JP3385907B2 - プラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネルの製造方法Info
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
レイパネルの製造方法に係り、特にパネルの放電空間の
排気及びガス充填を行なうための通気管の取付け方法、
及び排気、ガス充填方法に関するものである。放電空間
に対する排気及びガス充填は、ガス放電空間に通ずるよ
う一方の平面基板に開けられる小径の通気孔に、筒状の
通気管(チップ管)を介して行なわれる。通気管は確実
な排気及びガス充填を行なうために、基板に隙間なく取
り付けると共に、取付け後の強度も確保する必要があ
る。
法、更には取付け後の排気、充填工程における通気管の
強度確保を実現する方法の提供が求められている。
有するプラズマディスプレイパネル(以下PDPと称す
る)の外観斜視図である。PDP21は、図6に示すよ
うに、ガラス材よりなる前面基板22と背面基板23と
が、所定の放電空間を有するように貼り合わせてなる。
この貼り合わせは両基板の周辺部に塗布されるシール材
24によって行なわれ、この周辺部封止により閉塞され
た放電空間を有するパネル外囲器が構成される。
びガス充填工程は、例えば背面基板23に予め開けられ
る通気孔25に通ずるように、中空の通気管28を固着
した状態で行なわれる。尚、表示領域30におけるカラ
ー表示を実現するため、一対の基板の内表面には、図示
していないが、マトリクス配列の放電セルを構成する電
極やそれを放電空間より絶縁する誘電体層、放電領域
(放電セル)を画定する隔壁、更に隔壁内に蛍光体等が
適宜配設されている。
るための断面図である。従来は、図7(a)に示すよう
に、固着部にガラスペースト等の融着材29を被着させ
た通気管28を準備して、この通気管28を図7(b)
に示す状態となるように、背面基板23の通気孔25が
形成される部分に、作業者が位置合わせをしながら垂直
に押し当てるように配設する。その後、更に融着材29
aを補充塗布する。
接着力と自重とにより、図7(b)に示す状態を保持し
ている。以上のように、図7(b)の状態とした後、加
熱処理を行うことにより融着材29,29aを溶融し、
これを冷却することにより固化させて、背面基板23上
への通気管28の固着を完了する。
排気炉中に通気管28を固着したPDP21を搬入し、
通気管28に配管を接続することにより行なう。そして
ガス充填が終了すると、ガスバーナー等により通気管2
8の先端部を溶かすことにより、放電空間26を完全に
塞ぐ。
に融着材29を被着し、その通気管28を背面基板23
上に配設し、更に融着材29aを補充塗布するという従
来の通気管の取付け方法は、人手による作業が主体の工
程であるため、融着材の塗布量、塗布状態、及び配設す
る状態等に誤差が生ずることがあり、誤差が大きい場合
には、固着部分が完全に密閉しない等、排気及びガス充
填に致命的な欠陥の要因となる。
を要すると共に、手間のかかるものとなっていた。ま
た、通気管28を背面基板23上に配設した後、加熱溶
融した融着材29が固化して、通気管28の固着が完了
するまで、それを保持する手段がないため、不安定な通
気管28に外力を加えるようなことはできない。
板を垂直方向に立てること、或いは背面基板23が下方
に向くように反転させるようなこともできない。従っ
て、通気管取付け工程に続く排気工程等を一連の工程と
して処理することができない。即ち、通気管の取付け工
程を完了させるまでは、次工程への搬送等を行なうこと
ができないため効率が悪い。
通気管取付けでありながら、ガラス基板への配設状態等
のばらつきを抑えることのできる通気管取り付け方法の
提供を目的とする。
本発明の通気管取り付け方法では、基板に形成された通
気孔に棒状の位置決め治具を直立して固定させる工程、
通気管を位置決め治具に嵌合させて基板上に直立させる
工程、通気管と基板とをクリップで挟持して仮固定した
後、位置決め治具を基板の通気孔から抜き取る工程、通
気管を基板に融着材により固着させる工程、を順次行な
う構成を採用している。
本発明のプラズマディスプレイの製造方法によれば、基
板の通気孔に直立するように固定される位置決め治具を
用いて、通気管を基板上の所定位置に配設するため、簡
単に安定した通気管配設を行なうことが可能となる。
照しながら詳細に説明する。図1及び図2は、通気管取
付け工程を示す本発明の第一実施例を説明するための断
面図である。プラズマディスプレイパネル(以下PDP
と称する)1は、図1に示すように、ガラス材からなる
