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JP3378639B2 - ポリメタクリル酸エステルおよびその製造方法 - Google Patents
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JP3378639B2 - ポリメタクリル酸エステルおよびその製造方法 - Google Patents

ポリメタクリル酸エステルおよびその製造方法

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JP3378639B2 JP03119394A JP3119394A JP3378639B2 JP 3378639 B2 JP3378639 B2 JP 3378639B2 JP 03119394 A JP03119394 A JP 03119394A JP 3119394 A JP3119394 A JP 3119394A JP 3378639 B2 JP3378639 B2 JP 3378639B2
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α位および場合により
付加的にω位のエステル基が鎖中に存在するエステル基
と異なる新規のポリメタクリル酸エステルに関する。更
に本発明はエステル交換によるこれらの化合物の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアクリル酸アルキルエステル(1〜
4個の炭素原子を有するアルキル基)を大部分官能性の
基を有する特別のアルコールとエステル交換することに
より得られた官能化されたポリアクリル酸エステルは、
近年数多く記載されている、たとえばドイツ連邦共和国
特許第3842201号および第3842202号およ
びドイツ連邦共和国特許出願公開第3906702号、
第4006093号、第4123478号、第4202
187号および第4224412号。これらのエステル
交換生成物は同様のコポリマーに比べて著しい利点、た
とえば著しく均一な分子量分布を有する。これらの生成
物はモノマー部分を広範に含まない。一般的にエステル
交換方法により、高分子の副生成物を形成せずにアルコ
ールのエステル成分がオレフィン二重結合を有するポリ
アクリル酸エステルの製造がまず達成される。従ってポ
リアクリル酸エステルをオレイルアルコールとおよび同
時にほかのヒドロキシル基を有する化合物とエステル交
換することは簡単に可能である。
【0003】このエステル交換方法においてはエステル
交換は多くの場合にエステル交換度約70%まで実施
し、この場合にポリマー鎖に沿ってエステル交換により
導入されたアルコールの少なくとも類似の統計学的分布
を有する生成物が得られる。
【0004】このエステル交換方法は相当するポリメタ
クリル酸アルキルエステルを用いて簡単に実施すること
ができない。
【0005】Chemical Abstracts 98(No.8,54652f)か
ら、ポリメタクリル酸エステルを大過剰のジエチルアミ
ノエタノールと150℃より高い温度で触媒としてチタ
ネートの存在下で反応させることは確かに公知である。
この場合にエステル基の一部がジエチルアミノエタノー
ルでエステル交換されたポリマーが得られる。しかしな
がらこの温度では比較的不均一の生成物が得られ、その
際、熱的分解生成物を回避することができない。
【0006】しかしながら、意外にも、反応すべきポリ
メタクリル酸エステルのための一定の構造パラメーター
を維持し、かつエステル交換の際の方法条件を適当に選
択した場合に、一方のまたは両側の末端結合したエステ
ル基をエステル交換することが可能であると判明した。
このことは、α位および場合によりω位のエステル基が
鎖中に存在するエステル基と異なる新規のポリメタクリ
ル酸エステルの製造を可能にする。
【0007】
【発明の構成】従って本発明の対象は、一般式:
【0008】
【化7】
【0009】[式中、基Rは同じかまたは異なり、か
つ1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、ペルフルオ
ロアルキル基またはジアルキルアミノアルキル基を表
し、かつ基Rは基Rを表すかまたは以下に記載され
るものを表し、基R長調節剤の基を表し、この場
合に基Rは活性の水素原子を含まず、かつaは平均し
て4以上の数であり、ただしアルコールROHはアル
コールROHより高い沸点を有し、かつ基Rの少な
