JP3395066B2 - ムラサキイガイ等付着生物の利用と処理法 - Google Patents
ムラサキイガイ等付着生物の利用と処理法Info
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- JP3395066B2 JP3395066B2 JP35488393A JP35488393A JP3395066B2 JP 3395066 B2 JP3395066 B2 JP 3395066B2 JP 35488393 A JP35488393 A JP 35488393A JP 35488393 A JP35488393 A JP 35488393A JP 3395066 B2 JP3395066 B2 JP 3395066B2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Fodder In General (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
【0001】この発明は、未利用資源となっているムラ
サキイガイ等の付着生物の飼・肥料化あるいは産業廃棄
物としての処理方法に関するものである。
サキイガイ等の付着生物の飼・肥料化あるいは産業廃棄
物としての処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ムラサキイガイ等の付着生物は海中に設
けられた防波堤・港湾の岸壁、桟橋等の工作物や長期間
にわたって設置する定置網等の漁具特に浮子(あば)や
ロープに付着し、沿岸に立地する諸工場や発電所では冷
却水を取水するための取水管内や開渠の側壁、等にも付
着生息する。これらの付着生物の種組成は海域、水深、
季節等によって若干異なるが平均的と考えられる一例で
は表1に示すように8動物門、63種におよぶ。
けられた防波堤・港湾の岸壁、桟橋等の工作物や長期間
にわたって設置する定置網等の漁具特に浮子(あば)や
ロープに付着し、沿岸に立地する諸工場や発電所では冷
却水を取水するための取水管内や開渠の側壁、等にも付
着生息する。これらの付着生物の種組成は海域、水深、
季節等によって若干異なるが平均的と考えられる一例で
は表1に示すように8動物門、63種におよぶ。
【0003】
【表1】
【0004】そのうち重量比で全体の84%を占める軟
体動物門では表2のように14種が出現する。この中に
は2枚貝の他に腹足類に属する貝殻の硬い巻貝も含まれ
るが、これらのうち重量で4.5kg/m2重量比で9
1.3%(全重量に対して76.6%)を占めるムラサ
キイガイが最も多い。このムラサキイガイは外来種で外
国航路の船舶に付着して運ばれた帰化動物であり、どち
らかと云えば富栄養化した海域に多く、産卵期が長くほ
ゞ週年繁殖し、経済の発展と人口の集中化に伴って富栄
養化の進行している現状では今後減少する兆しはなく、
最も付着量の多いのは干満潮線間の下段から水深5〜6
mに、足の中央にある足糸孔から出る足糸によって付着
生息し、一般には3〜5段に重なって付着する。しかし
環境が悪化すると自ずから足糸を足糸孔から抜脱して移
動したり垂直面では脱落する。
体動物門では表2のように14種が出現する。この中に
は2枚貝の他に腹足類に属する貝殻の硬い巻貝も含まれ
るが、これらのうち重量で4.5kg/m2重量比で9
1.3%(全重量に対して76.6%)を占めるムラサ
キイガイが最も多い。このムラサキイガイは外来種で外
国航路の船舶に付着して運ばれた帰化動物であり、どち
らかと云えば富栄養化した海域に多く、産卵期が長くほ
ゞ週年繁殖し、経済の発展と人口の集中化に伴って富栄
養化の進行している現状では今後減少する兆しはなく、
最も付着量の多いのは干満潮線間の下段から水深5〜6
mに、足の中央にある足糸孔から出る足糸によって付着
生息し、一般には3〜5段に重なって付着する。しかし
環境が悪化すると自ずから足糸を足糸孔から抜脱して移
動したり垂直面では脱落する。
【0005】
【表2】
【0006】なお、これらのムラサキイガイは相接する
個体と個体との間隙には有機物を主体とする浮泥が埋積
し、その中や貝殻表面には表1・2に示すような動物が
生息している。いわゆる多様な種による個体群を形成し
ている。
個体と個体との間隙には有機物を主体とする浮泥が埋積