前面基板2と背面基板3とを所定の間隙を介して対向配
置しかつ基板周辺をシール材4により封止することで、
閉塞された放電空間6を有するパネル外囲器を構成す
る。放電空間6を排気及びガス充填するための通気管8
は次のようにしてパネル外囲器に固定される。
予め形成された通気孔5に、棒状の位置決め治具7を挿
入し直立させる。この位置決め治具7は、耐熱性を有す
ると共に少なくとも挿入部分が弾性変形する材料で構成
され、かつ背面基板3の通気孔5より僅かに大きく形成
される挿入部を有し、この挿入部を通気孔5に圧入する
ことで背面基板3上に直立して固定できる。
通気管8を、矢印の如く位置決め治具7に、作業者或い
は挟持アームを有する自動装置等を用いて差し込むこと
により、背面基板3の通気孔を囲むように配設する。プ
リフォーム9及び通気管8は、位置決め治具7の直径よ
りも大きな内径を有するものであり、スムーズな差し込
みを可能としている。
2に示す。本実施例の如く位置決め治具7を用いて通気
管8を背面基板3上に配設する方法によれば、通気管8
を位置決め治具7に差し込むという簡単な作業により、
背面基板3上の所定位置、即ち通気孔5に対向する位置
に正確に通気管8を配設することが可能となる。
加熱及び冷却処理を行なうことにより、プリフォーム9
を溶融、固化させて、通気管8を背面基板3上に固着す
る。プリフォーム9は、低融点ガラスを主成分とする粉
末を成形用型にて、熱処理することで成形したものであ
り、例えば400℃程度に加熱処理することで溶融し、
これを350℃程度に冷却することで固化する。
融により、通気管8と背面基板3とが接着した状態とな
り、冷却によりそのまま固化させることで、背面基板3
上に通気管8を固着することができる。以上のように、
融着材としてプリフォーム9を用いることにより、融着
材の使用量にもばらつきが生じることなく、前述した配
設位置の正確さと合わせて安定した固着を実現すること
ができる。
固化して、前面基板2と背面基板3との封止が同時に行
なわれる。背面基板3上に通気管8が固着された後、圧
入にて背面基板3の通気孔5に固定されていた位置決め
治具7を抜き取り、放電空間6内の排気、及びガス充填
が可能な状態とする。
可能であるが、固着された通気管8に触れることがない
ように、垂直方向への抜き取りができる挟持アーム等を
有する自動装置を用いることが好ましい。また溶融した
プリフォーム9が位置決め治具7に接触した場合、位置
決め治具7の抜き取りが困難になるため、プリフォーム
9が完全に乾燥する前、即ち溶融状態で抜き取りを行な
う。
を配置し、通気管8を介して所定の排気処理を行なうこ
とにより、放電空間6内を真空状態にし、続いて同様に
通気管8を介して放電用のガスを充填する。放電用ガス
の充填が完了すると、ガスバーナー等により通気管5の
先端部を溶かして閉塞させる。図3は、本発明の第二実
施例を説明するための断面図及び平面図であり、図1及
び図2と同一部分には、同一符号を付している。
て、更に確実且つ効率良い通気管取付けを可能にするた
めの方法であり、図3に示すように、クリップ10を使
用することを特徴としている。背面基板3の通気孔5に
位置決め治具7を挿入固定して、プリフォーム9及び通
気管8を差し込むことにより、通気管8を背面基板3上
に配設するまでは、前述の実施例と同様であるため、説
明は省略する。
後、図3に示すように、通気管8を背面基板3に仮固定
するためのクリップ10をセットする。クリップ10
は、金属性のバネ材からなるもので、図3(a)から明
らかなように、外側に張り出した通気管8の裾部8a
と、前面基板2表面を所定の圧力をもって挟持すること
により、通気管8を背面基板3上に仮固定している。
ップ10は通気管8を逃げる切欠き部10aを有するよ
う構成されており、その両側の裾部8aを押さえること
で、確実な固定を行なっている。このように、クリップ
10で通気管8を仮固定し、位置決め治具7を抜き取っ
た状態で、加熱処理することにより、プリフォーム9を
溶融させて通気管8と背面基板3との接着を行ない、そ
の後、冷却することで溶融したプリフォームを固化させ
る。
圧力をもって、通気管8を仮固定させて、通気管8と背
面基板3との固着を行なうため、通気管8が加圧及び安
定した状態で確実な固着が可能となる。また、クリップ
10にて仮固定されているため、通気管と背面基板との
完全な固着を行なう前に、排気用の真空ヘッド等を通気
管に取付けて、排気準備を行なうことができる。
め治具9を取り外した後、図示せぬ排気用炉内に配置
し、通気管8に真空排気用の真空ヘッドを取り付けた状
態において、加熱及び冷却することでプリフォーム9の
