JP3378232B2 - 超音波センサの探触子 - Google Patents
超音波センサの探触子Info
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Description
触子に係り、より詳しくは、液体収納容器内の液面を検
出するために容器の底面部外側に取り付けられる探触子
に関するものである。
なこと、及び近時のディジタル処理技術の発展に伴って
検出精度が大きく向上したこと等の理由により液面検出
装置のセンサとして広汎に用いられている。このような
超音波センサを用いた超音波液面検出装置は、探触子か
ら超音波を発射させ、液面からの反射波を受信すること
により液面位置を検出しようとするものであるから、本
来、探触子と液面との間には超音波の進行を阻害するよ
うな障害物が存在しない方が好ましく、したがって、容
器内の液面を検出しようとする場合には、探触子を容器
の内部に取り付ける構造とすることが好ましい。
閉圧力容器の場合、探触子を容器内部に取り付けること
は困難であるため、探触子を容器の外側に取り付ける構
成を採用しているのが現状である。そして、この場合の
探触子の取り付け位置は、容器の底面部とするのが通常
である。これは、もし容器の側面部とすると、液面高さ
の変化領域内に複数個の探触子を配置しなければならず
コスト的に不利になるからである。
面部外側に取り付けた超音波液面検出装置の構成例を示
す説明図である。この図において、略円筒状で上部及び
底面部に曲面が形成されている容器(LPGタンク)1
01が所定の場所に設置されており、容器101の内部
には液体102(LPガス)が貯溜されている。
触子103が取り付けられており、この探触子103の
超音波の発振動作及び受信動作はコントローラ104に
制御されるようになっている。超音波センサは、この探
触子103及びコントローラ104により構成されてい
る。
は液面102aで反射し、反射波106となって探触子
103に受信されるが、コントローラ104内の検出動
作制御回路は、受信した超音波信号をA/D変換し、液
面距離を演算する。そして、コントローラ104は、液
面距離検出信号をタンク制御部107に出力する。タン
ク制御部107は、容器101に付随するバルブ等の各
種機器の制御を行うものであり、電話回線を介して管理
コンピュータ108に接続されている。液面距離検出信
号は、タンク制御部107によって管理コンピュータ1
08にも送られており、管理コンピュータ108は、液
面102aの高さが一定レベル以下に低下すると、タン
ク制御部107に制御指令信号を送り、容器101内に
液体102を補充するようにしている。
03の構造を示す断面図である。この図において、振動
子ケース110の容器101側の端部には中間部よりも
やや小径の頭部110aが形成されており、この頭部1
10aの周囲に軟質樹脂製のパッキン111が取り付け
られている。そして、頭部110aの内部には振動子1
09が配設されている。容器101と振動子ケース11
0との間には、液体102と略同等の超音波透過特性を
有するグリース状の透過材112が介在しており、容器
101と振動子ケース110及びパッキン111との間
に形成される密着面間空間には、この透過材112が均
一且つ隙間なく分布した状態となっている。
は、適当な押圧手段により容器101側に押圧されて取
り付けられることになる。図14は、この押圧手段の一
例を示す説明図である(この押圧手段の詳細な構成は、
本出願人により既に提案されている特願2000−15
8446号において開示されている。)。この図におい
て、容器101の底面部外側には取付部材113が固着
され、この取付部材113に回動レバー114が軸部材
115を介して回動自在に取り付けられている。回動レ
バー114の基端部114aには着脱用操作ノブ116
が取り付けられており、この着脱用操作ノブ116の先
端は取付部材113に当接している。したがって、この
着脱用操作ノブ116を右回り又は左回りに回すことに
よって、回動レバー114の先端部114bを反時計回
り方向又は時計回り方向に回動させることができ、探触
子103の容器101に対する押圧又は押圧解除を行う
ことができる。
3により液面102aの高さを精度良く検出するために
は、発射波105及び反射波106の進行方向が液面1
02aと極力垂直になるように、探触子103を底面部
