JP3389313B2 - 機械翻訳装置 - Google Patents
機械翻訳装置Info
- Publication number
- JP3389313B2 JP3389313B2 JP05016994A JP5016994A JP3389313B2 JP 3389313 B2 JP3389313 B2 JP 3389313B2 JP 05016994 A JP05016994 A JP 05016994A JP 5016994 A JP5016994 A JP 5016994A JP 3389313 B2 JP3389313 B2 JP 3389313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- translation
- unit
- original
- sentence
- original sentence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Machine Translation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械翻訳装置に関し、
特に複数の節からなる複雑な文を含む文章の翻訳に好適
なものである。 【0002】 【従来の技術】近年、電子計算機を用いた機械翻訳装置
が種々開発されている。通常、このような機械翻訳装置
を利用して翻訳を行う場合、機械翻訳装置が出力した訳
文の誤りを訂正したり、より自然な理解しやすい文章に
整える、後編集作業が必須である。特に長い文や複雑な
文が多い場合、原文との照合にも手間がかかり、この後
編集作業が機械翻訳装置を用いた翻訳の効率アップのネ
ックになることが多い。このような翻訳文の後編集作業
を支援する立場から、これまで、翻訳文の理解容易性を
高めるための提案が多数なされている。特に、特開平4
−107769号公報に記載された「機械翻訳装置」で
は、連体修飾文節および連用修飾文節、並列構造などの
訳出順に関して、あいまいな修飾関係を排除して理解容
易な訳文を生成する装置が提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
開公報では翻訳文によっては、理解の容易性,編集の容
易性を大きく低下させる原因となっている、「節」単位
の順序逆転について言及されていない。 【0004】例えば、英日翻訳においては、下記例の訳
文1のように、一般的に、従属節を先、主節を後に訳さ
れることが多い。 【0005】(1)英文: I talked with my wife when my brother called me. He said he was ready. 訳文1(節の順序を保存しない) 私の兄が私に電話した時、私は私の妻と話した。彼は準
備ができたと言った。 訳文2(節の順序を保存) 私は私の妻と話した。その時、私の兄が私に電話した。
彼は準備ができたと言った。 【0006】(2)英文: The service of the restaurant was poor because it
was shortーhanded. That helped him to get the job as a waiter. 訳文1(節の順序を保存しない) 人手不足だったため、食堂のサービスは悪るかった。そ
れが彼がウエイターとして仕事を得るのを助けた。 訳文2(節の順序を保存) 食堂のサービスは悪かった。何故なら人手不足だったか
ら。それが彼がウエイターとして仕事を得るのをたすけ
た。 【0007】(3)英文: The judge said that this case was difficultand tha
t he would reconsider his decision. 訳文1(節の順序を保存しない) 裁判官は、この仕事が難しいと、そして、彼が決定を再
考するであろうと言った。 訳文2(節の順序を保存) 裁判官は言った。この事件が難しいと。そして、彼が決
定を再考するであろうと。 【0008】以上のように節の順序を保存した訳文2の
方が機械翻訳の出力として好ましい場合がある。 【0009】それは、原文の順序に近い方が、後編集の
際にユーザ(翻訳者)が対応を把握しやすいからであ
る。さらに、1つの文の中に情報が2つあり、次の文で
2つ目の情報が参照されている場合、原文の順序通りに
翻訳した方がユーザ(翻訳者)が理解しやすく、また、
同様に、読者も理解しやすいので、ユーザ(翻訳者)が
完成させるべき訳文にも近い。よって修正量も少なくな
る。尚、完成される翻訳としては、可能な限り原文の語
順を保存した方が、話の流れを自然にする良い翻訳にな
るとされている。これは英日翻訳に限らず、全ての翻訳
に共通する事項である。 【0010】しかしながら、上記公開公報の例は、固定
的であり、訳文の理解容易性あるいは編集容易性は、後
編集の要求レベルやユーザの嗜好や習熟度などによって
異なるという事情を考慮しているとは言えない。 【0011】そこで、本発明の機械翻訳装置での目的
は、「節」単位の順序を調整可能とする機械翻訳装置を
提供することである。その際に、「節」の順序を保存す
るあるいは保存しないの調整をユーザの制御で可能と
し、さらに順序を保存する場合に、その保存するための
各種条件もユーザの制御で可能とするものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためのもので、本発明の機械翻訳装置は、対象言
語の原文を入力するための原文入力部と、該原文入力部
から入力された翻訳対象原文を記憶する原文記憶部と、
翻訳処理に利用する知識情報を収容した辞書部と、該辞
書部の内容を用いて入力された前記翻訳対象原文の翻訳
処理を実行する翻訳処理部と、該翻訳処理部での翻訳処
理結果として得られた訳文を記憶する訳文記憶部と、前
記翻訳対象原文及び訳文を表示する表示部と、該表示部
で表示された前記翻訳対象原文または訳文の編集処理を
行う編集制御部と、を備えた機械翻訳装置において、翻
訳対象原文の節の順序を保存した訳文を生成する語順変
更部と、前記語順変更部にユーザの指定を反映さ せるた
めのユーザ指示入力部と、をさらに備え、前記翻訳対象
原文を翻訳するに際し、前記原文入力部から入力された
翻訳対象原文を前記原文記憶部に記憶し、前記原文入力
から入力された翻訳対象原文は前記原文記憶部に記憶さ
れ、前記ユーザ指示入力部によって、前記入力された翻
訳対象原文に対してユーザの指示にしたがって名詞節、
形容詞節、副詞節を含む各節の順序を保存するかどうか
を設定し、前記節順序を保存要と設定した場合には、さ
らにどの種類の節の順序を保存するかの条件を指定し、
前記語順変更部によって、前記原文記憶部に記憶されて
いる原文を前記辞書部の知識情報を用いて前記ユーザ指
示入力部から指定された前記保存条件に基づいた節で分
割する位置を検出し、該検出した位置に原文分割記号を
