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JP3397231B2 - 感光性エレメント - Google Patents
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JP3397231B2 - 感光性エレメント - Google Patents

感光性エレメント

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JP3397231B2
JP3397231B2 JP19154997A JP19154997A JP3397231B2 JP 3397231 B2 JP3397231 B2 JP 3397231B2 JP 19154997 A JP19154997 A JP 19154997A JP 19154997 A JP19154997 A JP 19154997A JP 3397231 B2 JP3397231 B2 JP 3397231B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性エレメント
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、精密加工業界例えばプリント配線
板の製造等において、めっき、エッチング等のレジスト
形成や、無電解めっきマスク、ソルダマスク等の永久マ
スク形成に、保護フィルムと感光性樹脂層と支持体フィ
ルムの3層から成る感光性エレメントを用いることが知
られている。感光性エレメントを用いた写真法によるパ
ターン形成法では、スクリーン印刷法に比べ、厚さが均
一で細線を高精度に形成できる利点があるため、ICチ
ップ搭載用リードフレームの形成、カラーテレビ用、V
TR用、オーディオ用部品の形成等、各種産業用電子機
器の部品の形成及び民生用電子機器の部品の形成に広く
その適用の検討が進められている。これに伴い、従来感
光性エレメントの感光性樹脂層の厚さは25〜50μm
が主体であったが、100〜250μmの厚膜が必要と
なって来ている。
【0003】感光性エレメントは、支持体フィルム上に
感光性樹脂組成物の溶液を均一に塗布し、乾燥により溶
剤を揮散させて感光性樹脂層を形成し、次いで、感光性
樹脂層の上に保護フィルムを貼り合わせ、ロールに巻
取って製造される。また、感光性エレメントを使用する
時には、保護フィルムを剥がしながら感光性樹脂層を基
板面に加熱圧着し貼り合わせる。次いで、支持体フィル
ム上にネガマスクを載置し、露光した後現像することに
より、基板上に感光性樹脂パターンを形成することがで
きる。
【0004】これらのことから、感光性エレメントに用
いる支持体フィルムは、感光性樹脂層形成時の感光性樹
脂組成物の溶液の塗布乾燥時の熱に充分耐えるように、
耐熱性の優れたものを、また、露光時に光分散が少く、
紫外線透過性の良いプラスチックフィルムを選択して、
用いられている。一方、保護フィルムは、感光性樹脂層
の外部からの損傷、異物付着を防止する目的で使用され
ており、感光性エレメントを使用する際に、保護フィル
ムを剥がしながら基板に貼り合わせていくが、保護フィ
ルムを剥がす時に、支持体フィルムから感光性樹脂層も
一緒に剥がれると困るので、保護フィルムと感光性樹脂
層との接着力Aが支持体フィルムと感光性樹脂層との接
着力B未満のプラチックフィルムを選択している。これ
らのことから、一般的には支持体フィルムにポリエチレ
ンテレフタレートフィルムが、保護フィルムにポリエチ
レンフィルムが使用されている。しかし、感光性樹脂層
の厚さが大きくなる程、経日により感光性エレメントに
シワ、折れ、はがれ、折れ傷等の不具合が発生する問
題、また、感光性樹脂が感光性巻ロールの端部からにじ
み出してくるエッジフュージョンの発生が著しい等の問
題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発明は、保存中にシ
ワ、折れ、はがれ、エッジフュージョン等の不具合が発
生しない、保存安定性に優れた感光性エレメントを提供
するものである。また、本発明は、上記効果を奏し、表
面の凹凸の大きい被着体、厚膜パターンの要求される分
野に好適に使用できる感光性エレメントを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に感光
性樹脂パターンを形成するための、プラスチックフィル
ムAと感光性樹脂層とプラスチックフィルムBをこの順
で有する感光性エレメントにおいて、前記プラスチック
フィルムAが、弾性係数50kg/mm2以上でかつ融
点130℃以上であり、前記プラスチックフィルムAは
基板貼り合わせ時に除去されるフィルムであり、前記プ
ラスチックフィルムBはポリエチレンテレフタレートフ
ィルム又はポリプロピレンフィルムであり、前記感光性
樹脂層の厚さが160〜300μmである感光性エレメ