溶融及び固化を行ない、その後連続して排気処理を行な
うことができる。従って、加熱冷却することで完全な通
気管の固着を行なった後、排気炉へ移して排気工程を実
施する従来の方法に比べて効率が向上する。更に加熱処
理を位置決め治具7の抜き取り後に行なうため、プリフ
ォーム9が位置決め治具7に溶着することがない。
めの断面図であり、通気管取付けと排気とを一連の工程
で行なう第二実施例を更に安定して実施するための排気
炉内の状態を示すものである。本実施例は、第二実施例
同様、位置決め治具9(図3参照)を用いて、プリフォ
ーム9及び通気管8を背面基板3に配設し、クリップ1
0をセットした後、排気炉20内で、図4に示すような
排気準備状態とする。
内の排気及びガス充填を行なうための真空ヘッド11が
備えられており、クリップ10でパネル外囲器に仮固定
された通気管8に接続される。真空ヘッド11は、図4
に示すように、配管14を介して真空ポンプ15及びガ
ス供給源17に連結されており、その内部は通気管8と
の接続時の密閉状態を保つOリング12と、配管14と
一体でOリング12に接触すると共に、通気管8の接続
部となる押圧ブロック13とで構成されている。
ることにより、通気管8と押圧ブロック13に密着し
て、真空ヘッド1内おける通気管8と押圧ブロック13
との接続部の密閉状態を確保する。配管14に連結され
る真空ポンプ16とガス供給源17は、開閉弁15の制
御によって切り換えられるよう構成されている。尚、図
4では真空ポンプ16及びガス供給源17は、排気炉2
0内に位置しているが、実際は排気炉20の外部に備え
られるものである。
において、支持バネ18を介して排気炉20の上壁に揺
動可能に接続されている。これは、排気工程等におい
て、熱歪みによるPDP1の振動で、通気管8に応力が
加わった場合に、これを吸収するためのものである。以
上説明したように、通気管8を配設するPDP1を、図
4に示す状態とした後、排気炉20内が400℃程度の
温度となるように、加熱処理することで、プリフォーム
9を溶融させ、350℃程度に温度を下げることで溶融
したプリフォームを固化させて通気管8と背面基板3と
を固着する。
するため、通気管8の背面基板3への固着と同時に、前
面基板2と背面基板3とのシール材4による封止も行な
われる。続いて、開閉弁15を真空ポンプ16に対して
開状態にすると共に、真空ポンプ16を作動させること
により、配管14及び通気管8、通気孔5を介して、P
DP1の放電空間6内を真空排気する。この時、排気炉
20内の温度は、350℃に保持されている。
たところで、排気炉20内を常温に戻すと共に、開閉弁
15を切り換えて、ガス供給源17側に開状態とする。
ガス供給源17は、所定の圧力で放電ガスを供給してお
り、排気同様、配管14及び通気管8、通気孔5を介し
て、放電空間6内に放電ガスが充填される。最後に、ク
リップ10を外し、ガスバーナー等を用いて通気管8の
先端を溶かすことで放電空間6を完全に塞ぐ。
施例同様、通気管8の背面基板3への取付け(固着)
と、排気及びガス充填とを、排気炉20内で一連の工程
として行なうことができるため、作業効率が向上する。
更に、本実施例では、通気管8に接続される真空ヘッド
11が揺動可能になるように、その上部の配管14が矢
印a,bの如く変化する支持バネ18により支持されて
いるため、通気管8がPDP1の変動に追随できる。
固着工程や、排気工程等において、熱歪みを要因として
PDP1が変動した場合、通気管8は、支持バネ18の
作用により、PDP1の動きに合わせて動作することに
なり、通気管8と背面基板3との固着部に加わる応力を
抑制することができるため、通気管8の破損を防止する
ことが可能となる。
支持バネ18を排気炉20の上壁に固定したが、支持バ
ネの構成は、これに限定されるものではない。図5は、
支持バネの変形例を説明するための断面図である。図5
(a)は、略コ字状で一端が排気炉20の上壁に固定さ
れ、他端が自由端となった支持バネ18aを備え、支持
バネ18aと配管14との間を金属紐18bで連結する
ものである。
aに如く撓むと共に、金属紐18bが矢印bの如く揺動
するため、真空ヘッド11を揺動可能に支持している。
図5(b)は、第三実施例で説明したコイル状の支持バ
ネ18と同様な支持バネ18cを用いるものであるが、
支持棒19を介して排気炉20の横壁に固定されてい
る。この例は、排気炉20の構造等の理由により、上壁
に固定できないような場合に採用されるものであり、そ
の効果は、第三実施例及び図5(a)の例と同様であ
る。
て、支持バネは、配管14と排気炉20との間を固定す
るものであるが、真空ヘッド11及び通気管8が所定範
