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JP3390739B2 - 方向修正装置 - Google Patents
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JP3390739B2 - 方向修正装置 - Google Patents

方向修正装置

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JP3390739B2
JP3390739B2 JP2000316929A JP2000316929A JP3390739B2 JP 3390739 B2 JP3390739 B2 JP 3390739B2 JP 2000316929 A JP2000316929 A JP 2000316929A JP 2000316929 A JP2000316929 A JP 2000316929A JP 3390739 B2 JP3390739 B2 JP 3390739B2
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inner cylinder
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に横穴、縦穴
等のトンネルを構築するよう地中を推進する際において
推進方向を変更する方向修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管を地中に埋設するための工法として
は、立坑に設置した元押装置により先端装置をただ単
に押圧し、土砂を掘削することなく地中に圧入させる静
的圧入工法、掘削機で土砂を掘削すると共に掘削した
土砂を排土しながら地中で掘削機を推進させる掘削工
法、特開昭60−148997号公報に示す工法で、
本出願の図7、8に示すように加振機aを作動させて振
動発生装置bの前部cを加振すると共に、振動発生装置
b周囲の土砂dに振動を与えて流動化させ、立坑eに設
置した元押装置fにより押圧することにより土砂を掘削
することなく振動発生装置bを圧入するようにした動的
圧入工法がある。
【0003】又、前記各工法において地中に埋設物等の
障害物がある場合には推進方向を変更する必要があり、
推進方向を修正する装置としては、特開昭58−222
291号公報に示す装置がある。この特開昭58−22
2291号公報に示す装置は、本出願の図9に示すよう
に倍力機構として装置の推進方向と平行に伸長する位置
決めジャッキgにより主動楔部材hを介して受動楔部材
iの楔面を押し、受動楔部材iの前方の穿孔ヘッドj、
推進ジャッキkを球軸受mを介して傾斜させ、装置の推
進方向を変更して障害物を避けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き障害物を避けるよう推進方向を変更する装置は、主
動楔部材hを介して受動楔部材iの楔面を押す位置決め
ジャッキgのストロークが推進方向に長くなるため、装
置の推進方向の全長が長くなり、出発点となる立坑への
搬入が困難になると共に、装置の方向制御を行う制御性
が悪いという問題があった。又、位置決めジャッキgは
位置決めジャッキgの伸び方向の推力を支えると共に受
動楔部材iの楔面を押すことにより発生する径方向の荷
重に耐えるよう大型化しなければならず、従って装置の
設置スペースを占有するため、装置内部のスペースを有
効利用することが難しいという問題があった。更に位置
決めジャッキgが伸長した際には受動楔部材iの楔面に
面接触から点接触になるため、位置決めジャッキg及び
受動楔部材iの楔面が破損しやすいという問題があっ
た。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、装置の推進
方向の全長を短くして小型化し、しかも耐久性、操作性
の良い方向修正装置を提供することを目的としてなした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の方向