真下の位置に垂直姿勢で正確に取り付けることが要求さ
れる。ところが、容器101の設置方式としては、図1
5(a),(b)に示すように、縦置き方式のものと横
置き方式の2種類の方式があり、いずれの方式において
も探触子103の取付個所は曲面が形成されている部分
となる。このような曲面形成部分に探触子103の取付
姿勢を正確にした状態で取り付けることは必ずしも容易
なことではない。
子ケース110及びパッキン111との間に形成される
密着面間空間には、グリース状の透過材112を均一且
つ隙間なく分布させ、これにより液面検出精度に大きな
影響を与える空気層の存在を排除するようにしている。
しかし、曲面形成部分にグリース状の透過材112を均
一且つ隙間なく分布させることもやはり容易なことでは
ない。
を取り付ける場合に、探触子103の姿勢が液面102
aに垂直になるような状態で取り付け、且つ曲面形成部
分にグリース状の透過材112を均一且つ隙間なく分布
させた状態で取り付けることは容易なことではなかっ
た。ここで、縦置き方式の場合は、探触子103の取付
個所は曲率半径が大きくなっているため取り付けについ
ての困難さの度合いはある程度軽減されたものとなる
が、横置き方式の場合は、曲率半径が容器101の円筒
体部分の半径であり小さなものであるため、その困難の
度合いもかなり大きなものとなる。特に、容器101が
既設のものである場合には、作業員は狭いスペースで取
付作業を行わなければならないために、正確な取り付け
を行うことが一層困難なものとなり、作業員は大きな負
担を強いられる結果となっていた。
あり、容器の底面部外側に取り付ける作業を容易且つ正
確に行うことが可能な超音波センサの探触子を提供する
ことを目的としている。
の手段として、請求項1記載の発明は、液体が貯溜され
る容器の底面部外側に取り付けられ、この底面部を通し
て超音波を液面へ向けて発射させると共に、液面で反射
した超音波をこの底面部を通して受信する、超音波セン
サの探触子において、カップ収納部が形成された軟質樹
脂製保護ケースと、前記軟質樹脂製保護ケースのカップ
収納部に収納され、前記底面部外側に接触する4個の爪
部が開口端部に等間隔で形成されている金属製保護カッ
プと、平坦に形成された上面が前記爪部よりもやや下方
に位置するように前記金属製保護カップ内に配設され、
前記底面部外側への取付のための充分な吸着力を有する
リング形状の磁石部材と、前記リング形状の磁石部材の
孔内に、この孔の高さ方向における微小変位、及びこの
孔の軸を中心とする微小回動が許容されるように装着さ
れ、超音波発射・受信面が前記底面部外側に対してゲル
状透過シートを介して当接する振動子と、前記金属製保
護カップ内に配設され、前記振動子を前記底面部外側に
対して押圧付勢するバネ部材と、を備えたことを特徴と
する。
明において、前記軟質樹脂製保護ケースは、前記カップ
収納部の上側にこのカップ収納部と一体的に形成され、
前記容器の底面部外側に対して押圧された場合に底面部
外側との間に形成される空間が負圧になることにより底
面部外側に吸着する吸着面が形成された鍔部を有するも
のである、ことを特徴とする。
載の発明において、前記振動子は、超音波の発射及び受
信を行う圧電素子と、前記圧電素子を収納する素子収納
部、及び前記バネ部材の押圧部分を装着するバネ部材装
着部が形成された硬質樹脂製の素子ホルダーと、を含ん
で構成されるものである、ことを特徴とする。
明において、前記素子ホルダーは、コントローラと前記
圧電素子との間を接続するリード線の一部を収納する収
納溝を有し、且つ前記素子収納部の側方へ突出するよう
に形成されたリード線保持部を有するものであり、前記
リング状の磁石部材は、この磁石部材と略同一の平面形
状を有する支持金具の固着面に固着されるものであり、
前記支持金具は、その下方側へ突出するように周回り方
向へ複数個形成された取付座が、前記金属製保護カップ
の底部に取り付けられたものであり、前記リード線保持
部は、前記複数個の取付座のうち互いに隣接するいずれ
か一対の取付座の間に位置するように回動可能に配設さ
れたものであり、前記リード線保持部が前記一対の取付
座のうちのいずれかと係止することにより、前記素子ホ
ルダーの一定角度以上の回動が拘束されるようになって
いる、ことを特徴とする。
明において、前記鍔部は、前記吸着面を前記底面部外側