し、その中や貝殻表面には表1・2に示すような動物が
生息している。いわゆる多様な種による個体群を形成し
ている。
【0007】このような環境にある上記個体群のうち利
用されているのは、大型に成長したムラサキイガイが極
まれに食料とされている程度である。それは付着(棲
息)場所が水面かあるいは水深が浅いために特別な処理
をしない限り油臭があって食品としての利用に耐えられ
ないからである。
用されているのは、大型に成長したムラサキイガイが極
まれに食料とされている程度である。それは付着(棲
息)場所が水面かあるいは水深が浅いために特別な処理
をしない限り油臭があって食品としての利用に耐えられ
ないからである。
【0008】このようなことからここで出現する他の貝
類も含めて現況では全く利用されていないと云ってよ
い。
類も含めて現況では全く利用されていないと云ってよ
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで先に述べた取
水管内に付着すると、管が閉塞し、所要の水量が得られ
なくなり、諸施設の運転に支陣をきたすことがある。ま
た開渠等の垂直面では3〜5段に重なった厚さが15〜
20cmに達すると重さと水流、波浪等による抵抗の増
大、環境悪化による足糸の抜脱、死亡等による付着力の
低下等から付着面から脱落して、それらが海水とともに
主要機械部分に流入して閉塞や重大なトラブルの原因に
なることが危惧されている。また定置網等の浮子では浮
力が減衰シ、ロープでは潮流等の抵抗が増大していずれ
の場合も漁具が沈降して正常に機能しなくなる。
水管内に付着すると、管が閉塞し、所要の水量が得られ
なくなり、諸施設の運転に支陣をきたすことがある。ま
た開渠等の垂直面では3〜5段に重なった厚さが15〜
20cmに達すると重さと水流、波浪等による抵抗の増
大、環境悪化による足糸の抜脱、死亡等による付着力の
低下等から付着面から脱落して、それらが海水とともに
主要機械部分に流入して閉塞や重大なトラブルの原因に
なることが危惧されている。また定置網等の浮子では浮
力が減衰シ、ロープでは潮流等の抵抗が増大していずれ
の場合も漁具が沈降して正常に機能しなくなる。
【0010】このようなことから取水施設では定期的に
剥離作業を行い、陸上に取り揚げられている。また漁具
では浮子等を取り換えることによって機能の回復がはか
られている。このような作業によって陸上げされた付着
生物は一般に産業廃棄物として搬出処分されている。ま
た漁具に付着したものは漁港の網干場などに放置され、
軟体部の腐敗消失を待って貝殻を剥離して、漁具性能の
回復がはかられている。これらの付着生物等は陸上げ後
の時間経過とともに腐敗が進行し、悪臭公害・害虫の発
生をもたらし積極的な処分もままならない実情にある。
一部焼却処分されているが、腐敗前の短時間の処理は水
分の外に表3に示すように塩分(海水)を含むので
剥離作業を行い、陸上に取り揚げられている。また漁具
では浮子等を取り換えることによって機能の回復がはか
られている。このような作業によって陸上げされた付着
生物は一般に産業廃棄物として搬出処分されている。ま
た漁具に付着したものは漁港の網干場などに放置され、
軟体部の腐敗消失を待って貝殻を剥離して、漁具性能の
回復がはかられている。これらの付着生物等は陸上げ後
の時間経過とともに腐敗が進行し、悪臭公害・害虫の発
生をもたらし積極的な処分もままならない実情にある。
一部焼却処分されているが、腐敗前の短時間の処理は水
分の外に表3に示すように塩分(海水)を含むので
【0011】
【表3】
【0012】効率のよい処理ができず。労力や経費の外
に焼却のためには石油等が使用されるのでCO2排出の
問題もからみ効率のよい処理方法が望まれている。この
発明は、前記事情に鑑み開発したもので陸上げされたム
ラサキイガイ等の付着生物を容易に短時間で処理できる
ことと有用資源としての加工や有効成分を分離抽出して
利用することを目的とする。
に焼却のためには石油等が使用されるのでCO2排出の
問題もからみ効率のよい処理方法が望まれている。この
発明は、前記事情に鑑み開発したもので陸上げされたム
ラサキイガイ等の付着生物を容易に短時間で処理できる
ことと有用資源としての加工や有効成分を分離抽出して
利用することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明ではムラサキイガイ等付着生物を粉砕し
