JP3386730B2 - 中空構造物における遮断・補強具 - Google Patents
中空構造物における遮断・補強具Info
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空構造物にお
ける遮断・補強具に関し、主として複数枚のパネルによ
って中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボディのロッ
カーパネル、ピラー、ルーフサイドパネル等の中空パネ
ルの制振・防音や剛性等を高めるための中空構造物にお
ける遮断・補強具に関する。
ける遮断・補強具に関し、主として複数枚のパネルによ
って中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボディのロッ
カーパネル、ピラー、ルーフサイドパネル等の中空パネ
ルの制振・防音や剛性等を高めるための中空構造物にお
ける遮断・補強具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、中空の箱形閉じ断面に構成され
た車両ボディのロッカパネルのような中空パネルの制振
・防音や剛性等を高めるために、同一出願人によって、
図10〜図12に示すような中空構造物における遮断・
補強具110が開発されている。すなわち、図10〜図
12に示すように、遮断・補強具110は、一対の支持
部材130と、ブロック状の発泡性基材111とを備え
ている。一対の支持部材130は、その取付板131に
おいて、中空パネル101の中空室106の長手方向に
所定の間隔を隔ててスポット溶接等によって取り付けら
れる。これら一対の支持部材130には、中空室106
の長手方向に直交する方向の支持板132を有し、これ
ら支持板132の間にはブロック状の発泡性基材111
が配設される。そして、発泡性基材111が外部加熱に
よって発泡して発泡体120となることで中空室106
を遮断し、かつ中空パネル101の剛性を高めるように
なっている。なお、中空パネル101は、インナパネル
102と、アウタパネル104とが、その相互のフラン
ジ103、105においてスポット溶接されることで、
中空の箱形閉じ断面に形成されている。
た車両ボディのロッカパネルのような中空パネルの制振
・防音や剛性等を高めるために、同一出願人によって、
図10〜図12に示すような中空構造物における遮断・
補強具110が開発されている。すなわち、図10〜図
12に示すように、遮断・補強具110は、一対の支持
部材130と、ブロック状の発泡性基材111とを備え
ている。一対の支持部材130は、その取付板131に
おいて、中空パネル101の中空室106の長手方向に
所定の間隔を隔ててスポット溶接等によって取り付けら
れる。これら一対の支持部材130には、中空室106
の長手方向に直交する方向の支持板132を有し、これ
ら支持板132の間にはブロック状の発泡性基材111
が配設される。そして、発泡性基材111が外部加熱に
よって発泡して発泡体120となることで中空室106
を遮断し、かつ中空パネル101の剛性を高めるように
なっている。なお、中空パネル101は、インナパネル
102と、アウタパネル104とが、その相互のフラン
ジ103、105においてスポット溶接されることで、
中空の箱形閉じ断面に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対象となる
中空パネル101が、断面積の比較的大きい車両ボディ
のロッカーパネルである場合、その発泡性基材111に
おいても断面積が大きいブロック状に形成されたものが
用いられる。断面積が大きいブロック状の発泡性基材1
11は、その中心部まで加熱発泡するために要する時間
が長くなるとともに、発泡性基材111の中心部近傍に
おいて発泡不良が生じやすい等の問題点があった。
中空パネル101が、断面積の比較的大きい車両ボディ
のロッカーパネルである場合、その発泡性基材111に
おいても断面積が大きいブロック状に形成されたものが
用いられる。断面積が大きいブロック状の発泡性基材1
11は、その中心部まで加熱発泡するために要する時間
が長くなるとともに、発泡性基材111の中心部近傍に
おいて発泡不良が生じやすい等の問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、発
泡性基材の加熱発泡に要する時間を短縮化すると共に、
発泡性基材の発泡不良を防止することができる中空構造
物における遮断・補強具を提供することである。