から離間させ、前記空間の負圧状態を解除させるための
把手部がこの吸着面の裏側個所に形成されたものであ
る、ことを特徴とする。
づき説明する。図1は、本実施形態に係る探触子の外観
構成を示す分解斜視図である。この図において、探触子
1は、まず、軟質樹脂製保護ケース2を備えている。こ
の軟質樹脂製保護ケース2は、金属製保護カップ3の外
側を覆っているものであり、金属製保護カップ3を金型
内に装着した後のモールドによって形成されたものであ
る。そして、この軟質樹脂製保護ケース2は、金属製保
護カップ3を収納するためのカップ収納部2aと、容器
101の外側底面部に吸着可能な吸着面2cが形成され
た皿状の鍔部2bとを有している。
爪部3aが等間隔に形成されており、押さえ舌片2dは
これらの各爪部3a間の開口端部を押さえ付けている。
したがって、金属製保護カップ3はカップ収納部2aか
ら飛び出すことなく、確実にカップ収納部2a内に収納
された状態となっている。また、鍔部2bの吸着面2c
と反対側の面には把手部2eが設けられている。この把
手部2eは、下方へ引っ張ることにより、容器101の
外側底面部と吸着状態にある吸着面2cをこの外側底面
部から引き離す場合に用いるものである。更に、カップ
収納部2aの底部には、ケーブル4を引き出すためのケ
ーブル引出し部2fが設けられている。
状の磁石部材である永久磁石5が配設されるようになっ
ている。この永久磁石5は、上面及び下面が平坦に形成
されており、下面は支持金具6の固着面に接着材によっ
て強固に固着されている。そして、支持金具6の下部に
は取付座6aが形成されており、この取付座6aがカッ
プ収納部2aの下方から挿通されるネジ部材によって金
属製保護カップ3の底部に取り付けられるようになって
いる。
信面7aを有する振動子7が装着されている。この振動
子7と金属製保護カップ3の底部との間にはバネ部材と
してのコイルバネ8が介挿されており、振動子7は、常
時、上方すなわち容器101側へ向かって弾撥付勢され
た状態になっている。そして、振動子7の超音波発射・
受信面7aはゲル状透過シート9により覆われている。
このゲル状透過シート9は、図13において説明したグ
リース状の透過材112をゲル状に形成したものであ
り、最近市販されるようになったものである。
次詳細に説明していく。図2は、金属製保護カップ3の
外側を被覆した状態にある軟質樹脂製保護ケース2の形
状を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図、(c)は底面図である。図2(a)に示すように、
金属製保護カップ3の開口端部には4個の爪部3aが等
間隔すなわち90°間隔毎に形成されており、押さえ舌
片2dはこれらの各爪部3a間の開口端部を押さえ付け
ている。金属製保護カップ3の底部には孔3bが穿設さ
れており、ケーブル引出し部2f内を挿通したケーブル
4の一方の端部がこの孔3bから上方へ向かって僅かに
突出している。なお、このケーブル4の一方の端部は振
動子7側から引き出されるリード線と接続されるもので
あり、図示を省略してあるケーブル4の他方の端部はコ
ントローラ(図12参照)側に接続されているものであ
る。また、金属製保護カップ3及びカップ収納部2aの
底部を取付ネジ13のネジ部が挿通している。この取付
ネジ13は、後述する永久磁石5が固着された支持金具
6の取付座6aをネジ止めするためのものである。
金属製保護カップ3の周囲をカップ収納部2aで被覆す
ることにより金属製保護カップ3に対する防錆機能の発
揮を企図すると共に、金属製保護カップ3の開口付近を
鍔部2bで覆うことにより金属製保護カップ3内に配設
される振動子7に対する防水・防塵機能の発揮を企図し
たものである。そして、この実施形態では鍔部2bに吸
着面2cが形成されていることにより、上記の防水・防
塵機能がより有効に発揮されるようになっている。この
吸着面2cによる吸着機能は、ガラス板にゴム製の吸盤
が吸着する場合と同様に、吸着面2cと容器101の外
側底面部との間に形成される空間が負圧になり大気圧に
より吸着面2cが容器101側に押し付けられるという
原理を応用したものである。図1の構成の探触子1で
は、容器101の外側底面部に対する固着力は、主とし
て永久磁石5の吸着力により確保されるが、吸着面2c
のこの吸着機能が補助的な固着力を提供する構成となっ
ている。