て、PHと温度の調節を行ない蛋白質分解剤を添加し
て、軟体部等を溶解して液状とし、貝殻と分離する。次
に分離した液体はPHと水温の調節を行い蛋白質析出剤
または凝集剤を添加して蛋白質等を析出あるいは凝集せ
しめ、常法によってそれらを水分と分離脱水した後、乾
燥させることを特徴とするものである。
に、この発明ではムラサキイガイ等付着生物を粉砕し
て、PHと温度の調節を行ない蛋白質分解剤を添加し
て、軟体部等を溶解して液状とし、貝殻と分離する。次
に分離した液体はPHと水温の調節を行い蛋白質析出剤
または凝集剤を添加して蛋白質等を析出あるいは凝集せ
しめ、常法によってそれらを水分と分離脱水した後、乾
燥させることを特徴とするものである。
【0014】
【実施例】第1工程として、軟体部に蛋白質分解剤を容
易に作用させるためにムラサキイガイ等付着生物をクラ
ッシャー等によって粉砕する。なお、ここでクラッシャ
ー等を使用するのは先に述べた殻の硬い巻貝も粉砕する
必要があるからである。このように処理した後、PHを
7.5〜8.5に、水温を40〜50℃前後に調節し、
ビオプラーゼ、プロテアーゼ、ビオタミラーゼ等の蛋白
質分解剤を、表3によって求めた軟体部重量(総重量の
ほぼ1/2)の0.002〜0.004%程度を添加し
て攪拌して軟体部を液状とする。次いでろ過等の常法に
よって貝殻を分離除去して蛋白質等の溶解液とする。そ
してこの段階で常法によって脱水処理する場合もある。
易に作用させるためにムラサキイガイ等付着生物をクラ
ッシャー等によって粉砕する。なお、ここでクラッシャ
ー等を使用するのは先に述べた殻の硬い巻貝も粉砕する
必要があるからである。このように処理した後、PHを
7.5〜8.5に、水温を40〜50℃前後に調節し、
ビオプラーゼ、プロテアーゼ、ビオタミラーゼ等の蛋白
質分解剤を、表3によって求めた軟体部重量(総重量の
ほぼ1/2)の0.002〜0.004%程度を添加し
て攪拌して軟体部を液状とする。次いでろ過等の常法に
よって貝殻を分離除去して蛋白質等の溶解液とする。そ
してこの段階で常法によって脱水処理する場合もある。
【0015】第2工程として上記溶解液を30℃前後に
冷却し、同時にPHを使用する析出剤あるいは凝集剤に
適するPH(4.0〜8.5)に調節し、塩化カルシュ
ーム、硫酸マグネシューム、硫酸アルミニューム、ポリ
塩化アルミニューム、レニネット、グルタミナーゼ、プ
ロティナーゼ、トリクロル酢酸、アルギン酸ナトリュー
ム、ペプシン、カゼイン、合成高分子化合物等無機系あ
るいは酵素を含む有機系の析出剤または凝集剤を反応促
進剤とともに適当量(軟体部重量の0.002〜0.5
%)を単独にあるいは複数種併用添加して蛋白質等を析
出あるいは凝集して沈澱あるいは浮上させて水分のみを
常法によって排除する。次に必要に応じて更に水分を除
去して乾燥させ含水率を20〜30%あるいはそれ以下
の同形物とする。以上の方法によって行った。全体の8
4重量%を占めるムラサキイガイ等の処理結果の一例を
表4に示す。
冷却し、同時にPHを使用する析出剤あるいは凝集剤に
適するPH(4.0〜8.5)に調節し、塩化カルシュ
ーム、硫酸マグネシューム、硫酸アルミニューム、ポリ
塩化アルミニューム、レニネット、グルタミナーゼ、プ
ロティナーゼ、トリクロル酢酸、アルギン酸ナトリュー
ム、ペプシン、カゼイン、合成高分子化合物等無機系あ
るいは酵素を含む有機系の析出剤または凝集剤を反応促
進剤とともに適当量(軟体部重量の0.002〜0.5
%)を単独にあるいは複数種併用添加して蛋白質等を析
出あるいは凝集して沈澱あるいは浮上させて水分のみを
常法によって排除する。次に必要に応じて更に水分を除
去して乾燥させ含水率を20〜30%あるいはそれ以下
の同形物とする。以上の方法によって行った。全体の8
4重量%を占めるムラサキイガイ等の処理結果の一例を
表4に示す。
【0016】
【表4】
【0017】これらの処理によって重量にして総重量の
約1/4容量にして1/8から1/10の蛋白質等の同
形物として、飼料、肥料または有効成分の注出の原料と
する。
約1/4容量にして1/8から1/10の蛋白質等の同
形物として、飼料、肥料または有効成分の注出の原料と
する。
【0018】
【発明の効果】以上この発明は次の効果を有する。