くとも1つはRと異なる]で示される新規のポリメタ
クリル酸エステルである。
【0010】基R1は有利にはメチル基、ブチル基また
はオクチル基である。適当なペルフルオロアルキル基の
例はトリフルオロエチル基、ペンタフルオロプロピル
基、ノナフルオロヘキシル基およびトリデカフルオロオ
クチル基である。
【0011】R1はジアルキルアミノアルキル基を表す
こともできる。特に適当なジアルキルアミノアルキル基
の例は、ジメチルアミノエチル基およびジエチルアミノ
エチル基である。
【0012】基Rは基Rを表すことができ、または
以下に記載されるものを表し、このアルコールはエステ
ル交換反応に関してアルコールROHより高い沸点を
有しなければならない。沸点の差は10℃以上であるべ
きである。しかしながら、この場合に基Rの少なくと
も1つがRと異なるという条件が満たされなければな
らない。有利には両側の末端のR基の一方がRと異
なる。
【0013】R3は周知の鎖長調節剤の基であり、この
場合に基R3は活性の水素原子を含まない。鎖長調節剤
の例はメルカプタン、クロロホルムおよびイソプロピル
ベンゼンである。鎖長調節剤に起因するそのような基R
3の有利な例は基−SC1225である。鎖長調節剤に起
因する基のほかの例は、t−ドデシルメルカプタンから
誘導される基およびオクタデシル−およびテトラデシル
メルカプタン基である。
【0014】aは平均して4以上の数である。有利には
4〜500の値を有する。これから本発明によるポリマ
ーのために約400〜100000の分子量範囲が生じ
る。
【0015】以下の部分では基R2のための有利なもの
を記載する。
【0016】たとえばR2は有利にはR1より大きい炭素
原子数を有するアルキル基またはアルケニル基である。
炭素原子の数は30までであってもよい。この場合にア
ルキル基は場合により不活性の、たとえばハロゲン基に
より置換されていてもよい。R2はアルケニル基、有利
にはアリル基、ヘキセニル基またはオレイル基または
式:
【0017】
【化8】
【0018】の基であってもよく、この場合にR10は水
素原子またはメチル基であり、かつeは0〜10の数で
ある。
【0019】更にR2は有利には−R4−OH−基であっ
てもよく、この場合にR4は2〜20個の炭素原子を有
する二価の脂肪族の炭化水素基である。そのような基−
4−OHの例は、−(CH22−OH、−(CH24
−OHまたは−(CH26−OHである。
【0020】R2はほかの有利な形においては−(Cn
2nO−)b5−基であり、この場合にR5は水素原子、
アルキル基、アルカリール基、アルケニル基またはスル
ホプロピル基であり、nは2〜18の数であり、かつb
は1以上の数である。基R5の例はメチル基、ブチル
基、ステアリル基、アリル基、ヘキセニル基、ノニルフ
ェニル基またはオレイル基である。
【0021】nが2の場合はポリエーテル基は専らオキ
シエチレン単位を有する。nが2より大きい値の場合は
ポリエーテル基はオキシエチレン単位からなり、持ち分
に応じてオキシアルキレン単位からなり、その炭素数は
3〜18である。その際、nは2〜18の端数を含む任
意の数値をとることができる。有利にはオキシアルキレ
ンブロックはオキシエチレン単位からなり、その際、場
合によりオキシプロピレン単位のほかにオキシブチレン
単位が存在していてもよい。エステル交換生成物の親油
特性が求められる場合に、炭素数4〜18を有するオキ
シアルキレン単位が有利である。
【0022】R2はほかの有利な形では基:
【0023】
【化9】
【0024】であってもよく、この場合に、R7は炭素
鎖中の2〜4個の炭素原子を有する二価の脂肪族の炭化
水素基または基:−(Cn2nO−)mp2p−であ
り、数字は以下の値を有する。
【0025】n=2,3または4、m=1〜20、p=
2,3または4。
【0026】R8およびR9は同じかまたは異なり、かつ
それぞれ1〜18個の炭素原子を有するアルキル基を表
す。
【0027】窒素原子はプロトン化されたまたは四級化
された形で存在してもよい。
【0028】そのような基の例は、
【0029】
【化10】
【0030】である。
【0031】基R2は−(CH2cd2d+1−基を表し
てもよく、この場合にcは2〜10の数であり、かつd
は1〜12の数である。そのような基の有利な例は、−
(CH22−C613−または−(CH22−C817
である。
【0032】最終的に基R2は、基:
【0033】
【化11】
【0034】を表し、上記式中、R11は酸素原子または