泡性基材の加熱発泡に要する時間を短縮化すると共に、
発泡性基材の発泡不良を防止することができる中空構造
物における遮断・補強具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、請求項1に記載されたとおりの構成
を要旨とする。したがって、発泡性基材が外部加熱によ
って発泡する際、その発泡性基材を構成している複数の
発泡性板状部は、相互の対向面の間に設けられた隙間に
よって、熱伝達よく加熱される。このため、複数の発泡
性板状部は、短時間においてそれぞれ所要とする発泡倍
率で良好に発泡する。そして、複数の発泡性板状部の発
泡による発泡体の周縁部が中空室の内周壁面に良好に密
着する。このようにして、中空室が発泡体によって遮断
されされることで、中空構造物の制振・防音や剛性等が
効率良く高められる。しかも、前記複数の発泡性板状部
と、前記連結部とが共に発泡性材料によって一体成形さ
れている。このようにして、複数の発泡性板状部と連結
部とを備えた発泡性基材が一体成形されることで、部品
点数や組付工数が増加する不具合が生じない。
に、第1の発明は、請求項1に記載されたとおりの構成
を要旨とする。したがって、発泡性基材が外部加熱によ
って発泡する際、その発泡性基材を構成している複数の
発泡性板状部は、相互の対向面の間に設けられた隙間に
よって、熱伝達よく加熱される。このため、複数の発泡
性板状部は、短時間においてそれぞれ所要とする発泡倍
率で良好に発泡する。そして、複数の発泡性板状部の発
泡による発泡体の周縁部が中空室の内周壁面に良好に密
着する。このようにして、中空室が発泡体によって遮断
されされることで、中空構造物の制振・防音や剛性等が
効率良く高められる。しかも、前記複数の発泡性板状部
と、前記連結部とが共に発泡性材料によって一体成形さ
れている。このようにして、複数の発泡性板状部と連結
部とを備えた発泡性基材が一体成形されることで、部品
点数や組付工数が増加する不具合が生じない。
【0006】第2の発明は、請求項2に記載されたとお
りの構成を要旨とする。したがって、発泡性基材が外部
加熱によって発泡する際、その発泡性基材を構成してい
る複数の発泡性板状部は、相互の対向面の間に設けられ
た隙間によって、熱伝達よく加熱される。このため、複
数の発泡性板状部は、短時間においてそれぞれ所要とす
る発泡倍率で良好に発泡する。そして、複数の発泡性板
状部の発泡による発泡体の周縁部が中空室の内周壁面 に
良好に密着する。このようにして、中空室が発泡体によ
って遮断されされることで、中空構造物の制振・防音や
剛性等が効率良く高められる。しかも、前記複数の発泡
性板状部のうち、隣接する発泡性板状部の一方の発泡性
板状部の対向面には連結凹部が凹設され、他方の発泡性
板状部の対向面には、前記連結凹部に先端部が嵌挿され
かつ前記隣接する発泡性板状部を所定の隙間を隔てて結
合する連結凸部が凸設されている。このため、発泡性板
状部を所望とする数だけ連結して使用することができ、
使い勝手に優れる。
りの構成を要旨とする。したがって、発泡性基材が外部
加熱によって発泡する際、その発泡性基材を構成してい
る複数の発泡性板状部は、相互の対向面の間に設けられ
た隙間によって、熱伝達よく加熱される。このため、複
数の発泡性板状部は、短時間においてそれぞれ所要とす
る発泡倍率で良好に発泡する。そして、複数の発泡性板
状部の発泡による発泡体の周縁部が中空室の内周壁面 に
良好に密着する。このようにして、中空室が発泡体によ
って遮断されされることで、中空構造物の制振・防音や
剛性等が効率良く高められる。しかも、前記複数の発泡
性板状部のうち、隣接する発泡性板状部の一方の発泡性
板状部の対向面には連結凹部が凹設され、他方の発泡性
板状部の対向面には、前記連結凹部に先端部が嵌挿され
かつ前記隣接する発泡性板状部を所定の隙間を隔てて結
合する連結凸部が凸設されている。このため、発泡性板
状部を所望とする数だけ連結して使用することができ、
使い勝手に優れる。
【0007】第3の発明は、請求項3に記載されたとお
りの構成を要旨とするもので、発泡性基材は、強化用の
繊維状物質が混合され高剛性の発泡体となる発泡性材料
が用いられている。したがって、中空構造物の剛性をよ
り一層高めることができる。
りの構成を要旨とするもので、発泡性基材は、強化用の
繊維状物質が混合され高剛性の発泡体となる発泡性材料
が用いられている。したがって、中空構造物の剛性をよ
り一層高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)