修正装置は、地中を推進する先端装置内に搭載された方
向修正装置であって、該方向修正装置は、推進方向に延
在する内筒に形成された凸状球面座と、該凸状球面座に
摺動可能に嵌合されて少なくとも先端装置へ与える推力
を受ける凹状球面座と、前記内筒を径方向に押圧して凸
状球面座の球中心を回動中心として回動させる押圧手段
とを備え、前記先端装置が屈曲する屈曲部の前段部と後
段部の間に、前記前段部が周方向へ回動するのを防止す
るための回り止め部材を設けたものである。
【0007】本発明の請求項2の方向修正装置は、内筒
と押圧手段の間に滑り軸受け板を介し、押圧手段に球面
座を備えたものである。
【0008】本発明の請求項3の方向修正装置は、凸状
球面座と凹状球面座の摺動面に固体潤滑被膜を備えたも
のである。
【0009】本発明の請求項4の方向修正装置は、内筒
を径方向に回動させる押圧手段を凸状球面座の回動中心
から推進方向後方へ離れた位置に備えたものである。
【0010】
【0011】本発明の請求項の方向修正装置は、屈曲
部の前段部と後段部の間から土砂が内部へ入らないよう
パッキンを備えたものである。
【0012】本発明の請求項の方向修正装置は、屈曲
部における前段部の傾動角度を検出するよう内筒に接す
るストローク検出器を備えたものである。
【0013】本発明の請求項の方向修正装置は、前段
部の傾動により発生するモーメントを検出するよう押圧
手段に圧力センサを備えたものである。
【0014】本発明の請求項の方向修正装置は、押圧
手段を制御する電磁制御弁を装置の内部に備えたもので
ある。
【0015】本発明の請求項の方向修正装置は、凸状
球面座の中心を空洞にするよう内筒を配置したものであ
る。
【0016】先端装置が地中を推進する際には、先端装
置へ与える推力を前段部の凸状球面座を介して凹状球面
座で受け、先端装置が推進方向を変更する際には、所定
の押圧手段の伸長により内筒を径方向に押圧し、先端装
置が屈曲するよう凸状球面座の球中心を回動中心として
前段部を傾動させ、先端装置の推進方向を所望の方向へ
変更する。
【0017】このように、本発明によれば、前段部の傾
動に必要な押圧手段のストロークの方向を先端装置の推
進方向でなく内筒の径方向にするため、装置の推進方向
の全長を短くでき、結果的に出発点となる立坑への搬入
が容易になると共に、装置の方向制御を行う制御性を良
好にすることができる。又、先端装置へ与える推力を凸
状球面座で支持するため押圧手段を小型化し、設置スペ
ースの占有を低減して装置内部のスペースを有効利用す
ることができる。更に、前段部は回り止め部材により円
周方向へ回動することがないため、前段部及び後段部の
中空部内に収納された配線や配管に捩れが生じることが
なく、結果的に耐久性を良くすることができる。
【0018】本発明の請求項2の場合は、押圧手段が伸
長して内筒と押圧手段との接触角が変化した際において
も球面座及び滑り軸受け板により押圧手段は前段部の内
筒に対して点接触でなく面接触を維持するため、押圧手
段及び前段部の内筒の周囲面の破損を防止することがで
きる。
【0019】又、本発明の請求項3の場合は、摺動面の
固体潤滑被膜によりグリス等の給油を不要にするため、
凸状球面座と凹状球面座に対しオイルシール等の部材を
不要にして装置構造を簡易にでき、本発明の請求項4の
場合は、押圧手段を凸状球面座の回動中心から推進方向
後方へ離れた位置に備えるため、内筒すなわち前段部を
傾動させる傾動モーメントを大きくして前段部を容易に
傾動させることができる。
【0020】更に、本発明の請求項の場合は、パッキ
ンにより前段部と後段部の間から土砂が入ることを防止
し、結果的に耐久性を良くすることができる。
【0021】更に又、本発明の請求項の場合は、内筒
に接するストローク検出器の検出値より屈曲部における
前段部の傾動角度を検出するため先端装置の方向制御を
適確に行うことができ、本発明の請求項の場合は、押
圧手段に圧力センサを備えて前段部の傾動により発生す
るモーメントを検出するため、先端装置の方向制御を一
層適確に行うことができる。
【0022】又、本発明の請求項の方向修正装置は、