硫黄原子の基を表し、R12は水素原子またはメチル基を
表し、R13はフェニル基、
【0035】
【化12】
【0036】基を表し、上記式中、R14はアルキル基、
アルキルフルオロアルキル基またはジアルキルアミノア
ルキル基を表し、この場合に窒素原子はプロトン化され
たまたは四級化された形で存在してもよく、R15はアル
キル基を表し、rは2〜6の数であり、かつfは2〜1
00の数である。
【0037】そのような基の例は、ω−ヒドロキシポリ
スチロール基、ω−ヒドロキシポリ−n−ブチルメチル
アクリレート基、ω−ヒドロキシポリ(ジエチルアミノ
エチルメタクリレート)基およびω−ヒドロキシポリビ
ニルピバレート基である。
【0038】本発明によるポリメタクリル酸エステルの
例は、
【0039】
【化13】
【0040】
【化14】
【0041】
【化15】
【0042】である。
【0043】一般式Iの新規のポリメタクリル酸エステ
ルが、たとえばほかの媒体とのその相容性を所望の方法
で変更できることにより使用技術的にきわめて重要であ
ることは当業者には明らかである。このことは疎油性、
親水性およびよごれにくい特性に適用される。エステル
交換のために使用されるアルコールを適当に選択するこ
とにより静電防止特性を達成することができる。エステ
ル交換のために使用されるアルコールが付加的に官能性
のおよびほかの反応を達成できる基、たとえばOH−基
または−CH=CH2−基を有する場合は、本発明によ
る生成物を更に反応させてABAまたは(AB)xの種
類のブロックポリマーを生じる可能性が存在する。これ
により新規のブロックポリマーの製造が可能である。
【0044】本発明のもう1つの対象は、本発明による
式Iの新規のポリメタクリル酸エステルの製造方法であ
る。本発明による方法は、鎖長調節剤の存在下でのラジ
カル重合により得られた、一般式:
【0045】
【化16】
【0046】(基R1、R3および指数aはすでに記載さ
れたものを表す)のポリメタクリル酸エステルを、式R
2OHのアルコールと70〜150℃の温度で、場合に
より溶剤の存在下で、周知の非塩基性のエステル交換触
媒を添加して、ポリメタクリル酸エステルとR2OHの
モル比が1:1〜1:5、有利には1:1〜1:2でエ
ステル交換することを特徴とする。
【0047】この方法条件において、エステル交換を、
使用されるモル比に応じて1つのみのまたは両側の末端
のメタクリル酸エステル基で実施することは意外であ
る。鎖中に存在するメタクリル酸エステルはエステル交
換しないかまたは完全に副次的な、無視できる範囲のみ
でエステル交換する。もちろん、このための前提はアル
カリメチラートのような塩基性のエステル交換触媒、多
くの過剰の式R2OHのアルコールおよび150℃より
高い反応温度を使用しないことである。
【0048】有利なエステル交換触媒はアルキルチタネ
ート、アルキルジルコネート、ジアルキル錫アセテート
ハロゲニドまたはジアルキル錫ジアルキルエステルであ
り、これらはポリメタクリル酸エステルに対して0.1
〜2重量%の量で使用する。特に適当な触媒の例は、イ
ソプロピルチタネート、n−プロピルジルコネート、ジ
ブチル錫アセテートクロリド、ジブチル錫ジアセテート
およびジブチル錫ジラウレートである。
【0049】反応温度は70〜150℃、有利には10
0〜130℃である。
【0050】反応は溶剤を使用してまたは使用せずに実
施することができる。溶剤を使用する場合は70〜14
0℃の沸騰範囲を有するトルエン、キシレンまたはベン
ジンフラクションが該当する。
【0051】
【実施例】本発明による化合物の製造を以下の実施例に
より詳細に説明する。
【0052】例1A ラジカル重合によるポリメチルメタクリレートの製造
(本発明によらない) トルエン100gおよびメチルメタクリレート542g
(約5.4モル)中のアゾジイソ酪酸ニトリル2.04
gおよびn−ドデシルメルカプタン102gの溶液を3
時間以内でトルエン70gを満たした反応器に供給し
た。その際予め入れた溶剤は100℃の温度を有し、か
つ窒素雰囲気下で存在した。引き続きメチルエチルケト
ン13.6gに溶かしたアゾジイソ酪酸ニトリル1.3
6gを再び同じ分量で1時間以内で更に供給した。最終
的に反応混合物を100℃の一定の温度でなお1時間更
に加熱した。反応が終了した後で溶剤および残留モノマ
ーを130℃/1トルで蒸留した。無色の粘性の液体が
残留した。ゲルクロマトグラフィー分析から、得られた
ポリマーに関して、数平均分子量MnGPC1110およ