ントに関する。また、本発明は、基板上に感光性樹脂パ
ターンを形成するための、プラスチックフィルムAと感
光性樹脂層とプラスチックフィルムBをこの順で有する
感光性エレメントにおいて、前記プラスチックフィルム
Aが、弾性係数50kg/mm2以上でかつ融点130
℃以上であり、前記プラスチックフィルムAは基板貼り
合わせ時に除去されるフィルムであり、前記感光性樹脂
層の厚さが160〜300μmである感光性エレメント
に関する。更に、本発明は、前記感光性エレメントのプ
ラスチックフィルムAを剥がしながら感光性樹脂層を基
板上に貼り合わせることを特徴とする感光性エレメント
の貼り合わせ方法に関する。また、本発明は、保護フィ
ルムと感光性樹脂層と支持体フィルムをこの順で有する
感光性エレメントにおいて、保護フィルムが、弾性係数
50kg/mm2以上でかつ融点130℃以上であるプ
ラスチックフィルムであり、前記感光性樹脂層の厚さが
160〜300μmである感光性エレメントに関する。
に、本発明は、前記感光性エレメントの保護フィルム
を剥がしながら感光性樹脂層を基板上に貼り合わせるこ
とを特徴とする感光性エレメントの貼り合わせ方法に関
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるプラスチック
フィルムA(以下、場合により「保護フィルム」とい
う)は、弾性係数が50kg/mm2以上でかつ融点が
130℃以上のプラスチックフィルムである。弾性係数
は70〜1000kg/mm2であることが好ましく、
110〜800kg/mm2であることがより好まし
い。融点は、140〜400℃であることが好ましく、
160〜350℃であることがより好ましい。弾性係数
が50kg/mm2未満又は融点が130℃未満のフィ
ルムを保護フィルムとして用いると感光性エレメントの
保存中にシワや折れ、剥がれ、エッジフュージン等の
不具合が発生する。なお、弾性係数は、ASTM−D8
82に準じて測定することができ、融点は、示差走査熱
量計(DSC)により測定することができる。弾性係
数、融点が前記本発明の範囲内のプラスチックフィルム
は、例えば、市販のポリプロピレンフィルム、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムなどから選択し使用でき
る。
【0008】本発明における感光性樹脂層は、光照射さ
れることによりその性質(溶媒等に対する溶解性、粘着
性、粘度、流動性、弾性率、伸び、強度等の粘弾性、表
面張力など)が変化するものであり、このようなものと
しては、特に制限なく公知のものを使用でき、例えば、
ネガ型感光性樹脂組成物、ポジ型感光性樹脂組成物等を
使用して形成することができる。ポジ型感光性樹脂組成
物としては、特に制限なく公知のものを使用でき、例え
ば、1,2−ナフトキノンジアジド系化合物、o−ニト
ロベンジル系化合物等を用いた可溶性基光生成型の組成
物、オニウム塩等を用いた光酸発生・酸分解型の組成物
などが挙げられる。ネガ型感光性樹脂組成物は、特に制
限はなく公知のものを使用でき、例えば、(a)エチレ
ン性不飽和化合物、(b)フィルム形成性付与ポリマ及
び(c)光重合開始剤を必須成分として含み、(d)染
料又は顔料、(e)その他添加物、(f)有機溶剤等を
任意成分として含んでいてもよい。
【0009】前記(a)エチレン性不飽和化合物として
は、例えば、ブチルアクリレート、テトラエチレングリ
コールジアクリレート、γ−クロロ−β−ヒドロキシプ
ロピル−β′−メタクリロイルオキシエチル−o−フタ
レート、テトラプロピレングリコールジアクリレート、
2,2−ビス〔(4−メタクリロキシペンタエトキシ)
フェニル〕プロパン、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペ
ンタエリスリトールテトラアクリレート等のアクリレー
ト、これらに対応するメタクリレートが挙げられる。
【0010】(b)フィルム形成性付与ポリマとして
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸の
炭素数1〜22のアルキルエステル、メタクリル酸の炭
素数1〜22のアルキルエステル、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、メタクリル酸グリシジ
ル、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルア
ミノプロピルメタクリレート、アクリロニトリル、N―
メチロールアクリルアミド、N―メチローメタアクリ
ルアミド、スチレン、ビニルトルエン等のビニル単量体
とこれらのビニル単量体と共重合可能な単量体とを共重
合してなるビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド
酸等が挙げられる。環境性に優れたアルカリ現像液で現
像可能となる点から、(b)フィルム形成性付与ポリマ