この発明の実施の形態1を図1〜図6にしたがって説明
する。図1と図6において、中空構造物としての車両ボ
ディの中空パネル、この実施の形態ではロッカパネル1
は、インナパネル2とアウタパネル4とが、これら両パ
ネル2、4のフランジ3、5においてスポット溶接され
て結合されることで、中空の箱形閉じ断面に形成され
る。なお、インナパネル2及びアウタパネル4はそれぞ
れ複数のパネルが適宜に接合されて所有とする形状に形
成されている。
する。図1と図6において、中空構造物としての車両ボ
ディの中空パネル、この実施の形態ではロッカパネル1
は、インナパネル2とアウタパネル4とが、これら両パ
ネル2、4のフランジ3、5においてスポット溶接され
て結合されることで、中空の箱形閉じ断面に形成され
る。なお、インナパネル2及びアウタパネル4はそれぞ
れ複数のパネルが適宜に接合されて所有とする形状に形
成されている。
【0009】図1〜図3に示すように、ロッカパネル1
の中空室6を遮断し、かつ補強するするための遮断・補
強具10は、未発泡の発泡性基材11と、その発泡性基
材11を中空室6内に支持するための取付手段としての
一対の支持部材30とを備えている。この実施の形態1
において、一対の支持部材30は、ロッカパネル1の中
空室6の長手方向に所定の間隔を隔てて取り付けられ
る。一対の支持部材30は、鉄板等の平板状金属板が直
角状に折り曲げ加工されることで形成されている。これ
ら一対の支持部材30は、アウタパネル4の下板部の内
面に平行する取付板31と、その取付板31の一端部に
直角状に形成されかつ中空室6の長手方向に直交する支
持板32とを備えている。さらに、一対の支持部材30
の各支持板32の中央部には、四角形等の非円形の支持
孔33が貫設されている。そして、一対の支持部材30
は、インナパネル2とアウタパネル4とがスポット溶接
によって結合される前に、その取付板31においてアウ
タパネル4の下板部の内面に所要とする間隔を隔ててス
ポット溶接等によって固定される。
の中空室6を遮断し、かつ補強するするための遮断・補
強具10は、未発泡の発泡性基材11と、その発泡性基
材11を中空室6内に支持するための取付手段としての
一対の支持部材30とを備えている。この実施の形態1
において、一対の支持部材30は、ロッカパネル1の中
空室6の長手方向に所定の間隔を隔てて取り付けられ
る。一対の支持部材30は、鉄板等の平板状金属板が直
角状に折り曲げ加工されることで形成されている。これ
ら一対の支持部材30は、アウタパネル4の下板部の内
面に平行する取付板31と、その取付板31の一端部に
直角状に形成されかつ中空室6の長手方向に直交する支
持板32とを備えている。さらに、一対の支持部材30
の各支持板32の中央部には、四角形等の非円形の支持
孔33が貫設されている。そして、一対の支持部材30
は、インナパネル2とアウタパネル4とがスポット溶接
によって結合される前に、その取付板31においてアウ
タパネル4の下板部の内面に所要とする間隔を隔ててス
ポット溶接等によって固定される。
【0010】また、一対の支持部材30の支持板32
は、中空室6の断面形状よりも適宜に小さい平板状をな
し、中空室6の内周壁面と支持板32の外周縁との間に
は、車両ボディが塗料槽に浸漬されたときに、その塗料
槽の塗料がロッカパネル1の中空室6の内周壁面に円滑
に流れる程度の隙間が設けられている。なお、一対の支
持部材30は、スポット溶接の他、ビス、係止クリッ
プ、磁石、接着剤等の取付手段によって取り付けてもよ
い。さらに、支持部材30は平板状金属板の他、耐熱性
合成樹脂等によって形成してもよい。
は、中空室6の断面形状よりも適宜に小さい平板状をな
し、中空室6の内周壁面と支持板32の外周縁との間に
は、車両ボディが塗料槽に浸漬されたときに、その塗料
槽の塗料がロッカパネル1の中空室6の内周壁面に円滑
に流れる程度の隙間が設けられている。なお、一対の支
持部材30は、スポット溶接の他、ビス、係止クリッ
プ、磁石、接着剤等の取付手段によって取り付けてもよ
い。さらに、支持部材30は平板状金属板の他、耐熱性
合成樹脂等によって形成してもよい。
【0011】一対の支持部材30の支持板32の間には
発泡性基材11が配設されている。この発泡性基材11
は、中空室6の長手方向に所定の隙間13を隔てて配列
された複数の発泡性板状部12と、これら複数の発泡性
板状部12をその略中央部において連結している連結部
14とを一体に備えている。そして、複数の発泡性板状
部12のうち、両端部に位置する発泡性板状部12の外