び重量平均分子量MwGPC1700が得られた。それに
より不均一係数は1.53であった。残留モノマー含量
は0.1%未満であった。
【0053】例2A〜例5A ラジカル重合による種々の分子量のポリメチルメタクリ
レートの製造(本発明によらない) 例1Aに記載と同様の方法を実施した、ただし固体濃
度、開始剤の量および連鎖移動剤の量を第1表に記載の
ように低下した。以下の第1表にゲル浸透クロマトグラ
フィー分析からの数平均分子量および重量平均分子量を
記載した。得られた残留モノマー含量はすべての場合に
0.1%未満であった。
【0054】
【表1】
【0055】例6Aおよび例7A ラジカル重合によるポリ−n−ブチルメタクリレートの
製造(本発明によらない) 例1Aに記載と同様の方法を実施した、ただしメチルメ
タクリレートの代わりにn−ブチルメタクリレートを使
用した。例7Aでは更にn−ドデシルメルカプタン10
2gの代わりにt−ドデシルメルカプタン102gを使
用した。
【0056】ゲルクロマトグラフィー分析から、得られ
たポリマー6A/7Aに関して数平均分子量MnGPC
165/1120および重量平均分子量MwGPC167
8/1670が得られ、それにより不均一係数は1.4
4/1.49であった。残留モノマー含量は0.1%未
満で得られた。
【0057】例8A ラジカル重合によるポリ−2−エチル−ヘキシルメタク
リレートの製造(本発明によらない) 例1Aに記載と同様の方法を実施した、ただしメチルメ
タクリレートの代わりに2−エチルヘキシルメタクリレ
ート542g(2.8モル)を使用した。
【0058】ゲルクロマトグラフィー分析から、得られ
たポリマーに関して、数平均分子量MnGPC1173お
よび重量平均分子量MwGPC1572が得られ、それに
より不均一係数は1.34であった。残留モノマー含量
は0.1%未満で得られた。
【0059】例9A ラジカル重合によるメチルメタクリレート−n−ブチル
メタクリレートコポリマーの製造(本発明によらない) 例1Aに記載と同様の方法を実施した、ただしメチルメ
タクリレートの代わりにメチルメタクリレート542g
(5.4モル)およびn−ブチルメタクリレート542
g(3.8モル)の混合物を使用した。
【0060】ガスクロマトグラフィー分析から、得られ
たコポリマーに関して、数平均分子量MnGPC2080
および重量平均分子量MwGPC2900が得られ、それ
により不均一係数は1.64であった。残留モノマー含
量は0.1%未満で得られた。
【0061】例1B α−メチル−ω−ヒドロキシポリエチレンオキシドの製
造(本発明によらない) メタノール64g(約2モル)およびカリウムメチラー
ト23g(約0.33モル)を反応器に入れた。純粋窒
素で入念に洗浄した後で110℃に加熱し、かつエチレ
ンオキシド2360g(約54モル)を反応器内部温度
120℃および圧力6バールを上回らないようにすばや
く加えた。エチレンオキシドを完全に導入した後で一定
の圧力で後反応の終了を示すまで温度を115℃に維持
した。最終的に未反応のモノマーを80〜90℃で真空
下で除去した。
【0062】得られた生成物を燐酸を用いて中和し、か
つ水を蒸留により、生じた燐酸カリウムを濾過補助物質
と一緒に濾過により除去した。仮定した官能価1でのヒ
ドロキシル価の算定により得られた分子量MOHZは10
15であった。
【0063】例2B α−メチル−ω−ヒドロキシエチレンオキシドプロピレ
ンオキシドコポリマーの製造(本発明によらない) 例1Bに記載と同様の方法を実施した、ただしメタノー
ル32g(約1モル)およびカリウムメチラート34g
(約0.46モル)および、エチレンオキシドの代わり
にエチレンオキシド4196g(約95モル)およびプ
ロピレンオキシド739g(約12.7モル)の混合物
を使用した。
【0064】仮定した官能価1でのヒドロキシル価の算
定により得られた分子量MOHZは2940であった。
【0065】例3B α−スルホプロピル−ω−ヒドロキシポリエーテルの製
造(本発明によらない) まず例1Bに記載と同様の方法を実施した、ただし出発
アルコールとしてカリウムメチラート7g(約0.1モ
ル)のほかにアリルアルコール58g(約1モル)およ
びエチレンオキシド1016g(約23.1モル)およ
びプロピレンオキシド303.6g(約5.2モル)の
量を使用した。
【0066】仮定した官能価1でのヒドロキシル価の算
定により得られた分子量は1190であり、ヨウ素価か
らアリルポリエーテル90.1%の収率を推定できた。
