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JP3384880B2 - 写真製版における焦点合わせ方法 - Google Patents
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JP3384880B2 - 写真製版における焦点合わせ方法 - Google Patents

写真製版における焦点合わせ方法

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JP3384880B2 JP18490594A JP18490594A JP3384880B2 JP 3384880 B2 JP3384880 B2 JP 3384880B2 JP 18490594 A JP18490594 A JP 18490594A JP 18490594 A JP18490594 A JP 18490594A JP 3384880 B2 JP3384880 B2 JP 3384880B2
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真製版における焦点
合わせ方法に関するものである。より特定的には、ステ
ップアンドリピートによりマスクパターンを縮小投影レ
ンズを通してウエハ表面の所定領域ごとに連続的に転写
する露光方法において、その所定領域ごとに露光光の照
射前に露光光の焦点合わせを行なう焦点合わせ方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】マスクに描画されたパターンをレジスト
に転写する投影露光装置の1つに縮小投影露光装置があ
る。この縮小投影露光装置では、ステップアンドリピー
ト方式が採用され、この方式を実現できる機構が備えら
れている。
【0003】ステップアンドリピート方式とは、マスク
パターンをレジストに転写する場合、2次元に移動でき
るX−Yステージ上のウエハを定寸送りするたびごとに
露光する方法である。以下、この縮小投影露光装置にお
ける露光方法について説明する。
【0004】図8は、一般的な縮小投影露光装置の露光
の様子を示す図である。図8を参照して、光源511か
ら水銀ランプの光(g線またはi線)がコンデンサレン
ズ513を介してガラスマスク(レティクル)515に
照射される。このガラスマスク515を通過した光は、
縮小投影レンズ501を通じてウエハ50上のフォトレ
ジストに映される。
【0005】このような縮小投影露光装置では、1回
(1ショット)で露光できる領域が15mm×15mm
前後である。このため、ウエハ50の位置がX−Yステ
ージ502によりX、Y方向に順次自動的に移動され
て、1ショットごとにウエハ50が露光される。
【0006】なお、ウエハ50は、X−Yステージ50
2上に真空固定されている。このようにステップアンド
リピート方式により1ショットごとにウエハを露光して
いく方式は、一括転写方式に比べてスループットは低い
が、投影面積を絞った分だけ、同程度の大きさで、開
口数(NA)の大きなレンズを使用することができるた
め解像性と寸法制御性とに優れたパターンが得られる、
投影面積が小さい分だけ、レンズによる像の歪み(デ
ィストーション)を小さく抑えることができるため、高
精度の位置合わせが可能である、という特徴を有してい
る。この縮小投影露光装置を用いてウエハ上に露光処理
を施し、解像度の高いパターンを形成する場合、特に露
光処理前における露光光の焦点合わせが重要となる。こ
の露光光の焦点合わせは、通常、縮小投影露光装置に設
けられたオートフォーカス機構により行なわれる。
【0007】図9は、縮小投影露光装置に用いられる一
般的なオートフォーカス機構の構成を概略的に示す図で
ある。図9を参照して、オートフォーカス機構は、発光
ダイオード(LED)503と、コンデンサレンズ50
4と、投影スリット505と、投影レンズ506と、受
光レンズ507と、振動子508と、受光スリット50
9と、ディテクタ510とを有している。
【0008】発光ダイオード503から発するレーザ光
がコンデンサレンズ504を通過し、投影スリット50
5を介して、さらに投影レンズ506を通じてウエハ5
0の表面に入射させられる。ウエハ50の表面で反射し
たレーザ光は受光レンズ507を通じて振動子508に
よって所定角度で反射させられた後、受光スリット50
9を介してディテクタ510によって受け止められる。
このディテクタ510によってレーザ光の強度が検出さ
れる。
【0009】なお、この露光光の焦点合わせが行なわれ
る状態において、ウエハ50上にはフォトレジストが塗
布されている。
【0010】このディテクタによって検出されたレーザ
光の強度によって、ウエハ50のレーザ光が照射された