挿入し、前記翻訳処理部によって、前記挿入された原文
分割記号を検出し、検出した原文分割記号を訳文分割記
号に置換え、前記原文分割記号間を1つの変換生成単位
として変換生成処理にて前記辞書部の変換規則を用いて
変換し、さらに生成規則を用いて訳文を生成し、該訳文
を前記訳文記憶部に書き込み、前記表示部によって、前
記原文記憶部に記憶されている翻訳対象原文と前記訳文
記憶部に書き込まれた訳文を表示することを特徴とする
ものである。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【作用】本発明に係る機械翻訳装置においては、原文入
力部によって対象言語の原文を入力し、原文記憶部によ
って記憶される。そして、その原文は翻訳処理に利用す
る知識情報を収容した翻訳辞書の内容を用いて翻訳処理
部によって翻訳処理が実行される。この翻訳処理の際
に、語順変更部によって、節の単位での分割を行ない、
その範囲内で翻訳する。その結果は、訳文記憶部によっ
て記憶され、表示部によって表示される。 【0018】さらに、翻訳処理の際に、原文の節の順序
を保存するかどうかのユーザ指定を、ユーザ指示入力部
を用いて行なわれる。その際、保存の条件の指定しない
ケースと指定するケースの2通りが選択できる。 【0019】上記節の順序を保存する際の条件として、
名詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指定を、ユー
ザ指示入力部を用いて行なわれる。 【0020】さらに、上記節の順序を保存する際の条件
として、形容詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指
定を、ユーザ指示入力部を用いて行なわれる。 【0021】さらに、上記節の順序を保存する際の条件
として、副詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指定
を、ユーザ指示入力部を用いて行なわれる。 【0022】 【実施例】以下、本発明に係る機械翻訳装置の一実施例
として、英日翻訳機械装置に適用したものを説明する。
しかし、本発明の機械翻訳装置については、任意の言語
対に対して適用可能である。実施例の説明の前に、機械
翻訳処理部の概要を簡単に説明する。 【0023】図2は英日機械翻訳処理の概念を模式的に
示すもので、各処理の内容は次の通りである。なお、こ
こでは機械翻訳の典型例としてトランスファ方式と呼ば
れるものを取り上げるが、本発明の適用はトランスファ
方式機械翻訳に限定されるものではない。 【0024】(1)形態素解析処理においては、入力さ
れた文章に対して、形態素が格納された単語辞書を参照
しながら、文頭の単語から順に辞書引きを行い、たとえ
ば、最長一致法などを用いて形態素列に分割する処理が
まず行なわれる。そして、得られた各単語に対する品詞
などの構文情報、訳語などの変換情報を得て、さらに時
制・人称・数などを解析する処理が行なわれる。 【0025】(2)構文解析処理においては、品詞・変
化形などに基づき、単語間のかかり受けなどの文章の構
造(構造解析木)を組立て、決定する処理が行なわれ
る。その際には、辞書部内の構文規則群より選択された
構文規則が適用され、また、単語辞書から得られた構文
情報が利用される。 【0026】(3)変換処理においては、ソース言語
(英語)の構文解析木をターゲット言語(日本語)の構
文解析木に変換する処理が行なわれる。その際には、辞
書部内の変換規則群より選択された変換規則が適用さ
れ、また、単語辞書から得られた変換情報が利用され
る。 【0027】(4)生成処理においては、ターゲット言
語の構文解析木を日本語文字列に変換し、適切な助詞、
助動詞を付加して日本語文を生成する。その際には、辞
書部内の生成規則群より選択された生成規則が適用さ
れ、また、形態素解析で得られた時制などの生成情報が
利用される。 【0028】図1は、本発明の一実施例の英日機械翻訳
装置の機能ブロック図である。符号1は対象言語の原文
を入力するための原文入力部であり、2は上記入力部1
から入力された翻訳対象原文を記憶する原文記憶部であ
り、3は翻訳処理に利用する知識情報を収容した辞書部
であり、4は該翻訳辞書部3の内容を用いて上記入力さ
れた原文の翻訳処理を実行する翻訳処理部である。 【0029】また、符号5は上記翻訳処理部4の処理の
結果得られた訳文を記憶する訳文記憶部であり、6は上
記原文および訳文を表示する表示部であり、7は上記表
示部6で表示された原文または訳文の編集処理を行なう
編集制御部であり、8は理解および編集を容易にするた
め原文の節の順序を保存した訳文を生成する語順変更部
であり、9は上記語順変更部8にユーザの指定を反映す
るためのユーザ指示入力部である。 【0030】図3は、本装置の英日機械翻訳処理の流れ
を示す。尚、ここでは節を「名詞節,形容詞節,副詞
節,その他の節」と分類する。 【0031】先ず、ステップS1において、処理すべき
テキストファイル名をユーザに問い合わせる(ここでは
省略したが、直接キーボードより文を入力する方法もあ
る。また、複数のテキストファイルを一括して指定する
方法もある。)。次に、ステップS2において、語順変
換指定をユーザに問い合わせる。ステップS3におい
て、翻訳処理を行なう。 【0032】ステップS4において、語順変更を再度行
なうかユーザに問い合わせる。「Yes」なら上記ステ
ップS2に戻り、「No」ならステップS5に進む。上記
ステップS5において、他のテキストファイルを翻訳す
るかどうかユーザに問い合わせる。「Yes」ならステ
ップS1に戻り、「No」なら処理を終了する。 【0033】図4は、本装置の上記図3で示した語順変
更指定(ステップS2)を行う流れを示す。ステップS6
において、フラグの初期化を行なう。具体的にはall
_flag、nn_flag、aj_flag、av_
flagに0を代入する。ステップS7において,節の
順序を保持するかどうかユーザに問い合わせる。「Ye
s」ならステップS8に進み、「No」ならこの処理
(ステップS2)を終了する。 【0034】ステップS8において,節保存の条件を指
定するかどうかユーザに問い合わせる。「Yes」なら
ステップS10に進み、「No」ならステップS9に進
む。上記ステップS9において、all_flagに1
を代入し、処理(ステップS2)を終了する。 【0035】上記ステップS10において、名詞節の順序
保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「Yes」
ならステップS12に進み、「No」ならステップS11に
進む。上記ステップS11において、nn_flagに1
を代入し、ステップS 12 に進む。 【0036】上記ステップS12において、形容詞節の順
序保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「Ye