【0067】得られたα−アリルオキシ−ω−ヒドロキ
シポリエーテル1190g(約1モル)に水660g、
エタノール376gおよび酢酸マンガン0.8gを加
え、かつ30重量%の苛性ソーダ溶液でpH値8.1に
調整した。25℃の温度で4時間以内で水270g中の
ピロ亜硫酸ナトリウム114g(0.6モル)の溶液を
同時に微分散した空気を10l/hの量で導入しながら
加えた、その際、pH値を30重量%苛性ソーダ溶液を
より多く添加することにより7.5〜8.5の範囲内に
維持した。後反応の2時間後希釈した燐酸で中和し、か
つポリエーテルスルホネートを後処理した。
【0068】得られた生成物のヒドロキシル価から、仮
定した官能価1で分子量1280が得られた。得られた
硫黄含量から98%の転化率が示され、ヨウ素価95%
から算定した酸価は0.5であった。
【0069】例4B ω−ヒドロキシポリスチレンの製造(本発明によらな
い) キシレン100gを窒素雰囲気下で撹拌機を有する反応
器内で120℃に加熱した。そのため3時間以内で温度
を120℃に維持してスチレン1560g(約15モ
ル)、1−メルカプトエタノール−2 78.1g(約
1モル)、アゾジイソ酪酸ジニトリル4.1gおよび乾
燥したキシレン310gの混合物を加えた。混合物の添
加が終了した後で後反応を約15分間実施し、引き続き
メチルヒドロキノン0.16gを加えた。真空中の蒸留
(60〜80℃/20トル)により過剰のスチレン、1
−メルカプトエタノール−2およびキシレンを分離し
た。キシレンを満たした後で、得られたω−ヒドロキシ
ポリスチレンの無色の粘性の溶液が約62重量%の濃度
で得られた。
【0070】ゲルクロマトグラフィー分析から、数平均
分子量MnGPC870および重量平均分子量MwGPC13
80が得られた。それにより不均一係数は1.59であ
った。蒸気圧オスモメトリーによりMnOsm820の値
が得られた。ヒドロキシル価を介して得られた分子量M
OHZ875を使用して、ゲルクロマトグラフィー分析か
ら官能価FGPC=0.99および蒸気圧オスモメトリー
による分析からFOsm=0.94が得られた。
【0071】例5B ω−ヒドロキシポリ−2−エチルヘキシルメタクリレー
トの製造(本発明によらない) 例4Bに記載と同様の方法を実施した、ただしスチレン
の代わりに2−エチルヘキシルメタクリレート520g
(約2.6モル)、1−メルカプトエタノール−2 2
9.3g(約0.37モル)のほかにキシレン252g
およびアゾジイソ酪酸ジニトリル0.275gを使用し
た。反応温度は100℃であった。
【0072】ゲルクロマトグラフィー分析から、数平均
分子量MnGPC1250および重量平均分子量MwGPC
075が得られた。それにより不均一係数は1.66で
あった。蒸気圧オスモメトリーによりMnOsm1270
の値が得られた。ヒドロキシル価を介して得られた分子
量MOHZ1310を使用して官能価FGPC=0.95およ
び蒸気圧オスモメトリー分析からFOsm=0.97が得
られた。
【0073】例1C ポリメチルメタクリレート−ブロック−ポリエチレンオ
キシドコポリマーの製造(本発明による) 例1Aからのポリメチルメタクリレート1110g(約
1モル)、例1Bからのポリエーテル1015g(約1
モル)およびトルエン475gを純粋窒素下で反応器内
で約120℃に加熱し、その際溶剤を同時に微量の水を
除去しながら蒸留した。約100℃でイソプロピルチタ
ネート4.25gを加え、その後すぐにわずかのトルの
真空に調整し、同時に反応器内部温度を約140℃に高
めた。開始した反応の際に生じたメタノールをすぐに吸
引濾過により除去した。1時間の反応時間後イソプロピ
ルチタネート4.25gの2回目の添加を実施した。約
6時間後メタノールが形成され、それとともに反応が終
了した。
【0074】得られたメタノール量に関しての留出物の
ガスクロマトグラフィー分析から定量的な反応が推定で
きた。ゲル浸透クロマトグラフィー分析により得られた
数平均分子量MnGPCは2026であり、重量平均分子
量MwGPCは2634であり、それにより不均一係数
1.30が算定された。
【0075】触媒の加水分解により得られた水溶性の生
成物はわずかに黄味がかっており、かつ融点約36℃を
有し、その密度は1.12g/cm3であり、引火点1
96℃を有した。
【0076】例2C〜例9C ポリメタクリレート−ブロック−ポリアルキレンオキシ
ドコポリマーの製造(本発明による) 原則的に例1Cに記載と同様の方法を実施した、ただし