囲で揺動可能に支持できれば良く、例えば真空ヘッド1
1に支持バネを固定することもできる。
製造方法によれば、基板の通気孔に直立するように固定
される位置決め治具を用いて、通気管を当該基板上の所
定位置に配設するため、簡単な方法でありながら、基板
上の所定位置に確実且つ安定して通気管の配設を行なう
ことが可能となる。
(1)である。
(2)である。
平面図である。
ある。
断面図である。
る。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 放電空間を形成する一対の基板の内の少
なくとも一方の基板に通気孔を設け、かつ該通気孔に連
通するように通気管が融着材で前記基板に固着されたプ
ラズマディスプレイパネルの製造方法において、 前記通気管を基板に固着する際、前記基板の通気孔に棒
状の位置決め治具を直立させて固定し、この状態で通気
管を位置決め治具に嵌め込んで基板上に直立させるとと
もに該通気管と前記基板とをクリップで挟持して仮固定
した後、前記位置決め治具を基板の通気孔から抜き取
り、当該通気管を前記融着材により基板に固着する こと
を特徴とする プラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項2】 ドーナツ状に成形された融着材を前記通
気管に先立って前記位置決め治具に嵌合し、該融着材を
通気管と基板との間に介在させることを特徴とする請求
項1記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項3】 放電空間を形成する一対の基板の内の少
なくとも一方の基板に通気管を設けて当該放電空間に対
する排気及び放電ガスの充填を行なうプラズ マディス
プレイパネルの製造方法において、 前記一方の基板に形成された通気孔に、棒状の位置決め
治具を直立して固定させる工程と、 前記通気管を前記位置決め治具に嵌合させて前記基板上
に直立させる工程と、 前記通気管と前記基板とをクリップで挟持して仮固定す
る工程と、 前記位置決め治具を前記基板の通気孔から抜き取る工程
と、 排気炉内において排気用配管と前記通気管とを接続した
後、該排気炉を加熱及び冷却することにより融着材を溶
融し固化させて前記通気管と基板とを固着させる工程
と、 を含んでなることを特徴とするプラズマディスプレイパ
ネルの製造方法。 - 【請求項4】 前記通気管に接続される排気用配管は、
揺動可能な状態で支持されていることを特徴とする請求
項3記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11279697A JP3385907B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11279697A JP3385907B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002321430A Division JP3680276B2 (ja) | 2002-11-05 | 2002-11-05 | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10302619A JPH10302619A (ja) | 1998-11-13 |
| JP3385907B2 true JP3385907B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=14595743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11279697A Expired - Fee Related JP3385907B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3385907B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4540224B2 (ja) * | 2000-01-07 | 2010-09-08 | 日本電気硝子株式会社 | タブレット一体型ガラス管 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP11279697A patent/JP3385907B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH10302619A (ja) | 1998-11-13 |
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