示す斜視図である。この図に示すように、金属製保護カ
ップ3は、上部が開口された略カップ形状となってお
り、爪部3aは開口端部に4個形成されている。この爪
部3aの幅は下方へ行くにしたがって広くなっており、
爪部3a同士の間にはなだらかな曲線が形成されてい
る。したがって、各爪部3aは充分な強度を有してお
り、ある程度の強い押圧力で容器101の外側底面部に
押し付けられても容易に変形又は破損されないようにな
っている。なお、金属製保護カップ3の材質は、永久磁
石5の磁路が容易に形成されるように磁性材とすること
が好ましい。
図である。この図に示すように、4個の爪部3aは中心
Cを中心として90°の間隔すなわち等間隔で開口端部
に形成されている。なお、底部に形成されている3個の
取付孔3cは、取付座6aをネジ止めするネジ部材が挿
通するための孔であり、孔3bはケーブル4の一方の端
部を上方に引き出すための孔である。
個という具体的数値に限定しているが、その限定の理由
につき説明する。爪部3aの個数を4個に限定した理由
を要約すれば、容器101の底面部が曲面状に形成され
ていても、これら4個の爪部3aの底面部外側に対する
接触状態によって容器101の中心位置をある程度把握
することができるからということである。
101が横置きされており、この横置きされた容器10
1の外側底面部に現場作業員が探触子1を取り付ける場
合につき考えてみる。図5は、この横置きされた容器1
01の底面図であり、(a)は探触子1が正規に取り付
けられた状態を示し、(b)は探触子1が正規の状態か
ら角度がずれて取り付けられた状態を示している。すな
わち、図5(a)の状態では、探触子1のラインCS1と
容器101の軸線CT1とが一致しており、4個の爪部3
aの全てが同時に容器101の底面部外側に接触してい
るためぐらつかない状態となっている。一方、図5
(b)の状態では、探触子1のラインCS1が容器101
の軸線CT1から角度θ1だけずれており、1個又は2個
の爪部3aが容器101の底面部外側から浮き上がって
いるためぐらついた状態となっている。作業員は、図5
(b)のぐらついた状態となっているか否かについては
容易に判断することができるので、もし、このようなぐ
らついた状態となっていれば探触子1を適当な角度だけ
回し、図5(a)のようなぐらつかない状態とすること
ができる。
に対する探触子1のズレのみであり、容器101の円周
方向に対しては探触子1がズレてしまう可能性は残って
いる。つまり、図6は横置きされた容器101の側面図
であり、(a)は探触子1が正規に取り付けられた状態
(探触子1の軸線CS2と容器101のラインCT2とが一
致している。)を示し、(b)は探触子1が正規の状態
から角度がずれて取り付けられた状態(探触子1の軸線
CS2が容器101のラインCT2から角度θ2だけずれて
いる。)を示している。そして、図6(a)の状態及び
図6(b)の状態のいずれも探触子1はぐらつかない状
態であり得るため、作業員は爪部3aの接触状態によっ
ては図6(b)の状態となっていることを判別すること
はできない。そのため、作業員は図6(b)の状態とな
っていないかどうかについての判別は目視によって行う
ことになる。しかし、容器101底面部外側に探触子1
を固定する場合に、最も回避しなければならない事態は
図5(b)のようなぐらついたままの状態で探触子1を
固定してしまうことであるが、4個の爪部3aによって
このような事態を確実に回避することが可能となる。し
たがって、図6(b)の状態を作業員の目視により判別
しなければならないとはいえ、4個の爪部3aを設けた
構成による効果は充分に大きなものと言える。特に、既
設の容器101に探触子1を取り付ける場合やメインテ
ナンスを行う場合、作業員は狭いスペース内での作業を
強いられるために、上記の4個の爪部3aの接触状態に
よって容器101の軸線方向に対するズレを容易に判別
することができるというのは大きな利点と言える。以上
の理由により、本発明では、金属製保護カップ3の開口
端部に等間隔で形成する爪部3aの個数を4個に限定し
ている。なお、本実施形態では、探触子1が取り付けら
れる容器101の底面部外側は曲面状に形成されている
場合につき説明しているが、平面状に形成されている場
合であっても特に不都合が生じることはない。したがっ
て、探触子1の取付個所である容器101の底面部外側
