネル101
においては、蛍光体92として公知のP−22を用い、
加速電圧を10kVとし、画像表示の繰り返し周波数を
60Hzとし、電子放出素子として前記特性の表面伝導
型放出素子を用いたが、この場合には14Vの電圧を印
加するのが適当であった(尚、この数値は各パラメータ
を変更すれば当然変わるべきものである)。
ライン目を発光させる期間を例として説明する。図16
は、図15に示す画像の第3ライン目を発光させる間
に、端子Dx1〜Dx6、及び、端子Dy1〜Dy6を介してマ
ルチ電子源に印加する電圧値を示している。図16から
明らかなように、D(2,3),D(3,3),D
(4,3)の各表面伝導型放出素子には14Vが印加さ
れて電子ビームが出力される一方、上記3素子以外は、
7V(図中斜線で示す素子)もしくは0V(図中白ぬき
で示す素子)が印加されるが、これは電子放出の閾値電
圧以下であるため、これらの素子からは電子ビームは出
力されない。
5の表示パターンに従ってマルチ電子源を駆動してゆく
が、この様子を時系列的に示したのが図17のタイムチ
ャートである。図17に示すように、第1ラインから順
次1ラインずつ駆動していくことにより、ちらつきのな
い画像表示が可能となる。
合、輝度をより大きく(小さく)するには端子Dy1〜D
y6に印加される変調信号のパルスの長さを10μsより
も長く(短く)する事により輝度を変更することが可能
である。
って、表示パネル101の駆動方法を説明した。次に、
図13の装置の全体動作について、図18のタイミング
チャートを参照しながら説明する。
るNTSC信号から同期信号分離回路106により分離
された輝度信号DATAのタイミングを示し、1ライン
目、2ライン目、3ライン目、…と順に送られてくる。
また、これと同期して制御回路103からシフトレジス
タ104に対して、(2)に示す如くシフトクロックT
sftが出力される。シフトレジスタ104に1ライン分
のデータが蓄積されると、(3)に示すタイミングで、
制御回路103からラインメモリ105に対してメモリ
ライト信号Tmryが出力され、1ライン(N素子分)の
駆動データが記憶保持される。その結果、ラインメモリ
105の出力信号であるI’d1〜I’dnの内容は
(4)に示すタイミングで変化する。
御信号Tscanの内容は、(5)に示すようになる。即
ち、1ライン目を駆動する場合には、走査回路102内
のスイッチング素子S1のみが0Vで他のスイッチング
素子は7V、また2ライン目を駆動する場合には、スイ
ッチング素子S2のみが0Vで他のスイッチング素子は
7V、以下同様、というように、各ラインに応じて同様
に動作が制御される。また、これと同期して変調信号発
生器107から表示パネル101に対しては、図18の
(6)に示すタイミングで変調信号が出力される。
レジスタ104やラインメモリ105は、デジタル信号
式またはアナログ信号式のいずれでも良く、画像信号の
シリアル/パラレル変換や記憶が所定の速度及びタイミ
ングで行なわれれば良い。尚、デジタル信号式を用いる
場合には、同期信号分離回路106の出力信号DATA
をデジタル信号化する必要があるが、これは同期信号分
離回路106の出力部にA/D変換器を備えれば容易に
可能であることは言うまでもない。
01を用いてNTSC信号が表示可能となり、テレビジ
ョン表示を行うことができる。
01に平面型の表面伝導型放出素子を用いたが、垂直型
の表面伝導型放出素子を用いても、同様にカラーバラン
スを良好にとることができた。以下、垂直型の表面伝導
型放出素子について、簡単に説明する。
放出部もしくはその周辺を微粒子膜から形成した表面伝
導型放出素子のもうひとつの代表的な構成である、垂直
型の表面伝導型放出素子の構成について説明する。
本構成を説明するための模式的な断面図であり、図中1
201は基板、1202と1203は素子電極、120
6は段差形成部材(絶縁層)、1204は微粒子膜を用
いた導電性薄膜、1205は通電フォーミング処理によ
り形成した電子放出部、1213は通電活性化処理によ
り形成した薄膜である。
は、素子電極のうちの片方(1202)が段差形成部材
1206上に設けられており、導電性薄膜1204が段
差形成部材1206の側面を被覆している点にある。従
って、前記図3に示した平面型における素子電極間L