がカルボキシル基を有するポリマであることが好まし
い。
【0011】(c)光重合開始剤としては、例えば、ベ
ンゾフェノン、4、4′−ジエチルアミノベンゾフェノ
ン、2−エチルチオキサントン、1,7−ビス(9−ア
クリジニル)ヘプタン、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンジルジメチルケタール等が挙げられる。 (d)染料又は顔料としては、例えば、マラカイトグリ
ーン、フタロシアニングリーン等が挙げられる。 (e)その他添加物としては、例えば、ジエチレングリ
コール等の可塑剤、ベンゾトリアゾール、テトラゾール
等の密着性向上剤、レベリング効果や消泡効果のあるシ
リコン系界面活性剤、ロイコクリスタルバイオレット、
トリブロモメチルフェニルスルフォン等の発色剤などが
挙げられる。 (f)有機溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエ
チルケトン、トルエン、酢酸エチル、酢酸ブチル、2−
ブトキシエタノール、2−エトキシエタノール、2−エ
トキシエチルアセテート、メタノール、N−メチルー2
―ピロリドン等が挙げられる。
【0012】ここで、(a)成分の配合量は、フィルム
形成性、低エッジフュージョン性、光感度等の点から、
(a)成分及び(b)成分の総量100重量部に対して
20〜80重量部とすることが好ましい。また、(b)
成分の配合量は、光感度、低エッジフュージョン性、フ
ィルム形成性等の点から、(a)成分及び(b)成分の
総量100重量部に対して20〜80重量部とすること
が好ましい。また、(c)成分の配合量は、光感度等の
点から、(a)成分及び(b)成分の総量100重量部
に対して1〜10重量部とすることが好ましい。また、
(d)成分の配合量は、作業性等の点から、(a)成分
及び(b)成分の総量100重量部に対して0.1〜1
0重量部とすることが好ましい。また、(e)成分の配
合量は、その効果を充分発揮する点から、(a)成分及
び(b)成分の総量100重量部に対して0.1〜20
重量部とすることが好ましい。また、(f)成分の配合
量は、塗工性、生産性等の点から、(a)成分及び
(b)成分の総量100重量部に対して50〜300重
量部とすることが好ましい。
【0013】感光性樹脂層に含まれる溶剤の量(残存溶
剤量)は、品質のバラつき抑制の点から、2重量%以下
であることが好ましい。この残存溶剤量は、感光性エレ
メントの製造にあたって、0.1重量%まで低減可能で
ある。
【0014】感光性樹脂層の流動性は、基板等の被着体
への追従性、低変形性、低エッジフュージョン性等の点
から100〜300μmであることが好ましく、100
〜250μmであることがより好ましい。流動性を前記
の範囲とすることは、(a)〜(f)成分の種類と配合
量を調整することにより行なうことができる。ここにい
う流動性は、直径20mm、厚さ2mmの感光性樹脂層
をサンプルとし、このサンプルを平面の基板上に置い
て、その上に直径50mmの円筒形の5kgの静荷重を
加え、変形していく感光性樹脂層の10秒後の厚みT 1
μm)と900秒後の厚みT 2 μm)を測定した時
のT1−T2(μm)である。
【0015】感光性樹脂層の厚さは、160μm以上の
場合には本発明の効果がよく発現し、またそのような感
光性樹脂層を有する感光性エレメントは、表面の凹凸の
大きい被着体、厚膜パターンの要求される分野等に好適
に使用できる。この厚さの上限は、通常、300μmで
ある。
【0016】本発明に用いられるプラスチックフィルム
B(以下、場合により「支持体フィルム」という)は、
次述する感光性エレメントの製造の際、溶媒、熱による
ダメージに耐性があり、最終的に感光性樹脂層を支持で
きるものであれば特に制限なく公知のものを使用しうる
が、このようなものとしてはポリエチレンテレフタレー
トフィルムが好適である。支持体フィルムの厚さは、解
像度、強度、取り扱い性の点から3〜100μmである
ことが好ましい。
【0017】本発明の感光性エレメントは、例えば、支
持体フィルム上に感光性樹脂組成物の溶液(有機溶剤等
の溶媒を含む)を塗布し、加熱乾燥することにより溶媒
を揮散除去して、感光性樹脂層を形成し、次いで、感光
性樹脂層の上に保護フィルムを貼り合わせて得ることが
でき、この感光性エレメントを巻き取ってロール状物と
することができる。ロール状物とするときは、支持体フ
ィルムが外側になるように巻きとることが、その後の取
扱性の点で好ましい。
【0018】また、感光性樹脂層の厚さが、160μm
以上の場合には、感光性樹脂層の厚さが大きくなればな
る程感光性樹脂層の曲げ剛性が大きくなるので、保護フ
ィルムと感光性樹脂層との接着力Aが支持体フィルムと
感光性樹脂層との接着力Bと等しいかより大きくても、
保護フィルムをはがす時に感光性樹脂層と支持体フィル
ムの間で剥がれるという不都合を生じない。また感光性
樹脂層の変形をおさえる点からは、保護フィルムと感光