は、曲面状又は平面状のいずれに形成されているもので
あっても差し支えない。
形状を示す斜視図であり、(a)は永久磁石5の上面を
上方に向けた状態を示し、(b)は支持金具6の裏面を
上方に向けた状態を示している。永久磁石5は探触子1
全体を容器101の底面部外側に強固に固着するのに充
分な吸着力を有するものであり、例えば焼結フェライト
により形成されている。前述したように、永久磁石5の
下面と支持金具6の上面(すなわち固着面)は接着材に
より強固に固着されており、両者は一体化されたものと
なっている。
5a及び孔6cが形成されている。永久磁石5及び支持
金具6の外径は同一のものになっているが、この孔6c
は孔5aよりもやや大きなものとなっている。また、支
持金具6には内周から外周側に向けた切り起こし加工に
より3個の取付座6aが形成されており、各取付座6a
にネジ孔6bが形成されている。そして、3個のうちの
1個の取付座6aの背面には、外周側から内周側に向け
た切り起こし加工により舌片6dが形成されている。
明図であり、(a)は外観斜視図、(b)は縦断面図、
(c)は(b)の一部についての側面図である。振動子
7は、概略すると、硬質樹脂製の素子ホルダー10と、
この素子ホルダー10に収納される圧電素子11及びサ
ーミスタ14により構成されている。
0aと、本体部10aの下方に形成されている鍔部10
bと、鍔部10bの下面から側方に突出するように形成
されているリード線保持部10cとを有している。本体
部10aの外径は、本体部10aが永久磁石5の孔5a
内への挿入が可能なように、孔5aの内径よりもやや小
さくなっており、鍔部10bの外径は、鍔部10bの孔
5a内への挿入が拘束されるように孔5aの内径よりも
やや大きくなっている。
形成されており、この壁部10dの内側にコイルバネ8
の一端側が装着されるようにバネ装着部10eが形成さ
れている。バネ装着部10eの上方には、圧電素子11
を収納するための収納部が形成されており、この収納部
に圧電素子11が収納されている。また、この圧電素子
収納部の側方にはサーミスタ14を収納するための収納
部が形成されており、この収納部にサーミスタ14が収
納されている。圧電素子11の上面には超音波の発射特
性及び受信特性を向上させるための樹脂層12が積層さ
れている。この樹脂層12は、例えばエポキシ樹脂を素
子ホルダー10と共にモールドした後、表面を平坦に研
磨したもので、これにより超音波発射・受信面7aが形
成されている。
ド線4aが接続されている。そして、リード線保持部1
0cには複数の収納溝10fが形成されており、各リー
ド線4aはこれらの収納溝10f内に収納されている。
このリード線4aの接続状態、及び収納溝10fの形状
等は本発明の重要な特徴部分ではないため詳細な図示は
していないが、圧電素子11及びサーミスタ14側から
引き出されたリード線4aの端末と、ケーブル引出し部
2fを通ったケーブル4側から引き出されたリード線4
aの端末とが、リード線保持部10c付近でハンダ付け
又は圧着スリーブ等により接続されている。したがっ
て、通常のリード線4aの部分よりも太くなった端末同
士の接続部分を収納できるように、実際には、収納溝1
0fの中間部分に他の部分よりも太くなった溝部が形成
されている。そして、リード線4a及びその端末の接続
部分同士が収納された状態の収納溝10f内には樹脂が
注入されて固化されており、収納溝10fにおけるリー
ド線の保持及び保護が確実に行われるようになってい
る。
体に振動子7が装着された状態を示す底面図であり、図
1のIX-IX線矢視図である。この図において、素子ホル
ダー10の本体部10aは、永久磁石5の孔5a内に挿
入された状態となっており、素子ホルダー10は紙面に
垂直な方向(孔5aの高さ方向)への微小変位が可能に
なっている。但し、紙面手前側から向こう側への一定以
上の変位は、孔5aよりも大径の鍔部10bがストッパ
としての機能を果たして拘束されるようになっている。
面における回動が可能になっている。ここで、リード線
保持部10cは、隣接する一対の取付座6aの間に位置
しており、素子ホルダー10の一定角度以上の回動は、
このリード線保持部10cの側面が左右の取付座6aに
ぶつかるため拘束されることになる。したがって、振動
子7の回動可能範囲は、リード線保持部10cの側面が
両サイドの取付座6aにぶつかるまでの範囲(約85度