位置における表面の高さ位置が検出される。この表面高
さ位置に対して露光光の焦点が最適となるように、縮小
投影レンズ501に対してX−Yステージ502がZ方
向(高さ方向)に上下する。これによって、ウエハ50
のレーザ光が照射された表面が、縮小投影レンズ501
に対して最適な位置となるように調整される。
【0011】次に、1つの縮小投影露光装置におけるウ
エハの処理工程について説明する。図10は、縮小投影
露光装置におけるウエハの処理工程を概略的に示すフロ
ー図である。また図11は、図10の焦点合わせ工程1
30における段差測定工程131bと焦点位置調整工程
133とをより詳細に示すフロー図である。
【0012】また図12は、複数個のショット領域より
なる露光領域と未露光領域とを示すウエハの概略平面図
である。図13は、1ショット内におけるレーザ光の照
射位置を説明するための概略平面図である。
【0013】主に図10を参照して、まず縮小投影露光
装置に半導体ウエハが搬入される(ステップ110)。
つまり、ウエハがX−Yステージに載置され真空固定さ
れる。このウエハに、転写すべきマスクパターンを正し
く重ね合わせるアライメント操作が行なわれる(ステッ
プ120)。この状態でウエハに対する焦点合わせが行
なわれる(ステップ130)。この焦点合わせ工程13
0は、段差測定工程131bと焦点位置調整工程133
とからなっている。
【0014】まず段差測定工程131bにおける段差
(ΔF)の測定に際し、所定数のショットが特定され
る。つまり図12を参照して、ウエハ表面の露光領域5
7は、複数個のショット55(一点鎖線で囲む領域)よ
りなっている。このショット55は、縮小投影露光装置
のステップアンドリピート方式で1回に露光されるべき
領域である。ショット55は、一般にチップとなるべき
領域(以下、チップ領域と称する)51とこのチップ領
域間に位置するダイシングライン領域53とを含む。こ
のような複数個のショット55のうちから所定数のショ
ット55が特定されるのである。
【0015】主に図11を参照して、特定されたショッ
ト55のうち1つのショット55の中央部(ショットセ
ンタ)の高さ位置FA が測定される(ステップ20
1)。つまり図13を参照して、ショット55の略中央
部とみなせる位置55aにレーザ光70が照射され、図
9で説明したようにこのレーザ光70の反射光の強度に
より高さ位置FA が検出される。
【0016】次に、X−YステージがX、Y方向に所定
量移動する(ステップ203:図11)。これにより、
図13においてレーザ光70の照射位置が、中央部55
aから同一ショット55内で所定量移動された基準位置
55bに設定される。この基準位置55bは、ショット
55内におけるウエハ表面の略平坦な領域63に位置す
るよう設定される。
【0017】チップ領域内においては、繰返しパターン
領域の表面は他の領域に比べて平坦である。このため、
チップがたとえばDRAM(Dynamic Random Access Me
mory)の場合には、繰返しパターン領域であるメモリセ
ル領域MC上に基準位置55bが設定される。
【0018】次に、この基準位置55bにレーザ光70
が照射され、この位置55bの高さ位置FB が測定され
る(ステップ205:図11)。
【0019】次に、ショットセンタ55aの高さ位置F
A と基準位置55bの高さ位置FBとにより、これらの
高さ位置の差ΔFが求められる(ステップ207:図1
1)。つまり図14を参照して、高さ位置の差ΔFは、
基準面となる基準位置55bの高さ位置FB からショッ
トセンタ55aの高さ位置FA を引いた値(FB
A )である。
【0020】なお図14は、ウエハの部分断面図を示し
ており、1ショット55内に2つのチップ領域51とダ
イシングライン領域53とが含まれる構成を示してい
る。また図14は、ショットセンタ55aがダイシング
ライン領域DL、基準位置55bがメモリセル領域MC
である場合を示している。
【0021】なお、ショットセンタがメモリセル領域M
Cとなる場合には、図15に示すようになる。この図1
5は、1ショット内に3つのチップ領域51とダイシン
グライン領域53とが含まれる構成を示している。
【0022】次に特定されたすべてのショットにおい
て、高さ位置の差ΔFの算出が繰返される(ステップ2
09:図11)。特定されたすべてのショットにおいて
高さ位置の差ΔFの算出が終了した場合には、各ショッ
ト内での高さ位置の差(ΔF)の平均値ΔFave が演算
される(ステップ211:図11)。
【0023】このように特定されたショット内でのΔF
ave が算出された後に、図10に示すようにステップア
ンドリピート方式により各ショットごとに焦点位置調整
(ステップ133)と、この焦点位置に焦点を合わせた