押圧手段を制御する電磁制御弁を装置の内部に備えるた
め、装置の内部で管路をまとめて、装置の外部へ延在す
る管路を最少限にし、結果的に装置の操作性を良くする
ことができ、本発明の請求項の方向修正装置は、内筒
の内部に配線、配管を通すことが可能となるため、先端
装置の外部に配線、配管を出すことなく、先端装置の前
部に必要な電気信号、流体等を供給することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1〜図6は本発明を実施する形態
の一例である。
【0024】本発明の方向修正装置が適用される管埋設
装置は図6に示され、図中、1は先端装置である。
【0025】先端装置1は、推進方向D1前方側に位置
する前部4と、先端装置1の前部4の推進方向D1後方
に接続されると共に、推進中に推進方向D1を修正させ
るための屈曲部5を備えた方向修正装置6を備えてお
り、7は先端装置1において方向修正装置6の推進方向
D1後方に配置された挿入管、8は立坑9内に配設され
て押圧板10を介し挿入管7の後端を押圧するようにし
たジャッキ等の元押装置である。
【0026】而して、上記管埋設装置は、元押装置8を
伸長させて押圧板10を介し挿入管7を地中に圧入し、
挿入管7により先端装置1を押圧することにより先端装
置1を推進させるようにしている。
【0027】又、管埋設装置は、方向修正装置6の屈曲
部5により先端装置1の前部4を傾動させ、更に元押装
置8を伸長させることにより押圧板10及び挿入管7を
介して先端装置1を押圧し、先端装置1の推進方向D1
を変更しつつ推進させるようにしている。
【0028】このような方向修正装置6の詳細は図1〜
図4に示されており、方向修正装置6は、屈曲部5を備
えた方向修正部11を、前段部の前段円筒部12と後段
部の後段円筒部13とにより構成している。
【0029】前段円筒部12は、先端装置1の前部4に
着脱可能な接続部14を介して前方壁15を配し、前方
壁15の推進方向D1後方には、先端装置1の前部4と
略同径に形成される第一の外筒16と、第一の外筒16
と同心に形成される円筒状の内筒17とを設け、内筒1
7は、第一の外筒16の推進方向D1に対して平行な方
向の長さよりも長くなっている。
【0030】又、内筒17における前方壁15の近傍に
は、内筒17の軸線上に中心を配する凸状球面座18を
備えており、凸状球面座18の表面には、カーボン等の
固体潤滑被膜19を形成している。
【0031】次に前段円筒部12の推進方向D1後方に
位置する後段円筒部13には、前段円筒部12の第一の
外筒16と略同径の第二の外筒20を備え、第二の外筒
20の先端には、前段円筒部12の第一の外筒16と内
筒17との間に位置し且つ凸状球面座18を推進方向D
1の投影面積で広く受ける凹状球面座21を備えてお
り、凸状球面座18に接する凹状球面座21の内周面に
は凸状球面座18と同様なカーボン等の固体潤滑被膜2
2を備え、凹状球面座21の外周面には複数の環状溝2
3(図1では二本)を備え、環状溝23には、前段円筒
部12の第一の外筒16と後段円筒部13の凹状球面座
21との間より内部に土砂が流入しないようU字状のパ
ッキン24を嵌入している。
【0032】又、凹状球面座21の外周面で環状溝23
の推進方向D1後方には、前段円筒部12が傾動した際
に前段円筒部12の第一の外筒16における推進方向D
1後方側先端が凹状球面座21の外周面に接触しないよ
う所定の大きさの溝25を備えている。
【0033】後段円筒部13の第二の外筒20における
凹状球面座21の推進方向D1後方には、図1、3に示
す如く、内筒17における凸状球面座18の回動中心か
ら推進方向D1後方へ最も離れた位置、すなわち内筒1
7の推進方向D1後端に位置するよう押圧手段の四本の
液圧ジャッキ26を備えており、四本の液圧ジャッキ2
6は、内筒17を周方向へ等間隔に囲むと共に、内筒1
7を径方向に挟み込む二本を一対として構成されてい
る。
【0034】ここで、内筒17の外周面と液圧ジャッキ
26との構造を説明すると、図3に示す如く、内筒17
の外周面には接線方向へ延在する複数の平面(図3では