側面略中央部には、支持部材30の支持板32の支持孔
33に回止めされて嵌挿される角軸状の凸部17がそれ
ぞれ突設されている。さらに、複数の発泡性板状部12
は、未発泡の状態において、中空室6の内周壁面との間
に適宜の隙間が生じる程度の大きさ及び形状をなしてい
る。
発泡性基材11が配設されている。この発泡性基材11
は、中空室6の長手方向に所定の隙間13を隔てて配列
された複数の発泡性板状部12と、これら複数の発泡性
板状部12をその略中央部において連結している連結部
14とを一体に備えている。そして、複数の発泡性板状
部12のうち、両端部に位置する発泡性板状部12の外
側面略中央部には、支持部材30の支持板32の支持孔
33に回止めされて嵌挿される角軸状の凸部17がそれ
ぞれ突設されている。さらに、複数の発泡性板状部12
は、未発泡の状態において、中空室6の内周壁面との間
に適宜の隙間が生じる程度の大きさ及び形状をなしてい
る。
【0012】発泡性基材(複数の発泡性板状部12及び
連結部14)11は、110℃〜190℃前後の温度に
よって発泡する発泡剤混入の合成樹脂系の発泡性材料よ
り形成されている。また、発泡性基材11は、金属接着
性樹脂、発泡剤、ガラス繊維のような繊維状物質等が混
合され、110℃〜190℃前後の温度によって発泡し
高剛性の発泡体となる発泡性材料より形成されることが
望ましい。さらに、発泡性基材11を形成する発泡性材
料としては、金属接着性樹脂(例えば、EMA、EE
M、EBM)、発泡剤(例えば、アゾジカルボンアミ
ド、オキシビス、ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン)、繊維状物質(例えば、ガラス繊維、有機繊維)等
が混合され、発泡倍率が約2倍〜5倍程度で高剛性の発
泡体となる発泡性材料が用いられるのがより一層望まし
い。このような金属接着性及び高剛性の発泡体となる発
泡性材料としては、例えば、特開平8−208871号
に開示されている。また、発泡性基材11の複数の発泡
性板状部12と連結部14とは、前記した発泡性材料の
射出成形によって一体成形されている。
連結部14)11は、110℃〜190℃前後の温度に
よって発泡する発泡剤混入の合成樹脂系の発泡性材料よ
り形成されている。また、発泡性基材11は、金属接着
性樹脂、発泡剤、ガラス繊維のような繊維状物質等が混
合され、110℃〜190℃前後の温度によって発泡し
高剛性の発泡体となる発泡性材料より形成されることが
望ましい。さらに、発泡性基材11を形成する発泡性材
料としては、金属接着性樹脂(例えば、EMA、EE
M、EBM)、発泡剤(例えば、アゾジカルボンアミ
ド、オキシビス、ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン)、繊維状物質(例えば、ガラス繊維、有機繊維)等
が混合され、発泡倍率が約2倍〜5倍程度で高剛性の発
泡体となる発泡性材料が用いられるのがより一層望まし
い。このような金属接着性及び高剛性の発泡体となる発
泡性材料としては、例えば、特開平8−208871号
に開示されている。また、発泡性基材11の複数の発泡
性板状部12と連結部14とは、前記した発泡性材料の
射出成形によって一体成形されている。
【0013】この実施の形態1に係る遮断・補強具10
は、上述したように構成される。したがって、ロッカパ
ネル1の中空室6に対し、一対の支持部材30及び発泡
性基材11をセットする場合、まず、ロッカパネル1を
構成するインナパネル2とアウタパネル4とを、その相
互のフランジ3、5においてスポット溶接する前に、イ
ンナパネル2とアウタパネル4とのうち、一方のパネ
ル、例えば、アウタパネル4の下板部の内面に対し、一
方の支持部材30が、その取付板31においてスポット
溶接等によって取り付けられる。
は、上述したように構成される。したがって、ロッカパ
ネル1の中空室6に対し、一対の支持部材30及び発泡
性基材11をセットする場合、まず、ロッカパネル1を
構成するインナパネル2とアウタパネル4とを、その相
互のフランジ3、5においてスポット溶接する前に、イ
ンナパネル2とアウタパネル4とのうち、一方のパネ
ル、例えば、アウタパネル4の下板部の内面に対し、一
方の支持部材30が、その取付板31においてスポット
溶接等によって取り付けられる。
【0014】次に、前記一方の支持部材30の支持板3
2の支持孔33に対し発泡性基材11の一端部に位置す
る発泡性板状部12の凸部17が嵌挿される。また、他
方の支持部材30は、その支持板32の支持孔33に対