露光(ステップ140)とが行なわれる。
【0024】主に図11を参照して、焦点位置調整工程
133では、まず露光されるべき各ショットごとのショ
ットセンタの高さ位置FA1が測定される(ステップ22
1)。
【0025】次に、このショットセンタの高さ位置FA1
と、上述の段差測定工程131bで得られた高さ位置の
差の平均値ΔFave と、フォーカスオフセットFO とに
より最適フォーカス位置が決定される(ステップ22
3:図11)。つまり図14を参照して、ショットセン
タの高さ位置FA1に平均値ΔFave とフォーカスオフセ
ットFO とが加えられ(FA1+ΔFave +FO )、最適
フォーカス位置(面)F S が決定される。
【0026】次に、この最適フォーカス位置FS に露光
光の焦点が合うように、縮小投影レンズに対してX−Y
ステージがZ方向(高さ方向)に上下させられる(ステ
ップ225:図11)。
【0027】主に図10を参照して、この後、上述の1
ショット分の露光が施されて、フォトレジストにマスク
パターンが転写される(ステップ140)。
【0028】次に、X−Yステージが、次のショットが
露光可能となるようにX、Y方向に移動する(ステップ
150)。このようにして、複数個のショットについ
て、この焦点位置調整工程133と露光工程140とが
繰返し行なわれる(ステップ160)。
【0029】すべてのショットについてマスクパターン
の転写が行なわれた後、ウエハが縮小投影露光装置から
搬出される(ステップ170)。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】従来の写真製版におけ
る焦点合わせ方法においては、高さ位置の差ΔFを算出
するに当たり、基準面として基準位置55bの高さ位置
B が求められる。この基準面の高さ位置FB は最適フ
ォーカス位置を求める際の基準となる数値であるため、
その数値は正確であることが望まれる。このため、チッ
プ内の他の領域に比較して平坦な表面を有する繰返しパ
ターン領域が基準面として採用される。つまり、繰返し
パターン領域の表面は比較的平坦であるため、その領域
に高さ位置測定のためのレーザ光が照射されても反射光
の強度が表面段差の影響を受けにくく、ゆえに正確な表
面高さ位置を得ることが可能となる。
【0031】しかし、基準面として繰返しパターン領域
を用いても、高集積化を推し進めた場合には、パターン
形状の不良などの問題が生じる。以下、そのことについ
て詳細に説明する。
【0032】 高さ位置測定のために用いられるレー
ザ光のスポット70の寸法は、図13に示すようにウエ
ハ上にて、長さL:2mm、幅W:150μmである。
このため、このレーザ光が照射される繰返しパターン領
域63は少なくともレーザ光スポット70の寸法分の平
面占有面積を有していなければならない。すなわち、繰
返しパターン領域63がレーザ光スポット70の寸法分
の面積を有していれば、図16に示すようにレーザ光7
0aは繰返しパターン領域63のみに入射・反射され
る。それゆえ、基準面となる繰返しパターン領域63の
高さ位置を正確に測定することができる。
【0033】しかし仮に、繰返しパターン領域63がレ
ーザ光スポット70の寸法分の面積を有していなけれ
ば、図17に示すようにビームスポット70が繰返しパ
ターン領域63からはみ出してしまう。この場合には、
高さ位置の異なる領域61にもレーザ光70aが照射さ
れることになるため、反射されたレーザ光70aの強度
が変化し、正確な高さ位置を測定できなくなる。
【0034】 また、IC(Integrated Circuit) の
中には、ASIC(Application Specific Integrated
Circuit)等のロジックLSIのように、繰返しパターン
領域のような平坦とみなせる領域がない場合もある。こ
のような場合には、レーザ光の照射により基準面となる
べき領域の正確な高さ位置が測定できない。
【0035】これまでの0.8μm程度までの設計ルー
ルでは、設計ルールに対して、露光装置の性能に余裕が
あり、焦点深度が十分にあったため、このようなASI
C等のロジックLSIでは、各品種ごとのフォーカス設
定をせず、同じ設計ルールの製品については一律のフォ
ーカス設定をしてきた。ところが、高集積化による素子
の微細化が進んだ現在では、0.6μm以下の設計ルー
ルで素子が作成されるようになり、よりシビアな焦点深
度の設定が求められるようになった。
【0036】このような微細な設計ルールの下では、
、のように基準面の正確な高さ位置が測定できない
と、露光光の焦点位置を最適な焦点位置に合わせること
ができない。そのため、パターニングの形成時において
パターン形状の不良などを生じてしまう。
【0037】それゆえ、本発明の目的は、高集積化によ