s」ならステップS14に進み、「No」ならステップS
13に進む。上記ステップS13において、aj_flag
に1を代入し、ステップS 14 に進む。 【0037】上記ステップS14において、副詞節の順序
保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「No」な
らステップS15に進み、「Yes」なら処理(ステップ
S2)を終了する。上記ステップS15において、av_
flagに1を代入し、処理(ステップS2)を終了す
る。 【0038】図5は、本装置の上記図3で示した翻訳処
理(ステップS3)を行う流れを示す。本実施例の英日
機械翻訳装置に入力した原文と、この装置から出力され
た訳文は、次に示す訳文の例の通りである。 原 文:I talked with my wife when my brother call
ed me. 訳文1:私の兄が私に電話した時、私は私の妻と話し
た。 訳文2:私は私の妻と話した/その時、私の兄が私に電
話した。 上記訳文1は通常の翻訳結果、訳文2は節の順序を保存
した翻訳結果の例である。 【0039】ステップS16において、形態素解析処理を
行う。文頭の単語から順に辞書引きを行ない、得られた
各単語に対する品詞などの情報を付与する。形態素解析
処理の詳細は、本発明にとって本質的でないので省略す
るが、その結果のデータは例えば図6のようになる。 【0040】ステップS17において、構文解析処理を行
なう。ステップS18において、変換・生成処理を行な
う。 【0041】図7,図8は、本装置の図5で示した構文
解析処理(ステップS17)の流れを示す。図9は、上記
構文解析処理の際に使用した構文規則の例である。な
お、例えば、「動詞句→動詞、名詞句」は、「動詞句と
は動詞と名詞句からできている」ということを表してい
る。 【0042】ステップS19において、構文解析規則群に
適用可能な規則があるかどうかチェックする。あれば適
用してステップS 20 へ進み、なければ構文解析処理(ス
テップS17)を終了する。ステップS20において、適用
した上記規則の右辺に名詞節があればステップS21に進
み、そうでなければステップS26に進む。 【0043】ステップS21において、名詞節が原文分割
記号で囲まれているかどうかチェックする。囲まれてい
ればステップS22に進み、囲まれていなければステップ
S26に進む。ステップS22において、名詞節が規則の右
辺の右側にあるかどうかをチェックする。「Yes」な
らステップS23に進み、「No」ならステップS24に進
む。ステップS23において、名詞節が規則の右辺の左側
にあるかどうかをチェックする。「Yes」ならステッ
プS26に進み、「No」ならステップS25に進む。 【0044】ステップS24において、名詞節の後の原文
分割記号の後に「it」を挿入する。ステップS25にお
いて、名詞節の前の原文分割記号の前に「it」を挿入
する。ステップS26において、適用した規則の左辺が名
詞節であればステップS27に進み、そうでなければステ
ップS29に進む。 【0045】ステップS27において、all_flag
またはnn_flagが1であればS28に進み、そうで
なければS19に戻る。ステップS28において、規則を適
用して構成された名詞節の前後に原文分割記号を挿入す
る。規則の右辺にある節の前後に原文分割記号が付与さ
れている場合は、その位置を名詞節の前後に移動させ
る。ステップS29において、適用した規則の左辺が形容
詞節であればステップS30に進み、そうでなければステ
ップS32に進む。 【0046】ステップS30において、all_flag
またはaj_flagが1であればS31に進み、そうで
なければS19に戻る。ステップS31において、規則を適
用して構成された形容詞節の前後に原文分割記号を挿入
する。規則の右辺にある節の前後に原文分割記号が付与
されている場合は、その位置を形容詞節の前後に移動さ
せる。ステップS32において、適用した規則の左辺が副
詞節であればステップS33に進み、そうでなければステ
ップS35に進む。 【0047】ステップS33において、all_flag
またはav_flagが1であればステップS34に進
み、そうでなければステップS19に戻る。ステップS34
において、規則を適用して構成された節の前後に原文分
割記号を挿入する。規則の右辺にある節の前後に原文分
割記号が付与されている場合は、その位置を副詞節の前
後に移動させる。ステップS35において、適用した規則
の左辺が節であればステップS36に進み、そうでなけれ
ばステップS19に戻る。 【0048】ステップS36において、all_flag
が1であればステップS37に進み、そうでなければステ
ップS19に戻る。ステップS37において、規則を適用し
て構成された副詞節の前後に原文分割記号を挿入する。
ここで仮に原文分割記号は//であるとする。結果のデ
ータは、例えば、図10に示す原文分割記号が挿入され
ていない例から、図11に示す原文分割記号が挿入され
ている例のようになる。原文分割記号は、本来、原文に
使用されない記号が区別のため望ましいが、ここでは説
明を簡単にするため//で表した。図12は、本装置の
図5で示した変換・生成処理(ステップS18)の流れを
示す。ステップS38において、変数nに1を代入する。
ステップS39において、変数nが文の長さより大きけれ
ば本変換・生成処理(ステップS19)を終了し、そうで
なければステップS40に進む。 【0049】ステップS40において、n,n+1文字目
が原文分割記号であるかどうかをチェックし、「Ye
s」ならステップS41に進み、「No」ならステップS
43に進む。ステップS41において、訳文バッファに訳文
分割記号を書き込む。ステップS42において、nに原文
分割記号の文字数を加える。原文分割記号が連続してい
る場合は、その全ての文字数を加える。その後、ステッ
プS 39 に戻る。 【0050】ステップS43において、n文字目から次の
原文分割記号まで(分割記号がない場合は文の最後ま
で)を変換生成単位とする。ステップS44において、変
換生成単位が形容詞節であるかどうかをチェックし、
「Yes」ならステップS45に進み、「No」ならステ
ップS46に進む。ステップS45において、該当する関係
代名詞・関係副詞に対して図13のような置換えを行
い、接続詞的に訳し下せるようにする。 【0051】ステップS46において、変換生成処理を行
う。変換生成処理そのものは従来技術を用いるが、不完
全な文であっても処理を中断せず結果を得ることのでき
るものでなければならない。ステップS47において、変
換生成結果を訳文バッファに書き込む。ステップS48に
おいて、nに処理した原文の長さを加える。訳文バッフ
ァの内容は例えば上記の訳文1,訳文2のようになる。