種々のポリメタクリレートおよびポリアルキレンオキシ
ドを使用した。以下の第2表にポリメタクリレートの種
類および量と並んでポリアルキレンオキシドの種類およ
び量を記載した。更にこの表には、ゲル浸透クロマトグ
ラフィーから得られた数平均分子量Mnおよび不均一係
数を記載した。ヒドロキシル価の算定およびゲル浸透ク
ロマトグラフィー分析から十分に定量的な反応を導き出
すことができた。
【0077】
【表2】
【0078】例10C 末端のステアリル基を有するポリメチルメタクリレート
の製造(本発明による) 例1Aからのポリメチルメタクリレート1110g(約
1モル)、ステアリルアルコール1350g(約5モ
ル)およびトルエン475gを純粋窒素下で反応器内で
125℃に加熱し、その際同時に微量の水を除去しなが
ら溶剤を蒸留した。引き続き130℃に加熱し、かつジ
ブチル錫アセテートクロリド23gを添加した。良好に
混合した後で10トルの真空に調整した。遊離したメタ
ノールをすぐに吸引濾過により除去し、かつ冷却トラッ
プで凝縮した。130℃で約5時間後メタノールが形成
され、それとともに反応が終了した。
【0079】留出物中のメタノールの重量分析およびガ
スクロマトグラフィー分析により、モル比1:1.10
のポリマーと脂肪アルコールの反応が示された。ガスク
ロマトグラフィー分析およびヒドロキシル価の算定によ
りモル比1:1.04の反応が示された。
【0080】例11C 2つの末端のステアリル基を有するポリメチルメタクリ
レートの製造(本発明による) 例10Cに記載と同様の方法を実施した、ただし触媒と
してジブチル錫クロリドアセテートの代わりにイソプロ
ピルチタネート23gを使用し、かつ反応を150℃の
温度で実施した。
【0081】留出物中のメタノールの重量分析およびガ
スクロマトグラフィー分析によりモル比1:1.95の
ポリマーと脂肪アルコールの反応が示された。生成物の
ガスクロマトグラフィー分析およびヒドロキシル価の算
定によりモル比1:1.97の反応が示された。
【0082】例12C 末端のジエチルアミノエチル基を有するポリ−n−ブチ
ルメタクリレートおよびそのプロトン化されたまたは四
級化された誘導体の製造(本発明による) 例7Aからのポリ−n−ブチルメタクリレート1165
g(約1モル)、ジエチルアミノエタノール117g
(約1モル)およびキシレン500gを純粋窒素下で還
流冷却器を装備した反応器内で140℃に加熱し、その
際溶剤を常圧下で、明らかに微量の水がもはや存在しな
くなるまで蒸留した。引き続き130℃でイソプロピル
チタネート2.1gを添加し、かつ撹拌した。遊離した
n−ブタノールをフラクションにより未反応のジエチル
アミノエタノールから分離し、かつ除去した。反応時間
1時間後および3時間後に再びそれぞれ同じ量の触媒を
添加した。頭部温度135℃を達成した後で、すなわち
約7時間後に反応が終了した。
【0083】n−ブタノールの重量分析およびガスクロ
マトグラフィー分析ならびに黄色の生成物のガスクロマ
トグラフィー分析およびヒドロキシル価の算定により約
96%d.Th.の転化率が示された。
【0084】キシレン性溶液として得られた生成物12
3.5g(約0.1モル)中で溶剤を蒸留により除去
し、かつその位置でn−プロパノールを投入した。その
後酢酸6.0g(約0.1モル)を添加し、かつ1時間
以内で撹拌した。10%水溶液の引き続き測定したpH
値は6.7であった。
【0085】n−プロパノールに溶かした生成物617
g(約0.5モル)を加圧反応器内で純粋窒素下で12
0℃に加熱した。それに続いて塩化メチルを、圧力4バ
ールを生じるまで導入した。調整された圧力を120℃
で4時間維持した。引き続き室温に冷却し、かつ過剰の
塩化メチルを除去した後で黄色の生成物が得られた。
【0086】クロリド含量およびアミン価の算定から9
5%または99%d.Th.の転化率が示された。
【0087】例13C 末端のアルケニル基を有するポリメチルメタクリレート
の製造(本発明による) 例1Aからのポリメチルメタクリレート1110g(約
1モル)、1−ヘキセノール−6 100g(約1モ
ル)およびトルエン1200gを純粋窒素下で精留塔を
装備した反応器内で110℃以上に加熱し、その際溶剤
を常圧下で、明らかに微量の水がもはや存在しなくなる
まで蒸留した。引き続き125℃でイソプロピルチタネ
ート2.4gを添加した。今や遊離したメタノールをフ
ラクションによりトルエンから分離し、引き続き凝縮し
た。反応時間1時間および3時間後に再びそれぞれ同じ