は、垂直型においては段差形成部材1206の段差高L
sとして設定される。尚、基板1201、素子電極12
02および1203、微粒子膜を用いた導電性薄膜12
04については、前記平面型の説明において列挙した材
料を同様に用いることが可能である。また、段差形成部
材1206には、例えばSiO2 のような電気的に絶縁
である材料を用いる。
の製造方法について説明する。図20は、本実施形態に
おける垂直型表面伝導型放出素子の製造工程を説明する
ための断面図であり、図20(a)〜(e)は、該製造
工程を順に示している。尚、各部材の表記は上述した図
19と同一であるため、説明を省略する。
基板1201上に素子電極1203を形成する。
段差形成部材を形成するための絶縁層1206を積層す
る。絶縁層1206は、例えばSiO2をスパッタ法で積
層すればよいが、例えば真空蒸着法や印刷法などの他の
成膜方法を用いてもよい。
絶縁層1206の上に素子電極1202を形成する。
絶縁層1206の一部を、例えばエッチング法を用いて
除去し、素子電極1203を露出させる。
微粒子膜を用いた導電性薄膜1204を形成する。導電
性薄膜1204を形成するには、前記平面型の場合と同
じく、例えば塗布法などの成膜技術を用いればよい。
電フォーミング処理を行い、電子放出部を形成する。即
ち、図4(c)を用いて説明した平面型の通電フォーミ
ング処理と同様の処理を行えばよい。
通電活性化処理を行い、電子放出部近傍に炭素もしくは
炭素化合物を堆積させる。即ち、図4(d)を用いて説
明した平面型の通電活性化処理と同様の処理を行えばよ
い。
19に示す垂直型の表面伝導型放出素子を製造した。
メモリ機能を備えた表面伝導型放出素子に対して、その
電子放出特性を対応する蛍光体の色に応じて適切に記憶
させることにより、RGB3原色の蛍光体における発光
のホワイトバランスを適切に設定することができる。
の形態2について説明する。
導型放出素子が単純マトリクス配線された表示パネルに
ついて説明を行った。この実施の形態2においても、前
述の実施の形態1と同様に、メモリ機能を備えた表面伝
導型放出素子と蛍光体により表示パネルを構成するが、
表面伝導型放出素子を並列に配線することを特徴とす
る。
2000の斜視図を示し、その内部構造を示すために、
パネルの一部を切り欠いて示している。尚、実施の形態
1で示した図1と同様の構成については同一番号を付
し、説明を省略する。
ば本出願人による特開平1−31332号公報に開示さ
れた構造を備えている。つまり、表面伝導型放出素子を
並列に多数配置し、個々の素子の両端を行方向配線10
13にそれぞれ結線した行を多数配列した基板1001
をリアプレート1005上に固定した後、基板1001
の上方に、電子通過孔205を有するグリッド206
を、表面伝導型放出素子の配列方向と直交させて配置し
た構造を備えている。
示パネル1000とほぼ同様なので、詳細な説明は省略
するが、実施の形態2では、蛍光体92は図2(a)に
示す様なストライプ形状を採用しており、蛍光体92を
表面伝導型放出素子の配列方向(即ち、グリッドと直交
する方向)に沿って配列している。これには先にブラッ
クストライプを形成し、その間隙部に各色蛍光体92を
塗布することにより、蛍光膜1008を作成した。ま
た、カラー表示の場合は各色の蛍光体92と表面伝導型
放出素子とを対応させなければならないため、フェース
プレート1007、支持枠1006、リアプレート10
05の接合部を封着する際、十分な位置合わせを行った
ことは言うまでもない。
雰囲気を排気管(不図示)を介して真空ポンプにて排気
し、十分な真空度に達した後、容器外端子DR1〜DRmと
DL1〜DLmを介して素子電極1203間に電圧を印加す
ることにより、前述の通電フォーミング処理及び通電活
性化処理を行う。こうして電子放出部1205を形成し
て、上述した表面伝導型放出素子を基板1001上に作
成した。そして最後に10のマイナス6乗Torr程度の真
空度で、不図示の排気管をガス・バーナで熱することで
溶着して外囲器を封止し、最後に、封止後の真空度を維
持するために、ゲッター処理を行った。
おいて、表面伝導型放出素子のそれぞれに、容器外端子
DR1〜DRmとDL1〜DLmを介して電圧を印加することに
より、各電子放出部1205より電子を放出させる。こ