訳文分割記号は、本来、訳文に使用されない記号が区別
のため望ましいが、ここでは説明を簡単にするため/で
表した。 【0052】他の実施例として、 (1)上記実施例では、名詞節に対してステップS20〜
S25 、形容詞節に対してステップS44〜S45の特殊処
理を行ったが、この特殊処理をするかどうかをユーザ選
択可能にすれば、よりユーザフレンドリなシステムを提
供できる。 (2)本発明は、特に長い文、複雑な文章に対して有効
であるから、長い文、節の数が多い文のみに対して適用
できるようにユーザ指定可能とすれば、よりユーザフレ
ンドリなシステムとして適用できる。 【0053】(3)翻訳単位を区切る区切り記
号(「,」や「;」など)の種類をユーザが予め指定可
能とすれば、よりユーザフレンドリなシステムを提供で
きる。 (4)翻訳単位を区切る単語や連語をユーザが予め登録
可能とすれば、よりユーザフレンドリなどシステムを提
供できる。 【0054】(5)図13で示したような形容詞節内の
関係代名詞、関係副詞に対する置換えを、ユーザが登録
・修正可能にすればよりユーザフレンドリなシステムを
提供できる。 (6)ユーザが予め前編集記号を挿入することによっ
て、適用する文がどれかを指定可能とすれば、より効率
的なシステムを提供できる。 【0055】(7)ユーザが予め前編集記号を挿入する
ことによって、どの部分が節であるかを指定可能とすれ
ば、より効率的なシステムを提供できる。 (8)日本語については、読点や接続助詞を翻訳単位の
区切りとして使用できる。 【0056】 【発明の効果】本発明による機械翻訳装置は叙上のよう
な構成であるから、 (1)「節」単位の順序を調整可能な本機械翻訳装置で
は、原文の順序に近い訳文を出力することで理解を容易
にし、しかも、後修正量を減らすことが可能となる。 【0057】(2)「節」の順序をユーザが制御可能な
本機械翻訳装置では、ユーザごと、テキストごと、節の
種類ごとに節の順序をカスタマイズ可能とすることで、
慣れたユーザの後編集効率を向上させることが可能とな
る。 (3)名詞節の訳順を調整可能な本機械翻訳装置では、
名詞節に関して、原文の順序に近い訳文を出力すること
で理解を容易にし、しかも、後修正量を減らすことが可
能となる。 【0058】(4)副詞節の訳順を調整可能な本機械翻
訳装置では、副詞節に関して、原文の順序に近い訳文を
出力することで理解を容易にし、しかも、後修正量を減
らすことが可能となる。
特に複数の節からなる複雑な文を含む文章の翻訳に好適
なものである。 【0002】 【従来の技術】近年、電子計算機を用いた機械翻訳装置
が種々開発されている。通常、このような機械翻訳装置
を利用して翻訳を行う場合、機械翻訳装置が出力した訳
文の誤りを訂正したり、より自然な理解しやすい文章に
整える、後編集作業が必須である。特に長い文や複雑な
文が多い場合、原文との照合にも手間がかかり、この後
編集作業が機械翻訳装置を用いた翻訳の効率アップのネ
ックになることが多い。このような翻訳文の後編集作業
を支援する立場から、これまで、翻訳文の理解容易性を
高めるための提案が多数なされている。特に、特開平4
−107769号公報に記載された「機械翻訳装置」で
は、連体修飾文節および連用修飾文節、並列構造などの
訳出順に関して、あいまいな修飾関係を排除して理解容
易な訳文を生成する装置が提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
開公報では翻訳文によっては、理解の容易性,編集の容
易性を大きく低下させる原因となっている、「節」単位
の順序逆転について言及されていない。 【0004】例えば、英日翻訳においては、下記例の訳
文1のように、一般的に、従属節を先、主節を後に訳さ
れることが多い。 【0005】(1)英文: I talked with my wife when my brother called me. He said he was ready. 訳文1(節の順序を保存しない) 私の兄が私に電話した時、私は私の妻と話した。彼は準
備ができたと言った。 訳文2(節の順序を保存) 私は私の妻と話した。その時、私の兄が私に電話した。
彼は準備ができたと言った。 【0006】(2)英文: The service of the restaurant was poor because it
was shortーhanded. That helped him to get the job as a waiter. 訳文1(節の順序を保存しない) 人手不足だったため、食堂のサービスは悪るかった。そ
れが彼がウエイターとして仕事を得るのを助けた。 訳文2(節の順序を保存) 食堂のサービスは悪かった。何故なら人手不足だったか
ら。それが彼がウエイターとして仕事を得るのをたすけ
た。 【0007】(3)英文: The judge said that this case was difficultand tha
t he would reconsider his decision. 訳文1(節の順序を保存しない) 裁判官は、この仕事が難しいと、そして、彼が決定を再
考するであろうと言った。 訳文2(節の順序を保存) 裁判官は言った。この事件が難しいと。そして、彼が決
定を再考するであろうと。 【0008】以上のように節の順序を保存した訳文2の
方が機械翻訳の出力として好ましい場合がある。 【0009】それは、原文の順序に近い方が、後編集の
際にユーザ(翻訳者)が対応を把握しやすいからであ
る。さらに、1つの文の中に情報が2つあり、次の文で
2つ目の情報が参照されている場合、原文の順序通りに
翻訳した方がユーザ(翻訳者)が理解しやすく、また、
同様に、読者も理解しやすいので、ユーザ(翻訳者)が
完成させるべき訳文にも近い。よって修正量も少なくな
る。尚、完成される翻訳としては、可能な限り原文の語
順を保存した方が、話の流れを自然にする良い翻訳にな
るとされている。これは英日翻訳に限らず、全ての翻訳
に共通する事項である。 【0010】しかしながら、上記公開公報の例は、固定
的であり、訳文の理解容易性あるいは編集容易性は、後
編集の要求レベルやユーザの嗜好や習熟度などによって
異なるという事情を考慮しているとは言えない。 【0011】そこで、本発明の機械翻訳装置での目的
は、「節」単位の順序を調整可能とする機械翻訳装置を
提供することである。その際に、「節」の順序を保存す
るあるいは保存しないの調整をユーザの制御で可能と
し、さらに順序を保存する場合に、その保存するための
各種条件もユーザの制御で可能とするものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためのもので、本発明の機械翻訳装置は、対象言
語の原文を入力するための原文入力部と、該原文入力部
から入力された翻訳対象原文を記憶する原文記憶部と、
翻訳処理に利用する知識情報を収容した辞書部と、該辞