四個所)を形成して滑り軸受け板27を配しており、滑
り軸受け板27には液圧ジャッキ26の先端部が面接触
し、液圧ジャッキ26には、面接触する先端部に隣接す
るよう球面座28を備えている。
【0035】続いて、後段円筒部13の第二の外筒20
における複数の液圧ジャッキ26の間には、内筒17の
径方向に向かう二本のストローク検出器29を内筒17
の周方向にズラして略直角に配置し、残った液圧ジャッ
キ26の間には、ストローク検出器29と同様に内筒1
7の径方向に向かう二本の土圧検出器30を内筒17の
周方向にズラして略直角に配置している。
【0036】一方、図1、4に示す如く、後段円筒部1
3の推進方向D1後端部すなわち方向修正部11の推進
方向D1後端部には、後段円筒部13の第二の外筒20
に対し同心状で且つ外径が略同一に形成されしかも推進
方向D1後端部に蓋体31が取付けられた中空の後方筒
部32が接続され、後方筒部32の中空部内には、方向
修正部11の前段円筒部12を傾動させるために必要な
油圧回路の各機種及び制御系統の各種機器が収納される
ようになっている。
【0037】後方筒部32に収納されている機器は、油
圧回路を構成する三位置切換弁の電磁制御弁34、各液
圧ジャッキ26に対応する圧力センサ35、地中の土内
にベントナイト等の滑材を供給するよう後方筒部32の
周方向表面に形成された滑材供給ノズル36、制御系統
におけるストローク検出器29用のアンプ、推進方向D
1を制御するジャイロ37、発生する磁界により地上で
位置を検出させる電磁コイル38、各部材に給電するバ
ッテリ39、省配線ユニット等である。又、二本ずつで
構成される二対の液圧ジャッキ26は、先端装置1の推
進方向D1後方へ延在する管路40を介して、各対に対
応する夫々の電磁制御弁34に接続されており、夫々の
電磁制御弁34に接続された後述の図4における管路4
1,42の後端は、蓋体31のカップラ43,44と先
端装置1の前部4へ連結可能なカップラ45,46とを
通じて構成される送給管路47及び戻り管路48に接続
されている。
【0038】滑材供給ノズル36には管路49の先端が
接続され、管路49は後方筒部32の中空部を通って後
方へ延在し、蓋体31に取付けられたカップラ50に接
続されている。又、管路49の中途位置には分岐部分
(図示せず)を備えており、分岐部分から後方筒部32
の中空部を前方側へ延在する管路52は、先端装置1の
前部4へ着脱可能なカップラ51に接続されている。
【0039】図2中、53は、前段円筒部12の第一の
外筒16における推進方向D1後端に凸設されたキー状
の回り止め部材であり、回り止め部材53は、後段円筒
部13の第二の外筒20における推進方向D1先端に設
けた切欠きの案内手段54により推進時に前段円筒部1
2が円周方向へ回動しないよう案内されるようになって
いる。
【0040】ここで、液圧ジャッキ26により前段円筒
部12の方向すなわち先端装置1の推進方向D1を変更
する油圧回路は図4に示されており、60は油圧ユニッ
ト、61は傾動用の油圧回路である。
【0041】油圧ユニット60は地上に設置されてお
り、電動機62により駆動される油圧ポンプ63の吐出
側には、中途部に逆止弁64及び可変絞り付逆止弁65
を、又、油流れ方向D2先端にカップラ66を接続され
た管路67が接続されている。又油圧ユニット60は油
流れ方向D2後端にカップラ68を接続されると共に油
をタンク69に戻すようにした戻り管路70を備え、油
圧ポンプ63には、タンク69から吸込まれた油が送給
される吸引管路71が接続されている。
【0042】又、管路67における逆止弁64の油流れ
方向D2下流側には、中途部に切換弁72が接続されて
一端が戻り管路70に接続された管路73の他端が接続
されている。油圧ユニット60の機器のうち74はリリ
ーフ弁である。
【0043】油圧回路61を構成する各機器は後方筒部
32内に収納されており、油圧ユニット60のカップラ
66と管路75を介して連結し得るようにしたカップラ
43には、先端装置1の前部4の油圧ユニット(図示せ
ず)に連結可能なカップラ45へ通じる送給管路47を
備えると共に、同様に油圧ユニット60のカップラ68