うして放出された電子は電子ビーム変調用のグリッド
(変調電極)206の電子通過孔205を通過した後、
高圧端子Hvを通して、メタルバック1009或いは透
明電極(不図示)に印加された数kV以上の高圧により
加速されて蛍光膜1008に衝突し、これにより蛍光体
92を励起・発光させる。その際、画像信号に応じた電
圧を、端子G1〜Gnを介してグリッド206に印加する
ことにより、電子通過孔205を通過する電子ビームを
制御して画像を形成する。
層(不図示)を介して、基板1001の略10ミクロン
上方に略50ミクロン径の電子通過孔205を有するグ
リッド206を配置し、加速電圧として6kV印加した
場合に、電子ビームのオンとオフ(つまり電子通過孔2
05を通過する通過しない)を50V以内の変調電圧
(グリッド電圧Vg)で制御することができる。
るグリッド電圧Vgと螢光膜1008へ流れる螢光面電
流との関係を示す。これにより、グリッド電圧Vgを増
加させていくと、ある閾値電圧Vg1以上になると螢光面
電流が流れ始め、更にグリッド電圧Vgが増加するに従
って、螢光面電流が単調に増加して、Vg2あたりで最終
的に飽和することが分かる。
を作成する上で必要な概略構成を示したものであり、例
えば各部材の材料や寸法・位置関係等、詳細な部分は上
述の説明に限られるものではなく、画像表示装置の用途
に適するよう適宜選択することができる。
の基本構成及び製法について説明したが、実施の形態2
においてももちろん蛍光体の発光色に応じて、表面伝導
型放出素子毎に異なる電子放出特性を記憶させた。実施
の形態2の表示パネル2000では電気的に並列に接続
された素子の列に並行してストライプ状の3原色蛍光体
が塗り分けられているので、並列接続された素子列毎
に、記憶用の電圧パルスを印加した。尚、その際の真空
雰囲気等は、上述した第1実施形態の場合と同様の条件
であった。
テレビジョン表示用の駆動回路を接続することにより、
カラーバランスの良好な表示を行うことが可能であっ
た。テレビジョン用の駆動回路の主要構成は、前述の実
施の形態1で示した図13とほぼ同様であるが、実施の
形態2の場合には、変調信号発生器107の出力電圧を
グリッドで変調するのに適当な電圧に合わせて、表示パ
ネル2000の端子G1〜Gnに接続した。また、走査回
路102の出力電圧を、走査電圧=14.0V、非走査
電圧=0Vに設定し、表示パネルの端子DL1〜DLmに接
続した。また、端子DR1〜DRmは、常に0Vとした。
電子ビームを変調するグリッド206を備えた表示パネ
ル2000を用いても、上述した実施の形態1と同様、
メモリ機能を備えた表面伝導型放出素子に対して、その
電子放出特性を対応する蛍光体の色に応じて適切に記憶
させることにより、RGB三原色の蛍光体における発光
のホワイトバランスを適切に設定することができる。
の形態3について説明する。
形態1及び2で説明した様にして作成された、表面伝導
型放出素子を電子放出素子として用いた表示パネルを、
例えばテレビジョン放送をはじめとする種々の画像情報
源より提供される画像情報を表示できるように構成した
多機能表示装置について説明する。
示装置の一構成例を示すブロック図である。図中、21
00は電子放出特性を記憶させた表面伝導型放出素子を
電子源として用いた表示パネル、2101は表示パネル
2100の駆動回路、2102は表示パネルコントロー
ラ、2103はマルチプレクサ、2104はデコーダ、
2105は入出力インターフェース回路、2106はC
PU、2107は画像生成回路、2108,2109及
び2110は画像メモリインターフェース回路、211
1は画像入力インターフェース回路、2112,211
3はTV信号受信回路、2114はキーボードやマウス
等の入力デバイスからの入力を受ける入力部である。
は、例えばテレビジョン信号のように映像情報と音声情
報の両方を含む信号を受信する場合には、当然映像の表
示と同時に音声を再生するものであるが、本発明の特徴
と直接関係しない音声情報の受信,分離,再生,処理,
記憶などに関する回路やスピーカなどについては説明を
省略する。
を説明してゆく。
ば電波や空間光通信などのような無線伝送系を用いて伝
送されるTV画像信号を受信するための回路である。受
信するTV信号の方式は特に限られるものではなく、例