書部の内容を用いて入力された前記翻訳対象原文の翻訳
処理を実行する翻訳処理部と、該翻訳処理部での翻訳処
理結果として得られた訳文を記憶する訳文記憶部と、前
記翻訳対象原文及び訳文を表示する表示部と、該表示部
で表示された前記翻訳対象原文または訳文の編集処理を
行う編集制御部と、を備えた機械翻訳装置において、翻
訳対象原文の節の順序を保存した訳文を生成する語順変
更部と、前記語順変更部にユーザの指定を反映さ せるた
めのユーザ指示入力部と、をさらに備え、前記翻訳対象
原文を翻訳するに際し、前記原文入力部から入力された
翻訳対象原文を前記原文記憶部に記憶し、前記原文入力
から入力された翻訳対象原文は前記原文記憶部に記憶さ
れ、前記ユーザ指示入力部によって、前記入力された翻
訳対象原文に対してユーザの指示にしたがって名詞節、
形容詞節、副詞節を含む各節の順序を保存するかどうか
を設定し、前記節順序を保存要と設定した場合には、さ
らにどの種類の節の順序を保存するかの条件を指定し、
前記語順変更部によって、前記原文記憶部に記憶されて
いる原文を前記辞書部の知識情報を用いて前記ユーザ指
示入力部から指定された前記保存条件に基づいた節で分
割する位置を検出し、該検出した位置に原文分割記号を
挿入し、前記翻訳処理部によって、前記挿入された原文
分割記号を検出し、検出した原文分割記号を訳文分割記
号に置換え、前記原文分割記号間を1つの変換生成単位
として変換生成処理にて前記辞書部の変換規則を用いて
変換し、さらに生成規則を用いて訳文を生成し、該訳文
を前記訳文記憶部に書き込み、前記表示部によって、前
記原文記憶部に記憶されている翻訳対象原文と前記訳文
記憶部に書き込まれた訳文を表示することを特徴とする
ものである。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【作用】本発明に係る機械翻訳装置においては、原文入
力部によって対象言語の原文を入力し、原文記憶部によ
って記憶される。そして、その原文は翻訳処理に利用す
る知識情報を収容した翻訳辞書の内容を用いて翻訳処理
部によって翻訳処理が実行される。この翻訳処理の際
に、語順変更部によって、節の単位での分割を行ない、
その範囲内で翻訳する。その結果は、訳文記憶部によっ
て記憶され、表示部によって表示される。 【0018】さらに、翻訳処理の際に、原文の節の順序
を保存するかどうかのユーザ指定を、ユーザ指示入力部
を用いて行なわれる。その際、保存の条件の指定しない
ケースと指定するケースの2通りが選択できる。 【0019】上記節の順序を保存する際の条件として、
名詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指定を、ユー
ザ指示入力部を用いて行なわれる。 【0020】さらに、上記節の順序を保存する際の条件
として、形容詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指
定を、ユーザ指示入力部を用いて行なわれる。 【0021】さらに、上記節の順序を保存する際の条件
として、副詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指定
を、ユーザ指示入力部を用いて行なわれる。 【0022】 【実施例】以下、本発明に係る機械翻訳装置の一実施例
として、英日翻訳機械装置に適用したものを説明する。
しかし、本発明の機械翻訳装置については、任意の言語
対に対して適用可能である。実施例の説明の前に、機械
翻訳処理部の概要を簡単に説明する。 【0023】図2は英日機械翻訳処理の概念を模式的に
示すもので、各処理の内容は次の通りである。なお、こ
こでは機械翻訳の典型例としてトランスファ方式と呼ば
れるものを取り上げるが、本発明の適用はトランスファ
方式機械翻訳に限定されるものではない。 【0024】(1)形態素解析処理においては、入力さ
れた文章に対して、形態素が格納された単語辞書を参照
しながら、文頭の単語から順に辞書引きを行い、たとえ
ば、最長一致法などを用いて形態素列に分割する処理が
まず行なわれる。そして、得られた各単語に対する品詞
などの構文情報、訳語などの変換情報を得て、さらに時
制・人称・数などを解析する処理が行なわれる。 【0025】(2)構文解析処理においては、品詞・変
化形などに基づき、単語間のかかり受けなどの文章の構
造(構造解析木)を組立て、決定する処理が行なわれ
る。その際には、辞書部内の構文規則群より選択された
構文規則が適用され、また、単語辞書から得られた構文
情報が利用される。 【0026】(3)変換処理においては、ソース言語
(英語)の構文解析木をターゲット言語(日本語)の構
文解析木に変換する処理が行なわれる。その際には、辞
書部内の変換規則群より選択された変換規則が適用さ
れ、また、単語辞書から得られた変換情報が利用され
る。 【0027】(4)生成処理においては、ターゲット言
語の構文解析木を日本語文字列に変換し、適切な助詞、
助動詞を付加して日本語文を生成する。その際には、辞
書部内の生成規則群より選択された生成規則が適用さ
れ、また、形態素解析で得られた時制などの生成情報が
利用される。 【0028】図1は、本発明の一実施例の英日機械翻訳
装置の機能ブロック図である。符号1は対象言語の原文
を入力するための原文入力部であり、2は上記入力部1
から入力された翻訳対象原文を記憶する原文記憶部であ
り、3は翻訳処理に利用する知識情報を収容した辞書部
であり、4は該翻訳辞書部3の内容を用いて上記入力さ
れた原文の翻訳処理を実行する翻訳処理部である。 【0029】また、符号5は上記翻訳処理部4の処理の
結果得られた訳文を記憶する訳文記憶部であり、6は上
記原文および訳文を表示する表示部であり、7は上記表
示部6で表示された原文または訳文の編集処理を行なう
編集制御部であり、8は理解および編集を容易にするた
め原文の節の順序を保存した訳文を生成する語順変更部
であり、9は上記語順変更部8にユーザの指定を反映す
るためのユーザ指示入力部である。 【0030】図3は、本装置の英日機械翻訳処理の流れ
を示す。尚、ここでは節を「名詞節,形容詞節,副詞
節,その他の節」と分類する。 【0031】先ず、ステップS1において、処理すべき
テキストファイル名をユーザに問い合わせる(ここでは
省略したが、直接キーボードより文を入力する方法もあ
る。また、複数のテキストファイルを一括して指定する
方法もある。)。次に、ステップS2において、語順変
換指定をユーザに問い合わせる。ステップS3におい
て、翻訳処理を行なう。 【0032】ステップS4において、語順変更を再度行
なうかユーザに問い合わせる。「Yes」なら上記ステ
ップS2に戻り、「No」ならステップS5に進む。上記
ステップS5において、他のテキストファイルを翻訳す
るかどうかユーザに問い合わせる。「Yes」ならステ
ップS1に戻り、「No」なら処理を終了する。 【0033】図4は、本装置の上記図3で示した語順変