程度)となる。探触子1の取り付けに際して、実際に振
動子7が回動する範囲は通常2〜3°程度もあれば充分
であるが、このように一定角度以上の回動を機械的に拘
束することにより、作業員の不注意等により素子ホルダ
ー10を大きく回動してしまい、リード線4aを断線さ
せてしまうなどの事故が発生するのを防ぐことができ
る。しかも、この一定角度以上の回動を機械的に拘束す
る機能は、専用の部材を用いることなく、リード線保持
部10c及び取付座6aという本来的には別の機能を有
する部材のみによって実現されている。なお、リード線
保持部10cから引き出されているリード線4aは、舌
片6dと取付座6aとの間を通ってケーブル引出し部2
f側へ延びている。つまり、舌片6d及び取付座6aの
各対向面間に形成される狭い通路に複数のリード線4a
を通すことにより、リード線保持部10cが回動して
も、リード線の配列状態が大きく乱れるのを防ぐことが
できるようになっている。
図13におけるグリース状の透過材112をゲル状に形
成したものである。このゲル状透過シート9の原板は、
正方形若しくは長方形の大きな面積を有するものであ
り、この原板を裁断することにより、図1に図示するよ
うな正方形状のゲル状透過シート9を得ることができ
る。超音波発射・受信面7aは円形であることから、一
見すると、ゲル状透過シート9も円形のものにした方が
好ましいように見えるが、円形にしたのでは捨てる部分
が発生するために材料の歩留まりが悪くなる。また、取
り付け作業中に一度超音波発射・受信面7aに載せたゲ
ル状透過シート9を引き剥がす必要が生じたような場合
は、正方形であればコーナー部分を容易につまむことが
可能になるが、円形の場合には容易につまめる個所がな
いことになる。このような理由により、本実施形態では
ゲル状透過シート9の形状を正方形としている。
2を用いており、曲面形成部分にこの透過材112を均
一且つ隙間なく分布させることは困難であったため、探
触子の取り付け作業は、ある程度の経験を積んだ作業員
が行なわなければならないという問題があった。しか
し、本発明では、ゲル状透過シート9を用いることを前
提としているので、このような問題はなくなることにな
る。したがって、作業員の熟練の度合いに限らず、常
に、一定品質の探触子1を提供することができるように
なる。
の探触子1を、容器101の曲面状に形成された底面部
外側に取り付ける作業につき図10及び図11を参照し
つつ説明する。作業員は、まず、図10に示すように、
吸着面2cを上に向けた状態で探触子1を容器101の
中央部真下に位置させるようにする。このとき、作業員
は、図示するように、予め用意してあるゲル状透過シー
ト9を超音波発射・受信面7aの上に載せておく。ま
た、作業員は、目視等により探触子1の取り付け位置す
なわち容器101の底面部中央位置についてある程度の
見当をつけておくようにする。
つき若干の説明を付加しておくと、永久磁石5及び支持
金具6の組立体が取付ネジ13によって金属製保護カッ
プ3の底部に固着された状態では、永久磁石5の上面は
爪部3aの頂部よりも微小距離hだけ下方に位置するよ
うになっている。したがって、図5において既述した4
個の爪部3aの機能の発揮が永久磁石5により阻害され
ることはない(永久磁石5の上面が爪部3aの頂部より
も上方に位置したのでは、当然のことながら、爪部3a
を形成した意味がなくなる。)。また、振動子7はコイ
ルバネ8により常時上方すなわち容器101側へ向かっ
て付勢されており、超音波発射・受信面7aは永久磁石
5の上面より上方へ突出した状態となっている。
をつけた後、その見当をつけた位置に、図11に示すよ
うに、探触子1を押し付けるようにする。このとき、皿
形状の鍔部2bの周縁部付近の吸着面2cが最初に容器
101の底面部外側に接触するが、作業員はなおも探触
子1を容器101側に押し付けるようにする。すると、
容器101の底面部外側と吸着面2cとの間に形成され
る空間15内は、存在する空気の一部が外部に排出され
るため大気圧以下すなわち負圧となる。したがって、軟
質樹脂製保護ケース2の外面は大気圧によって容器10
1側に押し付けられる状態となり、前述した吸着機能に
より吸着面2cが容器101の底面部外側に吸着され
る。
近させると、コイルバネ8からの弾撥付勢により永久磁
石5の上面から突出している振動子7の超音波発射・受
信面7aがゲル状透過シート9を介して容器101の外