と管路76を介して連結し得るようにしたカップラ44
には、先端装置1の前部4の油圧ユニット(図示せず)
に連結可能なカップラ46へ通じる戻り管路48を備え
ている。
【0044】又、送給管路47の中途部には、二つの電
磁制御弁34に接続される管路41の後端が接続され、
戻り管路48の中途部には、二つの電磁制御弁34に接
続される管路42の後端が一本の管路77にまとめられ
て接続されており、まとめられた一本の管路77には所
定のリリーフ弁78を備えている。
【0045】一方、電磁制御弁34には、各液圧ジャッ
キ26のヘッド側油室79へ通じる管路40と連結し且
つ可変絞り付逆止弁80を有する管路81を備えてお
り、可変絞り付逆止弁80は、液圧ジャッキ26のヘッ
ド側油室79から戻る油の流量を制御するようになって
いる。
【0046】又、管路81の連結位置から可変絞り付逆
止弁80までの中途部には、逆止弁82を備えた管路8
3を接続し、管路83は、一本の管路84にまとめられ
て所定のリリーフ弁85を介し戻り管路48に接続され
ている。
【0047】ここで、リリーフ弁78は、所定の液圧ジ
ャッキ26が内筒17を押圧することにより対向する液
圧ジャッキ26が押圧された際に、対向する戻り側の液
圧ジャッキ26のヘッド側油室79、管路40、管路8
1、電磁制御弁34、管路42の一連の流路の圧力がゼ
ロにならないよう所定の圧力に設定されている。
【0048】液圧ジャッキ26を介して前段円筒部12
を傾動する際の制御装置は図5に示されており、圧力セ
ンサ35で検出した夫々の液圧ジャッキ26の推力であ
る液圧ジャッキ圧力P1、ストローク検出器29で検出
した内筒17延いては前段円筒部12の変位方向X1、
土圧検出器30で検出した、後段円筒部13の第二の外
筒20に作用する土圧力P2は夫々検出信号として地上
に設置した制御装置90の演算制御部91へ与え得るよ
うになっている。
【0049】前段円筒部12の傾動時における液圧ジャ
ッキ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸長量Laは
CPU等の上位系制御装置92若しくはオペレータよ
り、制御装置90の演算制御部91へ設定し得るように
なっており、その他の操作指令C1も制御装置90の演
算制御部91へ与え得るようになっている。又、制御装
置90の演算制御部91から上位系制御装置92へは、
動作状態情報Iを与え得るようになっている。
【0050】又、上位系制御装置92等から与えられた
種々のデータを基に、制御装置90における演算制御部
91からは、電磁制御弁34に切換指令Vを与え得るよ
うになっている。図5中、93は制御装置90における
演算制御部91からの動作状態データを表示するための
表示部である。
【0051】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0052】先端装置1の方向を変更する際において、
図4に示す油圧回路61のリリーフ弁78、リリーフ弁
85は、リリーフ弁78の設定圧をPO1、リリーフ弁
85の設定圧をPO2とした場合、常にPO1<PO2
となるよう圧力調整が行われており、油圧ユニット60
では、油が流通するよう切換弁72が切換わった状態で
油圧ポンプ63は電動機62により駆動されており、油
圧ポンプ63から吐出された油は、管路67,73、切
換弁72、戻り管路70を通ってタンク69へ循環して
いる。
【0053】又、上位系制御装置92から、先端装置1
すなわち前段円筒部12の変位方向及び変位量に対応す
る液圧ジャッキ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸
長量La、その他の操作指令C1等の信号が制御装置9
0の演算制御部91に与えられている。このため、推進
方向D1の変更を開始する操作ボタンをオンにすること
により、制御装置90の演算制御部91からは油圧ユニ
ット60の切換弁72に切換指令が与えられて管路73
の油が切換弁72を通過しないように切換わり、同時に
油圧回路61の二つの電磁制御弁34のうち少なくとも