更指定(ステップS2)を行う流れを示す。ステップS6
において、フラグの初期化を行なう。具体的にはall
_flag、nn_flag、aj_flag、av_
flagに0を代入する。ステップS7において,節の
順序を保持するかどうかユーザに問い合わせる。「Ye
s」ならステップS8に進み、「No」ならこの処理
(ステップS2)を終了する。 【0034】ステップS8において,節保存の条件を指
定するかどうかユーザに問い合わせる。「Yes」なら
ステップS10に進み、「No」ならステップS9に進
む。上記ステップS9において、all_flagに1
を代入し、処理(ステップS2)を終了する。 【0035】上記ステップS10において、名詞節の順序
保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「Yes」
ならステップS12に進み、「No」ならステップS11に
進む。上記ステップS11において、nn_flagに1
を代入し、ステップS 12 に進む。 【0036】上記ステップS12において、形容詞節の順
序保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「Ye
s」ならステップS14に進み、「No」ならステップS
13に進む。上記ステップS13において、aj_flag
に1を代入し、ステップS 14 に進む。 【0037】上記ステップS14において、副詞節の順序
保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「No」な
らステップS15に進み、「Yes」なら処理(ステップ
S2)を終了する。上記ステップS15において、av_
flagに1を代入し、処理(ステップS2)を終了す
る。 【0038】図5は、本装置の上記図3で示した翻訳処
理(ステップS3)を行う流れを示す。本実施例の英日
機械翻訳装置に入力した原文と、この装置から出力され
た訳文は、次に示す訳文の例の通りである。 原 文:I talked with my wife when my brother call
ed me. 訳文1:私の兄が私に電話した時、私は私の妻と話し
た。 訳文2:私は私の妻と話した/その時、私の兄が私に電
話した。 上記訳文1は通常の翻訳結果、訳文2は節の順序を保存
した翻訳結果の例である。 【0039】ステップS16において、形態素解析処理を
行う。文頭の単語から順に辞書引きを行ない、得られた
各単語に対する品詞などの情報を付与する。形態素解析
処理の詳細は、本発明にとって本質的でないので省略す
るが、その結果のデータは例えば図6のようになる。 【0040】ステップS17において、構文解析処理を行
なう。ステップS18において、変換・生成処理を行な
う。 【0041】図7,図8は、本装置の図5で示した構文
解析処理(ステップS17)の流れを示す。図9は、上記
構文解析処理の際に使用した構文規則の例である。な
お、例えば、「動詞句→動詞、名詞句」は、「動詞句と
は動詞と名詞句からできている」ということを表してい
る。 【0042】ステップS19において、構文解析規則群に
適用可能な規則があるかどうかチェックする。あれば適
用してステップS 20 へ進み、なければ構文解析処理(ス
テップS17)を終了する。ステップS20において、適用
した上記規則の右辺に名詞節があればステップS21に進
み、そうでなければステップS26に進む。 【0043】ステップS21において、名詞節が原文分割
記号で囲まれているかどうかチェックする。囲まれてい
ればステップS22に進み、囲まれていなければステップ
S26に進む。ステップS22において、名詞節が規則の右
辺の右側にあるかどうかをチェックする。「Yes」な
らステップS23に進み、「No」ならステップS24に進
む。ステップS23において、名詞節が規則の右辺の左側
にあるかどうかをチェックする。「Yes」ならステッ
プS26に進み、「No」ならステップS25に進む。 【0044】ステップS24において、名詞節の後の原文
分割記号の後に「it」を挿入する。ステップS25にお
いて、名詞節の前の原文分割記号の前に「it」を挿入
する。ステップS26において、適用した規則の左辺が名
詞節であればステップS27に進み、そうでなければステ
ップS29に進む。 【0045】ステップS27において、all_flag
またはnn_flagが1であればS28に進み、そうで
なければS19に戻る。ステップS28において、規則を適
用して構成された名詞節の前後に原文分割記号を挿入す
る。規則の右辺にある節の前後に原文分割記号が付与さ
れている場合は、その位置を名詞節の前後に移動させ
る。ステップS29において、適用した規則の左辺が形容
詞節であればステップS30に進み、そうでなければステ
ップS32に進む。 【0046】ステップS30において、all_flag
またはaj_flagが1であればS31に進み、そうで
なければS19に戻る。ステップS31において、規則を適
用して構成された形容詞節の前後に原文分割記号を挿入
する。規則の右辺にある節の前後に原文分割記号が付与
されている場合は、その位置を形容詞節の前後に移動さ
せる。ステップS32において、適用した規則の左辺が副
詞節であればステップS33に進み、そうでなければステ
ップS35に進む。 【0047】ステップS33において、all_flag
またはav_flagが1であればステップS34に進
み、そうでなければステップS19に戻る。ステップS34
において、規則を適用して構成された節の前後に原文分
割記号を挿入する。規則の右辺にある節の前後に原文分
割記号が付与されている場合は、その位置を副詞節の前
後に移動させる。ステップS35において、適用した規則
の左辺が節であればステップS36に進み、そうでなけれ
ばステップS19に戻る。 【0048】ステップS36において、all_flag
が1であればステップS37に進み、そうでなければステ
ップS19に戻る。ステップS37において、規則を適用し
て構成された副詞節の前後に原文分割記号を挿入する。
ここで仮に原文分割記号は//であるとする。結果のデ
ータは、例えば、図10に示す原文分割記号が挿入され
ていない例から、図11に示す原文分割記号が挿入され
ている例のようになる。原文分割記号は、本来、原文に
使用されない記号が区別のため望ましいが、ここでは説
明を簡単にするため//で表した。図12は、本装置の
図5で示した変換・生成処理(ステップS18)の流れを
示す。ステップS38において、変数nに1を代入する。
ステップS39において、変数nが文の長さより大きけれ
ば本変換・生成処理(ステップS19)を終了し、そうで
なければステップS40に進む。 【0049】ステップS40において、n,n+1文字目
が原文分割記号であるかどうかをチェックし、「Ye