し前記発泡性基材11の他端部の発泡性板状部12の凸
部17が嵌挿される。その後、アウタパネル4の下板部
の内面に対し、他方の支持部材30が、その取付板31
においてスポット溶接等によって取り付けられる。これ
によって、一対の支持部材30の支持板32の間に発泡
性基材11が位置決めされて保持される。その後、イン
ナパネル2とアウタパネル4とが、その相互のフランジ
3、5においてスポット溶接され、中空の箱形閉じ断面
をなすロッカパネル1が構成される。
2の支持孔33に対し発泡性基材11の一端部に位置す
る発泡性板状部12の凸部17が嵌挿される。また、他
方の支持部材30は、その支持板32の支持孔33に対
し前記発泡性基材11の他端部の発泡性板状部12の凸
部17が嵌挿される。その後、アウタパネル4の下板部
の内面に対し、他方の支持部材30が、その取付板31
においてスポット溶接等によって取り付けられる。これ
によって、一対の支持部材30の支持板32の間に発泡
性基材11が位置決めされて保持される。その後、イン
ナパネル2とアウタパネル4とが、その相互のフランジ
3、5においてスポット溶接され、中空の箱形閉じ断面
をなすロッカパネル1が構成される。
【0015】ここで、外部からの加熱、例えば、前記ロ
ッカパネル1を有する車両ボディの焼付塗装の際の外部
加熱によって発泡性基材11の複数の発泡性板状部12
と連結部14とが、図4と図5に示すように発泡し発泡
体20となる。図4と図5に示すように、発泡性基材1
1が外部加熱によって発泡する際、その複数の発泡性板
状部12は、その相互の対向面の間に設けられた隙間1
3によって、熱伝達よく加熱されると共に、その中心部
の連結部14まで不足なく加熱される。このため、発泡
性基材11は、短時間において所要とする発泡倍率で良
好に発泡する。そして、発泡性基材(主として複数の発
泡性板状部12)11の発泡による発泡体20の周縁部
が中空室6の内周壁面に確実かつ良好に密着する。この
ようにして、発泡体20によって中空室6が遮断されさ
れることで、ロッカパネル1の制振・防音や剛性等が効
率良く高められる。特に、中空室6の断面積が大きいロ
ッカパネル1に対して、その制振・防音や剛性等を高め
る遮断・補強具10として効果が大きい。
ッカパネル1を有する車両ボディの焼付塗装の際の外部
加熱によって発泡性基材11の複数の発泡性板状部12
と連結部14とが、図4と図5に示すように発泡し発泡
体20となる。図4と図5に示すように、発泡性基材1
1が外部加熱によって発泡する際、その複数の発泡性板
状部12は、その相互の対向面の間に設けられた隙間1
3によって、熱伝達よく加熱されると共に、その中心部
の連結部14まで不足なく加熱される。このため、発泡
性基材11は、短時間において所要とする発泡倍率で良
好に発泡する。そして、発泡性基材(主として複数の発
泡性板状部12)11の発泡による発泡体20の周縁部
が中空室6の内周壁面に確実かつ良好に密着する。この
ようにして、発泡体20によって中空室6が遮断されさ
れることで、ロッカパネル1の制振・防音や剛性等が効
率良く高められる。特に、中空室6の断面積が大きいロ
ッカパネル1に対して、その制振・防音や剛性等を高め
る遮断・補強具10として効果が大きい。
【0016】なお、前記実施の形態1において、発泡性
基材11の複数の発泡性板状部12と連結部14とが発
泡性材料の射出成形によって一体成形される場合を例示
したが、これに限るものではない。例えば、連結部14
のみを非発泡性の合成樹脂製棒状材または金属製の棒状
材によって形成してもよい。但し、この場合、棒状の連
結部14は複数の発泡性板状部12にわたって貫通さ
れ、これら複数の発泡性板状部12が連結部14によっ
て所定の隙間13を隔てて連結される。
基材11の複数の発泡性板状部12と連結部14とが発
泡性材料の射出成形によって一体成形される場合を例示
したが、これに限るものではない。例えば、連結部14
のみを非発泡性の合成樹脂製棒状材または金属製の棒状
材によって形成してもよい。但し、この場合、棒状の連
結部14は複数の発泡性板状部12にわたって貫通さ
れ、これら複数の発泡性板状部12が連結部14によっ
て所定の隙間13を隔てて連結される。
【0017】(実施の形態2)
次に、この発明の実施の形態2を図7と図8にしたがっ
て説明する。この実施の形態2において、発泡性基材1
1は、分割形成された複数の発泡性板状部12が相互に
連結されて構成されている。すなわち、図7と図8に示
すように、複数の発泡性板状部12には、その一側面の
略中央部に角軸状の連結凸部15がそれぞれ凸設され、