性樹脂層との接着力Aはできるだけ大きい方が効果的で
ある。
【0019】接着力Aと接着力Bとが等しくてもよいの
で、保護フィルムと支持体フィルムの両方に、成分が同
じかあるいは主成分が同じ組成(材質)のプラスチック
フィルムを使用できる。
【0020】本発明において、保護フィルムと支持体フ
ィルムの両方にポリエチレンテレフタレートフィルムを
用いた感光性エレメントは、熱変形、感光性樹脂層の変
形等の影響をほとんど受けないため、経日安定性に優れ
た。特に、ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ
が均一であること、フィルム同士の滑り性が悪いので低
テンションでロール状に巻き取れることから、エッジフ
ュージョン発生が少なく、非常に好ましい。
【0021】また、支持体フィルムは、保護フィルムよ
り厚さの小さいフィルムを使用した方が、支持体フィル
ムと感光性樹脂層との接着をより保持でき、支持体フィ
ルムと感光性樹脂層の好ましくない剥離を防ぐことがで
きる。
【0022】本発明の感光性エレメントは、プリント配
線板の製造,ICチップ搭載用リードフレームの形成、
カラーテレビ用、VTR用、オーディオ用部品の形成
等、各種産業用及び民生用電子機器の部品形成等の精密
加工を行う際、エッチングやめっきレジストパターン形
成他各種樹脂パターン形成に好適である。
【0023】
【作用】感光性エレメントの製造時、保護フィルムは、
シワを伸ばしある程度のテンションをかけた状態で、感
光性樹脂組成物の溶液を支持体フィルム上に塗布、加熱
乾燥した直後に貼り合わされるので、感光性樹脂層の温
度が30〜60℃の状態で貼り合わされることになり歪
をもってロール状に巻き取られるため、巻取った後、経
日により歪が戻り、保護フィルムにシワ、浮き、折れ、
はがれ等の不具合が発生すると考えられる。また、感光
性樹脂層は柔軟なため、外圧や熱の影響を受け易く、ま
た、アルカリ現像タイプの場合は、特に吸湿の影響を受
け易いことから、感光性樹脂層の厚さが大きくなる程、
経日により変形しやすくこの感光性樹脂層の変形も保護
フィルムに影響を及ぼし、シワ、浮き、折れ、はがれ等
の不具合を誘起し、また感光性樹脂層が感光性エレメン
トの端部からしみ出す(エッジフュージョン)不都合も
起こりやすい。本発明では、保護フィルムに一定の特性
を有するものを使用することで、保護フィルムの歪を緩
和し、あわせて感光性樹脂層の変形も防いでいる。
【0024】
【実施例】次に、本発明を実施例により説明する。 実施例1〜5及び比較例1〜3 メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル酸
共重合体(53/30/17(重量比)、重量平均分子量
10万)の41重量%メチルセロソルブ/トルエン(8
/2(重量比))溶液137g(固形分55g)、2,
2′−ビス〔(4−メタクリロキシペンタエトキシ)フ
ェニル〕プロパン34g、γ−クロロ−β−ヒドロキシ
プロピル−β′−メタクリロイルオキシエチル−o−フ
タレート11g、2,2′−メチレンビス(4−エチル
−6−t−ブチルフェノール)0.1g、トリブロモメ
チルフェニルスルフォン1.2g、1,7−ビス(9−
アクリジニル)ヘプタン0.2g、ベンジルジメチルケ
タール3g、ロイコクリスタルバイオレット1.0g,
マラカイトグリーン0.05g、トルエン7g、メチル
エチルケトン13g、メタノール3gを配合し、アルカ
リ現像タイプの感光性樹脂組成物の溶液を得た。
【0025】この感光性樹脂組成物の溶液を支持体フィ
ルムとしての20μm厚のポリエチレンテレフタレート
フィルム(PET)上に均一に塗布し、110℃の熱風
対流式乾燥機で10分間乾燥して感光性樹層を形成し
た。塗布厚を変えて、3種類の厚さの異なる感光性樹脂
層を形成した。感光性樹脂層の乾燥後の膜厚はそれぞれ
50μm、160μm、200μmであった。なお、実
施例5のみは、支持体フィルムとして30μmのポリプ
ロピレンフィルム(OPP)を用い、80℃の熱風対流
式乾燥機で20分間乾燥して150μm厚の感光性樹脂
層を形成した。
【0026】次いで、表1に示す各種厚さの感光性樹脂
層の上に保護フィルムとして、実施例1、2及び5では
ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)を、実
施例3、4ではポリプロピレンフィルム(OPP)を、
比較例1〜3ではポリエチレンフィルム(PE)を貼り
合わせ感光性エレメントとした。得られた感光性エレメ
ントを400mm幅に切断し、長さ60mを内径75mmの
巻芯に支持体フィルムが外側となるようにロール状に巻
き取り、これらのロール状感光性エレメントについて基
板との貼り合わせ時の保護フィルムの剥離性、30℃−
90%RH中に5日間保管した時の感光性エレメントの
シワ、折れ、エッジフュージョン等の発生の有無につい