量の触媒を添加した。頭部温度110℃を達成した後
で、すなわち約6時間後に反応が終了した。
【0088】メタノールの重量分析およびガスクロマト
グラフィー分析により98%の反応が示された。黄色の
生成物のガスクロマトグラフィー分析およびヒドロキシ
ル価の算定により97%または98%の転化率が示され
た。
【0089】例14C 末端のペルフルオロアルキル基を有するポリメチルメタ
クリレートの製造(本発明による) 例1Aからのポリメチルメタクリレート1110g(約
1モル)、ペルフルオロオクチルエタノール464g
(約1モル)およびトルエン475gを純粋窒素下で精
留塔を装備した反応器内で110℃以上に加熱し、その
際、溶剤を常圧下で、明らかにもはや微量の水が存在し
なくなるまで蒸留した。引き続き125℃でイソプロピ
ルチタネート2.4gを添加した。今や遊離したメタノ
ールをフラクションによりトルエンから分離し、引き続
き凝縮した。反応時間1時間および3時間後それぞれ同
じ量の触媒を再び添加した。頭部温度110℃を達成し
た後で、すなわち約6時間後に反応が終了した。
【0090】留出物中のメタノールの重量分析およびガ
スクロマトグラフィー分析により97%d.Th.の反
応が示された。わずかに黄味がかった生成物のガスクロ
マトグラフィー分析およびヒドロキシル価の算定により
99%または97%d.Th.の転化率が示された。
【0091】例15C ポリメチルメタクリレート−α,ω−ジオールの製造
(本発明による) 例1Aからのポリメチルメタクリレート1110g(1
モル)、ヘキサンジオール−1,6 354g(約3モ
ル)およびキシレン1400gを純粋窒素下で精留塔を
装備した反応器内で145℃に加熱し、その際溶剤を常
圧下で明らかにもはや微量の水が存在しなくなるまで蒸
留した。引き続き145℃でイソプロピルチタネート
3.7gを添加した。今や遊離したメタノールをフラク
ションによりトルエンから分離し、引き続き凝縮した。
反応時間1時間および3時間後それぞれ同じ量の触媒を
添加した。頭部温度135℃を達成した後で、すなわち
約12時間後に反応が終了した。
【0092】留出物中のメタノールの重量分析およびガ
スクロマトグラフィー分析によりポリマーとジオールの
1:1.6のモル比に相当する反応が示された。未処理
の反応生成物のガスクロマトグラフィー分析および20
%塩化ナトリウム水溶液でたびたび洗浄した後で得られ
た無色の透明な生成物のヒドロキシル価の算定により
1:1.7のモル比に相当する反応が示された。蒸気圧
オスモメトリーから得られた分子量1310およびヒド
ロキシル価により官能価1.65を算定することができ
た。
【0093】例16C ポリエチルヘキシルメタクリレート−ブロック−ポリス
チレンコポリマーの製造(本発明による) 例8Aからのポリ−2−エチルヘキシルメタクリレート
1173g(約1モル)、例4Bからのポリスチレンモ
ノオール870g(約1モル)およびトルエン875g
を純粋窒素下で反応器内で真空下(1トル)で130℃
に加熱し、その際溶剤および場合により存在する微量の
水を蒸留した。引き続き145℃でイソプロピルチタネ
ート8.8gを添加した。遊離した2−エチルヘキサノ
ールを吸引濾過により除去し、かつドライアイスを満た
した2つの冷却トラップで凝縮した。約10時間後反応
が終了し、このことは2−エチルヘキサノールの遊離の
終了で明らかであった。
【0094】2−エチルヘキサノールの重量分析および
ガスクロマトグラフィー分析により96%d.Th.の
反応が示された。黄色の生成物のガスクロマトグラフィ
ー分析およびヒドロキシル価の算定により95%d.T
h.の転化率が示された。ゲル浸透クロマトグラフィー
分析から数平均分子量MnGPC2010および重量平均
分子量MwGPC2940が得られ、これにより不均一係
数1.46が得られた。蒸気圧オスモメトリー分析によ
り数平均分子量MnOsm2230が得られた。
【0095】例17C ポリメチルメタクリレート−ブロック−ポリ−2−エチ
ルヘキシルメタクリレートコポリマーの製造(本発明に
よる) 例1Aからのポリメチルメタクリレート1110g(約
1モル)、例5Bからのポリ−2−エチルヘキシルメタ
クリレートモノオール1250g(約1モル)およびト
ルエン1037gを例16Cに記載と同様に反応させ
た。
【0096】メタノールの重量分析およびガスクロマト
グラフィー分析により98%d.Th.の転化率が示さ
れた。黄色の生成物のヒドロキシル価の算定により95
%d.Th.より高い転化率が示された。ゲルクロマト