(1)ムラサキイガイ等付着生物の貝殻部分と軟体部を
容易に分離し、軟体部が液状になり、貝殻部分は総重量
の約1/2、容量で1/3〜1/5になるので、産業廃
棄物としての処理は容易でありかつ処理に係る経費、労
力は節減でき、また腐敗による悪臭公害を防止できる。 (2)蛋白質等の液状になった軟体部を析出あるいは凝
集し、脱水、乾燥せしめ固形物として、飼料、肥料また
は有効成分の原料とすることができるので、従来、破棄
するだけであった、ムラサキイガイ等付着生物の資源化
が期待できる。
容易に分離し、軟体部が液状になり、貝殻部分は総重量
の約1/2、容量で1/3〜1/5になるので、産業廃
棄物としての処理は容易でありかつ処理に係る経費、労
力は節減でき、また腐敗による悪臭公害を防止できる。 (2)蛋白質等の液状になった軟体部を析出あるいは凝
集し、脱水、乾燥せしめ固形物として、飼料、肥料また
は有効成分の原料とすることができるので、従来、破棄
するだけであった、ムラサキイガイ等付着生物の資源化
が期待できる。
【図1】本発明のフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 ムラサキイガイ等付着生物を粉砕しPH
と温度を調節した後に、蛋白質分解剤を添加して軟体部
を溶解せしめ貝殻から剥離して蛋白質等を液伏とした
後、常法によって貝殻と分離することを特徴とするムラ
サキイガイ等付着生物の利用と処理法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法によって液状に形成
された蛋白質等の液体はPHと温度を調節し蛋白質析出
剤または凝集剤を添加して蛋白質等を析出あるいは凝集
せしめ、常法によって水分と分離脱水した後、乾燥せし
めることを特徴とするムラサキイガイ等付着生物の利用
と処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35488393A JP3395066B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ムラサキイガイ等付着生物の利用と処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35488393A JP3395066B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ムラサキイガイ等付着生物の利用と処理法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07184559A JPH07184559A (ja) | 1995-07-25 |
| JP3395066B2 true JP3395066B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=18440556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35488393A Expired - Fee Related JP3395066B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ムラサキイガイ等付着生物の利用と処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3395066B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN119735467B (zh) * | 2024-12-09 | 2025-12-16 | 宁夏盛翊生物技术有限责任公司 | 一种环保型缓释肥及其制备方法 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP35488393A patent/JP3395066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07184559A (ja) | 1995-07-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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