一つに切換指令が与えられて一対の液圧ジャッキ26の
うち一方の管路81を送給側の管路41に接続すると共
に他方の管路81を戻り側の管路42に接続するか、或
いは他方の管路81を送給側の管路41に接続すると共
に一方の管路81を戻り側の管路42に接続するよう切
換わっている。
【0054】このため、二つの電磁制御弁34のうち一
方の電磁制御弁34において、一対の液圧ジャッキ26
のうち一方の管路81を送給側の管路41に接続すると
共に他方の管路81を戻り側の管路42に接続するよう
切換わっている場合には、油圧ポンプ63から吐出され
た油は、管路67,75,47,41を経て電磁制御弁
34を通り、管路81から管路40を経て液圧ジャッキ
26のヘッド側油室79へ導入され、液圧ジャッキ26
を伸長させることにより内筒17を押圧しており、同時
に、相対する液圧ジャッキ26のヘッド側油室79の油
は排出され、他方の管路40,81を経て電磁制御弁3
4を通り、管路42から管路77及びリリーフ弁78を
介して、戻り管路48、管路76,70を通り、タンク
69に戻される。
【0055】又、二つの電磁制御弁34のうち一方の電
磁制御弁34において、一対の液圧ジャッキ26のうち
他方の管路81を送給側の管路41に接続すると共に一
方の管路81を戻り側の管路42に接続するよう切換わ
っている場合には、油圧ポンプ63から吐出された油
は、管路67,75,47,41を経て電磁制御弁34
を通り、上記の場合の他方の管路81から管路40を経
て逆側の液圧ジャッキ26のヘッド側油室79へ導入さ
れ、逆側の液圧ジャッキ26を伸長させることにより内
筒17を逆方向に押圧しており、同時に、相対する液圧
ジャッキ26のヘッド側油室79の油は排出され、上記
の場合の一方の管路40,81を経て電磁制御弁34を
通り、管路42から管路77及びリリーフ弁78を介し
て、戻り管路48、管路76,70を通り、タンク69
に戻される。
【0056】更に、二つの電磁制御弁34のうち他方の
電磁制御弁34において、他の一対の液圧ジャッキ26
が作動する場合には、上記の一方の電磁制御弁34と略
同様に作動し、二つの電磁制御弁34を同時に作動させ
た場合には、二対の液圧ジャッキ26が互いに垂直方向
で伸長し、内筒17の押圧方向は二対の液圧ジャッキ2
6の伸長方向を合わせたものになる。
【0057】ここで、内筒17の傾動角度は、内筒17
の周方向にズラされて略直角に配置された二本のストロ
ーク検出器29により傾動のデータを検出し、検出され
た値を演算することにより求められる。
【0058】而して、所定の液圧ジャッキ26を所定量
で伸長させると、液圧ジャッキ26は前段円筒部12の
内筒17を径方向に押圧し、凸状球面座18の球中心を
回動中心として前段円筒部12を所定変位量で傾動さ
せ、先端装置1の前部4を所望方向へ向ける。
【0059】続いて、先端装置1の推進方向D1を更に
変更する際には、圧力センサ35により液圧ジャッキ圧
力P1が、又、ストローク検出器29により前段円筒部
12の変位方向X1が、更に、土圧検出器30により後
段円筒部13の外周面に作用する土圧力P2が、夫々検
出されて制御装置90における演算制御部91に与えら
れ、所定の演算が行なわれることにより、切換指令Vに
より電磁制御弁34が適切な状態に制御される。
【0060】このため、制御装置90は、傾動時の前段
円筒部12の変位方向及び変位量に対応する液圧ジャッ
キ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸長量La、そ
の他の操作指令C1を任意に設定すると共に、前述の検
出データを基として前段円筒部12の傾動方向を予め設
定した所定の状態に制御して傾動を行なうことができ
る。
【0061】一方、図6に示す元押装置8によりトンネ
ルを形成するよう先端装置1を押圧した場合には、先端
装置1へ与える推力、先端装置1の径方向にかかる力等
を凸状球面座18を介して後段円筒部13の凹状球面座
21で受ける。
【0062】従って、前段円筒部12の傾動に必要な液
圧ジャッキ26のストロークの方向を先端装置1の推進