側底面部に接触するが、作業員はコイルバネ8の付勢力
に抗して探触子1を容器101側に押し付けるようにす
る。すると、金属製保護カップ3の底部がコイルバネ8
を圧縮すると共に永久磁石5の上面が容器101の外側
底面部に接近し、それまで永久磁石5の上面から突出し
ていた振動子7の上部付近は永久磁石5の孔5a内に沈
み込んだ状態となる。そして、ついには金属製保護カッ
プ3の爪部3aが容器101の外側底面部に接触し、探
触子1の容器101側への接近が停止される。
対する吸着力が作用しており、上記の吸着面2cの吸着
力と相まって探触子1は容器101の底面部外側に強固
に固着された状態となる。そして、作業員はこの状態で
探触子1を手でつかみ、これを動かしてみるようにす
る。このとき、もし探触子1がカタカタと音をたて、ぐ
らつくようであれば、それは4個の爪部3aの全てが同
時には容器101の外側底面部に接触していない状態す
なわち探触子1が容器101の底面部の中央位置に取り
付けられていない状態であることを示している。このよ
うな場合、作業員は探触子1を手で、矢印で示すよう
に、微小角度だけ回転させるようにする(このとき、吸
着面2cによる吸着力が強いために、探触子1を矢印方
向に回転させることができない場合は、把手部2eを指
でつまんで引き下げるようにし、空間15内の負圧状態
を解除するようにする。)。そして、探触子1がカタカ
タと音をたてずにぐらつくことがない角度を探し出し、
その位置で手を離せば、それで探触子1の容器101に
対する取付作業が終了したことになる。
の底面部外側に探触子1を押し当てて吸着させた後、探
触子1を微小角度だけ回すだけの極めて簡単なものであ
る。そして、容器101の底面部外側に対する4個の爪
部3aの接触状態に基づき、探触子1を正確に中央部真
下の位置に固着させることができる。また、ゲル状透過
シート9を用いているので、グリース状の透過材を用い
ていた従来の探触子のように曲面形成部分にこの透過材
が均一且つ隙間なく分布しているか否かを心配する必要
もない。したがって、この探触子1については、作業員
の経験年数又は熟練度等に関係なく、誰でも容易且つ正
確に容器101の底面部外側への取付を行うことが可能
になる。
ケース2に吸着面2cを形成した構成としているが、こ
の吸着面2cを省略し、代わりに吸着機能を持たないパ
ッキン部を形成する構成とすることも可能である。
脂製保護ケースで覆った金属製保護カップの開口端部に
4個の爪部を等間隔で形成し、この金属製保護カップ内
にリング形状の磁石部材を固着し、この磁石部材の孔内
に振動子を弾撥付勢した状態で配設し、振動子の超音波
発射・受信面をゲル状透過シートを介して容器の底面部
外側に当接させる構成としたので、容器の底面部外側に
取り付ける作業を容易且つ正確に行うことが可能な超音
波センサの探触子を実現することができる。
す分解斜視図。
した状態にある軟質樹脂製保護ケース2の形状を示す説
明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)
は底面図。
示す斜視図。
の説明図であり、(a)は探触子1が容器101に対し
て正規に取り付けられた状態を示し、(b)はズレて取
り付けられた状態を示している。
の説明図であり、(a)は探触子1が容器101に対し
て正規に取り付けられた状態を示し、(b)はズレて取
り付けられた状態を示している。
形状を示す斜視図。
明図であり、(a)は外観斜視図、(b)は縦断面図、
(c)は(b)の一部についての側面図。
縦断面図。
縦断面図。
た超音波液面検出装置の構成例を示す説明図。
示す断面図。
押圧する押圧手段の一例を示す説明図。
り、(a)は縦置き方式、(b)は横置き方式。
Claims (5)
- 【請求項1】液体が貯溜される容器の底面部外側に取り
付けられ、この底面部を通して超音波を液面へ向けて発
射させると共に、液面で反射した超音波をこの底面部を
通して受信する、超音波センサの探触子において、 カップ収納部が形成された軟質樹脂製保護ケースと、 前記軟質樹脂製保護ケースのカップ収納部に収納され、
前記底面部外側に接触する4個の爪部が開口端部に等間
隔で形成されている金属製保護カップと、 平坦に形成された上面が前記爪部よりもやや下方に位置
するように前記金属製保護カップ内に配設され、前記底
面部外側への取付のための充分な吸着力を有するリング