りパターンが微細化されても、パターン形状の良好な素
子を形成できる写真製版における焦点合わせ方法を提供
することである。
【0038】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の写真製
版における焦点合わせ方法は、ステップアンドリピート
によりマスクパターンを縮小投影レンズを通してウエハ
表面の所定領域ごとに連続的に転写することにより、露
光光の照射された複数個の所定領域よりなる第1の領域
と露光光の照射されない第2の領域とを有するようにウ
エハ表面を露光するために、所定領域ごとに露光光の照
射前に露光光の焦点合わせを行なう写真製版における焦
点合わせ方法において、以下の工程を備えている。
【0039】まず複数個の所定領域のうちの特定された
所定領域内の第1の所定位置における表面高さ位置が測
定される。そして第2の領域内の第2の所定位置におけ
る表面高さ位置が測定される。そして第1の所定位置に
おける表面高さ位置と第2の所定位置における表面高さ
位置との高さ位置の差が算出される。そして複数個の所
定領域のうちから任意に選ばれた所定領域内の第1の所
定位置に対応する第3の所定位置における表面高さ位置
が測定される。そして高さ位置の差と第3の所定位置に
おける表面高さ位置とにより、任意に選ばれた所定領域
における最適フォーカス位置が決定される。そして最適
フォーカス位置に露光光の焦点が合うようにウエハと縮
小投影レンズとの位置関係が調整される。第1の領域は
露光領域であり、第2の領域は未露光領域である。
【0040】
【0041】請求項に記載の写真製版における焦点合
わせ方法では、ウエハは、複数個のチップ領域を含み、
チップ領域のすべては第1の領域内に位置している。
【0042】請求項に記載の写真製版における焦点合
わせ方法では、第2の領域はウエハ表面の周辺部に位置
し、第1の領域を取囲んでいる。
【0043】請求項に記載の写真製版における焦点合
わせ方法では、第2の領域は第1の領域に取囲まれるよ
うに形成された部分を含んでいる。
【0044】
【作用】本発明の写真製版における焦点合わせ方法で
は、未露光領域内の下に位置するウエハ表面が基準面と
されている。この領域は露光光の照射されない領域であ
り、チップが形成されない領域であるため、表面は実質
的に平坦である。また、この領域では、照射されるレー
ザ光のスポットがはみ出ないような寸法を確保すること
も容易である。このため、基準面の高さ位置を正確に測
定することが可能となる。したがって、素子が高集積化
されても、写真製版におけるパターン形状の不良が生じ
難い。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。
【0046】本発明の実施例における露光工程は、図1
0に示す従来の露光工程と比べて、特に焦点合わせ工程
(ステップ130)が異なる。
【0047】図1は、本発明の実施例における焦点合わ
せ工程を段差測定工程と焦点位置調整工程とに分けて示
すフロー図である。図2は、ウエハにおける露光領域と
未露光領域とを示す平面図である。また図3は、図2の
ウエハの一部拡大平面図である。
【0048】図1を参照して、縮小投影露光装置に半導
体ウエハが搬入され、アライメントが行なわれた後、複
数個のショットのうちから所定数のショットが特定され
る。つまり図2を参照して、ウエハ50の複数個のショ
ット55のうちからたとえば斜線で示すショット55
A、55B、55C、55Dが特定される。
【0049】なお、すべてのショット55よりなる領域
57は、露光光が照射される、いわゆる露光領域となる
べき領域であり、それ以外の領域59は、露光光が照射
されない、いわゆる未露光領域となるべき領域である。
またショット55内には、チップ領域51とチップ領域
間に位置するダイシングライン領域53とが含まれてい
る。
【0050】次に、特定されたショット55のうちの1
つのショット55の中央部の高さ位置FA が測定される
(ステップ1:図1)。つまり図3を参照して、たとえ
ば特定されたショット55Aの略中央部とみなせる位置
(ショットセンタ)55aにレーザ光70が照射され、
このレーザ光70の反射光の強度により高さ位置が測定
される。
【0051】次に、X−YステージがX、Y方向に所定
量移動する(ステップ3:図1)。これにより、図3に
示すようにレーザ光70の照射位置が、ショット外であ
って未露光領域59内の基準位置61Aに設定される。
【0052】次に、この基準位置61Aにレーザ光70
が照射され、その反射光の強度により、この位置61A
の高さ位置FB が測定される(ステップ5:図1)。
【0053】次に、特定されたショット55Aのショッ
トセンタ55aと未露光領域59の基準位置61Aとの