方向D1でなく前段円筒部12の内筒17の径方向にす
るため、先端装置1の推進方向D1の全長を短くでき、
結果的に出発点となる立坑9への搬入が容易になると共
に、先端装置1の方向制御を行う制御性を良好にするこ
とができる。又、先端装置1へ与える推力を凸状球面座
18で支持するため液圧ジャッキ26を小型化し、設置
スペースの占有を低減して方向修正装置6内部のスペー
スを有効利用することができる。
【0063】又、液圧ジャッキ26が伸長して内筒17
と液圧ジャッキ26との接触角が変化した際においても
球面座28及び滑り軸受け板27により液圧ジャッキ2
6は前段円筒部12の内筒17に対して点接触でなく面
接触を維持するため、液圧ジャッキ26及び前段円筒部
12の内筒17の周囲面の破損を防止することができ
る。
【0064】凸状球面座18と凹状球面座21との摺動
面に備えた固体潤滑被膜19,22によりグリス等の給
油を不要にするため、凸状球面座18と凹状球面座21
に対しオイルシール等の部材を不要にして装置構造を簡
易にでき、又、液圧ジャッキ26を凸状球面座18の回
動中心から推進方向D1後方へ離れた位置に備えるた
め、内筒17すなわち前段円筒部12を傾動させる傾動
モーメントを大きくして前段円筒部12を容易に傾動さ
せることができる。
【0065】前段円筒部12は、回り止め部材53によ
り円周方向へ回動することがないため、前段円筒部12
及び後段円筒部13の中空部内に収納された配線や配管
に捩れが生じることがなく、又、パッキン24により前
段円筒部12と後段円筒部13の間から土砂が入ること
を防止し、結果的に耐久性を良くすることができる。
【0066】内筒17に接するストローク検出器29の
検出値より屈曲部5における前段円筒部12の傾動角度
を検出するため先端装置1の方向制御を適確に行うこと
ができ、又、液圧ジャッキ26に圧力センサ35を備え
て前段円筒部12の傾動により発生するモーメントを検
出するため、先端装置1の方向制御を一層適確に行うこ
とができる。
【0067】更に、液圧ジャッキ26を制御する電磁制
御弁34を方向修正装置6の内部に備えるため、方向修
正装置6の内部で管路40をまとめて、方向修正装置6
の外部へ延在する管路を最少限にし、結果的に先端装置
1の操作性を良くすることができる。更に又、内筒17
の内部に配線、配管を通すことが可能となるため、先端
装置1の外部に配線、配管を出すことなく、先端装置1
の前部4に必要な電気信号、油、滑材等を供給すること
ができる。
【0068】以上のことから、本図示例によれば、小型
でしかも耐久性、操作性の良い方向修正装置を提供する
ことができる。
【0069】なお、本発明の実施の形態は上記図示例に
のみ限定されるものではなく、液圧ジャッキは少なくと
も三本以上であれば何本でもよいこと、その他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
記載の方向修正装置によれば、前段部の傾動に必要
な押圧手段のストロークの方向を先端装置の推進方向で
なく内筒の径方向にするため、装置の推進方向の全長を
短くでき、結果的に出発点となる立坑への搬入が容易に
なると共に、装置の方向制御を行う制御性を良好にする
ことができる。又、先端装置へ与える推進を凸状球面座
で支持するため押圧手段を小型化し、設置スペースの占
有を低減して装置内部のスペースを有効利用することが
でき、更に前段部は回り止め部材により円周方向へ回動
することがないため、前段部及び後段部の中空部内に収
納された配線や配管に捩れが生じることがなく、結果的
に耐久性を良くすることができる、更に又、小型でしか
も耐久性、操作性を良くすることができる、等種々の優
れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方向修正装置の実施の形態の一例の縦
断面図である。
【図2】本発明の方向修正装置の実施の形態の一例の側
面図である。
【図3】図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】本発明の方向修正装置に適用する油圧回路図で