て調べた。これらの結果を表1及び表2に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】各フィルムの弾性係数は、ASTM−D8
82に準拠して行った。具体的にはPET、OPPの場
合、試験片サイズを15mm(幅)×70mm(長さ)と
し、チャック間距離を50mm、引っ張り速度を10mm/
分として23℃で測定し、得られたSSカーブの伸び1
%までの傾きにより求めた。PEの場合は、引っ張り速
度を50mm/分とした以外は上記と同様にして求めた。
なお、各フィルムの試験片のサンプリングにあたって
は、各フィルム(ロール形態)の巻取りの方向と試験片
の長さ方向が平行となるようにサンプリングした。ま
た、各フィルムの融点は、DSCでサンプル量20mg、
(PET、OPP)、10mg(PE)、昇温速度20℃
/分(PET、OPP)、10℃/分(PE)で測定し
て求めた。表1、表2から明らかなように、保護フィル
ムに弾性係数110kg/mm2以上でかつ、融点160℃以
上のプラスチックフィルムを用いた感光性エレメント
は、保存安定性が著しく向上していることが分かった。
【0030】
【発明の効果】本発明の感光性エレメントは、保存中に
シワ、折れ、はがれ、エッジフュージョン等の不具合が
発生しない、保存安定性に優れたものである。また、本
発明の感光性エレメントは、上記効果を奏し、表面の凹
凸の大きい被着体、厚膜パターンの要求される分野に
適に使用できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹野 清吉 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立 化成工業株式会社 半導体・液晶材料事 業部 開発センタ内 (72)発明者 小林 和夫 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立 化成工業株式会社 生産技術本部内 (72)発明者 角丸 肇 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立 化成工業株式会社 山崎工場内 (56)参考文献 特開 平9−5992(JP,A) 特開 平9−127686(JP,A) 特開 平9−90616(JP,A) 特開 平9−76637(JP,A) 特開 平5−142777(JP,A) 特開 平7−134400(JP,A) 特開 平9−304926(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/11 G03F 7/004 B32B 7/02 H05K 3/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に感光性樹脂パターンを形成する
    ための、プラスチックフィルムAと感光性樹脂層とプラ
    スチックフィルムBをこの順で有する感光性エレメント
    において、前記プラスチックフィルムAが、弾性係数5
    0kg/mm2以上でかつ融点130℃以上であり、前
    記プラスチックフィルムAは基板貼り合わせ時に除去さ
    れるフィルムであり、前記プラスチックフィルムBはポ
    リエチレンテレフタレートフィルム又はポリプロピレン
    フィルムであり、前記感光性樹脂層の厚さが160〜3
    00μmである感光性エレメント。
  2. 【請求項2】 基板上に感光性樹脂パターンを形成する
    ための、プラスチックフィルムAと感光性樹脂層とプラ
    スチックフィルムBをこの順で有する感光性エレメント
    において、前記プラスチックフィルムAが、弾性係数5
    0kg/mm2以上でかつ融点130℃以上であり、前
    記プラスチックフィルムAは基板貼り合わせ時に除去さ
    れるフィルムであり、前記感光性樹脂層の厚さが160
    〜300μmである感光性エレメント。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の感光性エレメント
    のプラスチックフィルムAを剥がしながら感光性樹脂層
    を基板上に貼り合わせることを特徴とする感光性エレメ
    ントの貼り合わせ方法。
  4. 【請求項4】 保護フィルムと感光性樹脂層と支持体フ
    ィルムをこの順で有する感光性エレメントにおいて、保
    護フィルムが、弾性係数50kg/mm2以上でかつ融
    点130℃以上であるプラスチックフィルムであり、前
    記感光性樹脂層の厚さが160〜300μmである感光
    性エレメント。
  5. 【請求項5】 請求項記載の感光性エレメントの保護
    フィルムを剥がしながら感光性樹脂層を基板上に貼り合
    わせることを特徴とする感光性エレメントの貼り合わせ
    方法。
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