高さ位置の差ΔFが求められる(ステップ7:図1)。
つまり図4を参照して、高さ位置の差ΔFは、基準面と
なる基準位置55Cの高さ位置FB からショットセンタ
55aの高さ位置FA を引いた値(FB −FA )であ
る。
【0054】なお図4は、ウエハの部分断面図であり、
ショットセンタ55aが周辺領域PCである場合を示し
ている。また、ショットセンタがダイシングライン領域
DLである場合には、図5に示すようになる。
【0055】次に、その他の特定されたすべてのショッ
ト55B、55C、55Dにおいて、上述の方法により
この高さ位置の差ΔFの算出が繰返される(ステップ
9:図1)。特定されたすべてのショットにおいて高さ
位置の差ΔFが算出された場合には、各ショットでの高
さ位置の差(ΔF)の平均値ΔFave が演算される(ス
テップ11:図1)。
【0056】このように特定されたショットでの高さ位
置の差の平均値ΔFave が算出された後に、図10に示
すようにステップアンドリピート方式により各ショット
ごとに焦点位置調整(ステップ133)と、焦点位置に
焦点を合わせた露光(ステップ140)とが行なわれ
る。
【0057】主に図1を参照して、焦点位置調整工程1
33では、まず露光されるべき各ショットのショットセ
ンタの高さ位置FA1が測定される(ステップ21)。
【0058】次に、このショットセンタの高さ位置FA1
と、上述の段差測定工程で得られた高さ位置の差の平均
値ΔFave と、フォーカスオフセットFO とにより最適
フォーカス位置FS が決定される(ステップ23:図
1)。つまり、図4を参照して、ショットセンタの高さ
位置FA1に、平均値ΔFave とフォーカスオフセットF
O とが加えられ(FA1+ΔFave +FO )、最適フォー
カス位置(面)FS が決定される。
【0059】なお、フォーカスオフセットFO は予め求
められている。次に、この最適フォーカス位置FS に露
光光の焦点が合うように、縮小投影レンズに対してX−
YステージがZ方向(高さ方向)に上下させられる(ス
テップ25:図1)。
【0060】この後、図10を用いて説明したように露
光が行なわれ(ステップ140)、各ショット毎に順
次、焦点合わせと露光とが施されていく。なお、これ以
外の工程は従来の工程とほぼ同様であるためその説明は
省略する。
【0061】本実施例における写真製版における焦点合
わせ方法では、図2に示すように未露光領域59内に位
置するウエハ50の所定表面61A、61B、61C、
61Dが基準面とされている。この未露光領域59で
は、パターンが形成されないため、その表面は実質的に
平坦である。また未露光領域59では、1ショット55
分の寸法は確保できないものの、1ショット55内の繰
返しパターン領域よりも大きい平面占用面積を確保する
ことが可能である。このため、未露光領域59では、照
射されるレーザ光のスポットがはみ出ないような大きさ
を有する領域を確保することが容易である。またDRA
MやASICなどのチップの種類に関係なく、表面が平
坦な領域が確保できる。それゆえ、基準面の高さ位置を
正確に測定することができ、この基準面の高さ位置から
正確な最適焦点位置が得られる。従って、素子が高集積
化された場合でも、写真製版時にパターン形状の不良が
生じ難い。
【0062】なお、本実施例においては、図2に示すよ
うに、ウエハ50の主要表面をショット55の領域とし
て確保し、ショット55の寸法を確保できない部分を未
露光領域59とした構成について説明した。しかしなが
ら、本発明はこの構成に限られない。つまり、本来なら
ばショット55として設定されるべき領域を、露光光を
照射しない未露光領域としてもよい。たとえば図6、図
7において斜線で示す領域59a、59b、59c、5
9d、59e、59fを未露光領域として設け、この未
露光領域59a〜59f内に基準面となる基準位置を設
定してもよい。
【0063】なお、図6では、この未露光領域59a〜
59dは、本来ならショットとして露光領域の最外周に
位置する領域である。また図7では、未露光領域59
e、59fは、露光領域の比較的中央部に近い位置にあ
り、その周囲をショット領域55に取囲まれる位置に設
定されている。
【0064】
【発明の効果】本発明の写真製版における焦点合わせ方
法では、未露光領域内のウエハ表面が基準面とされてい
る。この領域は露光光の照射されない領域であり、チッ
プが形成されない領域であるため、表面は実質的に平坦
である。また、この領域では、照射されるレーザ光のス
ポットがはみ出ないような寸法に確保することが容易で
ある。このため、基準面の高さ位置を正確に測定するこ
とができ、ゆえに素子が高集積化されても、パターン形
状の不良が生じ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の焦点合わせ工程を詳細に示すフロー