s」ならステップS41に進み、「No」ならステップS
43に進む。ステップS41において、訳文バッファに訳文
分割記号を書き込む。ステップS42において、nに原文
分割記号の文字数を加える。原文分割記号が連続してい
る場合は、その全ての文字数を加える。その後、ステッ
プS 39 に戻る。 【0050】ステップS43において、n文字目から次の
原文分割記号まで(分割記号がない場合は文の最後ま
で)を変換生成単位とする。ステップS44において、変
換生成単位が形容詞節であるかどうかをチェックし、
「Yes」ならステップS45に進み、「No」ならステ
ップS46に進む。ステップS45において、該当する関係
代名詞・関係副詞に対して図13のような置換えを行
い、接続詞的に訳し下せるようにする。 【0051】ステップS46において、変換生成処理を行
う。変換生成処理そのものは従来技術を用いるが、不完
全な文であっても処理を中断せず結果を得ることのでき
るものでなければならない。ステップS47において、変
換生成結果を訳文バッファに書き込む。ステップS48に
おいて、nに処理した原文の長さを加える。訳文バッフ
ァの内容は例えば上記の訳文1,訳文2のようになる。
訳文分割記号は、本来、訳文に使用されない記号が区別
のため望ましいが、ここでは説明を簡単にするため/で
表した。 【0052】他の実施例として、 (1)上記実施例では、名詞節に対してステップS20〜
S25 、形容詞節に対してステップS44〜S45の特殊処
理を行ったが、この特殊処理をするかどうかをユーザ選
択可能にすれば、よりユーザフレンドリなシステムを提
供できる。 (2)本発明は、特に長い文、複雑な文章に対して有効
であるから、長い文、節の数が多い文のみに対して適用
できるようにユーザ指定可能とすれば、よりユーザフレ
ンドリなシステムとして適用できる。 【0053】(3)翻訳単位を区切る区切り記
号(「,」や「;」など)の種類をユーザが予め指定可
能とすれば、よりユーザフレンドリなシステムを提供で
きる。 (4)翻訳単位を区切る単語や連語をユーザが予め登録
可能とすれば、よりユーザフレンドリなどシステムを提
供できる。 【0054】(5)図13で示したような形容詞節内の
関係代名詞、関係副詞に対する置換えを、ユーザが登録
・修正可能にすればよりユーザフレンドリなシステムを
提供できる。 (6)ユーザが予め前編集記号を挿入することによっ
て、適用する文がどれかを指定可能とすれば、より効率
的なシステムを提供できる。 【0055】(7)ユーザが予め前編集記号を挿入する
ことによって、どの部分が節であるかを指定可能とすれ
ば、より効率的なシステムを提供できる。 (8)日本語については、読点や接続助詞を翻訳単位の
区切りとして使用できる。 【0056】 【発明の効果】本発明による機械翻訳装置は叙上のよう
な構成であるから、 (1)「節」単位の順序を調整可能な本機械翻訳装置で
は、原文の順序に近い訳文を出力することで理解を容易
にし、しかも、後修正量を減らすことが可能となる。 【0057】(2)「節」の順序をユーザが制御可能な
本機械翻訳装置では、ユーザごと、テキストごと、節の
種類ごとに節の順序をカスタマイズ可能とすることで、
慣れたユーザの後編集効率を向上させることが可能とな
る。 (3)名詞節の訳順を調整可能な本機械翻訳装置では、
名詞節に関して、原文の順序に近い訳文を出力すること
で理解を容易にし、しかも、後修正量を減らすことが可
能となる。 【0058】(4)副詞節の訳順を調整可能な本機械翻
訳装置では、副詞節に関して、原文の順序に近い訳文を
出力することで理解を容易にし、しかも、後修正量を減
らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の英日機械翻訳装置の機能ブ
ロック図である。 【図2】英日機械翻訳処理の概念を模式的に示す図であ
る。 【図3】本装置の英日機械翻訳処理の流れを示す図であ
る。 【図4】本装置における語順変更処理指定(S2)の流
れを示す図である。 【図5】本装置における翻訳処理(S3)の流れを示す
図である。 【図6】本装置における形態素解析処理(S16)の結果
のデータ例を示す図である。 【図7】本装置における構文解析処理(S17)の流れを
示す図である。 【図8】本装置における構文解析処理(S17)の流れを
示す図である。 【図9】本装置における構文解析処理(S17)で使用す
る構文規則の例を示す図である。 【図10】本装置における構文解析処理(S17)での結
果の分割記号が挿入されていないデータ例を示す図であ
る。 【図11】本装置における構文解析処理(S17)での結
果の分割記号が挿入されているデータ例を示す図であ
る。 【図12】本装置における変換・生成処理(S18)の流
れを示す図である。 【図13】本装置による形態詞節内の関係代名詞、関係
副詞に対する置換え例を示す図である。 【符号の説明】 1 原文入力部 2 原文記憶部 3 辞書部 4 翻訳処理部 5 訳文記憶部 6 表示部 7 編集制御部 8 語順変更部 9 ユーザ指示入力部
ロック図である。 【図2】英日機械翻訳処理の概念を模式的に示す図であ
る。 【図3】本装置の英日機械翻訳処理の流れを示す図であ
る。 【図4】本装置における語順変更処理指定(S2)の流
れを示す図である。 【図5】本装置における翻訳処理(S3)の流れを示す
図である。 【図6】本装置における形態素解析処理(S16)の結果
のデータ例を示す図である。 【図7】本装置における構文解析処理(S17)の流れを
示す図である。 【図8】本装置における構文解析処理(S17)の流れを
示す図である。 【図9】本装置における構文解析処理(S17)で使用す
る構文規則の例を示す図である。 【図10】本装置における構文解析処理(S17)での結
果の分割記号が挿入されていないデータ例を示す図であ
る。 【図11】本装置における構文解析処理(S17)での結
果の分割記号が挿入されているデータ例を示す図であ
る。 【図12】本装置における変換・生成処理(S18)の流
れを示す図である。 【図13】本装置による形態詞節内の関係代名詞、関係
副詞に対する置換え例を示す図である。 【符号の説明】 1 原文入力部 2 原文記憶部 3 辞書部 4 翻訳処理部 5 訳文記憶部 6 表示部 7 編集制御部 8 語順変更部 9 ユーザ指示入力部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 17/27 - 17/28
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 対象言語の原文を入力するための原文入
力部と、該原文入力部から入力された翻訳対象原文を記
憶する原文記憶部と、翻訳処理に利用する知識情報を収
容した辞書部と、該辞書部の内容を用いて入力された前
記翻訳対象原文の翻訳処理を実行する翻訳処理部と、該