ある。
【図5】本発明の方向修正装置に適用する制御系統図で
ある。
【図6】図1に示す方向修正装置を適用した管埋設装置
の概要を示す側面図である。
【図7】従来の圧入工法に使用する振動発生装置の概要
を示す側面図である。
【図8】図7に示す振動発生装置を適用した管埋設装置
の概要を示す側面図である。
【図9】従来の方向修正方法に使用する方向修正装置の
概要を示す側面図である。
【符号の説明】
1 先端装置 5 屈曲部 6 方向修正装置 12 前段円筒部(前段部) 13 後段円筒部(後段部) 17 内筒 18 凸状球面座 19 固体潤滑被膜 21 凹状球面座 22 固体潤滑被膜 24 パッキン 26 液圧ジャッキ(押圧手段) 27 滑り軸受け板 28 球面座 29 ストローク検出器 34 電磁制御弁 35 圧力センサ 53 回り止め部材 D1 推進方向
フロントページの続き (72)発明者 三浦 雄一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東京エンジニア リングセンター内 (72)発明者 田中 実 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 高梨 敏彦 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 日野 英則 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−158992(JP,A) 実開 昭61−19096(JP,U) 特公 平5−45760(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 311

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中を推進する先端装置内に搭載された
    方向修正装置であって、該方向修正装置は、推進方向に
    延在する内筒に形成された凸状球面座と、該凸状球面座
    に摺動可能に嵌合されて少なくとも先端装置へ与える推
    力を受ける凹状球面座と、前記内筒を径方向に押圧して
    凸状球面座の球中心を回動中心として回動させる押圧手
    段とを備え、 前記先端装置が屈曲する屈曲部の前段部と後段部の間
    に、前記前段部が周方向へ回動するのを防止するための
    回り止め部材を設け たことを特徴とする方向修正装置。
  2. 【請求項2】 内筒と押圧手段の間に滑り軸受け板を介
    し、押圧手段に球面座を備えた請求項1記載の方向修正
    装置。
  3. 【請求項3】 凸状球面座と凹状球面座の摺動面に固体
    潤滑被膜を備えた請求項1又は2記載の方向修正装置。
  4. 【請求項4】 内筒を径方向に回動させる押圧手段を凸
    状球面座の回動中心から推進方向後方へ離れた位置に備
    えた請求項1、2又は3記載の方向修正装置。
  5. 【請求項5】 屈曲部の前段部と後段部の間から土砂が
    内部へ入らないようパッキンを備えた請求項1、2、3
    又は4記載の方向修正装置。
  6. 【請求項6】 屈曲部における前段部の傾動角度を検出
    するよう内筒に接するストローク検出器を備えた請求項
    1、2、3、4又は5記載の方向修正装置。
  7. 【請求項7】 前段部の傾動により発生するモーメント
    を検出するよう押圧手段に圧力センサを備えた請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の方向修正装置。
  8. 【請求項8】 押圧手段を制御する電磁制御弁を装置の
    内部に備えた請求項1、2、3、4、5、6又は7記載
    の方向修正装置。
  9. 【請求項9】 凸状球面座の中心を空洞にするよう内筒
    を配置した請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記
    載の方向修正装置。
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