他側面には、連結凸部15の先端部が圧入状に嵌挿され
る連結凹部16が凹設されている。そして、複数の発泡
性板状部12は、その前側位置する発泡性板状部12の
連結凹部16に対し、その後側で隣接する発泡性板状部
12の連結凹部16の先端が順次に圧入されて結合され
る。これによって、各発泡性板状部12が所定の隙間1
3を隔てて連結され、所望とする長さをもつ発泡性基材
11が構成されるようになっている。なお、最後端の発
泡性板状部12aにのみ、その両側面の略中央部に連結
凸部15がそれぞれ凸設されている。これに対し、一対
の支持部材30の支持板32には前記連結凸部15が嵌
挿される支持孔33が貫設されている。
て説明する。この実施の形態2において、発泡性基材1
1は、分割形成された複数の発泡性板状部12が相互に
連結されて構成されている。すなわち、図7と図8に示
すように、複数の発泡性板状部12には、その一側面の
略中央部に角軸状の連結凸部15がそれぞれ凸設され、
他側面には、連結凸部15の先端部が圧入状に嵌挿され
る連結凹部16が凹設されている。そして、複数の発泡
性板状部12は、その前側位置する発泡性板状部12の
連結凹部16に対し、その後側で隣接する発泡性板状部
12の連結凹部16の先端が順次に圧入されて結合され
る。これによって、各発泡性板状部12が所定の隙間1
3を隔てて連結され、所望とする長さをもつ発泡性基材
11が構成されるようになっている。なお、最後端の発
泡性板状部12aにのみ、その両側面の略中央部に連結
凸部15がそれぞれ凸設されている。これに対し、一対
の支持部材30の支持板32には前記連結凸部15が嵌
挿される支持孔33が貫設されている。
【0018】この実施の形態2のその他の構成は実施の
形態1と同様にして構成される。したがって、この実施
の形態2においても、発泡性基材11が外部加熱によっ
て発泡する際、その複数の発泡性板状部12は、その相
互の対向面の間に設けられた隙間13によって、熱伝達
よく加熱されると共に、その中心部の連結凸部15まで
不足なく加熱される。このため、発泡性基材11は、短
時間において所要とする発泡倍率で良好に発泡する。
形態1と同様にして構成される。したがって、この実施
の形態2においても、発泡性基材11が外部加熱によっ
て発泡する際、その複数の発泡性板状部12は、その相
互の対向面の間に設けられた隙間13によって、熱伝達
よく加熱されると共に、その中心部の連結凸部15まで
不足なく加熱される。このため、発泡性基材11は、短
時間において所要とする発泡倍率で良好に発泡する。
【0019】なお、前記実施の形態2において、複数の
発泡性板状部12は、連結凸部15角軸状の連結凸部1
5と、その連結凸部15が圧入される角孔状の連結凹部
16によって連結される場合を例示したが、連結凸部1
5と連結凹部16との形状は限定するものではない。例
えば、図9に示すように、連結凸部15の一角部を面取
り状に切除し、その連結凸部15の断面形状に対応して
連結凹部16を形成してもよい。この場合、連結凸部1
5と連結凹部16との嵌合に方向性が付与される。この
ため、複数の発泡性板状部12が誤って上下逆向きに連
結される不具合が生じないため、その連結作業が容易と
なる。また、連結凸部15と連結凹部16とをその断面
台形、三角形、面取り部を有する断面円形等の嵌合によ
っても、連結凸部15と連結凹部16との嵌合に方向性
が付与される。
発泡性板状部12は、連結凸部15角軸状の連結凸部1
5と、その連結凸部15が圧入される角孔状の連結凹部
16によって連結される場合を例示したが、連結凸部1
5と連結凹部16との形状は限定するものではない。例
えば、図9に示すように、連結凸部15の一角部を面取
り状に切除し、その連結凸部15の断面形状に対応して
連結凹部16を形成してもよい。この場合、連結凸部1
5と連結凹部16との嵌合に方向性が付与される。この
ため、複数の発泡性板状部12が誤って上下逆向きに連
結される不具合が生じないため、その連結作業が容易と
なる。また、連結凸部15と連結凹部16とをその断面
台形、三角形、面取り部を有する断面円形等の嵌合によ
っても、連結凸部15と連結凹部16との嵌合に方向性
が付与される。
【0020】なお、前記実施の形態1及び2において
は、ロッカパネル1の中空室6に対し、取付手段として
の一対の支持部材30によって発泡性基材11を支持す
る構成にしたが、これに限定するものではない。また、
前記実施の形態1及び2においては、中空構造物が車両
ボディのロッカーパネル1である場合を例示したが、こ