翻訳処理部での翻訳処理結果として得られた訳文を記憶
する訳文記憶部と、前記翻訳対象原文及び訳文を表示す
る表示部と、該表示部で表示された前記翻訳対象原文ま
たは訳文の編集処理を行う編集制御部と、を備えた機械
翻訳装置において、翻訳対象原文の節の順序を保存した訳文を生成する語順
変更部と、 前記語順変更部にユーザの指定を反映させるためのユー
ザ指示入力部と、をさらに備え、 前記翻訳対象原文を翻訳するに際し、 前記原文入力部から入力された翻訳対象原文を前記原文
記憶部 に記憶し、前記ユーザ指示入力部によって、前記入力された翻訳対
象原文に対してユーザの指示にしたがって名詞節、形容
詞節、副詞節を含む各節の順序を保存するかどうかを設
定し、 前記節順序を保存要と設定した場合には、さらにどの種
類の節の順序を保存するかの条件を指定し、 前記語順変更部によって、前記原文記憶部に記憶されて
いる原文を前記辞書部の知識情報を用いて前記ユーザ指
示入力部から指定された前記保存条件に基づいた節で分
割する位置を検出し、該検出した位置に原文分割記号を
挿入し、 前記翻訳処理部によって、前記挿入された原文分割記号
を検出し、検出した原文分割記号を訳文分割記号に置換
え、前記原文分割記号間を1つの変換生成単位として変
換生成処理にて前記辞書部の変換規則を用いて変換し、
さらに生成規則を用いて訳文を生成し、該訳文を前記訳
文記憶部に書き込み、 前記表示部によって、前記原文記憶部に記憶されている
翻訳対象原文と前記訳文記憶部に書き込まれた訳文を表
示 することを特徴とする機械翻訳装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05016994A JP3389313B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 機械翻訳装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05016994A JP3389313B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 機械翻訳装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07262194A JPH07262194A (ja) | 1995-10-13 |
| JP3389313B2 true JP3389313B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=12851709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05016994A Expired - Fee Related JP3389313B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 機械翻訳装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3389313B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111652004B (zh) * | 2020-05-09 | 2022-07-05 | 清华大学 | 一种用于机器翻译系统的融合方法及装置 |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP05016994A patent/JP3389313B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 西田富士夫,高松忍,機械翻訳における中間表現の変換と文の合成手法,情報処理学会論文誌,1985年10月15日,Vol.26 No.10,pp.1165−1173 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07262194A (ja) | 1995-10-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Hutchins | The origins of the translator's workstation | |
| JP3220560B2 (ja) | 機械翻訳装置 | |
| JPS63223962A (ja) | 翻訳装置 | |
| JPH07295986A (ja) | イディオム処理機能を持つ機械翻訳装置 | |
| JP3389313B2 (ja) | 機械翻訳装置 | |
| JP4869281B2 (ja) | 機械翻訳装置、プログラム及び方法 | |
| JPH02297157A (ja) | 文章要約装置 | |
| JP4023384B2 (ja) | 自然言語翻訳方法及び装置及び自然言語翻訳プログラム | |
| JP2002132764A (ja) | 機械翻訳前処理装置 | |
| JP3233800B2 (ja) | 機械翻訳装置 | |
| JP2719453B2 (ja) | 機械翻訳装置 | |
| JP2915225B2 (ja) | 文書作成装置 | |
| JP2747281B2 (ja) | 辞書登録方法 | |
| JP4092861B2 (ja) | 自然言語パターン作成装置及び方法 | |
| Snyman et al. | Development of the EtsaTrans translation system prototype and its integration into the Parnassus meeting administration system | |
| JPH0844745A (ja) | 機械翻訳装置 | |
| WO2008123081A1 (ja) | 文字データ処理方法、コンピュータプログラム及び文字データ処理システム | |
| JP2005149305A (ja) | 自然言語翻訳方法及び装置及びプログラム及び自然言語翻訳プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 | |
| JPH01300378A (ja) | 翻訳処理装置 | |
| JPH05225232A (ja) | テキスト自動前編集装置 | |
| JPH0550778B2 (ja) | ||
| JPH10340264A (ja) | 機械翻訳装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
| JPH05314172A (ja) | 機械翻訳装置 | |
| JPH086950A (ja) | キーワード翻訳機能付き機械翻訳装置 | |
| JP2002032369A (ja) | 辞書作成装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |