JP3378173B2 - 1ビットデジタル信号の再生または受信装置 - Google Patents
1ビットデジタル信号の再生または受信装置Info
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Description
生や伝送などに有利な符号化方式であるデルタシグマ変
調によって得られた1ビットデジタル信号を、再生また
は受信して、アナログ信号に復調するための装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】デルタシグマ変調によって得られた1ビ
ットデジタル信号は、各ビットが均等な重みを有し、相
反する特性である有効周波数帯域とダイナミックレンジ
とを、音源の種類などに応じて任意に設定することがで
き、次世代オーディオ用に盛んに研究が行われている。 【0003】たとえば、この1ビットデジタル信号にお
ける前記有効周波数帯域とダイナミックレンジとの関係
を用いてノイズシェーピングを行うようにした第1の従
来技術が、特開平5−37387号公報に示されてい
る。この従来技術は、マルチビットの入力デジタル信号
を、オーバーサンプリングして1ビットデジタル信号に
変換し、その変換にあたって、積分器のゲインやフィー
ドバックゲインを調整することによって、所望とする有
効周波数帯域およびダイナミックレンジを得てノイズシ
ェーピングを行い、また無音時には、量子化ノイズを削
減するために、「0」と「1」とを交互に繰返す疑似信
号を出力するようにしたものである。 【0004】また、記録や伝送にあたって、アナログ音
響信号を1ビットデジタル信号に変調する第2の従来技
術が、特開平7−74641号公報で示されている。こ
の従来技術では、アナログ音響信号をデルタシグマ変調
するとともに、該アナログ音響信号のレベルが継続的に
充分小さいときには、変調出力として、前記「0」と
「1」とを交互に繰返す疑似信号を、1ビットデジタル
信号として出力する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術は、い
ずれも、マルチビット入力デジタル信号またはアナログ
音響信号を1ビットデジタル信号に変調するにあたっ
て、量子化ノイズを低減するために、無音レベル時に、
「0」と「1」とを交互に繰返す疑似信号を出力するよ
うに構成されている。 【0006】一方、このようにして変調された1ビット
デジタル信号を記録媒体から再生して、または伝送媒体
を介して受信して、アナログ音響信号に復調するにあた
って、読取りエラーや伝送エラーの発生によって、再生
または受信した1ビットデジタル信号に、データの途切
れなどのバーストエラーの発生することがある。したが
って、このような再生側または受信側で、そのバースト
エラー発生時に、前記無音レベルを表す疑似信号に切換
えて復調することによって、前記バーストエラーによる
ノイズを抑制することが望まれる。 【0007】しかしながら、前記第1の従来技術を適用
した場合には、再生または受信した1ビットデジタル信
号をマルチビットデジタル信号に一旦復調した後に、各
ビットを比較するコンパレータなどによって、バースト
エラーの検知を行う必要があり、構成が煩雑になるとと
もに、たとえば低次ローパスフィルタなどによって容易
にアナログ信号に復調することができるという1ビット
デジタル信号の利点を生かすことができないという問題
がある。 【0008】また、第2の従来技術でも、一旦アナログ
信号に復調した後にエラー検知を行う必要があり、本来
の復調のためのデジタル/アナログ変換器とは別に、そ
のデジタル/アナログ変換器よりも簡略化することがで
きるけれども、もう1つ、デジタル/アナログ変換器を
設ける必要がある。 【0009】したがって、2つの従来技術では、いずれ
も再生または受信側で、1ビットデジタル信号の特徴を
利用して、簡単にバーストエラー検知およびノイズ抑制
を行うことができないという問題がある。 【0010】本発明の目的は、1ビットデジタル信号の
再生または受信側で、簡易な構成でバーストエラーを検
出し、ノイズを抑制することができる1ビットデジタル
信号の再生または受信装置を提供することである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明に係る1ビットデ
ジタル信号の再生または受信装置は、記録媒体に記録さ
れている1ビットデジタル信号を再生し、または伝送媒
体を介して送信側から伝送されてきた1ビットデジタル
信号を受信し、アナログ信号に復調する装置において、
入力された1ビットデジタル信号を該1ビットデジタル
信号の周期より短い予め定める期間だけ遅延する遅延回
路と、入力された1ビットデジタル信号と前記遅延回路
の出力との排他的論理和を得る排他的論理和ゲートと、
前記排他的論理和ゲートからのパルス出力の有無を検知
する検知回路とを備えるバーストエラー検出回路と、前
記1ビットデジタル信号の周期で「0」と「1」とを交
互に繰返す疑似信号を発生する疑似信号発生回路と、前
記バーストエラー検出回路からの出力に応答し、復調回
路へ、定常時には入力1ビットデジタル信号をそのまま
入力し、バーストエラー発生時には前記疑似信号を入力
する切換手段とを含むことを特徴とする。 【0012】上記の構成によれば、再生または受信した
1ビットデジタル信号にバーストエラーが発生している
ときには、該再生または受信した1ビットデジタル信号
に代えて、無音を表す「0」と「1」とを交互に繰返す
疑似信号を復調回路へ出力するように構成するにあたっ
て、前記バーストエラーの検出を、遅延回路と、排他的
論理和ゲートと、検知回路とを備えるバーストエラー検
出回路によって行う。 【0013】前記遅延回路は、入力された1ビットデジ
タル信号を、該1ビットデジタル信号の周期より短い予
め定める期間、たとえば1/2周期だけ遅延して出力す
る。したがって、排他的論理和ゲートに入力される該遅
延回路の出力と、入力されたままの1ビットデジタル信
号とでは、たとえば前記1/2周期のずれが生じてお
り、入力1ビットデジタル信号が「0」と「1」とに適
宜切換わっているときには、該排他的論理和ゲートの2
つの入力が相互に異なる期間が生じることになり、その
期間には該排他的論理和ゲートからは、ハイレベルのパ
ルスが出力される。 【0014】このパルスが出力されているときには、検
知回路は、バーストエラーが発生していないものと判定
して、前記切換手段を入力1ビットデジタル信号側に切
換えて、入力1ビットデジタル信号を復調させている。
これに対して、入力1ビットデジタル信号がバーストエ
ラーによって継続的に「0」または「1」となると、前
記遅延回路で遅延しても、排他的論理和ゲートに入力さ
れる2つの入力は相互に同一の状態になり、該排他的論
理和ゲートからの出力は、ローレベルのままとなる。こ
れによって、検知回路は、バーストエラーの発生を検知
し、前記切換手段を疑似信号発生回路側に切換えて、
「0」と「1」とを交互に繰返す疑似信号を復調回路に
復調させる。 【0015】したがって、再生または受信側で1ビット
デジタル信号のバーストエラーを検出するにあたって、
前記遅延回路と、排他的論理和ゲートと、検知回路との
該再生または受信側に適した簡易な構成で検出を可能と
し、ノイズの発生を抑制することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図3に基づいて説明すれば以下のとおりである。 【0017】図1は本発明の実施の一形態のバーストエ
ラー検出回路1の電気的構成を示すブロック図であり、
図2はそのバーストエラー検出回路1を用いる1ビット
デジタル信号の再生装置2の一部分の電気的構成を示す
ブロック図であり、図3はバーストエラー検出回路1の
動作を説明するための波形図である。 【0018】まず、図2および図3を参照して、図示し
ない再生回路によって、記録媒体から読取られ、かつ、
波形整形されて入力される1ビットデジタル信号S1
は、バーストエラー検出回路1と、クロック発生回路3
とに入力されている。クロック発生回路3は、入力され
る1ビットデジタル信号S1に同期したクロック信号C
Kを発生し、前記バーストエラー検出回路1ならびに後
述する疑似信号発生回路4およびデジタル/アナログ変
換回路5へ出力する。疑似信号発生回路4は、前記クロ
ック信号CKに同期して、該クロック信号CKの1周期
毎に「0」と「1」とを交互に繰返す疑似信号S2を出
力している。 【0019】前記疑似信号S2と1ビットデジタル信号
S1とは、切換回路6に入力されている。この切換回路
6は、前記バーストエラー検出回路1から出力される選
択信号SELに応答して、前記1ビットデジタル信号S
1または疑似信号S2を、選択的にデジタル/アナログ
変換回路5へ出力する。デジタル/アナログ変換回路5
は、入力された1ビットデジタル信号S1または疑似信
号S2を、前記クロック信号CKに同期して、アナログ
音声信号S3に復調し、図示しないアンプおよびスピー
カーなどから成る音響化手段へ出力する。 【0020】図1および図3を参照して、バーストエラ
ー検出回路1は、遅延回路11と、排他的論理和ゲート
12と、ローパスフィルタ13と、波形整形回路14と
を含んで構成されている。遅延回路11は、前記1ビッ
トデジタル信号S1を、該1ビットデジタル信号S1の
1周期未満の予め定める期間、たとえば1/2周期だけ
遅延して、遅延信号S1aとして、排他的論理和ゲート
12の一方の入力へ出力する。したがって、この遅延信
号S1aには、1ビットデジタル信号S1の論理が、
「0」または「1」から「1」または「0」にそれぞれ
切換わったときに、その変化が前記予め定める期間だけ
遅延して現れることになる。 【0021】また、排他的論理和ゲート12の他方の入
力には、前記1ビットデジタル信号S1が直接入力され
ている。したがって、この排他的論理和ゲート12から
は、1ビットデジタル信号S1に前記論理の切換わりが
あるときには、パルス信号SDが出力され、前記論理の
切換わりがないときには、ローレベルの出力が導出され
る。 【0022】前記排他的論理和ゲート12からのパルス
信号SDは、ローパスフィルタ13において平均化さ
れ、そのローパスフィルタ13の直流出力DCは、波形
整形回路14に入力されて、矩形波の選択信号SELに
整形される。 【0023】したがって、図3において時刻t1以前で
示すように、前記パルス信号SDが発生されており、ロ
ーパスフィルタ13の直流出力DCが所定レベル以上あ
るときには、選択信号SELはハイレベルとなる。これ
に対して、前記時刻t1以降で示すように、前記パルス
信号SDが出力されないとき、すなわち1ビットデジタ
ル信号S1と遅延信号S1aとが同一となる1ビットデ
ジタル信号S1が「0」または「1」の連続信号となっ
たときには、前記ローパスフィルタ13からの直流出力
DCはローレベルとなり、これによって選択信号SEL
もローレベルとなる。 【0024】前記選択信号SELは切換回路6に与えら
れ、該切換回路6は、選択信号SELがハイレベルであ
るとき、すなわち1ビットデジタル信号S1が、適宜、
交互に「0」と「1」とを繰返しているときには、該1
ビットデジタル信号S1をデジタル/アナログ変換回路
5へ出力し、選択信号SELがローレベルとなるとき、
すなわち前記1ビットデジタル信号S1が連続信号とな
ったときには、疑似信号S2をデジタル/アナログ変換
回路5へ出力する。 【0025】このように、本発明に従う1ビットデジタ
ル信号の再生装置2では、再生された1ビットデジタル
信号S1からバーストエラーを検出し、該バーストエラ
ー発生時に疑似信号S2をアナログ音声信号S3に復調
することによって、前記バーストエラー発生時における
ノイズの発生を抑制するにあたって、バーストエラー検