えば、NTSC方式、PAL方式、SECAM方式など
の諸方式でもよい。また、これらより更に多数の走査線
よりなるTV信号(例えば、MUSE方式をはじめとす
るいわゆる高品位TVにおける信号)は、大面積化や大
画素数化に適した前記表示パネル2100の利点を生か
すのに好適な信号源である。TV信号受信回路2113
で受信されたTV信号は、デコーダ2104に出力され
る。
ば同軸ケーブルや光ファイバなどのような有線伝送系を
用いて伝送されるTV画像信号を受信するための回路で
ある。前記TV信号受信回路2113と同様に、受信す
るTV信号の方式は特に限られるものではなく、また本
回路で受信されたTV信号もデコーダ2104に出力さ
れる。
11は、例えばTVカメラや画像読み取りスキャナ等の
画像入力装置から供給される画像信号を取り込むための
回路で、取り込まれた画像信号はデコーダ2104に出
力される。
110は、ビデオテープレコーダ(以下、VTRと略
す)に記憶されている画像信号を取り込むための回路
で、取り込まれた画像信号はデコーダ2104に出力さ
れる。
109は、ビデオディスクに記憶されている画像信号を
取り込むための回路で、取り込まれた画像信号はデコー
ダ2104に出力される。
108は、いわゆる静止画ディスクのように、静止画像
データを記憶している装置から画像信号を取り込むため
の回路で、取り込まれた静止画像データはデコーダ21
04に出力される。
5は、本表示装置と、外部のコンピュータもしくはコン
ピュータネットワークもしくはプリンタ等の出力装置と
を接続するための回路である。画像データや文字・図形
情報の入出力を行うのはもちろんのこと、場合によって
は本表示装置の備えるCPU2106と外部との間で制
御信号や数値データの入出力などを行うことも可能であ
る。
力インターフェース回路2105を介して外部から入力
される画像データや文字・図形情報や、あるいはCPU
2106より出力される画像データや文字・図形情報に
基づき表示用画像データを生成するための回路である。
画像生成回路2107の内部には、例えば画像データや
文字・図形情報を蓄積するための書き換え可能メモリ
や、文字コードに対応する画像パターンが記憶されてい
る読みだし専用メモリや、画像処理を行うためのプロセ
ッサ等をはじめとして、画像の生成に必要な回路が組み
込まれている。
示用画像データは、デコーダ2104に出力されるが、
場合によっては前記入出力インターフェース回路210
5を介して外部のコンピュータネットワークやプリンタ
入出力することも可能である。
装置の動作制御や、表示画像の生成や選択や編集に関わ
る作業を行う。例えば、マルチプレクサ2103に制御
信号を出力し、表示パネル2100に表示する画像信号
を適宜選択したり、組み合わせたりする。また、その際
には表示する画像信号に応じて表示パネルコントローラ
2102に対して制御信号を発生し、画面表示周波数や
走査方法(例えばインターレース/ノンインターレー
ス)や一画面の走査線の数等、表示パネル2100の動
作を適宜制御する。
データや文字・図形情報を直接出力したり、あるいは前
記入出力インターフェース回路2105を介して外部の
コンピュータやメモリをアクセスして画像データや文字
・図形情報を入力する。
目的の作業にも関わるものであっても良い。例えば、パ
ーソナルコンピュータやワードプロセッサ等ように、情
報を生成したり処理する機能に直接関わっても良い。あ
るいは、前述したように入出力インターフェース回路2
105を介して外部のコンピュータネットワークと接続
し、例えば数値計算などの作業を外部機器と共同して行
っても良い。
06にユーザが命令やプログラム、あるいはデータ等を
入力するためのものであり、例えばキーボードやマウス
のほか、ジョイスティック,バーコードリーダー,音声
認識装置など多様な入力機器を用いる事が可能である。
回路2107乃至TV信号受信回路2113より入力さ
れる種々の画像信号を、3原色信号、または輝度信号と
I信号及びQ信号に逆変換するための回路である。尚、
図中に点線で示すように、デコーダ2104は内部に画
像メモリを備えるのが望ましい。これは、例えばMUS
E方式をはじめとして、逆変換する際に画像メモリを必
要とするようなテレビ信号を扱うためである。また、画
像メモリを備えることにより、静止画の表示が容易にな
り、また、画像生成回路2107及びCPU2106と
共同して画像の間引き,補間,拡大,縮小,合成をはじ
めとする画像処理や編集が容易に行えるようになるとい
う利点が生まれるためである。
PU2106より入力される制御信号に基づき表示画像
を適宜選択するものである。すなわち、マルチプレクサ
2103はデコーダ2104から入力される逆変換され
た画像信号のうちから、所望の画像信号を選択して駆動
回路2101に出力する。その場合には、一画面表示時
間内で画像信号を切り替えて選択することにより、いわ
ゆる多画面テレビのように、一画面を複数の領域に分割
し、各領域毎に異なる画像を表示することも可能であ
る。
は、前記CPU2106より入力される制御信号に基づ
いて駆動回路2101の動作を制御するための回路であ
る。
に関るものとして、例えば表示パネル2100の駆動用
電源(不図示)の動作シーケンスを制御するための信号
を、駆動回路2101に対して出力する。
わるものとして、例えば画面表示周波数や走査方法(例
えばインターレース/ノンインターレース)を制御する
ための信号を駆動回路2101に対して出力する。ま
た、場合によっては表示画像の輝度やコントラストや色
調やシャープネスといった画質の調整に関わる制御信号
を駆動回路2101に対して出力する場合もある。ま
た、駆動回路2101は、表示パネル2100に印加す
る駆動信号を発生するための回路であり、マルチプレク
サ2103から入力される画像信号と、表示パネルコン
トローラ2102より入力される制御信号に基づいて動
作するものである。
明したが、図23に例示した構成により、本表示装置に
おいては多様な画像情報源より入力される画像情報を表
示パネル2100に表示する事が可能である。
種の画像信号はデコーダ2104において逆変換された
後、マルチプレクサ2103において適宜選択され、駆
動回路2101に入力される。一方、表示パネルコント
ローラ2102は、表示する画像信号に応じて駆動回路
2101の動作を制御するための制御信号を発生する。
駆動回路2101は、上記画像信号と制御信号に基づい
て表示パネル2100に駆動信号を印加する。
画像が表示される。これらの一連の動作は、CPU21
06により統括的に制御される。
104に内蔵する画像メモリや、画像生成回路2107
およびCPU2106が関与することにより、単に複数
の画像情報の中から選択したものを表示するだけでな
く、表示する画像情報に対して、例えば拡大,縮小,回
転,移動,エッジ強調,間引き,補間,色変換,画像の
縦横比変換等をはじめとする画像処理や、合成,消去,
接続,入れ換え,はめ込み等をはじめとする画像編集を
行う事も可能である。また、実施の形態3の説明では特
に触れなかったが、上記画像処理や画像編集と同様に、
音声情報に関しても処理や編集を行うための専用回路を
設けても良い。
ン放送の表示機器,テレビ会議の端末機器,静止画像お
よび動画像を扱う画像編集機器,コンピュータの端末機
器,ワードプロセッサをはじめとする事務用端末機器,
ゲーム機,等の機能を一台で兼ね備える事が可能であ
り、産業用あるいは民生用として極めて応用範囲が広い
ものである。
源とする表示パネルを用いた多機能表示装置の構成の一
例を示したにすぎず、この構成のみに限定されるもので
ない事は言うまでもない。例えば、図23の構成要素の
うち、使用目的上必要のない機能に関わる回路は省いて
も差し支えない。またこれとは逆に、使用目的によって
は更に構成要素を追加しても良い。例えば、本多機能表
示装置をテレビ電話機として応用する場合には、テレビ
カメラ,音声マイク,照明機,モデムを含む送受信回路
等を構成要素に追加するのが好適である。
型放出素子を電子源とする表示パネルが容易に薄形化で
きるため、表示装置全体の奥行きのサイズを小さくする
ことが可能である。それに加えて、表面伝導型放出素子
を電子源とする表示パネルは大画面化が容易で輝度が高
く、かつ視野角特性にも優れるため、本表示装置は臨場
感にあふれ迫力に富んだ画像を視認性良く表示する事が
可能である。
電子放出特性を記憶させた表面伝導型放出素子を電子源
とする表示パネルにより、多機能表示装置を構成するこ
とができる。従って、応用性に優れた多機能かつ色再現
性の良い表示装置を提供することができる。