れに限定するものではない。例えば、ロッカパネル1の
他、車両ボディのピラー、ルーフサンドパネル等の中空
パネルであってもよく、さらに、建築物、船舶等の建造
物を構成する中空構造物であってもよい。
は、ロッカパネル1の中空室6に対し、取付手段として
の一対の支持部材30によって発泡性基材11を支持す
る構成にしたが、これに限定するものではない。また、
前記実施の形態1及び2においては、中空構造物が車両
ボディのロッカーパネル1である場合を例示したが、こ
れに限定するものではない。例えば、ロッカパネル1の
他、車両ボディのピラー、ルーフサンドパネル等の中空
パネルであってもよく、さらに、建築物、船舶等の建造
物を構成する中空構造物であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
発泡性基材の加熱発泡に要する時間を短縮化すると共
に、発泡性基材の発泡不良を防止して、中空構造物の中
空室を遮断することができ、中空構造物の制振・防音や
剛性等を良好に高めることができる。
発泡性基材の加熱発泡に要する時間を短縮化すると共
に、発泡性基材の発泡不良を防止して、中空構造物の中
空室を遮断することができ、中空構造物の制振・防音や
剛性等を良好に高めることができる。
【図1】この発明の実施の形態1のロッカパネルのイン
ナパネルとアウタパネル及び遮断・補強具の一対の支持
部材と発泡性基材とがそれぞれ分離された状態を示す斜
視図である。
ナパネルとアウタパネル及び遮断・補強具の一対の支持
部材と発泡性基材とがそれぞれ分離された状態を示す斜
視図である。
【図2】同じくロッカパネルの中空室に対し遮断・補強
具の一対の支持部材と発泡性基材とがそれぞれセットさ
れた状態を示すロッカパネルの縦断面図である。
具の一対の支持部材と発泡性基材とがそれぞれセットさ
れた状態を示すロッカパネルの縦断面図である。
【図3】同じく図2のIII−III線に基づくロッカ
パネルの横断面図である。
パネルの横断面図である。
【図4】同じくロッカパネルの中空室内において発泡性
基材が発泡して発泡体となり中空室が遮断された状態を
示すロッカパネルの縦断面図である。
基材が発泡して発泡体となり中空室が遮断された状態を
示すロッカパネルの縦断面図である。
【図5】同じく図4のV−V線に基づくロッカパネルの
横断面図である。
横断面図である。
【図6】同じくロッカパネルを備えた車両ボディ全体を
簡略して示す説明図である。
簡略して示す説明図である。
【図7】この発明の実施の形態2を示し、発泡性基材を
分割構成する複数の発泡性板状部がそれぞれ分離された
状態を示す斜視図である。
分割構成する複数の発泡性板状部がそれぞれ分離された
状態を示す斜視図である。
【図8】同じく複数の発泡性板状部がそれぞれ結合され
て一対の支持部材を介してロッカパネルの中空室にセッ
トされた状態を示すロッカパネルの縦断面図である。
て一対の支持部材を介してロッカパネルの中空室にセッ
トされた状態を示すロッカパネルの縦断面図である。
【図9】この発明の実施の形態2の複数の発泡性板状部
の連結凸部と連結凹部との嵌合形状の変更例を示す斜視
図である。
の連結凸部と連結凹部との嵌合形状の変更例を示す斜視
図である。
【図10】従来のロッカパネルのインナパネルとアウタ
パネル及び遮断・補強具の一対の支持部材と発泡性基材
とがそれぞれ分離された状態を示す斜視図である。
パネル及び遮断・補強具の一対の支持部材と発泡性基材
とがそれぞれ分離された状態を示す斜視図である。
【図11】同じくロッカパネルの中空室に対し遮断・補
強具の一対の支持部材と発泡性基材とがそれぞれセット
された状態を示すロッカパネルの縦断面図である。
強具の一対の支持部材と発泡性基材とがそれぞれセット
された状態を示すロッカパネルの縦断面図である。
【図12】同じくロッカパネルの中空室内において発泡
性基材が発泡して発泡体となり中空室が遮断された状態
を示すロッカパネルの縦断面図である。
性基材が発泡して発泡体となり中空室が遮断された状態
を示すロッカパネルの縦断面図である。
1 ロッカパネル(中空構造物)
2 インナパネル
4 アウタパネル
6 中空室
10 遮断・補強具
11 発泡性基材
12 発泡性板状部
13 隙間
14 連結部
15 連結凸部
16 連結凹部
20 発泡体
30 支持部材
32 支持板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
// B29K 105:04 B29C 67/22
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60R 13/02