出回路1を、遅延回路11と、排他的論理和ゲート12
と、ローパスフィルタ13と、波形整形回路14とから
成る、1ビットデジタル信号S1の復調側の構成に適し
た簡単な構成とすることができる。 【0026】なお、上述の例では、記録媒体から再生さ
れた1ビットデジタル信号S1を復調する装置について
説明したけれども、伝送媒体を介して受信された1ビッ
トデジタル信号や、信号処理回路によって信号処理が施
された1ビットデジタル信号に対しても、同様の構成に
よってノイズを抑制可能であることは言うまでもない。 【0027】 【発明の効果】本発明に係る1ビットデジタル信号の再
生または受信装置は、以上のように、記録媒体に記録さ
れている1ビットデジタル信号を再生し、または伝送媒
体を介して送信側から伝送されてきた1ビットデジタル
信号を受信し、復調するにあたって、バーストエラーの
発生しているときには、無音を表す「0」と「1」とを
交互に繰返す疑似信号に切換えて復調を行い、ノイズを
抑制するようにした1ビットデジタル信号の再生または
受信装置において、前記バーストエラーの検出を、入力
された1ビットデジタル信号の遅延出力と、入力された
ままの1ビットデジタル信号との排他的論理和が「0」
のままとなることによって行う。 【0028】それゆえ、再生または受信装置側で1ビッ
トデジタル信号のバーストエラーを検知するにあたっ
て、遅延回路と、排他的論理和ゲートと、検知回路との
該再生または受信側に適した簡易な構成で検出を可能と
し、ノイズの発生を抑制することができる。
路の電気的構成を示すブロック図である。 【図2】図1で示すバーストエラー検出回路を用いる1
ビットデジタル信号の再生装置の一部分の電気的構成を
示すブロック図である。 【図3】図1で示すバーストエラー検出回路の動作を説
明するための波形図である。 【符号の説明】 1 バーストエラー検出回路 2 再生装置 3 クロック発生回路 4 疑似信号発生回路 5 デジタル/アナログ変換回路(復調回路) 6 切換回路(切換手段) 11 遅延回路 12 排他的論理和ゲート 13 ローパスフィルタ(検知回路) 14 波形整形回路(検知回路)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】記録媒体に記録されている1ビットデジタ
ル信号を再生し、または伝送媒体を介して送信側から伝
送されてきた1ビットデジタル信号を受信し、アナログ
信号に復調する装置において、 入力された1ビットデジタル信号を該1ビットデジタル
信号の周期より短い予め定める期間だけ遅延する遅延回
路と、入力された1ビットデジタル信号と前記遅延回路
の出力との排他的論理和を得る排他的論理和ゲートと、
前記排他的論理和ゲートからのパルス出力の有無を検知
する検知回路とを備えるバーストエラー検出回路と、 前記1ビットデジタル信号の周期で「0」と「1」とを
交互に繰返す疑似信号を発生する疑似信号発生回路と、 前記バーストエラー検出回路からの出力に応答し、復調
回路へ、定常時には入力1ビットデジタル信号をそのま
ま入力し、バーストエラー発生時には前記疑似信号を入
力する切換手段とを含むことを特徴とする1ビットデジ
タル信号の再生または受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15897897A JP3378173B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 1ビットデジタル信号の再生または受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15897897A JP3378173B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 1ビットデジタル信号の再生または受信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH118558A JPH118558A (ja) | 1999-01-12 |
| JP3378173B2 true JP3378173B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=15683544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15897897A Expired - Fee Related JP3378173B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 1ビットデジタル信号の再生または受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3378173B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102332895A (zh) * | 2011-07-21 | 2012-01-25 | 广东美的电器股份有限公司 | 用于高压集成电路的连续窄脉冲抑制电路 |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15897897A patent/JP3378173B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102332895A (zh) * | 2011-07-21 | 2012-01-25 | 广东美的电器股份有限公司 | 用于高压集成电路的连续窄脉冲抑制电路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH118558A (ja) | 1999-01-12 |
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