面伝導型放出素子に、対応する蛍光体の色に応じて予め
適切な電子放出特性を記憶させておくことにより、ホワ
イトバランスが容易に取れる画像形成装置を提供するこ
とができる。従って、該画像形成装置とその製造方法を
適用することにより、特に複雑な補正回路を用いること
なく、カラーバランスの良好な高品位の画像表示が行え
るという効果がある。
ネルの一部を切り欠いて示した斜視図である。
色蛍光体の塗り分け方を示す図である。
型放出素子を説明するための図である。
子の製造工程を説明するための断面図である。
いて印加する電圧波形例を示す図である。
加する電圧波形例及び放出電流を示す図である。
面図である。
部断面図である。
性を得るために印加した駆動信号の電圧波形を示す図で
ある。
電気的特性を示す図である。
バランスをとる方法を説明するために図である。
表面伝導型放出素子の電子放出特性を変更する方法を説
明するための図である。
ョン表示を行うための駆動回路の概略構成を示すブロッ
ク図である。
に配線されたマルチ電子源の一部回路図である。
電圧値を示す図である。
ン順次で表示を行う際のタイミングを示すタイミングチ
ャートである。
ートである。
出素子の断面図である。
素子の製造工程を説明するための断面図である。
パネルの一部を切り欠いて示した斜視図である。
電流の関係を示す図である。
装置の構成を示すブロック図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 基板上に複数の表面伝導型放出素子を配
列したマルチ電子源と、該マルチ電子源からの電子ビー
ムの照射により発光する発光手段と、入力された画像信
号に基づいて前記発光手段に照射される電子ビームを変
調する変調手段とを具備した画像形成装置であって、 前記複数の表面伝導型放出素子の各々は、駆動電圧の最
大値より大きい電圧であって、前記発光手段における各
色毎の発光特性に応じた電圧が予め印加されることによ
り、電子放出特性がシフトされていることを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項2】 前記表面伝導型放出素子は真空容器内に
置かれ、前記真空容器の内部では有機ガスの分圧が10
の−8乗Torr以下であることを特徴とする請求項1に記
載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記発光手段は蛍光体を含むことを特徴
とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記蛍光体は赤,緑,青の三原色を有
し、前記蛍光体がホワイトバランスを保つように前記複
数の表面伝導型放出素子の各々の電子放出特性をシフト
していることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
置。 - 【請求項5】 基板上に複数の表面伝導型放出素子を配
列したマルチ電子源と、該マルチ電子源からの電子ビー
ムの照射により発光する発光手段と、入力された画像信
号に基づいて前記マルチ電子源に駆動電圧を印加する駆
動手段とを具備した画像形成装置の製造方法において、表面伝導型放出素子に、前記駆動手段から印加される駆
動電圧の最大値より大きい電圧であって、前記発光手段
における各色毎の発光特性に応じた電圧を印加すること
により、前記表面伝導型放出素子の電子放出特性をシフ
トする工程を有する ことを特徴とする画像形成装置の製
造方法。 - 【請求項6】 前記特性シフト電圧を、有機ガスの分圧
が10の−8乗torr以下の雰囲気で印加することを特徴
とする請求項5に記載の画像形成装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記蛍光手段は蛍光体を含むことを特徴
とする請求項5又は6に記載の画像形成装置の製造方
法。 - 【請求項8】 前記蛍光体は赤、緑、青の三原色を有
し、前記蛍光体がホワイトバランスを保つように前記複
数の表面伝導型放出素子の各々の電子放出特性をシフト
させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置
の製造方法。
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