図である。
【図2】 複数個のショット領域よりなる露光領域と未
露光領域とを示すウエハの概略平面図である。
【図3】 図2のウエハの一部を拡大して示す平面図で
ある。
【図4】 ショットセンタが周辺回路領域に設定された
場合の最適焦点位置の算出を説明するためのウエハの概
略断面図である。
【図5】 ショットセンタがダイシングライン領域に設
定された場合の最適焦点位置の算出を説明するためのウ
エハの概略断面図である。
【図6】 未露光領域を本来の露光領域の外周部に設け
た場合のウエハの概略平面図である。
【図7】 未露光領域を本来の露光領域の中央部に設け
た場合の概略平面図である。
【図8】 縮小投影露光装置における露光の原理を説明
するための概略斜視図である。
【図9】 縮小投影露光装置におけるオートフォーカス
機構を説明するための概略側面図である。
【図10】 縮小投影露光装置におけるウエハの一般的
な処理工程を示すフロー図である。
【図11】 従来の写真製版における焦点合わせ工程を
詳細に示すフロー図である。
【図12】 ショット領域が設定されたウエハの構成を
概略的に示す平面図である。
【図13】 1ショット内におけるレーザ光の照射位置
を説明するための概略平面図である。
【図14】 ショットセンタがダイシングライン領域に
設定された場合の従来の最適焦点位置の算出を説明する
ためのウエハの概略断面図である。
【図15】 ショットセンタがメモリセル領域に設定さ
れた場合の従来の最適焦点位置の算出を説明するための
ウエハの概略断面図である。
【図16】 繰返しパターン領域にレーザ光が照射され
ている場合を示す概略側面図である。
【図17】 繰返しパターン領域からはみ出してレーザ
光が照射されている場合を示す概略側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−44210(JP,A) 特開 平2−207521(JP,A) 特開 平2−198130(JP,A) 特開 平1−286418(JP,A) 特開 平6−36991(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/207

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップアンドリピートによりマスクパ
    ターンを縮小投影レンズを通してウエハ表面の所定領域
    ごとに連続的に転写することにより、露光光の照射され
    た複数個の前記所定領域よりなる第1の領域と露光光の
    照射されない第2の領域とを有するように前記ウエハ表
    面を露光するために、前記所定領域ごとに露光光の照射
    前に露光光の焦点合わせを行なう、写真製版における焦
    点合わせ方法において、 複数個の前記所定領域のうちの特定された前記所定領域
    内の第1の所定位置における表面高さ位置を測定する工
    程と、 前記第2の領域内の第2の所定位置における表面高さ位
    置を測定する工程と、 前記第1の所定位置における表面高さ位置と前記第2の
    所定位置における表面高さ位置との高さ位置の差を算出
    する工程と、 複数個の前記所定領域のうちから任意に選ばれた前記所
    定領域内の前記第1の所定位置に対応する第3の所定位
    置における表面高さ位置を測定する工程と、 前記高さ位置の差と前記第3の所定位置における表面高
    さ位置とにより、任意に選ばれた前記所定領域における
    最適フォーカス位置を決定する工程と、 前記最適フォーカス位置に露光光の焦点が合うように前
    記ウエハと前記縮小投影レンズとの位置関係を調整する
    工程とを備え 前記第1の領域は露光領域であり、前記第2の領域は未
    露光領域である、 写真製版における焦点合わせ方法。
  2. 【請求項2】 前記ウエハは複数個のチップ領域を含
    み、前記チップ領域のすべては前記第1の領域内に位置
    している、請求項1に記載の写真製版における焦点合わ
    せ方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の領域は前記ウエハ表面の周辺
    部に位置し、前記第1の領域を取囲んでいる、請求項1
    に記載の写真製版における焦点合わせ方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の領域は前記第1の領域に取囲
    まれるように形成された部分を含む、請求項1および
    のいずれかに記載の写真製版における焦点合わせ方法。
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