B29C 44/00
B62D 25/04
B62D 25/06
B62D 25/20
B29K 105:04
Claims (3)
- 【請求項1】 中空構造物の中空室の長手方向に取り付
けられる取付手段と、前記取付手段によって支持されか
つ外部加熱によって発泡して発泡体となることで前記中
空室を遮断し、かつ剛性を高める発泡性基材とを備えた
中空構造物における遮断・補強具であって、 前記発泡性基材は、前記中空室の長手方向に所定の隙間
を隔てて配列された複数の発泡性板状部と、これら複数
の発泡性板状部を連結している連結部とを備え、 しかも、前記複数の発泡性板状部と、前記連結部とが共
に発泡性材料によって一体成形されている 中空構造物に
おける遮断・補強具。 - 【請求項2】 中空構造物の中空室の長手方向に取り付
けられる取付手段と、前記取付手段によって支持されか
つ外部加熱によって発泡して発泡体となることで前記中
空室を遮断し、かつ剛性を高める発泡性基材とを備えた
中空構造物における遮断・補強具であって、 前記発泡性基材は、前記中空室の長手方向に所定の隙間
を隔てて配列された複数の発泡性板状部と、これら複数
の発泡性板状部を連結している連結部とを備え、 しかも、前記複数の発泡性板状部のうち、隣接する発泡
性板状部の一方の発泡性板状部の対向面には連結凹部が
凹設され、他方の発泡性板状部の対向面には、前記連結
凹部に先端部が嵌挿されかつ前記隣接する発泡性板状部
を所定の隙間を隔てて結合する連結凸部が凸設されてい
る 中空構造物における遮断・補強具。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の中空構造物にお
ける遮断・補強具であって、 発泡性基材は、強化用の繊維状物質が混合され高剛性の
発泡体となる発泡性材料が用いられている 中空構造物に
おける遮断・補強具。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34046398A JP3386730B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 中空構造物における遮断・補強具 |
| US09/450,932 US6357819B1 (en) | 1998-11-30 | 1999-11-29 | Shaped foamable materials |
| EP99309489A EP1006022B1 (en) | 1998-11-30 | 1999-11-29 | Shaped foamable materials |
| DE69911553T DE69911553T2 (de) | 1998-11-30 | 1999-11-29 | Geformtes schäumfähiges Material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34046398A JP3386730B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 中空構造物における遮断・補強具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000159034A JP2000159034A (ja) | 2000-06-13 |
| JP3386730B2 true JP3386730B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=18337214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34046398A Expired - Fee Related JP3386730B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 中空構造物における遮断・補強具 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6357819B1 (ja) |
| EP (1) | EP1006022B1 (ja) |
| JP (1) | JP3386730B2 (ja) |
| DE (1) | DE69911553T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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