形状の磁石部材と、 前記リング形状の磁石部材の孔内に、この孔の高さ方向
における微小変位、及びこの孔の軸を中心とする微小回
動が許容されるように装着され、超音波発射・受信面が
前記底面部外側に対してゲル状透過シートを介して当接
する振動子と、 前記金属製保護カップ内に配設され、前記振動子を前記
底面部外側に対して押圧付勢するバネ部材と、 を備えたことを特徴とする超音波センサの探触子。 - 【請求項2】前記軟質樹脂製保護ケースは、 前記カップ収納部の上側にこのカップ収納部と一体的に
形成され、前記容器の底面部外側に対して押圧された場
合に底面部外側との間に形成される空間が負圧になるこ
とにより底面部外側に吸着する吸着面が形成された鍔部
を有するものである、 ことを特徴とする請求項1記載の超音波センサの探触
子。 - 【請求項3】前記振動子は、 超音波の発射及び受信を行う圧電素子と、 前記圧電素子を収納する素子収納部、及び前記バネ部材
の押圧部分を装着するバネ部材装着部が形成された硬質
樹脂製の素子ホルダーと、 を含んで構成されるものである、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波センサの
探触子。 - 【請求項4】前記素子ホルダーは、コントローラと前記
圧電素子との間を接続するリード線の一部を収納する収
納溝を有し、且つ前記素子収納部の側方へ突出するよう
に形成されたリード線保持部を有するものであり、 前記リング状の磁石部材は、この磁石部材と略同一の平
面形状を有する支持金具の固着面に固着されるものであ
り、 前記支持金具は、その下方側へ突出するように周回り方
向へ複数個形成された取付座が、前記金属製保護カップ
の底部に取り付けられたものであり、 前記リード線保持部は、前記複数個の取付座のうち互い
に隣接するいずれか一対の取付座の間に位置するように
回動可能に配設されたものであり、 前記リード線保持部が前記一対の取付座のうちのいずれ
かと係止することにより、前記素子ホルダーの一定角度
以上の回動が拘束されるようになっている、 ことを特徴とする請求項3記載の超音波センサの探触
子。 - 【請求項5】前記鍔部は、前記吸着面を前記底面部外側
から離間させ、前記空間の負圧状態を解除させるための
把手部がこの吸着面の裏側個所に形成されたものであ
る、 ことを特徴とする請求項2記載の超音波センサの探触
子。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000262630A JP3378232B2 (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 超音波センサの探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000262630A JP3378232B2 (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 超音波センサの探触子 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002071428A JP2002071428A (ja) | 2002-03-08 |
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Citations (2)
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| JP2000314651A (ja) | 1999-04-30 | 2000-11-14 | Kinseki Ltd | 液面レベル検出方法および装置 |
| JP2001336967A (ja) | 2000-05-29 | 2001-12-07 | Yamatake Corp | 超音波センサの取付構造 |
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2000
- 2000-08-31 JP JP2000262630A patent/JP3378232B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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