グラフィー分析から数平均分子量MnGPC2320およ
び重量平均分子量MwGPC3640が得られ、これから
不均一係数1.57が得られた。蒸気圧オスモメトリー
分析から数平均分子量MnOsm2270が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 欧州特許出願公開523480(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 20/12 - 20/40 C08F 8/14 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: 【化1】 [式中、 基Rは同じかまたは異なり、かつ1〜8個の炭素原子
    を有するアルキル基、ペルフルオロアルキル基またはジ
    アルキルアミノアルキル基を表し、かつ基Rは基R
    を表すか、または基R は基R より大きな炭素原子数
    を有するアルキル基またはアルケニル基を表し、アルケ
    ニル基が式: 【化2】 で示される基を表し、この場合に 10 が水素原子また
    はメチル基を表し、かつeが0〜10の数であるかまたは基R が−R −OH−基を表し、この場合にR
    が2〜20個の炭素原子を有する二価の脂肪族の炭化
    水素基を表すか、または 基R が−(C 2n O)
    −基を表し、この場合にR が水素原子、アルキル
    基、アルカリール基、アルケニル基またはスルホプロピ
    ル基を表し、nが2〜18の数であり、かつbが1以上
    の数であるか、または 基R が基: 【化3】 を表し、上記式中、 は炭素鎖中の2〜4個の炭素原子を有する二価の脂
    肪族の炭化水素基または基:−(C 2n O−)
    2p −を表し、nが2,3または4の数であり、m
    が1〜20の数であり、pが2,3または4の数であ
    り、 およびR は同じかまたは異なり、それぞれ1〜1
    8個の炭素原子を有するアルキル基を表し、この場合に
    窒素原子はプロトン化されたまたは四級化された形で存
    在してもよく、または 基R が−(CH
    2d+1 −基を表し、この場合にcが2〜10の数であ
    り、dが1〜12の数であるか、または 基R が基: 【化4】 を表し、上記式中、 11 は酸素原子または硫黄原子の基を表し、 12 は水素原子またはメチル基を表し、 13 はフェニル基、 【化5】 基を表し、上記式中、 14 はアルキル基、アルキルフルオロアルキル基また
    はジアルキルアミノアルキル基を表し、この場合に窒素
    原子はプロトン化されたまたは四級化された形で存在し
    てもよく、 15 はアルキル基を表し、 rは2〜6の数であり、かつ fは2〜100の数であ
    り、 基R長調節剤の基を表し、この場合に基Rは活
    性の水素原子を含まず、かつaは平均して4以上の数で
    あり、ただしアルコールROHはアルコールROH
    より高い沸点を有し、かつ基Rの少なくとも1つはR
    と異なる]で示されるポリメタクリル酸エステル。
  2. 【請求項2】 請求項記載のポリメタクリル酸エステ
    ルを製造する方法において、鎖長調節剤の存在でのラジ
    カル重合により得られた、一般式: 【化6】 (式中、基R、Rおよび指数aはすでに記載された
    ものを表す)のポリメタクリル酸エステルを、式R
    Hのアルコールと、70〜150℃の温度で、 剤を使
    用してまたは使用せずに塩基性エステル交換触媒を
    添加して、ポリメタクリル酸エステルとROHのモル
    比が1:1〜1:5でエステル交換することを特徴とす
    るポリメタクリル酸エステルの製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリメタクリル酸エステルとROHの
    モル比が1:1〜1:2でエステル交換を実施する請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 エステル交換触媒としてアルキルチタネ
    ート、アルキルジルコネート、ジアルキル錫アセテート
    ハロゲニドまたはジアルキル錫ジアルキルエステルをポ
    リメタクリル酸エステルに対して0.1〜2重量%の量
    で使用する請求項または記載の方法。
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